JP2019025465A - 電解水散布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解促進錠剤投入前に、発光部の発光量を調整し、受光部で受光可能な最適発光量にすることで電解促進錠剤の検知が確実な電解水散布装置の提供。【解決手段】電解促進錠剤の通過を判断する電解促進錠剤通過判定部42と発光部39の発光量を調整する発光量調整部43と受光部40からの信号を閾値Aと比較する比較部A44を有し、電解促進錠剤投入前に受光部40の出力が閾値Aを超える値まで発光部39の発光量を調整する制御部41を備えた電解水散布装置。【選択図】図8

Description

本発明は、電解水散布装置に関する。
従来、この種の電解水散布装置では、電解促進錠剤をユーザ自身で貯水部に投入し電解水を発生させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この電解水散布装置に、薬剤供給装置の技術(例えば、特許文献2参照)を加えれば電解促進錠剤を自動投入することも可能となる。
以下、特許文献2の薬剤供給装置について図13を参照しながら説明する。
図13に示すように、薬剤供給装置は、薬剤115を収納する収納容器112から薬剤115を排出する排出ドラム113を有するタブレットケース101と、前記排出ドラム113を駆動するモータと、このモータの運転を制御する制御部と、前記タブレットケース101から薬剤115の排出を検知する排出検知部とを備え、前記排出検知部は発光部と受光部から構成され前記受光部からの受光信号のレベルを閾値と比較して薬剤115の排出を検知する。前記閾値は、薬剤115非排出時の受光信号レベルに応じて値を修正するものである。このような構成にすることで、発光部や受光部のばらつきを抑えた上で薬剤115の排出を検知できる。
特許第4726832号公報 特許第3895989号公報
ところで、発光部や受光部である各素子の基本性能のばらつきや経年劣化による性能変化が大きい場合、特許文献2に記載の技術では受光部の閾値を変更させるため、閾値が測定可能範囲外の領域になると検知ができなくなるという課題が予想できる。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、各素子の基本性能のばらつきや経年劣化による性能変化を吸収できる電解水散布装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る電解散布装置は、電解水を生成する電解水生成部と前記電解水生成部が生成した電解水を散布する散布部と前記電解水生成部と前記散布部とを制御する制御部とを備えた電解水散布装置であって、前記電解水生成部は、水を貯めるための貯水部と、前記貯水部に電解促進錠剤を投入する電解促進錠剤投入部と、 前記電解促進錠剤が投入された前記貯水部内の水を電気分解して電解水を生成する電解部と、を備え、前記電解促進錠剤投入部は、発光する発光部と、前記発光部からの光を受光し当該受光した光の強度に応じて信号を出力する受光部と、を備え、前記制御部は、前記受光部が出力する信号の変化から前記電解促進錠剤の通過を判定する電解促進錠剤通過判定部と、前記発光部の光の出力を調整する発光量調整部と、を備え、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明の電解水散布装置によれば、受光部、発光部の基本性能のばらつきや経年劣化等による感度変化が発生しても確実に電解促進錠剤の通過を検知し、検知ミスによる電解促進錠剤の過剰な投入を防ぐことができる。
本発明の実施の形態1に係る電解水散布装置を示す斜視図。 同パネル開時の電解水散布装置を示す斜視図。 同電解水散布装置を示す断面図。 同電解水散布装置を示す断面図。 同電解水散布装置の機能ブロック図。 同電解水散布装置の電解促進錠剤投入部の分解斜視図。 同電解水散布装置の電解促進錠剤投入部のケース内を示す斜視図。 同電解水散布装置の電解促進錠剤投入部の機能ブロック図。 同電解水散布装置の発光量調整部の発光量を決定するための動作フローチャート。 本発明の実施の形態2に係る電解水散布装置の電解促進錠剤投入部の機能ブロック図。 同電解水散布装置の受光部及び高感度受光部の利用を切り替えるための動作フローチャート。 同電解水散布装置の実施の形態2の効果を示す図。 従来の薬剤供給装置を示す斜視図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、電解水散布装置を示す斜視図であり、電解水散布装置Dを前面側から見た図である。図2は、電解水散布装置の斜視図であり、図1のパネル3を開いた状態で電解水散布装置を前面側から見た図である。
