JP2021049213A - 電解水散布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解水散布装置の手入れに関するユーザの利便性を向上する技術を提供する。【解決手段】第1計測部150は、水位検知部140において検知した水位が水有りを示す第1期間を計測する。第2計測部152は、制御部30への通電がなされている第2期間を計測する。指示部154は、第1計測部150において計測した第1期間が第1しきい値以上である場合、あるいは第2計測部152において計測した第2期間が第2しきい値以上である場合に、表示部111に通知を表示させる。操作部112が操作された場合、第1計測部150は第1期間をリセットし、第2計測部152は第2期間をリセットする。【選択図】図7

Description

本開示は、電解水を生成して散布する電解水散布装置に関する。
空気中の細菌、真菌、ウイルス、臭い等の除去(不活性化を含む)を行うために、電気分解により次亜塩素酸を含む電解水を生成して散布する電解水散布装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。次亜塩素酸の生成には、電気分解の対象となる水に対して塩等の電解促進錠剤を投入し、塩化物イオンを含む水を生成しておく必要がある。
特開2008−29574号公報
電気分解する水が汚れたまま電気分解を行うと、電気分解を行う電極に汚れが付着して電極の寿命が短くなるおそれがあるので、排水を促すための表示がなされる。また、電解水散布装置内にはフィルタが備えられており、長時間の使用によってフィルタが汚れると、電解水の散布が十分なされなくなるので、手入れを促すための表示がなされる。これらの表示は独立したタイミングでなされるので、排水を促す表示によってユーザが排水を行った後、手入れを促すための表示がすぐになされることがあり、ユーザの利便性が低下する。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、電解水散布装置の手入れに関するユーザの利便性を向上する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の電解水散布装置は、電解水を散布する電解水散布装置であって、水を貯めるための貯水部と、貯水部内の水位を検知する水位検知部と、貯水部内の水を電気分解して電解水を生成する電解部と、本電解水散布装置の手入れを促す旨の通知を表示する表示部と、本電解水散布装置の手入れがなされた場合に操作されるべき操作部と、表示部を制御する制御部とを備える。制御部は、水位検知部において検知した水位が水有りを示す第1期間を計測する第1計測部と、制御部への通電がなされている第2期間を計測する第2計測部と、第1計測部において計測した第1期間が第1しきい値以上である場合、あるいは第2計測部において計測した第2期間が第2しきい値以上である場合に、表示部に通知を表示させる指示部とを備える。操作部が操作された場合、第1計測部は第1期間をリセットし、第2計測部は第2期間をリセットする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、電解水散布装置の手入れに関するユーザの利便性を向上できる。
図1(a)−(b)は、実施例に係る電解水散布装置の構造を示す図である。 図2(a)−(b)は、図1(a)−(b)の上面パネル、扉内パネルの構造を示す図である。 図3(a)−(b)は、図1(a)−(b)の電解水散布装置の構造を示す断面図である。 図1(a)−(b)の電解水散布装置の機能ブロック図である。 図1(b)の貯水部の構造を示す斜視図である。 図4の制御部の機能ブロック図である。 図6の制御部による制御手順を示すフローチャートである。
本開示の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、貯水部に貯めた水を使用して電解水を生成してから散布する電解水散布装置に関する。電解水散布装置は、貯水部に水があると判定してからの期間(以下、「第1期間」という)を計測し、第1期間が第1しきい値以上になると排水のタイミングであると認識する。一方、電解水散布装置は、通電がなされてからの期間(以下、「第2期間」という)を計測し、第2期間が第2しきい値以上になるとフィルタ等の手入れのタイミングであると認識する。前述のごとく、排水のタイミングにおいて排水を促すための表示がなされ、手入れのタイミングにおいて手入れを促すための表示がなされると、2つの表示が短い間隔だけあけてなされる状況が発生し、ユーザの利便性が低くなる。
