JP2019023491A - プーリ - Google Patents

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由人 高木
Yoshito Takagi
由人 高木
野口 仁志
Hitoshi Noguchi
仁志 野口
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Abstract

【課題】駆動状態及び従動状態のいずれにおいてもベルトの張力を増加させ、動力を確実に伝達するプーリを提供する。【解決手段】プーリ10は、回転シャフト223と、回転シャフトと一体となって回転可能なディスク32と、ディスク32の径外方向に配置され、ベルトが掛け回されるベルト支持面を形成し、ディスク32に設けられたトルクピン30と嵌合可能な長孔を有し、径外方向に移動可能な複数のベルト支持部材20と、を備える。駆動状態及び従動状態のときトルクピン30が長孔を相対移動し、トルクピン30が長孔の内壁に対して径外方向に力を加えるので、ベルト支持部材20は径外方向に移動する。ベルト支持面と回転シャフト223の回転軸中心Cとの距離が長くなり、ベルトが伸び、ベルトの張力が増加する。これにより、ベルトの張力が駆動状態及び従動状態のいずれにおいても増加し、動力を確実に伝達可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、ベルト伝動装置に用いられるプーリに関する。
従来、同軸に形成された二つの円盤の相対回転差により、ベルト支持部のピッチを変更できるようにしたプーリが特許文献1に開示されている。
特開2011−185438号公報
特許文献1に開示されたプーリは、プーリ自らが駆動しベルトに動力を伝える駆動状態のときは、ピッチが大きくなりベルトの張力を増加させることが可能になる。しかし、ベルトの動力に駆動されてプーリが回転する従動状態のときは、ピッチが小さくなりベルトの張力を増加させることができず、従動回転できない。そのため、駆動状態と従動状態とで回転方向が同じ場合は、特許文献1のプーリは使用できない。
本発明は、上記課題に鑑みて創作されたものであり、その目的は、駆動状態及び従動状態のいずれにおいてもベルトの張力を増加させ、動力を確実に伝達するプーリを提供することにある。
本発明のプーリは、ベルト(14)で動力を伝達するベルト伝動装置(1、5)に使用されるプーリであって、回転シャフト(223、624)と、回転シャフトと一体となって回転可能なディスク(32、72)と、ディスクの径外方向に配置され、ベルトが掛け回されるベルト支持面(204、604)を形成し、ディスクに設けられた第一嵌合部と嵌合可能な第二嵌合部(206、70)を有し、径外方向に移動可能な複数のベルト支持部材(20、60)と、を備えるプーリ。
駆動状態及び従動状態のときにベルト支持部材が径外方向に移動する。ベルト支持面の回転シャフトの中心からの距離が大きくなり、ベルトが伸び、ベルトの張力が増加する。これにより、駆動状態及び従動状態のいずれであっても、ベルトを介した動力の伝達を確実に行うことができる。
第一実施形態に係るプーリを用いたベルト伝動装置の概略図である。 第一実施形態に係るプーリの分解斜視図である。 第一実施形態に係るプーリのベルト支持部材の斜視図及び正面図である。 第一実施形態に係るプーリをキャップ方向から見た正面図である。 第一実施形態に係るプーリのV−V線断面図である。 第一実施形態に係るプーリの停止状態のときの正面図である。 第一実施形態に係るプーリの駆動状態のときの正面図である。 第一実施形態に係るプーリの従動状態のときの正面図である。 第二実施形態に係るプーリを用いたベルト伝動装置の概略図である。 第二実施形態に係るプーリの分解斜視図である。 第二実施形態に係るプーリの断面図である。 第二実施形態に係るプーリの停止状態のときのXII−XII線断面図である。 第二実施形態に係るプーリの駆動状態のときの断面図である。 第二実施形態に係るプーリの従動状態のときの断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第一実施形態)
