JP2019019869A - ショックアブソーバ - Google Patents
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Abstract
Description
前記製造方法は、
前記シール用リングと前記リーフとを分離するための切れ目を介して、前記シール用リングと前記リーフとを一体的に形成する形成工程と、
前記シール用リングと一体化されている状態の前記リーフを含む前記非着座リーフバルブを、前記ショックアブソーバのピストンに組み付ける組み付け工程と、
前記シール用リングを前記ピストンに固定する固定工程と、
前記組み付け工程および前記固定工程の後に、前記リーフに対して荷重を与えることによって、前記切れ目を境にして前記リーフと前記シール用リングとを切り離す分離工程と、
を備えている。
図1は、本発明の実施の形態に係るショックアブソーバ10のピストン14周りの構成を示す断面図である。図1に示すように、ショックアブソーバ10は、シリンダ12と、シリンダ12内に配置されたピストン14とを備えている。ピストン14は、往復移動可能にシリンダ12の内壁に嵌合している。シリンダ12の内部には、作動液体としてのオイルが充填されている。ショックアブソーバ10は、一例として、車両に適用されている。
微低速用減衰力発生弁20は、両開き構造を有する非着座方式の減衰力発生弁であり、ピストン14の速度が微低速領域にあるときに適した減衰力を発生させるように構成されている。図2は、図1に示す微低速用減衰力発生弁20の周りの構成を拡大して表した断面図である。
3−1.ショックアブソーバの製造時の課題
ショックアブソーバ10の製造時に、極小のクリアランスCが充足されるように板厚の薄い最大リーフ26a等の組み付けを行うことは困難である。
本実施形態に係るショックアブソーバ10の製造方法は、以下に示す形成工程、組み付け工程、固定工程および分離工程を含んでいる。
図3は、本実施形態に係る形成工程により製造される板状部材36の構成を説明するための斜視図であり、図4は、図3に示す板状部材36をピストン14の軸方向から見た図である。図3、4に示す板状部材36は、この板状部材36を最大リーフ26aとシール用リング28とに分離するための切れ目38を介して、最大リーフ26aに相当する部分とシール用リング28に相当する部分とを一体的に有している。この例では、切れ目38は、ピストン14の軸心を中心とする円形で形成されている。形成工程では、このように、切れ目38を介して最大リーフ26aとシール用リング28とが物理的に一体化された板状部材36が形成される。
この組み付け工程は、上記形成工程の後に、シール用リング28と一体化されている状態の最大リーフ26a(すなわち、板状部材36)を含む非着座リーフバルブ26を、スペーサ30および間座32とともにピストン14のロッド部14Rに組み付ける工程である。
この固定工程は、上記組み付け工程の後に、シール用リング28をピストン14に固定する工程である。より詳細には、最大リーフ26aと一体化されている状態のシール用リング28がサブ本体14MSとリング固定ナット34との間に挟まれるようにした状態でリング固定ナット34が締め付けられる。この固定工程により、上記組み付け工程によって板状部材36の最大リーフ26aに相当する部分だけでなく、板状部材36のシール用リング28に相当する部分がピストン14に固定される。
この分離工程は、上記固定工程の後に、最大リーフ26aに対して荷重を与えることによって、切れ目38を境にして最大リーフ26aとシール用リング28とを切り離す工程である。図3、4に示すように、切れ目38は円形である。このため、分離工程によって、径方向外側の縁の部分の形状が円形の最大リーフ26aと、これに対応して径方向内側の縁の部分の形状が円形のシール用リング28とが得られる。
以上説明した本実施形態に係るショックアブソーバ10の製造方法によれば、最大リーフ26aとシール用リング28とが切れ目38を介して板状部材36として一体化されている状態でピストン14に組み付けられたうえで、両者が切り離される。これにより、機械化の難しいシール用リング28の径方向の高精度の位置決め工程を不要としつつ、極小のクリアランスCを充足する最大リーフ26aとシール用リング28とが得られる。これにより、非着座リーフバルブ26およびシール用リング28の組み付けの機械化(自動組み付け)が可能となるため、組み付けコストを低く抑えることができる。また、最大リーフ26aの外径およびシール用リング28の内径の精度を高く確保するための研削も不要となるので、加工コストの抑制も図れる。
上述のように、切れ目38を介してシール用リング28と一体化されている状態で最大リーフ26aをピストン14に組み付けるようにすることで、シール用リング28の径方向の位置決め工程を不要とすることができる。これに伴い、非着座リーフバルブ(特に、クリアランスを介してシール用リングと対向するリーフ)の形状は、円形にこだわる必要がなくなる。したがって、本発明に係るリーフの形状は、上記の円形の例に代え、例えば、以下のような様々な形状であってもよく、また、以下に示される例以外にも、例えば、矩形であってもよい。このような他の形状例の採用により、非着座リーフバルブを備える減衰力発生弁に対して、より複雑な特性を付与することもできる。
図5は、本発明に係る他の非着座リーフバルブのリーフ(最大リーフ)44の形状例を表した平面図である。この例の板状部材40は、楕円形状の切れ目42を介して最大リーフ44に相当する部分とシール用リング46に相当する部分とを有している。この板状部材40を利用してショックアブソーバが製造された場合には、楕円形状の最大リーフ44を得ることができる。
図6は、本発明に係るさらに他の非着座リーフバルブのリーフ(最大リーフ)54の形状例を表した平面図である。この例の板状部材50は、花びら形状の切れ目52を介して最大リーフ54に相当する部分とシール用リング56に相当する部分とを有している。この板状部材50を利用してショックアブソーバが製造された場合には、花びら形状の最大リーフ54を得ることができる。
12 シリンダ
14 ピストン
14M ピストン本体
14MM メイン本体
14MS サブ本体
14R ピストンのロッド部
16 伸び行程用の減衰力発生弁
18 縮み行程用の減衰力発生弁
20 微低速用減衰力発生弁
24 ナット
26 非着座リーフバルブ
26a、44、54 最大リーフ
28、46、56 シール用リング
30 スペーサ
32 間座
34 リング固定ナット
36、40、50 板状部材
38、42、52 切れ目
Claims (1)
- シール用リングと、
クリアランスを介して前記シール用リングに対向するリーフを含む非着座リーフバルブと、
を備える非着座方式の減衰力発生弁を備えるショックアブソーバの製造方法であって、
前記シール用リングと前記リーフとを分離するための切れ目を介して、前記シール用リングと前記リーフとを一体的に形成する形成工程と、
前記シール用リングと一体化されている状態の前記リーフを含む前記非着座リーフバルブを、前記ショックアブソーバのピストンに組み付ける組み付け工程と、
前記シール用リングを前記ピストンに固定する固定工程と、
前記組み付け工程および前記固定工程の後に、前記リーフに対して荷重を与えることによって、前記切れ目を境にして前記リーフと前記シール用リングとを切り離す分離工程と、
を備えることを特徴とするショックアブソーバの製造方法。
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WO2023058467A1 (ja) * | 2021-10-04 | 2023-04-13 | Kyb株式会社 | ショックアブソーバ及びバルブ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005026127A (ja) * | 2003-07-04 | 2005-01-27 | Nok Corp | 燃料電池用ガスケット部材及び燃料電池用ガスケットの装着方法 |
JP2010059994A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器 |
JP2016173140A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | トヨタ自動車株式会社 | ショックアブソーバ |
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