このような状況の発生を抑制するために、本実施例に係る電解水散布装置は、第1期間が第1しきい値以上になった場合、あるいは第2期間が第2しきい値以上になった場合において、手入れを促すための表示を実行する。また、電解水散布装置は、手入れを促すための表示後、第1期間および第2期間をリセットする。つまり、電解水散布装置は、第1期間と第1しきい値との比較、第2期間と第2しきい値との比較を並列に実行しながら、リセットのタイミングと表示とを共通化することによって、2つの表示が短い間隔だけあけてなされる状況の発生が抑制される。
以下、本開示を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。図1(a)−(b)は、電解水散布装置100の構造を示す。図1(a)は、電解水散布装置100の斜視図であり、電解水散布装置100を前面側から見た図である。図1(b)は、電解水散布装置100の斜視図であり、図1(a)のパネル3を開いた状態で電解水散布装置100を前面側から見た図である。電解水散布装置100は、略箱形状の本体ケース1を備え、本体ケース1の両側面には略四角形状の吸気口2を有する。本体ケース1の天面には、開閉式の吹出口6が設けられる。図1(a)−(b)において吹出口6は閉じた状態である。
本体ケース1の上面の前側には、上面パネル20が設けられる。図2(a)−(b)は、上面パネル20、扉内パネル25の構造を示す。図2(a)は、上面パネル20を模式的に示した模式図である。上面パネル20には、点灯状態によって、電解水散布装置100の状態を示したり、ユーザに各種指示を行ったりするためのランプが複数設けられており、そのうちの1つがお知らせランプ122である。お知らせランプ122は、何らかの通知がある場合に点灯する。また、上面パネル20には、電解水散布装置100の電源をオン/オフする際に押し下げられる電源ボタン120も設けられる。図2(b)は後述し、図1(a)−(b)に戻る。
本体ケース1の前面側から見て、右側の側面(本体ケース1の一方側の側面)である本体側面1Aには、開閉可能なパネル3が設けられる。パネル3には、本体ケース1の一方側の側面の吸気口2が設けられる。パネル3を開くと、縦長四角形状の開口4が現れる。開口4から、後述する貯水部14、給水部15、錠剤投入ケース18a等が配置される。これらは、取り出し可能である。
また、本体ケース1内には、開口4よりユーザが操作可能な扉内パネル25が設けられる。図3(b)は、その扉内パネル25を模式的に示した模式図である。扉内パネル25には、点灯状態によって、電解水散布装置100の状態を示したり、ユーザに各種指示を行ったりするためのランプが複数設けられており、そのうちの1つが表示部111である。表示部111は、電解水散布装置100の手入れを促す旨の通知を表示する。例えば、電解水散布装置100の手入れが必要になった場合に、上面パネル20のお知らせランプ122が点灯される。お知らせランプ122の点灯を確認したユーザは、パネル3を開けて、表示部111の点灯を確認することによって、電解水散布装置100の手入れが必要であることを認識する。
また、扉内パネル25には、ユーザが電解水散布装置100に対して各種通知をするための操作ボタンが複数設けられており、そのうちの1つが操作部112である。操作部112は、表示部111による電解水散布装置100の手入れを促す旨の表示がなされた場合に、ユーザが貯水部14の排水を行ったり、後述のフィルタ(図示せず)の清掃を行ったりした後、手入れを行った旨を電解水散布装置100に対して通知するための操作ボタンである。これは、本電解水散布装置100の手入れがなされた場合に操作されるべきボタンに相当する。ユーザにより操作部112が操作されると、電解水散布装置100は、手入れが完了したことを把握し、お知らせランプ122と表示部111の表示を終了する。図1(b)に戻る。
前述のごとく、貯水部14は、パネル3を開いて現れる開口4から取り出し可能であり、貯水部14を開口4から取り出して排水がなされる。また、フィルタも、パネル3を開いて現れる開口4から取り出し可能であり、貯水部14を開口4から取り出して清掃される。操作部112は、パネル3を開かないと操作ができない位置に設けられる。これにより、お知らせランプ122による通知がなされた場合、その表示を終了させるために、ユーザはパネル3を開かなければならない。よって、電解水散布装置100は、パネル3を開くという動作を通して、ユーザに対し貯水部14の排水あるいはフィルタの清掃を促すことができる。また、表示部111を操作する場合に、開口4から貯水部14の状態をユーザが確認できる。これにより、ユーザは、貯水部14が排水されていることを目視したうえで、操作部112を操作することができる。
図3(a)−(b)は、電解水散布装置100の構造を示す断面図である。特に、図3(a)は、電解水散布装置100の正面視中央部分を縦方向に切った断面図であり、電解水散布装置100を右側から見た図である。図3(b)は、電解水散布装置100の正面視右側を縦方向に切った断面図であり、電解水散布装置100における右側から見た図である。図4は、電解水散布装置100の機能ブロック図である。
