JP2019019034A - 光ファイバ用線引炉のシール構造、光ファイバの製造方法 - Google Patents

光ファイバ用線引炉のシール構造、光ファイバの製造方法 Download PDF

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【課題】線引炉内のガス流れの乱れを抑える光ファイバ用線引炉のシール構造、光ファイバの製造方法を提供する。【解決手段】光ファイバ用線引炉の上端開口部と上端開口部から線引炉の炉心管に挿入される光ファイバ用ガラス母材との間の隙間を塞ぐための光ファイバ用線引炉のシール構造10である。炉心管に連通する炉内空間Iに面し、外部から冷却される部材11と、この部材の、炉心管に連通する炉内空間に面する箇所を断熱する断熱部材20と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバ用線引炉のシール構造、光ファイバの製造方法に関し、詳細には、光ファイバ用線引炉の上端開口部と上端開口部から炉心管に挿入される光ファイバ用ガラス母材との間の隙間を塞ぐための光ファイバ用線引炉のシール構造、光ファイバの製造方法に関する。
光ファイバは、石英を主成分とする光ファイバ用ガラス母材(以下、ガラス母材という)を光ファイバ用線引炉(以下、線引炉という)の上端開口部から炉心管内に挿入し、ガラス母材の先端が加熱溶融して細径化されることにより、線引炉の下方から線引きされ、製造される。このときの線引炉内の温度は、約2000℃と非常に高温となるので、線引炉内の部品には、耐熱性に優れたカーボン製のものが使われることが多い。
カーボン部品の熱劣化を防ぐため、一般的には、線引炉内を陽圧にし、外気(酸素)が線引炉内に入り込むことを防いでいるが、線引炉の上端開口部とガラス母材との隙間でうまく気密が取れていないと(シールされていないと)、外気を線引炉内に巻き込んでしまうことがある。これを防ぐため、例えば、特許文献1には、線引炉の上端開口部とガラス母材との隙間を塞ぐためのシール構造の技術が開示されている。
特開2014−152083号公報
しかしながら、上記特許文献1の構造の場合、ブレード部材(シール部材)が筐体内に収容され、この筐体の一部(収納部)が炉内空間に露出している。炉内空間(上部)の温度は線引中に約1000℃程度まで達する場合があり、前記筐体が金属製であると、熱劣化してしまうため、筐体の一部を、例えば水等で冷却する場合がある。しかしながら、このように炉内空間に面する筐体が冷却されていると、炉内空間内で局所的に温度が変化するところができてしまい、この筐体付近でガス流れ(自然対流ともいう)が変化し、このガス流れの乱れが光ファイバの品質に影響を与える場合がある。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、線引炉内のガス流れの乱れを抑える光ファイバ用線引炉のシール構造、光ファイバの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ用線引炉のシール構造は、光ファイバ用線引炉の上端開口部と該上端開口部から前記線引炉の炉心管に挿入される光ファイバ用ガラス母材との間の隙間を塞ぐための光ファイバ用線引炉のシール構造であって、前記炉心管に連通する炉内空間に面し、外部から冷却される部材と、前記部材の、前記炉心管に連通する炉内空間に面する箇所を断熱する断熱部材と、を備える。
上記によれば、線引炉内のガス流れが乱れにくくなり、光ファイバのガラス径変動の増加を抑えることができる。
本発明の一実施形態による光ファイバ用線引炉の概略を説明する図である。 シール構造の一例を示す図である。 図2のシール構造におけるブレード部材の動作を説明する図である。 シール構造の他の例を示す図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明の一態様に係る光ファイバ用線引炉のシール構造は、(1)光ファイバ用線引炉の上端開口部と該上端開口部から前記線引炉の炉心管に挿入される光ファイバ用ガラス母材との間の隙間を塞ぐための光ファイバ用線引炉のシール構造であって、前記炉心管に連通する炉内空間に面し、外部から冷却される部材と、前記部材の、前記炉心管に連通する炉内空間に面する箇所を断熱する断熱部材と、を備える。外部から冷却される部材の炉内空間に面する箇所が断熱されているため、この近傍での温度差が小さくなる。よって、線引炉内のガス流れが乱れにくくなり、光ファイバのガラス径変動の増加を抑えることができる。
(2)前記光ファイバ用ガラス母材の周方向側面に当接するように設けたブレード部材と、該ブレード部材と該ブレード部材を支持するガイド部材とを収容する筐体と、を備え、前記部材は、前記筐体である。外部から冷却される筐体の炉内空間に面する箇所が断熱されているため、この近傍での温度差が小さくなる。よって、線引炉内のガス流れが乱れにくくなり、光ファイバのガラス径変動の増加を抑えることができる。
