JP2019023384A - カーテン構造、テントハウス - Google Patents

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Abstract

【課題】テントハウスのカーテン構造を、カーテン芯材とシート材とが、風によりテントハウス内に押し込まれにくくなるようにする。
【解決手段】カーテン構造100は、レール110、及びレール110に沿って移動可能にレール110から垂下される、カーテンシート材を支持する3本以上のカーテン芯材120を備える。レール110の背後にはレール110と所定間隔を空けて、レール110と平行な補助レール140が配される。方丈材150の上端は、補助レール140に移動可能に垂下され、その下端はカーテン芯材120に接続される。カーテン芯材120と、方丈材150の上方の所定の部分が補強材160の前後の端部により接続される。
【選択図】図5

Description

本発明は、テントハウスのうちの開閉自在な部分であるカーテン構造に関する。
大型の倉庫や、車庫、工場などの建築物を一時的に、或いは簡易に得るために、テントハウスが使用されている。大まかにいえば、テントハウスは、シートであるシート材と、シート材を支える骨部材とからなる。
テントハウスの用途は上述のように様々であるが、テントハウスをどのような用途に用いるにしても、テントハウスの所定の部分に、扉として機能する開閉可能なカーテン構造が必要となる。
従来のカーテン構造は、水平方向に配された長尺のレールと、レールから鉛直方向に吊り下げられた少なくとも3本のカーテン芯材とを備えて構成される。カーテン芯材は、レールの長さ方向に沿って移動可能とされた状態でレールにその上端が接続されている。カーテン芯材は、棒状であり、多数のカーテン芯材の長さは同じである。隣接するカーテン芯材の間には、カーテン芯材の上端から下端に及ぶ矩形のシート材が張り渡される。
上記の如きカーテン構造は、カーテン芯材を左右に移動させることにより、シート材をも左右に移動させることが可能となり、それによりテントハウスの開閉を実現する。
しかしながら、かかるカーテン構造にも改良すべき点がある。
上述の如きカーテン構造はシート材を支持するための構造としてカーテン芯材のみしか持たない。そして、カーテン芯材は、レールから吊り下げられており、その上端がレールに接続されているものの、その下端は一般に何にも接続されていない。したがって、テントハウスは屋外に設置されるものであるから、例えば台風が到来したときのようにある程度以上の風速の強い風が吹いた場合には、カーテン芯材及びシート材がテントハウス内に押し込まれる場合がある。それを防止するには、カーテン芯材自体の重さを重くしたり、或いはカーテン芯材の例えば下端に錘を追加したりすることも考えられるが、そうするとカーテン構造における開閉に大きな力が必要になるし、また、風がある程度以上強くなった場合にはやはり、カーテン芯材及びシート材がテントハウス内に押し込まれてしまう。
他方、カーテン芯材の下端を案内する、上述のレールと平行な下方のレールを例えば地表に設置し、カーテン芯材の上端と下端の双方を上下のレールに、レールに沿って移動可能として接続することも考えられる。しかしながら、地表には凹凸或いは傾斜が存在することが多いから、下方のレールを用いるのはそれ程簡単ではない。また、テントハウスの中には、地表を移動可能なものがあり、そのようなテントハウスでは、下方のレールをテントハウスとともに移動させるのが著しく困難であるから、下方のレールを使用してカーテン芯材及びシート材がテントハウス内に押し込まれるという不具合を解決しようというアプローチをそもそも採用し難い。
本願発明は、テントハウスのカーテン構造を、カーテン芯材とシート材とが、風によりテントハウス内に押し込まれにくくなるように改良することをその課題とする。
かかる課題を解決するため、本願出願人は以下の発明を提案する。
本願発明は、テントハウスの所定の部分に設けられるものであり、水平方向に配された長尺のレールと、前記レールの長さ方向に沿って移動可能とされた状態で前記レールにその上端が接続され、前記レールから鉛直下向きに垂下させられた、棒状で同じ長さとされた少なくとも3本のカーテン芯材と、前記カーテン芯材を支持するシートと、を含んで構成されている開閉可能なカーテン構造である。
