JP2005302398A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は要求される汚染度や過電圧範疇や定格電圧によっても狭小化が可能で、ショート等の発生もなく、部品点数も増えることなく、簡単に加工ができ、コストアップに繋がらない電気コネクタを提供する。
【解決手段】本目的はプラグコネクタ12とレセプタクルコネクタ14とを備える電気コネクタ10であって、プラグコネクタ12とレセプタクルコネクタ14とは着脱自在に嵌合し、各コネクタ12、14は所要数のコンタクト60、110とコンタクト60、110とが配列・固定される少なくとも1つ以上の絶縁体と絶縁体を覆うシェル40、100とを備える電気コネクタ10において、プラグコネクタ12の嵌合面側で、レセプタクルコネクタ14のコンタクト110が挿入される挿入孔26の周囲に、沿面距離を長くするための凹部溝を22設けることにより達成できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工作機械やロボット等に使用される電気コネクタに関するものであり、特にプラグコネクタとレセプタクルコネクタとの嵌合時の各コンタクト間の沿面距離を確保する構造に関するものである。
電気コネクタとしては、着脱自在に嵌合するプラグコネクタとレセプタクルコネクタとを備えている。
前記プラグコネクタは、所要数のソケットコンタクトとソケットフロントインサートとソケットリアインサトとプラグシェルとカップリングとリテナーリングとを備えている。
前記ソケットフロントインサートと前記ソケットリアインサートには前記ソケットコンタクトと同数の固定孔や孔が設けられており、これらの固定孔と孔に前記ソケットコンタクトを挿入し、前記ソケットフロントインサートと前記ソケットリアインサートとで挟持することで前記ソケットコンタクトは固定され、該ソケットコンタクトにはケーブルが接続される。また、前記ソケットフロントインサートには前記固定孔に連通し、前記レセプタクルコネクタのピンコンタクトが挿入される挿入孔が設けられており、挿入側には前記ピンコンタクトが挿入し易いように面取りが設けられている。
前記ソケットフロントインサートと前記ソケットリアインサートは、前記リテナーリングと段部への引っ掛けによって前記プラグシェルに固定されている。即ち、前記リテナーリングと段部とで、前記ソケットフロントインサートと前記ソケットリアインサートとを挟持している。
また、前記プラグシェルには、前記レセプタクルコネクタとの嵌合手段である前記カップリングが回動自在に装着されている。
前記レセプタクルコネクタは、所要数のピンコンタクトとピンフロントインサートと中間インサートとピンリアインサートとレセプタクルシェルとリテナーリングとを備えている。
前記中間インサートと前記ピンリアインサートには前記ピンコンタクトと同数の固定孔や孔が設けられており、これらの固定孔と孔に前記ピンコンタクトを挿入し、前記中間インサートと前記ピンリアインサートとで挟持することで前記ピンコンタクトは固定され、該ピンコンタクトにはケーブルが接続される。また、前記ピンフロントインサートにも前記ピンコンタクトと同数の挿入孔が設けられており、該挿入孔に前記ピンコンタクトが圧入され、かつ、前記ピンフロントインサートを弾性材料で作成することで、前記プラグコネクタとの嵌合時の防水構造にしている。
前記ピンフロントインサートと前記中間インサートと前記ソケットリアインサートは、この順序で前記リテナーリングと段部への引っ掛けによって前記レセプタクルシェルに固定されている。即ち、前記リテナーリングと段部とで、前記ピンフロントインサートと前記中間インサートと前記ソケットリアインサートとを挟持している。
また、前記レセプタクルシェルには、前記プラグコネクタとの嵌合手段である前記カップリングと螺着するように嵌合側外周にネジ部が設けられている。
沿面距離を確保する方法として、本出願人はすでに特開平10−223298号を提案している。本特開平10−223298号の要約によると、レセプタクルコネクタの形状を大きくすることなく、沿面距離を長くして耐電圧特性を向上させることを目的とし、その解決手段として、プラグのソケットコンタクトに接続される複数のピンコンタクト11を有するレセプタクルコネクタにおいて、前記複数の各ピンコンタクト11の該ピンコンタクト11に係合するソケットコンタクトとの非接触部外周に、該非接触部外周を覆う絶縁材料からなるコンタクトスリーブ12を圧入により装着せしめ、前記各ピンコンタクト11の相互間及び各ピンコンタクト11とレセプタクルシェル1との間の沿面距離を長くし、絶縁特性を高めるようにしたものが開示されている。