(3)前記光ファイバ用ガラス母材の周方向側面に当接するように設けたカーボンシート部材またはカーボンフェルト部材と、該カーボンシート部材または該カーボンフェルト部材を支持する筐体と、を備え、前記部材は、前記筐体である。外部から冷却される筐体の炉内空間に面する箇所が断熱されているため、この近傍での温度差が小さくなる。よって、線引炉内のガス流れが乱れにくくなり、光ファイバのガラス径変動の増加を抑えることができる。
(4)前記断熱部材と前記部材との間に空間を設ける。断熱部材と部材との間に空間を設ければ、冷却された部材の熱がより炉内空間に伝わりにくくなり、断熱効果をさらに高めることができる。
(5)本発明の一態様に係る光ファイバの製造方法は、上記いずれかの光ファイバ用線引炉のシール構造を用いて光ファイバを線引きする。上述のシール構造を用いているため、線引炉内のガス流れを乱れにくくすることができ、光ファイバのガラス径変動の増加を抑えることができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照しながら、本発明による光ファイバ用線引炉のシール構造、光ファイバの製造方法の好適な実施の形態について説明する。なお、以下ではヒータにより炉心管を加熱する抵抗炉を例に説明するが、コイルに高周波電源を印加し、炉心管を誘導加熱する誘導炉にも、本発明は適用可能である。また、炉心管や、断熱材の構成なども、下記で説明するのは一例であり、これに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態による光ファイバ用線引炉の概略を説明する図である。線引炉1は、炉筐体2と、炉心管3と、加熱源(ヒータ)4と、シール構造10とを備えている。炉筐体2は、上端開口部2aと下端開口部2bを有し、例えばステンレス鋼で形成されている。炉心管3は、炉筐体2の中央部に円筒状で形成され、例えば上端開口部2aと連通している。炉心管3は例えばカーボン製であり、この炉心管3内には、ガラス母材5が上端開口部2aからシール構造10でシールされた状態で挿入される。
炉筐体2内には、ヒータ4が炉心管3を囲むように配置され、断熱材7がヒータ4の外側を覆うように収納されている。ヒータ4は、炉心管3の内部に挿入されたガラス母材5を加熱溶融し、その下端部5aから溶融縮径された光ファイバ5bを垂下させる。ガラス母材5は、別途設けた移動機構により線引方向(下側方向)に移動可能であり、ガラス母材5の上側には、ガラス母材5を吊り下げて支持するための支持棒6が連結されている。また、線引炉1には不活性ガス等による炉内ガスの供給機構(図示省略)が設けられ、炉心管3内やヒータ4の周りに、酸化劣化防止のための不活性ガス等を供給することが可能である。
なお、図1では、炉心管3の内壁の上端部がそのまま上端開口部2aを形成している例を挙げているが、これに限ったものではない。例えば、炉心管3の内径dよりさらに狭い上端開口部を炉心管3の上側に設けてもよく、この場合にシール対象となる隙間は、この狭い上端開口部とガラス母材5との間に生じる隙間となる。また、ガラス母材5の断面形状は、基本的に真円を目指して生成されたものとするが、その精度を問わず一部で非円が存在してもよく、また楕円形などであってもよい。また、上端開口部2aの断面は円形としておけばよいが、この精度は問わない。
本発明の一実施形態は、線引炉1の上端開口部2aと上端開口部2aから炉心管3に挿入されるガラス母材5の外周との間の隙間Sを塞ぐためのシール構造10を対象とするものであり、特に、上端開口部2aに設けたシール構造10によって炉外の外気を巻き込まないようにしながら、線引炉内のガラス母材5をヒータ4により加熱するものである。
図2はシール構造の一例を示す図であり、図3は図2のシール構造におけるブレード部材の動作を説明する図である。
シール構造10は、耐熱性を持った複数のブレード部材14,15と、これらブレード部材14,15を収容し、ブレード部材14,15を直線的にスライド移動させるためのガイド部材16,17と、ブレード部材14,15やガイド部材16,17を収容する筐体11と、ブレード部材14,15を、例えば気体の圧力差を利用して内方に押し付けたり、外方に引っ張ったりする作用を有した機構と、を備えている。
図2に示すように、筐体11は、同心の貫通孔を有した円盤状の部材であり、筐体11の内周面上に、ブレード部材14,15を挿通させるための開口が設けられている。筐体11の内周面は、図1で説明した炉心管3に連通する炉内空間Iに位置しており、筐体近傍の炉内空間Iの温度は、線引中に約1000℃程度に達する場合がある。
筐体11は、例えばステンレス鋼で形成され、ブレード部材14,15やガイド部材16,17を例えば400℃以下(各部材の材質にカーボンを用いている場合には300℃以下にすることが好ましい)となるように冷却する機構(例えば水冷方式、図示省略)を有する。これにより、ブレード部材14,15やガイド部材16,17、筐体11に使用するカーボンや金属が、線引炉の輻射熱により劣化するのを抑制することができる。
