JP2023129827A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、搬送中にリテーナに意図せぬ外力が加わることを防止し、組み付け現場において作業者が、リテーナを仮係止位置から本係止位置へ移動させやすくし、リテーナの装着位置を容易に判断できる技術を提供する。【解決手段】端子金具が挿入されるハウジングと、ハウジングの一面に開口部を有するリテーナ嵌入孔と、リテーナ嵌入孔に嵌入されたリテーナと、開口部の周囲の一部に沿うように配置され、一面からリテーナの嵌入方向の反対側へ突出するガードと、周囲の他部に、ガードが配置されていない領域として形成された間隙部と、を有するコネクタ。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来から、コネクタにおいて、ハウジングに対して端子金具を確実に係止するために、ハウジングとは別体のリテーナを用いることがある。リテーナを用いる場合、リテーナは、ハウジングに対して仮係止位置に装着された状態で出荷される。そして、出荷先となる組み付け現場にて、ハウジング内への端子金具の挿入後に仮係止位置から本係止位置に押し込まれることにより、端子金具のハウジングからの抜け止めを行うように構成されている。ハウジングに対して仮係止位置に装着されているときのリテーナは、ハウジング外面から突出状態にある場合と、非突出状態にある場合とがある(例えば、引用文献1,2参照)。
特開平8-227750号公報 特開2017-054585号公報
しかしながら、従来の技術では、仮係止位置に装着されているときのリテーナが、ハウジング外面から突出状態にある場合には、組み付け現場への搬送中に、リテーナに意図せぬ外力が加わるおそれがある。これにより、リテーナが破損したり、仮係止位置から本係止位置に移動したりする場合がある。一方、仮係止位置に装着されているときのリテーナがハウジング外面から非突出状態にある場合には、組み付け現場において作業者が、リテーナを仮係止位置から本係止位置へ移動させることが困難な場合や、リテーナが仮係止位置と本係止位置のいずれに装着されているのか判断することが困難になる場合がある。
本発明は、搬送中にリテーナに意図せぬ外力が加わることを防止し、組み付け現場において作業者が、リテーナを仮係止位置から本係止位置へ移動させやすくし、リテーナの装着位置を容易に判断できる技術を提供する。
本発明の一態様によれば、
端子金具が挿入されるハウジングと、
前記ハウジングの一面に開口部を有するリテーナ嵌入孔と、
前記リテーナ嵌入孔に嵌入されたリテーナと、
前記開口部の周囲の一部に沿うように配置され、前記一面から前記リテーナの嵌入方向の反対側へ突出するガードと、
前記周囲の他部に、前記ガードが配置されていない領域として形成された間隙部と、
を有するコネクタが提供される。
本発明は、コネクタの搬送中におけるリテーナの破損等を防止し、端子金具の抜け止めが行われていないコネクタが流通することを防止する技術を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るリテーナ30をハウジング20に対して仮係止位置に装着したときのコネクタ10の外観斜視図である。 図2(a)は、図1に示すコネクタ10の側面図である。図2(b)は、図2(a)に示すコネクタ10の内部構造を模式的に示す模式断面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るハウジング20に挿入される端子金具40の側面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る端子金具40がハウジング20内の正規位置に挿入された後に、リテーナ30をハウジング20に対して本係止位置に装着したときのコネクタ10の内部構造を模式的に示す模式断面図である。 図5(a)は、本発明の一実施形態に係るリテーナ30をハウジング20に対して仮係止位置に装着したときのコネクタ10の内部構造を部分的に拡大して示す部分断面拡大図である。図5(b)は、本発明の一実施形態に係るリテーナ30をハウジング20対して本係止位置に装着したときのコネクタ10の内部構造を部分的に拡大して示す部分断面拡大図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る端子金具40がハウジング20内に上下逆向きに挿入されたときの状態を示した説明図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るリテーナ30をハウジング20に対して本係止位置に装着したときのコネクタ10の外観斜視図である。
