JP2018510299A - ベルトプーリデカップラ - Google Patents

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Abstract

補機ベルト伝動装置のベルトから補機の軸に駆動トルクを伝達するベルトプーリデカップラ(1)であって、ベルトプーリ(2)と、軸に取り付けるべきハブ(4)と、駆動トルクフロー内でベルトプーリとハブとの間に配置され、デカップラばね(11)とラップバンド(10)とからなる直列接続部であって、ラップバンドは、ベルトプーリデカップラの回転軸線(12)方向で延び、半径方向でベルトプーリとデカップラばねとの間に配置されている、直列接続部と、を備えるベルトプーリデカップラを提案する。ラップバンドの両端部(13,16)は、駆動トルクの伝達中、半径方向で拡張し、駆動トルクフロー内でベルトプーリ側を延在する第1のラップバンド端部(13)は、相対回動不能にベルトプーリ内に取り付けられた第1のスリーブ(15,15’,15’’)の内周面(14)に締め付けられ、駆動トルクフロー内でデカップラばね側を延在する第2のラップバンド端部(16)は、ベルトプーリ内で回転可能な第2のスリーブ(18)の内周面(17)に締め付けられるようにした。

Description

本発明は、補機ベルト伝動装置のベルトから補機の軸に駆動トルクを伝達するベルトプーリデカップラであって、
ベルトプーリと、
軸に取り付けるべきハブと、
駆動トルクフロー内でベルトプーリとハブとの間に配置され、デカップラばねとラップバンド(Schlingband)とからなる直列接続部であって、ラップバンドは、ベルトプーリデカップラの回転軸線方向で延び、半径方向でベルトプーリとデカップラばねとの間に配置されている、直列接続部と、
を備えるベルトプーリデカップラに関する。
内燃機関のクランク軸から内燃機関の補機ベルト伝動装置に導入されるねじり振動および回転ムラは、周知のようにベルトプーリデカップラにより補償することができ、ベルトプーリデカップラは、一般的には、英語で「Decoupler」と称され、典型的には、ジェネレータベルトプーリとして形成されている。ラップバンドは、閉鎖された状態で駆動トルクをベルトプーリからハブに伝達するワンウェイクラッチとして用いられる。ラップバンドと直列に接続されるデカップラばねの弾性は、ベルト伝動装置から来る回転ムラを均す。ベルトプーリが遅れて回転するときは、ラップバンドが開くので、言及に値する程のトルクが、ハブからベルトプーリに反対に伝達されることはなく、その結果、惰性で回るジェネレータ軸は、ベルトプーリを追い越すことがある。
半径方向内側に配置されるラップバンドと、ねじりコイルばね(Schraubendrehfeder)の形態の、半径方向外側に配置されるデカップラばねとを備えるベルトプーリデカップラは、独国特許出願公開第102009052611号明細書において公知である。
これに対して、半径方向で配置転換されたラップバンドとねじりコイルばねとを備える、本発明の前提をなすベルトプーリデカップラは、例えば米国特許第8047920号明細書にある。このベルトプーリデカップラを背景に、本発明の根底にある課題は、構造的な構成を異にしたこの種のベルトプーリデカップラを提供することである。
このための解決手段は、請求項1の特徴部にある。請求項1の特徴部によれば、ラップバンドの両端部は、駆動トルクの伝達中、半径方向で拡張し、駆動トルクフロー内でベルトプーリ側を延在する第1のラップバンド端部は、相対回動不能にベルトプーリ内に取り付けられた第1のスリーブの内周面に締め付けられ、駆動トルクフロー内でデカップラばね側を延在する第2のラップバンド端部は、ベルトプーリ内で回転可能な第2のスリーブの内周面に締め付けられる。
冒頭で引用した従来技術とは異なり、ベルトプーリデカップラは、2つのスリーブを有し、力がかかると半径方向で拡張するラップバンドは、両端部でスリーブに噛み、駆動トルクを伝達する。したがって、ラップバンドに駆動側および被動側で連結される構成部材は、ラップバンド端部のための、簡単かつ低コストに製造可能な接触幾何学形状を有し得る。腕なしの、したがって完全に円筒状のラップバンドの好ましい形態では、両スリーブの内周面は、同じく完全に円筒状であり、その結果、駆動トルクは、専ら、ラップバンドの外周面と両スリーブの内周面との間の摩擦接触力によって伝達される。