ブレード部材14,15は、筐体11の中心軸に対してそれぞれ放射状に延びて、筐体11内に例えば上下2段で設置され、ブレード部材14は筐体11の内周面に沿って略等間隔で複数設けられ、ブレード部材15も、ブレード部材14の下側で、筐体11の内周面に沿って略等間隔で複数設けられている。ブレード部材14,15は、例えば、移動方向に垂直な面での断面形状が略長方形となる略直方体形状であり、上下2段で互い違いに配され、筐体11から突出してガラス母材の側面に当接する。
ブレード部材14,15の材料はカーボンであることが好ましいが、カーボンの他に、例えば、石英ガラス、SiCコートカーボンなどを採用することもできる。
なお、上述したブレード部材14,15の幅や枚数は、使用するガラス母材の外径や外径変動量や曲がり量などに応じて、適宜選べばよい。
ガイド部材16,17は、例えばブレード部材14,15を挿通可能に形成され、ガイド部材16はブレード部材14の上側に、ガイド部材17はブレード部材15の下側にそれぞれ設置される。なお、ガイド部材16,17は、一体であってもよい。
ガイド部材16,17の材料もカーボンであることが好ましいが、窒化ボロン(BN)や、ステンレス、二硫化モリブテン(MoS)などの金属を採用することもできる。
図3に示すように、筐体11には、内部の圧力付与空間40にガスを供給、および排出する給排ポート12が設けられ、給排ポート12を介してガス供給部51からのガスを圧力付与空間40に溜めることができる。また、圧力付与空間40に溜まったガスは、給排ポート12を介してガス排出部52から排出する(吸い出す)ことも可能である。ガス供給部51やガス排出部52はコントローラ50に電気的に接続されている。
ところで、図2に示す、筐体11の炉内空間側の面11aは、ブレード部材14の上側の位置で炉内空間Iを囲むように湾曲して設けられている。同じく面11bは、ブレード部材15の下側の位置で、炉内空間Iを囲むように湾曲して設けられている。上記のように、筐体11は冷却されているため、面11a,11b近傍の箇所では、炉内空間Iとの間に大きな温度差が生じ、ガス流れの乱れが発生する原因となる。
そこで、本実施形態では、筐体11の面11a,11bを、例えば筒状の断熱部材20で覆っている。具体的には、断熱部材20は、炉内空間Iと面11aとの間に配される上方断熱部21と、炉内空間Iと面11bとの間に配される下方断熱部22とからなる。上方断熱部21および下方断熱部22は、例えばカップ形状で形成され、このカップ形状の開口が筐体11で塞がれるように配置される。上方断熱部21は、炉内空間Iを囲むように湾曲して面11aを覆い、下方断熱部22は、炉内空間Iを囲むように湾曲して面11bを覆っている。
このように、筐体11の面11a,11bのような局所的に冷却される部分が、断熱部材20によって覆われ、冷却された部材が直接炉内空間Iに面しないような構造としているので、面11a,11b近傍における炉内空間Iとの温度差を小さくできる。よって、線引炉内のガス流れが乱れにくくなり、光ファイバのガラス径変動の増加を抑えることができる。具体的には、断熱部材20で筐体11を断熱しなかった場合の光ファイバの外径変動(3σ)が0.6〜1μmであったのに対し、断熱した場合は、光ファイバの外径変動(3σ)を0.5μmに抑えることができた。
断熱部材20の材料は、例えば石英ガラスを採用できる。この場合、透明ではなく、例えば半透明にすれば、断熱部材による筐体11に対する断熱の効果をより高めることができる。なお、石英ガラス以外の材料としては、例えば、カーボンを採用してもよい。また、断熱部材の酸化劣化を防止するために、SiCコートカーボンなどを採用することもできる。
なお、図2では、上方断熱部21および下方断熱部22を設ける構成を記載しているが、上方断熱部21、または下方断熱部22のみを設けても、ガラス径変動の増加を抑える効果がある。
図2,3に示すように、断熱部材20の上方断熱部21や下方断熱部22の内部には空間31,32が設けられている。空間31,32は、図3で説明したガス供給部51などのガスで満たされており、特に断熱性の高い、熱伝導率の低いガス(例えばアルゴンガス)を用いることが好ましい。
このように、例えば熱伝導率の低いアルゴンガスよるガス層を設ければ、炉内空間Iに対する筐体11の断熱効果をさらに高めることができる。なお、空間31,32を満たすのは、アルゴンガスなどの気体に限定されるものではなく、断熱性の高い部材であれば、固体であってもよい。例えば、石英ウールやカーボンフェルトなどを用いることができる。
そして、上述のシール構造を用いた光ファイバの製造方法によれば、線引炉内のガス流れを乱れにくくすることができるため、光ファイバのガラス径変動が発生しにくくなる。