図1、2に示す通り、電解水散布装置Dは、略箱形状の本体ケース1を備え、本体ケース1の両側面には略四角形状の吸気口2を有している。本体ケース1の天面には、開閉式の吹出口6が設けられている。図1、2では、吹出口6は閉じた状態である。
本体ケース1の前面側から見て、右側の側面(本体ケース1の一方側の側面)である第1の本体側面1Aには、開閉可能なパネル3が設けられている。本体ケース1の一方側の側面の吸気口2は、パネル3に設けられている。パネル3を開くと、縦長四角形状の開口4が現れる。開口4から、後述する貯水部14や給水部15等が取り出し可能に構成されている。また、本体ケース1の天面には電解水散布装置Dの状態を表示する表示部38が設けられている。
図3は、電解水散布装置Dの正面視中央部分を縦方向に切った断面図であり、電解水散布装置Dを右側から見た図である。図4は、電解水散布装置Dの正面視右側を縦方向に切った断面図であり、電解水散布装置Dにおける右側から見た図である。図5は、電解水散布装置Dの機能をブロックで示した機能ブロック図である。
図2〜5に示すように、本体ケース1内には、電解水生成部5と、給水部15と、散布部19と、風路8とを備えている。
電解水生成部5は、貯水部14と、給水部15と、電解部17と、電解促進錠剤投入部18と、制御部41を備えている。
貯水部14は、天面を開口した箱形状しており、水を貯水できる構造となっている。貯水部14は、本体ケース1の下部に配置され、本体ケース1から水平方向にスライドして着脱可能となっており、開口4から取り出すことができる。貯水部14は、給水部15から供給される水を貯水する。
給水部15は、本体ケース1内部の正面視右側の側面に設置され、貯水部14から着脱可能な構造となっており、開口4から取り出すことができる。給水部15は、貯水部14の底面に設けられたタンク保持部14aに装着されている。給水部15は、水を貯水するタンク15aと、タンクの開口(図示せず)に設けられた蓋15bとを備えている。蓋15bの中央には、開閉部(図示せず)が設けられており、この開閉部が開くと、タンク15a内の水が、貯水部14へ供給される。
具体的には、タンク15aの開口を下向きにして、給水部15を貯水部14のタンク保持部14aに取り付けると、タンク保持部14aによって開閉部が開く。つまり、水を入れられた給水部15がタンク保持部14aに取り付けられると、開閉部が開いて貯水部14に給水され、貯水部14内に水が溜まる。貯水部14内の水位が上昇して蓋15bのところまで到達すると給水部15の開口が水封されるので給水が停止し、給水部15の内部には水が残り、貯水部14内の水位が下がった場合に都度、タンク15a内部の水が貯水部14に給水される。即ち、貯水部14内の水位は一定に保たれる。
なお、電解水散布装置Dは、給水部15としてタンク15aを有していなくてもよい。この場合は、電解水散布装置Dに対して、水を供給するラインを水道水よりひき、貯水部14内の水位が下がった場合に、貯水部14内の水位が所定位置に上昇するまで水道水を供給する給水部15を設けるようにしてもよい。
電解部17は、電極部材(図示せず)を備えており、この電極部材が貯水部14内の水に浸かるように設置される。電解部17は、この電極部材に通電することにより、貯水部14内の塩化物イオンを含む水を電気化学的に電気分解し、活性酸素種を含む電解水を生成させる。ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことである。例えば、活性酸素種にはスーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、或いは過酸化水素といった所謂狭義の活性酸素に、オゾン、次亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)等といった所謂広義の活性酸素が含まれる。
