JP2012031877A - 多方向切換弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路切換動作に支障を来すことがないようにされるとともに、フェールセーフ機構により誤判断されて装置が無闇に停止してしまうような事態を招くことがないようにできる多方切換弁を提供する。
【解決手段】弁体内に高圧流体が導入される高圧通路部25が形成され、弁本体30に、高圧通路部25の出口25aに選択的に連通せしめられる第1入出口13及び第2入出口14が設けられた弁シート部35、及び第1入出口13及び第2入出口14を介して選択的に低圧流体が導入される弁室31が設けられ、流路切換過渡時において、高圧通路部25の出口25aが常に第1入出口13及び第2入出ポート14の少なくとも一方とは連通するように、高圧通路部25の出口25a並びに第1入出口13及び第2入出口14の位置や寸法形状等が設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヒートポンプ等に用いられる三方切換弁や四方切換弁等の多方切換弁に係り、特に、流路の切り換えを、例えばロータとステータからなるモーター等のアクチュエータで弁体を回動させることにより行うロータリ式の多方向切換弁に関する。
一般に、空気調和機、冷凍装置等を構成するヒートポンプ(冷凍サイクル)は、圧縮機、気液分離器、凝縮器(室外熱交換器)、蒸発器(室内熱交換器)、及び膨張弁等に加えて、流路(流れ方向)切換手段としての四方切換弁を備えている。
かかるヒートポンプ等に用いられる四方切換弁は、下記特許文献1にも見られるように、基本的には、モータ等のアクチュエータにより回動せしめられる弁体と、該弁体を回動可能に保持する、弁シート部及び弁室が設けられた弁本体とを備え、この弁本体の弁シート部に、第1入出口(凝縮器連通口)及び第2入出口(蒸発器連通口)、並びに、圧縮機吐出側からの高圧冷媒を前記弁室に導入するための高圧入口及び圧縮機吸入側へ低圧冷媒を導出するための低圧出口が設けられ、前記弁体を回動させることによって、前記弁体内に設けられた通路部により前記第1入出口及び第2入出口のいずれかと前記高圧入口(弁室)及び低圧出口のいずれかとを選択的に連通させることにより、流路の切り換えを行うようになっている。
しかしながら、前記した如くの従来のロータリ式四方切換弁は、弁室に高圧冷媒を導入するとともに、弁体内の通路部に低圧冷媒を流すようになっているので、弁体の内外の差圧が極めて大きくなり、その差圧(高圧冷媒)により弁体が弁シート部に強く押し付けられ、そのため、流路切換時に弁体がスムーズに回動せず、流路切換動作が重くなる嫌いがあり、また、弁体や弁シート部が摩耗しやすいといった問題があった。
このような問題を解消すべく、本発明の発明者等は、先に、次のような構成の四方切換弁を提案している(下記特許文献2)。
すなわち、該提案の四方切換弁1’は、図5、図6に示される如くに、流路を切り換えるべく、キャン38内に配置されたロータ16及びキャン38の外周に配置されたステータ17より成るモータ等のアクチュエータ15と、該アクチュエータ15の出力を減速する遊星歯車式減速機構40の出力軸により回動せしめられる弁体50と、この弁体50を回動可能に保持する弁本体60とを備え、前記弁体50内に高圧冷媒が導入される高圧通路部55が形成され、前記弁本体60に、前記高圧通路部55の出口に選択的に連通せしめられる第1入出口13及び第2入出口14が設けられた弁シート部65と前記第1入出口13及び第2入出口14を介して選択的に低圧冷媒が導入される弁室61とが設けられ、流路切換時に、前記弁体50における前記高圧通路部55の出口側端部が前記弁シート部65における前記第1入出口13と第2入出口14との間を摺動するようにされ、前記高圧冷媒による前記弁体50を前記弁シート部65に押し付ける方向の力が略キャンセルされるように、前記弁体50等の寸法形状が設定されてなる。
