JP6836422B2 - ショックアブソーバ - Google Patents

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本発明は、ショックアブソーバに関する。
特許文献1に記載の減衰力発生機構は、ショックアブソーバの伸長作動時には減衰バルブの内周側がピストン側に撓んで開弁し、収縮作動時には外周側がピストンとは反対側に撓んで開弁するように構成されている。
実開昭50−153384号公報
上記の減衰力発生機構では、減衰バルブを構成するリーフバルブの数や厚さを変更することで減衰バルブの開弁圧が調整される。
しかしながら、リーフバルブの数や厚さを変更すると、それに伴って減衰バルブの撓み剛性も変化するので、減衰バルブ開弁後のショックアブソーバの減衰力特性も変化してしまうという問題がある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、減衰バルブ開弁後のショックアブソーバの減衰力特性の変化を抑制しつつ減衰バルブの開弁圧を調整できるようにすることを目的とする。
第1の発明は、ショックアブソーバであって、作動液が充填されるシリンダと、シリンダ内に圧力室を区画するバルブディスクと、バルブディスクに設けられ、ショックアブソーバの伸長作動時及び収縮作動時に作動液が通過する通路と、通路を通過する作動液の流れに抵抗を与える減衰力発生機構と、を備え、減衰力発生機構は、1枚以上の環状のリーフバルブで構成され、内周が軸部にガイドされるとともに通路の開口部を閉塞する減衰バルブと、減衰バルブのバルブディスクとは反対側の面を形成する外側リーフバルブよりも外径が小さく、外側リーフバルブに積層して軸部の径方向において軸部の周囲に配置される環状のリングと、バルブディスクに設けられ、減衰バルブの外周側を支持する環状のシート部と、軸部に直接積層して配置され、リングを介して減衰バルブの内周側を外側リーフバルブ側から支持する内周側支持部材と、を有することを特徴とする。
第1の発明では、リングの厚さを変更することで、減衰バルブの撓み量が変化し、シート部及び内周側支持部材が減衰バルブを対向する軸方向に押し付ける力が変化する。これによれば、リーフバルブの数や厚さを変更することなく、減衰バルブの開弁圧を調整できる。
第2の発明は、シート部と内周側支持部材との軸方向の距離は、減衰バルブの厚さよりも長いことを特徴とする。
第2の発明では、減衰力発生機構を組み付ける際に、全てのリーフバルブ及びリングが軸部にガイドされる。よって、リーフバルブ及びリングが径方向に位置ずれすることを防止でき、減衰力発生機構の組み付けを容易に行うことができる。
第3の発明は、リングは、外側リーフバルブに接合され、シート部と内周側支持部材との軸方向の距離は、減衰バルブの厚さから外側リーフバルブの厚さを減じた厚さよりも長いことを特徴とする。
第3の発明では、減衰力発生機構を組み付ける際に、リングが接合された外側リーフバルブを含む全てのリーフバルブが軸部にガイドされる。よって、リーフバルブが径方向に位置ずれすることを防止でき、減衰力発生機構の組み付けを容易に行うことができる。
第4の発明は、リングは、外側リーフバルブに一体成形されたリブであって、シート部と内周側支持部材との軸方向の距離は、減衰バルブの厚さから外側リーフバルブの厚さを減じた厚さよりも長いことを特徴とする。
第4の発明では、減衰力発生機構を組み付ける際に、リングとしてのリブが一体成形された外側リーフバルブを含む全てのリーフバルブが軸部にガイドされる。よって、リーフバルブが径方向に位置ずれすることを防止でき、減衰力発生機構の組み付けを容易に行うことができる。また、リングとしてのリブが外側リーフバルブに一体成形されるので、部品点数やコストを削減できる。
第5の発明は、シート部と内周側支持部材との軸方向の距離は、減衰バルブの厚さとリングの厚さとを足した長さよりも短いことを特徴とする。
本発明によれば、減衰バルブ開弁後のショックアブソーバの減衰力特性の変化を抑制しつつ減衰バルブの開弁圧を調整できる。
本発明の実施形態に係るショックアブソーバの部分断面図である。 減衰力発生機構周辺の拡大図である。 減衰力発生機構の組み付け作業について説明するための図である。 減衰力発生機構の変形例を示す図である。 減衰力発生機構の別の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係るショックアブソーバ100について説明する。