本願発明によるカーテン構造は、前記レールの背後に前記レールと隙間を空けて前記レールと平行に配された、前記レールと同じ長さの補助レールと、前記補助レールの長さ方向に沿って移動可能とされた状態で前記補助レールにその上端が接続されるとともに、前記カーテン芯材の所定高さの部位にその下端が接続されることで、その前方から後方に向けて傾斜するような状態で前記カーテン芯材のそれぞれに対応させて前記カーテン芯材のそれぞれの背後に設けられた棒状の方丈材と、を含んで構成される。
かかるカーテン構造は、レールの背後にカーテン芯材を吊り下げるレールとは別のレールである補助レールを備えている。補助レールには、その下端がカーテン芯材の所定高さの部位にそれぞれ接続される方丈材の上端が接続される。方丈材は、各カーテン芯材のそれぞれに対応して設けられ、各カーテン芯材とともに水平方向に移動可能である。方丈材は、大まかに言えば、後方から前方に向けて下る傾斜を持ちその下端により背後からカーテン芯材を支持する。方丈材による背後からの支持を本願発明におけるカーテン構造における各カーテン芯材が受けることになるから、本願発明におけるカーテン構造によれば、カーテン芯材とシート材とが、風によりテントハウス内に押し込まれることを効果的に防止できるようになる。
前記方丈材の下端が接続される、前記カーテン芯材の所定高さの部位は、側面視した場合に、前記方丈材と前記カーテン芯材とがなす鋭角の大きさが20度以上、45度以下となるような部位とすることができる。
方丈材の下端はカーテン芯材の背後に接続される。方丈材の下端が取付けられる位置がカーテン芯材の余りに上の方であると、カーテン芯材に、レールに接続されたその上端を中心とするカーテン芯材を後方に押し込むようなモーメントがはたらいたときに、方丈材がカーテン芯材を前方に押し返す力が小さくなる。
他方、カーテン芯材の背後は、要するにテントハウス内の空間である。カーテン芯材の背後にカーテン芯材に向かって下る方丈材が存在すると、方丈材はカーテン芯材とともにレールに沿って移動するものであるから、方丈材が通過する空間乃至その周辺の空間を利用することが困難となり、或いはテントハウス内で作業を行う作業者と干渉するおそれがある。カーテン芯材の方丈材の下端と接続される位置を低くし過ぎると、そのような弊害が生じる可能性が大きくなる。
そのようなバランスに留意すると、方丈材の下端が接続される、カーテン芯材の所定高さの部位は、側面視した場合に、方丈材とカーテン芯材とがなす鋭角の大きさが20度以上、45度以下となるような部位となるようにするのが良い。より好ましくは、上記角度は、30度±5度である。
本願発明のカーテン構造は上述のように方丈材を備えている。それに加えて、カーテン構造は、前記方丈材の上端付近のそれぞれと、前記方丈材のそれぞれと対応させられた前記カーテン芯材の上端付近とをその後端と前端とでそれぞれ水平に接続する、棒状の補強材を備えていてもよい。
このような補強材を備えることにより、この実施形態によるカーテン構造に含まれる各カーテン芯材のうちの方丈材の下端が接続されている部分より上の部分の背後には、カーテン芯材のうちの方丈材の下端が接続されている部分より上の部分と、方丈材と、補強材とを3辺とする三角形状が構成されることになる。
かかる三角形状はいわゆるトラス構造に相当するものであり、その強度が高いから、カーテン芯材に対する方丈材による背後からの支持をより強くすることができるようになる。
これには限られないが、前記方丈材は、その上端付近の所定長さは鉛直であり、その鉛直な部分の下端で前方に曲折して、直線状にその下端まで延びるようになっていても構わない。このようにすることで、方丈材の補助レールに対する移動をスムーズなものとすることができるようになる。
前記方丈材が、その上端付近の所定長さは鉛直であり、その鉛直な部分の下端で前方に曲折して、直線状にその下端まで延びるようになっている場合、前記補強材の後端は、前記方丈材の前記鉛直な部分に接続されていてもよい。