電解部17は、電気部材への電気分解するための通電を行う通電時間と、その通電停止後の時間、つまり通電を行っていない時間である非通電時間とを一周期として、その一周期を複数回繰り返すことで、電解水を生成する。電極部材に対し、非通電時間を設けることで、電極部材の寿命を延ばすことができる。なお、非通電時間に対して通電時間を長くすれば、一周期当たりにおいてより多くの量の活性酸素種を含む電解水が生成される。また通電時間に対して非通電時間を長くすれば、一周期当たりの活性酸素種の生成が抑えられる。さらに、通電時間における電力量を大きくすれば、より多くの量の活性酸素種を含む電解水が生成される。
散布部19は、送風部7と、フィルター部16とを備える。
送風部7は、本体ケース1の中央部に設けられ、ファンモータ部9と、ファンモータ部9により回転するファン部10と、それらを囲むスクロール形状のケーシング部11とを備えている。ファンモータ部9は、ケーシング部11に固定されている。
ファン部10は、シロッコファンであり、ファンモータ部9から水平方向に延びた回転軸9aに固定され、ファンモータ部9は、ケーシング部11に固定されている。ファンモータ部9の回転軸9aは、本体ケース1の前面側から背面側に延びている。ケーシング部11は、ケーシング部11の本体ケース1における上面側に吐出口12を備え、ケーシング部11の本体ケース1における背面側に吸込口13を有している。送風部7の風量は、温度や湿度、ガスの臭いレベルに応じて、風量単位時間(例えば、5分)毎に決定される。決定された風量に基づき、ファンモータ部9の回転量が制御される。
フィルター部16は、貯水部14に貯水された水と、送風部7によって本体ケース1内に吸込まれた室内空気とを接触させる部材である。円筒状に構成され、円周部分に空気が流通可能な孔を備えたフィルター16aを配置し、その一端が貯水部14の水に浸漬するように、フィルター16aの中心軸を回転中心として貯水部14に回転自在に内蔵されている。そして、駆動部(図示しない)により回転され、電解水と室内空気を連続的に接触させる構造となっている。
風路8は、吸気口2と吹出口6とを連通し、吸気口2から順に、フィルター部16、送風部7、吹出口6を備えている。ファンモータ部9によってファン部10が回転すると、吸気口2から風路8内に入った外部の空気は、順に、フィルター16a、送風部7、吹出口6を介して、電解水散布装置Dの外部へ吹き出される。これにより、貯水部14にて生成された電解水が外部へ散布される。なお、電解水散布装置Dは、必ずしも電解水そのものを撒くものでなくてもよく、電解水由来(揮発を含む)の活性酸素種を散布するものであっても電解水散布に含まれる。
制御部41は、電解部17による水の電気分解を制御し、また、電解促進錠剤投入部18による電解促進錠剤の投入を制御するものである。特に、制御部41は、電解促進錠剤20(図6)を投入する所定の投入期間が経過したかを判断し、所定の投入期間毎に電解促進錠剤投入部18に電解促進錠剤の投入を指示する。制御部41は、例えば、表示部38の裏側に設けられている。この制御部41の詳細については、図8を参照して後述する。
図6は、本発明の実施の形態1の電解促進錠剤投入部の分解斜視図であり、ケースの内部が見えるようにケースの一部を切り欠いた図である。図7は、電解促進錠剤投入部のケースの孔と回転体の切欠きの拡大斜視図であり、電解促進錠剤が回転体の切欠きとケースの孔とを介して落ちる図である。
図6〜7に示すように、電解促進錠剤投入部18は、ケース21と、ケースカバー22と、回転体23と、モータ部24と、発光部39と受光部40とを有している。
ケース21は、上方が開口した円形の深皿形状であり、上端部には、下方が開口した椀形状のケースカバー22が着脱可能である。ケース21内には、回転体23を備え、ケースの下方には、モータ部24を備えている。モータ部24は、鉛直方向を回転軸方向として、ケース21内で回転体23を回転させる。ケース21の底面には、軸受孔25と、孔26とを有している。軸受孔25は、後述する回転体23の回転軸29が入る孔であり、孔26は、電解促進錠剤20が通過する孔である。孔26には、孔26の開口縁から下方に延びたガイド筒27を設けている。
