JP2019021458A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの感電防止機能を維持しつつ、コネクタの組立時において端子を容易に取り換え可能なコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ10は、端子20と、保持孔330を有するベースインシュレータ30と、通過孔430を有するフロントインシュレータ40とを備えている。端子20は、ランス260及びストッパ270が設けられた円筒部22を有している。端子20は、保持孔330に保持されている。保持孔330の内部には、抜止部334が設けられている。抜止部334は、端子20のランス260とストッパ270との間に位置している。保持孔330の内壁332と端子20の円筒部22との間には隙間が形成されている。フロントインシュレータ40は、ベースインシュレータ30に取り付けられており、通過孔430は、保持孔330の前方に位置している。通過孔430は、端子20の円筒部22よりも小さい。【選択図】図5

Description

本発明は、端子と、端子を保持するベースインシュレータと、ベースインシュレータに取り付けられた感電防止用のフロントインシュレータとを備えるコネクタに関する。
特許文献1には、このタイプのコネクタが開示されている。
図29を参照すると、特許文献1のコネクタ90は、シェル92と、第1インサート(ベースインシュレータ)96と、カバーインサート(フロントインシュレータ)98と、図示しない複数のコンタクト(端子)とを備えている。図30を参照すると、ベースインシュレータ96には、2つの係止溝962と、複数の挿入孔968とが形成されている。フロントインシュレータ98には、2つのロック部982と、複数の挿入孔988とが形成されている。図29及び図30を参照すると、フロントインシュレータ98は、ロック部982が係止溝962に夫々係合するようにして、ベースインシュレータ96に前方から取り付けられており、これにより構造体94が形成されている。構造体94は、シェル92に後方から挿入されて保持されており、これによりコネクタ90が形成されている。
コネクタ90において、端子(図示せず)は、ベースインシュレータ96の挿入孔968に後方から夫々挿入されており、ランス(図示せず)を使用して保持されている。ベースインシュレータ96の挿入孔968の前方にはフロントインシュレータ98の挿入孔988が夫々位置している。端子の前端は挿入孔988の後端部に位置している。例えば指を挿入孔968に挿入しても、指は端子の前端に届かない。即ち、フロントインシュレータ96は、端子との接触による感電を防止している。
特開2010−257863号公報
一般的にコネクタを組み立てる際、ベースインシュレータのような保持部材の保持孔に一旦挿入して保持した端子を取り換えたり、別の保持孔に保持した端子と差し替えたりしたい場合がある。しかしながら、従来のコネクタにおいては、このような端子の取り換えや差し替えが考慮されていない。
そこで、本発明は、コネクタの感電防止機能を維持しつつ、コネクタの組立時において端子を容易に取り換え可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、第1のコネクタとして、
ケーブルに接続可能なコネクタであって、
前記コネクタは、複数の端子と、ベースインシュレータと、フロントインシュレータとを備えており、
前記端子の夫々は、円筒部と、ランスと、ストッパと、接続部とを有しており、
前記円筒部は、前後方向に沿って延びる円筒形状を有しており、
前記ランスは、前記円筒部から、前記前後方向において後方に向かって延びると共に、前記前後方向と直交する径方向において外側に向かって延びており、
前記ストッパは、前記円筒部から前記径方向の外側に突出しており、且つ、前記前後方向において前記ランスから離れて後方に位置しており、
前記接続部は、前記コネクタの使用時に前記ケーブルに接続される部位であり、前記前後方向において前記ストッパの後方に位置しており、
前記ベースインシュレータには、前記端子に夫々対応する複数の保持孔が形成されており、
前記保持孔の夫々には、対応する前記端子が保持されており、
前記前後方向と直交する直交平面において、前記保持孔の内壁と前記端子の前記円筒部との間には隙間が形成されており、
前記保持孔の夫々の内部には、抜止部が設けられており、
前記抜止部は、前記前後方向において、前記端子の前記ランスと前記ストッパとの間に位置しており、
前記フロントインシュレータには、前記端子に夫々対応する複数の通過孔が形成されており、
前記フロントインシュレータは、前記ベースインシュレータに取り付けられており、
前記通過孔は、前記前後方向において前記保持孔の前方に夫々位置しており、
前記直交平面において、前記通過孔は、対応する前記端子の前記円筒部よりも小さい
コネクタを提供する。
また、本発明は、第2のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記コネクタには、前記フロントインシュレータが前記ベースインシュレータに取り付けられた取付状態をロックするロック機構が設けられており、
前記ロック機構は、前記フロントインシュレータを前記前後方向と直交する直交方向に沿って前記ベースインシュレータに対してスライドさせて取り付けたとき、前記取付状態をロックする
コネクタを提供する。
また、本発明は、第3のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記ベースインシュレータは、複数のL字溝と、ロック部とを有しており、
前記L字溝の夫々は、規制溝と、ガイド溝とを有しており、
前記規制溝は、前記前後方向と直交する直交方向に延びており、
前記ガイド溝は、前記規制溝の一端から前記前後方向において前方に延びており、
前記フロントインシュレータは、複数のボスと、支持部と、被ロック部とを有しており、
前記支持部は、弾性変形可能であり、
前記被ロック部は、前記支持部に支持されており、
前記フロントインシュレータが前記ベースインシュレータに取り付けられた取付状態において、前記ボスは、前記L字溝の前記規制溝に夫々受容されており、
前記取付状態において、前記ロック部は、前記被ロック部の前記直交方向における移動を規制しており、且つ、前記規制溝は、前記ボスの前記前後方向における前方への移動を夫々規制している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第4のコネクタとして、第3のコネクタであって、
前記コネクタを前記前後方向に沿って前方から見たとき、前記被ロック部を視認可能である
コネクタを提供する。
また、本発明は、第5のコネクタとして、第4のコネクタであって、
前記コネクタを前記前後方向に沿って前方から見たとき、前記被ロック部及び前記支持部の全体を視認可能である
コネクタを提供する。
また、本発明は、第6のコネクタとして、第3から第5までのいずれかのコネクタであって、
前記フロントインシュレータは、前記前後方向及び前記直交方向の双方と直交する上下方向において前記コネクタの外部に露出しており、
前記支持部は、両持ちバネである
コネクタを提供する。
また、本発明は、第7のコネクタとして、第3から第6までのいずれかのコネクタであって、