より詳しくは、前記弁本体60は、上部体60A及び下部体60Bを複数のねじ93により締結されて成り、前記弁体50は、弁シート部65の中央に設けられた貫通孔67を通過するように配置されると共に、前記弁本体60の内部に軸受81及び82を介して回転自在に支持され、かつ、その高圧通路部55の出口55aが前記弁シート部65に密着するように、該出口55aにはОリング74及び角型リング75が配置されると共に、前記下部体60Bとの間に縮装されたコイルばね92により上方に押圧されている。
前記弁体50は、逆L形軸部53を有し、該逆L形軸部53内に、高圧冷媒を前記第1入出口13及び第2入出口14に選択的に導くための逆L形ないしクランク状の前記高圧通路部55が形成されている。また、前記弁室61における前記弁シート部65とは反対側の底部に前記弁体50の高圧通路部55に高圧流体を導くための高圧入口11が設けられ、さらに、前記弁室61に開口する低圧出口12が設けられて、前記ヒートポンプ装置で用いられる四方切換弁として機能するようにされている。
符号63及び64は、弁本体60に穿設され、前記第1及び第2入出口13及び14を当該電動弁外部と連通する流路である。
また、前記弁室61内に流入する冷媒を前記キャン38内に導入するため、当該電動弁の要所には連通孔や、各部材との間の設けられた間隙を備えている。
なお、図5においては、理解を助けるために、第1入出口13及び第2入出口14並びに流路63及び64は、紙面奥側に配置されるように描かれているが、実際には、図6に示されるような位置関係にある。
かかる提案の四方切換弁1’では、弁体50内に高圧冷媒が導入される高圧通路部55が形成されるとともに、弁室61には低圧冷媒が導入されるようになっていて、高圧冷媒による弁体50を弁シート部65に押し付ける方向の力が略キャンセルされるように、弁体50等の寸法形状が設定されているので、流路切換動作を容易に軽やかに行うことができるとともに、弁体50や弁シート部65が摩耗しにくくなり、その結果、耐久性、信頼性が向上する。
特開2001−295951号公報 特願2009−203926号
しかしながら、前記した如くの従来のロータリ式四方切換弁1’では、弁体50を図6(A)に示される位置(以下、第1の運転位置)から図6(D)に示される位置(以下、第2の運転位置)へ回動させること、及び、その逆方向に回動させることにより、流路の切り換え、言い換えれば、第1入出口13と高圧通路部55とを連通させるとともに、第2入出口14と低圧出口12とを連通させる例えば冷房運転状態と、第2入出口14と高圧通路部55とを連通させるとともに、第1入出口13と低圧出口12とを連通させる例えば暖房運転状態との切り換え行われる。
この場合、流路切換過渡時(第1の運転位置から第2の運転位置への、及び、第2の運転位置から第1の運転位置への切換途中)には、図6(B)、(C)に示される如くに、弁体50における高圧通路部55の出口側端部55a(角形リング75)が弁シート部65における第1入出口13と第2入出口14との間の部分に押し付けられた状態で摺動するので、高圧通路部55の出口が弁シート部65によって閉止されてしまう。
このように、流路切換過渡時に高圧通路部55の出口側が閉止されてしまうと、短時間であるとはいえ、圧縮機吐出側の高圧冷媒に逃げ場がなくなり、圧縮機の動作を停止させない限り、高圧冷媒の圧力が急上昇して、流路切換動作に支障を来したり、フェールセーフ機構により装置に異常・故障が発生したと誤判断されて装置が無闇に停止してしまう等の問題が生じるおそれがある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、流路切換過渡時に、圧縮機の動作を停止させることなく、高圧冷媒の圧力が過度に上昇することを抑えることができて、流路切換動作に支障を来すことがないようにされるとともに、フェールセーフ機構により装置に異常・故障が発生したと誤判断されて装置が無闇に停止してしまうような事態を招くことがないようにできる多方切換弁を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