JP2019022320A - 搬送プレート及びロータの製造方法 - Google Patents

搬送プレート及びロータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019022320A
JP2019022320A JP2017138764A JP2017138764A JP2019022320A JP 2019022320 A JP2019022320 A JP 2019022320A JP 2017138764 A JP2017138764 A JP 2017138764A JP 2017138764 A JP2017138764 A JP 2017138764A JP 2019022320 A JP2019022320 A JP 2019022320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
iron core
insertion hole
magnet insertion
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017138764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6679543B2 (ja
Inventor
誠 大森
Makoto Omori
誠 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yutaka Giken Co Ltd
Original Assignee
Yutaka Giken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yutaka Giken Co Ltd filed Critical Yutaka Giken Co Ltd
Priority to JP2017138764A priority Critical patent/JP6679543B2/ja
Publication of JP2019022320A publication Critical patent/JP2019022320A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6679543B2 publication Critical patent/JP6679543B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】安価な搬送装置を用いることのできるロータの製造技術を提供すること。【解決手段】搬送プレート(30)は、積層された複数の鉄芯(20)と、これらの複数の鉄芯(20)を貫通した磁石挿入穴(21)に挿入された磁石(13)と、を載置部(40)に載置して搬送する。載置部(40)は、磁石挿入穴(21)の一端のうち、一部を塞ぐと共に、残部を開放可能な形状を呈している。加えて、搬送プレート(30)は、磁石(13)を磁石挿入穴(21)に挿入させた際に磁石(13)に加わりうる衝撃を和らげるクッションピン(51a)が進退可能なピン進退穴(41)を有している。【選択図】図6

Description

本発明は、ブラシレスモータに用いられるロータの製造技術に関する。
ブラシレスモータに用いられるロータは、積層された複数の鉄芯と、これらの複数の鉄芯を貫通した磁石挿入穴に挿入された磁石と、この磁石を磁石挿入穴の内部に封止する樹脂と、からなる。ロータの製造技術に関する従来技術として、特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1は、搬送プレート(搬送トレイ)を用いた永久磁石の樹脂封止方法について開示している。特許文献1によれば、磁石挿入穴に磁石が挿入された鉄芯は、搬送プレートに載置されて樹脂を封止する封止装置まで搬送される。封止装置に搬送された鉄芯の磁石挿入穴に樹脂を充填し、硬化させることにより、ロータを得ることができる。樹脂が硬化したロータは、搬送プレートに載置されて搬送される。
特許第5023124号公報
特許文献1によれば、搬送プレートは、鉄芯を載置した状態のまま型に搬送される。このため、搬送プレートは、樹脂を封止する際に加わりうる負荷に対して十分な強度等を確保する必要がある。このため、搬送プレートを含む搬送装置が高価なものとなる。ロータの製造に必要な装置が高額であると、ロータが高額になる。
本発明は、安価な搬送装置を用いることのできるロータの製造技術の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、積層された複数の鉄芯と、これらの複数の鉄芯を貫通した磁石挿入穴に挿入された磁石と、を載置部に載置して搬送する搬送プレートにおいて、
前記載置部は、前記磁石挿入穴の一端のうち、一部を塞ぐと共に、残部を開放可能な形状を呈していることを特徴とする搬送プレートが提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記載置部は、前記残部の下方に対応する部位に空けられたピン進退穴を有し、
