JP2019018317A - バイト切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加工物の積層部の厚さの仕上がり厚さからのばらつきを抑制することができるバイト切削装置を提供すること。【解決手段】バイト切削装置1は、基板の表面に積層した積層部を備える被加工物200の裏面側を保持するチャックテーブル10と、チャックテーブル10に保持された被加工物200の積層部の表面をバイト工具22で旋回切削する切削ユニット20と、被加工物200を搬出しチャックテーブル10に搬入する搬送ユニット50と、厚さ測定ユニット60と、制御ユニット100とを備える。厚さ測定ユニット60は、被加工物200の基板の厚さを測定する光学式測定ユニット61と、被加工物200の厚さを測定する接触式測定ユニット62とを備える。制御ユニット100は、被加工物200の厚さと基板の厚さとから積層部を仕上がり厚さ残すために切削して除去する積層部の厚さを算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、バイト切削装置に関する。
バイト工具の装着されたバイトホイールをスピンドルの先端に固定し、WL−CSP(Wafer-level Chip Size Package)などの表面の金属バンプや樹脂層を旋回切削して高さを揃える加工方法が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。特許文献1及び特許文献2に示されたバイト切削装置は、チャックテーブルの上面を基準としてバイト工具の刃先の高さを調整して、所望の厚さに被加工物を切削する。
特開2012−114366号公報 特開2013−22673号公報
特許文献1及び特許文献2等に示されたバイト切削装置は、基板に積層された金属バンプや樹脂などの積層部の表面の高さを測定し、積層部の表面をバイト工具で切削して所望の仕上がり厚さの積層部が残る被加工物を形成する。しかし、積層部の厚さが不均一であったり、基板の厚さにばらつきがあったりする場合、積層部が所望の仕上がり厚さとなる被加工物の厚さが被加工物毎に異なる。しかしながら、特許文献1及び特許文献2等に示されたバイト切削装置は、積層部の表面の高さだけを測定するので、基板の厚さにばらつきがある場合に積層部を所望の仕上がり厚さに形成することができないという課題があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被加工物の積層部の厚さの仕上がり厚さからのばらつきを抑制することができるバイト切削装置を提供する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のバイト切削装置は、第1の面と第1の面と反対側の第2の面とを備える基板の第1の面に積層した積層部を備える被加工物を該第2の面側で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物の該積層部の表面をスピンドルに装着されたバイト工具で旋回切削する切削ユニットと、被加工物を複数収容するカセットを載置するカセット載置領域と、該カセット載置領域に載置された該カセットから該被加工物を搬出し該チャックテーブルに搬入する搬送ユニットと、該被加工物の厚さを測定する厚さ測定ユニットと、該切削ユニットで切削すべき該積層部の厚さを算出する切削量算出部と、を備えるバイト切削装置であって、該搬送ユニットは、該カセットから搬出した該被加工物の該第1の面を吸引保持して該チャックテーブルに搬入する搬送パッドを有し、該厚さ測定ユニットは、該搬送パッドに保持された状態で露出した該被加工物の該第2の面に、該基板を透過する波長の測定光を照射して該基板の厚さを測定する光学式測定ユニットと、該チャックテーブルに保持された該被加工物の該第1の面に測定子を接触させて、該被加工物の厚さを測定する接触式測定ユニットと、を備え、該切削量算出部は、該接触式測定ユニットで測定した該被加工物の厚さと、該光学式測定ユニットで測定した該基板の厚さとから、該積層部の厚さと該積層部を所定の厚さ残すために切削して除去する該積層部の厚さ、を算出し、該切削ユニットは、該積層部を該厚さ分切削除去することを特徴とする。