両スリーブと、場合によっては、駆動トルクをデカップラばねからハブに伝達する別の第3のスリーブとは、低コストに製造可能な金属薄板変形加工部材であってよく、第1のスリーブおよび第3のスリーブは、好ましくは、ベルトプーリに嵌入またはハブに被嵌されるように圧入されている。加えて、スリーブを備えた構造は、ベルトプーリの内径およびハブの外径が、実質的に直径の段差なしにまたは精々小さな直径の段差しか有さず、低コストに製造(旋削)可能であるようにする。
本発明のさらなる特徴は、内燃機関の補機ベルト伝動装置内に配置されるジェネレータ用の本発明に係るベルトプーリデカップラの一実施例を示す図面および以下の説明から看取可能である。
ベルトプーリデカップラの斜視全体図である。 ベルトプーリデカップラの斜視縦断面図である。 ベルトプーリデカップラの分解立体図である。 ベルトプーリと第1のスリーブとからなる構成群の分解立体図である。 図4に示した構成群の縦断面図である。 第1のスリーブの斜視図である。 別の第1のスリーブの斜視図である。 さらに別の第1のスリーブの斜視図である。 第2のスリーブの斜視図である。 第2のスリーブを反対側から見た斜視図である。 連れ回りディスクの斜視図である。 プレッシャディスクの斜視図である。 ハブと第3のスリーブとからなる構成群の分解立体図である。 図13に示した構成群の斜視縦断面図である。 第3のスリーブの斜視図である。 第3のスリーブを反対側から見た斜視図である。
図1ないし3は、ベルトプーリデカップラ1(以下、略してデカップラ1という)を様々な斜視図で、すなわち図1では全体図として、図2では縦断面図で、図3では分解立体図として示している。ベルトが巻き掛る外周面3に、ベルトのポリV(Poly−V)形状に対応した輪郭を付与した中空円筒状のベルトプーリ2は、ベルトにより、図1に示した回転方向で駆動される。ベルトプーリ2は、回転可能にハブ4に支持されており、ハブ4は、ジェネレータ軸に堅固に螺止される。このためにハブ4は、中央部分5に、図示しない雌ねじ山を有し、ジェネレータ遠位の手前の端部部分に、螺合工具用の係合輪郭として内歯列6を有する。ハブ4上でのベルトプーリ2の支持は、ジェネレータ側の端部では、半径方向および軸方向で転がり軸受7により行われ、ジェネレータ遠位の端部では、半径方向で滑り軸受8により行われる。転がり軸受7は、両側で密封される単列の玉軸受であり、滑り軸受8は、ポリアミドからなるラジアル軸受レースである。ベルトプーリ2の内径は、ラジアル軸受レース8と玉軸受7との間の領域全体にわたって一様であるので、この内径領域は、旋削加工を特に簡単かつ低コストにできるようにアクセス良好となっている。ベルトプーリ2は、ジェネレータ遠位の端部にだけ、異径に段差を付けた拡張部9を有し、拡張部9内には、ジェネレータにデカップラ1を組み付けた後、ここでは図示しない保護キャップがスナップ式に嵌合される。
デカップラ1の機能にとって重要な構成要素は、ワンウェイクラッチ10と、ベルトプーリ2からハブ4への駆動トルクフローに関してワンウェイクラッチ10と直列に接続されるデカップラばね11である。ワンウェイクラッチ10は、ラップバンドであり、デカップラばね11は、ねじりコイルばねであり、両者は、デカップラ1の回転軸線12方向で延びている。ねじりコイルばね11とラップバンド10とは、本実施の形態では、回転軸線12に関して同軸であり、ラップバンド10は、ベルトプーリ2とねじりコイルばね11との間の半径方向の環状室内を延在している。
右巻きのラップバンド10も、左巻きのねじりコイルばね11も、完全に円筒状であり、両側に腕なしの端部を有する。したがって、端部は、ラップバンドまたはねじりコイルばねを、駆動トルクの伝達時、半径方向で拡張する。駆動トルクフロー内でベルトプーリ2側を延在する第1のラップバンド端部13は、相対回動不能にベルトプーリ2内に取り付けられた第1のスリーブ15の円筒状の内周面14に締め付けられる。駆動トルクフロー内でねじりコイルばね11側を延在する第2のラップバンド端部16は、ベルトプーリ2内で回転可能な第2のスリーブ18の円筒状の内周面17に締め付けられる。これにより、ベルトプーリ2から導入された駆動トルクは、専ら、一方では、第1のスリーブ15の内周面14と第1のラップバンド端部13との間の静摩擦、他方では、第2のラップバンド端部16と第2のスリーブ18の内周面17との間の静摩擦により、ねじりコイルばね11に導入され、そこからハブ4へと伝達される。