本発明の一実施形態に係るコネクタ10について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<本発明の一実施形態>
(1)コネクタ10の構成例
まず、本実施形態のコネクタ10の構成例について説明する。図1~図7ではコネクタ10および部品等の配置および向き等を矢印X、矢印Yおよび矢印Zが相互に直交する三軸の直交座標系の方向で定義している。矢印Xで示す方向を左右方向と称する。矢印Xの先端側を左方と称する。矢印Xの原点側を右方と称する。矢印Yで示す方向を前後方向と称する。矢印Yの先端側を前方と称する。矢印Yの原点側を後方と称する。矢印Zで示す方向を上下方向と称する。矢印Zの先端側を上方と称する。矢印Zの原点側を下方と称する。なお、これらの呼称は説明のために便宜上定めたものであり、コネクタ10および部品等の配置および向き等を限定するものではない。
(全体構成)
コネクタ10は、自動車用部品の一つとして用いられる車載用コネクタであり、主として、ハウジング20と、リテーナ30と、を有する。出荷元から搬送されたコネクタ10は、端子金具の組み付け現場において、端子金具40が装着される。端子金具40の詳細については後述する。
(ハウジング)
雌型のハウジング20は、相手側の雄型のハウジング(不図示)と嵌合可能に構成されている。ハウジング20は、端子金具40を収容可能な端子収容部22を有し、両ハウジング20が嵌合した状態で、端子収容部22内の端子金具40が相手側ハウジング内の端子金具(不図示)と電気的に接続されるように構成されている。
ハウジング20は、絶縁性を有する樹脂材料(例えば、ポリブチレンテレフタレート:PBT)を一体成型加工することによって形成されており、左右方向を長手方向とする略直方体に構成されている。
ハウジング20の内部には、雌型の端子金具40を収容可能な端子収容部22が形成されている。端子収容部22は、ハウジング20を前後方向に貫通して設けられており、後方から端子金具40が挿入され、前方から相手側ハウジング内に収容された相手側端子金具が挿入されるようになっている。
端子収容部22は、コネクタ10の極数に対応した数が配されている。本実施形態においては、図1に示すように、上下2段、左右12列の合計24個の端子収容部22が形成されている場合を例に挙げて説明する。端子収容部22は、挿入される端子金具40の形状に対応した大きさ及び形状に構成されている。
端子収容部22の上面には、端子収容部22に収容される端子金具40を係止するランス23が設けられている(図2(b)、図4参照)。ランス23は、前方向に延伸する片持ち状に形成されており、延伸方向に直交する面で切断した場合、根元側の断面積よりも先端側の断面積の方が大きい、いわゆる先太形状に形成されている。このように、ランス23は、支点となる根元側の断面積の方が小さく形成されることにより、弾性変形を容易に行えるようになっている。ランス23の上方には、ランス23の弾性変形を許容する変形用空間部24が形成されている。
図2(b)に示すように、ハウジング20の内部には、後述するリテーナ30を嵌入(挿入)可能なリテーナ嵌入孔21が形成されている。具体的には、リテーナ嵌入孔21は、ランス23の根元部分形成位置の後方に、端子収容部22と交差する方向(上下方向)に延伸して形成されている。リテーナ嵌入孔21は、各端子収容部22と連通するように構成されており、ハウジング20の一面、例えば下面20Aに開口する開口部21Aを有している。開口部21Aは、例えば、左右方向を長手方向とする略長方形に構成されている。
リテーナ嵌入孔21内の左右方向の両端部側には、リテーナ嵌入孔21に嵌入されたリテーナ30を係止する係止突起25が形成されている(図5(a)、図5(b)参照)。