る多方切換弁は、基本的には、流路を切り換えるべくモータ等のアクチュエータにより回動せしめられる弁体と、該弁体を回動可能に保持する弁本体とを備え、前記弁体内に高圧流体が導入される高圧通路部が形成され、前記弁本体に、前記高圧通路部の出口が選択的に連通せしめられる複数個の流出口が形成された弁シート部が設けられ、流路切換過渡時に、前記弁体における高圧通路部の出口側端部が前記弁シート部に押し付けられた状態で摺動するようにされ、流路切換過渡時においても、前記高圧通路部の出口が常に前記複数個の流出口のうちの少なくとも1つと連通するように、前記高圧通路部の出口及び前記複数個の流出口の位置や寸法形状等が設定されていることを特徴としている。
より好ましくは、流路を切り換えるべくモータ等のアクチュエータにより回動せしめられる弁体と、該弁体を回動可能に保持する弁本体とを備え、前記弁体内に高圧流体が導入される高圧通路部が形成され、前記弁本体に、前記高圧通路部の出口に選択的に連通せしめられる第1入出口及び第2入出口が形成された弁シート部と前記第1入出口及び第2入出口を介して選択的に低圧流体が導入される弁室とが設けられ、流路切換時に、前記弁体における前記高圧通路部の出口側端部が前記弁シート部における前記第1入出口と第2入出口との間を摺動するようにされた多方切換弁おいて、流路切換過渡時においても、前記高圧通路部の出口が常に前記第1入出口及び第2入出ポートの少なくとも一方とは連通するように、前記高圧通路部の出口並びに前記第1入出口及び第2入出口の位置や寸法形状等が設定されていることを特徴としている。
前記弁体及び前記高圧通路部は、好ましくは、側面視L形ないしクランク状に形成される。
前記複数個の流出口の口径は、好ましくは、それぞれ前記高圧通路部の出口の口径より小さくされる。
他の好ましい態様では、前記高圧通路部の出口と前記複数個の流出口のうちの少なくとも1つは、同一円周上に配在される。
より好ましい態様では、前記複数個の流出口間の離隔距離は、前記高圧通路部の出口の口径より短くされる。
本発明に係る多方切換弁の好ましい態様では、流路切換過渡時においても、弁体内の高圧通路部の出口が常に第1入出口及び第2入出口の少なくとも一方とは連通するように、前記高圧通路部の出口並びに前記第1入出口及び第2入出口の位置や寸法形状等が設定されるので、流路切換過渡時において、圧縮機吐出側の高圧冷媒は、弁体内の高圧通路部から第1入出口及び/又は第2入出口を通じて弁室もしくは当該弁外に逃がされる。そのため、流路切換過渡時に、圧縮機の動作を停止させることなく、高圧冷媒の圧力が過度に上昇することを抑えることができ、その結果、流路切換動作に支障を来すことがないようにされるとともに、フェールセーフ機構により装置に異常・故障が発生したと誤判断されて装置が無闇に停止してしまうような事態を招くことがないようにできる。
本発明に係る多方(四方)切換弁の第1実施例の主要部を示す概略断面図。 図1のY−Y矢視線に従う断面図。 第2実施例を示す、図2に相当する断面図。 第3実施例を示す、図2に相当する断面図。 従来の多方(四方)切換弁の一例を示す縦断面図。 図5のX−X矢視線に従う断面図。
以下、本発明の四方切換弁の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る多方(四方)切換弁の第1実施例(第2、第3実施例も基本的には同じ)の主要部を示す概略断面図、図2は、図1のY−Y矢視線に従う断面図、図3、図4は、それぞれ第2、第3実施例を示す、図2に相当する断面図である。なお、本実施例の四方切換弁1において、前述した図5に示される従来の四方切換弁1’の各部に対応する部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
本発明の第1〜第3実施例は、図5に関して前述したような、弁室内に低圧冷媒が導入され、また該弁室内に配置される弁体内には高圧冷媒が導入される電動弁に適用されるものであり、図1は、図5に示された弁室及び弁体の概略構成を示すものである。