図1(b)、図3(a)−(b)、図4に示すように、本体ケース1内には、電解水生成部5と、給水部15と、散布部19と、風路8とが備えられる。電解水生成部5は、貯水部14、電解部17、電解促進錠剤投入部18、制御部30、表示部111を備える。貯水部14は、天面を開口した箱形状を有しており、水を貯水できる構造を有する。貯水部14は、本体ケース1の下部に配置され、本体ケース1から水平方向にスライドして着脱可能であり、開口4から取り出すことができる。貯水部14は、給水部15から供給される水を貯水する。
電解部17は、電極部材(図示せず)を備えており、この電極部材が貯水部14内の水に浸かるように設置される。電解部17は、この電極部材に通電することにより、貯水部14内の塩化物イオンを含む水を電気化学的に電気分解し、活性酸素種を含む電解水を生成する。ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことである。例えば、活性酸素種には、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、あるいは過酸化水素といった所謂狭義の活性酸素に、オゾン、次亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)等といった所謂広義の活性酸素が含まれる。
電解部17は、電極部材への電気分解するための通電を行う通電時間と、その通電停止後の時間、つまり通電を行っていない時間である非通電時間を一周期として、その一周期を複数回繰り返すことで、電解水を生成する。電極部材に対し、非通電時間を設けることで、電極部材の寿命が延びる。非通電時間に対して通電時間を長くすれば、一周期当たりにおいてより多くの量の活性酸素種を含む電解水が生成される。また、通電時間に対して非通電時間を長くすれば、一周期当たりの活性酸素種の生成が抑えられる。さらに、通電時間における電力量を大きくすれば、より多くの量の活性酸素種を含む電解水が生成される。
電解促進錠剤投入部18は、錠剤投入ケース18aと、錠剤投入ケース18a内に設けた錠剤投入部材(図示せず)と、錠剤投入ケース18aの上部に着脱自在に設けられた錠剤投入カバー18bとを備える。錠剤投入ケース18aは、開口4から取り出し可能である。ユーザは、取り出した錠剤投入ケース18aから錠剤投入カバー18bを外すことで、ユーザが錠剤投入ケース18a内に電解促進錠剤を装填できる。
電解促進錠剤投入部18は、制御部30より電解促進錠剤の投入指示があると、錠剤投入部材を回動させる。錠剤投入部材が回動すると、電解促進錠剤が錠剤投入ケース18aの底面の落下開口(図示せず)より貯水部14に落下する。電解促進錠剤投入部18は、錠剤投入ケース18aから貯水部14に落下された電解促進錠剤の個数をカウントし、錠剤投入ケース18aから貯水部14に電解促進錠剤が一錠落下したと判断すると、錠剤投入部材の回動を停止する。この電解促進錠剤が貯水部14内の水に溶け込むことにより、貯水部14の水が塩化物イオンを含む水が生成される。電解促進錠剤の一例は、塩化ナトリウムである。
電解水散布装置100は、電解促進錠剤投入部18を有していなくてもよい。この場合は、電解水散布装置100が、ユーザに対して電解促進錠剤の投入を指示する報知を表示や発音によって行い、ユーザに電解促進錠剤を直接貯水部14へ投入させるようにしてもよい。
制御部30は、例えば、本体ケース1(図1参照)の天面に設けられた操作パネルの裏側に設けられ、電解水生成部5を制御する。具体的には、制御部30は、電解部17による水の電気分解を制御する。また、制御部30は、表示部111における表示を制御する。
給水部15は、本体ケース1内部の正面視右側の側面に設置され、貯水部14から着脱可能であり、開口4から取り出すことができる。給水部15は、貯水部14の底面に設けられたタンク保持部14aに装着される。給水部15は、水を貯水するタンク15aと、タンク15aの開口(図示せず)に設けられた蓋15bとを備える。蓋15bの中央には、開閉部(図示せず)が設けられており、この開閉部が開くと、タンク15a内の水が、貯水部14へ供給される。
具体的には、タンク15aの開口を下向きにして、給水部15を貯水部14のタンク保持部14aに取り付けると、タンク保持部14aによって開閉部が開く。つまり、水を入れた給水部15がタンク保持部14aに取り付けられると、開閉部が開いて貯水部14に給水され、貯水部14内に水が溜まる。貯水部14内の水位が上昇して蓋15bのところまで到達すると給水部15の開口が水封されるので給水が停止し、給水部15の内部には水が残り、貯水部14内の水位が下がった場合に都度、タンク15a内部の水が貯水部14に給水される。即ち、貯水部14内の水位は一定に保たれる。