開口部21Aの近傍には、開口部21Aの周囲に沿ってガード26が配置されている。ただし、開口部21Aの近傍(周囲)には、ガード26が配置されていない領域である間隙部27が形成されており、ガード26は、間隙部27を除いた開口部21Aの外周を囲むように配置されている。ガード26は、開口部21Aの周囲に、1つ配置されていてもよいし、複数配置されていてもよい。また、間隙部27も、開口部21Aの周囲に、1つ形成されていてもよいし、複数形成されていてもよい。本実施形態では、図1に示すように、1つのガード26が、間隙部27を除いた開口部21Aの全周を囲むように配置されている場合を例に挙げて説明する。
ガード26は、ハウジング20の下面20Aから下方向に突出し、ガード26の突出側端面26Aは、リテーナ30の下面30Aよりも下方に位置するように構成されている。また、間隙部27は、ハウジング20の下面20A上の領域であり、ハウジング20の下面20Aから下方向に突出しないようになっている。
ガード26は、その延伸方向端部に傾斜面を有している。具体的には、図1に示すように、ガード26の延伸方向における突出側端面26Aの端部は、前方向から見て、湾曲面状に形成されている。「ガード26の延伸方向」とは、ガード26が延びる方向のことであり、ガード26の一方の端部から、開口部21Aの角部において方向を変えながら、ガード26の他方の端部へと向かう方向のことをいう。本実施形態では、ガード26の一方の端部と他方における突出側端面26Aのいずれの端部も、湾曲面状に形成されている。ここで「湾曲面状」とは、前方向から見て、突出側端面26Aがなだらかな曲面により形成されることをいい、ガード26の下方向への突出量が、延伸方向端部に向かうにしたがって少なくなるように形成されていることをいう。なお、「曲面」とは、円弧面と湾曲面のみならず、正多角形の一部のような平面の組み合わせによる形状を含むものである。
(リテーナ)
リテーナ30は、開口部21Aからリテーナ嵌入孔21に嵌入(挿入)されてハウジング20に装着されており、ハウジング20内に挿入された端子金具40を確実に係止(抜け止め)するように構成されている。
リテーナ30は、絶縁性および弾性を有する樹脂材料を成型加工することによって形成されており、左右方向を長手方向とする略直方体に構成されている。リテーナ30には、前後方向に貫通した、例えば上下2段、左右12列の合計24個の端子挿通孔(不図示)が形成されている。
リテーナ30は、上下方向に直交する下面30Aを有しており、リテーナ30の左右方向の両端部には、下面30Aから上方向に延伸する、弾性変形可能な係止アーム31が形成されている。係止アーム31には、リテーナ嵌入孔21内の係止突起25に係止される、仮係止突起32と本係止突起33とが形成されている。仮係止突起32と本係止突起33は、仮係止突起32が本係止突起33の上方となるように、上下方向に並んで形成されている。リテーナ嵌入孔21内の係止突起25が、仮係止突起32と本係止突起33とのいずれを係止するかによって、リテーナ30のハウジング20に対する上下方向における装着位置が変化するように構成されている。
(2)端子金具40の構成例
次に、本実施形態の端子金具40の構成例について説明する。
端子金具40は、導電性を有する金属板(例えば、銅板もしくは銅合金板、またはこれらのいずれかに錫めっき処理を施したもの)への抜き加工および曲げ加工によって形成されており、左右方向を長手方向とする略直方体に構成されている。図3に示すように、端子金具40は、主として、本体部40Aと電気接続部40Bと電線保持部40Cとを有する。
本体部40Aは、例えば中空部を有する角筒状に形成されており、その前端側は、接続相手となる雄型の端子金具と嵌合可能に構成されている。本体部40Aの上面の一部には、上方向から見て、矩形状の孔41Bが形成されている。孔41Bの前端部は、ハウジング20内のランス23の先端側に係止される、被係止部41Aとして構成されている。また、孔41Bの左右方向の両端部には、それぞれ上方に突出する突出部41が形成されている。本体部40Aの後端部には、後端42が形成されている。
