JP6924928B2 - 電解水散布装置 - Google Patents

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本発明は、電解水を生成して散布する電解水散布装置に関する。
空気中の細菌、真菌、ウイルス、臭い等の除去(不活性化を含む)を行うために、貯水部に貯められた水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成し、散布する電解水散布装置が知られている(特許文献1)。
従来、この種の電解水散布装置は、差込プラグがコンセントへ差されたときに、ユーザに対して貯水部に貯められた水の排水を要求していた。これは、次亜塩素酸による吸気中の細菌の除去等を行う場合に、貯水部に貯められた水の状態が重要であるためである。
即ち、電解水散布装置が長期間、差込プラグをコンセントへ差さないまま放置されていた場合、貯水部に貯められた水において、電解水の生成に必要な塩化物イオンの濃度が低下していたり、当該水が汚れていたりする可能性がある。そのような水を使用して電気分解を行うと、所望の量の次亜塩素酸が生成できなかったり、電解部の電極が汚れ、電極の寿命が短くなったりする。
そこで、電解水散布装置は、差込プラグがコンセントへ差された場合に、上述した通り、ユーザに対して水の排水を要求し、水の排水が行われるまで、電解水の生成を行わないようにしていた。
特開2008−29574号公報
しかしながら、従来の電解水散布装置は、例えば、装置の移動等に伴って一時的に差込プラグをコンセントから抜いた場合であっても、差込プラグを再びコンセントへ差したタイミングでユーザに対して貯水部に貯められた水の排水を要求していた。よって、貯水部に貯められた水の状態が良くても、ユーザは無駄な排水作業を行わなければならず、ユーザに対する利便性が悪かった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、一時的なコンセントの抜き差しが行われた場合に、無駄な排水作業を不要にできる電解水散布装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の電解水散布装置は、以下を特徴とするものである。即ち、本発明の電解散布装置は、電解水生成部と、散布部と、渇水検知部、排水表示部と、非排水動作受付部と、制御部と、を備える。電解水生成部は、水を貯めるための貯水部と当該貯水部内の水を電気分解して電解水を生成する電解部とを有する。散布部は、電解水生成部が生成した電解水を散布する。渇水検知部は、貯水部が渇水状態であるか又は渇水状態ではない非渇水状態であるかを検知する。排水表示部は、貯水部の排水を促がす旨の表示を行う。非排水動作受付部は、排水表示部による排水を促がす旨の表示時に貯水部の排水を行うことなく電解部による電解水の生成動作を可能とする旨の入力を受け付ける。制御部は、差込プラグがコンセントに差され、当該制御部への通電開始時に渇水検知部が非渇水状態を検知した場合には排水表示部を介して排水を促がす旨の表示を行い、排水表示部の表示に対して非排水動作受付部が前記入力を受け付けた場合には貯水部の排水を行うことなく電解水生成部による電解水の生成動作を可能とする。
本発明の電解水散布装置によれば、排水表示部による排水を促がす旨の表示時に貯水部の排水を行うことなく電解部による電解水の生成動作を可能とする旨の入力を受け付ける非排水動作受付部を備えている。そして、制御部は、差込プラグがコンセントに差され、当該制御部への通電開始時に渇水検知部が非渇水状態を検知した場合には排水表示部を介して排水を促がす旨の表示を行い、排水表示部の表示に対して非排水動作受付部が前記入力を受け付けた場合には貯水部の排水を行うことなく電解水生成部による電解水の生成動作を可能とする。これにより、一時的なコンセントの抜き差しが行われ、排水表示部による排水を促がす旨の表示が行われた場合に、ユーザが、貯水部の排水を行うことなく電解部による電解水の生成動作を可能とする旨の入力をすれば、貯水部の排水を行うことなく電解部による電解水の生成動作が可能となる。よって、一時的なコンセントの抜き差しが行われた場合に、無駄な排水作業を不要にできるという効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る電解水散布装置の斜視図である。 同電解水散布装置の斜視図である。 (a)は、表示部を模式的に示した模式図であり、(b)は、扉内操作部を模式的に示した模式図である。 