なお、上記実施例では、ブレード部材を備えたシール構造の例で説明したが、カーボンシート部材やカーボンフェルト部材を備えたシール構造であってもよい。また、ブレード部材や、カーボンシート、カーボンフェルトなどのカーボン部材を用いず、ガスのみでシールする構造であってもよい。ここでは、カーボンフェルト部材を用いたシール構造の例について、図4で詳しく説明する。
図4に示したシール構造10は、ガラス母材5の外径φ以下の内径をもつ、例えば2枚のカーボンフェルトリング14a,15aを有しており、筐体11から突出してガラス母材5の側面に当接する。カーボンフェルトは、カーボン繊維で形成されたフェルトであって、ある程度の気密性を確保する際に用いられる。カーボンの材料としては、不純物混入の観点から、高純度カーボンと呼ばれるものを用いるのが好ましい。
カーボンフェルトリング14a,15a間にはシートリング64が設けられ、カーボンフェルトリング15aの下側にはシートリング63が設けられ、カーボンフェルトリング14aの上側にはシートリング65が設けられている。シートリング63,64,65は、カーボンフェルトリング14a,15aより内径が大きい。シートリング63,64,65の材料としては、高純度カーボンであることが好ましいが、それに限らず石英など、他の耐熱性素材を用いてもよい。
カーボンフェルトリング14a,15aおよびシートリング63,64,65は、例えば図示する順番で重ねられて筐体11に支持されており、シートリング65の上側には、カーボンフェルトリング14a,15aやカーボンシートリング63,64,65が浮いて気密性を損なわないように、石英リング66が設けられている。
筐体11は、冷却する機構(図示省略)を有し、炉筐体2の上端部2cに設置されている。筐体11の炉内空間側の面は、シートリング63の下側の位置で、炉内空間を囲むように湾曲して設けられている。そこで、筐体11の炉内空間側の面を断熱部材20で覆っている。よって、この例の場合にも、筐体11の炉内空間側の面近傍における炉内空間との温度差を小さくできる。
なお、上記の実施形態では、外部から冷却される部材が、ブレード部材14,15あるいはカーボンフェルトリング14a,15aを収容する筐体11であり、筐体11を断熱している例を挙げて説明した。しかし、本発明はこの例に限定されるものではなく、外部から冷却される部材が炉内空間に面する箇所であれば、適用できる。詳しくは、本発明の部材は、図1で説明したシール構造10の下側に位置した炉筐体2、あるいは、図示は省略するが、シール構造の上側に配置される上部チャンバ(金属製)であってもよい。したがって、本発明の部材の面とは、炉筐体2の上蓋(上端開口部2a付近に位置する)の円筒形状の内面部分、あるいは、上部チャンバ下端の円筒形状の内面部分も該当する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…光ファイバ用線引炉、2…炉筐体、2a…上端開口部、2b…下端開口部、2c…上端部、3…炉心管、4…ヒータ、5…光ファイバ用ガラス母材、5a…下端部、5b…光ファイバ、6…支持棒、7…断熱材、10…シール構造、11…筐体、11a,11b…面、12…給排ポート、14,15…ブレード部材、14a,15a…カーボンフェルトリング、16,17…ガイド部材、20…断熱部材、21…上方断熱部、22…下方断熱部、31,32…空間、40…圧力付与空間、50…コントローラ、51…ガス供給部、52…ガス排出部、63,64,65…シートリング、66…石英リング。

Claims (5)

  1. 光ファイバ用線引炉の上端開口部と該上端開口部から前記線引炉の炉心管に挿入される光ファイバ用ガラス母材との間の隙間を塞ぐための光ファイバ用線引炉のシール構造であって、
    前記炉心管に連通する炉内空間に面し、外部から冷却される部材と、
    前記部材の、前記炉心管に連通する炉内空間に面する箇所を断熱する断熱部材と、
    を備える、光ファイバ用線引炉のシール構造。
  2. 前記光ファイバ用ガラス母材の周方向側面に当接するように設けたブレード部材と、
    該ブレード部材と該ブレード部材を支持するガイド部材とを収容する筐体と、を備え、
    前記部材は、前記筐体である、請求項1に記載の光ファイバ用線引炉のシール構造。
  3. 前記光ファイバ用ガラス母材の周方向側面に当接するように設けたカーボンシート部材またはカーボンフェルト部材と、
    該カーボンシート部材または該カーボンフェルト部材を支持する筐体と、を備え、
    前記部材は、前記筐体である、請求項1に記載の光ファイバ用線引炉のシール構造。
  4. 前記断熱部材と前記部材との間に空間を設ける、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光ファイバ用線引炉のシール構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光ファイバ用線引炉のシール構造を用いて光ファイバを線引きする、光ファイバの製造方法。
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