JP2019027050A - 建築用接続金具 - Google Patents

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泰平 多々野
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Abstract

【課題】主に、建築用接続金具を構造的により良くして、より製造し易くする。
【解決手段】建物1の下部構造体2と上部構造体3とを接続固定可能な建築用接続金具4に関する。
上部構造体3の下部に取付けられた接合用枠材19の上面に当接配置可能な横面部31と、横面部31の一側部から上方へ延びる縦面部32と、横面部31の他側部から下方へ延びる下向面部33と、を有する。
横面部31が、接続ボルト11を通す第一のボルト孔31aと、パネル連結用ボルト21を通す第二のボルト孔31bとを有するボルト挿通部とされる。
縦面部32が、床パネル12を構成する床枠材15の側面に当接固定可能な床取付部とされる。
下向面部33が、少なくとも第一のボルト孔31aから第二のボルト孔31bまでの範囲に亘って、横面部31の他側部に沿い連続的に延びる補強縁部とされる。
【選択図】図6

Description

この発明は、建築用接続金具に関するものである。
戸建住宅などの建物には、下部構造体の上に上部構造体を設置して下部構造体と上部構造体とを建築用接続金具を用いて接続固定するようにしたものが存在している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、建物を木質系のユニット建物として、下部構造体を基礎、上部構造体を建物ユニットとするか、または、下部構造体を下階建物ユニット、上部構造体を上階建物ユニットとするなどしている。
そして、建築用接続金具には、上部構造体の下部に取付けられた接合用枠材の上面に当接配置可能な横面部と、横面部の一側部から上方へ延びる縦面部とを有するものなどを使用している。この建築用接続金具を用いて、上部構造体の接合用枠材を下部構造体の上面部から上方へ延びる接続ボルトで締結固定するようにしていた。
特開2016−27227号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された建築用接続金具には、以下のような問題があった。
即ち、建築用接続金具の横面部は、下部構造体の上面部から上方へ延びる接続ボルトを通す第一のボルト孔と、上部構造体を構成する床パネルと壁パネルとを上下方向に連結するパネル連結用ボルトを通す第二のボルト孔とを有するボルト挿通部となっている。
そして、横面部の2つのボルト孔に接続ボルトとパネル連結用ボルトとをそれぞれ通した状態にして、横面部の上から接続ボルトにナットを螺着することによって、上部構造体の接合用枠材を下部構造体に接続ボルトで締結固定すると共に、横面部で接合用枠材のパネル連結用ボルトの周囲の部分を上から押え込ませるようにしている。
よって、パネル連結用ボルトに上方への引き抜き力が作用した時に、接合用枠材が面外方向へ曲がらないようにするために、横面部には高い曲げ剛性が必要になる。
そのために、横面部を縦面部よりも厚肉の部材で構成して、横面部と縦面部とを溶接によって一体に固定するようにしていた。その結果、建築用接続金具は、製造に手間のかかる高価な部品になってしまい、構造的に改善の余地があった。
そこで、本発明は、主に、上記した問題点を解決することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、建物の下部構造体と上部構造体とを接続固定可能な建築用接続金具において、前記上部構造体の下部に取付けられた接合用枠材の上面に当接配置可能な横面部と、該横面部の一側部から上方へ延びる縦面部と、前記横面部の他側部から下方へ延びる下向面部と、を有すると共に、前記横面部が、前記下部構造体の上面部から上方へ延びる接続ボルトを通す第一のボルト孔と、前記上部構造体を構成する床パネルと壁パネルとを上下方向に連結するパネル連結用ボルトを通す第二のボルト孔とを有するボルト挿通部とされ、前記縦面部が、前記床パネルを構成する床枠材の側面に当接固定可能な床取付部とされ、前記下向面部が、少なくとも前記第一のボルト孔から前記第二のボルト孔までの範囲に亘って、前記横面部の他側部に沿い連続的に延びる補強縁部とされていることを特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、建築用接続金具を構造的により良くして、より製造し易くすることなどができる。