図1から図5に基づいて、本発明の第一実施形態に係るプーリ10、及び、それを用いたベルト伝動装置1について説明する。図1に示すように、ベルト伝動装置1は、プーリ10、対向プーリ12、及び、ベルト14を備える。
プーリ10は、第一回転軸16が設けられている。
第一回転軸16は、例えば、電動・発電機(ISG、Integrated Starter Generator)の回転軸である。
対向プーリ12は、第二回転軸18が設けられている。
第二回転軸18は、例えば、エンジンのクランクシャフトである。
ベルト14は、プーリ10と対向プーリ12とに掛け回される。本実施形態において、ベルト14は、ベルト14の長手方向に沿った複数の山状のリブを有するVリブドベルトである。
プーリ10が第一回転軸16を中心として回転すると、ベルト14を介して対向プーリ12の第二回転軸18に動力を伝達する。このとき、プーリ10は駆動プーリとして動作し、対向プーリ12は従動プーリとして動作する。
対向プーリ12が第二回転軸18を中心として回転すると、ベルト14を介してプーリ10の第一回転軸16に動力を伝達する。このとき、対向プーリ12は駆動プーリとして動作し、プーリ10は従動プーリとして動作する。
プーリ10の回転方向Cwを二点鎖線で図示する。このときベルト14は二点鎖線で示す矢印141の方向に移動する。このとき、回転方向Cwの反対回転を反回転方向CCwとする。
図2、図4、及び、図5に示すように、プーリ10は、複数のベルト支持部材20、シャフト22、シャフトカラー24、キャップカラー26、ナット28、「第一嵌合部」としてのトルクピン30、ディスク32、及び、ガイドフランジ34等を備える。ここでプーリ10の回転軸中心を第一回転軸中心Cとする。また、回転軸に沿って、シャフト22からナット28に向かう方向を軸方向とする。
図3(a)に示すように、ベルト支持部材20は、部分円筒201、足部202、孤状部203を有する。ベルト支持部材20は、後述するディスク32の周囲に5個配置される。
部分円筒201は、円筒の一部分であり、本実施形態においては、円筒を均等に5分割したものの一つである。
足部202は、部分円筒201の軸方向に沿った方向の両端部から径内方向に向かって延びる薄板として設けられている。足部202には、軸方向に貫通する「第二嵌合部」としての長孔206が形成されている。長孔206に後述するトルクピン30が挿入される。長孔206は、トルクピン30が当接しつつも自由に移動可能なように形成されている。二つの足部202同士の軸方向に沿った方向の間隔は、ディスク32の軸方向に沿った方向の長さよりも長いように形成されている。すなわちベルト支持部材20は、足部202がディスク32を軸方向に跨ぐように配置される。
孤状部203は、部分円筒201の外周部に形成されている。孤状部203の表面は、ベルト14のリブと嵌合可能な複数の長溝207を有する。長溝207は、回転方向に沿って形成されている。
部分円筒201が5個配置されると、円筒状となり、その円筒の外周部にベルト支持面204が形成される(図6参照)。
「第二規制部」としての突起部205は、足部202のディスク32と反対側の面に、径方向に沿って設けられる。
後述するフランジ保持ピン343を通すための切り欠き210が、足部202の側面に形成されている。
図3(b)に示すように長孔206は、プーリ10が停止しているときのトルクピン30の中心C1から回転方向Cw側、あるいは反回転方向CCw側に行くにつれて、第一回転軸中心Cからの距離が小さくなる。
トルクピン30が長孔206内を移動し、もっとも回転方向Cw側に移動したときのトルクピン30の軸中心位置をC2とする。トルクピン30が長孔206内を移動し、もっとも反回転方向CCw側に移動したときのトルクピン30の軸中心位置をC3とする。
第一回転軸中心Cと中心C1との距離L1が、第一回転軸中心Cと中心C2との距離L2よりも大きくなるように長孔206は形成されている。第一回転軸中心Cと中心C3との距離L3は、距離L2よりも長いが、距離L1よりは短いように長孔206は形成されている。
