JP2019019520A - 浴室床部材の補強バー用スペーサおよび浴室床部材の設置構造 - Google Patents

浴室床部材の補強バー用スペーサおよび浴室床部材の設置構造 Download PDF

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Abstract

【課題】様々な傾斜形状の床部材について同一仕様の補強バーを使用可能にする浴室床部材の補強バー用スペーサおよび浴室床部材の設置構造を提供する。【解決手段】床部材11の底部14に設置された補強バー16b,16cの下端部に当接する形状の上端部と、補強バー16b,16cを介して床部材11を建造物に設置固定する固定手段を挿通させる挿通孔とを備え、補強バー16b,16cの下端部に装着したとき、床部材11の底部14が有する傾斜に対応して、底部14の所定位置に設置された補強バー16b,16cの高さを調整し、建造物に設置固定された床部材11を所定高さに配置する高さ方向の大きさを有するとともに、底部14が有する傾斜に対応する傾きの勾配を、補強バー16b,16cに当接する上端部の上端面に有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、浴室の床部分を支持する補強バー用スペーサおよびこの補強バー用スペーサを用いた浴室床部材の設置構造に関する。
住宅等に設置される例えばシステムバスは、浴槽と洗い場が一体的に連結され、その周囲に壁面パネルを設置するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
システムバス等の洗い場は、湯水などが洗い場の床面等に溜まることなく、排水口へ流れるように、例えば床部分の表面もしくは防水部材等を緩やかに傾斜させて住宅等の基礎部分などに固定している。
上記の床部分は、例えば防水部材、この防水部材の上部を覆い、平坦な床面を形成する床パネル板、これらを支持固定する架台(フレーム材)などを備えて構成されており、また、床部分の裏側に補強バーなどを設けて剛性や強度を高めている。
図5は、従来の補強バーを用いた浴室床部材の構造を示す説明図である。この図は、浴室の洗い場床部101を側方視したときの、各部の配置構成を示している。洗い場床部101は、防水部材111の下側部分に補強バー112a〜112cを固定し、当該補強バー112a〜112cを介して建造物等に固定された架台に防水部材111を載置固定している。
防水部材111は、例えば、最上部にステンレス鋼(ステンレス層)を有し、その下方に保温材(保温層)を備え、さらにその下方に鋼材(スチール層)を備え、これらを積層して形成されている。また、例えば、浅い略タブ形状(凹状)に形成されており、凹部の最も低い部分に排水口113を設置しており、この排水口113へ湯水等が流れて集まるように、表面が緩やかに傾斜している。ここで例示した防水部材111は、図中左端が最も低く形成されており、この端部に排水口113が設けられている。
防水部材111の上部には、洗い場床部101の床面を構成する、例えば、床パネル110が設置されており、防水部材111の上面を覆って床面を形成し、当該床パネル110表面の湯水等が排水口113へ流れ落ちるように設置構成されている。
防水部材111の底部は、例えば、補強バー112a,112b,112cによって所定位置を支持され、架台100に固定されている。この架台100は、住宅などの建造物を構成するスラブ等に設置固定されている。
補強バー112a〜112cは、防水部材111などを架台100から所定高さに維持し、また、洗い場床部101の床面の剛性、強度などを確保するように構成されている。
ここで、防水部材111の凹部等には前述のように傾斜が設けられており、当該防水部材111の底部は、補強バー112a〜112cを介して架台100等に設置されたとき上記の傾斜によって高さ位置が一定ではない形状をしている。
補強バー112a〜112cは、それぞれ防水部材111等の設置部位に対応した高さ寸法となるように形成されており、例えば、最も排水口113に近い位置に設置される補強バー112aから、補強バー112b、補強バー112cの順に、高さ方向の寸法が大きくなるように設けられている。
上記のような各高さを有する補強バー112a〜112cを順に並べ、防水部材111の底部等の傾斜に応じて配置することにより、当該防水部材111もしくは床パネル110の縁端周囲を略水平にし、床パネル110の縁端以外の部分(底面)を緩やかに傾斜させた状態として設置している。