ラップバンド10は、トルク反転時、ジェネレータ軸と、ジェネレータ軸に取り付けられるハブ4とが、ベルトプーリ2を追い越すことを可能にする。この状態で、ラップバンド10は、その(無負荷の)初期直径に収縮し、一方または両方のスリーブ15,18内で滑動する。このとき伝達可能なトルクは、滑動する両接触相手間の滑り摩擦モーメントに減少する。
図4および5は、ベルトプーリ2と、ベルトプーリ2の内径部に圧入される第1のスリーブ15と、ラジアル軸受レース8とから形成される下位構成群を分解立体図または縦断面図で示している。図2と合わせて参照することで看取できるように、第1のスリーブ15は、第1のラップバンド端部13が延在する第1の軸方向部分19と、ラジアル軸受レース8が収容されている第2の軸方向部分20とを有する。第1のスリーブ15は、金属薄板変形加工部材であり、スリーブ周壁に半径方向内向きに一体成形される複数の突出部を有し、突出部は、軸方向ストッパ21,22および23を形成している。この場合、第1の軸方向部分19は、ラップバンド10用の軸方向ストッパ21により画定され、第2の軸方向部分20は、両側でラジアル軸受レース8用の軸方向ストッパ22および23により画定されている。ラジアル軸受レース8には、両軸方向ストッパ22,23間に組み付けることができるように、周囲にスリットが入れられている。
図4ないし6に部品拡大図として示した第1のスリーブ15の、軸方向ストッパ21,22を形成する突出部は、それぞれ、スリーブ周壁の複数の局所的な抜き加工部(Durchstellung)を有し、かつラジアル軸受レース8用の外側の軸方向ストッパ23として、周方向で互いに間隔を空けた複数のセグメントを有するフランジを有する。
図7または8に示した第1のスリーブ15’および15’’には、第1のスリーブ15とは異なる形状が付与されている。第1のスリーブ15’の場合、ラップバンド10用の軸方向ストッパ21’は、スリーブ周壁に環状に延びる転造段(Rollierstufe)に置換され、第1のスリーブ15’’の場合、付加的にラジアル軸受レース8用の内側の軸方向ストッパ22’’も、このような転造段に置換されている。加えて、第1のスリーブ15’’の場合、ラジアル軸受レース8用の外側の軸方向ストッパ23’’は、周方向で連続したフランジとされている。
別の(図示しない)代替的な形態では、第1のスリーブ15の第2の軸方向部分20は、省略してもよく、したがって第1のスリーブ15は相応して短縮される。この場合、ラジアル軸受レース8は、直接、ベルトプーリ2の内径部に収容される。
ねじりコイルばね11は、軽微な軸方向の予荷重を伴って第2のスリーブ18と第3のスリーブ24(図13参照)との間に張設されている。スリーブ18,24は、同じく金属薄板変形加工部材であり、それぞれ1つのフランジ25または26を有し、フランジ25または26は、ねじりコイルばね11の、フランジ25または26に対応する、図3に示した腕なしの端部と接触する。図9および10に単体で拡大図として示した第2のスリーブ18は、外リング27を有し、外リング27の内周面17に第2のラップバンド端部16が噛み、外リング27の外周面28において第2のスリーブ18は、回転可能にベルトプーリ2の内径部に支持されている。フランジ25は、フランジ25に一体成形される3つの抜き加工部29を有し、抜き加工部29は、軸方向でランプ状に勾配をなしたばね支持面30を形成する。ばね支持面30は、ばね支持面30に直接当接するねじりコイルばね端部へのトルク導入を可能にする。
周方向で互いに間隔を空けた抜き加工部29は、円弧状であり、その弧の長さは、軸方向の隆起が増すにつれ減少する。これにより、最短の弧の長さを有する抜き加工部29において下がるステップ31から、ステップ31に当接しねじりコイルばねを半径方向で拡張するねじりコイルばね端部の端面へ、駆動トルクの伝達がなされる。この端面は、他方のねじりコイルばね端部の、図3に見て取れる端面32と同様に成形されている。(側方で開いた)抜き加工部29とは異なり、ばね支持面30は、単数または複数の(側方で閉じた)ビードにより形成されていてもよい。