図2、図4、及び、図5に示すように、シャフト22の回転シャフト223の先端部には雄ネジ221が形成されている。シャフト22は、その段付き部にボールベアリング222が係止されている。ボールベアリング222の外輪は図示されないハウジングに係止されており、ハウジングに軸受支持されてシャフト22の回転シャフト223が回転する。シャフト22の回転シャフト223は、第一回転軸16と同一、或いは連結し、第一回転軸16と同期して回転可能である。回転シャフト223の回転軸中心は、第一回転軸中心Cと同一である。
シャフトカラー24は、円筒状であり、円筒の略中央部の外周に第一ローレット溝241が形成されている。シャフトカラー24は、第一ローレット溝241のシャフト22側の終端部に径外方向に突出するローレット段部242を有する。シャフトカラー24は、シャフト22側の終端部に径外方向に突出するシャフトカラー端部243を有する。シャフトカラー24には、シャフト22の回転シャフト223が挿入される。
キャップカラー26は、キャップカラー円筒261、及び、キャップカラー端部262を有する。キャップカラー端部262は、キャップカラー円筒261の軸方向の端部に、径外方向に突出するように形成されている。キャップカラー26には、シャフト22の回転シャフト223が挿入される。
ナット28は、筒状であり、内面には雌ネジ281が形成されている。雌ネジ281と雄ネジ221とが螺合する。
トルクピン30は、円柱状であり、ベルト支持部材20の長孔206に相対移動可能なように挿入される。
ディスク32は、軸方向から見て厚みのある5角形の星形状であり、中心部に貫通孔を有する。貫通孔の内壁に第二ローレット溝321が形成されている。ディスク32の第二ローレット溝321は、シャフトカラー24の第一ローレット溝241と嵌合する。これにより、ディスク32はシャフトカラー24と一体になって回転する。ディスク32は、シャフトカラー24のローレット段部242と、キャップカラー円筒261とに挟まれる。ディスク32は、星形状の先端部322にトルクピン30を圧入して固定保持可能な貫通孔323が設けられている。ディスク32は、トルクピン30によって、ベルト支持部材20と嵌合される。
ガイドフランジ34は、第一ガイドフランジ341、第二ガイドフランジ342、及び、フランジ保持ピン343を有する。
第一ガイドフランジ341は、中心に貫通孔344が設けられた円盤状部材である。第一ガイドフランジ341は、フランジ保持ピン343の数に対応したピン固定孔345を有する。第一ガイドフランジ341は、突起部205と嵌合する「第一規制部」としての溝部346を有する。溝部346は中心方向から、外周に向かい径方向に沿うように設けられる。第一ガイドフランジ341は、ディスク32に対してシャフト22側に設けられる。
第二ガイドフランジ342は、中心に貫通孔347が設けられた円盤状部材である。第二ガイドフランジ342は、フランジ保持ピン343の数に対応したピン固定孔345を有する。第二ガイドフランジ342は、第一ガイドフランジ341と同様に、突起部205と嵌合する溝部346を有する。第二ガイドフランジ342は、ディスク32に対してシャフト22の反対側に設けられる。
第一ガイドフランジ341と、第二ガイドフランジ342とが有するピン固定孔345に円柱状のフランジ保持ピン343が嵌合し、第一ガイドフランジ341と、第二ガイドフランジ342とが相対移動しないように固定される。このとき、切り欠き210をフランジ保持ピン343が通る。
また、第一ガイドフランジ341と第二ガイドフランジ342とは、軸方向に沿った方向の両側からキャップカラー26のキャップカラー端部262と、シャフトカラー24のシャフトカラー端部243とに挟まれて、軸方向に沿った方向への移動が規制されている。ガイドフランジ34の溝部346と、ベルト支持部材20の突起部205とが嵌合するので、ガイドフランジ34と、ベルト支持部材20とは一体になって回転可能である。
シャフト22の回転シャフト223、シャフトカラー24、ナット28、トルクピン30、及び、トルクピン30が固定されたディスク32が一体になって回転可能である。
プーリ10の動作について図6から図8に基づいて説明する。