前記ベースインシュレータには、受容溝が形成されており、
前記受容溝は、前記直交方向に延びており、
前記フロントインシュレータは、梁部を有しており、
前記梁部は、前記直交方向に延びており、前記受容溝に受容されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第8のコネクタとして、第7のコネクタであって、
前記ベースインシュレータには、リブ受容部が形成されており、
前記リブ受容部は、前記受容溝と繋がっており、
前記フロントインシュレータの前記梁部には、リブが設けられており、
前記リブは、前記前後方向に延びており、前記リブ受容部に受容されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第9のコネクタとして、第1から第8までのいずれかのコネクタであって、
前記ベースインシュレータは、被固定部を有しており、
前記ベースインシュレータは、前記コネクタの使用時に、前記被固定部において筐体のパネルに固定され、
前記ベースインシュレータが前記パネルに固定されたとき、前記フロントインシュレータは、前記筐体の外部に位置する
コネクタを提供する。
また、本発明は、第10のコネクタとして、第1から第9までのいずれかのコネクタであって、
前記ベースインシュレータの前記保持孔の夫々には、前記端子が回転可能に保持されている
コネクタを提供する。
本発明によるコネクタにおいて、フロントインシュレータの通過孔は、端子の円筒部よりも小さなサイズを有しており、且つ、端子を保持したベースインシュレータの保持孔の前方に位置している。この構造により、端子との接触による感電を防止できる。即ち、本発明によるコネクタは、感電防止機能を有している。
本発明によるコネクタにおいて、保持孔の抜止部は、端子のランスの後方に位置している。抜止部は、端子を後方に引き抜こうとしたときに、ランスを受止め、これにより端子の保持孔からの脱落を防止する。一方、保持孔の内壁と円筒部との間には隙間が形成されている。このため、フロントインシュレータがベースインシュレータに取り付けられていない状態において、上述の隙間に治具を挿入して、抜止部によるランスの抜け止めを解除できる。即ち、本発明によるコネクタは、コネクタの組立時において端子を容易に取り換え可能である。
本発明の実施の形態によるコネクタと相手側コネクタとを示す斜視図である。コネクタは、ケーブルに接続されており、且つ、相手側ケーブルに接続された相手側コネクタから離れている。コネクタが固定されるパネルの一部の輪郭を破線で描画している。 図1のコネクタ及び相手側コネクタを示す斜視図である。コネクタは、相手側コネクタと嵌合している。パネルの一部の輪郭を破線で描画している。 図1のコネクタ及び相手側コネクタを部分的に切り欠いて示す斜視図である。 図2のコネクタ及び相手側コネクタを部分的に切り欠いて示す斜視図である。コネクタと相手側コネクタとの間の接続部分(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図3のコネクタの一部(破線Aで囲んだ部分)を拡大して示す斜視図である。 図1のコネクタを示す斜視図である。コネクタは、ケーブルに接続されていない。フロントインシュレータは第2位置にある。 図6のコネクタの一部(破線Bで囲んだ部分)を部分的に切り欠いて示す斜視図である。被ロック部の近傍(1点鎖線で囲んだ部分)及びリブの近傍(2点鎖線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図6のコネクタの一部(破線Bで囲んだ部分)を部分的に切り欠いて示す別の斜視図である。 図6のコネクタを示す斜視図である。フロントインシュレータは第1位置にある。 図9のコネクタの一部(破線Cで囲んだ部分)を部分的に切り欠いて示す斜視図である。被ロック部の近傍(1点鎖線で囲んだ部分)及びリブの近傍(2点鎖線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図6のコネクタの端子を示す斜視図である。端子の接続部はかしめられていない。 図11の端子を示す正面図である。端子の接続部は描画していない。 図6のコネクタのベースインシュレータを示す斜視図である。 図13のベースインシュレータの一部(破線Dで囲んだ部分)を示す斜視図である。 図13のベースインシュレータを部分的に切り欠いて示す斜視図である。保持孔の一部(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。保持孔の抜止部の一部(1点鎖線で囲んだ部分)を更に拡大して描画している。 図13のベースインシュレータを示す別の斜視図である。 図13のベースインシュレータの一部を示す正面図である。保持孔の一つを拡大して描画している。保持孔に対する端子の円筒部の位置を破線で示している。 図13のベースインシュレータの一部を示す上面図である。 図13のベースインシュレータの一部を示す背面図である。保持孔の一つを拡大して描画している。保持孔に対する端子の円筒部の位置を破線で示している。 図6のコネクタのフロントインシュレータを示す斜視図である。 図20のフロントインシュレータを示す別の斜視図である。 図20のフロントインシュレータを示す正面図である。被ロック部の近傍(1点鎖線で囲んだ部分)を拡大して描画している。被ロック部に対するベースインシュレータのロック部の位置を破線で示している。 図20のフロントインシュレータを示す背面図である。 図20のフロントインシュレータを部分的に切り欠いて示す斜視図である。 図20のフロントインシュレータを部分的に切り欠いて示す別の斜視図である。 図1の相手側コネクタの相手側端子を示す斜視図である。 図1の相手側コネクタの相手側ハウジングを示す斜視図である。 図27の相手側ハウジングを部分的に切り欠いて示す斜視図である。 特許文献1のコネクタを示す斜視図である。 図29のコネクタの構造体を示す分解斜視図である。
図1及び図2を参照とすると、本発明の実施の形態によるコネクタ10は、ケーブル82に接続可能である。コネクタ10は、相手側ケーブル84に接続された相手側コネクタ70と、前後方向(嵌合方向:X方向)に沿って嵌合可能であり且つ抜去可能である。
図3を参照すると、コネクタ10は、導電体からなる複数の端子20と、絶縁体からなるベースインシュレータ30と、絶縁体からなるフロントインシュレータ40とを備えている。端子20は、ケーブル82に夫々対応しており、且つ、互いに同じ形状及びサイズを有している。端子20は、ベースインシュレータ30に保持されている。フロントインシュレータ40は、ベースインシュレータ30に取り付けられている。
相手側コネクタ70は、導電体からなる複数の相手側端子72と、絶縁体からなる相手側ハウジング74とを備えている。相手側端子72は、相手側ケーブル84に夫々対応しており、且つ、互いに同じ形状及びサイズを有している。相手側端子72の夫々は、+X側の端において、対応する相手側ケーブル84に接続されている。
図3及び図26に示されるように、相手側端子72の夫々は、相手側接触部722を有している。図3、図27及び図28を参照すると、相手側ハウジング74には、相手側端子72に夫々対応する複数の相手側保持孔742が形成されている。相手側保持孔742は、相手側ハウジング74を前後方向(X方向)に貫通している。図3を参照すると、相手側端子72の夫々は、対応する相手側保持孔742に保持されている。相手側端子72の相手側接触部722は、相手側保持孔742から−X方向に突出している。
