JP2006000563A - 空気調和機および電解水噴霧装置 - Google Patents

空気調和機および電解水噴霧装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電解水のミストを生成するために貯水部に供給される空気量の変更に伴って電解水の平均濃度が変化するのを防止する。
【解決手段】電解期間T1だけ電極板への通電をオンした後、非電解期間T2だけ電極板への通電をオフするといった断続制御を繰り返し行うことにより、電解水のミストを供給する。エアポンプの駆動が「弱」(図11(a)参照)から「強」(図11(b)参照)に切り替えられた場合、非電解期間T2を、エアポンプの駆動が「弱」のときよりも短く設定し、非電解期間T2が経過した時点で、電解水濃度がA1となるようにする。
【効果】電解水濃度の平均値は、貯水タンクに供給される空気量の変更(エアポンプの強/弱の切り替え)の有無にかかわりなく一定(AV)となる。
【選択図】 図11

Description

この発明は、空気清浄機、加湿器、エアコンなどの空気調和機および電解水噴霧装置に関する。
機外の空気を取り込み、所定の処理を施して機外に排出することにより室内の空気調和を行うための空気調和機として、機外の空気を機内に取り込むために回転されるファンと、機外の空気が機内に取り込まれる際に通過するフィルタとを備えた空気清浄機が知られている。機内に取り込まれる空気は、フィルタを通過することによって、その空気中に含まれる塵埃などが除去されるようになっている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されているような空気清浄機では、空気中に含まれる塵埃などは除去されるものの、空気を殺菌したり脱臭したりすることはできない。そこで、殺菌機能や脱臭機能を備えた空気清浄機が提案されている(特許文献2参照)。
この特許文献2に開示されているような空気清浄機では、殺菌作用や脱臭作用を有する液体を貯水部に収容して、その液体を用いて生成したミストを機外に排出することによって、空気を殺菌したり脱臭したりすることができる。
特開2003−102816号公報 特開2003−79714号公報
しかしながら、特許文献2に開示されているような空気清浄機では、殺菌作用や脱臭作用を有する専用の液体、または、殺菌作用や脱臭作用を有するミストを生成するための専用の液体を貯水部に収容しなければならない。したがって、上記のような専用の液体をわざわざ用意しなければならず、面倒である。
そこで、本願出願人は、専用の液体を用意することなく、殺菌機能や脱臭機能を達成することができるような構成を提案した(特願2004−176032号)。この構成では、たとえば、空気清浄機のハウジング内に配置されたミスト発生装置の貯水タンク内に水道水を貯めた状態で、1対の電極板に通電を行うことにより、殺菌作用や脱臭作用を有する次亜塩素酸(HClO)などの遊離残留塩素や活性酸素を含む電解水を生成する。そして、エアポンプを駆動して貯水タンク内に空気を送り込み、生成された電解水内に泡を発生させることにより、殺菌作用や脱臭作用を有するミストを発生させ、発生したミストを機外へと供給する。
上記のような態様で電解水のミストを発生させる場合、1対の電極板に連続的に通電を行うと、遊離残留塩素濃度(電解水濃度)が高くなりすぎて、機外に供給されるミストが人体に悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、電極板への通電を断続的に行い、電解水濃度が高くなりすぎるのを防止できるような構成としている。
図13は、電極板への通電を断続的に行う態様の具体例を示すタイムチャートである。
図13(a)に示す態様では、所定の電解期間T1(たとえば、4分)だけ電極板への通電をオンした後、所定の非電解期間T2(たとえば、86分)だけ電極板への通電をオフするといった計90分の断続制御を1サイクルとして、このサイクルが繰り返し行われる。この間、エアポンプは一定の回転速度で常時駆動されていて、貯水タンク内に単位時間当たり一定量の空気が送り込まれることにより、貯水タンク内の電解水に泡が常時発生することとなる。
電解水濃度がA1の状態で電極板への通電を開始すると、電解水濃度が徐々に増加し、電解期間T1が経過した時点で電解水濃度がA2となる。その後、電極板への通電が停止されると、非電解期間T2が経過するまでエアポンプだけが駆動された状態となる。非電解期間T2中は、貯水タンク内の電解水に泡が生じるため、電解水の空気に対する接触量が増加し、その結果、電解水濃度が徐々に減少することとなる。そして、非電解期間T2が経過した時点では、電解水濃度が再びA1まで低下し、その後に電極板への通電が開始されることにより、電解水濃度が再び増加することとなる。このような断続制御が繰り返されることにより、貯水タンク内の電解水の濃度の平均値はAVとなる。
ここで、ミストの供給量(貯水タンクに供給される空気量)を変更するために、エアポンプの駆動を強/弱に切り替えることができるような構成が考えられる。このような構成によれば、エアポンプの駆動を「強」に切り替えることにより、電解水内に発生する泡を増加させて、ミストの発生量を増加させることができるので、ミストによる空気の殺菌効果や脱臭効果をより向上できる。
図13(a)に実線で示すような電解水濃度の変化が、エアポンプの駆動が「弱」の場合の変化態様であると仮定すると、エアポンプの駆動が「強」の場合の電解水濃度の変化は、図13(a)に破線で示すような態様となる。すなわち、エアポンプの駆動が「強」に切り替えられた場合でも、電解期間T1中は、電解水の空気に対する接触量の変化が電解水濃度に与える影響は小さく、エアポンプの駆動が「弱」の場合とほぼ同じ割合で電解水濃度が増加する。一方、非電解期間T2中は、貯水タンク内の電解水に発生する泡の増加に伴う電解水の空気に対する接触量の増加に起因して、エアポンプの駆動が「弱」の場合よりも大きい割合で電解水濃度が減少する。このような場合、貯水タンク内の電解水の濃度が全体として徐々に減少してしまい、殺菌効果や脱臭効果が低下してしまう。
そこで、図13(b)に示すように、エアポンプの駆動の強/弱に応じて、電解期間T1を変更するような構成が考えられる。すなわち、図13(b)に破線で示すように、電極板に対する断続制御の1サイクルの時間(たとえば、90分)は一定に保ったまま、エアポンプの駆動が「強」の場合の非電解期間T2中における電解水濃度の減少割合に応じて、電解期間T1を延長することにより、非電解期間T2が経過した時点で、電解水濃度がA1となるようにする。このような構成によれば、貯水タンク内の電解水の濃度が全体として徐々に減少してしまい、殺菌効果や脱臭効果が低下してしまうといったことはない。