電解水散布装置100は、給水部15としてタンク15aを有していなくてもよい。この場合は、電解水散布装置100に対して、水を供給するラインを水道水よりひき、貯水部14内の水位が下がった場合に、貯水部14内の水位が所定位置に上昇するまで水道水を供給するようにしてもよい。
散布部19は、送風部7と、フィルタ部16とを備える。送風部7は、本体ケース1の中央部に設けられ、モータ部9と、モータ部9により回転するファン部10と、それらを囲むスクロール形状のケーシング部11とを備える。モータ部9は、ケーシング部11に固定される。
ファン部10は、シロッコファンであり、モータ部9から水平方向に延びた回転軸9aに固定され、モータ部9は、ケーシング部11に固定される。モータ部9の回転軸9aは、本体ケース1の前面側から背面側に延びる。ケーシング部11は、ケーシング部11の本体ケース1における上面側に吐出口12を備え、ケーシング部11の本体ケース1における背面側に吸込口13を有している。送風部7の風量は、温度や湿度、ガスの臭いレベルに応じて、風量単位時間(例えば、5分)毎に決定される。決定された風量に基づき、モータ部9の回転量が制御される。
フィルタ部16は、貯水部14に貯水された電解水と、送風部7によって本体ケース1内に流入した室内空気とを接触させる部材である。フィルタ部16は、円筒状に構成され、円周部分に空気が流通可能な孔を備えたフィルタ16aを配置し、その一端が貯水部14に貯水された電解水に浸漬され、保水されるように、フィルタ16aの中心軸を回転中心として貯水部14に回転自在に内蔵される。フィルタ部16は、駆動部(図示しない)により回転され、電解水と室内空気を連続的に接触させる。
風路8は、吸気口2と吹出口6とを連通し、吸気口2から順に、フィルタ部16、送風部7、吹出口6を備える。モータ部9によってファン部10が回転すると、吸気口2から吸い込まれ風路8内に入った外部の空気は、順に、フィルタ16a、送風部7、吹出口6を介して、電解水散布装置100の外部へ吹き出される。これにより、貯水部14にて生成された電解水が外部へ散布される。電解水散布装置100は、必ずしも電解水そのものを撒かなくてもよく、結果的に生成した電解水由来(揮発を含む)の活性酸素種を散布しても電解水散布に含まれる。
図5は、貯水部14の構造を示す斜視図である。貯水部14は、第1の貯水区画34と、第2の貯水区画35と、仕切り板36と、連通孔37とを備える。第1の貯水区画34は、電解部17と、給水部15の開閉部とが配置された区画である。図5では、右側の区画である。第1の貯水区画34内には、開閉部から水が供給される。第2の貯水区画35は、フィルタ16aとフィルタ部16とが配置される区画である。図4では、左側の区画である。
仕切り板36は、第1の貯水区画34と第2の貯水区画35とを仕切る板である。仕切り板36は、貯水部14の底面から上方に延び、仕切り板36の上端は、水面より上方に配置される。連通孔37は、横長の開口であり、仕切り板36の下端に配置される。連通孔37は、第1の貯水区画34と第2の貯水区画35とを連通する。第1の貯水区画34の水は、連通孔37を介して、第2の貯水区画35へ流れ込む。第1の貯水区画34の底面と、第2の貯水区画35の底面とは、同一面上に配置される。
第2の貯水区画35内と第2の貯水区画35の周囲には、後述の水位検知部である第1検知部と第2検知部が配置される。第1検知部は、貯水部14に貯水される必要最大水量を検知する。第1検知部は、浮力を有するフロート部分40aと、フロート部分40aに設けた磁石41aと、フロート部分40aに設けた磁石41aの位置を検知する検知部分(図示せず)とで構成される。フロート部分40aは、第2の貯水区画35内に配置され、検知部分は、第2の貯水区画35の周囲である貯水部14の外側、つまり本体ケース1に配置される。フロート部分40aが、必要最大水量に相当する第1所定の高さまで浮動すると、第1検知部分は、第1フロート部分40aに設けた磁石41aを検知し、制御部30に第1信号を送る。
第2検知部は、貯水部14に貯水される必要最小水量を検知する。第2検知部は、浮力を有するフロート部分40bと、フロート部分40bに設けた磁石41bと、フロート部分40bに設けた磁石41bの位置を検知する検知部分(図示せず)とで構成される。フロート部分40bは、第2の貯水区画35内に配置され、検知部分は、第2の貯水区画35の周囲である貯水部14の外側、つまり本体ケース1に配置される。貯水部14内に必要最小水量以上の水が貯水される場合には、フロート部分40bは、浮力によって所定の位置まで移動し、検知部分は、フロート部分40bに設けた磁石41bを検知する。しかしながら、貯水部14内の水が減り、フロート部分40bが、必要最小水量に相当する第2所定の高さまで下がると、検知部分は、フロート部分40bに設けた磁石41bを検知できなくなり、制御部30に第2信号を送る。