発光部39は、電解促進錠剤20が通過する孔26及びガイド筒27の側方であって、電解促進錠剤20の通過方向に対して垂直に設けられる。発光部39は、例えば赤外線LEDなどで構成され、電解促進錠剤20の通過位置に向けて発光するように配置される。
受光部40は、電解促進錠剤20が通過する孔26及びガイド筒27の側方であって、孔26を挟んで発光部39に対向する位置に配置される。受光部40は、受光面を電解促進錠剤20の通過位置に向けて配置され、発光部39の光を受光することが可能である。受光部40は、発光部39からの光を受光すると、当該受光した光の強度に応じて信号を出力する。受光部40の出力信号の一体様として、例えば電解促進錠剤20の通過によって光が遮られ、すなわち受光した光の強度が低下すると、信号の強度が低下する。
回転体23は、中央部が上方に凸形状の円板である凸面部28と、凸面部28の中央下面から下方に延びた円筒形状の回転軸29とを有している。凸面部28と回転軸29とは、樹脂材料によって一体に形成されている。凸面部28の大きさは、ケース21より一回り小さい大きさであり、凸面部28の外周とケース21の内面との間には僅かな隙間を有している。凸面部28の周縁部には、切欠き30を有している。この切欠き30に電解促進錠剤20が入りこみ、孔26と重なったときに電解促進錠剤20が貯水部14へ投入される。この電解促進錠剤20が貯水部14内の水に溶け込むことにより、貯水部14の水が塩化物イオンを含む水となる。なお、電解促進錠剤の一例は、塩化ナトリウムである。
電解促進錠剤 図8は、本発明の実施の形態1の電解促進錠剤投入部18の機能ブロック図である。
制御部41は、電解促進錠剤通過判定部42と発光量調整部43と比較部A44とを備えている。
電解促進錠剤通過判定部42は、電解促進錠剤20が通過したときの受光部40の信号に基づいて当該電解促進錠剤20が孔26を通過した事を判定する。ここで信号に基づいてとは、例えば信号の減衰を意味し、つまり光の強度の低下を意味する。
発光量調整部43は、発光部39の発光量を調整する。つまり発光量調整部43は、電解促進錠剤20の未通過時に受光部40からの信号が閾値Aを超える発光量で発光部39を発光させる。発光量調整の例としては、発光部39の発光量が電流と比例関係であることを用いてPWMを用いて出力をリニアに変動させる方法などがある。
比較部A44は、受光部40が出力した信号を閾値Aと比較し、比較結果を電解促進錠剤通過判定部42に送信する。
以上の構成において、電解促進錠剤20の通過判定は、具体的には以下のように行われる。
まず、電解促進錠剤20未通過時に受光部40からの信号が閾値Aを超える発光量で発光部39を発光させる。この状態で電解促進錠剤20が通過すると、電解促進錠剤20の通過時に受光部40の受光量が減り、閾値Aを下回る。閾値Aを下回った旨は、比較部A44を介して電解促進錠剤通過判定部42に通知され、電解促進錠剤通過判定部42は、この減衰を検知して通過と判定する。尚、このときの閾値Aは装置や回路構成により変動するため個別に設定する必要がある。
次に、発光量調整部43が閾値Aを超える発光量を決定するための動作フローチャートを図9に示す。なお、図9中のSはステップを意味する。
例えば時間の経過によって、電解促進錠剤の投入のタイミングに入ったとき(S0)、発光部39の発光量を0にする(S1)。なお、投入のタイミングは例えば制御部41から別途その旨の命令を受信するが、詳細は省略する。
ここで、発光量が0のときには閾値Aを超えることはありえないため、受光部40からの信号が閾値Aを超えた場合は、受光部40が短絡などの異常状態にあると判断でき、表示部38異常状態であることを使用者に伝えるために表示部38にエラー表示を行い運転停止する(S2YES)。
発光量が0のときに閾値Aを超えない場合(S2NO)は、正常であるため発光量Kを上昇させる(S3)。尚、発光量Kは、制御可能な発光量を細分化した定数であり、回路構成により変動するため定数としている。発光量をK上昇させたあと受光部40からの信号が閾値Aを超えたかどうかを、比較部A44を介して比較結果を取得することで、判断する(S4)。
