JP2023007145A - プロテクタ - Google Patents

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英司 金子
Eiji Kaneko
秀正 岩上
Hidemasa Iwagami
祐樹 森田
Yuki Morita
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Abstract

【課題】付属部品とホルダとの間のガタツキを抑制できるプロテクタを提供する。【解決手段】プロテクタ3は、状況に応じて使用有無が設定される付属部品15を保持するホルダ16を備えている。付属部品15は、プロテクタ3の内部に通された分岐線5のコネクタ17である。ホルダ16は、付属部品15に設けられた第2係合部22と係合することにより付属部品15を保持する第1係合部21を有する。第1係合部21の高さH1は、第2係合部22の高さH2に対して同等以上に形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、電線が内部に通されるプロテクタに関する。
従来、車両の分野では、車両等に配策されるワイヤハーネスを内部に挿通して保護するプロテクタが広く使用されている。この種のプロテクタとしては、例えば、ワイヤハーネスの分岐線部分に設けられたオプション用コネクタを、プロテクタ本体に設けた部品取付け構造によって保持する構造が周知である(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、オプション用コネクタをプロテクタ本体から脱落し難くする部品取付け構造が開示されている。
特開2019-47606号公報
ところで、この種のコネクタには、形状(寸法)に公差が生じてしまう現状がある。この場合、公差が大きくないコネクタをプロテクタ本体に取り付けるのであれば、これらは隙間なくしっかりと組み付いて問題はない。しかし、寸法公差の範囲内で形状が最も小さくなってしまったコネクタをプロテクタ本体に取り付けた場合には、これら部品間に隙間が生じてしまい、これがガタツキの要因となっていた。このガタツキは、異音の発生要因にもなる。
本開示の目的は、付属部品とホルダとの間のガタツキを抑制できるプロテクタを提供することにある。
前記課題を解決するプロテクタは、電線が内部に通されるプロテクタ本体と、状況に応じて使用有無が設定される付属部品を保持するホルダとを備えている構成であって、前記ホルダは、前記付属部品に設けられた第2係合部と係合することにより前記付属部品を保持する第1係合部を有し、前記第1係合部の高さは、前記第2係合部の高さに対して同等以上に形成されている。
本開示によれば、付属部品とホルダとの間のガタツキを抑制できる。
図1は、プロテクタを上面側から見た斜視図である。 図2は、プロテクタの分解斜視図である。 図3は、プロテクタを下面側から見た斜視図である。 図4は、ホルダを上面側から見た斜視図である。 図5は、ホルダを下面側から見た斜視図である。 図6は、付属部品が組み付いたホルダの断面図である。 図7は、ホルダの正面図である。 図8は、付属部品をホルダの取り付ける際の状態図である。 図9は、付属部品をホルダから取り外す際の状態図である。 図10は、形状公差のある付属部品が取り付いたホルダの断面図である。 図11は、他の形状公差のある付属部品が取り付いたホルダの断面図である。 図12は、別例のホルダの一部拡大断面図である。 図13は、別例のホルダの一部拡大断面図である。 図14は、別例のホルダの一部拡大断面図である。 図15は、別例のホルダの一部拡大断面図である。
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のプロテクタは、電線が内部に通されるプロテクタ本体と、状況に応じて使用有無が設定される付属部品を保持するホルダとを備えているプロテクタであって、前記ホルダは、前記付属部品に設けられた第2係合部と係合することにより前記付属部品を保持する第1係合部を有し、前記第1係合部の高さは、前記第2係合部の高さに対して同等以上に形成されている。
本例の構成によれば、第1係合部を高めに設定したので、付属部品の寸法公差によって、ホルダ及び付属部品の隙間が大きくなった場合でも、両係合部の間で付属部品を隙間なくしっかりとホルダに係合させることが可能となる。よって、付属部品とホルダとの間のガタツキを抑制することが可能となる。