特開2004−270339号公報
しかしながら、住宅等に備えられる浴室は様々な広さで設けられているため、また、浴槽の大きさや形状なども考慮しなければならいことから、洗い場の床形状や面積をフレキシブルに対応させることが必要になる。そのため、傾斜を有する床部分に設置する補強バーなどについても、高さ方向の寸法などを変更して形成させる頻度が高くなり、床部分の寸法等を若干でも変更する場合には、その都度、適当な高さの補強バーを製造しなければならない。
例えば、リフォームなどを行う場合には、浴室の形状寸法が既に決まっているため、これに適合させた各部が必要になる。そのため、特に床部分などについては同一仕様のものを大量生産することが難しく、多様な仕様をそれぞれ少量生産することになり、製造コストの低減を難しくしていた。
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、様々な大きさ形状等の床部材について同一仕様の補強バーを使用可能にする浴室床部材の補強バー用スペーサおよび浴室床部材の設置構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る浴室床部材の補強バー用スペーサは、浴室洗い場の床部材の底部に設置された補強バーに装着する浴室床部材の補強バー用スペーサであって、前記補強バーの下端部に当接する形状の上端部と、前記補強バーを介して前記床部材を建造物に設置固定する固定手段を挿通させる挿通孔と、を備え、前記補強バーの下端部に装着したとき、前記床部材の底部が有する傾斜に対応して、該床部材底部の所定位置に設置された前記補強バーの高さを調整し、前記建造物に設置固定された前記床部材を所定高さに配置する高さ方向の大きさを有するとともに、前記床部材の底部が有する傾斜に対応する傾きの勾配を、前記補強バーに当接する前記上端部の上端面に有する、ことを特徴とする。
本発明に係る浴室床部材の補強バー用スペーサは、前記上端面の一の端部から上方に突出して前記補強バーの一の側面と接する第1係止片と、前記一の端部と対向配置される前記上端面の他の端部から上方に突出して前記補強バーの他の側面と接する第2係止片と、を備え、前記第1係止片は、前記第2係止片よりも前記補強バーの延設方向に沿って短くあるいは長く形成された、ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る浴室床部材の設置構造は、浴室の床部材と、前記床部材の底部を補強する、同一高さに形成された複数の補強バーと、前記床部材を前記補強バーを介して建造物の所定位置へ固定する固定手段と、を備え、前記床部材は、他の部位よりも高く形成された縁周部と、最も低く形成した所定位置に設置される排水口と、前記排水口へ向かって湯水が流れるように傾斜させた底部と、を有し、前記複数の補強バーは、前記床部材の底部に下方へ突出するように設置され、前記補強バーの下端部に、前記底部の傾き大きさに応じて前記補強バーの高さを調整し、前記底部を傾斜させた状態で前記床部材を支持する補強バー用スペーサを設置した、ことを特徴とする。
本発明に係る浴室床部材の補強バー用スペーサは、床部材の傾斜に対応して補強バーの高さを調整する高さ方向の大きさを有している。この構成により、傾斜を有する底部の各位置に同一高さの補強バーを設置することが可能になり、量産コストを低減することができる。
本発明に係る浴室床部材の補強バー用スペーサは、上端面の端部から上方に突出した第1係止片と第2係止片とを備え、第1係止片を第2係止片よりも短くあるいは長く形成した。この構成により、上端面の勾配方向を明示して設置方向の誤りを防ぐことができる。
本発明に係る浴室床部材の設置構造は、同一高さに形成された複数の補強バーを、傾斜を有する床部材の底部に設置し、底部の傾き大きさに応じて補強バーの高さを調整する補強バー用スペーサを設置した。この構成により、同一高さの補強バーを複数使用することができ、量産コストを低減することができる。
本発明の実施形態に係る浴室床部材の補強バー用スペーサを用いた床構造を示す説明図である。 図1の洗い場床部を床面短手側から側方視した場合の配置構成を示す説明図である。 図1の補強バーを架台へ設置した状態を示す説明図である。 図1の補強バー用スペーサの構成を示す説明図である。 従来の補強バーを用いた浴室床部材の構造を示す説明図である。