そこで、本願発明のバイト切削装置は、被加工物の積層部の厚さの仕上がり厚さからのばらつきを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るバイト切削装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、実施形態1に係るバイト切削装置の被加工物の一例を示す斜視図である。 図3は、図2に示された被加工物の一部の断面図である。 図4は、図3に示された被加工物の他の例の一部の断面図である。 図5は、実施形態1に係るバイト切削装置の搬入ユニットと光学式測定ユニットを示す側面図である。 図6は、実施形態1に係るバイト切削装置のチャックテーブルと接触式測定ユニットを示す側面図である。 図7は、実施形態1に係るバイト切削装置のチャックテーブルと切削ユニットを示す側面図である。 図8は、実施形態1に係るバイト切削装置により旋回切削された被加工物の一例の一部の断面図である。 図9は、図8に示された被加工物の他の例の一部の断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係るバイト切削装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係るバイト切削装置の構成例を示す斜視図である。図2は、実施形態1に係るバイト切削装置の被加工物の一例を示す斜視図である。図3は、図2に示された被加工物の一部の断面図である。図4は、図3に示された被加工物の他の例の一部の断面図である。
実施形態1に係る図1に示すバイト切削装置1は、図2に示す被加工物200の表面を平坦に旋回切削加工するものである。バイト切削装置1の加工対象である被加工物200は、実施形態1ではシリコン、サファイア、ガリウムヒ素などを基板201とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハであるが、本発明では、金属や樹脂で形成されたパッケージ基板、インターポーザー基板などでも良い。被加工物200は、図1に示すように、第1の面である表面202と、表面202と反対側の第2の面である裏面203とを備える基板201と、基板201の表面202に積層した積層部210とを備える。基板201は、図2に示すように、表面202の交差(実施形態1では、直交)する複数の分割予定ライン204によって区画された複数の領域にそれぞれデバイス205が形成されている。
積層部210は、図3及び図4に示すように、デバイス205上に設けられたバンプ211と、基板201の表面202全体に積層されたモールド樹脂層212とを備える。バンプ211は、金属から構成され、実施形態1において、旋回切削加工前の状態では、モールド樹脂層212内に埋設されている。モールド樹脂層212は、合成樹脂から構成されている。
また、旋回切削加工前の被加工物200は、基板201の表面202のデバイス205上に設けられたバンプ211が、モールド樹脂層212により被覆されている。被加工物200は、バイト切削装置1により旋回切削加工が施されて、積層部210の厚さが所定の厚さである仕上がり厚さ300(図3及び図4に示す)まで薄化されて、モールド樹脂層212及びバンプ211が平坦に形成されて、バンプ211が露出される。なお、本発明において、被加工物200は、図2に示されているものに限定されない。また、被加工物200は、図3及び図4に示すように、基板201の厚さ301が互いに異なることがある。なお、図3に示された基板201の厚さ301は、図4に示された基板201の厚さ301よりも薄い。
次に、実施形態1に係るバイト切削装置1を図面を参照して説明する。図5は、実施形態1に係るバイト切削装置の搬入ユニットと光学式測定ユニットを示す側面図である。図6は、実施形態1に係るバイト切削装置のチャックテーブルと接触式測定ユニットを示す側面図である。図7は、実施形態1に係るバイト切削装置のチャックテーブルと切削ユニットを示す側面図である。図8は、実施形態1に係るバイト切削装置により旋回切削された被加工物の一例の一部の断面図である。図9は、図8に示された被加工物の他の例の一部の断面図である。
バイト切削装置1は、は、図1に示すように、装置基台2と、チャックテーブル10と、切削ユニット20と、加工送りユニット30と、切り込み送りユニット40とを備える。
チャックテーブル10は、被加工物200の裏面203側で保持するものである。チャックテーブル10は、保持面11を構成する部分が金属製のピン等から形成された円盤形状のピンチャックテーブルであり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、保持面11に載置された被加工物200を吸引することで保持する。
切削ユニット20は、チャックテーブル10に保持された被加工物200の積層部210の表面をスピンドル21の先端に装着されたバイトホイール23のバイト工具22で旋回切削するものである。切削ユニット20は、切り込み送りユニット40を介して装置基台2に立設するコラム3に支持され、かつスピンドル21を軸心回りに回転させるモーター24を備える。
加工送りユニット30は、装置基台2上に設置され、チャックテーブル10を保持面11と平行な加工送り方向であるY軸方向に相対移動させるものである。加工送りユニット30は、チャックテーブル10を支持した支持基台をY軸方向に移動させることで、チャックテーブル10を切削ユニット20が離間した搬出入位置と切削ユニット20の下方の加工位置とに亘って移動させる。