受光部40からの信号が閾値Aを超えた場合(S4YES)は、閾値Aを超えた発光量に決定し(S5)、電解促進錠剤投入運転へ移行する(S6)。なお、「閾値Aを超えた」としているが、閾値Aの設定によって、閾値Aと同一の発光量に決定しても同様である。
閾値Aを超えなかった場合(S4NO)は、現在の発光量が制御可能な発光上限値C以上であるかどうかを判定する(S7)。ここで発光上限値とは、最大の発光量である。
発光量が上限C以上の場合(S7YES)は、受光部40の通信線の断線や受光部40の寿命が考えられるため、表示部38異常状態であることを使用者に伝えるために表示部38にエラー表示を行い運転停止する。
発光量が上限C以下であった場合(S7NO)は、現在の発光量に対し再度発光量Kを加算するS3のステップにもどり以降この動作を繰り返す。つまり、発光量調整部43は、発光部39の光の出力を段階的に上昇させる。
以上の通り、第1実施形態に係る電解水散布装置Dでは、電解促進錠剤20の投入運転前に毎回、発光部39の発光量を0からスタートしKずつ出力を上げていき、受光部40が閾値Aを超える発光量レベルを事前調整する。したがって、第1実施形態に係る電解水散布装置Dは、電解促進錠剤20の投入運転前に毎回、発光部39の発光量調整をおこなうため、発光部39および受光部40の基本性能ばらつきや、部品の経年劣化および周辺環境変化による部品特性変化でも電解促進錠剤20の通過を検知可能となる。さらには最適な発光量で駆動するため、発光部39を単純にON/OFFさせる構成と比べると発光部39での無駄な電力消費を抑えられるため、発光部39の素子寿命を延命させる効果も見込める。これにより、第1実施形態に係る電解水散布装置Dは、確実に電解促進錠剤20の投入を行えるため、電解促進錠剤の自動投入によりユーザの利便性を向上させつつ、電解促進錠剤の入れ忘れを防止でき、除菌および脱臭の性能の安定を実現できる。
(実施の形態2)
実施の形態1において、発光部39や受光部40の部品性能ばらつきにより基本性能が低く、あるいは経年劣化などにより基本性能が低下して、発光部39の発光量が閾値Aを上回るほどに出力できない場合がある。これに対して、発光部39の発光量をさらに上昇させる回路構成にした場合、回路構成が大掛かりになることと、消費電力上昇により発光部39の寿命が大幅に低下してしまうなどの課題がある。これを解決するための構成を本実施の形態にて示す。
本実施の形態に係る電解促進錠剤投入部18の機能ブロック図を図10に示す。本実施の形態では、実施の形態1の構成に加えて、制御部41は、高感度受光部45と、比較部B46と、記憶部47(高感度発光量記憶部に該当)と、切替部50とを備える。
高感度受光部45は、受光部40とは別に光の受光感度を高感度に設定した受光部である。高感度受光部45は、受光部40近傍の発光部39の光を受光可能な位置に備えられる。高感度受光部45は、発光部39からの光を受光すると、当該受光した光の強度に応じて信号を出力する。高感度受光部45は、受光部40よりも感度設定を高く設定したもので、例えばフォトトランジスタを使用した場合は、コレクタにプルアップしている抵抗定数を上げることで、少ない光源でも受光しやすくすることができる。
比較部B46は、高感度受光部45からの信号を閾値Bと比較し、比較結果を電解促進錠剤通過判定部42に送信する。
記憶部47は、高感度受光部45の出力が閾値Bを超えたときの発光量を記憶する。
切替部50は、発光部39の発光量を最大にした場合であっても受光部40が出力する信号が光を受信した旨を示さない場合には、高感度受光部45が出力する信号の利用に切り替える。
次に受光部40及び高感度受光部45の利用を切り替える動作フローチャートを図11に示す。
電解促進錠剤の投入のタイミングに入ったとき(S0)、発光部39の発光量を0にする(S1)。
ここで、発光量が0のときには受光部40が閾値A、高感度受光部45が閾値Bを超えることはありえないため、受光部40もしくは高感度受光部のどちらかが閾値を超えた場合は、短絡などの異常状態にあると判断でき、表示部38異常状態であることを使用者に伝えるために表示部38にエラー表示を行い運転停止する(S2YES)。