[2]前記第1係合部は、前記付属部品と面接触するように先端が平面状に形成されている。この構成によれば、第1係合部を広い面積で付属部品に接触させることが可能となるので、付属部品をしっかりとホルダで保持することが可能となる。よって、ガタツキや異音の発生防止に一層寄与する。
[3]前記ホルダは、前記付属部品のサイズに応じて前記第2係合部と接触することが可能な当接面を有する。この構成によれば、付属部品のサイズに応じて、第2係合部をホルダの当接面に当てる構造とすることが可能となる。よって、第2係合部をホルダの当接面に接触させた場合には、第1係合部及び第2係合部をしっかり係合することが可能となるので、ガタツキや異音の発生防止に一層寄与する。
[4]前記第1係合部は、前記付属部品を前記ホルダに保持した際に前記付属部品と触れる接触面を先端に有し、前記第1係合部の高さは、前記当接面から前記接触面までの長さである。この構成によれば、第1係合部の高さを十分にとることが可能となるので、第1係合部を第2係合部にしっかりと係合させることが可能となる。
[5]前記当接面は、先端が平面状の前記第2係合部と面接触するように平面状に形成されている。この構成によれば、第2係合部を広い面積でホルダに接触させることが可能となるので、付属部品をしっかりとホルダで保持することが可能となる。よって、ガタツキや異音の発生防止に一層寄与する。
[6]前記ホルダは、形状が正しい前記付属部品の取り付けのみを許容する誤取付防止部を有する。この構成によれば、付属部品をホルダに取り付ける際に、付属部品の向きを間違えずに済む。
[7]前記ホルダは、前記付属部品の取り付け時に前記第1係合部及び前記第2係合部が接触した際に、前記付属部品の更なる奥への移動を許容して、前記付属部品の取り付けを案内する案内部を有する。この構成によれば、ホルダの案内部を介して、付属部品をホルダにスムーズに取り付けることが可能となる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のプロテクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際とは異なる場合がある。
図1に示すように、ワイヤハーネス1は、車両の電装品(図示略)を電気接続する電線束2と、電線束2が挿通されたプロテクタ3とを備えている。電線束2は、電線束2の幹線である電線4と、電線束2から枝分かれした分岐線5とを備えている。電線束2は、一部分がプロテクタ3の内部に挿通されている。プロテクタ3は、電線束2(本例の場合、電線4及び分岐線5の両方)が内部に通されるプロテクタ本体6を備えている。プロテクタ3は、例えば、電線束2の保護部材、又は、電線束2の迂回経路として使用される。
図2に示すように、プロテクタ3は、アッパーケース10とロアケース11とを組み付けたハウジング構造である。本例の場合、アッパーケース10は、1つの部材、又は複数部材のいずれから構成されてもよい。アッパーケース10及びロアケース11の組付構造は、例えば、爪を相手に係合するスナップフィット構造などがある。プロテクタ3は、細長く、かつ途中で曲げられた形状に形成されている。
図3に示すように、プロテクタ3は、車体(図示略)への取り付け箇所として複数の固定部12を備えている。本例の場合、固定部12は、プロテクタ本体6(ロアケース11)の裏面に2箇所配置されている。固定部12は、例えば、引っ掛け構造によってプロテクタ3を車体に固定するクリップであることが好ましい。なお、固定部12を複数設ける場合、固定部12を異なる構造の組み合わせとしてもよい。
図4に示す通り、状況に応じて使用有無が設定される付属部品15を保持するホルダ16を備えている。本例の場合、付属部品15は、電線束2の分岐線5に設けられたコネクタ17である。ホルダ16は、プロテクタ本体6の側面18(図1等参照)に配置されている。ホルダ16は、付属部品15を挿し込んで取り付ける凹部19を備えている。凹部19の開口19aは、ホルダ16の第1側部20に配置されている。第1側部20は、ホルダ16の複数の側面のうち、プロテクタ本体6が延在する方向(図4のX軸方向)の一方の側面である。