図6から図8は、図4において、第二ガイドフランジ342、キャップカラー26、及び、ナット28を取り除いた状態の正面図である。図6に、停止状態のプーリ10を示す。プーリ10が停止状態のとき、トルクピン30の軸中心は、長孔206において位置C1にある。このとき、ベルト支持部材20は、もっとも径内方向側にある。ベルト支持面204から第一回転軸中心Cまでの距離はもっとも小さく、ベルト14にかかる張力はもっとも小さい。
第一回転軸16にCw方向の回転力が加えられ、プーリ10が駆動状態のときの動作について図7に示す。
第一回転軸16にCw方向の回転力が加えられたとき、上述したように、回転シャフト223、シャフトカラー24、ナット28、トルクピン30、及び、ディスク32が一体となって回転する。ゆえに、トルクピン30が、長孔206の中を回転方向Cw側に移動する。このとき、ベルト支持面204に掛けられているベルト14の摩擦力や、対向プーリ12の第二回転軸18の抵抗により、ベルト支持部材20は回転方向Cwに回転しようとせず、その場に留まろうとする。長孔206は、回転方向Cw側に行くほど、第一回転軸中心Cからの距離が短くなるように形成されている。
そのため、トルクピン30が長孔206の内壁に当接しつつCw方向に移動すると、長孔206の内壁に対して径外方向への力が加わる。よって、長孔206が形成されているベルト支持部材20が、径外方向へと移動する。このように、ベルト支持部材20は、トルクピン30が回転方向Cw側に移動するにつれて径外方向に移動する。図7は、トルクピン30が回転方向Cwに最大限移動した場合を示す。このときのトルクピン30の中心位置はC2にある。
ベルト支持部材20が径外方向に移動すると、ベルト支持面204から第一回転軸中心Cまでの距離が大きくなるので、ベルト14が伸びて、ベルト14の張力が大きくなる。このとき、ベルト支持部材20が有する突起部205と、ガイドフランジ34が有する溝部346とが嵌合しているため、ベルト支持部材20は周方向に沿った方向にずれることはなく、径方向以外の移動が規制される。
やがて、ベルト14の張力が対向プーリ12を回転させるための負荷に対応した値まで上昇すると、ベルト支持部材20も回転方向Cwに回転するようになる。このようにして、ベルト14を通じて対向プーリ12の第二回転軸18に動力を伝える。
対向プーリ12の第二回転軸18にCw方向に回転力が加えられ、プーリ10が従動状態のときの動作について図8に示す。ベルト14を介してベルト支持部材20に回転方向Cw側に回転力が加えられる。しかし、このとき回転シャフト223と接続している第一回転軸16の抵抗があるため、回転シャフト223と一体であるディスク32及びトルクピン30はその場にとどまろうとする。そのため、ベルト支持部材20が先に回転方向Cw側に回転する。このとき、ベルト支持部材20から見ると、相対的にトルクピン30が長孔206の中を反回転方向CCw側に移動する。長孔206は反回転方向CCw側に行くほど、第一回転軸中心Cからの距離が短くなるように形成されている。
そのため、トルクピン30が長孔206の内壁に当接しつつCCw方向に移動すると、長孔206の内壁に対して径外方向への力が加わる。よって、長孔206が形成されているベルト支持部材20が、径外方向へと移動する。このように、ベルト支持部材20は、トルクピン30が反回転方向CCw側に移動するにつれて径外方向に移動する。図8は、トルクピン30が反回転方向CCwに最大限移動した場合を示す。このときのトルクピン30の中心位置はC3にある。
ベルト支持部材20が径外方向に移動すると、ベルト支持面204から第一回転軸中心Cまでの距離が大きくなるので、ベルト14が伸びて、ベルト14の張力が大きくなる。このとき、ベルト支持部材20が有する突起部205と、ガイドフランジ34が有する溝部346とが嵌合しているため、ベルト支持部材20は周方向に沿った方向にずれることはなく、径方向以外の移動が規制される。
やがて、ベルト14の張力が第一回転軸16を駆動させるための負荷に対応した値まで上昇すると、第一回転軸16と接続している回転シャフト223も回転方向Cwで回転する。このようにしてベルト14を通じて対向プーリ12の第二回転軸18から第一回転軸16に動力を伝える。