図示例の四方切換弁1も、図5に示される従来例と同様に、カーエアコン等のヒートポンプ装置に用いられるもので、モータ(図示省略)により回動せしめられる弁体20と、この弁体20を回動可能に保持する弁本体30とを備えている。
弁体20は、側面視L形ないしクランク状に形成されており、その上面には弁本体30の上部(弁シート部)35の中央(回転軸線O上)に形成された軸受穴33に嵌挿される支軸23が突設されている。この支軸23は、図示されないモータ等のアクチュエータの回転出力軸に連結されている。該弁体20の内部には、その外形と相似する、高圧冷媒が導入される高圧通路部25が形成されている。
弁本体30には、高圧入口11、低圧出口12(図には現れない、図5参照)、及び弁室31が形成されるとともに、その弁シート部35には、弁体20の高圧通路部25の出口25a(角形リング75の内側)が選択的に連通せしめられる第1入出口13及び第2入出口14が形成されている(図1においては図示省略)。
また、図示例の四方切換弁1においては、高圧通路部25の出口25a(の中心線Ca)と第1入出口13(の中心線Cb)とは、同一円(D1)周上に配在され、第1入出口13の口径は、高圧通路部25の出口25aの口径より若干小さく設定され、第2入出口14の口径は、第1入出口13の口径より相当小さく設定されている。
そして、本例の四方切換弁1では、流路切換過渡時においても、高圧通路部25の出口25aが常に第1入出口13及び第2入出口14の少なくとも一方とは連通するように、言い換えれば、流路切換過渡時に高圧通路部25の出口25aが弁シート部35により完全に閉止されることがないように、高圧通路部25の出口25a並びに第1入出口13及び第2入出口14の位置や寸法形状等が設定されている。
具体的には、第1実施例(図2)においては、第2入出口14(の中心線Cc)が前記円D1の円周上に配在され、第2実施例(図3)においては、第2入出口14(の中心線Cc)が前記円D1より大きな円D2の円周上に配在され、第3実施例(図4)においては、第2入出口14(の中心線Cc)が前記円D1より小さな円D3の円周上に配在されており、いずれの実施例においても、第1入出口13と第2入出口14との離隔距離(最短直線距離)Lbは、高圧通路部25の出口25aの口径Laより短く設定されている。
かかる構成の四方切換弁1においては、弁体20を図2(A)に示される位置(第1の運転位置)から図2(C)に示される位置(第2の運転位置)へ回動させること、及び、その逆方向に回動させることにより、流路の切り換え、言い換えれば、第1入出口13と高圧通路部25とを連通させるとともに、第2入出口14と低圧出口12とを連通させる例えば冷房運転状態と、第2入出口14と高圧通路部25とを連通させるとともに、第1入出口13と低圧出口12とを連通させる例えば暖房運転状態との切り換え行われる。
この場合、流路切換過渡時(第1の運転位置から第2の運転位置への、及び、第2の運転位置から第1の運転位置への切換途中)には、図2、図3、図4の(B)に示される如くに、弁体20における高圧通路部25の出口側端部(角形リング75)が弁シート部35における第1入出口13と第2入出口14との間の部分に押し付けられた状態で摺動する。
ここで、本実施例の四方切換弁1においては、前述したように、第1入出口13と第2入出口14との離隔距離(最短直線距離)Lbを高圧通路部25の出口25aの口径Laより短く設定する等して、流路切換過渡時においても、高圧通路部25の出口25aが常に第1入出口13及び第2入出口14の少なくとも一方とは連通するようにされている[図2(B)、図3(B)、図4(B)においては、高圧通路部25の出口25aが第1入出口13と第2入出口14の両方にそれぞれ僅かずつ開口している状態が示されている]ので、流路切換過渡時においては、圧縮機吐出側の高圧冷媒は、高圧通路部25から第1入出口13及び/又は第2入出口14を通じて弁室31もしくは当該弁外に逃がされる。これにより、流路切換過渡時において、圧縮機の動作を停止させることなく、高圧冷媒の圧力が過度に上昇することを抑えることができて、流路切換動作に支障を来すことがないようにされるとともに、フェールセーフ機構により装置に異常・故障が発生したと誤判断されて装置が無闇に停止してしまうような事態を招くことがないようにできる。