以下に、本発明の実施形態に係る浴室床部材の補強バー用スペーサおよび浴室床部材の設置構造を図面に基づいて説明する。
新築の住宅のみならずリフォームなどを行うときにも、容易に建屋内へ搬入することができるように構成されたシステムバス等がある。このようなシステムバスは、各購入者もしくは使用者等の嗜好に応じて色使いや表面の質感などの仕様を選択設定することができ、また、コストを抑制しながら様々な設置場所に対応できるように構成されている。
図1は、本発明の実施形態に係る浴室床部材の補強バー用スペーサを用いた床構造を示す説明図である。図示した洗い場床部1は、例えばシステムバスを構成する一部分であり、図示を省略した浴槽等に隣接させて設置されるものである。この図は、洗い場床部1を当該洗い場床部1の床面長手側から側方視したときの各部の配置構成を示している。
洗い場床部1は、床パネル13と、床パネル13を上面に載置固定した防水部材12と、防水部材12を補強する補強バー16a〜16cとを備えている。補強バー16bは、スペーサ17aを介して架台10に固定されており、補強バー16cは、スペーサ17bを介して架台10に固定されている。なお、補強バー16aは、スペーサを介することなく架台10に固定されている。架台10は、例えばスチール鋼材等を用いて形成されたもので、住宅などの建造物の基礎部分などに設置固定されており、補強バー16a〜16cを介して防水部材12等と接合する部分は、例えば地面等に対して水平に設置されている。
防水部材12は、洗い場床部1の概ね床面積の全体を成すもので、浴室内において湯水等を流すことができる部分を構成し、例えば、ステンレス鋼板を最上層(ステンレス層)とし、その下層に保温材(保温層)、最下層に強度ならびに剛性等を備えるスチール鋼板(スチール層)を積層して例えば浅い略タブ形状に加工したものである。具体的には、縁周部11を高く形成するとともに、所定の部位を最も低く形成して、この部分に向かって湯水等が流れ集まる形状をしている。換言すると、例えば上方に開口した浅い略タブ形状に形成されており、上面側に湯水などに対して耐腐食性を備えたステンレス鋼板を配置し、下側に配置される各部材等に対する防水を施している。
図1に例示した防水部材12は、図中左端側が最も低く形成されており、この部分に排水口15を設けている。また、図中右端側が高く形成されており、防水部材12の表面に落ちた湯水等は、全て排水口15へ向かって流れるように、底部14(前述の略タブ形状における底面部分)に緩やかな傾斜が設けられている。なお、好ましくは、図中、手前側から奥行き側までの方向についても底部14に緩やかな傾斜を設け、排水口15へ向かって湯水が集まるように形成する。
防水部材12の表面側(前述のステンレス層側)には床パネル13が配置固定されている。床パネル13は、例えばフレーム状の固定部材等を用いて複数のパネル材を固定し、これを防水部材12の底部14表面側に設置したもので、概ね防水部材12の表面形状、即ち、底部14の表面形状に沿って設置されている。また、床パネル13は、湯水等が表面に付着したとき、素足等が滑ることのないように、適当な大きさの凹凸などを表面に形成させている。
防水部材12の裏面側、即ち、下側部分には、前述のように複数の補強バー16a〜16cが設置固定されている。なお、防水部材12に設置される補強バーの数量は、ここで例示した3本に限定されない。
図2は、図1の洗い場床部1を床面短手側から側方視した場合の配置構成を示す説明図である。この図は、図1において図中右端側を側方視したもので、当該右端側に配置された補強バー16cならびにスペーサ17b等の設置状態を例示している。
図3は、図1の補強バー16cを架台10へ設置した状態を示す説明図である。
補強バー16a〜16cは、例えばスチール鋼板に折り曲げ加工を施し、同一形状、同一寸法となるように形成されており、特に、高さ方向の大きさ(寸法)と下端部の断面形状等については同様なものとなっている。
ここでは、底部14に固定された補強バー16c、これに装着したスペーサ17b等を例示して、架台10に防水部材12を固定する構造等を説明する。
補強バー16cは、略コの字状に折り曲げられ、略コの字状の開口両端部をフランジ状に折り曲げ形成している。フランジ状に折り曲げられた部位は、ボルトナット等を用いて底部14の所定位置に当接固定され、底部14の下面(底面部分の外側面)から下方へ突出するように設置されている。