ショックアブソーバ100は、例えば、車両(図示せず)の車体と車軸との間に介装され、減衰力を発生させて車体の振動を抑制する装置である。
ショックアブソーバ100は、図1に示すように、シリンダ1と、シリンダ1に摺動自在に挿入されてシリンダ1内を伸側室110と圧側室120とに区画するバルブディスクとしてのピストン2と、シリンダ1に進退自在に挿入されてピストン2と連結されるピストンロッド3と、ピストン2の伸側室110側に設けられる減衰力発生機構10と、を備える。
また、ショックアブソーバ100は、単筒式ショックアブソーバであって、シリンダ1に摺動自在に挿入されて気体室130を画成するフリーピストン4を備える。フリーピストン4の外周には、気体室130の気密性を保持するためのシール部材4aが設けられる。
シリンダ1は、ピストンロッド3を摺動自在に支持するヘッド部材(図示せず)により伸側室110側の端部が封止され、ボトム部材(図示せず)により気体室130側の端部が封止される。気体室130側の端部には、ショックアブソーバ100を車両に取り付けるための連結部材1aが設けられる。
また、ピストンロッド3のシリンダ1から延出する側の端部には、ショックアブソーバ100を車両に取り付けるためのおねじ3aが形成される。
伸側室110および圧側室120には、作動液としての作動油が封入される。ピストンロッド3とヘッド部材との間には、作動油がショックアブソーバ100の外部に漏れることを防止するシール部材(図示せず)が設けられる。
ショックアブソーバ100が収縮作動してピストンロッド3がシリンダ1に進入すると、進入したピストンロッド3の体積の分だけ気体室130の気体が圧縮されるとともに、フリーピストン4が気体室130側に移動する。ショックアブソーバ100が伸長作動してピストンロッド3がシリンダ1から退出すると、退出したピストンロッド3の体積の分だけ気体室130の気体が膨張するとともに、フリーピストン4が圧側室120側に移動する。これにより、ショックアブソーバ100作動時のシリンダ1内の容積変化が補償される。
ピストン2は、伸側室110と圧側室120とを連通する通路2a、2bを有し、ピストンロッド3のシリンダ1に挿入される側の端部に形成された小径部3bにピストンナット5で固定される。
ピストン2の伸側室110側には、上述したように、通路2aを通過する作動油の流れに抵抗を与える減衰力発生機構10が設けられる。
以下、図2を参照しながら減衰力発生機構10について説明する。
減衰力発生機構10は、図2に示すように、通路2aの伸側室110側の開口部を閉塞して設けられる環状の減衰バルブ11と、ピストンロッド3の小径部3bに嵌装されて減衰バルブ11の内周をガイドする軸部としてのカラー12と、減衰バルブ11に積層してカラー12の周囲に配置される環状のリング13と、ピストン2の伸側室110側の面に設けられて減衰バルブ11の外周側と当接する環状のシート部2cと、カラー12に積層して小径部3bに嵌装され、ピストン2側の面がリング13と当接する内周側支持部材としてのワッシャ14と、を有する。
減衰バルブ11は、本実施形態では、3枚の環状のリーフバルブ11a〜11cで構成される。また、減衰バルブ11におけるピストン2とは反対側の面を形成する外側リーフバルブとしてのリーフバルブ11cの外径は、リーフバルブ11a、11bよりも小径とされる。
リーフバルブの数、外径、厚さは、所望する減衰力特性に応じて適宜変更される。例えば、リーフバルブの数は2枚以下であってもよいし、4枚以上であってもよい。また、例えば、リーフバルブ11cの外径を、リーフバルブ11a、11bと同径としてもよい。
減衰力発生機構10は、上述した各部品をピストンナット5によりピストンロッド3に組み付けた状態において、シート部2cとワッシャ14との軸方向の距離が、減衰バルブ11の厚さとリング13の厚さとを足した長さよりも短くなるように設定される。
このため、ピストンナット5をピストンロッド3の小径部3bに締結すると、減衰バルブ11は、図2に示すように、外周側がシート部2cに支持されるとともに、内周側がリング13を介してリーフバルブ11c側からワッシャ14に支持されて撓んだ状態となる。