しかしながら、上記のような構成では、貯水タンク内の電解水の濃度の平均値が、エアポンプの駆動が「弱」のときの平均値AVよりも大きい値(BV)となってしまい、機外に供給されるミストが人体に悪影響を及ぼすおそれがある。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、電解水のミストを生成するために貯水部に供給される空気量の変更に伴って電解水の平均濃度が変化するのを防止できる空気調和機および電解水噴霧装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、機外の空気を取り込み、所定の処理を施して機外に排出することにより空気調和を行うための空気調和機(1)であって、水を貯めることができる貯水部(15)と、上記貯水部に貯められた水を電気分解して電解水を生成するための電極(35)と、上記貯水部に空気を供給して、上記貯水部に貯められた水に泡を発生させるための泡発生機構(18,20)と、上記泡発生機構によって発生された泡が上記貯水部に貯められた水の水面から大気中に解放される際に泡が弾けることによって発生したミストを機外へと供給するためのミスト供給手段(14,25,28,30)と、上記電極による電気分解を行って電解水の濃度を増加させる濃度増加期間(T1)と、上記泡発生機構から上記貯水部に空気を供給することにより電解水の濃度を減少させる濃度減少期間(T2)とを交互に繰り返しつつ、上記ミスト供給手段から電解水のミストを供給させる電解ミスト供給制御手段(100)と、上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量を変更するための空気量変更手段(100,S2,S5)と、上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量に応じて上記濃度減少期間を変更することにより、上記電解ミスト供給制御手段の制御中に生成される電解水の濃度を調整する電解水濃度調整手段(100,S3,S6)とを含むことを特徴とする空気調和機である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、電解ミスト供給制御手段による制御中、空気量変更手段により泡発生機構から貯水部に供給される空気量を変更することができる。そして、電解ミスト供給制御手段の制御中に貯水部に供給される空気量が変更された場合でも、濃度増加期間(電解期間T1)中に、空気量が変更される前と同じ濃度(A2)まで電解水濃度を増加させることができ、変更された空気量に応じて濃度減少期間(非電解期間T2)を変更することにより、濃度減少期間が経過した時点における電解水濃度を、空気量が変更される前と同じ濃度(A1)とすることができる。
したがって、貯水部内の電解水濃度の平均値を、貯水部に供給される空気量の変更の有無にかかわりなく一定(ほぼ一定)にすることができ、空気量の変更に伴って電解水の平均濃度が変化するのを防止できる。
請求項2記載の発明のように、上記電解ミスト供給制御手段(100)は、上記濃度増加期間(T1)中、上記電極(35)による電気分解を行いつつ上記泡発生機構(18,20)から上記貯水部(15)に空気を供給するものであってもよい。
このような構成であっても、濃度増加期間(電解期間T1)中は、電解水の空気に対する接触量の変化が電解水濃度に与える影響は小さく、貯水部に供給される空気量の変更の有無にかかわりなく、ほぼ同じ割合で電解水濃度が増加する。したがって、濃度増加期間中に貯水部に空気を供給したとしても、電解水濃度を所定濃度(A2)まで増加させるのに時間がかかって、濃度増加期間が延長するといったことはない。
したがって、請求項3記載の発明のように、上記電解水濃度調整手段(100,S3,S6)は、上記濃度増加期間(T1)を変更することなく、上記泡発生機構(18,20)から上記貯水部(15)に供給される空気量に応じて上記濃度減少期間(T2)のみを変更することにより、上記電解ミスト供給制御手段(100)の制御中に生成される電解水の濃度を調整するような構成であっても、貯水部に供給される空気量の変更の有無にかかわりなく、一定の濃度増加期間(電解期間T1)が経過した時点における電解水濃度は上記所定濃度(A2)となる。
請求項4記載の発明は、上記空気調和機(1)に取り込まれる空気の汚れを検知するための汚れ検知手段(105)を含み、上記空気量変更手段(100,S2,S5)は、上記汚れ検知手段の検知結果に応じて、上記泡発生機構(18,20)から上記貯水部(15)に供給される空気量を変更するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機である。
この構成によれば、空気調和機に取り込まれる空気が汚れている場合には、泡発生機構から貯水部に供給される空気量が自動的に増加され、電解水内に発生する泡が増加される。これにより、ミストの発生量を増加させることができるので、ミストによる空気の殺菌効果や脱臭効果をより向上できる。
請求項5記載の発明は、上記空気量変更手段(100,S2,S5)は、所定の操作(106)に応答して、上記泡発生機構(18,20)から上記貯水部(15)に供給される空気量を変更するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機(1)である。
この構成によれば、ユーザは、上記所定の操作を行うことにより、泡発生機構から貯水部に供給される空気量を増加させ、電解水内に発生する泡を増加させることができる。これにより、ミストの発生量を増加させることができるので、ミストによる空気の殺菌効果や脱臭効果をより向上できる。
請求項6記載の発明は、上記電極(35)は、上記貯水部(15)に貯められた水道水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成することができることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和機(1)である。
この構成によれば、水道水を貯水部に貯めることにより、塩素を含む水道水を電気分解して、殺菌作用や脱臭作用を有する次亜塩素酸(遊離残留塩素)を生成することができる。この次亜塩素酸を含む電解水を用いてミストを発生させれば、水道水を用いて殺菌機能や脱臭機能を達成することができる。
請求項7記載の発明は、水を貯めることができる貯水部(15)と、上記貯水部に貯められた水を電気分解して電解水を生成するための電極(35)と、上記貯水部に空気を供給して、上記貯水部に貯められた水に泡を発生させるための泡発生機構(18,20)と、上記泡発生機構によって発生された泡が上記貯水部に貯められた水の水面から大気中に解放される際に泡が弾けることによって発生したミストを機外へと供給するためのミスト供給手段(14,25,28,30)と、上記電極による電気分解を行って電解水の濃度を増加させる濃度増加期間(T1)と、上記泡発生機構から上記貯水部に空気を供給することにより電解水の濃度を減少させる濃度減少期間(T2)とを交互に繰り返しつつ、上記ミスト供給手段から電解水のミストを供給させる電解ミスト供給制御手段(100)と、上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量を変更するための空気量変更手段(100,S2,S5)と、上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量に応じて上記濃度減少期間を変更することにより、上記電解ミスト供給制御手段の制御中に生成される電解水の濃度を調整する電解水濃度調整手段(100,S3,S6)とを含むことを特徴とする電解水噴霧装置である。
