JP2019020129A - 運転支援車両の走行ルート生成方法及び走行ルート生成装置 - Google Patents
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この運転支援車両の走行ルート生成方法において、目的地が設定されると、自車の現在位置から目的地までを繋ぐ目標走行ルートを生成する。
目標走行ルートによる経路上に、道路提供者や車両提供者が推奨する推奨ルート情報が存在するかどうかを判断する。
推奨ルート情報が存在すると判断されると、目標走行ルートと推奨ルートを繋ぐリルートにより総走行ルートを生成する。
実施例1における走行ルート生成方法及び走行ルート生成装置は、目的地の設定に基づいて生成された走行ルート情報を用い、自動運転モードの選択により操舵/駆動/制動が自動制御される自動運転車両(運転支援車両の一例)に適用したものである。以下、実施例1の構成を、「全体システム構成」、「ナビゲーション制御ユニットの詳細構成」、「自動運転制御処理構成」に分けて説明する。
図1は、実施例1の走行ルート生成方法及び走行ルート生成装置が適用された自動運転制御システムを示す。以下、図1に基づいて車載端末により走行ルート情報を生成する全体システム構成を説明する。
まず、自動運転用ナビゲーション機能(「ADナビ機能」という。)としては、下記の(a),(b),(c)のADナビ機能を備えている。
目的地の候補を通知する。目的地の座標を取得する。目的地の座標を更新する。ウェイポイントを設定する。
地図上の自車位置を取得する。経路の候補を検索する。最適経路計画の特定をする(コスト計算)。経路計画を配信する。DM側からリルート・経路要求を受信する。経路計画の更新をする。ナビの状態をDM側に通知する(経路不明などのとき)。
自動運転区間とマニュアル運転区間を画面表示する。システム移行の通知をする。目的地/ウェイポイントの選択をする。到達点の通知をする。その他。
図2は、実施例1のナビゲーション制御ユニット3及び自動運転制御ユニット4にて実行される自動運転制御処理の流れを示す。以下、実施例1の自動運転制御処理構成をあらわす図2の各ステップについて説明する。
ここで、推奨ルートの「終了点」が元の走行ルートの経路上に存在するときは、推奨ルートの「終了点」と元の走行ルートを繋いで経路を計算する。一方、推奨ルートの「終了点」が元の走行ルートの経路上に存在しないときは、推奨ルートの「終了点」と元の走行ルートまでのルートを補完して経路を計算する。
実施例1の作用を、「自動運転制御処理作用」、「リルートによる走行ルート生成作用」、「リルートによる走行ルート生成の特徴作用」に分けて説明する。
以下、図2に基づいて自動運転制御処理作用を説明する。まず、自動運転走行の開始時、目的地までの経路上に推奨ルート情報の開始点が存在しないと、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS7→ステップS8→ステップS9へと進む。そして、ステップS9では、道路地図上に基づいて計算された目標走行ルートに沿って走行する自動運転が開始される。
図3は、実施例1において目的地が設定されたときにリルートによる総走行ルートの生成作用の一例を示す。以下、図3に基づいてリルートによる走行ルート生成作用を説明する。
実施例1では、目的地が設定されると、自車の現在位置から目的地までを繋ぐ目標走行ルートRtを生成する。目標走行ルートRtによる経路上に、道路提供者や車両提供者が推奨する推奨ルート情報が存在するかどうかを判断する。推奨ルート情報が存在すると判断されると、目標走行ルートRtと推奨ルートRsを繋ぐリルートにより総走行ルートを生成する。
従って、目標走行ルートRtの経路上に推奨ルートRsが存在するとき、複雑な仕組みを不要としながら、リルートにより推奨ルートRsを含む総走行ルートを生成することができる。この結果、リルート要因として従来は「交通(渋滞)」によるリルートが基本であるが、本手法では、その他に「道路提供者による推奨ルート情報」「車両提供者による推奨ルート情報」がプラスされ、リルートによる最適化発生確率が向上する。
従って、推奨ルートから元のルートに戻った際に、道路状況が変わっていたとしても対応できる。加えて、推奨コースと元のコースを結合し1つのデータとすることで、ナビゲーション装置の処理に推奨コースのための特殊な処理部を必要としない。
従って、推奨ルート情報が存在すると判断されると、推奨ルートRsを反映するリルートにより、自動運転が苦手なシーンやコースを避け、得意なコースを積極的に利用するように走行ルートを変更することができる。
これに対し、車両走行開始時、目標走行ルートRt上に推奨ルートRsの「開始地点Ps」が存在した際、目標走行ルートRtと推奨ルートRsを繋ぐリルートを行うようにしている。
従って、車両走行開始時において、出発前に分かっている推奨ルートRsを、事前のリルートにより反映させることができる。
これに対し、車両走行開始時、目標走行ルートRt上に推奨ルートRsの「開始地点Ps」が存在した際、目標走行ルートRtと推奨ルートRsを繋ぐリルートを行うようにしている。
従って、車両走行中において、工事中などにより突発的に発生した推奨ルートRsを、リアルタイムのリルートにより反映させることができる。