図6は、制御部30の機能ブロック図である。制御部30は、第1計測部150、第2計測部152、指示部154を含む。また、制御部30は、貯水部14、表示部111、操作部112に接続される。貯水部14は、水位検知部140を含む。水位検知部140は、前述の第1検知部と第2検知部とを含み、第1検知部と第2検知部により、貯水部14内の水位を検知する。前述のごとく、第1検知部により、必要最大水量に相当する第1所定の高さまで水位が存在するか否かを検知し、第2検知部により、必要最小水量に相当する第2所定の高さまで水位が存在するか否かを検知する。また、第1所定の高さ以上の水位である場合、第1検知部により第1信号が送信され、第2所定高さ以下の水位である場合、第2検知部により第2信号が送信される。第1所定の高さと第2所定高さとの間の水位である場合、第1信号も第2信号も送信されない。
第1計測部150は、水位検知部140から第1信号を受信している期間を第1期間として計測する。水位検知部140から第1信号を受信していることは、水位が水有りを示すことに相当する。第1計測部150は、カウンタにより構成され、第1信号を受信し続けるとカウントアップを実行する。ここで、第1計測部150は、第1信号を受信している状態から受信しなくなり、受信を再開した場合、それまでのカウント値からカウントアップを再開する。つまり、第1計測部150は、第1期間を累積加算する。第1計測部150は、カウント値、つまり第1期間を逐次指示部154に出力する。
第2計測部152は、電解水散布装置100が電源コンセント(図示せず)から電源供給されている期間を第2期間として計測する。電解水散布装置100が電源供給されていることは、制御部30への通電がなされていることに相当する。第2計測部152は、カウンタにより構成され、電源がオンされ続けるとカウントアップを実行する。ここで、第2計測部152は、電源がオンされている状態からオフにされ、再度オンになった場合、それまでのカウント値からカウントアップを再開する。つまり、第2計測部152は、第2期間を累積加算する。第2計測部152は、カウント値、つまり第2期間を逐次指示部154に出力する。
指示部154は、第1計測部150から第1期間を受けつけるとともに、第2計測部152から第2期間を受けつける。指示部154は、第1計測部150において計測した第1期間が第1しきい値以上である場合、あるいは第2計測部152において計測した第2期間が第2しきい値以上である場合に、手入れを促す旨の通知の表示を決定する。ここで、第1しきい値は、貯水部14に貯めた水を排水すべき期間に応じた値を有し、第2しきい値は、フィルタ16a等を清掃すべき期間に応じた値を有する。第1しきい値と第2しきい値は実験あるいは運用結果をもとに定められればよい。指示部154は、手入れを促す旨の通知の表示を決定した場合、表示部111に通知を表示させる。
前述のごとく、表示部111に通知を表示した後、ユーザによる手入れ、つまり貯水部14の排水、フィルタ16aの清掃等がなされた場合、操作部112はユーザにより操作される。操作部112が操作されると、第1計測部150は第1期間をリセットし、第2計測部152は第2期間をリセットする。これは、第1計測部150と第2計測部152とにおいてカウンタがリセットされることに相当する。これに続いて、第1計測部150は第1期間の計測を開始し、第2計測部152は第2期間の計測を開始する。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
以上の構成による電解水散布装置100の動作を説明する。図7は、制御部30による制御手順を示すフローチャートである。第1計測部150は第1期間を計測し(S10)、第2計測部152は第2期間を計測する(S12)。第1期間が第1しきい値以上である場合(S14のY)、指示部154は表示部111に通知を表示させる(S18)。第1期間が第1しきい値以上でない場合(S14のN)、第2期間が第2しきい値以上でなければ(S16のN)、ステップ10に戻る。第2期間が第2しきい値以上である場合(S16のY)、指示部154は表示部111に通知を表示させる(S18)。操作部112における操作がなければ(S20のN)、ステップ18に戻る。操作部112における操作がある場合(S20のY)、第1計測部150は第1期間をリセットし、第2計測部152は第2期間をリセットする(S22)。