ここで、補強バー16a〜16cは、それぞれ防水部材12の短手方向に沿って延設されるように設置固定されている。図1に示した防水部材12は、当該防水部材12の長手方向に沿って底部14に傾斜を設けており、底部14の下面においても同様な傾斜が生じている。即ち、縁周部11が略水平となるように防水部材12を架台10に設置するときには、前述の底部14下面も傾斜しており、このような傾斜面の各位置に、傾斜方向と直交するように補強バー16a〜16cをそれぞれ設置固定している。このように各補強バー16a〜16cを設置したとき、各補強バー下端部の高さ位置が異なったものとなり、図1に示した底部14の位置に設置された補強バー16cの下端部が、最も高い位置に配置されることになる。
スペーサ17bは、補強バー16cの下端部に装着したとき、縁周部11が略水平となり、また、底部14の傾斜が所定の傾き大きさとなっている状態において、補強バー16aの下端部と、当該スペーサ17bの下端部の高さ位置が同等となる大きさに形成されている。即ち、スペーサ17bは、防水部材12が上記のような状態で設置(支持)されるように補強バー16cの高さを調整する、高さ方向の大きさを有している。
また、スペーサ17bは、図2に示したように補強バー16cの延設方向に沿って所定長さを有するように形成されている。なお、補強バー16cに装着されるスペーサ17bは、単数個に限定されず、当該補強バー16cの延設方向に沿って適当な間隔を空けて複数個装着してもよい。上記のスペーサ17bの所定長さ(補強バー16cの延設方向に沿った長さ)は、例えば、架台10の当接部分の大きさや形状に適合するように、また、スペーサ17bの材質の強度や剛性に応じて、洗い場床部1に加えられる荷重や応力等に耐え得る大きさに設定される。
スペーサ17bの上端部は、図3に示したように、補強バー16cの下端部外周面(下端部の下端面、この下端面の両端に配された各側面)に沿って当接する形状、ならびに大きさを有している。
図4は、図1のスペーサ17bの構成を示す説明図である。図4(a)は、スペーサ17bの斜視図であり、図4(b)はスペーサ17bを上方視したときの上端部の形状を示す上面図である。
スペーサ17bは、例えば硬質の樹脂によって形成されており、洗い場床部1の荷重等に耐えられ、また経年劣化等についても十分な耐性を有する材質によって構成されている。スペーサ17bの上端部は、補強バー16cの下端面と面接合する形状ならびに大きさに形成された上端面と、当該上端面の縁周において対向する両端に、それぞれ上方へ突出する係止片31,32を備えて形成されている。また、図示を省略したスペーサ17bの下端面は、例えば架台10の上面部と面接合するように、平坦に形成されている。
スペーサ17bの上端面の中央部分には、当該スペーサ17bの高さ方向に沿って貫通し、図3に示したように補強バー16cを架台10に固定するボルト20を挿通させる挿通孔33が設けられている。また、スペーサ17b上端面や前述の下端面には、肉抜き穴34が適当な位置に複数個設けられている。
スペーサ17bの上端面は、例えば当該スペーサ17bの下端面に対して勾配を有している。この勾配は、傾斜を有する底部14に固定された補強バー16cの下端部(下端面)と、偏りなく面接合することができるように、もしくは偏りを抑制して面接合することができるように設けられたもので、上記の底部14の傾斜に対応させた傾き(勾配角度)を有している。また、上記の勾配は、スペーサ17bの下端面が架台10に安定した状態で当接(面接合)させることができる傾き(勾配角度ならびに勾配方向)を有している。
なお、スペーサ17b上端面の勾配は、防水部材12を架台10に設置固定したとき、底部14の傾斜を小さくする等の変化が生じないように設けられている。
前述の上端面に設けられた勾配は、防水部材12の緩やかな傾斜に対応させたものであることから、目視によって勾配の向き(高低の差異)を認識することが困難な場合がある。
係止片31と係止片32は、補強バー16cに装着したとき、底部14の傾斜方向に沿って配置される。
そこで、スペーサ17bを補強バー16cに装着する向きを明確に示すため、スペーサ17bの上端面に対向配置される係止片31と係止片32の大きさ(延設方向の長さ)を変えて構成する。