プーリ10を使用したときの効果について説明する。
(a)駆動状態及び従動状態のどちらにおいてもベルト14の張力を増加させることができる。そのため、ベルト14により、動力を確実に伝達できる。
(b)負荷に対応した値までベルト14の張力が自動的に調整されるので、ベルト伝動装置1にオートテンショナ等の外部機構を設ける必要がない。そのため、ベルト伝動装置1の部品点数を少なく、かつコンパクトな構造にできる。
(c)駆動状態及び従動状態のどちらにおいても、伝達する動力の大きさに従ってベルト支持面204は自動的に必要なだけ半径が大きくなる。そのため、ベルト14を最初に掛け回すときに必要なベルト張力を一番低くすることができ、ベルト14を掛け回す作業が容易になる。
(d)ガイドフランジ34により、複数のベルト支持部材20を周方向に沿った方向にずらすことなく、径方向に均一に移動させることができる。これより、ベルト支持面204が略円形を保てる。これより、ベルト14とベルト支持面204との接触面積を大きくできる。したがって、ベルト14とベルト支持面204との間の摩擦力を大きくできるので、動力を確実に伝達できる。
(e)従来、Vリブドベルトにおいては、テンショナ等を使用することなく張力を変更することは困難であった。一方、プーリ10を使用すれば、Vリブドベルトであっても張力を変更することは可能である。Vリブドベルトは、ベルト支持面との摩擦力が大きいため、Vベルトよりも大きな駆動力を伝達可能である。そのため、コールドスタート時にエンジンを始動させるような大きな駆動力を必要とする場合にも、プーリ10を用いたベルト伝動装置1をオートテンショナ等の外部装置を必要とすることなく適用できる。
(第二実施形態)
図9から図11に基づいて、本発明の第二実施形態に係るプーリ50とそれを使用したベルト伝動装置5とについて説明する。図9に示すように、ベルト伝動装置5は、プーリ50を備える。
図10、及び、図11に示すように、プーリ50は、複数のベルト支持部材60、シャフト62、シャフトカラー64、「第二嵌合部」としてのトルクピン70、及び、ディスク72等を備える。なお、図11の断面の観察方向は、図5と同一である。
ベルト支持部材60は、部分円筒601、足部602、及び、孤状部603を有する。
部分円筒601は、円筒の一部分であり、本実施形態においては、円筒を均等に5分割したものの一つである。
足部602は、部分円筒601の軸方向に沿った両端部から径内方向に向かって延びる薄板として設けられている。足部602は、軸方向に貫通する丸孔606を有する。丸孔606に後述するトルクピン70が圧入され固定される。第一実施形態のベルト支持部材20と異なり、丸孔606はトルクピン70を固定しており、丸孔606の中をトルクピン70が相対移動することはできない。二つの足部602同士の間隔は、ディスク72の軸方向に沿った方向の長さよりも長いように形成されている。すなわちベルト支持部材60は、足部602がディスク72を軸方向に跨ぐように配置される。
孤状部603は、部分円筒601の外周部に形成されている。孤状部603の表面は、ベルト14のリブと嵌合可能な複数の長溝607を有する。長溝607は、回転方向に沿って形成されている。
ベルト支持部材60は、後述するディスク72の径外方向に5個連続して配置される。これにより、ベルト支持部材60の外周部にベルト支持面604が形成される(図12参照)。
「第二規制部」としての突起部605は、足部602のディスク72と反対側の面に、径方向に沿って設けられている。
フランジ保持ピン343を通すための切り欠き610が、足部602の側面に形成されている。
シャフト62の回転シャフト624の先端部には雄ネジ621が形成されている。シャフト62の回転シャフト624の中間部には、後述するディスク72と嵌合する第一ローレット溝622が設けられている。シャフト62は、その段付き部にボールベアリング623が係止されている。ボールベアリング623の外輪は図示されないハウジングに係止されており、ハウジングに軸受支持されてシャフト62の回転シャフト624が回転する。シャフト62の回転シャフト624は、第一回転軸16と同一、或いは連結し、第一回転軸16と同期して回転可能である。回転シャフト624の回転軸中心は、第一回転軸中心Cと同一である。
