JP2019026034A - 車両構造 - Google Patents

車両構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2019026034A
JP2019026034A JP2017146570A JP2017146570A JP2019026034A JP 2019026034 A JP2019026034 A JP 2019026034A JP 2017146570 A JP2017146570 A JP 2017146570A JP 2017146570 A JP2017146570 A JP 2017146570A JP 2019026034 A JP2019026034 A JP 2019026034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
window
vehicle
panel
standing wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017146570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6924546B2 (ja
Inventor
広史 志波
Hiroshi Shiwa
広史 志波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2017146570A priority Critical patent/JP6924546B2/ja
Publication of JP2019026034A publication Critical patent/JP2019026034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6924546B2 publication Critical patent/JP6924546B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】重量の増大や製造コストの上昇などの不具合を適切に抑制しつつ、窓部を塞ぐガラスの取付け部分の強度を高くし、車両走行時におけるガラスの振動などを適切に防止することが可能な車両構造を提供する。
【解決手段】開口状の窓部2を形成する車体部材1のインナパネル10は、インナ側のフランジ部10aの基端部からアウタパネル11とは反対側に起立する起立壁部10bを有し、この起立壁部10bとしては、アウタ側のフランジ部11aを介してガラス接合部5に対向する位置、またはこの位置よりも窓部2の内方側に位置する少なくとも1つの内寄り起立壁部10b’が設けられ、この内寄り起立壁部10b’が設けられた箇所においては、ガラス接合部5の背面側が中空構造部12によって支持されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動車などの車両構造、さらに詳しくは、開口状の窓部をガラスによって塞いだ構造を有する車両構造に関する。
たとえば、自動車のバックドアには、車両後方の視界を確保するための開口状の窓部が設けられ、かつこの窓部をガラス(リアウインドウガラス)によって塞いだ構造が採用される。このような構造の一例としては、特許文献1に記載された構造がある。
同文献に記載の構造においては、バックドアのインナパネルおよびアウタパネルのそれぞれに設けられているフランジ部どうしを接合することにより、バックドアの所定箇所を中空状に形成している。前記フランジ部としては、バックドアの窓部の内周に位置して、窓部の内方側(中心側)に突出するフランジ部が設けられており、このフランジ部の外面部にガラスが接合されている。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、ガラスは、窓部の内周に位置するフランジ部に取付けられているが、このフランジ部は、窓部の内方に突出した形態であり、この突出方向とは交差する方向の強度は、さほど高くはない。このため、車両走行時などにおいては、ガラスが振動し、車室内にこもり音が発生するなどし、車両の静寂性能が低くなる虞がある。
これを防止する手段としては、バックドアを構成するインナパネルやアウタパネルの全体の厚みを大きくして、フランジ部の強度を高めたり、あるいはフランジ部の形成箇所に補強部材を設けるといったことが考えられる。ところが、このような手段を採用したのでは、重量の増大を招く。また、生産性も悪くなるため、車両の製造コストが高価となる。
特開2008−260404号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、重量の増大や製造コストの上昇などの不具合を適切に抑制しつつ、窓部を塞ぐガラスの取付け部分の強度を高くし、車両走行時におけるガラスの振動などを適切に防止することが可能な車両構造を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される車両構造は、開口状の窓部を形成する車体部材、および前記窓部を塞ぐガラスを備えており、前記車体部材は、インナパネルおよびアウタパネルにより構成されて前記窓部に隣接する中空構造部と、前記窓部の縁部に位置して前記中空構造部から前記窓部の内方側に突出するように前記インナパネルおよび前記アウタパネルに設けられ、かつ互いに接合されたインナ側およびアウタ側のフランジ部と、を備えており、前記ガラスの外周縁部は、前記アウタ側のフランジ部の外面部にガラス接合部を介して接合されている、車両構造であって、前記インナパネルは、前記インナ側のフランジ部の基端
部から前記アウタパネルとは反対側に起立する起立壁部を有し、この起立壁部としては、前記アウタ側のフランジ部を介して前記ガラス接合部に対向する位置、またはこの位置よりも前記窓部の内方側に位置する少なくとも1つの内寄り起立壁部が設けられ、この内寄り起立壁部が設けられた箇所においては、前記ガラス接合部の背面側が前記中空構造部によって支持されていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、前記した内寄り起立壁部が設けられている箇所においては、ガラス接合部の背面側が、インナパネルおよびアウタパネルの両者によって構成された中空構造部によって支持されているが、この中空構造部は、インナ側およびアウタ側のフランジ部どうしが接合されている部分と比較すると、それらフランジ部の突出方向と交差する方向の強度はかなり高く、同方向への撓み変形などを容易に生じない部分である。したがって、フランジ部のみによってガラスを支持させていた従来技術と比較すると、ガラスの取付け部分の強度を高くすることができる。その結果、車両走行時などにおいて、ガラスが振動して車室内にこもり音が発生するような不具合を解消し、車両の静寂性を優れたものとすることが可能である。