係止片32は、補強バー16cの延設方向に沿った当該スペーサ17bの両側面のうち、例えば底部14の傾斜面の高い側に配置される側面から上方へ突出するように形成されており、スペーサ17b上端面の辺長さ(補強バー16cの延設方向の長さ)と同等に、即ち、当該上端面の一端辺全体にわたって形成されている。
係止片31は、補強バー16cの延設方向に沿った当該スペーサ17bの両側面のうち、例えば底部14の傾斜面の低い側(排水口15が設置されている側)に配置される側面から上方へ突出するように形成されており、係止片32よりも短く(補強バー16cの延設方向の長さを短く)形成されている。なお、係止片32と係止片31は、高さ方向の大きさは同等に形成されている。
また、係止片31と係止片32は、スペーサ17b上端面の勾配方向を表すように、長さが異なれば良いので、係止片31と係止片32の長短関係が上記と逆となる、即ち、係止片31が係止片32よりも長くなるように形成してもよい。
補強バー16bに装着させるスペーサ17aは、概ねスペーサ17bと同様に構成されており、高さ方向の大きさが異なる。ここで例示した補強バー16bは、底部14の傾斜面において、もっとも低い位置に設置された補強バー16aと、最も高い位置に設置された補強バー16cとの間に設置されている。この設置位置において、補強バー16bの下端を、補強バー16aおよびスペーサ17bを装着した補強バー16cの各下端の高さ位置と揃えるように、スペーサ17aの高さ方向の大きさが設定されている。
また、スペーサ17aの上端面においても、スペーサ17b上端面と同様に勾配が設けられており、係止片31,32と同様な各係止片が設けられている。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
1 洗い場床部
10 架台
11 縁周部
12 防水部材
13 床パネル
14 底部
15 排水口
16a〜16c 補強バー
17a,17b スペーサ
20 固定用ボルト
31,32 係止片
33 挿通孔
34 肉抜き穴
100 架台
101 洗い場床部
110 床パネル
111 防水部材
112a〜112c 補強バー
113 排水口

Claims (3)

  1. 浴室洗い場の床部材の底部に設置された補強バーに装着する浴室床部材の補強バー用スペーサであって、
    前記補強バーの下端部に当接する形状の上端部と、
    前記補強バーを介して前記床部材を建造物に設置固定する固定手段を挿通させる挿通孔と、
    を備え、
    前記補強バーの下端部に装着したとき、
    前記床部材の底部が有する傾斜に対応して、該床部材底部の所定位置に設置された前記補強バーの高さを調整し、前記建造物に設置固定された前記床部材を所定高さに配置する高さ方向の大きさを有するとともに、
    前記床部材の底部が有する傾斜に対応する傾きの勾配を、前記補強バーに当接する前記上端部の上端面に有する、
    ことを特徴とする浴室床部材の補強バー用スペーサ。
  2. 前記上端面の一の端部から上方に突出して前記補強バーの一の側面と接する第1係止片と、前記一の端部と対向配置される前記上端面の他の端部から上方に突出して前記補強バーの他の側面と接する第2係止片と、を備え、
    前記第1係止片は、
    前記第2係止片よりも前記補強バーの延設方向に沿って短くあるいは長く形成された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の浴室床部材の補強バー用スペーサ。
  3. 浴室の床部材と、
    前記床部材の底部を補強する、同一高さに形成された複数の補強バーと、
    前記床部材を前記補強バーを介して建造物の所定位置へ固定する固定手段と、
    を備え、
    前記床部材は、
    他の部位よりも高く形成された縁周部と、
    最も低く形成した所定位置に設置される排水口と、
    前記排水口へ向かって湯水が流れるように傾斜させた底部と、
    を有し、
    前記複数の補強バーは、
    前記床部材の底部に下方へ突出するように設置され、
    前記補強バーの下端部に、
    前記底部の傾き大きさに応じて前記補強バーの高さを調整し、前記底部を傾斜させた状態で前記床部材を支持する補強バー用スペーサを設置した、
    ことを特徴とする浴室床部材の設置構造。
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