このピン進退穴は、前記磁石を前記磁石挿入穴に挿入させた際に前記磁石に加わりうる衝撃を和らげるクッションピンが進退可能である。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記載置部は、前記鉄芯が重なる部位に貫通した載置部貫通穴が形成されている。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記載置部貫通穴は、前記磁石挿入穴とは別に前記複数の鉄芯を貫通させた鉄芯貫通穴の下方に位置する部位に空けられている。
請求項5による発明によれば、ブラシレスモータに用いられるロータの製造方法において、
鉄芯と、磁石と、を準備する準備工程と、
前記鉄芯を搬送プレートの載置部に載置する鉄芯載置工程と、
前記載置部に載置された前記鉄芯の磁石挿入穴に前記磁石を挿入する磁石挿入工程と、
前記載置部に載置された前記鉄芯、及び、前記磁石挿入穴に挿入された磁石を加熱装置に搬送する搬送工程と、
前記加熱装置まで搬送された前記鉄芯及び前記磁石を加熱する加熱工程と、
前記加熱された前記鉄芯及び前記磁石を前記搬送プレートから封止装置へ載せ替える載せ替え工程と、
前記封止装置へ載せ替えられた前記鉄芯の前記磁石挿入穴に樹脂を充填し、前記磁石を封止する封止工程と、を有し、
前記鉄芯載置工程において、前記磁石挿入穴の一端は、一部が前記載置部によって塞がれていると共に、残部が開放されていることを特徴とするロータの製造方法が提供される。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、前記磁石挿入工程において、前記磁石挿入穴にクッションピンが臨んでいる。
請求項7に記載のごとく、好ましくは、前記鉄芯載置工程において、前記鉄芯を貫通した鉄芯貫通穴の少なくとも一部は、前記載置部を貫通した載置部貫通穴に重ねられる。
請求項1に係る発明では、載置部は、磁石挿入穴の一端のうち、一部を塞ぐと共に、残部を開放可能な形状を呈している。磁石を樹脂によって封止する場合、封止に先立って鉄芯及び磁石を加熱することが一般的である。加熱した鉄芯及び磁石を封止装置に載置して、樹脂を磁石挿入穴に充填する。載置部が磁石挿入穴の一部のみを塞いでいるため、残部に載せ替えのためのフォーク等を臨ませることができる。残部に臨ませたフォークを上昇させることにより、鉄芯及び磁石のみを持ち上げ、封止装置に載せ替えることができる。搬送プレートを封止装置内まで移動させる必要がないため、簡便な搬送装置を用いることができる。
一方、磁石を落下させることなく搬送プレートから封止装置への載せ替えも簡単に行うことができるため、安価な搬送装置でありながらロータの製造時間を長時間化させることも抑制できる。
請求項2に係る発明では、載置部は、クッションピンが進退可能なピン進退穴を有している。磁石を磁石挿入穴に挿入させる際にクッションピンを進出させておくことにより、磁石は、クッションピンに当接する。これにより、磁石に加わりうる衝撃を和らげることができる。磁石を適切に保護することができる。
請求項3に係る発明では、載置部は、鉄芯が重なる部位に貫通した載置部貫通穴が形成されている。鉄芯を加熱する際に、搬送プレートに吸収される熱エネルギの量を減少させ、より効率的に鉄芯を加熱することができる。
請求項4に係る発明では、載置部貫通穴は、鉄芯貫通穴の下方に位置する部位に空けられている。熱の対流を促し、より効率的に鉄芯の全体を加熱することができる。
請求項5に係る発明では、鉄芯載置工程において、磁石挿入穴の一端は、一部が載置部によって塞がれていると共に、残部が開放されている。磁石を樹脂によって封止する際、封止に先立って鉄芯及び磁石を加熱する。加熱した鉄芯及び磁石を封止装置に載置して、樹脂を磁石挿入穴に充填する。載置部が磁石挿入穴の一部のみを塞いでいるため、残部に載せ替えのためのフォーク等を臨ませることができる。残部に臨ませたフォークを上昇させることにより、鉄芯及び磁石のみを持ち上げ、封止装置に載せ替えることができる。搬送プレートを封止装置内まで移動させる必要がないため、簡便な搬送装置を用いることができる。
一方、磁石を落下させることなく搬送プレートから封止装置への載せ替えも簡単に行うことができるため、安価な搬送装置でありながらロータの製造時間を長時間化させることも抑制できる。
請求項6に係る発明では、磁石挿入工程において、磁石挿入穴にクッションピンが臨んでいる。磁石を磁石挿入穴に挿入させた際に、磁石は、クッションピンに当接する。これにより、磁石に加わりうる衝撃を和らげることができる。磁石を適切に保護することができる。
請求項7に係る発明では、鉄芯載置工程において、少なくとも一部の鉄芯貫通穴は、載置部を貫通した載置部貫通穴に重ねられる。熱の対流を促し、より効率的に鉄芯の全体を加熱することができる。