請求の範囲には、プラグのソケットコンタクトに接続される複数のピンコンタクトを有するレセプタクルコネクタにおいて、前記複数の各ピンコンタクトの該ピンコンタクトに係合する前記ソケットコンタクトとの非接触部外周に、該非接触部外周を覆う絶縁材料からなるコンタクトスリーブを圧入により装着せしめ、前記各ピンコンタクトの相互間及び各ピンコンタクトとレセプタクルシェルとの間の沿面距離を長くし、絶縁特性を高めたことや、前記各ピンコンタクトのピンインサート係合鍔部形成根元部周面に溝部を設けると共に、前記コンタクトスリーブの前記各ピンコンタクト溝部に係合する端部を該コンタクトスリーブの内径よりも小さく形成して、該コンタクトスリーブを前記各ピンコンタクトに圧入せしめるようにしたものや、前記各ピンコンタクトの前記ソケットコンタクトとの非接触部の外径を、該各ピンコンタクトのプラグとの接触部の外径よりも細い外径とし、該細い外径部分に前記コンタクトスリーブを圧入せしめるようにしたものが開示されている。 即ち、レセプタクルコネクタのピンコンタクトの非接触部外周に、絶縁材料からなるスリーブを圧入により装着させることで、各ピンコンタクト間及びピンコンタクトとレセプタクルシェル間の沿面距離を長くしている。 上記の沿面距離とは、ピンコンタクトの接触部の外径から最も近い箇所にあるピンコンタクトの接触部の外径までの絶縁体を這う距離またはレセプタクルシェルから最も近い箇所にあるピンコンタクトの接触部の外径までの絶縁体を這う距離のことである。
近年においては、工作機械や制御盤等の小型化の要求がより一層強くなってきており、かつ、環境保護の観点等から製品への規格の要求も高くなってきている。
例えば、欧州安全規格である「DIN VDE」では、定格電圧と汚染度と過電圧範疇との関係で最小沿面距離が定められている。過電圧範疇と汚染度はそれぞれ4つに別れ、下記のように定義されている。
汚染度1はエアコンディションされた、または清浄な乾燥した空間内の開かれた保護されていない絶縁(クリーンルーム)であり、汚染度2は住居,販売その他の職業空間,精密機械工場,実験室,試験場,医薬的に利用される空間における開かれた保護されていない絶縁(一般家庭)であり、汚染度3は工業的,工芸的および農業的作業の空間,加熱されない貯蔵空間,作業場,ボイラー室における開かれた保護されていない絶縁(工場)であり、汚染度4は外気または外部空間における開かれた保護されていない絶縁である。
過電圧範疇1の機器は専ら,如何なる過電圧も出現することのない設備の装置または部品における使用のために定められているか,または特別に,例えば過電圧誘導器,フィルターまたは容量により,過電圧に対して保護されており、過電圧範疇2の機器は,電過電圧が考慮されてはならない設備またはその部品における使用のためと定められており、過電圧範疇3の機器は,電過電圧が考慮されてはならないが,機器の安全性および使用可能性の観点で,または此れに関連する配電網により,特別な必要条件を設けられる設備またはその部品における使用のためと定められ、機器自身によって造られる過電圧は過電圧範疇2の値を超えてはならなく、過電圧範疇4の機器は,電過電圧を考慮すべき設備またはその部品における応用のために定められ、機器自身によって造られる過電圧は過電圧範疇2の値を超えてはならない。
工作機械や制御盤等に使用されるこの種のコネクタは、工場で使用されることから汚染度3であり、定格電圧としては400V乃至500Vを要求され、過電圧範疇としては3が要求される。すると、この「DIN VDE」では最小沿面距離として、4乃至5mmが求められることになる。ちなみに、汚染度が悪く、定格電圧が高い状態で、過電圧範疇が4を要求されると、最小沿面距離は大きくなる。最小沿面距離が4mm乃至5mm必要となると、コンタクト間のピッチが4mm乃至5mm必要ということになり、これ以上狭小化できないと言った課題があった。即ち、要求される汚染度や定格電圧や過電圧範疇によって、コンタクト間のピッチが決まってしまい、狭小化できないと言った課題があった。また、コンタクト間を狭小化すると、ショートの原因に繋がることも考えられる。
沿面距離を長くすることは、特許文献1のような構造のものでも可能であるが、コンタクトスリーブが必要であり、部品点数が増え、その上前記コンタクトスリーブを圧入する工数が発生するため、コストアップに繋がってしまう。また、部品の仕上がり状態や組立後のクリアランスを考慮して寸法公差を厳しくしないと、前記ピンコンタクトに圧入した前記コンタクトスリーブと前記ピンコンタクトと接触する前記ソケットコンタクトとが干渉する可能性が生じ、仮に干渉すると接触(嵌合)不良や座屈の原因なり、また、干渉しないように各部品の寸法公差を厳しくすると部品製造時の加工工数が増大し、コストアップに繋がってしまう。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、要求される汚染度や過電圧範疇や定格電圧によっても狭小化が可能で、ショート等の発生もなく、部品点数も増えることなく、簡単に加工ができ、コストアップに繋がらない電気コネクタを提供するものである。