ショックアブソーバ100の作動時に減衰バルブ11が開弁する開弁圧は、この状態でシート部2c及びワッシャ14が減衰バルブ11を対向する軸方向に押し付けている力に応じて定まる。
減衰バルブ11は、ショックアブソーバ100の収縮作動時には、高圧側となる圧側室120と低圧側となる伸側室110との差圧が開弁圧を超えると、外周側が伸側室110側に撓んでシート部2cから離間して通路2aを開放するとともに、通路2aを通って圧側室120から伸側室110に移動する作動油の流れに抵抗を与えてショックアブソーバ100に減衰力を発生させる。
また、減衰バルブ11は、ショックアブソーバ100の伸長作動時には、高圧側となる伸側室110と低圧側となる圧側室120との差圧が開弁圧を超えると、内周側が圧側室120側に撓んでワッシャ14から離間して通路2aを開放するとともに、通路2aを通って伸側室110から圧側室120に移動する作動油の流れに抵抗を与えてショックアブソーバ100に減衰力を発生させる。
なお、通路2bは、減衰バルブ11が閉弁している状態におけるショックアブソーバ100の減衰力特性を司るオリフィス流路である。
ところで、減衰バルブ11の開弁圧は、減衰バルブ11を構成するリーフバルブの数や厚さを変更することで調整可能である。これは、リーフバルブの数や厚さを変更すると、減衰力発生機構10をピストンナット5によりピストンロッド3に組み付けた状態(図2の状態)においてシート部2c及びワッシャ14が減衰バルブ11を対向する軸方向に押し付ける力が変化するからである。
しかしながら、リーフバルブの数や厚さを変更すると、それに伴って減衰バルブ11の撓み剛性も変化するので、減衰バルブ11開弁後のショックアブソーバ100の減衰力特性も変化してしまう。
このため、本実施形態に係るショックアブソーバ100は、リング13を備えることで、減衰バルブ11開弁後のショックアブソーバ100の減衰力特性の変化を抑制しつつ減衰バルブ11の開弁圧を調整可能としている。
例えば、リング13の厚さを増やした場合は、その分だけ減衰バルブ11の撓み量が増加し、シート部2c及びワッシャ14が減衰バルブ11を対向する軸方向に押し付ける力も増加する。よって、この場合は、減衰バルブ11の開弁圧が高くなる。
また、リング13の厚さを減らした場合は、その分だけ減衰バルブ11の撓み量が減少し、シート部2c及びワッシャ14が減衰バルブ11を対向する軸方向に押し付ける力も減少する。よって、この場合は、減衰バルブ11の開弁圧が低くなる。
このように、本実施形態では、リング13の厚さを変更することで、シート部2c及びワッシャ14が減衰バルブ11を対向する軸方向に押し付ける力を変更できる。
これによれば、減衰バルブ11の開弁圧を調整するにあたり、減衰バルブ11を構成するリーフバルブの数や厚さを変更する必要がない。よって、減衰バルブ11開弁後のショックアブソーバ100の減衰力特性の変化を抑制しつつ減衰バルブ11の開弁圧を調整できる。
また、リング13の外径は、減衰バルブ11におけるピストン2とは反対側の面を形成するリーフバルブ11cの外径及びワッシャ14の外径よりも小さく設定される。
これによれば、リング13が減衰バルブ11の受圧面の一部を負担すること及び減衰バルブ11の撓み剛性の一部を負担することを抑制できる。よって、リング13を設けることにより減衰バルブ11開弁後のショックアブソーバ100の減衰力特性が変化してしまうことを抑制できる。
また、本実施形態の減衰力発生機構10は、ピストンナット5によりピストンロッド3に組み付けられた状態において、シート部2cとワッシャ14との軸方向の距離が、減衰バルブ11の厚さよりも長くなるように設定される。
このため、組み付け作業においてピストンロッド3にピストンナット5を締結する前の状態では、図3に示すように、リーフバルブ11a〜11c及びリング13の内周がカラー12にガイドされるようになっている。
これによれば、減衰力発生機構10を組み付ける際に、リーフバルブ11a〜11c及びリング13が径方向に位置ずれしてカラー12とワッシャ14との間に挟み込まれることを防止でき、減衰力発生機構10の組み付けを容易に行うことができる。
なお、リング13をリーフバルブ11cに溶接や接着剤等で接合する場合は、減衰力発生機構10を組み付ける際に全てのリーフバルブ11a〜11cがカラー12にガイドされるようにすればよい。