図2及び図4を参照すると、端子20は、相手側端子72と夫々対応している。コネクタ10と相手側コネクタ70とが互いに嵌合した嵌合状態において、端子20の夫々は、対応する相手側端子72の相手側接触部722と接触し、これによりコネクタ10と相手側コネクタ70とは互いに電気的に接続される。
図1及び図2を参照すると、本実施の形態において、コネクタ10は、筐体86のパネル862に取り付けられている。筐体86の内部には、電源装置(図示せず)が収容されている。ケーブル82は、コネクタ10と電源装置とを互いに接続している。相手側コネクタ70は、相手側ケーブル84を介して相手側装置(図示せず)に接続されている。嵌合状態において、電源装置は、コネクタ10及び相手側コネクタ70を介して、相手側装置に電力を供給する。但し、本発明は、これに限られず、様々な用途のコネクタ10及び相手側コネクタ70に適用可能である。
図1及び図3を参照すると、本実施の形態のコネクタ10は、12個の端子20を備えている。端子20は、2つずつ対として電力伝送に使用される。但し、本発明は、これに限られず、コネクタ10は、用途に応じた必要な数の端子20を備えていればよい。
以下、端子20の構造について説明する。
図11を参照すると、端子20の夫々は、円筒部22と、複数の接触部250と、複数のランス260と、複数のストッパ270と、接続部28とを有している。本実施の形態による端子20は、様々な曲げや孔が形成された1枚の金属板である。即ち、端子20の各部位、即ち、円筒部22、接触部250、ランス260、ストッパ270及び接続部28の夫々は、共通の端子20の一部である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、端子20は、複数の金属板を接合して形成されていてもよい。また、端子20の各部位は、以下の説明に限定されず、様々な形状に形成可能である。
図11及び図12を参照すると、円筒部22は、前後方向(X方向)に沿って延びる円筒形状を有している。円筒部22は、受容孔24を有している。受容孔24は、円筒部22によって囲まれた空間である。円筒部22は、X方向と直交する直交平面(YZ平面)において、受容孔24を囲んでいる。受容孔24は、X方向において前方(+X方向)及び後方(−X方向)に開口している。
図11を参照すると、円筒部22には、接触部250に夫々対応する複数の前側孔252が形成されている。接触部250の夫々は、対応する前側孔252の後端(−X側の端)の内壁から、前後方向(X方向)において前方に向かって延びると共に、X方向と直交する径方向において内側に向かって延びている。接触部250の夫々は、弾性変形可能である。接触部250の前端(+X側の端)は、受容孔24の内部に位置している(図12参照)。接触部250の前端は、接触部250の弾性変形に伴って、径方向に移動可能である。図4を参照すると、嵌合状態において、相手側端子72の相手側接触部722は、端子20の受容孔24に挿入される。このとき、端子20の接触部250の前端は、径方向の外側に向かって移動しつつ、相手側接触部722と接触する。
図11を参照すると、円筒部22には、ランス260に夫々対応する複数の後側孔262が形成されている。ランス260の夫々は、対応する後側孔262の前端の内壁から、前後方向(X方向)において後方に向かって延びると共に、径方向において外側に向かって延びている。即ち、ランス260の夫々は、円筒部22から離れるようにして斜め後方に向かって延びており、弾性変形可能である。ランス260の後端は、円筒部22の外部に位置している。ランス260の後端は、ランス260の弾性変形に伴って、径方向に移動可能である。ランス260を弾性変形させることで、ランス260の後端を、後側孔262又は受容孔24の内部に位置させることができる。
図11及び図12を参照すると、ストッパ270は、円筒部22に設けられた突起であり、ランス260と夫々対応している。ストッパ270の夫々は、前後方向(X方向)と直交する前面及び後面を有している。ストッパ270の夫々は、円筒部22から径方向の外側に突出しており、且つ、対応するランス260の後端からX方向において離れて後方に位置している。
図5及び図11を参照すると、接続部28は、コネクタ10の使用時に、ケーブル82の芯線にかしめられてケーブル82に接続される。図11に示されるように、接続部28は、前後方向(X方向)において円筒部22の後端に繋がっている。即ち、接続部28は、X方向においてストッパ270の後方に位置している。
以下、ベースインシュレータ30及びフロントインシュレータ40の基本的な構造について説明する。
図13及び図16に示されるように、本実施の形態のベースインシュレータ30は、前側部32と、フランジ36と、後側部38とを有している。フランジ36は、概ね平板形状を有しており、直交平面(YZ平面)と平行に延びている。前側部32は、YZ平面におけるフランジ36の中間部から前方に突出している。後側部38は、YZ平面におけるフランジ36の中間部から後方に突出している。但し、ベースインシュレータ30の構造は、これに限られず、様々に変形可能である。
図1、図13及び図16に示されるように、ベースインシュレータ30は、2つの被固定部362を有している。被固定部362は、前後方向(X方向)と直交する直交方向(Y方向)におけるフランジ36の両側に夫々形成された孔である。被固定部362の夫々は、フランジ36をX方向に貫通している。
図1を参照すると、本実施の形態のベースインシュレータ30は、コネクタ10の使用時に、被固定部362において筐体86のパネル862に固定される。コネクタ10は、例えば、被固定部362を通過させたボルト等の止め具(図示せず)を使用してパネル862に固定される。ベースインシュレータ30がパネル862に固定されたとき、ベースインシュレータ30の後側部38は、筐体86の内部に位置し、ベースインシュレータ30の前側部32、フランジ36及びフロントインシュレータ40は、筐体86の外部に位置する。但し、本発明は、これに限られない。例えば、被固定部362は、コネクタ10の用途に応じて設ければよい。
図16を参照すると、ベースインシュレータ30の後側部38は、ケーブル受容部382を有している。ケーブル受容部382は、直交方向(Y方向)における後側部38の中間部から後方に突出している。図3及び図16を参照すると、ケーブル受容部382には、ケーブル82に夫々対応する複数のケーブル受容孔384が形成されている。
図13、図14及び図17を参照すると、ベースインシュレータ30の前側部32には、2つの側方溝322が形成されている。側方溝322の夫々は、後方に向かって凹んだ凹みである。側方溝322の夫々は、前後方向(X方向)及び直交方向(Y方向)の双方と直交する上下方向(Z方向)に沿って延びており、上下に開口している。側方溝322は、Y方向において互いに離れている。+Y側の側方溝322には、凹みの内壁面である第1面322Fが設けられており、−Y側の側方溝322には、別の凹みの内壁面である第2面322Sが設けられている。
図13を参照すると、ベースインシュレータ30の前側部32は、取付部324を有している。取付部324は、直交方向(Y方向)における前側部32の中間部に位置している。取付部324は、Y方向において2つの側方溝322に挟まれており、且つ、側方溝322から前方に突出している。