第2に、本発明においては、ガラスの取付け部分の強度を高めるための手段として、インナパネルやアウタパネルの厚みを大きくしたり、専用の補強部材を別途設けるといった必要はない。したがって、全体の軽量化、生産性の向上、ならびに製造コストの低減を適切に図ることもできる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る車両構造の一例を示す要部外観背面図である。 図1のII−II概略断面図である(ただし、バックドアの外面に装着された外装材は適宜省略している)。 図2に示すバックドアのインナパネルの正面図(車両前方側からの正面図)である。 (a)は、図2の要部拡大断面図であって、図3のIVa−IVa線の位置に相当し、(b)は、図3のIVb−IVb線の位置に相当する箇所でのバックドアの要部断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図面において、矢印Frは、車両前方を示し、矢印Wは、車幅方向を示し、矢印Upは、車両高さ方向の上方を示している。
図1および図2に示す車両構造Aは、車両Vの後部に位置するバックドア1、このバックドア1に設けられた開口状の窓部2、およびこの窓部2を塞ぐガラス3(リアウインドウガラス)を備えている。図2において、符号9は、バックドア1の上部をルーフ部8に支持する支持部であり、バックドア1は、この支持部9を中心に回転することにより、車両Vの後部開口部4を開閉可能である。符号7は、ロアバックであり、符号70は、フロアパネルであり、符号71は、バックドア1の外面に装着される外装材である。
バックドア1は、本発明でいう「開口状の窓部を形成する車体部材」の一例に相当し、インナパネル10およびアウタパネル11を組み合わせて構成されている。これらインナパネル10およびアウタパネル11は、これらの外周縁に位置して互いに接合されるフランジ部19a,19bを有する他、窓部2の内周縁部に位置して互いに接合されるインナ
側およびアウタ側のフランジ部10a,11aも有している。アウタ側のフランジ部11aの外面部には、ガラス3の外周縁部がガラス接合部5を介して接合されている。ガラス接合部5は、たとえばウレタン接着剤などの接着剤塗布部である。
本実施形態においては、窓部2の下縁部において、ガラス接合部5が設けられている箇所の強度を高める構造が採用されている。以下、この点について説明する。
すなわち、窓部2の下縁部においては、図2および図4(a)に示すように、インナ側およびアウタ側のフランジ部10a,11aは、インナパネル10およびアウタパネル11によって構成された中空構造部12から上向き(窓部2の内方側)に向けて突出している。ここで、インナパネル10は、インナ側のフランジ部10aの基端部からアウタパネル11とは反対側に起立する起立壁部10bを有しているが、この起立壁部10bは、基本的には、ガラス接合部5よりも下側に位置している。このような構成によれば、インナ側およびアウタ側のフランジ部10a,11aの接触幅(縦幅)を大きくし、これらの部分にスポット溶接などを施し易くなる。
一方、前記した起立壁部10bは、各所一様には設けられておらず、図3に示すように、正面視において一般部分よりも上方に向けて部分的に膨出した膨出部として見える内寄り起立壁部10b’(10b)が複数箇所設けられている。この内寄り起立壁部10b’は、図4(b)に示すように、アウタ側のフランジ部11aを介してガラス接合部5に対向する位置、またはガラス接合部5に対向する位置よりも上方(窓部2の内方側)に位置している。このことにより、内寄り起立壁部10b’が設けられた箇所においては、ガラス接合部5の背面側が、中空構造部12によって支持された構成となっている。
前記した内寄り起立壁部10b’が適当な間隔で複数箇所設けられた領域(膨出部が波状に設けられたように見える領域)においては、インナ側およびアウタ側のフランジ部10a,11aは、内寄り起立壁部10b’どうしの相互間の位置においてスポット溶接が施されている。
前記した内寄り起立壁部10b’が設けられている箇所の近傍には、ドアトリムなどの内装材6を取り付けるための孔部15が適宜設けられている。この孔部15には、たとえば内装材6の取付け用クリップ60が差し込まれる。
次に、前記した車両構造Aの作用について説明する。
まず、窓部2の内周縁部のうち、図4(b)に示した内寄り起立壁部10b’が設けられている箇所においては、ガラス接合部5の背面側が、インナ側およびアウタ側のフランジ部10a,11aのみによって支持された構成ではなく、これよりも高強度の中空構造部12によって支持されている。とくに、内寄り起立壁部10b’がアウタ側のフランジ部11aを介してガラス接合部5に対向する位置に設けられている構成においては、この内寄り起立壁部10b’によってガラス接合部5を強固に支持することが可能となる。したがって、ガラス3の取付け部分の強度が高くなり、車両走行時などにおいて、ガラス3が振動することを適切に防止、または抑制する効果が得られる。
本実施形態において、複数の内寄り起立壁部10b’は、窓部2の上縁部や左右側縁部には設けられておらず、窓部2の下縁部のみに設けられているものの、ガラス3の一部の取付け箇所の強度を高めれば、ガラス3の全体の振動を適切に防止または抑制することが可能である。ただし、本発明においては、本実施形態とは異なり、窓部2の下縁部に代えて、または加えて、窓部2の上縁部や左右側縁部などにも内寄り起立壁部10b’またはこれに相当する部位を設けた構成とすることが可能である。
本実施形態においては、ガラス3の取付け部分の強度を高めて、ガラス3の振動防止を図るための手段として、インナパネル10やアウタパネル11の厚みを大きくする必要はない。また、専用の補強部材を別途設ける必要もない。したがって、車両Vの全体の軽量化や製造コストの低減を図ることもできる。
内装材6の取付け用の孔部15は、既述したように、内寄り起立壁部10b’の近傍に設けられているが、このような構成によれば、孔部15を窓部2に接近させた配置とすることができる。このため、内装材6の仕様としては、孔部15への取付け部とこの内装材6の端部との距離Lを短くすることが可能である。このことにより、内装材6の建付け精度をよくする効果も得られることとなる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る車両構造の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
本発明でいう窓部は、バックドアの窓部に限定されず、たとえば車両側部に設けられているFIX窓部や、ルーフの窓部なども含む。したがって、本発明でいう「開口状の窓部を形成する車体部材」の具体的な種類も限定されない。ガラスの取付け手段としては、接着剤に限らず、たとえばボルト止め手段などを採用することも可能である。このため、本発明でいうガラス接合部は、接着剤塗布部に限定されない。本発明でいうインナパネルおよびアウタパネルは、金属製パネルに限らず、たとえば樹脂製パネルとすることも可能である。
A 車両構造
1 バックドア(車体部材)
10 インナパネル
10a インナ側のフランジ部
10b 起立壁部
10b’ 内寄り起立壁部
11 アウタパネル
11a アウタ側のフランジ部
12 中空構造部
2 窓部
3 ガラス
5 ガラス接合部