本体部40Aの後端上部には、後方に延びる筒状の電気接続部40Bが形成されている。電気接続部40Bの後端には、電気接続部40Bよりも大きな径を有する筒状の電線保持部40Cが形成されている。電気接続部40Bと電線保持部40Cは、それぞれ中空部を有しており、電気接続部40Bの中空部には、電線の端縁近傍の被覆部が除去されることにより露出した芯線が挿し込まれており、電線保持部40Cの中空部には、電線が挿し込まれている。電気接続部40Bと電線保持部40Cは、それぞれ外周に沿ってかしめられている。
(3)コネクタ10の使用態様
次に、コネクタ10の使用態様について説明する。
コネクタ10は、雌型のハウジング20と相手側の雄型のハウジング(不図示)とを嵌合させ、相手側の雄型の端子金具(不図示)を、雌型の端子金具40に挿入させることにより、両端子金具を電気的に接続させるために用いられる。以下では、主に、出荷元における、ハウジング20へのリテーナ30の装着と、端子金具の組み付け現場における、コネクタ10への端子金具40の組み付けについて説明する。
コネクタ10は、出荷元において、リテーナ30が、開口部21Aからリテーナ嵌入孔21内に嵌入方向(上方向)に嵌入されて(押し込まれて)、ハウジング20内の仮係止位置に装着される。リテーナ30がハウジング20に装着されたコネクタ10は、出荷元から端子金具40の組み付け現場(以下、単に「組み付け現場」と称する場合がある)に搬送され、組み付け現場において、コネクタ10内に端子金具40が挿入される。
「仮係止位置」とは、端子金具40が端子収容部22に対して挿入可能となるときの、ハウジング20内におけるリテーナ30の仮装着位置のことをいう。より具体的には、リテーナ30に形成された仮係止突起32が、リテーナ嵌入孔21内の係止突起25に係止されているときの、ハウジング20内におけるリテーナ30の位置のことをいう(図5(a)参照)。出荷元において、リテーナ30がリテーナ嵌入孔21内に嵌入されると、リテーナ30の仮係止突起32は、ハウジング20の係止突起25を乗り越え、その後、弾性復帰することにより、係止突起25に係止される。このようにして、リテーナ30を仮係止位置に固定することができる。ここで、「リテーナ30を仮係止位置に固定する」とは、リテーナ30を仮係止位置から下方に移動させないことをいい、リテーナ30を仮係止位置から上方に移動させることを排除するものではない。
このように、リテーナ30をハウジング20の仮係止位置に固定することができるので、コネクタ10を組み付け現場に搬送する際に、リテーナ30が、仮係止位置から下方に移動してハウジング20から落下等することを防止できる。
また、リテーナ30が仮係止位置にあるとき、リテーナ30の下面30Aは、ガード26の突出側端面26Aよりも下方に突出しない状態となっている(図2(b)、図5(a)参照)。これにより、ガード26はリテーナ30を保護できるので、組み付け現場に搬送中のコネクタ10に装着されているリテーナ30に意図せぬ外力が加わることを防止することができる。これにより、搬送中のリテーナ30が、他のコネクタと干渉等して破損したり、後述する本係止位置に押し込まれたりすることを防止できる。
なお、図2(b)に示すように、リテーナ30が仮係止位置にあるときは、端子収容部22内には、端子金具40を挿入可能な端子挿入孔34が形成されるようになっている。
組み付け現場に搬送されたコネクタ10は、ハウジング20の後方から端子金具40が挿入され、端子収容部22内の正規位置に収容される。
「正規位置」とは、端子金具40が端子収容部22内に完全に挿入されたときの、端子収容部22内における端子金具40の位置のことをいう。より具体的には、端子金具40の被係止部41Aが、ランス23の先端側に係止され、さらに、端子金具40の後端42が、リテーナ30の前端部よりも前方に位置するときの、端子金具40の位置のことをいう(図4参照)。
端子金具40が端子収容部22内に挿入されると、ランス23の先端側は、端子金具40の上面と接触して変形用空間部24側に撓み、その後、端子金具40の孔41B内に嵌入して弾性復帰することにより、被係止部41Aを係止する(一次係止)。このようにして、ランス23は、端子収容部22内の端子金具40を正規位置で係止することができる。なお、誤って端子金具40が上下逆向きに挿入された場合には、端子金具40の突出部41がハウジング20に引っ掛かってストッパとして機能し、端子金具40がそれ以上ハウジング20内に挿入されないように構成されている(図6の楕円部分参照)。