本願のカーテン構造は、隣り合うカーテン芯材の間であって、前記方丈材の下端が接続される所定高さの部分よりも上の部分に、その一端と他端とが隣り合う前記カーテン芯材の一方と他方とに、互い違いに、それらの両端をそれぞれ前記カーテン芯材の長さ方向に移動可能で且つ前記カーテン芯材に対して回転可能に取付けられているとともに、それらの長さ方向の中央を互いに回転可能に接続された、2本の棒状体をX字状に組合せてなる第1クロスバーを備えていてもよい。
このような第1クロスバーを備えることにより、カーテン芯材の剛性を高めることが可能となるから、カーテン芯材とシート材とが、風によりテントハウス内に押し込まれることを効果的に防止できるようになる。
本願のカーテン構造は、隣り合う前記方丈材の間に、その一端と他端とが隣り合う前記方丈材の一方と他方とに、互い違いに、それらの両端をそれぞれ前記方丈材の長さ方向に移動可能で且つ前記方丈材に対して回転可能に取付けられているとともに、それらの長さ方向の中央を互いに回転可能に接続された、2本の棒状体をX字状に組合せてなる第2クロスバーを備えていてもよい。
このような第2クロスバーを備えることにより、方丈材の剛性を高めることが可能となるから、カーテン芯材に対する方丈材による背後からの支持をより強くすることができるようになる。
本願のカーテン構造は、隣り合う前記補強材の間に、その一端と他端とが隣り合う前記補強材の一方と他方とに、互い違いに、それらの両端をそれぞれ前記補強材の長さ方向に移動可能で且つ前記補強材に対して回転可能に取付けられているとともに、それらの長さ方向の中央を互いに回転可能に接続された、2本の棒状体をX字状に組合せてなる第3クロスバーを備えていてもよい。
このような第3クロスバーを備えることにより、補強材の剛性を高めることが可能となるから、その結果、カーテン芯材に対する方丈材による背後からの支持をより強くすることができるようになる。
本願発明者は、以上に記載のいずれかのカーテン構造を備えたテントハウスをも本願発明の一態様として提案する。かかるテントハウスの効果は、それが備えるカーテン構造が奏する効果に準じる。
実施形態で使用されるテントハウスの全体構成を概略的に示す斜視図。 実施形態で使用されるテントハウスの骨部材の構成を概略的に示す斜視図。 図1に示したテントハウスのカーテン構造を含む正面図。 図3に示したカーテン構造に含まれる(A)レールの垂直断面図、(B)カーテン芯材の水平断面図。 図3に示したカーテン構造の側面図。 図3に示したカーテン構造に含まれる、第1クロスバー、及び第1クロスバーが取付けられるその両側のカーテン芯材の構成を抜き出して示す背面図。 図1に示したテントハウスで扉としてのカーテン構造が開状態となった状態を示す正面図。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態におけるテントハウスは、後述するカーテン構造の部分を除き従来からのテントハウスの構成を踏襲することができる。まず、カーテン構造以外の構成を説明する。
テントハウスは、概ね、骨部材と、シート材とにより構築される。これには限られないが、テントハウスの高さは、低くても3m程度あり、高い場合には10m内外である。また、その幅は、10mから、数十m程度、その長さは10mから数十m程度である。
テントハウスは、図2に示したような複数の骨部材10を備えている。骨部材10は3つ以上で、実際はもっと多いのが普通である。各骨部材10は、これには限られないがこの実施形態では、平面視した場合に直線状となるようになっている。骨部材10は、所定の間隔で配されており、これには限られないが、この実施形態では等間隔となるようにして配されている。
骨部材10が並べられる方向のうち、図1において矢印Xで矢視した方向を、このテントハウスの前方向と称することにする。
これには限られないが、この実施形態における各骨部材10は同じものとされている。骨部材10はテントハウスの骨材となるものであり、それに必要な剛性を有するものとなっている。骨部材10は、これには限られないがこの実施形態では金属で構成されている。
骨部材10は、いずれも棒状の2本の柱部11と、これもいずれも棒状の2本の梁部12とを備えて構成されている。柱部11はテントハウスの柱となり壁の一部を構成するものであり、梁部12はテントハウスの梁となり屋根の一部を構成するものである。柱部11と梁部12とは全体として一体となっていても構わないが、この実施形態における2つの柱部11と2つの梁部12とは別部材とされており、それらが組合せられ、後述の状態で固定されることにより、一体の骨部材10となるようにされている。