上記目的は、プラグコネクタ12とレセプタクルコネクタ14とを備える電気コネクタ10であって、前記プラグコネクタ12と前記レセプタクルコネクタ14とは着脱自在に嵌合し、各コネクタ12、14は所要数のコンタクト60、110と該コンタクト60、110とが配列・固定される少なくとも1つ以上の絶縁体と該絶縁体を覆うシェル40、100とを備える電気コネクタ10において、前記プラグコネクタ12の嵌合面側で、前記レセプタクルコネクタ14のコンタクト110が挿入される挿入孔26の周囲に、沿面距離を長くするための凹部溝を22設けることにより達成できる。
前記凹部溝22の外周と前記レセプタクルコネクタ14のコンタクト110の外径との差を0.25〜2.5mmにする。0.25mm以下では沿面距離を長くすることにはならず、2.5mm以上ではコンタクトピッチ間の距離が大きくなり、コネクタの狭小化に逆行することになる。コネクタの狭小化と沿面距離との関係を考慮すると、理想的には1〜2mmである。
また、前記凹部溝22の深さを0.5〜2.5mmにする。0.5mm以下では沿面距離を長くすることにはならず、2.5mm以上ではコネクタの高さ寸法が大きくなり、コネクタの狭小化に逆行することになる。
またさらに、前記プラグコネクタ12はケーブルが接続される所要数のソケットコンタクト60と、該ソケットコンタクト60が配列・固定される固定孔24と該固定孔24と連通する前記レセプタクルコネクタ14のピンコンタクト110が挿入される挿入孔26とを有するソケットフロントインサート20と、前記ソケットコンタクト60が挿入される孔32と前記固定孔24に入る突出部34を有するソケットリアインサート30と、該ソケットリアインサート30と前記ソケットフロントインサート20とが保持されるプラグシェル40と、前記レセプタクルコネクタ14との嵌合手段とを備えるようにし、前記レセプタクルコネクタ14はケーブルが接続される所要数のピンコンタクト110と、該ピンコンタクト110が配列・固定される固定孔74と該固定孔74部分の表裏両面に突出した突起72、72とを有するピンフロントインサート70と、前記ピンコンタクト110が挿入される孔82を有するとともに嵌合面の反対側の前記突起72が入る凹部84と該凹部84の反対側に突出した突起部86を有する中間インサート80と、前記ピンコンタクト110が入る挿入孔96と前記突起部86が入る窪み92とを有するピンリアインサート90と、該ピンリアインサート90と前記中間インサート80と前記ピンフロントインサート70とが保持されるレセプタクルシェル100とを備えるようにする。
以上の説明から明らかなように、本発明の電気コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。
(1)プラグコネクタ12とレセプタクルコネクタ14とを備える電気コネクタ10であって、前記プラグコネクタ12と前記レセプタクルコネクタ14とは着脱自在に嵌合し、各コネクタ12、14は所要数のコンタクト60、110と該コンタクト60、110とが配列・固定される少なくとも1つ以上の絶縁体と該絶縁体を覆うシェル40、100とを備える電気コネクタ10において、前記プラグコネクタ12の嵌合面側で、前記レセプタクルコネクタ14のコンタクト110が挿入される挿入孔26の周囲に、沿面距離を長くするための凹部溝22を設けているので、汚染度や過電圧範疇や定格電圧の要求によってもコンタクト間の狭小化が図れ、ショートや嵌合不良等がなく、容易に製造加工ができ、コストアップにも繋がらない。
(2)前記凹部溝22の外周と前記レセプタクルコネクタ14のコンタクト110の外径との差を0.25〜2.5mmにしているので、汚染度や過電圧範疇や定格電圧の要求によってもコンタクト間の狭小化が図れ、確実に求められる沿面距離を確保できる。
(3)前記凹部溝22の深さを0.5〜2.5mmにしているので、汚染度や過電圧範疇や定格電圧の要求によってもコンタクト間の狭小化が図れ、確実に求められる沿面距離を確保できる。
(4)前記プラグコネクタ12はケーブルが接続される所要数のソケットコンタクト60と、該ソケットコンタクト60が配列・固定される固定孔24と該固定孔24と連通する前記レセプタクルコネクタ14のピンコンタクト110が挿入される挿入孔26とを有するソケットフロントインサート20と、前記ソケットコンタクト60が挿入される孔32と前記固定孔24に入る突出部34を有するソケットリアインサート30と、該ソケットリアインサート30と前記ソケットフロントインサート20とが保持されるプラグシェル40と、前記レセプタクルコネクタ14との嵌合手段とを備えるようにし、前記レセプタクルコネクタ14はケーブルが接続される所要数のピンコンタクト110と、該ピンコンタクト110が配列・固定される固定孔74と