なお、高圧通路部25の出口25a並びに第1入出口13及び第2入出口14の位置や寸法形状等は、上記実施例のものに限られる訳ではなく、種々の変更が可能である。例えば、第1入出口13と第2入出口14の口径を同じにしたり、高圧通路部25の出口25a、第1入出口13、第2入出ポート14の形状を円形以外の形状(例えば、楕円形、角丸矩形等)にしてもよいことは勿論である。
また、上記実施例では、ヒートポンプ装置に用いられる四方切換弁が取り上げられているが、本発明は、これに限られる訳ではなく、高圧通路部の出口が選択的に連通せしめられる流出口(又は入出口)が2個の三方切換弁(上記実施例から低圧出口12を無くしたもの)や、高圧流出口(又は入出口)が3個以上の四方切換弁や五方切換弁等にも同様に適用できる。
また、弁体を回転駆動するモータもいかなる形式のものであって良く、さらにモータと弁体との間に減速機構を配置するか否かも、当該電動弁が配置されるヒートポンプ装置等の仕様等により、適宜決定されれば良い。
1 四方切換弁
11 高圧入口
12 低圧出口
13 第1入出口
14 第2入出口
20 弁体
25 高圧通路部
25a 出口
30 弁本体
31 弁室
35 弁シート部

Claims (6)

  1. 流路を切り換えるべくモータ等のアクチュエータにより回動せしめられる弁体と、該弁体を回動可能に保持する弁本体とを備え、前記弁体内に高圧流体が導入される高圧通路部が形成され、前記弁本体に、前記高圧通路部の出口が選択的に連通せしめられる複数個の流出口が形成された弁シート部が設けられ、流路切換過渡時に、前記弁体における高圧通路部の出口側端部が前記弁シート部に押し付けられた状態で摺動するようにされた多方切換弁であって、
    流路切換過渡時においても、前記高圧通路部の出口が常に前記複数個の流出口のうちの少なくとも1つと連通するように、前記高圧通路部の出口及び前記複数個の流出口の位置や寸法形状等が設定されていることを特徴とする多方切換弁。
  2. 流路を切り換えるべくモータ等のアクチュエータにより回動せしめられる弁体と、該弁体を回動可能に保持する弁本体とを備え、前記弁体内に高圧流体が導入される高圧通路部が形成され、前記弁本体に、前記高圧通路部の出口に選択的に連通せしめられる第1入出口及び第2入出口が形成された弁シート部と前記第1入出口及び第2入出口を介して選択的に低圧流体が導入される弁室とが設けられ、流路切換時に、前記弁体における前記高圧通路部の出口側端部が前記弁シート部における前記第1入出口と第2入出口との間を摺動するようにされた多方切換弁であって、
    流路切換過渡時においても、前記高圧通路部の出口が常に前記第1入出口及び第2入出ポートの少なくとも一方とは連通するように、前記高圧通路部の出口並びに前記第1入出口及び第2入出口の位置や寸法形状等が設定されていることを特徴とする多方切換弁。
  3. 前記弁体及び前記高圧通路部は、側面視L形ないしクランク状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の多方切換弁。
  4. 前記複数個の流出口の口径は、それぞれ前記高圧通路部の出口の口径より小さくされていることを特徴とする請求項1に記載の多方切換弁。
  5. 前記高圧通路部の出口と前記複数個の流出口のうちの少なくとも1つは、同一円周上に配在されていることを特徴とする請求項4に記載の多方切換弁。
  6. 前記複数個の流出口間の離隔距離は、前記高圧通路部の出口の口径より短くされていることを特徴とする請求項4又は5に記載の多方切換弁。
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