同電解水散布装置の断面図である。 同電解水散布装置の断面図である。 同電解水散布装置の機能ブロック図である。 同電解水散布装置の制御部により実行される排水表示処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電解水散布装置の機能ブロック図である。 同電解水散布装置の制御部により実行される排水表示処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る電解水散布装置の機能ブロック図である。 同電解水散布装置の制御部により実行される排水表示処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜7を参照して、本発明の第1実施形態に係る電解水散布装置Dについて説明する。図1は、電解水散布装置Dの斜視図であり、電解水散布装置Dを前面側から見た図である。図2は、電解水散布装置Dの斜視図であり、図1の開閉部3を開いた状態で電解水散布装置Dを前面側から見た図である。
図1、2に示す通り、電解水散布装置Dは、略箱形状の本体ケース1を備え、本体ケース1の両側面には略四角形状の吸気口2を有している。本体ケース1の天面には、開閉式の吹出口6が設けられている。図1、2では、吹出口6は閉じた状態である。
本体ケース1の天面側前面には、表示部20が設けられている。図3(a)は、その表示部20を模式的に示した模式図である。表示部20は、点灯状態によって、電解水散布装置Dの状態を示したり、ユーザに各種指示を行ったりするためのランプが複数設けられており、例えば、排水表示部21と、排水解除無効表示部22と、を備えている。
排水表示部21は、後述する貯水部14の排水を促がす旨の表示を行うものである。排水表示部21の点灯状態によって、ユーザに対して、貯水部14の排水を促がすことができる。
排水解除無効表示部22は、ユーザによる排水解除操作が無効とされている旨の表示を行うものである。排水解除無効表示部22の点灯状態により、ユーザに対して、排水解除操作が無効とされていることを通知できる。この排水解除無効表示部22による表示が行われている間、ユーザが後述する排水解除操作を行っても、その操作は無効とされる。
図2に戻り、本体ケース1の前面側から見て、右側の側面(本体ケース1の一方側の側面)である第1の本体側面1Aには、開閉可能な開閉部3が設けられている。本体ケース1の一方側の側面の吸気口2は、開閉部3に設けられている。開閉部3を開くと、縦長四角形状の開口4が現れる。開口4から、後述する貯水部14、給水部15、錠剤投入ケース18a等が取り出し可能に構成されている。
また、本体ケース1内には、開口4よりユーザが操作可能な扉内操作部25が設けられている。図3(b)は、その扉内操作部25を模式的に示した模式図である。扉内操作部25には、ユーザが電解水散布装置Dに対して各種入力をするための操作ボタンが複数設けられており、例えば、非排水動作受付部26が設けられている。
非排水動作受付部26は、排水表示部21による貯水部14の排水を促がす旨の表示がなされた場合に、その貯水部14の排水を行うことなく後述の電解部17による電解水の生成動作を可能とする旨のユーザからの入力を受け付けるボタンにより構成される。
ここで、上述した通り、貯水部14は、本体ケース1に格納され、開閉部3によって、本体ケース1に格納された貯水部14への接触が制限される。即ち、開閉部3を開かないと、貯水部14の状態を確認したり、排水を行ったりすることができない。一方で、非排水動作受付部26は、開閉部3が貯水部14への接触を可能とする開状態の場合にのみ入力を受け付けることができる位置に設けられている。よって、ユーザは、開口4から貯水部14の状態を確認し、貯水部14に貯められた水が継続して使用できるかどうかを判断したうえで、非排水動作受付部26を操作できる。これにより、貯水部14に貯められた水の状態が悪い状態にあるにもかかわらず、ユーザの思い込みによって非排水動作受付部26が操作されることを抑制できる。
図4は、電解水散布装置Dの正面視中央部分を縦方向に切った断面図であり、電解水散布装置Dを右側から見た図である。図5は、電解水散布装置Dの正面視右側を縦方向に切った断面図であり、電解水散布装置Dにおける右側から見た図である。図6は、電解水散布装置Dの主な機能をブロックで示した機能ブロック図である。