この構成によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏する電解水噴霧装置を提供することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る空気清浄機1の外観構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す矢印A−Aに沿って見た概略断面図であり、図3は、図1に示す矢印B−Bに沿って見た概略断面図である。図1における右奥側を後方、左手前側を前方として説明する。
図1〜図3を参照して、この空気清浄機1は、たとえば室内に設置されて、機外の空気を取り込み、その空気を清浄する処理を施して機外に排出することにより、室内の空気清浄を行うためのものである。空気清浄機1の外形は、左右方向の長さに比べて前後方向の長さが短い薄型のハウジング2により区画されている。ハウジング2の前面には、略矩形の前面板3が取り付けられている。
ハウジング2内には、前後方向に軸線が延びるように配置され、機外の空気を機内に取り込むために回転されるファン4と、このファン4に回転軸5Aが取り付けられ、ファン4を回転させるために駆動されるモータ5と、機外の空気が機内に取り込まれる際に通過するフィルタ6とが備えられている(図3では、ファン4、回転軸5Aおよびモータ5を省略して示している。)。
フィルタ6は、通過する空気に含まれる塵埃などを捕獲して空気を清浄するためのものであって、ハウジング2の前面に形成された略矩形の開口7内に着脱可能に取り付けられている。フィルタ6の厚みは開口7の奥行きよりも小さく形成され、フィルタ6は、開口7の後側部分に取り付けられている。前面板3は、フィルタ6の前方に一定の空間が形成されるように配置されていて、その下端面および左右両端面には、ハウジング2内に空気を取り込むための吸気口8が形成されている。
ファン4は、いわゆるシロッコファンであって、ファン4が回転されると、前方側(軸線方向の一方側)からファン4側に空気が流れて、その空気が径方向に放出されるようになっている。したがって、ファン4が回転されると、図2および図3において矢印D1で示すように、機外の空気が吸気口8からフィルタ6を通過してハウジング2内に取り込まれ、ファン4側に流れることとなる。
ハウジング2には、その左右側部の前端部に、それぞれハウジング2の上端から下端まで延びる断面略楕円形状の筒部10が形成されている。一方(たとえば、右側)の筒部10内の空間は、ハウジング2内に配置された区画壁10Aによってハウジング2内のその他の空間(ファン4やモータ5などが配置されている空間)から区画されている。右側の筒部10の側面には、通気口11が形成されている。また、開口7を形成する右側面壁の前側部分(フィルタ6よりも前側)には、上記右側の筒部10内の空間に連通する貫通孔10Bが形成されている。このような構成により、ファン4が回転されると、機外の空気が通気口11から右側の筒部10内に吸い込まれ、図3において矢印D3で示すように、貫通孔10Bからフィルタ6の前方へと導かれ、フィルタ6を通過してハウジング2内に取り込まれるようになっている。
ハウジング2の上面には、ファン4の径方向の延長線上(ファン4によって放出される空気の流路内)に複数の排気口9が形成されていて、フィルタ6を通過することによって清浄された空気は、ファン4によって径方向に放出され、図2において矢印D2で示すように排気口9から上方に向かって機外に排出される。
他方(たとえば、左側)の筒部10内の上端部には、ミストを発生するためのミスト発生装置12が配置されている。ハウジング2内の下部には、ハウジング2内の空気(フィルタ6を通過した後の空気)を吸い込むためのエアポンプ13が配置されていて、ミスト発生装置12は、このエアポンプ13から吸い込んだ空気を用いてミストを発生させることができるようになっている。ミスト発生装置12から発生したミストは、左側の筒部10の上端面に形成された噴霧口14から上方に向かって機外に供給される。エアポンプ13は、その吸込口が、ファン4の径方向の延長線上(ファン4によって放出される空気の流路内)に位置していることが好ましい。
図4は、図3における左側の筒部10の近傍の断面を拡大して示す拡大断面図である。また、図5は、図4に示す矢印C−Cに沿って見た断面図であり、図6は、図4に示す矢印D−Dに沿って見た断面図である。図7は、図4に示す矢印E−Eに沿って見た断面図である。
図4〜図7を参照して、ミスト発生装置12には、上端面に開口を有し、規定量(たとえば、160cc程度)の水を貯めることができる貯水タンク15と、この貯水タンク15の上端面の開口を塞ぐための蓋16とが備えられている。蓋16の下面には、複数の通水孔17A,17B,17Cが形成された樹脂製で中空状の挿入部材17が取り付けられている。貯水タンク15内に水を貯めた状態で、挿入部材17を貯水タンク15内に挿入するようにして蓋16を貯水タンク15の上端部に被せれば、挿入部材17が貯水タンク15内の水に浸かって、貯水タンク15内の水が通水孔17A,17B,17Cを通って挿入部材17内に流入するようになっている。挿入部材17内には、それぞれ上下方向に長く延びる泡発生室18と電解室19とが、前後に並ぶように区画形成されている。
蓋16には、泡発生室18に対向する位置に、上方に向かって窪んだ凹部が左右方向に延びるように形成されていて、この凹部内の空間は、エアポンプ13からミスト発生装置12へと送られてきた空気を貯水タンク15内(泡発生室18内)に供給するための空気供給路20を構成している。空気供給路20の右方には、エアポンプ13からの空気を供給するための供給口21が配置されていて、この供給口21の周縁部には、たとえばゴム製のパッキン22が取り付けられている。空気供給路20の右端部は左右方向に開放されていて、この空気供給路20の右端部がパッキン22に押さえ付けられることにより、エアポンプ13から供給される空気を、供給口21から空気供給路20へと漏らすことなく送ることができるようになっている。
貯水タンク15内に水を貯めた状態でエアポンプ13を駆動すると、空気供給路20を通って送られてきた空気が泡発生室18内に供給され、その圧力で泡発生室18内の水が攪拌されて、多数の泡が発生する。挿入部材17の前面下部には、前方に張り出して泡発生室18を前方に延設するための張出部23が形成されていて、泡発生室18内で発生した泡の一部は、この張出部23の上面に形成された多数の小孔24から挿入部材17の外部に流出するようになっている。泡発生室18内で発生する泡の直径は、たとえば0.1〜10mm程度であり、小孔24の直径は、たとえば0.5mm程度である。したがって、小孔24から流出する泡の直径は、0.1〜0.5mm程度となる。