2つの梁部12の一端は、2つの柱部11の上端にそれぞれ固定されている。また2つの梁部12の他端は互いに接続されるようになっている。平面視した場合における2つの梁部12は一直線状になるようにされる。梁部12の互いに接続される他端は、梁部12の一端よりもその高さが高くなるようになっている。かかる梁部12の構成により、テントハウスの屋根はいわゆる切妻型となる。もっとも、テントハウスの屋根は切妻型とは限らず、例えば屋根の上面が水平となる陸型とすることも可能である。その場合には梁部12は、2本の柱部11の間に水平に渡される棒状の1本の部材とすることができる。
各骨部材10の間には、シート材20が張り渡されている。シート材20は、公知或いは周知のテントハウス用のシートであって、シート材20は骨部材10の長さ(つまり、2本の柱部11及び2本の梁部12の長さを合計した長さ)と同じ長さであり、且つ2つの骨部材10の間隔に応じた幅の、長尺で且つ矩形の形状とされている。そのようなシート材20が、隣接する2つの骨部材10の間に、例えば、それら骨部材10の全長にわたってシート材20の幅方向の縁の全長を沿わせた状態で固定されることによって、張り渡される。
以下、図3以下の各図面を用いてこの実施形態におけるカーテン構造100の詳細について説明する。
この実施形態では、テントハウスの前面と後面との少なくとも一方にカーテン構造100が設けられる。カーテン構造100は1つのテントハウスに複数設けられていてもよい。この実施形態ではカーテン構造100がテントハウスの前面のみに設けられているものとして話を進める。カーテン構造100が設けられないテントハウスの後面は、最も後側の骨部材10の内側に単純にシート材を張り渡せば良いので、その説明を省略する。
図3にカーテン構造が設けられているテントハウスの正面を図示する。
テントハウスの正面には、カーテン構造100が設けられているが、その上には、最も前側の骨部材10における柱部11の上方の所定の部分同士を平行に接続する棒状体である陸梁101が設けられており、陸梁101と、2本の柱部11と2本の梁部12とで囲まれた範囲は、例えばシート材20と同じ素材で構成された略5角形のシート材102で覆われている。
カーテン構造100は、一般的なカーテン構造と同様に、一般的なカーテン構造に含まれるそれらとそれぞれ同じものとすることもできる、レール110、カーテン芯材120、及びカーテンシート材130を備えている。
レール110は、カーテン芯材120を、その長さ方向に沿って移動可能に接続するものである。カーテン芯材120は、レール110から吊り下げられる棒状体であり、カーテンシート材130を支持するためのものである。各カーテン芯材120の構成は同じである。カーテンシート材130は、これには限られないがこの実施形態では、隣接するカーテン芯材120の間に張り渡されている。
レール110とカーテン芯材120の接続方法は、レール110の長さ方向に対してカーテン芯材120が移動可能であればどのようなものであっても良いが、この実施形態では、例えば図4(A)に示したようにされている。
レール110には、その長さ方向の全長(少なくとも、レール110のうちカーテン芯材120が移動してきてそこに位置することが予定される範囲の全長)にわたってレール溝111が設けられている。レール溝111は、その開口よりもその奥側(上側)の幅(テントハウスの前後方向の長さ)が広くなっている。他方、カーテン芯材120の上方には、レール溝111の中に挿入可能であり、且つその幅がレール溝111の開口よりも広くなっている被案内部121が設けられている。
カーテン芯材120の被案内部121は、上述したように、レール溝111の開口の幅よりも幅広であるから、レール溝111の内部の空間に挿入された被案内部121はレール溝111から抜けなくなる。それにより、被案内部121はレール溝111に案内されつつレール110に沿って移動可能となり、その結果カーテン芯材120はレール110に沿って移動可能となる。