該固定孔74部分の表裏両面に突出した突起72、72とを有するピンフロントインサート70と、前記ピンコンタクト110が挿入される孔82を有するとともに嵌合面の反対側の前記突起72が入る凹部84と該凹部84の反対側に突出した突起部86を有する中間インサート80と、前記ピンコンタクト110が入る挿入孔96と前記突起部86が入る窪み92とを有するピンリアインサート90と、該ピンリアインサート90と前記中間インサート80と前記ピンフロントインサート70とが保持されるレセプタクルシェル100とを備えるようにしているので、要求される汚染度や過電圧範疇や定格電圧によっても狭小化が可能で、ショート等の発生もなく、部品点数も増えることなく、簡単に加工ができ、コストアップに繋がらない。
図に基づいて、本発明の電気コネクタ10について説明する。
図1は嵌合側からみたプラグコネクタとレセプタクルコネクタの斜視図である。図2(A)は嵌合側よりみたプラグコネクタを分解したソケットフロントインサート、ソケットリアインサート、プラグシェル、カップリング及びソケットコンタクト、リテナーリングの斜視図であり、(B)は接続部側よりみたソケットフロントインサート、ソケットリアインサート、プラグシェル、カップリング及びソケットコンタクト、リテナーリングの斜視図である。図3(A)は嵌合側よりみたレセプタクルコネクタを分解したピンフロントインサート、中間インサート、ピンリアインサート、レセプタクルシェル及びピンコンタクト、リテナーリングの斜視図であり、(B)は接続部側よりみたピンフロントインサート、中間インサート、ピンリアインサート、レセプタクルシェル及びピンコンタクト、リテナーリングの斜視図である。図4(A)はプラグコネクタの断面図であり、(B)はレセプタクルコネクタの断面図である。
本発明の電気コネクタ10はプラグコネクタ12とレセプタクルコネクタ14とを備えている。前記プラグコネクタ12はソケットフロントインサート20とソケットリアインサート30とプラグシェル40とカップリング50とソケットコンタクト60とリテナーリング19とを備え、前記レセプタクルコネクタ14はピンフロントインサート70と中間インサート80とピンリアインサート90とレセプタクルシェル100とピンコンタクト110とリテナーリング19とを備えている。
構成部品の構造を説明する前に、主な本発明の特徴について説明する。本発明は、規格としての汚染度や過電圧範疇や定格電圧の要求によっても狭小化が可能な電気コネクタ10を提供することを主な目的とし、前記プラグコネクタ12の嵌合面側で、前記レセプタクルコネクタ14のコンタクト110が挿入される挿入孔26の周囲に、沿面距離を長くするための凹部溝22を設けたものである。即ち、凹部溝22を設けることで、ピンコンタクト110の接触部の外径から最も近い箇所にあるピンコンタクト110の接触部の外径までの距離を長くしたものである。
以下、図に基づいて、プラグコネクタ12とレセプタクルコネクタ14の構造について説明する。最初に、プラグコネクタ12側から説明するが、前記両コネクタ12、14の共通部品であるリテナーリング19について説明する。該リテナーリング19は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記リテナーリング19は略Cリングをしており、その役割は前記プラグコネクタ12や前記レセプタクルコネクタ14のそれぞれのシェル40、100の溝44、104に嵌り込むことで、ソケットフロントインサート20とソケットリアインサートを前記プラグシェル40に、ピンフロントインサート70と中間インサート80とピンリアインサート90を前記レセプタクルシェル100に、固定し、外れないように装着するためのものである。
次に、本発明のポイントであるソケットフロントインサト20について説明する。前記フロントインサート20は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、ポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げるとができる。前記フロントインサート20は略円柱形をしており、また、一方側は相手コネクタである前記レセプタクルコネクタ14との嵌合部16を構成し、さらにまた、前記ソケットコンタクト60が挿入される複数の固定孔24が設けられ、かつ、該固定孔24に連通する前記レセプタクルコネクタ14のピンコンタクト110が挿入される挿入孔26が設けられている。前記固定孔24の大きさは前記ソケットコンタクト60より0.2〜0.4mm程度大きくし、前記挿入孔26の大きさは前記ピンコンタクト110の接触部112より0.2〜0.4mm程度大きくしている。前記固定孔24や前記挿入孔26の大きさは、前記ソケットコンタクト60や前記ピンコンタクト110のサイズによって適宜設計するし、サイズは客先の要求や仕様によって変化する。