シャフトカラー64は、シャフトカラー円筒641、及び、シャフトカラー端部642を有する。シャフトカラー端部642は、シャフトカラー円筒641のシャフト62に向かう方向の端部から径外方向に突出するように形成されている。シャフトカラー64には、シャフト62の回転シャフト624が挿入される。
トルクピン70は、円柱状であり、ベルト支持部材60の丸孔606に圧入固定されるように挿入される。
ディスク72は、円筒状であり、シャフト62の回転シャフト624の第一ローレット溝622と嵌合可能な第二ローレット溝721を円筒の内面に有する。これにより、ディスク72とシャフト62の回転シャフト624とは一体となって回転可能である。ディスク72は、径方向の外側に軸方向に貫通する「第一嵌合部」としての長孔722を有する。長孔722は、ディスク72を5等分する位置にそれぞれ形成される。長孔722にはトルクピン70が挿入される。長孔722は、トルクピン70が当接しつつも自由に移動可能なように形成されている。ディスク72は、トルクピン70によって、ベルト支持部材60と嵌合される。ディスク72は、シャフトカラー円筒641と、キャップカラー円筒261とに挟まれる。
プーリ50が停止しているときのトルクピン70の軸中心位置をC11とする。トルクピン70が長孔722内を移動し、もっとも回転方向Cw側に移動したとしたときのトルクピン70の軸中心位置をC12とする。トルクピン70が長孔722内を移動し、もっとも反回転方向CCw側に移動したとしたときのトルクピン70の軸中心位置をC13とする(図12参照)。
長孔722は、中心C11から回転方向Cw側、あるいは反回転方向CCw側に行くにつれて、第一回転軸中心Cからの距離が大きくなる。
第一回転軸中心Cと中心C11との距離L11が、第一回転軸中心Cと中心C12との距離L12よりも短くなるように長孔722は形成されている。第一回転軸中心Cと中心C13との距離L13は、距離L12よりも長いように長孔722は形成されている。
第一ガイドフランジ341と第二ガイドフランジ342とは、軸方向に沿った方向の両側からキャップカラー26のキャップカラー端部262と、シャフトカラー64のシャフトカラー端部642とに挟まれ、軸方向に沿った方向の移動が規制されている。ガイドフランジ34の溝部346と、ベルト支持部材60の突起部605とが嵌合するので、ガイドフランジ34と、ベルト支持部材60とは一体になって回転可能である。
シャフト62の回転シャフト624、ナット28、及び、ディスク72は一体になって回転可能である。
プーリ50の動作について図12から図14に基づいて説明する。
図12から図14は断面図であり、図13及び図14の断面観察方向は図12と同一である。第一実施形態のように、第二ガイドフランジ342、キャップカラー26、及び、ナット28を取り除いた状態の正面図を視点とすると、ベルト支持部材60の足部602により視線が遮られる。そのため、長孔722の内部をトルクピン70が移動する状態を観察できない。したがって、断面図を説明に使用する。
図12に、停止状態のプーリ50を示す。トルクピン70の軸中心は、位置C1にある。このとき、ベルト支持部材60は、もっとも径内方向にある。複数のベルト支持部材60の孤状部603により形成されるベルト支持面604は、もっとも半径が小さく、ベルト14にかかる張力はもっとも小さい。
第一回転軸16にCw方向に回転力が加えられ、プーリ50が駆動回転するときの動作について図13に示す。
第一回転軸16にCw方向に回転力が加えられたとき、第一回転軸16と連結している回転シャフト624、ナット28、及び、ディスク72が一体となっているため、長孔722が形成されているディスク72が、回転方向Cw側に移動する。このとき、ベルト支持面604に掛けられているベルト14の摩擦力や、対向プーリ12の第二回転軸18の抵抗等により、ベルト支持部材60は回転方向Cwに回転しようとせず、その場に留まろうとする。このため、トルクピン70は、相対的に長孔722の中を反回転方向CCwに移動する。長孔722は、反回転方向CCw側に行くほど、第一回転軸中心Cからの距離が長くなるように形成されている。