切り込み送りユニット40は、装置基台2に立設するコラム3に固定され、切削ユニット20を保持面11と直交する切り込み送り方向であるZ軸方向に移動させるものである。切り込み送りユニット40は、切削ユニット20を下降させてバイト工具22を加工位置のチャックテーブル10に保持された被加工物200に近付け、切削ユニット20を上昇させてバイト工具22を加工位置のチャックテーブル10に保持された被加工物200から遠ざける。
加工送りユニット30及び切り込み送りユニット40は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ41、ボールねじ41を軸心回りに回転させる周知のパルスモータ42及びチャックテーブル10又は切削ユニット20をY軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレール43を備える。
また、バイト切削装置1は、カセット8,9を載置するカセット載置領域4と、位置合わせユニット5と、カセット載置領域4に載置されたカセット8から被加工物200を搬出し、チャックテーブル10に搬入する搬送ユニット50と、被加工物200の厚さを測定する厚さ測定ユニット60と、旋回切削加工後の被加工物200を洗浄する洗浄ユニット70と、制御ユニット100とを備える。
カセット8,9は、被加工物200を複数収容するための収容器であり、装置基台2の搬出入位置寄りの端部に設置される。一方のカセット8は、旋回切削加工前の被加工物200を収容し、他方のカセット9は、旋回切削加工後の被加工物200を収容する。また、位置合わせユニット5は、カセット8から取り出された被加工物200が仮置きされて、その中心位置合わせを行うためのテーブルである。
搬送ユニット50は、搬出入ユニット51と、搬入ユニット52と、搬出ユニット53とを備える。搬出入ユニット51は、例えばU字型ハンド54を備えるロボットピックであり、U字型ハンド54によって被加工物200を吸着保持して搬送する。具体的には、搬出入ユニット51は、旋回切削加工前の被加工物200をカセット8から位置合わせユニット5へ搬出するとともに、旋回切削加工後の被加工物200を洗浄ユニット70からカセット9へ搬入する。
搬入ユニット52は、図5に示すように、カセット8から搬出し位置合わせユニット5で位置合わせされた旋回切削加工前の被加工物200の表面202側の積層部210を吸着保持して搬出入位置に位置するチャックテーブル10上に搬入する搬送パッド55を有している。搬出ユニット53は、搬出入位置に位置するチャックテーブル10上に保持された旋回切削加工後の被加工物200の表面202側の積層部210を吸着保持して洗浄ユニット70に搬出する搬送パッド56を有している。
また、バイト切削装置1は、切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出するためのZ方向位置検出ユニットを備える。Z方向位置検出ユニットは、パルスモータ42のパルスで切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出する。実施形態1において、Z方向位置検出ユニットは、バイト工具22の先端が保持面11と同一平面上となる位置を基準位置として、切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出する。Z方向位置検出ユニットは、切削ユニット20のZ軸方向の位置を制御ユニット100に出力する。
厚さ測定ユニット60は、光学式測定ユニット61と、接触式測定ユニット62とを備える。光学式測定ユニット61は、装置基台2に設置されて、搬送中の搬入ユニット52の搬送パッド55の下方に配置される。光学式測定ユニット61は、図5に示すように、、搬入ユニット52の搬送パッド55に保持された状態で露出した被加工物200の基板201の裏面203に基板201を透過する波長の測定光63を照射して、基板201の厚さ301を測定する。実施形態1において、光学式測定ユニット61は、測定光63として、基板201を透過する波長の赤外線を照射し、赤外線の基板201の裏面203及び表面202からの反射光を受光して、基板201の厚さ301を測定する。光学式測定ユニット61は、測定結果である基板201の厚さ301を制御ユニット100に出力する。
接触式測定ユニット62は、装置基台2の搬出入位置と加工位置との間に設けられた支持柱6に設置されて、図6に示すように、搬出入位置と加工位置との間で移動するチャックテーブル10の上方に配置される。接触式測定ユニット62は、チャックテーブル10に保持された被加工物200の表面202側の積層部210の表面に測定子64を接触させて、被加工物200の積層部210と基板201とを合わせた厚さ302を測定する。実施形態1において、接触式測定ユニット62は、支持柱6に取り付けられた本体部65と、本体部65から進退自在な測定子64とを備え、測定子64の先端を被加工物200の表面202側の積層部210の表面に接触させて、測定子64の先端の基準位置からのZ軸方向の距離を被加工物200の積層部210と基板201とを合わせた厚さ302として測定して、測定結果である被加工物200の積層部210と基板201とを合わせた厚さ302を制御ユニット100に出力する。