本発明の実施例によるロータの製造技術により製造されたロータについて説明する図である。 図1に示された鉄芯及び磁石の分解斜視図である。 図1に示されたロータの製造方法について準備工程から磁石挿入工程までを説明する図である。 図3に示された鉄芯載置工程及び磁石挿入工程を詳細に説明する図である。 図1に示されたロータの製造方法について搬送工程から加熱工程までを説明する図である。 図1に示されたロータの製造方法について載せ替え工程を説明する図である。 図1に示されたロータの製造方法について下型へのセットを説明する図である。 図1に示されたロータの製造方法について上型の下降を説明する図である。 図1に示されたロータの製造方法について封止工程を説明する図である。 図1に示されたロータの製造方法について取り出し工程を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
<実施例>
図1及び図2を参照する。図1(a)は、ロータ10の正面図である。図1(b)は、図1(a)の1b部拡大図である。ロータ10は、積層された複数の鉄芯20と、これらの複数の鉄芯20を貫通した磁石挿入穴21に挿入された磁石13と、これらの磁石13を磁石挿入穴21の内部に封止する樹脂14と、からなる。
鉄芯20は、円盤状に形成された電磁鋼板が用いられている。それぞれの鉄芯20は、互いに接着又はかしめによる締結により変位不能に重ねられている。鉄芯20は、磁石挿入穴21の他に、中心に空けられた円形状の円形穴22と、軽量化のために空けられた鉄芯貫通穴23〜25と、が形成されている。
それぞれの鉄芯20は、磁石挿入穴21、円形穴22、及び、鉄芯貫通穴23〜25が重なるよう、位置を合わせて積層されている。換言すれば、磁石挿入穴21、円形穴22、及び、鉄芯貫通穴23〜25は、複数の鉄芯を貫通するように形成されている。
鉄芯貫通穴23〜25は、それぞれ形状が異なる。ロータ10の製造時において、それぞれ異なる目的のために利用される。
磁石13は、直方体状の永久磁石が採用されている。このようなロータ10の製造方法を次図以降説明する。
図3を参照する。まず、積層された鉄芯20と、磁石13と、を準備する(準備工程)。次に、鉄芯20を搬送プレート30の載置部40に載置する(鉄芯載置工程)。搬送プレート30を載置したら、鉄芯20の磁石挿入穴21に磁石13を挿入する(磁石挿入工程)。次図も併せて参照し、鉄芯載置工程及び磁石挿入工程について詳細に説明する。
図4も併せて参照する。図4(a)は、搬送プレート30に載置され磁石が挿入された状態の鉄芯が示されている。図4(b)は、図4(a)の4b−4b線断面図である。
作業台50に載置された搬送プレート30は、矩形板状のベース板31と、ベース板31の上面に固定され鉄芯20が載置される載置部40と、からなる。
ベース板31の各辺31aは、鉄芯20の直径よりも長く形成されている。これにより、搬送中の鉄芯20が他の装置等に接触することを抑制している。
載置部40の縁は、略星形状に形成されている。載置部40の縁は、磁石挿入穴21が形成された部位に対応した形状とされている。載置部40の縁に沿って、複数のピン進退穴41が空けられている。ピン進退穴41は、ベース板31も貫通している。
載置部40は、鉄芯20の円形穴22、及び、一部の鉄芯貫通穴23,24に対応した位置に載置部貫通穴42,43が貫通している。載置部貫通穴42,43は、ベース板31も貫通している。鉄芯載置工程において、円形穴22は、載置部貫通穴42に重ねられる。鉄芯載置工程において、一部の鉄芯貫通穴23,24は、載置部貫通穴43に重ねられる。
載置部40の上面から鉄芯20の位置決めを行うための位置決めピン45が立ち上げられている。鉄芯載置工程において、鉄芯20に形成された鉄芯貫通穴25に位置決めピン45が挿入されるよう、鉄芯20を載置部40に載置する。磁石挿入穴21の一端は、一部が載置部40によって塞がれていると共に、残部が開放されている。詳細については、後述する。
特に図4(b)を参照する。作業台50の下面には、シリンダ51が設けられている。このシリンダ51は、上下動可能なロッド51aを有している。ロッド51aは、磁石13が磁石挿入穴21に挿入された際に、磁石13に接触して磁石13に加わりうる衝撃を和らげる。即ち、ロッド51aは、クッションピン51aと言うことができる。以下、ロッド51aをクッションピン51aという。
クッションピン51aは、磁石挿入穴21に挿入された磁石13に加わりうる衝撃を和らげることができるよう、少なくとも磁石13と接触する部位が柔軟性に富む素材によって形成されている。クッションピン51aは、磁石挿入工程に先立って、磁石挿入穴21に臨ませておく。
磁石13を磁石挿入穴21に挿入し、磁石13がクッションピン51aに接触したら、クッションピン51aを下降(後退)させる。クッションピン51aは、磁石13が載置部40に当接するまで下降する。