具体的には、減衰力発生機構10がピストンナット5によりピストンロッド3に組み付けられた状態におけるシート部2cとワッシャ14との軸方向の距離を、減衰バルブ11の厚さからリーフバルブ11cの厚さを減じた厚さよりも長くなるように設定すればよい。これによれば、図4に示すように、組み付け作業においてピストンロッド3にピストンナット5を締結する前の状態で、リーフバルブ11a〜11cの内周がカラー12にガイドされる。よって、図3に示す構成と同様の効果を得ることができる。
また、図5に示すように、リングとしてのリブ15を、リーフバルブ11cに一体に成形して設けてもよい。この場合も、図4に示す構成と同様に、減衰力発生機構10がピストンナット5によりピストンロッド3に組み付けられた状態におけるシート部2cとワッシャ14との軸方向の距離を、減衰バルブ11の厚さからリーフバルブ11cの厚さを減じた厚さよりも長くなるように設定することで、図3に示す構成と同様の効果を得ることができる。さらに、この場合は、リングとしてのリブ15がリーフバルブ11cに一体成形されるので、部品点数やコストを削減できる。
以下、本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
ショックアブソーバ100は、作動油が充填されるシリンダ1と、シリンダ1内に圧力室(伸側室110、圧側室120)を区画するピストン2と、ピストン2に設けられ、ショックアブソーバ100の伸長作動時及び収縮作動時に作動油が通過する通路2aと、通路2aを通過する作動油の流れに抵抗を与える減衰力発生機構10と、を備え、減衰力発生機構10は、3枚の環状のリーフバルブ11a〜11cで構成され、内周がカラー12にガイドされるとともに通路2aの開口部を閉塞する減衰バルブ11と、減衰バルブ11のピストン2とは反対側の面を形成するリーフバルブ11cよりも外径が小さく、リーフバルブ11cに積層してカラー12の周囲に配置される環状のリング13と、ピストン2に設けられ、減衰バルブ11の外周側を支持する環状のシート部2cと、カラー12に積層して配置され、リング13を介して減衰バルブ11の内周側をリーフバルブ11c側から支持するワッシャ14と、を有することを特徴とする。
この構成では、リング13の厚さを変更することで、減衰バルブ11の撓み量が変化し、シート部2c及びワッシャ14が減衰バルブ11を対向する軸方向に押し付ける力が変化する。これによれば、リーフバルブの数や厚さを変更することなく、減衰バルブ11の開弁圧を調整できる。よって、減衰バルブ11開弁後のショックアブソーバ100の減衰力特性の変化を抑制しつつ減衰バルブ11の開弁圧を調整できる。
また、シート部2cとワッシャ14との軸方向の距離は、減衰バルブ11の厚さよりも長いことを特徴とする。
この構成では、減衰力発生機構10を組み付ける際に、全てのリーフバルブ11a〜11c及びリング13がカラー12にガイドされる。よって、リーフバルブ11a〜11c及びリング13が径方向に位置ずれすることを防止でき、減衰力発生機構10の組み付けを容易に行うことができる。
また、リング13は、リーフバルブ11cに接合され、シート部2cとワッシャ14との軸方向の距離は、減衰バルブ11の厚さからリーフバルブ11cの厚さを減じた厚さよりも長いことを特徴とする。
この構成では、減衰力発生機構10を組み付ける際に、リング13が接合されたリーフバルブ11cを含む全てのリーフバルブ11a〜11cがカラー12にガイドされる。よって、リーフバルブ11a〜11cが径方向に位置ずれすることを防止でき、減衰力発生機構10の組み付けを容易に行うことができる。
また、リング13は、リーフバルブ11cに一体成形されたリブ15であって、シート部2cとワッシャ14との軸方向の距離は、減衰バルブ11の厚さからリーフバルブ11cの厚さを減じた厚さよりも長いことを特徴とする。
この構成では、減衰力発生機構10を組み付ける際に、リングとしてのリブ15が一体成形されたリーフバルブ11cを含む全てのリーフバルブ11a〜11cがカラー12にガイドされる。よって、リーフバルブ11a〜11cが径方向に位置ずれすることを防止でき、減衰力発生機構10の組み付けを容易に行うことができる。また、リングとしてのリブ15がリーフバルブ11cに一体成形されるので、部品点数やコストを削減できる。