図2、図4、図5、図6に示すように、電解水散布装置Dには、電解水生成部5と、給水部15と、電解促進錠剤投入部18と、散布部19と、風路8と、制御部30とが備えられている。電解水生成部5は、貯水部14と、電解部17とを備えている。
貯水部14は、天面を開口した箱形状をしており、水を貯水できる構造となっている。貯水部14は、本体ケース1の下部に配置され、本体ケース1から水平方向にスライドして着脱可能となっており、開口4から取り出すことができる。貯水部14は、給水部15から供給される水を貯水する。
貯水部14は、渇水検知部31と、排水検知部32を備えている。渇水検知部31は、貯水部14が渇水状態であるか又は渇水状態ではない非渇水状態であるかを検知する。具体的には、渇水検知部31は、貯水部14内の水位が規定値以下となった場合に貯水部14内が渇水状態にあると検知する。
排水検知部32は、貯水部14からの排水を検知する。具体的には、排水検知部32は、貯水部14内が非渇水状態にあった状態から渇水状態となった場合に、貯水部14の排水が行われたことを検知する。なお、ユーザが排水を行ったことを入力するための操作ボタンを電解水散布装置Dに設け、排水検知部32は、その操作ボタンが操作された場合に、貯水部14の排水が行われたと検知してもよい。
電解部17は、電極部材(図示せず)を備えており、この電極部材が貯水部14内の水に浸かるように設置される。電解部17は、この電極部材に通電することにより、貯水部14内の塩化物イオンを含む水を電気化学的に電気分解し、活性酸素種を含む電解水を生成させる。ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことである。例えば、活性酸素種には、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、或いは過酸化水素といった所謂狭義の活性酸素に、オゾン、次亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)等といった所謂広義の活性酸素が含まれる。
電解部17は、電極部材への電気分解するための通電を行う通電時間と、その通電停止後の時間、つまり通電を行っていない時間である非通電時間を一周期として、その一周期を複数回繰り返すことで、電解水を生成する。電極部材に対し、非通電時間を設けることで、電極部材の寿命を延ばすことができる。なお、非通電時間に対して通電時間を長くすれば、一周期当たりにおいてより多くの量の活性酸素種を含む電解水が生成される。また通電時間に対して非通電時間を長くすれば、一周期当たりの活性酸素種の生成が抑えられる。さらに、通電時間における電力量を大きくすれば、より多くの量の活性酸素種を含む電解水が生成される。
給水部15は、本体ケース1内部の正面視右側の側面に設置され、貯水部14から着脱可能な構造となっており、開口4から取り出すことができる。給水部15は、貯水部14の底面に設けられたタンク保持部14aに装着されている。給水部15は、水を貯水する給水タンク15aと、給水タンク15aの開口(図示せず)に設けられた蓋15bとを備えている。蓋15bの中央には、開閉部(図示せず)が設けられており、この開閉部が開くと、給水タンク15a内の水が、貯水部14へ供給される。
具体的には、給水タンク15aの開口を下向きにして、給水部15を貯水部14のタンク保持部14aに取り付けると、タンク保持部14aによって開閉部が開く。つまり、水を入れた給水部15がタンク保持部14aに取り付けられると、開閉部が開いて貯水部14に給水され、貯水部14内に水が溜まる。貯水部14内の水位が上昇して蓋15bのところまで到達すると給水部15の開口が水封されるので給水が停止し、給水部15の内部には水が残り、貯水部14内の水位が下がった場合に都度、給水タンク15a内部の水が貯水部14に給水される。即ち、貯水部14内の水位は一定に保たれる。
なお、電解水散布装置Dは、給水部15として給水タンク15aを有していなくてもよい。この場合は、電解水散布装置Dに対して、水を供給するラインを水道水よりひき、貯水部14内の水位が下がった場合に、貯水部14内の水位が所定位置に上昇するまで水道水を供給するようにしてもよい。
電解促進錠剤投入部18は、錠剤投入ケース18aと、錠剤投入ケース18a内に設けた錠剤投入部材(図示せず)と、錠剤投入ケース18aの上部に着脱自在に設けられた錠剤投入カバー18bとを備えている。錠剤投入ケース18aは、開口4から取り出し可能に構成される。ユーザは、取り出した錠剤投入ケース18aから錠剤投入カバー18bを外すことで、ユーザが錠剤投入ケース18a内に電解促進錠剤を装填できる。