図5に示すように、ホルダ16は、付属部品15に設けられた第2係合部22(図4など参照)と係合することにより付属部品15を保持する第1係合部21を備えている。本例の場合、ホルダ16の上面に抜き孔23が形成されるとともに、この抜き孔23の端縁に設けられた架設部24の裏面に第1係合部21が形成されている。第1係合部21は、ホルダ16の凹部19の内面、具体的には、架設部24の裏面の一部が突出した突状部25である。本例の場合、第1係合部21は、ホルダ16の凹部19の上面に配置されている。
図4に示す通り、第2係合部22は、付属部品15においてホルダ16への挿し込み箇所の一部に設けられている。本例の場合、付属部品15は、根元を支点に撓み変形可能なレバー部28が設けられ、このレバー部28の上面に第2係合部22が配置されている。レバー部28は、第1係合部21及び第2係合部22の係合の解除する際に操作する箇所である。レバー部28が指などで下方に倒されて撓むと、第1係合部21及び第2係合部22の係合が解除されて、付属部品15をホルダ16から取り外すことが可能となる。
図6に示すように、第1係合部21は、付属部品15と面接触するように先端が平面状に形成されている。具体的には、第1係合部21は、付属部品15をホルダ16に保持した際に付属部品15と触れる接触面30を先端に備えている。
ホルダ16は、付属部品15のサイズRに応じて第2係合部22と接触することが可能な当接面31を備えている。当接面31は、突状の第2係合部22と接触可能な凹部19の内面の一部である。当接面31は、先端が平面状の第2係合部22と面接触するように平面状に形成されている。
第1係合部21の高さH1は、第2係合部22の高さH2に対して同等以上に形成されている。本例の場合、第1係合部21の高さH1は、第2係合部22の高さH2よりも高く形成されている。本例の場合、第1係合部21の高さH1は、接触面30から当接面31までの長さである。
ホルダ16は、付属部品15であるコネクタ17に接続される相手コネクタ32を通す孔部33を備えている。孔部33は、ホルダ16の第2側部34に配置されている。第2側部34は、ホルダ16の複数の側部のうち、プロテクタ本体6が延在する方向(図4のX軸方向)の他方の側部である。
ホルダ16は、付属部品15の取り付け時に第1係合部21及び第2係合部22が接触した際に、付属部品15の更なる奥への移動を許容して、付属部品15の取り付けを案内する案内部37を備えている。本例の場合、案内部37は、第1係合部21に形成された斜面である。付属部品15をホルダ16の凹部19に挿し込む際、第2係合部22が第1係合部21に当たっても、第1係合部21の案内部37によって第2係合部22を摺動させることにより、付属部品15のスムーズな挿し込みを案内する。
図7に示すように、ホルダ16は、付属部品15に形成した形状が正しい場合にのみ付属部品15の取り付けを許容する誤取付防止部38を備えている。本例の場合、誤取付防止部38は、ホルダ16の凹部19の内側に突出した凸部である。誤取付防止部38は、付属部品15に形成された肉取り部39と対応した形状に形成されている。肉取り部39は、付属部品15の角部を切り欠いた形状に形成されている。このため、付属部品15をホルダ16に挿し込む際、付属部品15の上下方向の向きが合っていなければ、付属部品15をホルダ16の凹部19内に挿入できない構造となっている。
次に、本実施形態のプロテクタ3の作用について説明する。
図7に示す通り、電線束2の中の分岐線5の先端に設けられた付属部品15を把持し、その後、この付属部品15を、ホルダ16の凹部19に位置合わせする。このとき、付属部品15に設けられた肉取り部39とホルダ16の誤取付防止部38との位置が合うか否かを確認することにより、付属部品15の上下方向の向きを正しい向きにする。そして、付属部品15を開口19aから凹部19の内部へ挿し込む。
図8に示すように、付属部品15をホルダ16の凹部19に挿し込んでいくと、第2係合部22が第1係合部21に接触する状態をとる。本例の場合、第1係合部21に斜面状の案内部37が形成されているので、第2係合部22が第1係合部21に接触しても、挿し込みとともにレバー部28が下方に撓む変形をとることにより、付属部品15を更に奥にスムーズに挿し込んでいくことが可能である。