図5を参照する。搬送プレート30(載置部40(図3参照))に載置された鉄芯20(磁石13(図3参照)を含む。)を加熱装置60に搬送する(搬送工程)。加熱装置60は、搬送装置70上に設けられている。加熱装置60まで搬送された鉄芯20及び磁石13を加熱する(加熱工程)。
搬送装置70は、所定の間隔を空けて配置されたローラ71を回転させることにより搬送プレート30を搬送する。各ローラ71間は隙間であるため、鉄芯20は、加熱装置60の内部を通過する際に上方及び下方の両方から加熱される。鉄芯20及び磁石13は、搬送装置70によって搬送されながら、加熱装置60を通過する間に加熱される。
図6を参照する。図6(a)は、載せ替え装置を用いた搬送トレーからの鉄芯及び磁石の載せ替えについて説明する図である。図6(b)は、図6(a)の6b部拡大図である。
ロボットアーム80に支持された載せ替え装置90を用いて、加熱された鉄芯20及び磁石13を搬送プレート30から封止装置へ載せ替える(載せ替え工程)。封止装置については、後述する。
載せ替え装置90は、鉄芯20の外周から鉄芯20の下面に向かって進退可能なフォーク91を複数有している。
特に図6(b)を参照する。鉄芯載置工程において、磁石挿入穴21の下端(一端)は、約半分(一部)が載置部40によって塞がれていると共に、約半分(残部)が開放されている。このため、フォーク91を磁石13の下面まで臨ませることができる。この状態でロボットアーム80を上昇させることにより、搬送プレート30から鉄芯20及び磁石13を離間させることができる。搬送時及び載せ替え時の両方において磁石13の落下を防止できるよう、載置部40が磁石挿入穴21の下端を塞ぐ量は、1/3〜1/2程度であることが好ましい。
図7を参照する。加熱された鉄芯20及び磁石13を搬送プレート30(図6参照)から封止装置100へ載せ替える(載せ替え工程)。
封止装置100は、鉄芯20を支持可能な鉄芯支持部101と、共に昇降可能な下型102及び上型103と、を有している。加えて、封止装置100は、鉄芯20及び磁石13を加熱・保温可能な加熱機構を備えている。
載せ替え装置90を下型102の上方まで移動させ、鉄芯20を鉄芯支持部101の上部に当接させた状態でフォーク91を後退させる。次に、下型102を鉄芯20の下面に密着するまで上昇させる。下型102が上昇する際、鉄芯支持部101は、変位しない。
なお、鉄芯20が下型102の上面に密着するまで、鉄芯支持部101を下降させてもよい。鉄芯支持部101が下降する際、下型102は変位しない。
図8を参照する。上型103を鉄芯20の上面に密着するまで下降させる。
図9を参照する。プランジャ104を上昇させる。タブレット状の樹脂14(図8参照)が溶融され磁石挿入穴21の内部に樹脂14が充填される。樹脂14の充填後に樹脂14を硬化させる。これにより、磁石13が封止される。即ち、磁石挿入穴21に樹脂14を充填し、磁石13を封止する(封止工程樹脂)。
図10を参照する。樹脂14が硬化したら、下型102を下降させると共に上型103を上昇させる。次に、載せ替え装置90によってロータ10を封止装置100から取り出す。
以上に説明した本発明は、以下の効果を奏する。
図6(b)を参照する。鉄芯載置工程において、磁石挿入穴21の一端は、一部が載置部40によって塞がれていると共に、残部が開放されている。即ち、載置部40は、磁石挿入穴21の下端のうち、略半分を塞ぐと共に、略半分を開放可能な形状を呈している。磁石13を樹脂14(図10参照)によって封止する際、封止に先立って鉄芯20及び磁石13を加熱する。加熱した鉄芯20及び磁石13を封止装置100(図10参照)に載置して、樹脂14を磁石挿入穴21に充填する。搬送時において載置部40が磁石挿入穴21の一部のみを塞いでいるため、載せ替え時に残部に載せ替えのためのフォーク91等を臨ませることができる。残部に臨ませたフォーク91を上昇させることにより、鉄芯20及び磁石13のみを持ち上げ、封止装置100に載せ替えることができる。搬送プレート30を封止装置100内まで移動させる必要がないため、簡便な搬送装置70を用いることができる。
一方、磁石13を落下させることなく搬送プレート30から封止装置100への載せ替えも簡単に行うことができるため、安価な搬送装置70でありながらロータ10の製造時間を長時間化させることも抑制できる。
図4(b)を参照する。磁石挿入工程において、磁石挿入穴21にクッションピン51aが臨んでいる。磁石13を磁石挿入穴21に挿入させた際に、磁石13は、クッションピン51aに当接する。これにより、磁石13に加わりうる衝撃を和らげることができる。磁石13を適切に保護することができる。
さらに、載置部40は、鉄芯20が重なる部位に貫通した載置部貫通穴42,43が形成されている。鉄芯20を加熱する際に、搬送プレート30に吸収される熱エネルギの量を減少させ、より効率的に鉄芯を加熱することができる。