図20及び図21を参照すると、本実施の形態のフロントインシュレータ40は、前板42と、周壁44と、梁部48とを有している。前板42は、概ね平板形状を有しており、直交平面(YZ平面)と平行に延びている。周壁44は、前板42のYZ平面における縁から後方に突出している。周壁44は、2つの被取付壁442と、第1連結壁444Fと、第2連結壁444Sとを有している。2つの被取付壁442は、夫々、前板42の上端(+Z側の端)及び下端(−Z側の端)に沿って延びている。第1連結壁444Fは、2つの被取付壁442の+Y側の端を互いに連結しており、第2連結壁444Sは、2つの被取付壁442の−Y側の端を互いに連結している。但し、フロントインシュレータ40の構造は、これに限られず、様々に変形可能である。
図21を参照すると、梁部48は、前板42の後面(−X側の面)から後方に突出している。梁部48は、上下方向(Z方向)におけるフロントインシュレータ40の中間部に位置している。梁部48は、直交方向(Y方向)に沿って延びており、第1連結壁444F及び第2連結壁444Sに繋がっている。
以下、端子20(図11参照)の保持機構について説明する。
図13及び図14を参照すると、ベースインシュレータ30には、複数の保持孔330が形成されている。図15を参照すると、保持孔330は、ケーブル受容孔384と夫々対応している。保持孔330の夫々は、概ね円柱形状の孔であり、前後方向(X方向)に延びている。保持孔330の夫々は、前側部32及びフランジ36をX方向に貫通して、対応するケーブル受容孔384と連通している。保持孔330の夫々は、取付部324において前方に開口しており、ケーブル受容部382において後方に開口している。
保持孔330の夫々は、円筒形状の内壁332を有している。保持孔330の夫々の内部には、抜止部334が設けられている。抜止部334は、保持孔330の内壁332から径方向の内側に突出した凸部であり、直交平面(YZ平面)において円環形状を有している。即ち、抜止部334は、保持孔330を円環状に囲みつつ、内壁332から保持孔330の内部に向かって突出している。
図5を参照すると、保持孔330は、端子20と夫々対応している。直交平面(YZ平面)において、保持孔330は、対応する端子20の円筒部22よりも大きい。詳しくは、YZ平面において、保持孔330の内壁332の内径は、円筒部22の外径よりも大きい。YZ平面において、抜止部334の内径は、内壁332の内径よりも小さく、円筒部22の外径よりも僅かに大きい。
図5及び図15を参照すると、端子20の夫々は、対応するケーブル82に接続された後、対応する保持孔330に、後方から挿入されている。端子20を保持孔330に挿入する際、端子20のランス260の後端は、径方向内側に向かって移動しつつ、保持孔330の抜止部334を越える。抜止部334を越えたランス260の後端は、径方向外側に移動する。図19を併せて参照すると、端子20を保持孔330に挿入し続けると、端子20のストッパ270が抜止部334の後面に突き当たり、端子20の前方移動が停止する。図17を参照すると、このとき、端子20を後方に向かって移動させるようとすると、ランス260の後端が抜止部334の前面(+X側の面)に突き当たり、端子20の後方移動が停止する。
図5を参照すると、保持孔330の抜止部334は、前後方向(X方向)において、挿入された端子20のランス260の後端とストッパ270との間に位置しており、これにより端子20を保持孔330の所定位置に維持している。即ち、保持孔330の夫々には、対応する端子20が、保持孔330から脱落しないように保持されている。
図12を参照すると、本実施の形態の端子20には、3つのランス260及び3つストッパ270が設けられている。3つのランス260は、直交平面(YZ平面)において120°回転対称な位置に設けられている。3つのストッパ270も、YZ平面において120°回転対称な位置に設けられている。この構造により、端子20の保持孔330(図5参照)からの脱落が、より確実に防止でき、且つ、端子20を保持孔330の所定位置に、より確実に維持できる。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ランス260の数や、ストッパ270の数は、1や2であってもよいし、4以上であってもよい。また、ランス260の配置や、ストッパ270の配置は、本実施の形態に限られない。
図17及び図19を参照すると、本実施の形態によれば、端子20がどの角度で回転しても、抜止部334は、ランス260の後端とストッパ270との間に位置する。このように形成された保持孔330の夫々には、対応する端子20が回転可能に保持されている。図15を参照すると、本実施の形態において、抜止部334の前面のうちの内壁332との境界部は、後方に向かって僅かに凹んでいる。このため、抜止部334は、端子20(図5参照)の保持孔330からの脱落を、より確実に防止できる。但し、本発明は、これに限られず、抜止部334は、様々な形状に形成可能である。
図5、図17及び図19を参照すると、保持孔330の内壁332と円筒部22との間には隙間が形成されている。このため、フロントインシュレータ40がベースインシュレータ30に取り付けられていない状態において、上述の隙間に治具(図示せず)を挿入して、抜止部334によるランス260の抜け止めを解除できる。詳しくは、治具を隙間に挿入して、ランス260の後端を径方向の内側に移動させることで、抜け止めを解除できる。このとき、端子20を後方に引き抜くことができる。即ち、本実施の形態によるコネクタ10は、コネクタ10の組立時において端子20を容易に取り換え可能である。
以下、コネクタ10の感電防止機構について説明する。
図20から図23までを参照すると、フロントインシュレータ40には、複数の通過孔430が形成されている。通過孔430の夫々は、直交平面(YZ平面)において円形状を有しており、フロントインシュレータ40の前板42を前後方向(X方向)に貫通している。図5を参照すると、通過孔430は、端子20と夫々対応しており、且つ、保持孔330と夫々対応している。図5を参照すると、YZ平面において、通過孔430は、対応する端子20の円筒部22よりも小さい。詳しくは、YZ平面において、通過孔430の内壁の内径は、円筒部22の外径よりも小さい。
図20及び図25を参照すると、前板42には、通過孔430に夫々対応する複数のガイド部432が設けられている。ガイド部432の夫々は、直交平面(YZ平面)において円環形状を有しており、前板42から内径を広げつつ前方に突出している。図4及び図5を参照すると、コネクタ10が相手側コネクタ70と嵌合する過程において、ガイド部432は、相手側端子72の相手側接触部722を端子20の受容孔24に向けてガイドする。
図5を参照すると、フロントインシュレータ40がベースインシュレータ30に取り付けられたとき、端子20の円筒部22よりも小さな通過孔430は、前後方向(X方向)において保持孔330の前方に夫々位置している。この構造により、端子20との接触による感電を防止できる。詳しくは、通過孔430は、IEC(International Electrotechnical Commission)60335−1のような安全基準に規定される試験指よりも小さい。このため、操作者の指を通過孔430に挿入しようとしても、指は、保持孔330の内部に位置する円筒部22に届かない。即ち、本実施の形態によるコネクタ10は、感電防止機能を有している。