各カーテンシート材130の構成は、これには限られないがこの実施形態では同じである。この実施形態におけるカーテンシート材130は、上下方向が長辺となり、長辺の長さがカーテン芯材120の長さに略等しく、短辺の長さが隣接するカーテン芯材120の間の幅(図3に示した如く各カーテン芯材120間の間隔が一杯に広げられた場合における隣接するカーテン芯材120の間の幅)に等しい長尺の矩形であり、これには限られないが、シート材20と同じ素材により構成されている。
カーテン芯材120に対するカーテンシート材130の固定の方法はどのようなものであっても良いが、この実施形態では、図4(B)に示したようにして行われている。この実施形態におけるカーテンシート材130は、これには限られないが、隣接するカーテン芯材120の対向する面に、その幅方向の縁の全長を固定することにより、カーテンシート材130は隣接するカーテン芯材120の間に張り渡されている。各カーテン芯材120の図3における左右方向の両側には、その全長にわたってカーテン芯材溝122が設けられている。カーテン芯材溝122は、その開口よりもその奥側の幅(テントハウスの前後方向の長さ)が広くなっている。他方、各カーテンシート材130の幅方向の両端には、例えばその全長にわたって、例えばその両縁を折り返すことによって構成された空間にロープその他の線状体131を入れることによって構成されたカーテンシート材130よりもその厚さが大きな肉厚部132が設けられている。カーテンシート材130の折り返された縁の最外縁或いはその近辺は、カーテンシート材130の幅方向の中央寄りの部分に、縫製、溶着等の適当な方法で固定されており、それにより、肉厚部132内の線状体131は肉厚部132から抜け出ないようにされている。カーテンシート材130の幅方向の両端の肉厚部132はそれぞれ、隣接するカーテン芯材120の対向するカーテン芯材溝122に挿入される。それにより、カーテン芯材120の幅方向の両端の縁の全長は、隣接するカーテン芯材120に固定される。なお、カーテンシート材130が下降するのを防止するために、カーテンシート材130の例えば上端部分とカーテン芯材120の上端部分とを、カーテンシート材130に穿った孔を貫通した紐で結ぶ等して固定することも可能である。
図5に示したように、レール110の後方には補助レール140が設けられており、補助レール140には、カーテンシート材130と同数の方丈材150が接続されている。
補助レール140は、方丈材150を、その長さ方向に沿って移動可能に接続するものである。補助レール140は、レール110と同じ構成とすることができ、レール110と同じ長さであり、正面視した場合にその両端が揃うようにしてレール110の背後に位置している。補助レール140は水平で且つレール110と平行であり、その高さはこれには限られないが、レール110と同じ高さである。補助レール140は例えば、一番前側の骨部材10と適当な方法で接続されることによりその位置に固定されている。
各方丈材150の構成は、これには限られないがこの実施形態では等しくされている。方丈材150は、その上端を補助レール140から吊り下げられている。方丈材150と補助レール140との接続の仕方は、カーテン芯材120とレール110との接続の仕方に倣うことが可能であり、この実施形態ではそれには限られないがそうされている。
方丈材150の数は上述したようにカーテン芯材120の数に等しく、各方丈材150はカーテン芯材120と一対一対応させられている。各方丈材150は棒状体であり、その下端は、各方丈材150が対応付けられたカーテン芯材120の所定高さの部位に接続されている。例えば、各方丈材150の下端は、カーテン芯材120の背面に接続されている。カーテン芯材120に対する方丈材150の下端の接続は固定的なものとされる。かかる固定には、溶接、ネジ止め等の適当な手法を採用することができる。側面視した場合におけるカーテン芯材120と方丈材150の下端付近とがなす鋭角は、その大きさが20度以上、45度以下となるようにされ、言い換えれば、上述の如き角度についての条件が充足されるような高さ位置で、カーテン芯材120に対して方丈材150の下端が接続される。上述の角度は、より好ましくは30度±5度である。
方丈材150は、その上端の一部が鉛直な鉛直部151であり、鉛直部151の下端から方丈材150の下端にかけては直線状であり、前方に向かって下る下り傾斜が与えられた傾斜部152とされている。つまり、方丈材150は、鉛直部151と傾斜部152とが接続される部分で曲折させられた構成となっている。