第2のスリーブ18のフランジ25の、ねじりコイルばね11から背離した端面は、一体成形された突出部33を有し、突出部33は、図11に示した、相対回動不能にハブ4に被嵌される連れ回りディスク35の円弧状の切欠き34内に係合し、切欠き34の周方向の端部36および37間において旋回可能である。その際、デカップラ1の回転方向で後の周方向端部36は、この端部が、ジェネレータの追い越し動作中、滑動するラップバンド10の摩擦モーメントに抗して第2のスリーブ18を突出部33を介して連れ回すように配置されている。この状態で第2のスリーブ18およびハブ4は、相対回動不能にハブ4に取り付けられた第3のスリーブ24とともにいわば剛のユニットとして回転し、ねじりコイルばね端部のいわゆる「ランプアップ(ramp−up)」は、阻止される。この事象は、第2のスリーブ18と第3のスリーブ24とが、ねじりコイルばね11を周方向で弛緩させるように互いに相対的に回動したときに発生するおそれがあり、その結果、ねじりコイルばね端部の一方または両方の端面32は、ばね支持面30または39(図13参照)のステップ31および38から離れ、ばね支持面30,39に乗り上げてしまう。その際に軸方向で縮小する、ねじりコイルばね11用の取り付けスペースは、ねじりコイルばね11が両スリーブ18および24を許容できない程に互いに押し離し、デカップラ1をいわば軸方向で互いに引き裂いてしまう事態を引き起こしかねない。
図2と合わせて見ると明らかであるように、第2のスリーブ18の軸方向の支持は、玉軸受7で実施され、連れ回りディスク35では実施されない。連れ回りディスク35は、一方では、第2のスリーブ18に対して、他方では、図12に示したプレッシャディスク40に対して、それぞれ軸方向空隙を保ってハブ4に位置決めされ、したがってアキシャル荷重を受けない。アキシャル荷重は、むしろ第2のスリーブ18から、滑り支持を行うポリアミドからなるスラスト軸受レース41に伝達され、その後、半径方向内側に玉軸受7に向かって折曲されたプレッシャディスク40を介して、玉軸受7の内レースに伝達される。
図13ないし16は、第3のスリーブ24をハブ4と組み合わせて、または単体で示している。第3のスリーブ24は、フランジ26から折り曲げられた内リング42でもってハブ4に被嵌されるように圧入されており、介在するフランジ26から折り曲げられた外リング43を有し、外リング43は、ラジアル軸受レース8を受ける(図2も参照)。軸方向でランプ状に勾配をなしたばね支持面39は、同じく、フランジ26に一体成形されている3つの抜き加工部44により形成されており、同じく、そこを延在するねじりコイルばね端部に直接当接する。このとき、ステップ38は、ねじりコイルばね端部の端面32に専ら圧接している。
ハブ4は、簡単な旋削加工のために、略均一な外径を有し、外径は、ジェネレータ側のハブ端部においてのみ僅かにオフセットされ、玉軸受7の内レース用の段部45を形成している。玉軸受7の内レースは、段部45に被嵌されるように圧入される(図2参照)。
1 ベルトプーリデカップラ/デカップラ
2 ベルトプーリ
3 ベルトプーリの外周面
4 ハブ
5 ハブの中央部分
6 内歯列
7 転がり軸受/玉軸受
8 滑り軸受/ラジアル軸受レース
9 拡張部
10 ワンウェイクラッチ/ラップバンド
11 デカップラばね/ねじりコイルばね
12 回転軸線
13 第1のラップバンド端部
14 第1のスリーブの内周面
15 第1のスリーブ
16 第2のラップバンド端部
17 第2のスリーブの内周面
18 第2のスリーブ
19 第1の軸方向部分
20 第2の軸方向部分
21 軸方向ストッパ
22 (内側の)軸方向ストッパ
23 (外側の)軸方向ストッパ
24 第3のスリーブ
25 第2のスリーブのフランジ
26 第3のスリーブのフランジ
27 第2のスリーブの外リング
28 外リングの外周面
29 抜き加工部
30 ばね支持面
31 ステップ
32 ねじりコイルばね端部の端面
33 突出部
34 切欠き
35 連れ回りディスク
36 切欠きの端部
37 切欠きの端部
38 ステップ
39 ばね支持面
40 プレッシャディスク
41 スラスト軸受レース
42 第3のスリーブの内リング