そして、付属部品15を凹部19の奥まで挿し込むと、第1係合部21及び第2係合部22とが係合する状態となる(同図の2点鎖線参照)。これにより、付属部品15がホルダ16にしっかりと組み付く。よって、付属部品15がホルダ16から脱落し難くなる。
図9に示すように、付属部品15をホルダ16から取り外す場合には、レバー部28の先端を指等で押して、レバー部28を下に撓ませる。これにより、第1係合部21及び第2係合部22の係合状態が解除される。よって、この状態で付属部品15を手前に引くことにより、付属部品15をホルダ16からスムーズに取り外すことが可能となる。
ここで、図6、図10及び図11に示すように、付属部品15には、形状公差が発生する場合がある。形状公差は、一例として、付属部品15の高さ方向のサイズRとする。本例の場合、図6に示す付属部品15のサイズRを「R1」とした場合、図10に示す付属部品15のサイズRが「R2(>R1)」であり、図11に示す付属部品15のサイズRが「R3(>R2)」である例を挙げている。
図6の場合、付属部品15のサイズR1が3例の中で最も小さいので、付属部品15をホルダ16に取り付けた際、付属部品15及びホルダ16の間の隙間Uが「最大」となる。図10の場合、付属部品15のサイズRが3例の中で真ん中であるので、付属部品15をホルダ16に取り付けた際、付属部品15及びホルダ16の間の隙間Uが「中間」となる。図11の場合、付属部品15のサイズRが3例の中で最も大きいので、付属部品15をホルダ16に取り付けた際、付属部品15及びホルダ16の間の隙間Uが「最小」となる。付属部品15に形状公差が存在していると、例えば、サイズRが小さい付属部品15をホルダ16に取り付けた際、しっかり係合せず、これがガタツキや異音の要因となってしまう。
そこで、本例の場合、第1係合部21の高さH1を、第2係合部22の高さH2に対して同等以上(本例の場合、H1>H2)に設定した。これにより、図6に示す「隙間最大時」の場合に、第1係合部21を付属部品15に接触させた取り付け状態とすることが可能となる。具体的には、第1係合部21の先端の接触面30を、しっかりと付属部品15に接触させることが可能となる。従って、付属部品15が形状公差によって最も小さいサイズR1となっていても、付属部品15をホルダ16にきつく固定しておくことが可能となる。よって、ガタツキや異音の要因が解消される。
また、図10に示す「隙間中間時」や、図11に示す「隙間最小時」のときは、第1係合部21を第2係合部22に係合させた際、第1係合部21が付属部品15に食い込むなどして取り付く。本例の場合は、レバー部28を第1係合部21で上から押して撓ませて、第1係合部21及び第2係合部22を係合させる。これにより、付属部品15をホルダ16にきつく固定しておくことが可能となる。よって、「隙間中間時」や「隙間最小時」もガタツキや異音の要因を生じ難くすることが可能となる。
上記実施形態のプロテクタ3によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)プロテクタ3は、電線4(本例は、電線4及び分岐線5の電線束2)が内部に通されるプロテクタ本体6と、状況に応じて使用有無が設定される付属部品15を保持するホルダ16とを備えている。ホルダ16は、付属部品15に設けられた第2係合部22と係合することにより付属部品15を保持する第1係合部21を有する。第1係合部21の高さH1は、第2係合部22の高さH2に対して同等以上に形成されている。
本例の構成によれば、第1係合部21を高めに設定したので、付属部品15の寸法公差によって、付属部品15及びホルダ16の隙間Uが大きくなった場合でも、両係合部(第1係合部21、第2係合部22)の間で付属部品15をしっかりとホルダ16に係合させることが可能となる。よって、付属部品15とホルダ16との間のガタツキを抑制することができる。また、ガタツキ抑制により、異音の発生も生じ難くすることができる。
(2)第1係合部21は、付属部品15と面接触するように先端が平面状に形成されている。この構成によれば、第1係合部21を広い面積で付属部品15に接触させることが可能となるので、付属部品15をしっかりとホルダ16で保持することが可能となる。よって、ガタツキや異音の発生防止に一層寄与する。