従って、通信がしづらい環境である場合、クラウドを利用した高度な計算の必要がない場合、リアルタイム情報を利用する必要がない場合、等において、一般的なナビゲーション制御ユニット3でのルート検索技術を適用することができる。
実施例1における自動運転車両の走行ルート生成方法及び走行ルート生成装置にあっては、下記に列挙する効果が得られる。
この運転支援車両(自動運転車両)の走行ルート生成方法において、目的地が設定されると、自車の現在位置から目的地までを繋ぐ目標走行ルートRtを生成する。
目標走行ルートRtによる経路上に、道路提供者や車両提供者が推奨する推奨ルート情報が存在するかどうかを判断する。
推奨ルート情報が存在すると判断されると、目標走行ルートRtと推奨ルートRsを繋ぐリルートにより総走行ルートを生成する(図1)。
このため、目標走行ルートRtの経路上に推奨ルートRsが存在するとき、複雑な仕組みを不要としながら、リルートにより推奨ルートRsを含む総走行ルートを生成する運転支援車両(自動運転車両)の走行ルート生成方法を提供することができる。
推奨ルートRsの開始地点Psまでの目標走行ルートRtと、推奨ルートRsと、リルート経路Rrとを結合することにより1つの総走行ルートを生成する(図3)。
このため、(1)の効果に加え、ルート検索するときに推奨ルートRsのための特殊な処理を必要とすることなく、推奨ルートRsから元の目標走行ルートRtに戻った際に、道路状況が変わっていたとしても対応することができる。
車両提供者が推奨する推奨ルート情報は、車載センサ1が苦手とする経路を回避するルート情報や車載センサ1が得意とする経路によるルート情報である(図2)。
このため、(1)又は(2)の効果に加え、推奨ルート情報が存在すると判断されると、推奨ルートRsを反映するリルートにより、自動運転が苦手なシーンやコースを避け、得意なコースを積極的に利用するように走行ルートを変更することができる。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、車両走行開始時において、出発前に分かっている推奨ルートRsを、事前のリルートにより反映させることができる。
このため、(1)〜(4)の効果に加え、車両走行中において、突発的に発生した推奨ルートRsを、リアルタイムのリルートにより反映させることができる。
このため、(1)〜(5)の効果に加え、通信がしづらい環境である場合において、一般的なナビゲーション制御ユニット3でのルート検索技術を適用し、リルートよる総走行ルートの生成することができる。
この運転支援車両(自動運転車両)の走行ルート生成装置において、コントローラ(ナビゲーション制御ユニット3)は、目的地設定部33と、ルート検索処理部と、を備えている。
目的地設定部33は、目的地を設定する。
ルート検索処理部37は、目的地が設定されると、自車の現在位置から目的地までを繋ぐ目標走行ルートRtを生成し、目標走行ルートRtによる経路上に、道路提供者や車両提供者が推奨する推奨ルート情報が存在すると判断されると、目標走行ルートRtと推奨ルートRsを繋ぐリルートにより総走行ルートを生成する(図1)。
このため、目標走行ルートRtの経路上に推奨ルートRsが存在するとき、複雑な仕組みを不要としながら、リルートにより推奨ルートRsを含む総走行ルートを生成する運転支援車両(自動運転車両)の走行ルート生成装置を提供することができる。
実施例2における走行ルート生成方法及び走行ルート生成装置は、実施例1と同様に、自動運転車両(運転支援車両の一例)に適用したものである。以下、実施例2の構成を、「全体システム構成及びサーバの詳細構成」、「自動運転制御処理構成」に分けて説明する。
図4は、実施例2の走行ルート生成方法及び走行ルート生成装置が適用された自動運転制御システムを示す。以下、図4に基づいてクラウド環境(サーバ)により走行ルート情報を生成する全体システム構成及びサーバの詳細構成を説明する。
ここで、ブラウザ7には、道路提供者(道路を作り管理する国や県など)や車両提供者(自動車会社など)が推奨する推奨ルート情報が随時入力される。なお、APIとは、(Application Programming Interface)の略称である。
図5は、実施例2のサーバ6’、ナビゲーション制御ユニット3’及び自動運転制御ユニット4にて実行される自動運転制御処理の流れを示す。以下、実施例2の自動運転制御処理構成をあらわす図5の各ステップについて説明する。
ここで、推奨ルートの「終了点」が元の走行ルートの経路上に存在するときは、推奨ルートの「終了点」と元の走行ルートを繋いで経路を計算する。一方、推奨ルートの「終了点」が元の走行ルートの経路上に存在しないときは、推奨ルートの「終了点」と元の走行ルートまでのルートを補完して経路を計算する。
実施例2の作用を、「自動運転制御処理作用」、「リルートによる走行ルート生成作用」、に分けて説明する。
以下、図5に基づいて自動運転制御処理作用を説明する。まず、自動運転走行の開始時、目的地までの経路上に推奨ルート情報の開始点が存在しないと、図5のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS29→ステップS30→ステップS31へと進む。そして、ステップS31では、道路地図上に基づいて計算された目標走行ルートに沿って走行する自動運転が開始される。