小孔24から流出した泡は、挿入部材17の外側における貯水タンク15内の水の水中を通って浮上し、貯水タンク15内の水の水面から大気中(貯水タンク15内の空気中)に解放される。この際、泡が弾けることによってミストが発生することとなる。蓋16には、小孔24の上方の位置に、貯水タンク15内で発生したミストを貯水タンク15外に排出するための排出口25が形成されている。
張出部23の底面に形成された多数の通水孔17Cは、それぞれ、小孔24の面積と同じか、または小孔24の面積よりも小さい面積を有している。また、通水孔17Cの数は、小孔24の数よりも少ない。このような構成によれば、泡発生室18内で発生した泡は、通水孔17Cよりも小孔24からの方が、貯水タンク15内(泡発生室18外)の水中へと放出されやすい。したがって、泡発生室18内で発生した泡の全部または大部分が小孔24から放出されることとなるので、より良好にミストを発生させることができる。
また、通水孔17Cの面積が小孔24の面積以下であるので、泡発生室18内で発生した泡が通水孔17Cから放出されたとしても、その泡の大きさは、小孔24から放出される泡の大きさと同程度またはそれ未満である。したがって、泡発生室18から規定の大きさ以上の泡が発生するのを防止できるので、より良好にミストを発生させることができる。
電解室19の底面および側面に形成された多数の通水孔17A,17Bは、それぞれ、通水孔17Cの面積よりも大きい面積を有している。このような構成によれば、泡発生室18の底面に形成された通水孔17Cと比較して比較的大きな通水孔17Aを介して、貯水タンク15内の水を電解室19内に出入させることができるので、電解室19に対する水の循環がよく、電気分解の効率がよい。
電解室19の左右方向の幅は、貯水タンク15の左右方向の幅よりも若干小さい程度であって、電解室19の左面を区画する左面壁19Aおよび右面を区画する右面壁19Bは、それぞれ対向する貯水タンク15の内面と近接している。泡発生室18の左右方向の幅は、電解室19の左右方向の幅よりも小さく、泡発生室18が電解室19の左側前方に配置されることにより、正面視では、泡発生室18の右側に電解室19の前面を区画する前面壁19Cが張り出している(図7参照)。
このような構成によれば、小孔24から流出する泡が電解室19の後方側に回り込み、通水孔17Aや通水孔17Bを通って電極板35側に向かうのを、前面壁19Cで規制することができるので、泡が電極板35に接触することによって電気分解の性能が低下するのを防止することができる。したがって、より良好に電気分解を行って電解水を生成し、その電解水を用いてミストを発生させることができるので、殺菌効果や脱臭効果を向上できる。
また、電解室19が泡発生室18の右側に張り出したような構成とすることにより、電解室19を大きくすることができる。したがって、電解室19内に電極板35および水位検知用電極36を配置するためのスペースを十分に確保することができる。
蓋16の上方には、排出口25から排出されたミストを噴霧口14に導くための誘導部材26が配置されている。誘導部材26の内部は、左右に延びる区画板27によって第1区画室28と第2区画室29とに区画されていて、排出口25は第1区画室28の後部に臨んでいる。誘導部材26の上面の前端部には、噴霧口14に連通する連通口30が形成されている。蓋16の排出口25と、誘導部材26の連通口30とは、互いに水平方向にずれた位置(上下方向に重ならない位置)に配置されていて、これにより、第1区画室28が緩衝室として機能するようになっている。すなわち、排出口25から第1区画室28内に流入したミストは、排出口25の上方における誘導部材26(第1区画室28)の内壁面に当たって第1区画室28全体に拡がり、その後に連通口30を介して噴霧口14から機外に排出されるようになっている。
このような構成によれば、比較的大きな水滴状のミストが発生した場合でも、その水滴状のミストを第1区画室28の内壁面に付着させて捕獲し、比較的小さなミスト(たとえば、直径が約2nm〜10μm)だけを機外に供給することができる。比較的小さなミストはブラウン運動が活発であるため、噴霧口14から機外に供給された後、より遠くまで拡がるとともに、衣類などの繊維に入り込みやすい。
また、貯水タンク15が第1区画室28を介して機外に連通するような構成とすることにより、貯水タンク15内で泡が弾ける際に生じる音を機外に漏れにくくすることができるので、消音効果を向上できる。
さらに、空気調和機1が転倒した場合のように、貯水タンク15が傾いて貯水タンク15内の水が排出口25から漏れ出したときに、その漏れ出した水を第1区画室28で受け止めて、すぐに機外に漏れ出すのを防止することができる。
この実施形態では、貯水タンク15が透明な部材によって形成されるとともに、左側の筒部10の一部(前面側)に形成された開口31に透明カバー32が取り付けられている。このような構成によれば、透明カバー32を介して貯水タンク15内を見ることができるので、貯水タンク15内の水に発生している泡を視認することができる。ただし、貯水タンク15全体が透明な部材によって形成されたような構成に限らず、たとえば、貯水タンク15の透明カバー32に対向する部分が、透明な部材によって形成されることにより透明部を構成していてもよい。
また、貯水タンク15の下方には、上方に向かって光を照射する発光素子33(たとえば、青色LEDなどのLED素子)が配置されている。このような構成によれば、発光素子33を発光させることにより、貯水タンク15内の水を明るく照らし出すことができるので(泡の輪郭を照らし出すことができるので)、透明カバー32を介して貯水タンク15内を見たときに、貯水タンク15内の水に発生している泡を視認しやすい。
この実施形態では、発光素子33は、平面視で、挿入部材17の前端(張出部23の前端)と、貯水タンク15の前面壁との間に位置しており、当該発光素子33から照射される光が泡発生室18(張出部23)に干渉しないようになっている。これにより、泡に向けて照射される光が泡発生室18により遮られて、泡が視認しにくくなるのを防止することができる。
図7に2点鎖線で示すように、透明カバー32は、貯水タンク15内に挿入されている挿入部材17、特に、泡発生室18の張出部23よりも上方部分の前面を区画する前面壁18Aに対向している。前面壁18Aの前面は、透明カバー32の面積よりも大きい面積を有する平面となっている。
このような構成によれば、貯水タンク15内に貯められた水中を上昇する泡を、透明カバー32および透明な貯水タンク15を介して機外から視認したときに、前面壁18Aの前面が背景となって、泡が視認しやすい。特に、前面壁18Aの前面の面積を透明カバー32の面積よりも大きくすることにより、泡をより視認しやすくすることができる。なお、挿入部材17(少なくとも前面壁18Aの前面における透明カバー32に対向する部分)が青系の色などに着色されていれば、泡がさらに視認しやすい。ただし、前面壁18Aの前面は、平面に限らず、たとえば曲面となっていてもよい。