本実施例によれば、第1期間が第1しきい値以上である場合、あるいは第2期間が第2しきい値以上である場合に、表示部111に通知を表示させるので、異なった2つの指標をもとに通知を表示できる。異なった2つの指標をもとに通知が表示されるので、貯水部14を排水すべきタイミングと、フィルタ16aを清掃すべきタイミングをもとに通知を表示できる。また、異なった2つの指標をもとに1つの通知が表示されるので、近いタイミングに異なった通知が表示されることを防止できる。また、近いタイミングに異なった通知が表示されることが防止されるので、電解水散布装置100の手入れに関するユーザの利便性を向上できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の電解水散布装置(100)は、電解水を散布する電解水散布装置(100)であって、水を貯めるための貯水部(14)と、貯水部(14)内の水位を検知する水位検知部(140)と、貯水部(14)内の水を電気分解して電解水を生成する電解部(17)と、本電解水散布装置(100)の手入れを促す旨の通知を表示する表示部(111)と、本電解水散布装置(100)の手入れがなされた場合に操作されるべき操作部(112)と、表示部(111)を制御する制御部(30)とを備える。制御部(30)は、水位検知部(140)において検知した水位が水有りを示す第1期間を計測する第1計測部(150)と、制御部(30)への通電がなされている第2期間を計測する第2計測部(152)と、第1計測部(150)において計測した第1期間が第1しきい値以上である場合、あるいは第2計測部(152)において計測した第2期間が第2しきい値以上である場合に、表示部(111)に通知を表示させる指示部(154)とを備える。操作部(112)が操作された場合、第1計測部(150)は第1期間をリセットし、第2計測部(152)は第2期間をリセットする。
水位検知部(140)において検知された水位が水無しを示し、かつ操作部(112)が操作された場合、第1計測部(150)は第1期間をリセットし、第2計測部(152)は第2期間をリセットしてもよい。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例において、操作部112が操作された場合、第1計測部150は第1期間をリセットし、第2計測部152は第2期間をリセットしている。しかしながらこれに限らず例えば、水位検知部140において検知された水位が水無しを示し、かつ操作部112が操作された場合、第1計測部150は第1期間をリセットし、第2計測部152は第2期間をリセットしてもよい。水位検知部140において検知された水位が水無しを示すことは、第2検知部から第2信号を受信することに相当する。本変形例によれば、検知された水位が水無しを示すことを第1期間および第2期間のリセットの条件に加えているので、貯水部14が確実に排水された場合に、第1期間および第2期間をリセットできる。
1 本体ケース、 1A 本体側面、 2 吸気口、 3 パネル、 4 開口、 5 電解水生成部、 6 吹出口、 7 送風部、 8 風路、 9 モータ部、 9a 回転軸、 10 ファン部、 11 ケーシング部、 12 吐出口、 13 吸込口、 14 貯水部、 14a タンク保持部、 15 給水部、 15a タンク、 15b 蓋、 16 フィルタ部、 16a フィルタ、 17 電解部、 18 電解促進錠剤投入部、 18a 錠剤投入ケース、 18b 錠剤投入カバー、 19 散布部、 20 上面パネル、 25 扉内パネル、 30 制御部、 40a,40b フロート部分、 41a,41b 磁石、 100 電解水散布装置、 111 表示部、 112 操作部、 120 電源ボタン、 122 お知らせランプ、 140 水位検知部、 150 第1計測部、 152 第2計測部、 154 指示部。

Claims (2)

  1. 電解水を散布する電解水散布装置であって、
    水を貯めるための貯水部と、
    前記貯水部内の水位を検知する水位検知部と、
    前記貯水部内の水を電気分解して電解水を生成する電解部と、
    本電解水散布装置の手入れを促す旨の通知を表示する表示部と、
    本電解水散布装置の手入れがなされた場合に操作されるべき操作部と、
    前記表示部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記水位検知部において検知した水位が水有りを示す第1期間を計測する第1計測部と、
    前記制御部への通電がなされている第2期間を計測する第2計測部と、
    前記第1計測部において計測した前記第1期間が第1しきい値以上である場合、あるいは前記第2計測部において計測した前記第2期間が第2しきい値以上である場合に、前記表示部に前記通知を表示させる指示部とを備え、
    前記操作部が操作された場合、前記第1計測部は前記第1期間をリセットし、前記第2計測部は前記第2期間をリセットする電解水散布装置。
  2. 前記水位検知部において検知された水位が水無しを示し、かつ前記操作部が操作された場合、前記第1計測部は前記第1期間をリセットし、前記第2計測部は前記第2期間をリセットする請求項1に記載の電解水散布装置。
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