前記嵌合部16側で、前記挿入孔26の周囲に、沿面距離を長くするための凹部溝22を設けている。該凹部溝22を設けることで、汚染度や過電圧範疇や定格電圧の要求によって変化する沿面距離をコントロールすることができ、コネクタの狭小化が図れる。前記凹部溝22の大きさは、前記凹部溝22の外周と前記レセプタクルコネクタ14のコンタクト110の外径との差を0.25〜2.5mmにするように、また、前記凹部溝22の深さを0.5〜2.5mmにするように適宜設計している。前記凹部溝22の外周と前記レセプタクルコネクタ14のコンタクト110の外径との差は0.25〜2.5mmにしたが、コネクタの狭小化を考えると1〜2mm程度が理想的であり、前記凹部溝22の深さは0.5〜2.5mmにしたが、コネクタの狭小化を考えると1〜2mm程度が理想的である。即ち、汚染度や過電圧範疇や定格電圧の要求によって変化する沿面距離を、前記凹部溝22の外周と前記レセプタクルコネクタ14のコンタクト110の外径との差と前記凹部溝22の深さとで、沿面距離をコントロールしている。コネクタの狭小化を図りつつ、汚染度や過電圧範疇や定格電圧の要求にも対応しつつ、前記凹部溝22の外周と前記レセプタクルコネクタ14のコンタクト110の外径との差と前記凹部溝22の深さとを適宜設計し、理想的に前記凹部溝22の外周と前記レセプタクルコネクタ14のコンタクト110の外径との差を1〜2mmにし、前記凹部溝22の深さを1〜2mmにしている。
前記凹部溝22と前記挿入孔26とのさかいには、前記ピンコンタクト110が入り易くするために、本実施例では誘いとしてのC面取りが施されている。
また、前記ソケットフロントインサート20の外形には、前記ソケットフロントインサート20を位置決めし、かつ、固定用としての段部28が所定の位置に設けられている。この所定の位置とは、前記プラグコネクタ12と前記レゼプタクルコネクタ14とが嵌合した際に前記ソケットコンタクト60と前記ピンコンタクト110とが接触できる位置ということである。
次に、前記ソケットリアインサート30について説明する。該ソケットリアインサート30は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリエーテルイミドやこれらの合成材料を挙げることができる。前記ソケットリアインサート30には前記ソケットコンタクト60が挿入される孔32が設けられている。該孔32の大きさは、前記ソケットコンタクト60の接続部116に繋がる径より0.2〜0.4mm程度大きくしている。また、前記ソケットリアインサート30には前記ソケットフロントインサート20と接触する側(嵌合部16側)に、前記ソケットフロントインサート20の固定孔24に入る突出部34が設けられ、該突出部34で前記ソケットコンタクト60の位置決めをしている。
次に、前記ソケットコンタクト60について説明する。該ソケットコンタクト60は金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、純銅や黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記ソケットコンタクト60は前記ピンコンタクト110との接触部62と固定部64とケーブルと接続する接続部66とを備えている。前記接触部62は略筒状をしており、かつ、その先端は窄まっており、その窄まった筒状内に前記ピンコンタクト110の接触部112が入ることで接続している。前記ソケットコンタクト60は、前記ソケットフロントインサート20と前記ソケットリアインサート30とで挟み込むことによって固定される。即ち、前記固定部64としてツバ部68を設け、前記ソケットリアインサート30の突出部34を前記ソケットフロントインサート20の固定孔24に挿入し、前記突出部34と前記ソケットフロントインサート20とで挟み込むことで固定している。前記接続部66には、ケーブルの芯線が挿入される孔が設けられ、該孔にケーブルを挿入し半田付けによって接続している。
次に、前記プラグシェル40について説明する。該プラグシェル40は金属製であり、公知技術の鋳造によって製作され、これらの材料としては、寸法安定性や加工性や強度などを考慮すると、亜鉛ダイキャストやアルミダイキャスト等を挙げることができる。
前記プラグシェル40には図2のように前記ソケットフロントインサート20と前記ソケットリアインサート30とが装着される挿入部42が形成されている。前記プラグシェル40は略筒状をしており、前記挿入部42は貫通穴になっており、前記挿入部42には前記ソケットフロントインサート20と前記ソケットリアインサート30とが所定の位置に保持されるための前記リテナーリング19が入る溝44と前記ソケットフロントインサート20の段部28が引っ掛かる段部46が設けられている。前記溝44の大きさは、前記リテナーリング19が入り、2つの前記インサート20、30が保持できるように適宜設計されるが、本実施例では深さ0.7mm程度にした。また、前記段部46の大きさは2つのインサート20、30が2.8以上で保持できるように適宜設計している。