電解室19内には、それぞれ電極保持部材34によって保持された1対の電極板35および水位検知用電極36が配置されている。1対の電極板35および水位検知用電極36は、たとえば、チタンまたはルテニウム系材料に白金をコーティングし、その外側にイリジウムをコーティングすることにより形成されている。1対の電極板35は、電解室19の底部において左右方向に互いに一定間隔を空けて配置されていて、各電極板35には上下方向に長尺な端子37の下端部が結合されている。水位検知用電極36は、上下方向に長尺であって、その下端部が電解室19の底部(1対の電極板35の下端よりも上方)に位置している。2本の端子37および水位検知用電極36の各上端部は、蓋16を貫通して第2区画室29内に臨んでいる。第2区画室29の右側の壁面には、当該壁面を貫通して誘導部材26から右方に突出する3本のピン38が取り付けられていて、2本の端子37および水位検知用電極36の各上端部は、それぞれ、配線を介して別々のピン38に接続されている。
誘導部材26の右側には、1対の電極板35および水位検知用電極36を電源に接続するための接続ボックス39が配置されている。接続ボックス39内には、3本のピン38を差し込むための3つのジャック40が配置されていて、各ジャック40は配線を介して電源に接続されている。誘導部材26から右方に突出する3本のピン38が、それぞれ対応するジャック40に差し込まれることにより、1対の電極板35および水位検知用電極36に対して通電を行うことが可能になる。
この空気清浄機1を連続運転しているときには、断続的に(たとえば、1時間ごとに3〜10分程度)、1対の電極板35に互いに逆極性となるように所定の電圧(たとえば、10V)が印加され、これにより、1対の電極板35間にある水に電流が流れる。塩素を含む水道水を貯水タンク15内に貯めた状態で1対の電極板35に通電を行った場合には、陽極、陰極および電極板間において下記のような電気化学反応が起こる。
(陽極側)
4H2O−4e-→4H++O2↑+2H2
2Cl-→Cl2+2e-
2O+Cl2⇔HClO+H++Cl-
(陰極側)
4H2O+4e-→2H2↑+4OH-
(電極板間)
++OH-→H2
上記のような電気化学反応により、殺菌作用や脱臭作用を有する次亜塩素酸(HClO)などの遊離残留塩素や活性酸素を含む電解水を生成することができる。この生成された電解水に対してエアポンプ13から空気供給路20を介して空気を送り込み、泡を発生させることにより、殺菌作用や脱臭作用を有するミストを発生させることができる。このようにして発生された殺菌作用や脱臭作用を有するミストを噴霧口14から機外へと供給すれば、専用の液体を用意することなく、水道水を用いて殺菌機能や脱臭機能を達成することができる。殺菌作用を有するミストを機外に供給することにより、アレルギーの抑制も期待できる。
特に、この実施形態では、泡発生室18と電解室19とが区画されることにより、泡発生室18で発生した泡が電極板35に接触しないようになっている。これにより、発生した泡が電極板35に接触することによって電気分解の性能が低下するのを防止することができる。したがって、より良好に電気分解を行って電解水を生成し、その電解水を用いてミストを発生させることができるので、殺菌効果や脱臭効果を向上できる。
また、フィルタ6を通過することによって塵埃などが除去された空気をエアポンプ13で吸い込み、泡を発生させるので、空気に含まれる塵埃などが泡発生室18に入り込んで小孔24が目詰まりするなどの弊害を防止できる。
さらに、噴霧口14が排気口9の比較的近傍に配置されているので、噴霧口14から機外へと供給されるミストを、排気口9から排出される空気に混入させることができる。したがって、殺菌作用や脱臭作用を有するミストが混入した空気が機外の比較的広範囲に広がることとなり、殺菌効果や脱臭効果をより向上できる。
また、上記実施形態のように、1対の電極板35への通電を断続的に行うような構成であれば、貯水タンク15内の水の電気分解を断続的に行うことができるので、貯水タンク15内の水の電解水濃度(次亜塩素酸濃度など)が高くなりすぎるのを防止できる。1対の電極板35への通電が1回行われるごとに、これらの電極板35に印加する電圧の極性が切り替えられるようになっていてもよい。
空気清浄機1の連続運転中、エアポンプ13から空気供給路20を介して泡発生室18に送り込む空気は、連続的に供給されるようになっていてもよいし、断続的に供給されるようになっていてもよい。連続的に供給する場合、貯水タンク15内の水は1時間に1cc程度ずつ減少する。したがって、貯水タンク15内に規定量(たとえば、160cc)の水を入れて空気清浄機1を連続運転した場合には、貯水タンク15内の水は7日程度もつことになる。エアポンプ13から泡発生室18に断続的に空気を供給するような構成の場合、1対の電極板35への通電と交互に空気を供給するようになっていてもよいし、1対の電極板35への通電開始から所定時間(たとえば、3〜10分)が経過してから空気を供給するようになっていてもよい。
水位検知用電極36と、1対の電極板35のうちの一方とには、連続的または断続的に通電が行われ、そのときの通電状態によって、貯水タンク15内の水が所定水位(水位検知用電極36の下端の水位)未満であるか否かが検知される。すなわち、貯水タンク15内の水が水位検知用電極36の下端以上の水位であるときには、水位検知用電極36と一方の電極板35との間に電流が流れるので、貯水タンク15内の水が上記所定水位以上であると検知され、貯水タンク15内の水が水位検知用電極36の下端より低い水位であるときには、水位検知用電極36と一方の電極板35との間に電流が流れないので、貯水タンク15内の水が上記所定水位未満であると検知される。
この実施形態では、水位検知用電極36の下端が電極板35の下端よりも上方に位置しているので、貯水タンク15内の水が上記所定水位未満であると検知された時点では、まだ、1対の電極板35は貯水タンク15内の水に浸っている。したがって、貯水タンク15内の水が所定水位未満であると検知された場合に、その旨を報知するような構成とすれば、1対の電極板35が貯水タンク15内の水に浸かっていない状態で通電されるのを防止できる。
貯水タンク15の上端部の前面および背面には、それぞれ、当該貯水タンク15に誘導部材26を連結するためのフック41が取り付けられている。各フック41は、回動軸41Aを中心に前後方向に沿った鉛直面内で回動可能となっていて、各先端が最も高い位置まで回動された状態(図5に示す状態)で誘導部材26の下端縁に引っ掛かって、誘導部材26が貯水タンク15側に押さえ付けられるようになっている。この状態では、貯水タンク15の上端と誘導部材26の下端とによって蓋16が挟持され、貯水タンク15、蓋16および誘導部材26が一体的に連結されることとなる。