(3)ホルダ16は、付属部品15のサイズRに応じて第2係合部22と接触することが可能な当接面31を有する。この構成によれば、付属部品15のサイズRに応じて、第2係合部22をホルダ16の当接面31に当てる構造とすることが可能となる。よって、第2係合部22をホルダ16の当接面31に接触させた場合には、第1係合部21及び第2係合部22の係合の強さが向上するので、ガタツキや異音の発生防止に一層寄与する。
(4)第1係合部21は、付属部品15をホルダ16に保持した際に付属部品15と触れる接触面30を先端に有する。第1係合部21の高さH1は、当接面31から接触面30までの長さである。この構成によれば、第1係合部21の高さH1を十分にとることが可能となるので、第1係合部21を第2係合部22にしっかりと係合させることができる。
(5)当接面31は、先端が平面状の前記第2係合部22と面接触するように平面状に形成されている。この構成によれば、第2係合部22を広い面積でホルダ16に接触させることが可能となるので、付属部品15をしっかりとホルダ16で保持することが可能となる。よって、ガタツキや異音の発生防止に一層寄与する。
(6)ホルダ16は、形状が正しい付属部品15の取り付けのみを許容する誤取付防止部38を有する。この構成によれば、付属部品15をホルダ16に取り付ける際に、付属部品15の向きを間違えずに済む。
(7)ホルダ16は、付属部品15の取り付け時に第1係合部21及び第2係合部22が接触した際に、付属部品15の更なる奥への移動を許容して、付属部品15の取り付けを案内する案内部37を有する。この構成によれば、ホルダ16の案内部37を介して、付属部品15をホルダ16にスムーズに取り付けることができる。
(8)ホルダ16は、付属部品15を挿し込んで取り付ける凹部19を有する。この構成によれば、ホルダ16の内部に付属部品15を挿し込んで取り付ける組付状態をとることができる。
(9)第1係合部21は、凹部19の内面の一部が突出した突状部25である。この構成によれば、ホルダ16に設けた突状部25を付属部品15に引っ掛けて止めるという簡易な構造によって、付属部品15をホルダ16に保持することができる。
(10)凹部19の開口19aは、ホルダ16の側部(第1側部20)に配置されている。この構成によれば、上方にスペースがない場所にプロテクタ3が配置される場合であっても、側方から付属部品15をホルダ16に取り付けることができる。
(11)当接面31は、突状の前記第2係合部22と接触可能な凹部19の内面の一部である。この構成によれば、ホルダ16に取り付けられた付属部品15に対し、付属部品15の挿し込み方向(図6等のX軸方向)に対して交差する方向(図6等のZ軸方向)に負荷が加わっても、その負荷をホルダ16の一部分で局所的に受け止めることができる。
(12)ホルダ16は、プロテクタ本体6の側面18に配置されている。この構成によれば、ホルダ16がプロテクタ本体6の上方に飛び出した形状にならずに済むので、上方にスペースがない場所にプロテクタ3を配置することができる。
(13)電線4は、プロテクタ本体6に通された電線束2の幹線である。付属部品15は、電線束2において幹線から分岐された分岐線5に設けられたコネクタ17である。この構成によれば、分岐線5に設けられたコネクタ17をホルダ16にしっかりと取り付けておくことが可能となる。よって、ホルダ16へのコネクタ17の取り付け後、コネクタ17の使用の必要がなく長期間そのままの状態が継続された場合であっても、コネクタ17をホルダ16から脱落し難くすることができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図12に示すように、第1係合部21は、先端が平面状ではなく、尖った形状としてもよい。これは、第2係合部22でも同様に言える。
・図13に示すように、当接面31は、第1係合部21の突出方向(同図のZ軸方向)に対して直交する方向(同図のX軸方向)に延在する面に限定されず、前述の直交する方向に対して傾いた面(斜面)でもよい。また、第1係合部21は、案内部37が省略されてもよい。
・図14に示すように、第1係合部21は、ホルダ16(架設部24)の内面の一部が突出した形状に限定されず、例えば、架設部24の全体から構成される部材でもよい。