どちらも閾値を超えなかった場合(S2NO)は、発光量をK増加させて(S3)、受光部40の受信を確認する(S4)。
ここで受光部40からの信号が閾値Aを超えた場合(S4YES)は、受光部40の閾値Aを超えた発光量に決定し(S5)、電解促進錠剤投入運転へ移行する(S6)。
受光部40が閾値Aを超えなかった場合(S4NO)は、発光量が上限C以上かを判定する(S7)。上限以下であった場合(S7NO)、高感度受光部45からの信号が現在の発光量で閾値Bを超えたかどうかを判定する(S8)。閾値Bを超えた場合(S8YES)は、記憶部47にその発光量を記憶し、S3のステップにもどり、発光量をK増加させ一連のフローを繰り返す。
高感度受光部45からの信号が閾値Bを超えなかった場合(S8NO)は、そのままS3のステップまでもどる。次にS7において発光量が上限であった場合(S7YES)、発光量が上限に到るまでに高感度受光部45からの信号が閾値Bを超える発光量があったかを記憶部47と通信し確認する(S10)。ここで高感度受光部45も閾値Bを超えなかった場合(S10NO)は、受光部40および高感度受光部45の断線や寿命が考えられるため表示部38異常状態であることを使用者に伝えるために表示部38にエラー表示を行い運転停止する。高感度受光部45が閾値Bを超えた発光量があった場合(S10YES)は、閾値Bを超えた最小の発光量で駆動することを決定する。この際、切替部50は、電解促進錠剤通過判定部42に対して、受光部40、すなわち比較部A44の比較結果ではなく、高感度受光部45、すなわち比較部B46の比較結果を利用する旨を電解促進錠剤通過判定部42に対して通知する。この場合、電解促進錠剤通過判定部42は、比較部B46の比較結果に基づいて、電解促進錠剤通過判定を行う。
上記構成にすることによる効果を図12に示す。
図12の受光部通過判定可能範囲に示すように、発光部39及び受光部40、つまり各部品の性能が図12(a)に示すような一定以下の領域Eでは、受光部40の信号が低すぎるため電解促進錠剤の通過判定をすることができない。
そこで、高感度受光部45を使用する。高感度受光部45は図12(b)に示すように受光部40で判定できない領域Eでも電解促進錠剤の通過判定は可能である。しかし、高感度受光部45のみを備えた場合には、各部品の基本性能がある一定以上の領域Fでは光が強すぎるため電解促進錠剤の通過時でも、光の減衰が低いため常に閾値Bを超えてしまい電解促進錠剤通過を検知できない。
これに対して、本発明に係る電解水散布装置Dでは、感度設定の異なる受光部を切り替えることができるため、図12(c)に示すように、受光部40と高感度受光部45の通過判定可能な領域を両方とも使用可能になる。このため、部品の性能ばらつきや経年劣化などで基本性能が低いときでも電解促進錠剤20の通過を判定することができる。さらに発光部39の発光量を不要に上昇させる必要がなくなることで発光部39の高寿命化を図り、受光部40が例えば経年劣化した際でもより高感度の高感度受光部45が検知できなくなるまで使用代替できるため、装置としての寿命を延ばすことができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、より高感度に設定した受光部をもうひとつ設けることで3つ以上の受光部で、より広い受光可能範囲をカバーする構成にしてもよい。
本発明に係る電解水散布装置は、空気中の細菌、真菌、ウイルス、臭い等の除去(不活性化を含む)を行う電解水散布装置として有用である。
1 本体ケース
1A 第1の本体側面
2 吸気口
3 パネル
4 開口
5 電解水生成部
6 吹出口
7 送風部
8 風路
9 ファンモータ部
9a 回転軸
10 ファン部
11 ケーシング部
12 吐出口
13 吸込口
14 貯水部
14a タンク保持部
15 給水部
15a タンク
15b 蓋
16 フィルター部
16a フィルター
17 電解部
18 電解促進錠剤投入部
19 散布部
20 電解促進錠剤
21 ケース
22 ケースカバー
23 回転体
24 モータ部
25 軸受孔
26 孔