ハウジング2の左側の筒部10の上部(ミスト発生装置12を取り囲む部分)は、ハウジング2に対して着脱可能なカバー2Aを構成している。カバー2Aの後側上部には、当該カバー2Aをハウジング2から取り外す際に操作される操作部42が取り付けられている。操作部42は、ハウジング2に形成された係合孔43に係合可能な爪部44と、カバー2Aの後面を貫通して後方側に露出し、カバー2Aをハウジング2から取り外す際に前方に向かって押圧される押圧部45と、押圧部45が押圧されるのに伴って弾性変形し、爪部44を前方側に回動させるための弾性変形部46とを備えている。押圧部45を押圧して爪部44を前方側に回動させると、爪部44の係合孔43に対する係合が外れて、カバー2Aをハウジング2から取り外すことが可能になる。カバー2Aをハウジング2から取り外すと、ミスト発生装置12が機外に露出した状態となる。
カバー2Aをハウジング2から取り外した状態でミスト発生装置12を水平方向左側にスライドさせると、3本のピン38が対応するジャック40から抜けるとともに、空気供給路20の右端部が供給口21(パッキン22)から離間する。このようにして、ミスト発生装置12を空気清浄機1から取り外した後、2つのフック41を回動させて各先端の誘導部材26に対する係合を解除すれば、誘導部材26を貯水タンク15から取り外すことができる。誘導部材26を貯水タンク15から取り外すと、さらに蓋16を貯水タンク15から取り外すことが可能になり、挿入部材17を貯水タンク15から抜き出すようにして蓋16を貯水タンク15から取り外すことにより、貯水タンク15内に水を補給することが可能になる。このように、挿入部材17を貯水タンク15内に対して着脱可能な構成とすることにより、挿入部材17を貯水タンク15内から取り外して、貯水タンク15内に電気部品等(たとえば、電極板35)の他の部品が何もない状態(空の状態)で貯水タンク15内に水を補給することができる。したがって、貯水タンク15への水の補給を容易かつ安全に行うことができる。
この実施形態では、上述の通り、水位検知用電極36の下端が電極板35の下端よりも上方に位置しているので、貯水タンク15内の水が上記所定水位未満である旨の報知(貯水タンク15内に水を補給すべき旨の報知)が行われた時点では、まだ、挿入部材17の下端部が貯水タンク15内の水に浸っている。このような場合でも、貯水タンク15内に水を補給するために挿入部材17を貯水タンク15から取り外すときには、泡発生室18内の水が通水孔17Cを通って貯水タンク15内に流れ出て、電解室19内の水が通水孔17Aを通って貯水タンク15内に流れ出ることとなる。したがって、泡発生室18内または電解室19内に水が入った状態で挿入部材17が貯水タンク15内から取り外されて、泡発生室18内または電解室19内の水が貯水タンク15の外部にこぼれるのを防止することができる。
また、この実施形態では、1対の電極板35や水位検知用電極36が挿入部材17内に配置されているので、挿入部材17を貯水タンク15から抜き出したときでも、電極板35や水位検知用電極36に対する外部からの接触を防止し、電極板35や水位検知用電極36を保護することができる。
貯水タンク15内に水を補給した後、挿入部材17を貯水タンク15内に挿入するようにして蓋16で貯水タンク15の開口を塞ぎ、さらに蓋16の上方に誘導部材26を配置して2つのフック41を回動させることにより、各フック41を誘導部材26に係合させて、貯水タンク15、蓋16および誘導部材26を一体的に連結することができる。その後、一体となったミスト発生装置12を右方向にスライドさせるようにしてハウジング2内に挿入することにより、3本のピン38を対応するジャック40に挿入させるとともに、空気供給路20の右端部をパッキン22に押し当て、ミスト発生装置12を空気清浄機1に装着することができる。
この実施形態では、貯水タンク15を空気清浄機1から取り外して、当該貯水タンク15内に水を容易に入れることができる。
特に、貯水タンク15を空気清浄機1に対して着脱することによって、同時に、ピン38および空気供給路20を空気清浄機1に対して着脱することができるので、貯水タンク15に水を入れる際の作業が容易になる。
また、ピン38の空気清浄機1に対する接続部(ジャック40)と、空気供給路20の空気清浄機1に対する接続部(供給口21)とが貯水タンク15の上方側に配置されているので、貯水タンク15内の水が空気供給路20などの泡発生機構を介してエアポンプ13側へ逆流するのを防止できるとともに、ピン38やジャック40に貯水タンク15内の水がかかって通電不良が生じたりするのを防止できる。
さらに、ピン38の空気清浄機1に対する接続部(ジャック40)と、空気供給路20の空気清浄機1に対する接続部(供給口21)とが互いに近接配置されているので、貯水タンク15(ミスト発生装置12)を空気清浄機1に対して着脱する際には、それらの2つの接続部を同時に見て、それらの接続部の接続状態に注意しながら着脱を行うことにより、着脱を容易に行うことができる。
図8は、上記実施形態の変形例に係る挿入部材50の構成を説明するための図であって、左側の筒部10の近傍を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左方から見た断面図を示している。また、図9は、図8に示す矢印F−Fに沿って見た断面図である。この挿入部材50は、上記実施形態に係る挿入部材17とほぼ同様の構成を有しているが、挿入部材50の一部が着脱可能な着脱部51を形成している点が異なる。したがって、着脱部51に関連する構成以外は、上記実施形態の構成と同様であるので、図に同一符号を付してその説明を省略する。
図8および図9を参照して、挿入部材50の側面を構成する区画壁のうち、電解室19の左面を区画する左面壁50Aの上端から下端部にかけての部分と、電解室19の右面を区画する右面壁50Bの上端から下端部にかけての部分と、電解室19の後面を区画する後面壁50Cの上端から下端部にかけての部分とが、一体的に形成された平面視略コ字状の着脱部51を構成している。左面壁50A、右面壁50Bおよび後面壁50Cには、それぞれ複数の通水孔52が形成されている。
電解室19の前面を区画する前面壁50Dの左右両端部には、それぞれ後方に突出する係止爪53が形成されており、着脱部51の左面壁50Aを区画する部分の前端部、および右面壁50Bを区画する部分の前端部には、それぞれ対応する係止爪53を引っ掛けて係止させるための係止孔54が形成されている。このように、着脱部51を着脱可能な構成とすれば、着脱部51を取り外すことにより、電解室19を開放して、電解室19内のメンテナンス(たとえば、電極板35や水位検知用電極36に付着した水に含まれるミネラル分(いわゆるスケール)の除去など)を行うことができる。
電解室19内に配置された1対の電極板35の各下端は、その高さがほぼ一致しており、水位検知用電極36の下端よりも下方に位置している。また、着脱部51の下端部は、電極板35の下端近傍、または電極板35の下端近傍よりも下方に位置している。したがって、着脱部51を取り外すことにより、電極板35および水位検知用電極36の周囲を広く解放し、電極板35および水位検知用電極36を電解室19に対して容易に着脱することができるので、メンテナンスをより容易に行うことができる。