また、シート部2cとワッシャ14との軸方向の距離は、減衰バルブ11の厚さとリング13の厚さとを足した長さよりも短いことを特徴とする。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体例に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、作動液として作動油を用いているが、水等のその他の液体を用いてもよい。
また、上記実施形態では、単筒式ショックアブソーバであるショックアブソーバ100に本発明を適用しているが、複等式ショックアブソーバ等に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、軸部としてカラー12を設けているが、軸部は、ピストン2等のバルブディスクに一体に設けても良い。
また、上記実施形態では、減衰力発生機構10をピストン2の伸側室110側に設けているが、減衰力発生機構10は、ピストン2の圧側室120側に設けても良い。この場合は、ショックアブソーバ100の伸長作動時に減衰バルブ11の外周側が圧側室120側に撓んで開弁し、収縮作動時に内周側が伸側室110側に撓んで開弁する。
100・・・ショックアブソーバ、110・・・伸側室(圧力室)120・・・圧側室(圧力室)、1・・・シリンダ、2・・・ピストン(バルブディスク)、2a・・・通路、2c・・・シート部、3・・・ピストンロッド、10・・・減衰力発生機構、11・・・減衰バルブ、11a・・・リーフバルブ、11b・・・リーフバルブ、11c・・・リーフバルブ(外側リーフバルブ)、12・・・カラー(軸部)、13・・・リング、14・・・ワッシャ(内周側支持部材)、15・・・リブ(リング)

Claims (5)

  1. ショックアブソーバであって、
    作動液が充填されるシリンダと、
    前記シリンダ内に圧力室を区画するバルブディスクと、
    前記バルブディスクに設けられ、前記ショックアブソーバの伸長作動時及び収縮作動時に前記作動液が通過する通路と、
    前記通路を通過する前記作動液の流れに抵抗を与える減衰力発生機構と、
    を備え、
    前記減衰力発生機構は、
    1枚以上の環状のリーフバルブで構成され、内周が軸部にガイドされるとともに前記通路の開口部を閉塞する減衰バルブと、
    前記減衰バルブの前記バルブディスクとは反対側の面を形成する外側リーフバルブよりも外径が小さく、前記外側リーフバルブに積層して前記軸部の径方向において前記軸部の周囲に配置される環状のリングと、
    前記バルブディスクに設けられ、前記減衰バルブの外周側を支持する環状のシート部と、
    前記軸部に直接積層して配置され、前記リングを介して前記減衰バルブの内周側を前記外側リーフバルブ側から支持する内周側支持部材と、
    を有することを特徴とするショックアブソーバ。
  2. 請求項1に記載のショックアブソーバであって、
    前記シート部と前記内周側支持部材との軸方向の距離は、前記減衰バルブの厚さよりも長い、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  3. 請求項1に記載のショックアブソーバであって、
    前記リングは、前記外側リーフバルブに接合され、
    前記シート部と前記内周側支持部材との軸方向の距離は、前記減衰バルブの厚さから前記外側リーフバルブの厚さを減じた厚さよりも長い、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  4. 請求項1に記載のショックアブソーバであって、
    前記リングは、前記外側リーフバルブに一体成形されたリブであって、
    前記シート部と前記内周側支持部材との軸方向の距離は、前記減衰バルブの厚さから前記外側リーフバルブの厚さを減じた厚さよりも長い、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のショックアブソーバであって、
    前記シート部と前記内周側支持部材との軸方向の距離は、前記減衰バルブの厚さと前記リングの厚さとを足した長さよりも短い、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
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