電解促進錠剤投入部18は、電解促進錠剤を貯水部14へ投入する場合に、錠剤投入部材を回動させる。錠剤投入部材が回動すると、電解促進錠剤が錠剤投入ケース18aの底面の落下開口(図示せず)より貯水部14に落下する。電解促進錠剤投入部18は、錠剤投入ケース18aから貯水部14に落下された電解促進錠剤の個数をカウントし、錠剤投入ケース18aから貯水部14に電解促進錠剤が一錠落下したと判断すると、錠剤投入部材の回動を停止する。この電解促進錠剤が貯水部14内の水に溶け込むことにより、貯水部14の水が塩化物イオンを含む水が生成される。なお、電解促進錠剤の一例は、塩化ナトリウムである。
なお、電解水散布装置Dは、電解促進錠剤投入部18を有していなくてもよい。この場合は、電解水散布装置Dが、ユーザに対して電解促進錠剤の投入を指示する報知を表示や発音によって行い、ユーザに電解促進錠剤を直接貯水部14へ投入させるようにしてもよい。
散布部19は、送風部7と、フィルター部16とを備える。送風部7は、本体ケース1の中央部に設けられ、モータ部9と、モータ部9により回転するファン部10と、それらを囲むスクロール形状のケーシング部11とを備えている。モータ部9は、ケーシング部11に固定されている。
ファン部10は、シロッコファンであり、モータ部9から水平方向に延びた回転軸9aに固定され、モータ部9は、ケーシング部11に固定されている。モータ部9の回転軸9aは、本体ケース1の前面側から背面側に延びている。ケーシング部11は、ケーシング部11の本体ケース1における上面側に吐出口12を備え、ケーシング部11の本体ケース1における背面側に吸込口13を有している。送風部7の風量は、温度や湿度、ガスの臭いレベルに応じて、風量単位時間(例えば、5分)毎に決定される。決定された風量に基づき、モータ部9の回転量が制御される。
フィルター部16は、貯水部14に貯水された電解水と、送風部7によって本体ケース1内に流入した室内空気とを接触させる部材である。フィルター部16は、円筒状に構成され、円周部分に空気が流通可能な孔を備えたフィルター16aを配置し、その一端が貯水部14に貯水された電解水に浸漬され、保水されるように、フィルター16aの中心軸を回転中心として貯水部14に回転自在に内蔵されている。そして、フィルター部16は、駆動部(図示しない)により回転され、電解水と室内空気を連続的に接触させる構造となっている。
風路8は、吸気口2と吹出口6とを連通し、吸気口2から順に、フィルター部16、送風部7、吹出口6を備えている。モータ部9によってファン部10が回転すると、吸気口2から吸い込まれ風路8内に入った外部の空気は、順に、フィルター16a、送風部7、吹出口6を介して、電解水散布装置Dの外部へ吹き出される。これにより、貯水部14にて生成された電解水が外部へ散布される。なお、電解水散布装置Dは、必ずしも電解水そのものを撒くものでなくてもよく、結果的に生成した電解水由来(揮発を含む)の活性酸素種を散布するものであっても電解水散布に含まれる。
制御部30は、例えば、本体ケース1(図1参照)の天面に設けられた操作パネルの裏側に設けられ、電解水散布装置Dの制御を行う。制御部30は、電解水散布装置Dの差込プラグがコンセントに差され、制御部30への通電が開始されると、排水表示処理を実行する。
図7は、この排水表示処理を示すフローチャートである。この排水表示処理では、まず、渇水検知部31の検知結果に基づいて、貯水部14が渇水状態であるか又は非渇水状態であるかを判断する(S1)。その結果、貯水部14が非渇水状態にある場合は(S1:Yes)、排水表示処理では、排水表示部21による貯水部14の排水を促がす旨の表示を行う(S2)。このとき、排水表示処理は、電解部17による電解水の生成動作を可能としない。これにより、貯水部14の水が悪い状態で電解部17による電解水の生成動作が行われることを抑制できる。
次いで、排水表示処理では、非排水動作受付部26が操作され、貯水部14の排水を行うことなく電解部17による電解水の生成動作を可能とする旨の入力が受け付けられたかを判断する(S3)。その結果、非排水動作受付部26への操作がなく、前記入力が受け付けられていない場合は(S3:No)、排水表示処理では、次いで、排水検知部32の検知結果に基づいて、排水の実施がありか否かを判断する(S4)。