図10は、この空気清浄機1の電気的構成を示すブロック図である。
この空気清浄機1の運転動作は、マイクロコンピュータを含む制御部100によって制御される。制御部100には、CPU101、ROM102、RAM103およびタイマ104などが備えられている。
制御部100には、吸気口8から機内に取り込まれる空気の汚れを検知するための汚れセンサ105、および、ユーザにより操作され、エアポンプ13の駆動を複数段階(たとえば、「強」および「弱」の2段階)に切り替えて、貯水タンク15内に供給する空気量を変更するための空気量変更操作部106からの信号が、それぞれ入力されるようになっている。汚れセンサ105としては、たとえば、吸気口8から機内に取り込まれる空気に光を照射して、その透光率に基づいて汚れを検知するような構成のものを採用できる。
また、制御部100には、モータ5、エアポンプ13、電極板35および発光素子33などが、それぞれ制御対象として接続されている。
図11は、この空気清浄機1の連続運転中における動作態様を示すタイムチャートである。
図11(a)は、エアポンプ13が「弱」で駆動される場合における空気清浄機1の動作態様を示している。この図11(a)に示すように、エアポンプ13の駆動が「弱」に設定されている場合、所定の電解期間T1(たとえば、4分)だけ電極板35への通電をオンした後、所定の非電解期間T2(たとえば、86分)だけ電極板35への通電をオフするといった計90分の断続制御を1サイクルとして、このサイクルが繰り返し行われる。この間、エアポンプ13は一定の回転速度で常時駆動されていて、貯水タンク15内に単位時間当たり一定量の空気が送り込まれることにより、貯水タンク15内の電解水に泡が常時発生することとなる。
電解水濃度(遊離残留塩素濃度)がA1の状態で電極板35への通電を開始すると、電解水濃度が徐々に増加し、電解期間T1が経過した時点で電解水濃度がA2となる。その後、電極板35への通電が停止されると、非電解期間T2が経過するまでエアポンプ13だけが駆動された状態となる。非電解期間T2中は、貯水タンク15内の電解水に泡が生じるため、電解水の空気に対する接触量が増加し、その結果、電解水濃度が徐々に減少することとなる。そして、非電解期間T2が経過した時点では、電解水濃度が再びA1まで低下し、その後に電極板35への通電が開始されることにより、電解水濃度が再び増加することとなる。このような断続制御が繰り返されることにより、貯水タンク15内の電解水の濃度の平均値はAVとなる。
図12は、連続運転中に汚れセンサ105または空気量変更操作部106からの入力信号に基づいて制御部100が行う制御の流れを示すフローチャートである。
図12に示すように、連続運転中、制御部100は、空気量変更操作部106からの入力信号に基づいて、エアポンプ13の駆動が「強」に設定されているか否かを監視している(ステップS1)。そして、エアポンプ13の駆動が「強」に設定されている場合には(ステップS1でYES)、制御部100は、エアポンプ13を「強」で駆動させるとともに(ステップS2)、非電解期間T2を56分に設定する(ステップS3)。
エアポンプ13の駆動が「弱」に設定されている場合には(ステップS1でNO)、制御部100は、汚れセンサ105からの入力信号に基づいて、空気清浄機1内に取り込まれる空気の汚れ量が所定量以上であるか否かを監視する(ステップS4)。汚れ量が上記所定量未満である場合には(ステップS4でNO)、制御部100は、エアポンプ13を「弱」で駆動させるとともに(ステップS5)、非電解期間T2を86分に設定する(ステップS6)。一方、汚れ量が上記所定量以上である場合には(ステップS4でYES)、制御部100は、エアポンプ13を「強」で駆動させるとともに(ステップS2)、非電解期間T2を56分に設定する(ステップS3)。
このようにして、空気清浄機1の運転が終了するまで(ステップS7でYESとなるまで)、制御部100は、空気量変更操作部106および汚れセンサ105からの入力信号に基づいて、ステップS1〜S6の制御を繰り返すこととなる。
ステップS1〜S6を繰り返すような制御は、空気清浄機1の連続運転中、常時行われるような構成に限らず、たとえば、ステップS1〜S6の制御を繰り返すような行程(電解ミスト行程)を実行するための操作が行われた場合に実行されるような構成であってもよい。この場合、電解ミスト行程は、予め定める時間だけ実行されるような構成であってもよいし、汚れセンサ105からの入力信号に基づいて、空気清浄機1内に取り込まれる空気の汚れ量が所定量以下になるまで実行されるような構成であってもよい。
エアポンプ13の駆動が「強」の場合の電解水濃度の変化は、図11(b)に示すような態様となる。エアポンプ13の駆動が「強」に切り替えられた場合でも、電解期間T1中は、電解水の空気に対する接触量の変化が電解水濃度に与える影響は小さく、エアポンプ13の駆動が「弱」の場合とほぼ同じ割合で電解水濃度が増加する。一方、非電解期間T2中は、貯水タンク15内の電解水に発生する泡の増加に伴う電解水の空気に対する接触量の増加に起因して、エアポンプ13の駆動が「弱」の場合よりも大きい割合で電解水濃度が減少する。このような場合でも、非電解期間T2が、その電解水濃度の減少割合に応じた値(たとえば、エアポンプ13の駆動が「弱」のときよりも短い56分)に設定されることにより、非電解期間T2が経過した時点で、電解水濃度がA1となるようになっている。このような構成によれば、貯水タンク15内の電解水の濃度が全体として徐々に減少してしまい、殺菌効果や脱臭効果が低下してしまうといったことはない。
エアポンプ13の駆動が「強」の場合、上記のような断続制御が繰り返されることにより、貯水タンク15内の電解水の濃度の平均値はAVとなる。このように、貯水タンク15内の電解水の濃度の平均値は、貯水タンク15に供給される空気量の変更(エアポンプ13の強/弱の切り替え)の有無にかかわりなく一定(AV)となる。したがって、空気量の変更に伴って電解水の平均濃度が変化するのを防止できる。
この実施形態では、汚れセンサ105により所定量以上の汚れが検知された場合(空気調和機1に取り込まれる空気が汚れている場合)には、貯水タンク15に供給される空気量が自動的に増加され、電解水内に発生する泡が増加される。これにより、ミストの発生量を増加させることができるので、ミストによる空気の殺菌効果や脱臭効果をより向上できる。
また、この実施形態では、ユーザは、空気量変更操作部106を操作することにより、貯水タンク15に供給される空気量を増加させ、電解水内に発生する泡を増加させることができる。これにより、ミストの発生量を増加させることができるので、ミストによる空気の殺菌効果や脱臭効果をより向上できる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、噴霧口14は、清浄後の空気が排出される排気口9の近傍からミストを供給するような構成であれば、上記実施形態のような位置に限らず、他の位置に形成されていてもよい。