以下、ベースインシュレータ30の取付部324の構造、及び、取付部324に対応するフロントインシュレータ40の構造について説明する。
図14及び図17を参照すると、保持孔330は、ベースインシュレータ30の取付部324において、上下2列に配置されている。各列には、直交方向(Y方向)に沿って6つの保持孔330が並んでいる。ベースインシュレータ30の取付部324には、受容溝35と、複数のリブ受容部352とが形成されている。受容溝35は、前後方向(X方向)において後方に凹んでおり、上下方向(Z方向)において2列の保持孔330の間に位置している。受容溝35は、Y方向に延びており、2つの側方溝322に繋がっている。
受容溝35は、5か所において上下に凹んでおり、これにより5対のリブ受容部352が形成されている。各対のリブ受容部352は、受容溝35から上方に凹んだリブ受容部352と、受容溝35から下方に凹んだリブ受容部352とからなる。リブ受容部352の夫々は、上下方向(Z方向)において受容溝35と繋がっており、且つ、前後方向(X方向)に沿って延びている。リブ受容部352の夫々は、直交方向(Y方向)において、第1端面352Fと第2端面352Sとの間に位置している。第1端面352F及び第2端面352Sは、リブ受容部352の内壁面であり、Y方向に対向している。
図14、図17及び図18を参照すると、ベースインシュレータ30は、複数のL字溝342と、2つのロック部348とを有している。本実施の形態によれば、互いに同じ形状の8つのL字溝342が設けられている。L字溝342のうちの4つと、ロック部348のうちの1つとは、取付部324の上面(+Z側の面)に設けられている。L字溝342のうちの他の4つと、ロック部348のうちの他の1つとは、取付部324の下面(−Z側の面)に設けられている。取付部324の上面のロック部348及びL字溝342は、XY平面について、取付部324の下面のロック部348及びL字溝342と鏡対称に配置されている。
取付部324の上面及び下面の夫々において、ロック部348は、直交方向(Y方向)における取付部324の中間部に位置している。ロック部348は、規制面348Rと、傾斜面348Sと、ロック面348Lとを有している。規制面348R、傾斜面348S及びロック面348Lは、この順に−Y方向に沿って並んでいる。規制面348R及び傾斜面348Sは、取付部324の上面や下面に形成された凹みのY方向両側の内壁面である。傾斜面348Sは、Y方向において規制面348Rから離れている。規制面348Rは、Y方向と直交している。傾斜面348Sは、緩やかに傾斜する斜面である。ロック面348Lは、取付部324の上面や下面に形成された別の凹みの内壁面であり、Y方向と直交している。ロック面348Lは、Y方向において傾斜面348Sから離れている。
取付部324の上面及び下面の夫々において、4つのL字溝342のうちの2つと、4つのL字溝342のうちの他の2つとは、直交方向(Y方向)においてロック部348を挟んでいる。L字溝342の夫々は、規制溝344と、ガイド溝346とを有している。規制溝344及びガイド溝346の夫々は、取付部324の上面や下面に形成された凹みであり、上下方向(Z方向)において受容溝35に近づくようにして(Z方向の内側に向かって)凹んでいる。
図14及び図18を参照すると、規制溝344は、前後方向(X方向)における取付部324の後端に位置している。規制溝344は、直交方向(Y方向)に延びており、Y方向における両端(第1端344F及び第2端344S)を有している。第1端344Fは、規制溝344の両端のうち第1面322Fに近い端であり、第2端344Sは、両端のうち第2面322Sに近い端である。ガイド溝346は、規制溝344の一端(第1端344F)からX方向において前方に延びており、前方に開口している。一方、規制溝344の第2端344Sの前方には、取付部324の部位が位置している。即ち、第2端344Sは、フロントインシュレータ40(図20参照)が取り付けられていない状態でも、前方から視認できない。
図14及び図21を参照すると、フロントインシュレータ40の周壁44の2つの被取付壁442の間の上下方向(Z方向)における距離は、ベースインシュレータ30の取付部324の上面と下面との間のZ方向における距離よりも僅かに長く、周壁44の第1連結壁444F及び第2連結壁444Sの間の直交方向(Y方向)における距離は、取付部324の2つの側面の間のY方向における距離よりも長い。以下に説明するように、周壁44及び梁部48には、取付部324の部位に位置的及び構造的に対応する部位が設けられている。
図21を参照すると、梁部48には、複数のリブ482が設けられている。梁部48は、5か所において上下に突出しており、これにより5対のリブ482が形成されている。各対のリブ482は、梁部48から上方に突出したリブ482と、梁部48から下方に突出したリブ482とからなる。リブ482の夫々は、前後方向(X方向)に延びており、前板42の後面に繋がっている。
図14及び図21を参照すると、梁部48は、取付部324の受容溝35に対応するように設けられており、リブ482は、リブ受容部352に夫々対応するように設けられている。梁部48のうちのリブ482が設けられていない部位の上下方向(Z方向)におけるサイズは、受容溝35のうちのリブ受容部352が形成されていない部位のZ方向におけるサイズよりも小さい。一方、梁部48のうちのリブ482が設けられた部位のZ方向におけるサイズは、受容溝35のうちのリブ受容部352が形成されていない部位のZ方向におけるサイズよりも大きい。また、梁部48のうちのリブ482が設けられた部位のYZ平面におけるサイズは、受容溝35のうちのリブ受容部352が形成された部位のYZ平面におけるサイズよりも小さい。
本実施の形態のフロントインシュレータ40は、前板42に繋がった梁部48によって補強されている。特に、本実施の形態によれば、前板42に繋がった複数のリブ482が設けられているため、フロントインシュレータ40は、破損し難い。但し、本発明は、これに限られず、梁部48及びリブ482は、必要に応じて設ければよい。また、リブ482の数や配置も様々に変形可能である。
図20から図24までを参照すると、フロントインシュレータ40は、複数のボス452と、2つの支持部456と、2つの被ロック部458とを有している。本実施の形態によれば、互いに同じ形状の8つのボス452が設けられている。図23に示されるように、ボス452のうちの4つと、支持部456のうちの1つと、被ロック部458のうちの1つとは、上側の被取付壁442に設けられている。ボス452のうちの他の4つと、支持部456のうちの他の1つと、被ロック部458のうちの他の1つとは、下側の被取付壁442に設けられている。上側の被取付壁442のボス452、支持部456及び被ロック部458は、XY平面について、下側の被取付壁442のボス452、支持部456及び被ロック部458と鏡対称に配置されている。