本実施の形態にかかる建物の部分的な斜視図である。 図1のA部分の縦断面図である。 図2のB−B線に沿った縦断面図である。 図2のC−C線に沿った横断面図である。 パネル連結用ボルトと建築用接続金具との関係を示す斜視図である。 建築用接続金具の全体斜視図である。 建築用接続金具の部品図である。このうち、(a)は建築用接続金具の側面図、(b)は建築用接続金具の正面図、(c)は建築用接続金具の平面図である。 (a)は座金にパネル連結用ボルトを取付ける様子を示す斜視図、(b)は床パネルにパネル連結用ボルトを設置する様子を示す斜視図である。 床パネルに壁パネルを取付ける様子を示す斜視図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図9は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1に示すように、戸建住宅などの建物1を、下部構造体2と上部構造体3とで構成する。この際、下部構造体2の上に上部構造体3を設置して下部構造体2と上部構造体3とを建築用接続金具4(図2参照)を用いて上下方向5に接続固定する。
例えば、建物1を木質系のユニット建物とした場合、下部構造体2を基礎6、上部構造体3を建物ユニット7とすることができる。また、下部構造体2を下階建物ユニット7a、上部構造体3を上階建物ユニット7bとすることができる。この実施例では、前者の場合を例として説明する。なお、建物ユニット7の上部に屋根8(屋根ユニット)が設置される場合には、下部構造体2を建物ユニット7、上部構造体3を屋根8(屋根ユニット)とすることもできる。但し、建物1は、木質系のユニット建物に限るものではなく、鉄骨系のユニット建物としたり、その他の建物としたりすることができる。
図2(〜図4)に示すように、基礎6は、建物1を地面に支持するための鉄筋コンクリート構造物であり、その上面部6a(天端)からは上方へ向けて接続ボルト11(アンカーボルト、下階建物ユニット7aの場合にはジョイントボルト)が突設されている。なお、基礎6の上面部6aの上には、基礎パッキンなどのスペーサを設けることができる。
建物ユニット7は、木質系のものの場合、床パネル12と壁パネル13と天井パネルとを組み合わせて内部に直方体状の空間を形成できるようにしたものなどとされる。建物ユニット7における、建物1の外面となる部分には、外壁材14が取付けられる。
床パネル12は、床枠材15の上部に床面材16を貼設したものとされる。床枠材15は、縦横の床根太15a,15bを矩形状に組み合わせて構成される。
壁パネル13は、壁枠材17の表面に壁面材18を貼設したものとされる。壁枠材17は、上枠材と下枠材17aと縦枠材17bとを矩形状に組み合わせて構成される。
天井パネルは、天井枠材の上部に天井面材を貼設したものとされる。天井枠材は、縦横の天井材を矩形状に組み合わせて構成される。
建物ユニット7では、床パネル12の下部に、接合用枠材19が取付けられている。接合用枠材19は、床枠材15に沿った平面視ほぼ矩形状のものなどとされる。接合用枠材19には、接続ボルト11と対応する位置に、接続ボルト11を通すためのボルト孔19aが設けられる。接合用枠材19は、建物ユニット7が下部構造体2となる場合には、基礎6の上面部6aの上に設置される土台となり、建物ユニット7(上階建物ユニット7b)が上部構造体3となる場合には、下階建物ユニット7aの上に設置される頭つなぎとなる。
建物ユニット7では、床パネル12と壁パネル13とがパネル連結用ボルト21によって上下方向5に連結される。パネル連結用ボルト21は、床パネル12を貫通して上下方向5に延びる無頭の長ボルトである。パネル連結用ボルト21を通すために、接合用枠材19や、床パネル12(の床面材16)や、壁パネル13(の下枠材17a)には、それぞれボルト挿通孔22a,22b,22cが設けられる。