貯水タンク15内の水に泡を発生させるための空気は、エアポンプ13を用いて貯水タンク15側に導かれるような構成に限らず、たとえば、エアポンプ13を使用せずに、ファン4によって放出された空気の一部が貯水タンク15側に直接導かれるようになっていてもよい。
電解期間T1中は、エアポンプ13の駆動が停止されるような構成であってもよい。また、非電解期間T2中は、全体として電解水濃度が減少するような構成であれば、電極板35への通電が完全にオフされるのではなく、たとえば、電解期間T1中よりも小さい電圧が印加されるようになっていてもよい。
上記実施形態では、空気調和機の一例として空気清浄機1について説明したが、この発明は、空気清浄機に限らず、加湿器やエアコンなどの他の空気調和機にも適用可能である。
また、この発明を、空気調和機能を備えていない装置に適用することにより、電解水噴霧装置を提供することも可能である。
この発明の一実施形態に係る空気清浄機の外観構成を示す斜視図である。 図1に示す矢印A−Aに沿って見た概略断面図である。 図1に示す矢印B−Bに沿って見た概略断面図である。 図3における左側の筒部の近傍の断面を拡大して示す拡大断面図である。 図4に示す矢印C−Cに沿って見た断面図である。 図4に示す矢印D−Dに沿って見た断面図である。 図4に示す矢印E−Eに沿って見た断面図である。 上記実施形態の変形例に係る挿入部材の構成を説明するための図であって、左側の筒部の近傍を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左方から見た断面図を示している。 図8に示す矢印F−Fに沿って見た断面図である。 この空気清浄機の電気的構成を示すブロック図である。 この空気清浄機の連続運転中における動作態様を示すタイムチャートである。 連続運転中に汚れセンサまたは空気量変更操作部からの入力信号に基づいて制御部が行う制御の流れを示すフローチャートである。 電極板への通電を断続的に行う態様の具体例を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 空気清浄機
14 噴霧口
15 貯水タンク
18 泡発生室
20 空気供給路
25 排出口
28 第1区画室
30 連通口
35 電極板
100 制御部
105 汚れセンサ
106 空気量変更操作部
T1 電解期間
T2 非電解期間

Claims (7)

  1. 機外の空気を取り込み、所定の処理を施して機外に排出することにより空気調和を行うための空気調和機であって、
    水を貯めることができる貯水部と、
    上記貯水部に貯められた水を電気分解して電解水を生成するための電極と、
    上記貯水部に空気を供給して、上記貯水部に貯められた水に泡を発生させるための泡発生機構と、
    上記泡発生機構によって発生された泡が上記貯水部に貯められた水の水面から大気中に解放される際に泡が弾けることによって発生したミストを機外へと供給するためのミスト供給手段と、
    上記電極による電気分解を行って電解水の濃度を増加させる濃度増加期間と、上記泡発生機構から上記貯水部に空気を供給することにより電解水の濃度を減少させる濃度減少期間とを交互に繰り返しつつ、上記ミスト供給手段から電解水のミストを供給させる電解ミスト供給制御手段と、
    上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量を変更するための空気量変更手段と、
    上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量に応じて上記濃度減少期間を変更することにより、上記電解ミスト供給制御手段の制御中に生成される電解水の濃度を調整する電解水濃度調整手段とを含むことを特徴とする空気調和機。
  2. 上記電解ミスト供給制御手段は、上記濃度増加期間中、上記電極による電気分解を行いつつ上記泡発生機構から上記貯水部に空気を供給するものであることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 上記電解水濃度調整手段は、上記濃度増加期間を変更することなく、上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量に応じて上記濃度減少期間のみを変更することにより、上記電解ミスト供給制御手段の制御中に生成される電解水の濃度を調整するものであることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。
  4. 上記空気調和機に取り込まれる空気の汚れを検知するための汚れ検知手段を含み、
    上記空気量変更手段は、上記汚れ検知手段の検知結果に応じて、上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量を変更するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 上記空気量変更手段は、所定の操作に応答して、上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量を変更するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 上記電極は、上記貯水部に貯められた水道水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成することができることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和機。
  7. 水を貯めることができる貯水部と、
    上記貯水部に貯められた水を電気分解して電解水を生成するための電極と、
    上記貯水部に空気を供給して、上記貯水部に貯められた水に泡を発生させるための泡発生機構と、
    上記泡発生機構によって発生された泡が上記貯水部に貯められた水の水面から大気中に解放される際に泡が弾けることによって発生したミストを機外へと供給するためのミスト供給手段と、
    上記電極による電気分解を行って電解水の濃度を増加させる濃度増加期間と、上記泡発生機構から上記貯水部に空気を供給することにより電解水の濃度を減少させる濃度減少期間とを交互に繰り返しつつ、上記ミスト供給手段から電解水のミストを供給させる電解ミスト供給制御手段と、
    上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量を変更するための空気量変更手段と、
    上記泡発生機構から上記貯水部に供給される空気量に応じて上記濃度減少期間を変更することにより、上記電解ミスト供給制御手段の制御中に生成される電解水の濃度を調整する電解水濃度調整手段とを含むことを特徴とする電解水噴霧装置。

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