図20及び図21を参照すると、被取付壁442の夫々において、支持部456は、直交方向(Y方向)における中間部に位置している。詳しくは、被取付壁442のY方向における中間部には、切欠き422が形成されている。切欠き422は、被取付壁442のY方向における中間部を切り欠いており、且つ、前板42のY方向における中間部を切り欠いている。切欠き422は、支持部456を、前板42から切り離している。このため、支持部456は、弾性変形可能である。被ロック部458は、支持部456に支持されている。被ロック部458は、Y方向における支持部456の中間部に位置しており、被取付壁442から上下方向(Z方向)において梁部48に近づくようにして(Z方向の内側に向かって)突出している。被ロック部458は、支持部456の弾性変形に伴ってZ方向に移動可能である。
図22を参照すると、被ロック部458の夫々は、被ロック面458Lと、傾斜面458Sとを有している。被ロック面458L及び傾斜面458Sは、被ロック部458の両側面であり、この順に−Y方向に沿って並んでいる。傾斜面458Sは、直交方向(Y方向)において被ロック面458Lから離れている。被ロック面458L及び傾斜面458Sの夫々は、Y方向及び上下方向(Z方向)の双方と斜交する斜面である。特に、被ロック面458Lは、Y方向において第2面322Sに向かって僅かに延びつつ、Z方向の内側に向かって延びている。被ロック面458Lは、緩やかに傾斜する斜面である。
図21及び図23を参照すると、被取付壁442の夫々において、4つのボス452のうちの2つと、4つのボス452のうちの他の2つとは、直交方向(Y方向)において被ロック部458を挟んでいる。ボス452の夫々は、被取付壁442から上下方向(Z方向)の内側に向かって突出した突起である。ボス452の夫々は、直交平面(YZ平面)において矩形形状を有しており、被取付壁442の後端から、前後方向(X方向)における被取付壁442の中間部まで、X方向に沿って延びている。
図14及び図21を参照すると、ボス452は、取付部324のガイド溝346に夫々対応するように設けられている。ボス452の直交平面(YZ平面)におけるサイズは、ガイド溝346のYZ平面におけるサイズよりも小さい。被ロック部458は、取付部324の規制面348Rが形成された凹みに夫々対応するように、且つ、ロック面348Lが形成された凹みに夫々対応するように設けられている。被ロック部458のYZ平面におけるサイズは、規制面348Rが形成された凹みやロック面348Lが形成された凹みのYZ平面におけるサイズよりも小さい。
図21及び図22を参照すると、前板42には、2つの窓部424が形成されている。窓部424は、切欠き422と共に、前板42を部分的に切り欠いている。切欠き422は、支持部456の前方に夫々位置しており、窓部424は、被ロック部458の前方に夫々位置している。フロントインシュレータ40を前後方向(X方向)に沿って前方から見たとき、被ロック部458及び支持部456の全体を視認可能である。
以下、フロントインシュレータ40のベースインシュレータ30(図13参照)への取付方法について説明する。
図9及び図10を参照すると、まず、フロントインシュレータ40を、第1連結壁444Fがベースインシュレータ30の側方溝322の第1面322Fに近接するようにして、取付部324に前方から被せる。このときのフロントインシュレータ40の位置(図9及び図10に示された位置)を第1位置という。
図10を参照すると、フロントインシュレータ40が第1位置にあるとき、フロントインシュレータ40の通過孔430の中心は、ベースインシュレータ30の保持孔330の中心から離れている。図4を参照すると、このとき、相手側端子72の相手側接触部722を、端子20の受容孔24に挿入できない。即ち、相手側コネクタ70を、コネクタ10と嵌合できない。
図10、図14及び図21を参照すると、フロントインシュレータ40が第1位置にあるとき、2つの被取付壁442は、取付部324の上下に夫々位置している。被取付壁442のボス452は、取付部324のガイド溝346を夫々通過して規制溝344に夫々受容されており、第1端344Fに夫々位置している。被取付壁442の被ロック部458は、取付部324の規制面348Rが形成された凹みに夫々受容されている。被ロック部458の被ロック面458Lは、規制面348Rに近接している。梁部48は、取付部324の受容溝35に受容されている。梁部48のリブ482は、第1端面352Fに近接するようにして、取付部324のリブ受容部352に夫々受容されている。
フロントインシュレータ40が第1位置にあるとき、受容溝35に受容された梁部48は、フロントインシュレータ40の上下方向(Z方向)における移動を規制している。ロック部348の規制面348Rは、規制溝344の第1端344Fの内壁面及びリブ受容部352の第1端面352Fと共に、フロントインシュレータ40の+Y方向の移動を規制している。一方、第2連結壁444Sは、側方溝322の第2面322Sから離れている。また、リブ482は、リブ受容部352の第2端面352Sから離れており、ボス452は、規制溝344の第2端344Sから離れている。このため、フロントインシュレータ40は、取付方向(−Y方向)に沿って移動可能である。
図10及び図22を参照すると、フロントインシュレータ40を取付方向(−Y方向)に沿って移動させると、被ロック部458の傾斜面458Sは、ロック部348の傾斜面348Sから上下方向(Z方向)の外側に向かう力を受け、支持部456は、弾性変形する。この結果、被ロック部458は、Z方向の外側に移動しつつ−Y方向に沿って移動する。図7及び図22を参照すると、被ロック部458の傾斜面458Sがロック部348の傾斜面348Sを越えると、被ロック部458は、初期位置に戻り、取付部324のロック面348Lが形成された凹みに夫々受容される。このとき、被ロック面458Lは、ロック部348のロック面348Lと対向する。このときのフロントインシュレータ40の位置(図6から図8までに示された位置)を第2位置という。
図7を参照すると、フロントインシュレータ40が第2位置にあるとき、フロントインシュレータ40の通過孔430の中心は、ベースインシュレータ30の保持孔330の中心に略一致している。図4を参照すると、このとき、相手側端子72の相手側接触部722を、端子20の受容孔24に挿入できる。即ち、相手側コネクタ70を、コネクタ10と嵌合できる。
図6を参照すると、フロントインシュレータ40が第2位置にあるとき、フロントインシュレータ40は、ベースインシュレータ30に取り付けられた取付状態にある。取付状態において、フロントインシュレータ40の第2連結壁444Sは、ベースインシュレータ30の第2面322Sに近接している。図7を参照すると、梁部48は、このときも受容溝35に受容されており、リブ482は、リブ受容部352に夫々受容されている。但し、リブ482は、リブ受容部352の第2端面352Sに近接している。図8を参照すると、ボス452は、規制溝344に夫々受容されており、第2端344Sに夫々位置している。図7及び図8を参照すると、側方溝322の第2面322S、リブ受容部352の第2端面352S及び規制溝344の第2端344Sの内壁面は、フロントインシュレータ40の取付方向(−Y方向)に沿った更なる移動を規制している。