このように、実施例2では、リルートよる総走行ルートの生成は、推奨ルート情報を保有する車外インフラのサーバ6’にて行う。
従って、クラウドを利用した高度な計算が必要である場合やリアルタイム情報を利用する必要がある場合、等において、要求に応えてリアルタイム情報を利用したルート検索を行うことができる。
なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例2における自動運転車両の走行ルート生成方法にあっては、実施例1の(1)〜(5),(7)の効果に加え、下記の効果が得られる。
このため、クラウド上でのルート計算が要求されるとき、推奨ルート情報をリアルタイムで反映するリルートより、総走行ルートの生成することができる。
2 ADAS制御ユニット
3 ナビゲーション制御ユニット(コントローラ)
31 GNSSアンテナ
32 位置情報処理部
33 目的地設定部
34 地図データ記憶部
35 通信モジュール
36 推奨ルートダウンロード部
37 ルート検索処理部
38 表示部
4 自動運転制御ユニット
5 アクチュエータ
6,6’ サーバ
61 コース編集用API
62 推奨ルート情報記憶部
63 ルート検索処理部
64 ルート検索・結合処理部
7 ブラウザ
Claims (8)
- 自車の現在位置から目的地までの走行ルートを生成するコントローラを搭載している運転支援車両の走行ルート生成方法において、
前記目的地が設定されると、自車の現在位置から目的地までを繋ぐ目標走行ルートを生成し、
前記目標走行ルートによる経路上に、道路提供者や車両提供者が推奨する推奨ルート情報が存在するかどうかを判断し、
前記推奨ルート情報が存在すると判断されると、前記目標走行ルートと推奨ルートを繋ぐリルートにより総走行ルートを生成する
ことを特徴とする運転支援車両の走行ルート生成方法。 - 請求項1に記載された運転支援車両の走行ルート生成方法において、
前記目標走行ルートと前記推奨ルートを繋ぐリルートを行う際、前記推奨ルートの終了地点から目的地までのリルート経路を計算し、
前記推奨ルートの開始地点までの目標走行ルートと、前記推奨ルートと、前記リルート経路とを結合することにより1つの総走行ルートを生成する
ことを特徴とする運転支援車両の走行ルート生成方法。 - 請求項1又は2に記載された運転支援車両の走行ルート生成方法において、
前記道路提供者が推奨する推奨ルート情報は、走行不能箇所を回避するルート情報や円滑な車両走行が確保されない経路を回避するルート情報であり、
前記車両提供者が推奨する推奨ルート情報は、車載センサが苦手とする経路を回避するルート情報や前記車載センサが得意とする経路によるルート情報である
ことを特徴とする運転支援車両の走行ルート生成方法。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載された運転支援車両の走行ルート生成方法において、
前記目標走行ルートと前記推奨ルートを繋ぐリルートは、車両走行開始時、自車の現在位置から目的地までを繋ぐ目標走行ルートを生成する際に推奨ルート情報が存在すると判断されたときに行う
ことを特徴とする運転支援車両の走行ルート生成方法。 - 請求項1から4までの何れか一項に記載された運転支援車両の走行ルート生成方法において、
前記目標走行ルートと前記推奨ルートを繋ぐリルートは、生成されたルートに沿う車両走行中、推奨ルート情報が存在すると判断されたときに行う
ことを特徴とする運転支援車両の走行ルート生成方法。 - 請求項1から5までの何れか一項に記載された運転支援車両の走行ルート生成方法において、
前記リルートよる総走行ルートの生成は、推奨ルート情報をダウンロードする車載端末にて行う
ことを特徴とする運転支援車両の走行ルート生成方法。 - 請求項1から5までの何れか一項に記載された運転支援車両の走行ルート生成方法において、
前記リルートよる総走行ルートの生成は、推奨ルート情報を保有する車外インフラのサーバにて行う
ことを特徴とする運転支援車両の走行ルート生成方法。 - 自車の現在位置から目的地までの走行ルートを生成するコントローラを搭載している運転支援車両の走行ルート生成装置において、
前記コントローラは、
前記目的地を設定する目的地設定部と、
前記目的地が設定されると、自車の現在位置から目的地までを繋ぐ目標走行ルートを生成し、前記目標走行ルートによる経路上に、道路提供者や車両提供者が推奨する推奨ルート情報が存在すると判断されると、前記目標走行ルートと推奨ルートを繋ぐリルートにより総走行ルートを生成するルート検索処理部と、
を備えることを特徴とする運転支援車両の走行ルート生成装置。
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JP2017135486A JP7087293B2 (ja) | 2017-07-11 | 2017-07-11 | 運転支援車両の走行ルート生成方法及び走行ルート生成装置 |
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