パネル連結用ボルト21の下端部は、接合用枠材19の下面に設けた座繰部19bに収容設置可能な座金23に取付けられる(図5参照)。この座金23は、接合用枠材19の下面に沿って延びる平面視矩形状の板材であり、一端側にパネル連結用ボルト21の下端部を螺着可能なナット部24が溶接固定されている。また、座金23は、他端側に基礎6から上方へ延びる接続ボルト11を通すボルト穴23aを有している。更に、座金23は、平面視矩形状の4つのコーナー部や周縁部などに、必要に応じて、座繰部19b内で接合用枠材19の下面にネジ25で固定するためのネジ孔23bを有するようにしても良い(図8)。
パネル連結用ボルト21は、その上端部に、壁パネル13の縦枠材17bに設置した取付金具26に座金27aやナット27b(例えば、皿バネ付きナット)などの締結具27を用いて締結される(図9)。パネル連結用ボルト21の上端側には、ナット27bの上側から緩み止め金具28などを取付けるようにしても良い。
壁パネル13に設置した取付金具26は、上下方向5へ細長く延びる箱枠状をしており、一対設けられた縦枠材17b間に設置されている。取付金具26は、下部にパネル連結用ボルト21の上端部を挿通可能なボルト挿通孔26aを有している(図9)。
取付金具26は、通しピン29によって、一対の縦枠材17b間にピン固定されている。一対の縦枠材17b間の取付金具26よりも上部の部分には、縦枠材17bと同様のスペーサ部材17cが介在されている。
そして、以上のような構成に対し、この実施例の建築用接続金具4は、以下のような構成を備えている(図2(〜図5)も併せて参照)。
(1)図6(図7)に示すように、建築用接続金具4は、上部構造体3の下部に取付けられた接合用枠材19の上面に当接配置可能な横面部31と、横面部31の一側部から上方へ延びる縦面部32と、横面部31の他側部から下方へ延びる下向面部33と、を有している。
そして、横面部31が、下部構造体2の上面部6aから上方へ延びる接続ボルト11を通す第一のボルト孔31aと、上部構造体3を構成する床パネル12と壁パネル13とを上下方向5に連結するパネル連結用ボルト21を通す第二のボルト孔31bとを有するボルト挿通部とされる。
また、縦面部32が、床パネル12を構成する床枠材15の側面に当接固定可能な床取付部とされる。
下向面部33が、少なくとも第一のボルト孔31aから第二のボルト孔31bまでの範囲に亘って、横面部31の他側部に沿い連続的に延びる補強縁部とされる。
ここで、建築用接続金具4は、接合用枠材19を挟んで座金23と上下に対向するように設置される部品となる(図5)。
建築用接続金具4の横面部31は、基礎6や接合用枠材19に対する、接続ボルト11とパネル連結用ボルト21との幅方向の位置の違いから、第一のボルト孔31aの周辺が第二のボルト孔31bの周辺よりも広幅部31cとされている。
また、第二のボルト孔31bは、建築用接続金具4を左右反対勝手で使えるようにするなどのために、第一のボルト孔31aの両側に間隔を有して二箇所設けられている。そのため、横面部31は、中央の広幅部31cによって平面視ほぼ凸形状となっている。
第一のボルト孔31aは、接合用枠材19のボルト孔19aと合致する位置に設けられる。第二のボルト孔31bは、接合用枠材19のボルト挿通孔22aと合致する位置に設けられる。なお、接合用枠材19のボルト挿通孔22aには、座金23に取付けたナット部24も収容される。
縦面部32は、横面部31の一側部における第二のボルト孔31bが設けられた幅の狭い部分(狭幅部)から立ち上げられている。そして、狭幅部から立ち上がる立ち上がり部分32aは、横面部31の両側に左右一対設けられ、左右の立ち上がり部分32aの上端部分が横方向の連結部分32bによって連結されることで、縦面部32は、側面視ほぼ逆U字状とされている。縦面部32は、広幅部31cの部分が空間32cとなっている。
そして、この空間32cを利用して外部から接続ボルト11へ座金35やナット36などの締結具を取付けられるようにするために、床パネル12の床枠材15(の床根太15a)における、縦面部32の空間32cの位置には、窓部37(図8)を設けるようにしても良い。
縦面部32には、床枠材15(の床根太15a)の側面にネジで固定するための多数のネジ孔32dが適宜設けられている。
下向面部33は、接合用枠材19の内側面に沿って下へ延びている。下向面部33は、横面部31の全域亘って連続的に延びるものとされている。下向面部33は、上下方向5の幅が均一とされている。
(2)横面部31と、縦面部32と、下向面部33とは、一枚の金属板41を曲げ加工して構成するようにしても良い。