端子金具40が端子収容部22内の正規位置に収容されると、リテーナ30は、上方向に押し込まれ、仮係止位置から本係止位置へ移動する(図2(b)、図4参照)。
「本係止位置」とは、端子収容部22外への端子金具40の抜け止めを行うときの、ハウジング20内におけるリテーナ30の最終的な装着位置のことをいう。より具体的には、リテーナ30に形成された本係止突起33が、リテーナ嵌入孔21に形成された係止突起25に係止されているときの、ハウジング20内におけるリテーナ30の位置のことをいう(図5(b)参照)。「抜け止め」とは、端子収容部22内の正規位置に収容された端子金具40が、端子収容部22外へ抜け落ちてしまうことを防止することをいう。端子金具40が端子収容部22内の正規位置に収容された後に、リテーナ30を上方向にさらに押し込むと、リテーナ30の本係止突起33は、ハウジング20の係止突起25を乗り越え、その後、弾性復帰することにより、係止突起25に係止される。このようにして、リテーナ30を本係止位置に固定することができる。ここで、「リテーナ30を本係止位置に固定する」とは、リテーナ30を本係止位置から上下方向に移動させないことをいう。
リテーナ30を仮係止位置から本係止位置に移動させることにより、リテーナ30に端子金具40の後端42を係止させることができる(二次係止)。また、リテーナ30を本係止位置に固定することにより、端子金具40が正規位置から後方に移動してハウジング20外に抜け落ちることを防止(抜け止め)できる(図4参照)。このようにして、端子金具40の端子収容部22内における位置を固定させることができる。これにより、端子収容部22内に収容された端子金具40は、端子収容部22の前方から挿入される接続相手の端子金具と接続し得るようになる。
一方、端子金具40が端子収容部22内に完全に挿入されず、正規位置に収容されていない場合は、端子金具40の後端42が、リテーナ30の前端部よりも後方に位置することになる。このため、端子金具40とリテーナ30とが干渉し、リテーナ30を係止位置から本係止位置に移動させることができない。したがって、リテーナ30に端子金具40の後端42を係止させることができず、端子金具40はハウジング20外に抜け落ちてしまう可能性がある。このように、端子金具40が端子収容部22内に挿入された後に、リテーナ30が仮係止位置にあることは、端子金具40のハウジング20外に抜け落ちてしまう可能性を示唆しているともいえる。
なお、リテーナ30を本係止位置に移動させる際のリテーナ30の上方向への押し込みは、例えば、組み付け現場の作業者の手(指)により、リテーナ30の下面30Aを上方向に押圧することにより行うことができる。開口部21Aの近傍には、ガード26が配置されていない領域である間隙部27が形成されているので、組み付け現場の作業者は、間隙部27から指を差し込むことにより、リテーナ30の下面30Aを容易に押圧することができる。また、上述したように、ガード26の延伸方向における突出側端面26Aの両端部は、前方向から見て湾曲面状に形成されているので、組み付け現場の作業者は、ガード26の両端部に干渉されることなく、間隙部27から指を差し込むことができる。
また、リテーナ30が仮係止位置にあるとき、リテーナ30の下面30Aは、ハウジング20の下面20Aから下方に突出しており、間隙部27から下面30A(リテーナ30の一部)が露出する状態となっている。これにより、組み付け現場の作業者は、例えば、間隙部27から下面30Aを覗くことにより、リテーナ30が仮係止位置にあることを容易に確認することができる。
一方、リテーナ30が本係止位置にあるとき、リテーナ30の下面30Aは、ハウジング20の下面20Aの位置と同様の位置となっている(図7参照)。すなわち、リテーナ30が本係止位置にあるとき、リテーナ30の下面30Aは、ハウジング20の下面20Aと面一となっており、下面30Aは、間隙部27から露出されない状態となっている。これにより、組み付け現場の作業者は、例えば、間隙部27から下面30Aを覗くことにより、リテーナ30が本係止位置にあることを容易に確認することができる。