その結果、排水表示処理では、排水の実施がなければ(S4:No)、S3の処理に戻り、排水の実施があれば(S4:Yes)、排水表示部21の表示を消灯して(S5)、S6の処理へ移行し、通常動作の制御を行って、電解水の生成動作を可能とする。
一方、S3の判断の結果、非排水動作受付部26への操作があり、貯水部14の排水を行うことなく電解部17による電解水の生成動作を可能とする旨の入力が受け付けられた場合は(S3:Yes)、排水表示処理では、S4の処理をスキップして、S5の処理へ移行する。そして、排水表示処理では、S5の処理にて、排水表示部21の表示を消灯し(S5)、S6の処理へ移行して、通常動作の制御を行って、電解水の生成動作を可能とする。
また、貯水部14が渇水状態にある場合は(S1:No)、貯水部14の排水を促がす必要がないため、S6の処理へ移行して通常動作の制御を行い、電解水の生成動作を可能とする。
以上の通り、第1実施形態に係る電解水散布装置Dでは、制御部30が排水表示処理を実行することにより、以下の作用効果がある。即ち、電解水散布装置Dの差込プラグがコンセントに差され、制御部30への通電が開始されたときに、渇水検知部31が貯水部14内の非渇水状態を検知した場合には、排水表示部21を介して排水を促がす旨の表示を行う。一方、排水表示部21の表示に対して非排水動作受付部26が、貯水部14の排水を行うことなく電解部17による電解水の生成動作を可能とする旨の入力を受け付けた場合には、貯水部14の排水を行うことなく電解水生成部5による電解水の生成動作を可能とする。
これにより、一時的なコンセントの抜き差しが行われ、排水表示部21による排水を促がす旨の表示が行われた場合に、ユーザが、貯水部14の排水を行うことなく電解部17による電解水の生成動作を可能とする旨の入力をすれば、貯水部14の排水を行うことなく電解部17による電解水の生成動作が可能となる。よって、一時的なコンセントの抜き差しが行われた場合に、無駄な排水作業を不要にできるという効果を得ることができる。
また、第1実施形態に係る電解水散布装置Dでは、制御部30が排水表示処理を実行することにより、排水検知部32による排水の検知ができない場合であって非排水動作受付部26への入力が無い場合には、S3及びS4の処理をループし続ける。これにより、制御部30は、電解部17による電解水の生成動作を可能としない。これにより、貯水部14の水が悪い状態で電解水の生成が行われることで、所望の量の活性酸素種を生成できなかったり、電極部材に汚れが付着して、電解部17の寿命が短くなったりすることを抑制できる。
(第2実施形態)
次いで、図8及び図9を参照して、本発明の第2実施形態に係る電解水散布装置Dについて説明する。第2実施形態に係る電解水散布装置Dは、第1実施形態に係る電解水散布装置Dと比して、貯水部14の水が汚れている可能性がある場合に、非排水動作受付部26への入力を無効とする点で相違する。
以下、第2実施形態に係る電解水散布装置Dについて、第1実施形態に係る電解水散布装置Dと相違する点を中心に説明する。第1実施形態に係る電解水散布装置Dと同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図8は、第2実施形態に係る電解水散布装置Dにおける電解水生成部5の詳細な機能をブロックで示した機能ブロック図である。貯水部14には、導電率検知部33が設けられている。導電率検知部33は、貯水部14内の水の導電率を検知する。
図9は、電解水散布装置Dの差込プラグがコンセントに差され、制御部30への通電が開始されたときに制御部30により実行される排水表示処理を示すフローチャートである。この排水表示処理が、第1実施形態に係る排水表示処理と相違する点は、S2の排水表示部21による貯水部14の排水を促がす旨の表示を行う処理のち、S11の処理が実行される点である。
具体的には、S11の処理では、導電率検知部33の検知結果に基づいて、貯水部14内の水の導電率が導電率閾値以下かを判断する(S11)。その結果、当該導電率が導電率閾値以下である場合は(S11:Yes)、排水表示処理では、第1実施形態と同じS3〜S6の処理を実行する。
一方、S11の処理の結果、貯水部14内の水の導電率が導電率閾値を超えている場合は(S11:No)、排水表示処理では、非排水動作受付部26による入力の受け付けを無効とし、また、その旨を排水解除無効表示部22に表示する(S22)。