ここで、建築用接続金具4は、上記したような構造にすることで、プレス機によって一枚の金属板41に打ち抜き加工と曲げ加工とを同時に行うことで一度に加工するのに適したものとなっている。建築用接続金具4は、複数個を同時に製造することも可能である。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
下部構造体2の上に上部構造体3を設置して下部構造体2と上部構造体3とを建築用接続金具4を用いて上下方向5に接続固定することで、建物1を構築する。建物1は、例えば、予め工場で製造した建物ユニット7を建築現場へ搬送して、建築現場で組み立てることにより、短期間のうちに構築できるようにしたユニット建物などとすることができる。
建物ユニット7は、工場で床パネル12と壁パネル13と天井パネルとを組み合わせることで製造される。
建築現場では、基礎6の上に建物ユニット7を取付けることで、建物ユニット7が地面に据え付けられる。この場合には、基礎6を下部構造体2とし、建物ユニット7を上部構造体3とすることができる。また、下階建物ユニット7aの上に上階建物ユニット7bを設置することで、建物1が複数階化される。この場合には、下階建物ユニット7aを下部構造体2とし、上階建物ユニット7bを上部構造体3とすることができる。更に、建物ユニット7を下部構造体2とし、屋根8(屋根ユニット)を上部構造体3とすることもできる。
この際、建物ユニット7では、床パネル12と壁パネル13とは、以下のようにして組み立てられる。
図8(a)に示すように、座金23のナット部24にパネル連結用ボルト21を螺着して連結具を構成する。そして、図8(b)に示すように、床パネル12を上下反転させて裏向きにする。床パネル12には、予め接合用枠材19が取付けられている。なお、接合用枠材19には、予め所定の位置に建築用接続金具4が取付けられている。
そして、床パネル12を裏返した状態で、パネル連結用ボルト21を接合用枠材19および床パネル12のボルト挿通孔22a,22bへ挿通させると共に、建築用接続金具4の横面部31の第二のボルト孔31bへ挿通させる。そして、座金23を接合用枠材19の座繰部19bの内部に収容し、必要に応じて、座繰部19b内の座金23の4つのコーナー部を接合用枠材19の下面にネジ固定する。
次に、図9に示すように、床パネル12を上下反転させて表向きにし、床パネル12の上に壁パネル13を設置する。この時、床パネル12から上方へ突出しているパネル連結用ボルト21の上端部を壁パネル13の下枠材17aに設けたボルト挿通孔22cへ通すと共に、縦枠材17bに設置した取付金具26のボルト挿通孔26aへ挿通し、取付金具26の内側から座金27aやナット27bを取付けて締結固定を行う。更に、必要に応じて、パネル連結用ボルト21の上端部にナット27bの上側から緩み止め金具28を取付ける。以上により、床パネル12に壁パネル13が取付けられ、建物ユニット7が構築される。
そして、このようにして製造された建物ユニット7は建築現場へ輸送されて、建築現場に予め設けられた基礎6の上に設置される。この際、基礎6の上面部6aの上に建物ユニット7の下部に取付けられた接合用枠材19が載置され、基礎6の上面部6aから上方へ延びる接続ボルト11が、接合用枠材19のボルト孔19aおよび建築用接続金具4の横面部31の第一のボルト孔31aへ挿通される。そして、横面部31の上から接続ボルト11に座金35を通してナット36を螺着することで、基礎6に接合用枠材19を締結固定する。以上により、基礎6に建物ユニット7が据え付けられる。
上記において、建築用接続金具4の横面部31は、接続ボルト11を通す第一のボルト孔31aと、パネル連結用ボルト21を通す第二のボルト孔31bとを同時に有するボルト挿通部になっている。この横面部31によって、接続ボルト11とパネル連結用ボルト21とは、横方向に繋がった状態となる。
そして、横面部31の2つのボルト孔31a,31bに接続ボルト11とパネル連結用ボルト21とをそれぞれ通した状態にして、横面部31の上から接続ボルト11にナット36を螺着することによって、上部構造体3の接合用枠材19を下部構造体2(基礎6)に接続ボルト11で締結固定すると共に、横面部31で接合用枠材19のパネル連結用ボルト21の周囲の部分を上から押え込ませるようにする。