以上により、組み付け現場の作業者は、間隙部27からリテーナ30を視認できた場合は、リテーナ30は仮係止位置にあると判断し、間隙部27からリテーナ30を視認できなかった場合は、リテーナ30は本係止位置にあると判断することができる。
リテーナ30が本係止位置にある場合は、端子金具40が、端子収容部22内の正規位置に収容されており、さらに、リテーナ30により抜け止めされていると認定することができる。リテーナ30が本係止位置にない場合は、端子金具40が端子収容部22内の正規位置に収容されていないため、リテーナ30を本係止位置に移動できない場合と、端子金具40は端子収容部22内の正規位置に収容されているが、リテーナ30を本係止位置に移動していない(移動するのを忘れている)場合があるので、端子金具40の挿入状態を確認する。端子金具40が、端子収容部22内に完全に挿入されていない場合には、正規位置まで完全に挿入した後、リテーナ30を本係止位置に移動させる。端子金具40が、端子収容部22内の正規位置に収容されている場合は、リテーナ30を本係止位置に移動させる。これらにより、端子金具40が、端子収容部22内の正規位置に収容されず、抜け止めされていない状態(半挿入状態)のコネクタ10が外部に流出することを防止できる。
(4)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
(a)コネクタ10は、ハウジング20の下面20Aから下方向に突出するガード26を有することにより、出荷元から組み付け現場に搬送中のコネクタ10に装着されているリテーナ30を保護し、意図せぬ外力が加わることを防止することができる。結果として、リテーナ30が他のコネクタと干渉して破損したり、リテーナ30が本係止位置に押し込まれたりすることを防止できる。
また、コネクタ10は、間隙部27を有することにより、組み付け現場の作業者は、例えば、間隙部27からリテーナ30を覗くことができる。これにより、リテーナ30の装着位置を確認することができる。また、コネクタ10は、間隙部27を有することにより、例えば、組み付け現場の作業者は、間隙部27から指を差し込むことができる。これにより、リテーナ30を本係止位置に容易に押し上げることができる。
(b)リテーナ30を仮係止位置に固定することにより、コネクタ10を組み付け現場に搬送する際に、リテーナ30が、仮係止位置から下方に移動してハウジング20から落下等することを防止できる。
また、リテーナ30を仮係止位置から本係止位置に移動させることにより、リテーナ30に端子金具40の後端42を係止させることができる。また、リテーナ30を本係止位置に固定することにより、端子金具40の抜け止めを確実に行うことができる。
(c)リテーナ30が仮係止位置にある場合、リテーナ30の下面30Aは、ガード26の突出側端面26Aよりも下方に突出しないように構成されている。これにより、組み付け現場に搬送中のコネクタ10に装着されているリテーナ30を保護し、意図せぬ外力が加わることを確実に防止することができる。結果として、リテーナ30が他のコネクタと干渉して破損したり、リテーナ30が本係止位置に押し込まれたりすることを確実に防止できる。
(d)リテーナ30が、仮係止位置にある場合、間隙部27において下面30Aが露出するように構成されている。これに対し、リテーナ30が、本係止位置にある場合、リテーナ30の下面30Aは、ハウジング20の下面20Aの位置と同様の位置となるように構成されている。すなわち、リテーナ30が本係止位置にあるとき、リテーナ30の下面30Aは、ハウジング20の下面20Aと面一となっており、下面30Aは、間隙部27から露出されないように構成されている。これらにより、組み付け現場の作業者は、例えば、間隙部27から覗くことにより、リテーナ30が仮係止位置と本係止位置とのいずれにあるかを容易に確認できる。これにより、端子金具40が半挿入状態のコネクタ10を外部に流出させることを防止できる。
<本発明の他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