前記プラグコネクタ12には、前記レセプタクルコネクタ14との嵌合手段であるカップリング50が備えられている。該カップリング50は金属製であり、公知技術の鋳造によって製作され、これらの材料としては、寸法安定性や加工性や強度などを考慮すると、亜鉛ダイキャストやアルミダイキャスト等を挙げることができる。前記カップリング50は略筒状をしており、前記プラグシェル40に回動自在に、前記プラグシェル40とバックシェル(図示せず)又はコンジット(図示せず)とで挟み込むことによって固定され、筒状の内側には前記レセプタクルシェル100と螺着するための雌ネジ部52が設けられている。
第二に、前記レセプタクルコネクタ14側について説明する。
まず、ピンフロントインサト70について説明する。前記ピンフロントインサート70は、弾性体であり、公知技術のトランスファー成形やコンプレッション成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、クロロプレンゴムやエチレンプロピレンゴムやシリコンゴムなどを挙げることができる。前記ピンロントインサート70は略円柱形をしており、また、前記ピンコンタクト110が挿入される複数の固定孔74が設けられている。前記固定孔74の大きさは、前記ピンコンタクト110より0.1〜0.4mm程度小さくし、前記ピンコンタクト110が挿入される前記ピンフロントインサート70の固定孔74内に少なくとも1以上のリング状の凸部(図示せず)を設け、前記ピンコンタクト110を前記固定孔74に挿入すると前記ピンコンタクト110で前記凸部を潰すことで、前記ピンコンタクト110部分を防水構造にしている。前記凸部の大きさは、防水構造の役割や前記ピンコンタクト110の挿入のし易さや成形性を考慮して適宜設計するが、本実施例では0.15〜0.2mm程度突出させている。前記凸部の数は、確実な防水を行う意味や品質安定のためで本実施例では2本にしている。
前記ピンフロントインサート70の表裏両側には、前記固定孔74の周囲に図3のように縁面距離をかせぐために、円柱状に突出させた突起72、72が設けられている。該突起72、72の大きさはコネクタの狭小化や加工性等を考慮して適宜設計するが、本実施例では径を前記ピンコンタクト110の外径より1〜2mm大きくし、高さを1mm程度にしている。
次に、前記中間インサート80について説明する。該中間インサート80は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記中間インサート80は略円柱形状をしており、前記ピンコンタクト110が挿入される孔82が設けられている。前記孔82の大きさは、前記ピンコンタクト110より0.02〜0.1mm程度大きくしてある。
前記中間インサート80には、前記孔82の周囲に、前記ピンフロントインサート70と接する側に前記ピンフロントインサート70の突起72が入る凹部84を設け、前記ピンリアインサート90と接する側に突出した突起部86を設ける。前記凹部84は前記ピンフロントインサート70と前記中間インサート80とを位置決めするものであり、前記凹部84の大きさは前記ピンフロントインサート70の突起72が入る大きさであれば良いが、上述の役割やコネクタの狭小を考慮して適宜設計する。前記突起部86は前記ピンリアインサート90の窪み92に入り、前記中間インサート80と前記ピンリアインサート90との位置決めをするためのものである。前記突起部86の大きさはこの役割とコネクタの狭小化を考慮して適宜設計する。
次に、前記ピンリアインサート90について説明する。該ピンリアインサート90は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリエーテルイミドやこれらの合成材料を挙げることができる。前記ピンリアインサート90には前記ピンコンタクト110が挿入される挿入孔96が設けられている。
また、前記ピンリアインサート90には、前記挿入孔96の周囲に、前記中間インサート80と接する側に前記突起部86が入る窪み92が設けられている。前記窪み92の大きさは、前記突起部86が入れば如何なる大きさでもよく、前記中間インサート80と前記ピンリアインサート90との位置決めやコネクタの狭小化を考慮して適宜設計する。