そして、排水表示処理では、排水検知部32の検知結果に基づいて、排水の実施がありか否かを判断し(S13)、排水の実施がなければ(S13:No)、S13の処理をループし続ける。一方、S13の判断の結果、排水の実施があれば(S13:Yes)、排水表示処理は、排水解除無効表示部22による表示を消灯する排水解除操作無効の解除処理をして(S14)、S5の処理へ移行する。
以上の通り、第2実施形態に係る電解水散布装置Dでは、貯水部14内の水の導電率が高い場合、貯水部14の排水を行うことなく電解部17による電解水の生成動作を可能とする旨の入力を受け付ける非排水動作受付部26の入力を、受け付けなくすることができる。ここで、水の導電率が高い場合は、貯水部14内の水が汚れている可能性がある。よって、このような場合は、ユーザに対して必ず排水作業を行わせることができるので、貯水部14内の水の状態を確実によくすることができる。従って、電解水散布装置Dの性能を確保できる。
なお、S11の処理において、導電率検知部33の検知結果に基づいて、貯水部14内の水の導電率が導電率閾値以下かを判断したが、貯水部14内の水の導電率が導電率閾値未満かを判断してもよい。
また、第2実施形態では、貯水部14内の水の導電率が導電率閾値を超えた場合に、非排水動作受付部26の入力を受け付けないようにしたが、非排水動作受付部26の入力が受け付けられた場合に、貯水部14内の水の導電率が導電率閾値を超えていれば、すぐに、貯水部14の排水を促がす旨の表示を排水表示部21にて行うようにしてもよい。これによっても、第2実施形態の電解水散布装置Dと同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次いで、図10及び図11を参照して、本発明の第3実施形態に係る電解水散布装置Dについて説明する。第3実施形態に係る電解水散布装置Dは、第1実施形態に係る電解水散布装置Dと比して、給水タンク15aの水量が少ない場合に、非排水動作受付部26への入力を無効とする点で相違する。
以下、第3実施形態に係る電解水散布装置Dについて、第1実施形態及び第2実施形態に係る電解水散布装置Dと相違する点を中心に説明する。第1実施形態及び第2実施形態に係る電解水散布装置Dと同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図10は、第3実施形態に係る電解水散布装置Dにおける電解水生成部5の詳細な機能をブロックで示した機能ブロック図である。給水タンク15aには、給水タンク15aにある水の量を検知する水量検知部34が設けられている。水量検知部34は、例えば、給水タンク15aの重量を測定することにより、給水タンク15aの水量を検知する。
図11は、電解水散布装置Dの差込プラグがコンセントに差され、制御部30への通電が開始されたときに制御部30により実行される排水表示処理を示すフローチャートである。この排水表示処理が、第1実施形態に係る排水表示処理と相違する点は、S2の排水表示部21による貯水部14の排水を促がす旨の表示を行う処理のち、S21の処理が実行される点である。
具体的には、S21の処理では、水量検知部34の検知結果に基づいて、給水タンク15a内の水量が水量閾値以上かを判断する(S11)。その結果、当該水量が水量閾値以上である場合は(S21:Yes)、排水表示処理では、第1実施形態と同じS3〜S6の処理を実行する。
一方、S21の処理の結果、給水タンク15a内の水量が水量閾値未満である場合は(S21:No)、排水表示処理では、第2実施形態と同じS12〜S14の処理を実行する。
これにより、第3実施形態に係る電解水散布装置Dでは、給水タンク15a内の水量が少ない場合、貯水部14の排水を行うことなく電解部17による電解水の生成動作を可能とする旨の入力を受け付ける非排水動作受付部26の入力を、受け付けなくすることができる。ここで、給水タンク15a内の水量が少ない場合は、電解水散布装置Dが長時間放置されたことにより、貯水部14の水が揮発して貯水部14の水位が下がり、それを補充するために給水タンク15aの水が貯水部14へ供給されたものと想定される。即ち、貯水部14内の水の状態が悪い可能性がある。よって、このような場合は、ユーザに対して必ず排水作業を行わせることができるので、貯水部14内の水の状態を確実によくすることができる。従って、電解水散布装置Dの性能を確保できる。
なお、S21の処理において、水量検知部34の検知結果に基づいて、給水タンク15a内の水量が水量閾値以上かを判断したが、水量検知部34の検知結果に基づいて、給水タンク15a内の水量が水量閾値を超えたかを判断してもよい。