制御ユニット100は、バイト切削装置1を構成する上述した各構成要素をそれぞれ制御するものである。即ち、制御ユニット100は、被加工物200に対する加工動作をバイト切削装置1に実行させるものである。制御ユニット100は、切削量算出部101を備える。
切削量算出部101は、接触式測定ユニット62で測定した被加工物200の厚さ302と、光学式測定ユニット61で測定した基板201の厚さ301とから加工対象の被加工物200の積層部210の厚さ303(図3及び図4に示す)を算出する。切削量算出部101は、加工内容情報としてオペレータから登録される積層部210の所定の厚さである仕上がり厚さ300と、算出した積層部210の厚さ303とから積層部210を仕上がり厚さ300分残すために、切削ユニット20で切削して除去する積層部210の厚さ304(図3及び図4に示し、切削ユニット20で切削すべき積層部210の厚さにも相当する)を算出して記憶する。
切削量算出部101は、接触式測定ユニット62で測定した被加工物200の厚さ302と、切削ユニット20で切削して除去する積層部210の厚さ304とから仕上がり厚さ300まで薄化された積層部210の表面202の基準位置からのZ軸方向の距離305(図7に示す)を算出する。制御ユニット100は、Z方向位置検出ユニットが検出するバイト工具22の先端の基準位置からのZ軸方向の距離が仕上がり厚さ300まで薄化された積層部210の表面202の基準位置からのZ軸方向の距離305となるように、切削ユニット20の位置を切り込み送りユニット40で調整する。
制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インタフェース装置とを有し、コンピュータプログラムを実行可能なコンピュータである。制御ユニット100の演算処理装置は、ROMに記憶されているコンピュータプログラムをRAM上で実行して、バイト切削装置1を制御するための制御信号を生成する。制御ユニット100の演算処理装置は、生成した制御信号を入出力インタフェース装置を介してバイト切削装置1の各構成要素に出力する。また、制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される図示しない表示手段や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる入力手段と接続されている。入力手段は、表示手段に設けられたタッチパネルと、キーボード等とのうち少なくとも一つにより構成される。
制御ユニット100の切削量算出部101の機能は、演算処理装置がROMに記憶されているコンピュータプログラムをRAM上で実行して、算出した被加工物200の積層部210の厚さ303、切削ユニット20で切削して除去する積層部210の厚さ304、及び仕上がり厚さ300まで薄化された積層部210の表面202の基準位置からのZ軸方向の距離305等を記憶装置に記録することにより実現される。
次に、バイト切削装置の加工動作の一例を説明する。先ず、オペレータは、旋回切削加工前の被加工物200を収容したカセット8と、被加工物200を収容していないカセット9を装置基台2に取り付け、加工内容情報を制御ユニット100に登録する。バイト切削装置1は、加工動作の開始指示があった場合に、加工動作を開始する。
加工動作において、バイト切削装置1の制御ユニット100は、搬出入ユニット51にカセット8から被加工物200を取り出させ、位置合わせユニット5へ搬出させる。バイト切削装置1の制御ユニット100は、位置合わせユニット5に被加工物200の中心位置合わせを行わさせ、搬入ユニット52に位置合わせされた被加工物200を搬出入位置に位置するチャックテーブル10上に搬入させる。搬入ユニット52が被加工物200を搬入する際に、バイト切削装置1の制御ユニット100は、図5に示すように、光学式測定ユニット61で基板201の厚さ301を測定させ、測定結果を記憶する。バイト切削装置1の制御ユニット100は、チャックテーブル10に被加工物200を保持させ、加工送りユニット30に被加工物200を加工位置に搬送する。
バイト切削装置1の制御ユニット100は、図6に示すように、搬出入位置から加工位置に搬送される被加工物200の表面202側の積層部210の表面202に接触式測定ユニット62の測定子64を接触させて、接触式測定ユニット62で被加工物200の厚さ302を測定させ、測定結果を記憶する。そして、バイト切削装置1の制御ユニット100の切削量算出部101は、加工対象の被加工物200の積層部210の厚さ303と、切削ユニット20で切削して除去する積層部210の厚さ304と、仕上がり厚さ300まで薄化された積層部210の表面202の基準位置からのZ軸方向の距離305とを順に算出する。