そのため、パネル連結用ボルト21に上方への引き抜き力が作用した時に、接合用枠材19が面外方向へ曲がらないようにするために、横面部31には高い曲げ剛性が必要になる。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)横面部31が、その他側部に、少なくとも第一のボルト孔31aから第二のボルト孔31bまでの範囲に亘って連続的に延びる下向面部33を備えるようにしている。この下向面部33が補強縁部となることで、横面部31の第一のボルト孔31aから第二のボルト孔31bまでの範囲内の部分に、面外方向の曲げに対する高い剛性を持たせることができる。その結果、建築用接続金具4を、構造的により良いものにしてより製造し易くすることができる。
(効果2)横面部31と、縦面部32と、下向面部33とを一枚の金属板41を曲げ加工して形成するようにしても良い。これにより、横面部31と縦面部32と下向面部33とが、均一な肉厚を有する一体物となる。そして、横面部31に下向面部33(補強縁部)を一体に備えることで、横面部31を厚肉にしたり、厚肉にした横面部31を縦面部32に溶接したりしなくても、横面部31は必要な剛性を確保することができるようになる。その結果、建築用接続金具4は、構造が簡略化されて容易に製造できるものになり、大幅なコストダウンが得られるようになる。
(効果3)建物1をユニット建物として、下部構造体2を基礎6、上部構造体3を建物ユニット7とするか、または、下部構造体2を下階建物ユニット7a、上部構造体3を上階建物ユニット7bとすることにより、建築用接続金具4を用いて、パネル連結用ボルト21に上方への引き抜き力が作用した時に、接合用枠材19が面外方向へ曲がらないように固定することができる。
以上、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、実施の形態はこの発明の例示にしか過ぎないものである。よって、この発明は実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施の形態に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、実施の形態に複数の実施例や変形例がこの発明のものとして開示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
1 建物
2 下部構造体
3 上部構造体
4 建築用接続金具
5 上下方向
6 基礎
6a 上面部
7 建物ユニット
7a 下階建物ユニット
7b 上階建物ユニット
11 接続ボルト
12 床パネル
13 壁パネル
15 床枠材
19 接合用枠材
21 パネル連結用ボルト
31 横面部(ボルト挿通部)
31a 第一のボルト孔
31b 第二のボルト孔
32 縦面部(床取付部)
33 下向面部(補強縁部)
41 金属板

Claims (3)

  1. 建物の下部構造体と上部構造体とを接続固定可能な建築用接続金具において、前記上部構造体の下部に取付けられた接合用枠材の上面に当接配置可能な横面部と、該横面部の一側部から上方へ延びる縦面部と、前記横面部の他側部から下方へ延びる下向面部と、を有すると共に、前記横面部が、前記下部構造体の上面部から上方へ延びる接続ボルトを通す第一のボルト孔と、前記上部構造体を構成する床パネルと壁パネルとを上下方向に連結するパネル連結用ボルトを通す第二のボルト孔とを有するボルト挿通部とされ、前記縦面部が、前記床パネルを構成する床枠材の側面に当接固定可能な床取付部とされ、前記下向面部が、少なくとも前記第一のボルト孔から前記第二のボルト孔までの範囲に亘って、前記横面部の他側部に沿い連続的に延びる補強縁部とされていることを特徴とする建築用接続金具。
  2. 請求項1に記載の建築用接続金具において、前記横面部と、前記縦面部と、前記下向面部とが、一枚の金属板を曲げ加工して構成されていることを特徴とする建築用接続金具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建築用接続金具において、前記建物がユニット建物であり、前記下部構造体が基礎、前記上部構造体が建物ユニットであるか、または、前記下部構造体が下階建物ユニット、前記上部構造体が上階建物ユニットであることを特徴とする建築用接続金具。
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