Claims (1)

  1. 開口状の窓部を形成する車体部材、および前記窓部を塞ぐガラスを備えており、
    前記車体部材は、インナパネルおよびアウタパネルにより構成されて前記窓部に隣接する中空構造部と、前記窓部の縁部に位置して前記中空構造部から前記窓部の内方側に突出するように前記インナパネルおよび前記アウタパネルに設けられ、かつ互いに接合されたインナ側およびアウタ側のフランジ部と、を備えており、
    前記ガラスの外周縁部は、前記アウタ側のフランジ部の外面部にガラス接合部を介して接合されている、車両構造であって、
    前記インナパネルは、前記インナ側のフランジ部の基端部から前記アウタパネルとは反対側に起立する起立壁部を有し、
    この起立壁部としては、前記アウタ側のフランジ部を介して前記ガラス接合部に対向する位置、またはこの位置よりも前記窓部の内方側に位置する少なくとも1つの内寄り起立壁部が設けられ、この内寄り起立壁部が設けられた箇所においては、前記ガラス接合部の背面側が前記中空構造部によって支持されていることを特徴とする、車両構造。
JP2017146570A 2017-07-28 2017-07-28 車両構造 Active JP6924546B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017146570A JP6924546B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 車両構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017146570A JP6924546B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 車両構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019026034A true JP2019026034A (ja) 2019-02-21
JP6924546B2 JP6924546B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=65477519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017146570A Active JP6924546B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 車両構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6924546B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6924546B2 (ja) 2021-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9487236B2 (en) Vehicle body front section structure
JP4405327B2 (ja) フロントフェンダ構造
JP2013103528A (ja) 車両用シートの取付構造
KR102371245B1 (ko) 차량의 센터 필러 구조
JP6913300B2 (ja) 車両後部構造
JP2014080124A (ja) 車両用バックドア
JP2014151816A (ja) 車両のバックドア補強構造
US20160107510A1 (en) Door structure for vehicle
US20160001644A1 (en) Door structure for vehicle
JP2019018724A (ja) 車両外装構造
US20130193718A1 (en) Brace for the outer skin reinforcement for a sheet metal outer skin of a motor vehicle
JP6331120B2 (ja) 車体側部構造
JP5146039B2 (ja) 自動車用フロントフェンダの補強構造
JP5561541B2 (ja) 車両のドア構造
JP2019026034A (ja) 車両構造
JP2006281824A (ja) 車体後部構造
JP2017065376A (ja) 車載スピーカの取付構造
JP6583352B2 (ja) 自動車のリフトゲート支持構造
JP2017185902A (ja) 車両用フード
JP6508575B2 (ja) 車両ルーフ構造
JP5645567B2 (ja) 自動車の三角窓支持枠構造
JP2014046751A (ja) 車両用ステアリングハンガビーム支持構造
KR102026813B1 (ko) 자동차용 필러트림과 플로어 접합부의 보강구조
JP6916139B2 (ja) 車両の車体後側部構造
US11192505B2 (en) Rocker exterior component structure

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6924546

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250