これには限られないがこの実施形態では、補強材160が存在している。補強材160は、棒状であり、カーテン芯材120と同数である。各補強材160は、その両端でそれぞれ、互いに対応するカーテン芯材120の上方の適宜の部分と、方丈材150の上方の適宜の部分とを接続している。この実施形態における補強材160は水平である。また、これには限られないが、この実施形態において補強材160の後端は、方丈材150の鉛直部151と接続されている。
補強材160のカーテン芯材120及び方丈材150との接続は固定的であり、かかる固定には、溶接、ネジ止め等の適当な手法を採用することができる。
この限りではないが、この実施形態における隣接するカーテン芯材120の間のすべてにはそれぞれ、第1クロスバー170が設けられている。第1クロスバー170は、カーテン芯材120の前面に設けられていても構わないが、この実施形態ではカーテン芯材120の後面に沿って設けられている。
第1クロスバー170は、棒状体である2本の第1バー171を備えている。2本の第1バー171は、互い違いにされており、隣接するカーテン芯材120の間で、X字状に組み合わされている。第1クロスバー170における第1バー171の両端部は、細く短い棒状体である第1端部ピン172の一端側によって貫かれている。第1バー171は第1端部ピン172を軸として回転運動を行えるようになっている。第1端部ピン172の他端は、第1クロスバー170の両側に位置する互いに隣接するカーテン芯材120に対して、カーテン芯材120の長さ方向に移動可能として取付けられている。具体的には、カーテン芯材120の背面には、図6に示したように、第1クロスバー170の両側に位置する2本のカーテン芯材120間の距離が変化した場合における第1クロスバー170の端部が移動する範囲に少なくともわたる第1溝120Aが設けられている。各第1端部ピン172の他端は、かかる第1溝120Aに、第1溝120Aに沿って移動可能に、且つ第1溝120Aから抜けないようにして挿入されている。
なお、各第1端部ピン172は、隣接する第1クロスバー170の端部同士において共用されても、つまり、1つの第1端部ピン172が2本の第1バー171を貫くようになっていてもよい。この実施形態では、必ずしもその限りではないがそうされている。
他方、2本の第1バー171はそれらの長さ方向の中央で細く短い棒状体である第1中央ピン173によって互いに接続されている。2本の第1バー171は、第1中央ピン173を軸として、互いに回転できるようになっている。
このような構成により、各第1クロスバー170は、そのすぐ両側に位置するカーテン芯材120間の距離が変化した場合において、図6(A)に示した状態から図6(B)に示した如く、それに追随してX形状を保ちつつ(もっともX形状はカーテン芯材120間の距離が狭くなるほど縦に細く長くなる)変形する。
なお、この実施形態における第1クロスバー170の下端の高さは常に、方丈材150の下端の高さ位置よりも上側に位置するようになっている。
必ずしもこの限りではないが、この実施形態では、第1クロスバー170と同様の構成を有する第2クロスバー180が、隣接する2本の方丈材150の間のすべてに設けられている。第2クロスバー180は、方丈材150の上側或いは前側に設けられていてもよく、方丈材150の下側或いは後側に設けられていても良い。そして、第2クロスバー180は、第1バー171と同様の2本の第2バー181と、第1端部ピン172と同様の4つの第2端部ピン182と、第1中央ピン173と同様の第2中央ピン183とを備えている。また、この実施形態では、方丈材150の上側或いは前側に、カーテン芯材120に設けられていた第1溝120Aと同様の第2溝(図示せず)が設けられている。
また、必ずしもこの限りではないが、この実施形態では、第1クロスバー170と同様の構成を有する第3クロスバー190が、隣接する2本の補強材160の間のすべてに設けられている。第3クロスバー190は、補強材160の上側に設けられていてもよく、補強材160の下側に設けられていても良い。そして、第3クロスバー190は、第1バー171と同様の2本の第3バー191と、第1端部ピン172と同様の4つの第3端部ピン192と、第1中央ピン173と同様の第3中央ピン193とを備えている。また、この実施形態では、補強材160の上側に、カーテン芯材120に設けられていた第1溝120Aと同様の第3溝(図示せず)が設けられている。