上述の実施形態では説明しなかったが、ハウジング20の下面20Aの後端部には、左右方向に延び、下方に突出するリブ20Bが形成されていることが好ましい。このようなリブ20Bが形成されていることにより、ハウジング20と相手側のハウジングとの嵌入状態を解除するときに、リブ20Bに指を引っかけて、相手側の雄型のハウジングから、雌型のハウジング20を容易に外すことができる。
なお、ハウジング20に、上述したリブ20Bが形成されている場合には、間隙部27は、例えば、組み付け現場の作業者がリテーナ30の位置を視認する際や、リテーナ30の下面30Aを押圧する際に、リブ20Bと干渉しない領域である、開口部21Aの前端部近傍に形成されることが好ましい。
また、上述の実施形態では詳細には説明しなかったが、ガード26は、少なくとも、リテーナ30の下面30Aの左右方向における両端部近傍に配置されることが好ましい。コネクタ10を出荷元から組み付け現場に搬送する際は、リテーナ30の下面30Aの左右方向における両端部近傍が外部からの力を受けやすく、さらに、これらの領域には、ハウジング20と係止を行う係止アーム31が設けられているため、これらの領域が外部からの力を受けると、リテーナ30は本係止位置に移動し易くなっている。これらにより、ガード26は、少なくとも、下面30Aの左右方向における両端部近傍に配置されることが好ましい。また、下面30Aでは、左右方向における両端部近傍以外に外部から力を受けた場合には、リテーナ30は仮係止位置から本係止位置に移動するおそれがあるので、開口部21Aの周囲のできるだけ多くの領域に、ガード26が配置されることが好ましい。これらを考慮すると、間隙部27を除いた開口部21Aの全周を囲うように、1連のガード26が配置されることがより好ましい。
また、上述の実施形態では説明しなかったが、間隙部27のサイズは、組み付け現場の作業者の指の横幅1本分より大きいサイズであることが好ましい。ここで、「間隙部27のサイズ」とは、例えば、図1に示すように、1つのガード26が、間隙部27を除いた開口部21Aの全周を囲うように配置されている場合に、ガード26の一方の端部と他方の端部との距離のことをいう。このようなサイズにすることにより、例えば、リテーナ30を仮係止位置から本係止位置に押し上げる際に、間隙部27に容易に指を差し込むことができる。なお、上述したように、仮係止位置にあるリテーナ30を有効に保護するには、開口部21Aの周囲のできるだけ多くの領域に、ガード26が配置されることが好ましい。これを考慮すると、間隙部27のサイズは、組み付け現場の作業者の指の横幅1本分ほどを確保しつつ、できるだけ小さくすることがより好ましい。
また、上述の実施形態では、ガード26の一方の端部と他方における突出側端面26Aのいずれの端部も、湾曲面状に形成されている場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、ガード26の一方の端部と他方における突出側端面26Aのいずれの端部も、平面状の傾斜面を有していてもよい。ここで「平面状の傾斜面」とは、前方向から見て、突出側端面26Aが平面により形成されることをいい、ガード26の下方向への突出量が、延伸方向端部に向かうにしたがって少なくなるような傾斜を有して形成されていることをいう。この場合においても、上述の態様と同様の効果が得られる。
また、上述の実施形態では説明しなかったが、リテーナ30とガード26とは、異なる色で構成されていることが好ましい。「異なる色で構成されていること」とは、例えば、リテーナ30とガード26にそれぞれ異なる色が着色されていること、リテーナ30とガード26がそれぞれ異なる色の材料で構成されていること、リテーナ30とガード26の材料にそれぞれ異なる色の色素が混合されて成形されていることをいう。リテーナ30とガード26とは、異なる色で構成されていることにより、リテーナ30とガード26との差異が明確になり、リテーナ30が仮係止位置にあることを容易に視認することができる。なお、リテーナ30とガード26との差異が明確にするため、リテーナ30とガード26は、見分けのつきにくい同系色ではなく、例えば、反対色や補色の関係にある色であることが好ましい。