そのため、トルクピン70が長孔722の内壁に当接しつつ相対的にCCw方向に移動すると、トルクピン70に径外方向への力が加わる。これより、トルクピン70と一体になったベルト支持部材60が、径外方向へ移動する。このように、ベルト支持部材60は、トルクピン70が反回転方向CCw側に移動するにつれて径外方向に移動する。図13は、トルクピン70が反回転方向CCwに最大限移動した場合を示し、このときのトルクピン70の中心位置はC13にある。
ベルト支持部材60が径外方向に移動すると、ベルト支持面604から第一回転軸中心Cまでの距離が大きくなるので、ベルト14が伸びて、ベルト14の張力が大きくなる。このとき、ベルト支持部材60が有する突起部605と、ガイドフランジ34が有する溝部346とが嵌合しているため、ベルト支持部材60は周方向に沿った方向にずれることはなく、径方向以外の移動が規制される。
やがて、ベルト14の張力が対向プーリ12を駆動させるための負荷に見合った値まで上昇すると、ベルト支持部材60も回転方向Cwで回転する。これより、ベルト14を通じて対向プーリ12に動力を伝えることができる。
対向プーリ12の第二回転軸18にCw方向に回転力が加えられ、プーリ50が従動回転するときの動作について図14に示す。ベルト14を介してベルト支持部材60に回転方向Cwに回転力が加えられる。しかし、このとき、第一回転軸16の抵抗があるため長孔722が形成されたディスク72はその場に留まろうとする。そのため、ベルト支持部材60とトルクピン70が先に回転方向Cw側に回転する。このとき、トルクピン70は、長孔722の中を回転方向Cw側に移動している。長孔722は回転方向Cw側に行くほど、第一回転軸中心Cからの距離が大きくなるように形成されている。
そのため、トルクピン70が長孔722の内壁に当接しつつCw方向に移動すると、トルクピン70に径外方向への力が加わる。これより、トルクピン70と一体になったベルト支持部材60が、径外方向へ移動する。このように、ベルト支持部材60は、トルクピン70が回転方向Cw側に移動するにつれて径外方向に移動する。図14は、トルクピン70が回転方向Cwに最大限移動した場合を示し、このときのトルクピン70の中心位置はC12にある。
ベルト支持部材60が径外方向に移動すると、ベルト支持面604から第一回転軸中心Cまでの距離が大きくなるので、ベルト14が伸びて、ベルト14の張力が大きくなる。このとき、ベルト支持部材60が有する突起部605と、ガイドフランジ34が有する溝部346とが嵌合しているため、ベルト支持部材60は周方向に沿った方向にずれることはなく、径方向以外の移動が規制される。
やがて、ベルト14の張力が第一回転軸16を駆動させるための負荷に見合った値まで上昇すると、回転シャフト223もディスク72も回転方向Cwで回転する。これより、ベルト14を通じて対向プーリ12の第二回転軸18から第一回転軸16に動力を伝える。
プーリ50を使用すると、第一実施形態と同様の効果が得られる。
(その他の実施形態)
(a)上記実施形態ではベルト支持部材20、60の足部202、602は、部分円筒201、601の軸方向に沿った方向の両端部に形成されていた。二つの足部202、602同士の間隔は、ディスク32、72の軸方向の厚みよりも厚い。そのため、二つの足部202、602がディスク32、72を跨いでいた。
これに代えて、以下のような構成にしてもよい。ベルト支持部材の足部を部分円筒の軸方向に沿った方向の中間部から径内方向に一つのみ突出させる。さらに、ディスクの軸方向に沿った方向の両端部を径外方向に突出させる。この場合、ディスクの二つの突出部が、ベルト支持部材の一つのみの足部を跨いでいる。このようにしても、第一、第二実施形態と同様の効果を得ることができる。
(b)上記実施形態において、ベルト14は、Vリブドベルトである。これに代えて、平ベルトやVベルトを用いても、上記実施形態と同様に駆動状態または従動状態を問わずベルトの張力を調整できる。