また、給水タンク15a内の水量が水量閾値未満の場合に、非排水動作受付部26の入力を受け付けないようにしたが、非排水動作受付部26の入力が受け付けられた場合に、給水タンク15a内の水量が水量閾値未満であれば、すぐに、貯水部14の排水を促がす旨の表示を排水表示部21にて行うようにしてもよい。これによっても、第3実施形態の電解水散布装置Dと同様の効果を得ることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、各実施形態は、それぞれ、他の実施形態が有する構成の一部又は複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部又は複数部分と交換等することにより、その実施形態を変形して構成するようにしても良い。また、上記各実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
本発明に係る電解水散布装置は、空気中の細菌、真菌、ウイルス、臭い等の除去(不活性化を含む)を行う電解水散布装置として有用である。
D 電解水散布装置
1 本体ケース
2 吸気口
3 開閉部
5 電解水生成部
6 吹出口
7 送風部
14 貯水部
16 フィルター部
17 電解部
19 散布部
21 排水表示部
26 非排水動作受付部
30 制御部
31 渇水検知部
32 排水検知部
33 導電率検知部
34 水量検知部

Claims (7)

  1. 水を貯めるための貯水部と当該貯水部内の水を電気分解して電解水を生成する電解部とを有する電解水生成部と、
    前記電解水生成部が生成した電解水を散布する散布部と、
    前記貯水部が渇水状態であるかまたは渇水状態ではない非渇水状態であるかを検知する渇水検知部と、
    前記貯水部の排水を促がす旨の表示を行う排水表示部と、
    前記排水表示部による排水を促がす旨の表示時に前記貯水部の排水を行うことなく前記電解部による電解水の生成動作を可能とする旨の入力を受け付ける非排水動作受付部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    差込プラグがコンセントに差され、当該制御部への通電開始時に前記渇水検知部が前記非渇水状態を検知した場合には前記排水表示部を介して排水を促がす旨の表示を行い、
    前記排水表示部の表示に対して前記非排水動作受付部が前記入力を受け付けた場合には前記貯水部の排水を行うことなく前記電解水生成部による電解水の生成動作を可能とする電解水散布装置。
  2. 前記制御部は、前記排水表示部を介して排水を促す旨の表示を行った場合に、前記電解水生成部による電解水の生成動作を可能としない請求項1記載の電解水散布装置。
  3. 前記貯水部を格納する本体ケースと、
    前記本体ケースに格納された前記貯水部への接触を制限する開閉部と、を備え、
    前記非排水動作受付部は、
    前記開閉部が前記貯水部への接触を可能とする開状態の場合にのみ前記入力を受け付けることができる位置に設けられた請求項1又は2記載の電解水散布装置。
  4. 前記貯水部からの排水を検知する排水検知部を備え、
    前記制御部は、
    前記排水検知部による排水の検知ができない場合であって前記非排水動作受付部への前記入力が無い場合には前記電解部による電解水の生成動作を可能としない請求項1から3のいずれかに記載の電解水散布装置。
  5. 前記貯水部内の水の導電率を検知する導電率検知部を備え、
    前記制御部は、
    前記導電率検知部が検知した導電率が導電率閾値よりも大きい場合には前記非排水動作受付部による前記入力を受け付けない請求項1から4のいずれかに記載の電解水散布装置。
  6. 前記貯水部に給水を行う給水タンクと、
    前記給水タンクの水の量を検知する水量検知部を備え、
    前記制御部は、
    前記水量検知部が検知した水量が水量閾値よりも小さい場合には前記非排水動作受付部による前記入力を受け付けない請求項1から5のいずれかに記載の電解水散布装置。
  7. 吸気口と吹出口とを有する本体ケースを備え、
    前記散布部は、
    前記貯水部内の電解水に浸漬させて保水し前記吸気口から流入した空気に接触するフィルター部と、
    前記フィルター部に接触した空気を前記吹出口に導く送風部と、を備えた請求項1記載の電解水散布装置。
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