43 第3のスリーブの外リング
44 抜き加工部
45 ハブの段部

Claims (10)

  1. 補機ベルト伝動装置のベルトから補機の軸に駆動トルクを伝達するベルトプーリデカップラであって、
    ベルトプーリ(2)と、
    前記軸に取り付けるべきハブ(4)と、
    駆動トルクフロー内で前記ベルトプーリ(2)と前記ハブ(4)との間に配置され、デカップラばね(11)とラップバンド(10)とからなる直列接続部であって、前記ラップバンド(10)は、前記ベルトプーリデカップラ(1)の回転軸線(12)方向で延び、半径方向で前記ベルトプーリ(2)と前記デカップラばね(11)との間に配置されている、直列接続部と、
    を備えるベルトプーリデカップラにおいて、
    前記ラップバンド(10)の両端部(13,16)は、駆動トルクの伝達中、半径方向で拡張し、前記駆動トルクフロー内で前記ベルトプーリ(2)側を延在する第1のラップバンド端部(13)は、相対回動不能に前記ベルトプーリ(2)内に取り付けられた第1のスリーブ(15,15’,15’’)の内周面(14)に締め付けられ、前記駆動トルクフロー内で前記デカップラばね(11)側を延在する第2のラップバンド端部(16)は、前記ベルトプーリ(2)内で回転可能な第2のスリーブ(18)の内周面(17)に締め付けられることを特徴とする、ベルトプーリデカップラ。
  2. 両ラップバンド端部(13,16)は、腕なしであることを特徴とする、請求項1記載のベルトプーリデカップラ。
  3. 前記第1のスリーブ(15,15’,15’’)は、前記第1のラップバンド端部(13)が延在する第1の軸方向部分(19)と、前記ベルトプーリ(2)を前記ハブ(4)に滑り支持するラジアル軸受レース(8)が収容される第2の軸方向部分(20)とを有することを特徴とする、請求項1または2記載のベルトプーリデカップラ。
  4. 前記第1の軸方向部分(19)は、前記ラップバンド(10)用の軸方向ストッパ(21,21’)により画定されており、前記第2の軸方向部分(20)は、両側で前記ラジアル軸受レース(8)用の軸方向ストッパ(22,22’’,23,23’’)により画定されていることを特徴とする、請求項3記載のベルトプーリデカップラ。
  5. 前記第1のスリーブ(15,15’,15’’)は、金属薄板変形加工部材であり、前記軸方向ストッパ(21,21’,22,22’’,23,23’’)は、半径方向内向きにスリーブ周壁に一体成形される突出部により形成されていることを特徴とする、請求項4記載のベルトプーリデカップラ。
  6. 前記突出部は、前記スリーブ周壁の局所的な抜き加工部を有することを特徴とする、請求項5記載のベルトプーリデカップラ。
  7. 前記突出部は、前記スリーブ周壁に環状に延びる転造段を有することを特徴とする、請求項5または6記載のベルトプーリデカップラ。
  8. 前記デカップラばね(11)は、前記ベルトプーリデカップラ(1)の前記回転軸線(12)方向で延びるねじりコイルばねであり、前記ねじりコイルばねは、前記第2のスリーブ(18)のフランジ(25)と、相対回動不能に前記ハブ(4)に取り付けられた第3のスリーブ(24)のフランジ(26)との間で張設されていることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載のベルトプーリデカップラ。
  9. 前記第2のスリーブ(18)および前記第3のスリーブ(24)は、金属薄板変形加工部材であり、前記第2のスリーブ(18)および前記第3のスリーブ(24)の前記フランジ(25,26)は、前記ねじりコイルばね(11)の端部と接触することを特徴とする、請求項8記載のベルトプーリデカップラ。
  10. 前記第3のスリーブ(24)は、前記フランジ(26)から折り曲げられた外リング(43)を有し、前記外リング(43)は、前記ラジアル軸受レース(8)を受けることを特徴とする、請求項3を引用する請求項8または9記載のベルトプーリデカップラ。
JP2017542023A 2015-02-12 2016-01-28 ベルトプーリデカップラ Pending JP2018510299A (ja)

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