27 ガイド筒
28 凸面部
29 回転軸
30 切欠き
38 表示部
39 発光部
40 受光部
41 制御部
42 電解促進錠剤通過判定部
43 発光量調整部
44 比較部A
45 高感度受光部
46 比較部B
47 記憶部
101 タブレットケース
112 収納容器
113 排出ドラム
115 薬剤

Claims (9)

  1. 電解水を生成する電解水生成部と前記電解水生成部が生成した電解水を散布する散布部と前記電解水生成部と前記散布部とを制御する制御部とを備えた電解水散布装置であって、
    前記電解水生成部は、
    水を貯めるための貯水部と、
    前記貯水部に電解促進錠剤を投入する電解促進錠剤投入部と、
    前記電解促進錠剤が投入された前記貯水部内の水を電気分解して電解水を生成する電解部と、を備え、
    前記電解促進錠剤投入部は、
    発光する発光部と、
    前記発光部からの光を受光し当該受光した光の強度に応じて信号を出力する受光部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記受光部が出力する信号の変化から前記電解促進錠剤の通過を判定する電解促進錠剤通過判定部と、
    前記発光部の光の出力を調整する発光量調整部と、を備えた電解水散布装置。
  2. 前記制御部は、
    前記受光部の信号の出力と信号閾値Aとを比較する比較部Aを備え、
    前記発光量調整部は、
    前記比較部Aの比較結果において前記信号の出力が前記信号閾値Aを超えるまで前記発光部の光の出力を段階的に上昇させ、
    前記電解促進錠剤通過判定部は、
    前記発光部の光の出力が前記受光部における前記信号の出力が前記信号閾値Aを超えた際の出力で前記電解促進錠剤の通過を判定する請求項1に記載の電解水散布装置。
  3. 前記電解促進錠剤投入部は、
    前記発光部からの光を受光し当該受光した光の強度に応じて信号を出力すると共に前記受光部よりも光の感度を高感度に設定した高感度受光部を備え、
    前記制御部は、
    前記高感度受光部の信号の出力と信号閾値Bとを比較する比較部Bと、
    前記発光部の光の出力が前記高感度受光部における前記信号の出力が前記信号閾値Bを超えた際の出力を記憶する高感度発光量記憶部と、
    前記発光部の発光量を最大にしても前記受光部の信号が光を受信した旨を示さない場合は前記高感度受光部が出力する信号の利用に切り替える切替部と、を備え、
    前記高感度発光量記憶部に記憶している出力で前記発光部を発光させ、前記電解促進錠剤通過判定部を介して前記電解促進錠剤の通過を判定する請求項2に記載の電解水散布装置。
  4. 前記制御部は、
    前記発光部の光の出力がない状態で前記受光部の信号が光を受信した旨を示した場合に異常状態と判断する請求項1から3のいずれかに記載の電解水散布装置。
  5. 前記制御部は、
    前記発光部の光の出力が最大である状態で前記受光部の信号が光を受信していない旨を示した場合に異常状態と判断する請求項1から3のいずれかに記載の電解水散布装置。
  6. 前記制御部は、
    前記発光部の光の出力が最大である状態で前記受光部と前記高感度受光部の信号が光を受信していない旨を示した場合に異常状態と判断する請求項3に記載の電解水散布装置。
  7. 前記制御部は、
    前記発光部の光の出力が最大である状態で前記高感度受光部の信号が光を受信していない旨を示した場合に異常状態と判断する請求項3に記載の電解水散布装置。
  8. 表示部を備え、
    前記制御部は、
    前記異常状態と判断したときに前記表示部に異常状態である旨を表示する請求項4から7のいずれかに記載の電解水散布装置。
  9. 吸気口と吹出口とを有する本体ケースを備え、
    前記散布部は、
    前記貯水部内の電解水に浸漬させて保水し前記吸気口から流入した空気に接触するフィルター部と、
    前記フィルター部に接触した空気を前記吹出口に導く送風部と、を備えた請求項1から8のいずれかに記載の電解水散布装置。
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