さらに、鉄芯載置工程において、少なくとも一部の鉄芯貫通穴23,24は、載置部40を貫通した載置部貫通穴43に重ねられる。熱の対流を促し、より効率的に鉄芯20の全体を加熱することができる。
加えて、鉄芯載置工程において、鉄芯20の中心に空けられた円形状の円形穴22は、載置部40を貫通した載置部貫通穴42に重ねられる。鉄芯20の中央には、通常大きな円形穴22が形成されている。この円形穴22を用いることにより、さらに効率的に鉄芯20を加熱することができる。
搬送時においては、円形穴22に棒状の位置決め部材を挿入して搬送することが一般的である。この場合、位置決め部材が熱エネルギを吸収する分、鉄芯20の加熱の効率が低下する。本発明によれば、位置決め部材による効率の低下を防ぐだけでなく、円形穴22を用いてより効率的に鉄芯20を加熱することができる。
尚、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明によって製造されたロータは、ハイブリッド自動車用のモータに好適である。
10…ロータ
13…磁石
20…鉄芯
21…磁石挿入穴
23,24…鉄芯貫通穴
30…搬送プレート
40…載置部
41…ピン進退穴
42,43…載置部貫通穴
51a…ロッド(クッションピン)
60…加熱装置
100…封止装置

Claims (7)

  1. 積層された複数の鉄芯と、これらの複数の鉄芯を貫通した磁石挿入穴に挿入された磁石と、を載置部に載置して搬送する搬送プレートにおいて、
    前記載置部は、前記磁石挿入穴の一端のうち、一部を塞ぐと共に、残部を開放可能な形状を呈していることを特徴とする搬送プレート。
  2. 前記載置部は、前記残部の下方に対応する部位に空けられたピン進退穴を有し、このピン進退穴は、前記磁石を前記磁石挿入穴に挿入させた際に前記磁石に加わりうる衝撃を和らげるクッションピンが進退可能であることを特徴とする請求項1記載の搬送プレート。
  3. 前記載置部は、前記鉄芯が重なる部位に貫通した載置部貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の搬送プレート。
  4. 前記載置部貫通穴は、前記磁石挿入穴とは別に前記複数の鉄芯を貫通させた鉄芯貫通穴の下方に位置する部位に空けられていることを特徴とする請求項3記載の搬送プレート。
  5. ブラシレスモータに用いられるロータの製造方法において、
    鉄芯と、磁石と、を準備する準備工程と、
    前記鉄芯を搬送プレートの載置部に載置する鉄芯載置工程と、
    前記載置部に載置された前記鉄芯の磁石挿入穴に前記磁石を挿入する磁石挿入工程と、
    前記載置部に載置された前記鉄芯、及び、前記磁石挿入穴に挿入された磁石を加熱装置に搬送する搬送工程と、
    前記加熱装置まで搬送された前記鉄芯及び前記磁石を加熱する加熱工程と、
    前記加熱された前記鉄芯及び前記磁石を前記搬送プレートから封止装置へ載せ替える載せ替え工程と、
    前記封止装置へ載せ替えられた前記鉄芯の前記磁石挿入穴に樹脂を充填し、前記磁石を封止する封止工程と、を有し、
    前記鉄芯載置工程において、前記磁石挿入穴の一端は、一部が前記載置部によって塞がれていると共に、残部が開放されていることを特徴とするロータの製造方法。
  6. 前記磁石挿入工程において、前記磁石挿入穴にクッションピンが臨んでいることを特徴とする請求項5記載のロータの製造方法。
  7. 前記鉄芯載置工程において、前記鉄芯を貫通した鉄芯貫通穴の少なくとも一部は、前記載置部を貫通した載置部貫通穴に重ねられることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のロータの製造方法。
JP2017138764A 2017-07-18 2017-07-18 搬送プレート及びロータの製造方法 Active JP6679543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017138764A JP6679543B2 (ja) 2017-07-18 2017-07-18 搬送プレート及びロータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017138764A JP6679543B2 (ja) 2017-07-18 2017-07-18 搬送プレート及びロータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019022320A true JP2019022320A (ja) 2019-02-07