かかるテントハウスの使用方法、及び動作について説明する。
テントハウスは、屋外に設置され、その用途に応じた物、或いは作業者をテントハウス内に適宜収納する。それら物、或いは作業者はもちろん、必要に応じてテントハウス内外を出入りする。
そのときに、カーテン構造100が扉として機能し、扉としてのカーテン構造100が開閉される。
図3は扉としてのカーテン構造100が閉まっている状態であり、図7は、扉としてのカーテン構造100が開いた状態である。
カーテン構造100を開閉させる場合には、例えば、扉としてのカーテン構造100を閉状態から開状態にするには、カーテン構造100に含まれるカーテン芯材120の例えば図3、及び図7で一番左に位置するものを、レール110に沿って右側へ移動させる。そうすると、各カーテン芯材120と固定的に接続された、各カーテン芯材120に対応する方丈材150及び補強材160も、それらに対応するカーテン芯材120とともに右側へ移動する。そのとき、第1クロスバー170、第2クロスバー180、第3クロスバー190は、徐々に狭まっていく隣接するカーテン芯材120の間、隣接する方丈材150の間、又は隣接する補強材160の間で、X形状を保ちつつ徐々に細長くなるように変形して、隣接するカーテン芯材120の間、隣接する方丈材150の間、又は隣接する補強材160の間の間隔の変化に追随する。
カーテン構造を開状態から閉状態にするには、カーテン構造を閉状態から開状態にする上述の場合と逆のことが生じる。
なお、この実施形態では、カーテン構造100の開閉の仕方を片開きとして説明したが、カーテン構造100を例えば、その幅方向の中央から両開きとすることももちろん可能である。
その使用中に、テントハウスは、ひいてはカーテン構造100は、強い風に晒されることがある。その場合において、カーテン芯材120は方丈材150により後方から押さえられる。それにより、カーテン芯材120及びそれに支持されているカーテンシート材130が、テントハウス内に押されて入り込むことが抑制される。
更に、この実施形態のカーテン構造100には補強材160が存在するので、各カーテン芯材120の後側に、カーテン芯材120の方丈材150の下端が接続されている部分より上側の部分と、方丈材150と、補強材160とにより、三角形のトラス構造が構成される。それにより、カーテンシート材130が、テントハウス内に押されて入り込むことが抑制されるという上述の効果は、より大きくなる。
更に、この実施形態のカーテン構造100には第1クロスバー170、第2クロスバー180、第3クロスバー190が存在する。第1クロスバー170が存在することで、カーテン芯材120の剛性を高めることが可能となるから、カーテン芯材120とカーテンシート材130とが、風によりテントハウス内に押し込まれることをより効果的に防止できるようになる。また、第2クロスバー180が存在するから、方丈材150の剛性を高めることが可能となるから、カーテン芯材120に対する方丈材150による背後からの支持をより強くすることができるようになる。また第2クロスバー180が存在することにより、方丈材150がカーテン芯材120の動きにより良く追随するようにもなる。また、第3クロスバー190が存在するから、補強材160の剛性を高めることが可能となるから、カーテン芯材120に対する補強材160による背後からの支持をより強くすることができるようになる。また第3クロスバー190が存在することにより、補強材160がカーテン芯材120の動きにより良く追随するようにもなる。なお、第1クロスバー170、第2クロスバー180、第3クロスバー190による上述の効果はそれぞれ独立であり、それら3つのうち他の少なくとも1つが存在しなくても、それらの効果は失われない。
方丈材150、補強材160、第1クロスバー170、第2クロスバー180、第3クロスバー190が存在することによる効果は以上の通りであるが、それらの部材が移動することによって使用される空間の下端を決定する方丈材150の下端が、作業者がもっぱら利用する空間より上にあるので、それらの部材が、テントハウス内の空間のうちの収納スペース等として利用可能な空間と干渉することもない。