次に、前記ピンコンタクト110について説明する。該ピンコンタクト110は金属製であり、公知技術のプレス加工又は切削加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、純銅や黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記ピンコンタクト110は、主に前記プラグコネクタ12のソケットコンタクト60と接触する接触部112と固定部114とケーブル等に接続する接続部116とを具えている。前記ピンコンタクト110は、前記中間インサート80と前記ピンリアインサート90とで挟み込むことによって配列・保持されている。即ち、前記固定部114としてツバ部118を設け、前記中間インサート80の突起部86と前記ピンリアインサート90の窪み92とで前記ピンコンタクト110のツバ部118を挟み込むことで固定している。前記接続部116には、ケーブル12の芯線が挿入される孔が設けられ、該孔にケーブルを挿入し半田付けによって接続している。
次に、前記レセプタクルシェル100について説明する。該レセプタクルシェル100は金属製であり、公知技術の鋳造によって製作され、これらの材料としては、寸法安定性や加工性や強度などを考慮すると、亜鉛ダイキャストやアルミダイキャスト等を挙げることができる。
前記レセプタクルシェル100には図1(A)のようにプラグコネクタ12が嵌入される嵌合口18が形成され、該嵌合口18内には前記ピンコンタクト110の接触部112が突出している。前記嵌合口18は貫通穴になっており、前記嵌合口18の反対側には3つの各インサート70、80、90が挿入される装着部102が形成されており、前記装着部102には3つの前記インサート70、80、90が所定の位置に保持されるための前記リテナーリング19が入る溝104と前記ピンフロントインサート70が引っ掛かる段部A106と前記中間インサート80が引っ掛かる段部B108とが設けられている。前記溝19の大きさは、前記リテナーリング19が入り、3つの前記インサート70、80、90が保持できるように適宜設計されるが、本実施例では深さ0.7mm程度にした。
前記段部A106と前記段部B108の大きさは、各インサート70、80に引っ掛かればよく、3つの各インサート70、80、90の保持力等を考慮して適宜設計する。
前記レセプタクルシェル100には機器に取り付けるためのフランジ105が設けられ、該フランジ105にはネジが挿入される複数の取付孔が設けられている。前記レセプタクルシェル100の嵌合口18側の外周にはプラグコネクタ12のカップリング50と螺着するための雄ネジ部109が設けられている。
前記プラグコネクタ12と前記レセプタクルコネクタ14との嵌合時の防水性を高めるために、図4(A)のように、前記プラグシェル40にガスケット15を固定し、嵌合時に前記レセプタクルコネクタ14の前記レセプタクルシェル100の先端を前記ガスケットに押し付けることで、嵌合時の防水性を高めている。
また、前記レセプタクルコネクタと筐体(図示せず)との防水性を高めるために、図4(B)のように、前記レセプタクルシェル100のフランジ105にガスケット15が固定され、ネジ等で前記フランジ105を筐体に押し付けることで防水性を高めている。
最後に、アースコンタクト120を用いた場合について説明する。該アースコンタクト120も金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記アースコンタクト120も、前述したソケットコンタクト60やピンコンタクト110と同様な構造をしており、相手物(ソケットコンタクト60やピンコンタクト110)と接触する接触部と固定部とケーブル等が接続する接続部とが設けられている。アースコンタクト120の固定構造としては、プラグコネクタ12に使用するものは前記ソケットコンタクト60と同様になっており、前記レセプタクルコネクタ14に使用するものは前記ピンコンタクト110と同様になっている。前記アースコンタクト120の固定部たるツバ部付近には貫通したネジ孔が設けられ、ネジ留めやピン圧入によって各シェル40、100に保持され、各前記シェル40、100とのアースを取っている。
前記プラグコネクタ12側の各インサート20、30には前記ソケットコンタクト60と同構造のアースコンタクト120が挿入される固定孔や挿入孔や孔等が設けられており、前記レセプタクルコネクタ14側の各インサート70、80、90には前記ピンコンタクト110と同構造のアースコンタクト120が挿入される固定孔や挿入孔や孔等が設けられている。
前記プラグシェル40の前記嵌合部16の反対側には所定の位置(アースコンタクト120がある位置)に前記挿入部に貫通した挿入穴41が設けられ、該挿入穴41にネジを挿入し、前記アースコンタクト120のネジ孔に螺着することで前記アースコンタクト120を固定し、かつ、前記アースコンタクト120とのアースをとっている。また、前記レセプタクルシェル100の前記嵌合口18の反対側には所定の位置(アースコンタクト120がある位置)に前記装着部102に貫通した挿入穴101が設けら、該挿入穴101にネジを挿入し、前記アースコンタクト120のネジ孔に螺着することで前記アースコンタクト120を固定し、かつ、前記アースコンタクト120とのアースをとっている。