(c)上記実施形態において、ベルト支持部材20、60は円筒を5分割した部分円筒201、601を元にしている。これに代えて、円筒を4分割、6分割、あるいは8分割した部分円筒を元にベルト支持部材を形成してもよい。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(d)上記実施形態において、本発明のプーリ10、50を搭載、或いは連結した第一回転軸は電動・発電機の回転軸としたが、エンジンのクランク軸としても上記実施形態と同様の効果が得られる。このとき、エンジンのクランク負荷の方が発電機の回転負荷より通常高い。そのため、ベルト支持部材20、60の径外方向への移動量を、従動時の方が駆動時より大きくなるように設定する。
(e)上記実施形態において、本発明のプーリ10、50は駆動側、或いは従動側となる回転軸に搭載、或いは連結する。他に、例えばプーリを複数有するベルト伝動装置のいずれか一つのプーリに本発明のプーリを使用すれば、ベルトの張力を伝動する動力の大きさに応じて上昇できるため、上記実施形態と同様の効果が得られる。
1、5 ベルト伝動装置、 10、50 プーリ、 12 対向プーリ
14 ベルト(Vリブドベルト)、 16 第一回転軸、 18 第二回転軸
20 ベルト支持部材、 204 ベルト支持面、 205 突起部(第二規制部)
206 長孔(第二嵌合部)
22、62 シャフト、 223、624 回転シャフト
30 トルクピン(第一嵌合部)
70 トルクピン(第二嵌合部)
32、72 ディスク、 722 長孔(第一嵌合部)
34 ガイドフランジ、 346 溝部(第一規制部)
60 ベルト支持部材、 604 ベルト支持面、 605 突起部(第二規制部)
606 丸孔

Claims (7)

  1. ベルト(14)で動力を伝達するベルト伝動装置(1、5)に用いられるプーリであって、
    回転シャフト(223、624)と、
    前記回転シャフトと一体となって回転可能なディスク(32、72)と、
    前記ディスクの径外方向に配置され、前記ベルトが掛け回されるベルト支持面(204、604)を形成し、前記ディスクに設けられた第一嵌合部(30、722)と嵌合可能な第二嵌合部(206、70)を有し、径外方向に移動可能な複数のベルト支持部材(20、60)と、
    を備えるプーリ。
  2. 前記第一嵌合部は、前記ディスク(32)に固定されて設けられたトルクピン(30)であり、
    前記第二嵌合部は、前記ベルト支持部材(20)に設けられ、前記トルクピンが移動可能な長孔(206)である請求項1に記載のプーリ。
  3. 前記ベルト支持部材(20)に設けられた前記長孔(206)は、前記回転シャフトが静止しているときの前記トルクピンの中心(C1)と前記回転シャフトの中心(C)との距離が、前記トルクピンが移動したときの前記トルクピンの中心と前記回転シャフトの中心との距離よりも大きくなるように形成されている請求項2に記載のプーリ。
  4. 前記第一嵌合部は、前記ディスク(72)に設けられた長孔(722)であり、
    前記第二嵌合部は、前記ベルト支持部材(60)に固定されて設けられ、前記長孔の中を移動可能なトルクピン(70)である請求項1に記載のプーリ。
  5. 前記ディスク(72)に設けられた前記長孔(722)は、前記回転シャフトが静止しているときの前記トルクピンの中心(C11)と前記回転シャフトの中心(C)との距離が、前記トルクピンが移動したときの前記トルクピンの中心と前記回転シャフトの中心との距離よりも小さくなるように形成されている請求項4に記載のプーリ。
  6. 前記ディスクの軸方向に沿った両端側に設けられ、前記回転シャフトを回転軸として回転可能であり、径方向に沿って設けられた第一規制部(346)を有するガイドフランジ(34)を、さらに備え、
    前記ベルト支持部材は、前記第一規制部と嵌合可能であり、径方向に沿って設けられた第二規制部(205、605)を有する請求項1から5のいずれか一項に記載のプーリ。
  7. 前記ベルト支持部材は、回転方向に沿った複数の長溝(207、607)を外周部に有する請求項1から6のいずれか一項に記載のプーリ。
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