取付状態において、ロック部348は、被ロック部458の直交方向(Y方向)における移動を夫々規制しており、且つ、規制溝344の内壁面は、ボス452の前後方向(X方向)における前方への移動を夫々規制している。詳しくは、第2位置にあるフロントインシュレータ40を+Y方向に沿って(第1位置に向かって)移動させようとすると、被ロック部458の被ロック面458Lがロック部348のロック面348Lと突き当たり、移動が停止する。第2位置にあるフロントインシュレータ40を前方に移動させようとすると、ボス452が規制溝344の前方の内壁面と突き当たり、移動が停止する。
上述のように、本実施の形態によるコネクタ10には、フロントインシュレータ40がベースインシュレータ30に取り付けられた取付状態をロックするロック機構が設けられている。ロック機構は、フロントインシュレータ40を直交方向(Y方向)に沿ってベースインシュレータ30に対して第1位置から第2位置までスライドさせて取り付けたとき、取付状態をロックする。
本実施の形態によるロック機構は、ベースインシュレータ30の2つのロック部348及び複数のL字溝342と、フロントインシュレータ40の2つの支持部456、2つの被ロック部458及び複数のボス452とから構成されている。本実施の形態によるコネクタ10には、これらの部位からなるロック機構が設けられているため、取付状態を確実に維持できる。詳しくは、第2位置にあるフロントインシュレータ40は、第1位置に向かって引いても移動し難く、且つ、前方に向かって引いても外れ難い。更に、梁部48が受容溝35に受容されているため、フロントインシュレータ40の上下方向(Z方向)における移動が規制され、これにより取付状態がより確実に維持される。
上述のように、本実施の形態のコネクタ10には、取付状態を確実にロックするロック機構が設けられている。但し、本発明は、これに限られず、ロック機構の構造は、様々に変形可能である。例えば、ロック部348及び被ロック部458の数は1であってもよいし、3以上であってもよい。L字溝342及びボス452の数は、1であってもよい。ロック機構は、本実施の形態と異なる構造のロック部348及び被ロック部458から構成されていてもよい。また、コネクタ10には、ロック機構が設けられていなくてもよい。
フロントインシュレータ40は、上下方向(Z方向)においてコネクタ10の外部に露出している。即ち、コネクタ10には、被ロック部458を支持する支持部456が弾性変形したときに、支持部456と突き当たる部位が設けられていない。この構造により、支持部456の破損が防止できる。更に、支持部456は、両持ちバネであり、両端が固定されている。この構造により、支持部456の破損を、より確実に防止できる。
上述のように、本実施の形態のコネクタ10は、支持部456の破損を防止するための様々な構造を有している。但し、本発明は、これに限られず、支持部456の破損は、本実施の形態と異なる構造によって防止可能である。また、支持部456の破損を防止する構造は、必要に応じて設ければよい。例えば、フロントインシュレータ40の前板42は、被ロック部458及び支持部456を前方から覆っていてもよい。また、支持部456は、片持ちバネであってもよい。
図8を参照すると、コネクタ10を前後方向(X方向)に沿って前方から見たとき、窓部424を通して、被ロック部458を視認可能である。即ち、被ロック部458は、コネクタ10の前方に向かって露出している。換言すれば、コネクタ10には、取付状態にあるフロントインシュレータ40が前方に引かれたときに被ロック部458と突き当たる部位が設けられていない。特に、コネクタ10をX方向に沿って前方から見たとき、切欠き422及び窓部424を通して、被ロック部458及び支持部456の全体を視認可能である。
上述の構造により、フロントインシュレータ40を、例えば治具(図示せず)を使用して、ベースインシュレータ30から外すことができる。より具体的には、2つの切欠き422に挿入した治具によって、2つの被ロック部458を上下方向(Z方向)外側に移動して、取付状態のロックを解除する。次に、フロントインシュレータ40を、第1位置までスライドさせる。第1位置に移動したフロントインシュレータ40は、前方に引くことでベースインシュレータ30から外すことができる。
本実施の形態は、既に説明した変形例に加えて、更に様々に変形可能である。
図7を参照すると、本実施の形態による保持孔330は、上下2列に配置されている。但し、本発明は、これに限られず、保持孔330の列の数は1であってもよいし、3以上であってもよい。保持孔330の列の数が1である場合、受容溝35及びリブ受容部352は、形成されていなくてもよい。但し、フロントインシュレータ40を補強するために梁部48及びリブ482を設ける場合、何らかの対応する部位をベースインシュレータ30に設ける必要がある。
図6及び図9を参照すると、本実施の形態によるフロントインシュレータ40をベースインシュレータ30に取り付ける際のフロントインシュレータ40の移動方向(取付方向)は、−Y方向である。但し、本発明は、これに限られない。取付方向は、前後方向(嵌合方向:X方向)と直交していればよい。例えば、取付方向は+Y方向であってもよい。この場合、ベースインシュレータ30及びフロントインシュレータ40は、XZ平面について本実施の形態と鏡対称な構造に形成すればよい。
図7、図8及び図10を参照すると、フロントインシュレータ40の直交方向(Y方向)における移動は、第1面322F及び第2面322Sだけでなく、規制溝344やリブ受容部352によっても規制されている。従って、フロントインシュレータ40の直交方向における移動を規制するという観点からは、第1面322F及び第2面322Sの一方又は両方が設けられていなくてもよい。例えば、取付部324の直交方向における両側には、ベースインシュレータ30の部位が存在していなくてもよい。換言すれば、取付部324の直交方向における両側には、側方溝322が形成されていなくてもよい。
図11及び図26を参照すると、相手側端子72は、1枚の金属板から形成されており、端子20と異なる相手側接触部722を有していることを除き、端子20と同様な形状を有している。図15、図27及び図28を参照すると、相手側ハウジング74の相手側保持孔742は、ベースインシュレータ30の保持孔330と同様な構造を有している。即ち、相手側端子72の保持機構は、端子20の保持機構と基本的に同じである。図1を参照すると、コネクタ10に代えて、相手側コネクタ70に感電防止機構を設けることも可能である。より具体的には、相手側コネクタ70は、フロントインシュレータ40に似た相手側フロントインシュレータ(図示せず)を備えていてもよい。
10 コネクタ
20 端子
22 円筒部
24 受容孔
250 接触部
252 前側孔
260 ランス
262 後側孔
270 ストッパ
28 接続部
30 ベースインシュレータ
32 前側部
322 側方溝
322F 第1面
322S 第2面
324 取付部
330 保持孔
332 内壁
334 抜止部
342 L字溝
344 規制溝
344F 第1端
344S 第2端
346 ガイド溝
348 ロック部
348R 規制面
348S 傾斜面
348L ロック面
35 受容溝
352 リブ受容部
352F 第1端面
352S 第2端面
36 フランジ
362 被固定部
38 後側部
382 ケーブル受容部
384 ケーブル受容孔
40 フロントインシュレータ
42 前板
422 切欠き
424 窓部
430 通過孔
432 ガイド部
44 周壁
442 被取付壁