・図15に示すように、ホルダ16は、溝部41によって第2係合部22を挟み込んで付属部品15を保持する構造をとってもよい。この場合、ホルダ16の内部に第3係合部42を更に設け、第1係合部21及び第3係合部42の間に存在する溝部41によって第2係合部22を挟み込んで保持する構造とすることが好ましい。
・プロテクタ本体6の形状は、例えば、直線形状、英文字L字形状、又は英文字S字形状など、種々の形状に変更可能である。
・付属部品15であるコネクタ17は、レバー部28が省略された形状でもよい。この場合、コネクタ17は、直方体形状などに形成されることが好ましい。
・第1係合部21の形状は、付属部品15と係合可能であれば、種々の形状に変更してもよい。
・第2係合部22は、突起に限らず、第1係合部21と係合できる形状の部材であればよい。
・第2係合部22は、レバー部28に設けられることに限定されない。例えば、コネクタ17が単なる箱状に形成され、その箱体の外面に第2係合部22が設けられてもよい。
・ホルダ16は、プロテクタ本体6に複数設けられてもよい。
・ホルダ16の凹部19の開口19aは、ホルダ16の側面ではなく、例えば、ホルダ16の上面や下面に配置されてもよい。
・ホルダ16は、プロテクタ本体6の側面に設けられることに限らず、例えば、プロテクタ本体6の上面や下面に配置されてもよい。
・付属部品15は、コネクタ17に限らず、他の部品に変更してもよい。
・プロテクタ3は、電線4のみ通される部材としてもよい。
・プロテクタ3の配置場所は、車両のフロア裏面に限定されず、車体のいずれの場所でもよい。
・電線4及び分岐線5の各々は、複数の電線から構成されてもよいし、1本のみの電線としてもよい。
・本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1 ワイヤハーネス
2 電線束
3 プロテクタ
4 電線(幹線)
5 分岐線
6 プロテクタ本体
10 アッパーケース
11 ロアケース
12 固定部
15 付属部品
16 ホルダ
17 コネクタ
18 側面
19 凹部
19a 開口
20 第1側部
21 第1係合部
22 第2係合部
23 抜き孔
24 架設部
25 突状部
28 レバー部
30 接触面
31 当接面
32 相手コネクタ
33 孔部
34 第2側部
37 案内部
38 誤取付防止部
39 肉取り部
41 溝部
42 第3係合部
R サイズ
U 隙間
H1 高さ
H2 高さ
R1 サイズ

Claims (7)

  1. 電線が内部に通されるプロテクタ本体と、
    状況に応じて使用有無が設定される付属部品を保持するホルダとを備えているプロテクタであって、
    前記ホルダは、前記付属部品に設けられた第2係合部と係合することにより前記付属部品を保持する第1係合部を有し、
    前記第1係合部の高さは、前記第2係合部の高さに対して同等以上に形成されているプロテクタ。
  2. 前記第1係合部は、前記付属部品と面接触するように先端が平面状に形成されている
    請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記ホルダは、前記付属部品のサイズに応じて前記第2係合部と接触することが可能な当接面を有する
    請求項1又は請求項2に記載のプロテクタ。
  4. 前記第1係合部は、前記付属部品を前記ホルダに保持した際に前記付属部品と触れる接触面を先端に有し、
    前記第1係合部の高さは、前記当接面から前記接触面までの長さである
    請求項3に記載のプロテクタ。
  5. 前記当接面は、先端が平面状の前記第2係合部と面接触するように平面状に形成されている
    請求項3又は請求項4に記載のプロテクタ。
  6. 前記ホルダは、形状が正しい前記付属部品の取り付けのみを許容する誤取付防止部を有する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプロテクタ。
  7. 前記ホルダは、前記付属部品の取り付け時に前記第1係合部及び前記第2係合部が接触した際に、前記付属部品の更なる奥への移動を許容して、前記付属部品の取り付けを案内する案内部を有する
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプロテクタ。
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