JP6679543B2 JP6679543B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=65355172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017138764A Active JP6679543B2 (ja) 2017-07-18 2017-07-18 搬送プレート及びロータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6679543B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131682A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Fujitsu General Ltd アキシャルエアギャップ型電動機
JP2010017075A (ja) * 2005-11-24 2010-01-21 Mitsui High Tec Inc 永久磁石の樹脂封止に用いる搬送トレイ
JP2013215058A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Mitsui High Tec Inc 回転子積層鉄心の製造方法
JP2017055593A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 株式会社三井ハイテック 回転子鉄心の磁石挿入装置及びその磁石挿入方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017075A (ja) * 2005-11-24 2010-01-21 Mitsui High Tec Inc 永久磁石の樹脂封止に用いる搬送トレイ
JP5023124B2 (ja) * 2005-11-24 2012-09-12 株式会社三井ハイテック 搬送トレイを用いた永久磁石の樹脂封止方法
JP2008131682A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Fujitsu General Ltd アキシャルエアギャップ型電動機
JP2013215058A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Mitsui High Tec Inc 回転子積層鉄心の製造方法
JP2017055593A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 株式会社三井ハイテック 回転子鉄心の磁石挿入装置及びその磁石挿入方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6679543B2 (ja) 2020-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4137962B2 (ja) 回転子積層鉄心への永久磁石の樹脂封止方法
JP5855515B2 (ja) 回転子積層鉄心の製造方法
TWI604576B (zh) 樹脂成型裝置與樹脂成型方法
JP5951194B2 (ja) 積層鉄心の製造方法
JP6040508B2 (ja) 樹脂モールド装置及びモータコアの樹脂モールド方法
JP2014138448A (ja) 回転子積層鉄心の製造方法
WO2017179398A1 (ja) 磁石埋込み型コアの製造装置及び製造方法
JP5799605B2 (ja) ロータの製造方法
JP6572623B2 (ja) 樹脂充填方法
JP5242300B2 (ja) テーピング機およびテーピング方法
JPWO2009107728A1 (ja) 搬送装置、真空処理装置、及び搬送方法
US11107716B1 (en) Automation line for processing a molded panel
JP2019022320A (ja) 搬送プレート及びロータの製造方法
CN106505809B (zh) 用于将磁体插入到转子铁芯内的装置和方法
JP6180607B2 (ja) 樹脂モールド装置及びモータコアの樹脂モールド方法
JP2010105326A (ja) 基板の装着・取出方法及び装置
JP6546486B2 (ja) 回転子鉄心の磁石挿入装置及びその磁石挿入方法
JP6138836B2 (ja) 焼結磁石製造装置及び焼結磁石製造方法
JP2017022886A (ja) 永久磁石固定方法、金型、及び電機子
JP5469481B2 (ja) モータコアのマグネット孔へのマグネット材の挿入方法及び装置
WO2021176658A1 (ja) 鉄心製品の製造方法及び鉄心製品の製造装置
TWI734026B (zh) 搬送裝置、樹脂成形裝置以及樹脂成形品製造方法
JP2016134967A (ja) 樹脂充填方法及び樹脂充填装置
JP6935689B2 (ja) ボンド磁石埋込型回転子の製造方法及び製造装置
JP5985734B2 (ja) 回転子積層鉄心の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6679543

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250