また、上述の実施形態では、間隙部27は、ハウジング20の下面20A上の領域であり、ハウジング20の下面20Aから下方向に突出しない場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、間隙部27が、下面20Aから下方向に突出して形成されてもよい。ただし、間隙部27の突出側端面は、リテーナ30が仮係止位置にあるときの、リテーナ30の下面30Aよりも上方に位置することが好ましい。これにより、組み付け現場の作業者は、例えば、間隙部27から下面30Aを覗くことにより、リテーナ30が仮係止位置にあることを容易に確認できる。また、間隙部27から指を差し込むことにより、下面30Aを容易に押圧することができる。
10 コネクタ
20 ハウジング
21 リテーナ嵌入孔
21A 開口部
26 ガード
27 間隙部
30 リテーナ
本発明の一態様によれば、
端子金具が挿入されるハウジングと、
前記ハウジングの一面に開口部を有するリテーナ嵌入孔と、
前記リテーナ嵌入孔内に形成された係止突起と、
前記リテーナ嵌入孔に嵌入されたリテーナと、
前記開口部の周囲の一部に沿うように配置され、前記一面から前記リテーナの嵌入方向の反対側へ突出するガードと、
前記周囲の他部に、前記ガードが配置されていない領域として形成された間隙部と、
を有し、
前記リテーナは、前記リテーナの前記嵌入方向に直交する下板と、前記下板から前記嵌入方向に延伸し、弾性変形可能な係止アームと、を有し、
前記係止アームは、前記リテーナの前記嵌入方向に一列に並んで形成された仮係止突起および本係止突起を含み、
前記仮係止突起は、前記本係止突起よりも、前記下板から離れて位置し、
前記係止突起が、前記仮係止突起と係合した際、前記リテーナが、前記ハウジングに対する前記端子金具の挿入を許容する仮係止位置で固定され、
前記係止突起が、前記本係止突起と係合した際、前記リテーナが、前記ハウジングに挿入された前記端子金具を抜け止めする本係止位置で固定される、コネクタが提供される。

Claims (7)

  1. 端子金具が挿入されるハウジングと、
    前記ハウジングの一面に開口部を有するリテーナ嵌入孔と、
    前記リテーナ嵌入孔に嵌入されたリテーナと、
    前記開口部の周囲の一部に沿うように配置され、前記一面から前記リテーナの嵌入方向の反対側へ突出するガードと、
    前記周囲の他部に、前記ガードが配置されていない領域として形成された間隙部と、
    を有するコネクタ。
  2. 前記リテーナは、
    前記ハウジングに対する前記端子金具の挿入を許容する仮係止位置から、前記ハウジングに挿入された前記端子金具を抜け止めする本係止位置へ移動可能に構成されており、
    前記仮係止位置と前記本係止位置のいずれの係止位置においても固定可能に構成されている、
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記リテーナが、前記仮係止位置にある場合、前記リテーナの嵌入方向の後方側における前記リテーナの端面は、前記ガードの突出側端面から突出しないように構成されている、
    請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記リテーナが、前記仮係止位置にある場合、前記間隙部において前記リテーナの一部が露出するように構成されている、
    請求項2または3に記載のコネクタ。
  5. 前記リテーナが、前記本係止位置にある場合、前記リテーナの嵌入方向の後方側における前記リテーナの端面の位置は、前記一面の位置と同様の位置となるように構成されている、
    請求項2~4のいずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 前記ガードは、前記ガードの延伸方向端部に傾斜面を有する、
    請求項1~5のいずれか1項に記載のコネクタ。
  7. 前記リテーナと前記ガードとは異なる色で構成されている、
    請求項4に記載のコネクタ。
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