10 骨部材
11 柱部
12 梁部
20 シート材
100 カーテン構造
110 レール
120 カーテン芯材
130 カーテンシート材
140 補助レール
150 方丈材
160 補強材
170 第1クロスバー
180 第2クロスバー
190 第3クロスバー

Claims (9)

  1. テントハウスの所定の部分に設けられるものであり、
    水平方向に配された長尺のレールと、
    前記レールの長さ方向に沿って移動可能とされた状態で前記レールにその上端が接続され、前記レールから鉛直下向きに垂下させられた、棒状で同じ長さとされた少なくとも3本のカーテン芯材と、
    前記カーテン芯材によって支持されるシートと、
    を含んで構成されている開閉な可能なカーテン構造であって、
    前記レールの背後に前記レールと隙間を空けて前記レールと平行に配された、前記レールと同じ長さの補助レールと、
    前記補助レールの長さ方向に沿って移動可能とされた状態で前記補助レールにその上端が接続されるとともに、前記カーテン芯材の所定高さの部位にその下端が接続されることで、その前方から後方に向けて傾斜するような状態で前記カーテン芯材のそれぞれに対応させて前記カーテン芯材のそれぞれの背後に設けられた棒状の方丈材と、
    を含んで構成される、
    カーテン構造。
  2. 前記方丈材の下端が接続される、前記カーテン芯材の所定高さの部位は、側面視した場合に、前記方丈材と前記カーテン芯材とがなす鋭角の大きさが20度以上、45度以下となるような位置である、
    請求項1記載のカーテン構造。
  3. 前記方丈材の上端付近のそれぞれと、前記方丈材のそれぞれと対応させられた前記カーテン芯材の上端付近とをその後端と前端とでそれぞれ水平に接続する、棒状の補強材を備えている、
    請求項1又は2記載のカーテン構造。
  4. 前記方丈材は、その上端付近の所定長さは鉛直であり、その鉛直な部分の下端で前方に曲折して、直線状にその下端まで延びるようになっている、
    請求項1記載のカーテン構造。
  5. 前記方丈材の上端付近のそれぞれと、前記方丈材のそれぞれと対応させられた前記カーテン芯材の上端付近とをその後端と前端とでそれぞれ水平に接続する、棒状の補強材を備えており、
    前記補強材の後端は、前記方丈材の前記鉛直な部分に接続されている、
    請求項4記載のカーテン構造。
  6. 隣り合うカーテン芯材の間であって、前記方丈材の下端が接続される所定高さの部分よりも上の部分に、その一端と他端とが隣り合う前記カーテン芯材の一方と他方とに、互い違いに、それらの両端をそれぞれ前記カーテン芯材の長さ方向に移動可能で且つ前記カーテン芯材に対して回転可能に取付けられているとともに、それらの長さ方向の中央を互いに回転可能に接続された、2本の棒状体をX字状に組合せてなる第1クロスバーを備えてなる、
    請求項1記載のカーテン構造。
  7. 隣り合う前記方丈材の間に、その一端と他端とが隣り合う前記方丈材の一方と他方とに、互い違いに、それらの両端をそれぞれ前記方丈材の長さ方向に移動可能で且つ前記方丈材に対して回転可能に取付けられているとともに、それらの長さ方向の中央を互いに回転可能に接続された、2本の棒状体をX字状に組合せてなる第2クロスバーを備えてなる、
    請求項1記載のカーテン構造。
  8. 隣り合う前記補強材の間に、その一端と他端とが隣り合う前記補強材の一方と他方とに、互い違いに、それらの両端をそれぞれ前記補強材の長さ方向に移動可能で且つ前記補強材に対して回転可能に取付けられているとともに、それらの長さ方向の中央を互いに回転可能に接続された、2本の棒状体をX字状に組合せてなる第3クロスバーを備えてなる、
    請求項3又は5記載のカーテン構造。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のカーテン構造を備えたテントハウス。
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