444F 第1連結壁
444S 第2連結壁
452 ボス
456 支持部
458 被ロック部
458L 被ロック面
458S 傾斜面
48 梁部
482 リブ
70 相手側コネクタ
72 相手側端子
722 相手側接触部
74 相手側ハウジング
742 相手側保持孔
82 ケーブル
84 相手側ケーブル
86 筐体
862 パネル
コネクタ90において、端子(図示せず)は、ベースインシュレータ96の挿入孔968に後方から夫々挿入されており、ランス(図示せず)を使用して保持されている。ベースインシュレータ96の挿入孔968の前方にはフロントインシュレータ98の挿入孔988が夫々位置している。端子の前端は挿入孔988の後端部に位置している。例えば指を挿入孔988に挿入しても、指は端子の前端に届かない。即ち、フロントインシュレータ98は、端子との接触による感電を防止している。
図5及び図15を参照すると、端子20の夫々は、対応するケーブル82に接続された後、対応する保持孔330に、後方から挿入されている。端子20を保持孔330に挿入する際、端子20のランス260の後端は、径方向内側に向かって移動しつつ、保持孔330の抜止部334を越える。抜止部334を越えたランス260の後端は、径方向外側に移動する。図19を併せて参照すると、端子20を保持孔330に挿入し続けると、端子20のストッパ270が抜止部334の後面に突き当たり、端子20の前方移動が停止する。図17を参照すると、このとき、端子20を後方に向かって移動させようとすると、ランス260の後端が抜止部334の前面(+X側の面)に突き当たり、端子20の後方移動が停止する。

Claims (10)

  1. ケーブルに接続可能なコネクタであって、
    前記コネクタは、複数の端子と、ベースインシュレータと、フロントインシュレータとを備えており、
    前記端子の夫々は、円筒部と、ランスと、ストッパと、接続部とを有しており、
    前記円筒部は、前後方向に沿って延びる円筒形状を有しており、
    前記ランスは、前記円筒部から、前記前後方向において後方に向かって延びると共に、前記前後方向と直交する径方向において外側に向かって延びており、
    前記ストッパは、前記円筒部から前記径方向の外側に突出しており、且つ、前記前後方向において前記ランスから離れて後方に位置しており、
    前記接続部は、前記コネクタの使用時に前記ケーブルに接続される部位であり、前記前後方向において前記ストッパの後方に位置しており、
    前記ベースインシュレータには、前記端子に夫々対応する複数の保持孔が形成されており、
    前記保持孔の夫々には、対応する前記端子が保持されており、
    前記前後方向と直交する直交平面において、前記保持孔の内壁と前記端子の前記円筒部との間には隙間が形成されており、
    前記保持孔の夫々の内部には、抜止部が設けられており、
    前記抜止部は、前記前後方向において、前記端子の前記ランスと前記ストッパとの間に位置しており、
    前記フロントインシュレータには、前記端子に夫々対応する複数の通過孔が形成されており、
    前記フロントインシュレータは、前記ベースインシュレータに取り付けられており、
    前記通過孔は、前記前後方向において前記保持孔の前方に夫々位置しており、
    前記直交平面において、前記通過孔は、対応する前記端子の前記円筒部よりも小さい
    コネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記コネクタには、前記フロントインシュレータが前記ベースインシュレータに取り付けられた取付状態をロックするロック機構が設けられており、
    前記ロック機構は、前記フロントインシュレータを前記前後方向と直交する直交方向に沿って前記ベースインシュレータに対してスライドさせて取り付けたとき、前記取付状態をロックする
    コネクタ。
  3. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記ベースインシュレータは、複数のL字溝と、ロック部とを有しており、
    前記L字溝の夫々は、規制溝と、ガイド溝とを有しており、
    前記規制溝は、前記前後方向と直交する直交方向に延びており、
    前記ガイド溝は、前記規制溝の一端から前記前後方向において前方に延びており、
    前記フロントインシュレータは、複数のボスと、支持部と、被ロック部とを有しており、
    前記支持部は、弾性変形可能であり、
    前記被ロック部は、前記支持部に支持されており、
    前記フロントインシュレータが前記ベースインシュレータに取り付けられた取付状態において、前記ボスは、前記L字溝の前記規制溝に夫々受容されており、
    前記取付状態において、前記ロック部は、前記被ロック部の前記直交方向における移動を規制しており、且つ、前記規制溝は、前記ボスの前記前後方向における前方への移動を夫々規制している
    コネクタ。
  4. 請求項3記載のコネクタであって、
    前記コネクタを前記前後方向に沿って前方から見たとき、前記被ロック部を視認可能である
    コネクタ。
  5. 請求項4記載のコネクタであって、
    前記コネクタを前記前後方向に沿って前方から見たとき、前記被ロック部及び前記支持部の全体を視認可能である
    コネクタ。
  6. 請求項3から請求項5のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記フロントインシュレータは、前記前後方向及び前記直交方向の双方と直交する上下方向において前記コネクタの外部に露出しており、
    前記支持部は、両持ちバネである
    コネクタ。
  7. 請求項3から請求項6のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記ベースインシュレータには、受容溝が形成されており、
    前記受容溝は、前記直交方向に延びており、
    前記フロントインシュレータは、梁部を有しており、
    前記梁部は、前記直交方向に延びており、前記受容溝に受容されている
    コネクタ。
  8. 請求項7記載のコネクタであって、
    前記ベースインシュレータには、リブ受容部が形成されており、
    前記リブ受容部は、前記受容溝と繋がっており、
    前記フロントインシュレータの前記梁部には、リブが設けられており、
    前記リブは、前記前後方向に延びており、前記リブ受容部に受容されている
    コネクタ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記ベースインシュレータは、被固定部を有しており、
    前記ベースインシュレータは、前記コネクタの使用時に、前記被固定部において筐体のパネルに固定され、
    前記ベースインシュレータが前記パネルに固定されたとき、前記フロントインシュレータは、前記筐体の外部に位置する
    コネクタ。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記ベースインシュレータの前記保持孔の夫々には、前記端子が回転可能に保持されている
    コネクタ。
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