本発明の活用例としては、工作機械やロボット等に使用される前記電気コネクタ10として活用され、特に前記プラグコネクタ12と前記レセプタクルコネクタ14との嵌合時の各コンタクト60、110間の沿面距離を確保する構造に関するものである。
嵌合側からみたプラグコネクタとレセプタクルコネクタの斜視図である。 (A) 嵌合側よりみたプラグコネクタを分解したソケットフロントインサート、ソケットリアインサート、プラグシェル、カップリング及びソケットコンタクト、リテナーリングの斜視図である。(B) 接続部側よりみたソケットフロントインサート、ソケットリアインサート、プラグシェル、カップリング及びソケットコンタクト、リテナーリングの斜視図である。 (A) 嵌合側よりみたレセプタクルコネクタを分解したピンフロントインサート、中間インサート、ピンリアインサート、レセプタクルシェル及びピンコンタクト、リテナーリングの斜視図である。(B) 接続部側よりみたピンフロントインサート、中間インサート、ピンリアインサート、レセプタクルシェル及びピンコンタクト、リテナーリングの斜視図である。 (A) プラグコネクタの断面図である。(B) レセプタクルコネクタの断面図である。
符号の説明
10 電気コネクタ
12 プラグコネクタ
14 レセプタクルコネクタ
15 ガスケット
16 嵌合部
18 嵌合口
19 リテナーリング
20 ソケットフロントインサート
22 凹部溝
24、74 固定孔
26、96 挿入孔
28 段部
30 ソケットリアインサート
32、82 孔
34 突出部
40 プラグシェル
41、101 挿入穴
42 挿入部
44、104 溝
46 段部
50 カップリング
52 雌ネジ部
60 ソケットコンタクト
62、112 接触部
64、114 固定部
66、116 接続部
68、118 ツバ部
70 ピンフロントインサート
72 突起
80 中間インサート
84 凹部
86 突起部
90 ピンリアインサート
92 窪み
94 凸部
100 レセプタクルシェル
102 装着部
105 フランジ
106 段部A
108 段部B
109 雄ネジ部
110 ピンコンタクト
120 アースコンタクト

Claims (4)

  1. プラグコネクタとレセプタクルコネクタとを備える電気コネクタであって、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとは着脱自在に嵌合し、各コネクタは所要数のコンタクトと該コンタクトとが配列・固定される少なくとも1つ以上の絶縁体と該絶縁体を覆うシェルとを備える電気コネクタにおいて、
    前記プラグコネクタの嵌合面側で、前記レセプタクルコネクタのコンタクトが挿入される挿入孔の周囲に、沿面距離を長くするための凹部溝を設けたことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記凹部溝の外周と前記レセプタクルコネクタのコンタクトの外径との差を0.25〜2.5mmにしたことを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記凹部溝の深さを0.5〜2.5mmにしたことを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  4. 前記プラグコネクタは、ケーブルが接続される所要数のソケットコンタクトと、該ソケットコンタクトが配列・固定される固定孔と該固定孔と連通する前記レセプタクルコネクタのピンコンタクトが挿入される挿入孔とを有するソケットフロントインサートと、前記ソケットコンタクトが挿入される孔と前記固定孔に入る突出部を有するソケットリアインサートと、該ソケットリアインサートと前記ソケットフロントインサートとが保持されるプラグシェルと、前記レセプタクルコネクタとの嵌合手段とを備え、前記レセプタクルコネクタは、ケーブルが接続される所要数のピンコンタクトと、該ピンコンタクトが配列・固定される固定孔と該固定孔部分の表裏両面に突出した突起とを有するピンフロントインサートと、前記ピンコンタクトが挿入される孔を有するとともに嵌合面の反対側の前記突起が入る凹部と該凹部の反対側に突出した突起部を有する中間インサートと、前記ピンコンタクトが入る挿入孔と前記突起部が入る窪みとを有するピンリアインサートと、該ピンリアインサートと前記中間インサートと前記ピンフロントインサートとが保持されるレセプタクルシェルとを備えたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の電気コネクタ。
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