バイト切削装置1の制御ユニット100は、図7に示すように、バイトホイール23を回転させ、基準位置からのZ軸方向の距離が仕上がり厚さ300まで薄化された積層部210の表面202の基準位置からのZ軸方向の距離305となる位置にバイト工具22の先端を位置付ける。バイト切削装置1の制御ユニット100は、チャックテーブル10を加工位置に向けて移動させ、加工位置で被加工物200の表面にバイト工具22を切り込ませて、被加工物200に旋回切削加工を施して、被加工物200の表面を平坦に形成するとともに、図8及び図9に示すように、バンプ211を露出させる。
こうして、バイト切削装置1の切削ユニット20は、被加工物200の積層部210を切削ユニット20で切削して除去する積層部210の厚さ304分除去する。バイト切削装置1の制御ユニット100は、旋回切削加工を施した被加工物200を搬出入位置まで搬送させ、搬出ユニット53に洗浄ユニット70に搬送させ、洗浄ユニット70に洗浄させた後、搬出入ユニット51に被加工物200をカセット9に収容させる。バイト切削装置1の制御ユニット100は、次の被加工物200をカセット8から取り出させて、旋回切削加工を施す。バイト切削装置1の制御ユニット100は、カセット8内の全ての被加工物200に旋回切削加工を施すと加工動作を終了する。
以上のように、実施形態1に係るバイト切削装置1は、搬送ユニット50の搬入ユニット52で基板201の表面202上の積層部210側を保持して裏面203から基板201の厚さ301を測定光63で測定し、搬出入位置と加工位置との間でチャックテーブル10に保持された積層部210を含む被加工物200の厚さ302を測定する。このように、バイト切削装置1の切削量算出部101は、基板201の厚さ301等から積層部210の厚さ303及び積層部210を仕上がり厚さ300残すために切削して除去する積層部210の厚さ304等を算出するために、基板201の厚さ301や旋回切削前の積層部210の厚さ303にばらつきがあっても、切削ユニット20が積層部210を仕上がり厚さ300残すために切削して除去する積層部210の厚さ304分除去できる。その結果、バイト切削装置1は、図8及び図9に示すように、旋回切削後の被加工物200の積層部210の厚さの仕上がり厚さ300からのばらつきを抑制することができるという効果を奏する。なお、図8に示された基板201の厚さ301は、図9に示された基板201の厚さ301よりも薄い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 バイト切削装置
4 カセット載置領域
8,9 カセット
10 チャックテーブル
20 切削ユニット
21 スピンドル
22 バイト工具
50 搬送ユニット
55 搬送パッド
60 厚さ測定ユニット
61 光学式測定ユニット
62 接触式測定ユニット
63 測定光
64 測定子
101 切削量算出部
200 被加工物
201 基板
202 表面(第1の面)
203 裏面(第2の面)
210 積層部
300 仕上がり厚さ(所定の厚さ)
301 基板の厚さ
302 被加工物の厚さ
303 積層部の厚さ
304 切削して除去する積層部の厚さ(切削すべき積層部の厚さ)

Claims (1)

  1. 第1の面と第1の面と反対側の第2の面とを備える基板の第1の面に積層した積層部を備える被加工物を該第2の面側で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を該積層部の表面をスピンドルに装着されたバイト工具で旋回切削する切削ユニットと、被加工物を複数収容するカセットを載置するカセット載置領域と、該カセット載置領域に載置された該カセットから該被加工物を搬出し該チャックテーブルに搬入する搬送ユニットと、該被加工物の厚さを測定する厚さ測定ユニットと、該切削ユニットで切削すべき該積層部の厚さを算出する切削量算出部と、を備えるバイト切削装置であって、
    該搬送ユニットは、
    該カセットから搬出した該被加工物の該第1の面を吸引保持して該チャックテーブルに搬入する搬送パッドを有し、
    該厚さ測定ユニットは、
    該搬送パッドに保持された状態で露出した該被加工物の該第2の面に、該基板を透過する波長の測定光を照射して該基板の厚さを測定する光学式測定ユニットと、
    該チャックテーブルに保持された該被加工物の該第1の面に測定子を接触させて、該被加工物の厚さを測定する接触式測定ユニットと、を備え、
    該切削量算出部は、
    該接触式測定ユニットで測定した該被加工物の厚さと、該光学式測定ユニットで測定した該基板の厚さとから、該積層部の厚さと該積層部を所定の厚さ残すために切削して除去する該積層部の厚さ、を算出し、該切削ユニットは該積層部を該厚さ分切削除去することを特徴とするバイト切削装置。
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