JP2019017413A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】反発性能を高め、飛距離を伸ばすことができる、ゴルフクラブヘッドを提供する。【解決手段】ゴルフクラブヘッドにおいて、シャフトの中心軸を含み、設置面に垂直な平面と、ソール部の表面と、の交線である基準ソール交線を規定し、基準ソール交線上で、フェースセンター、フェースセンターからトゥ側に25mmの位置、及びフェースセンターからヒール側に25mmの位置に、それぞれ対応する3点を通過する円弧の曲率半径が、5.0〜6.0インチであり、基準状態にあるゴルフクラブヘッドのバック側の端部の設置面からの高さTと、基準状態にあるゴルフクラブヘッドの設置面からクラウン部の最上点までの高さBとの関係が、T/B≦0.3を充足し、基準状態にあるゴルフクラブヘッドの設置面からホーゼル部の最上点までの高さ/長さの関係が、≦1.25を充足する。【選択図】図5

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
ウッド型のゴルフクラブのヘッドは、従来から、多くの改良がなされてきており、例えば、特許文献1に開示されたゴルフクラブヘッドでは、クラウン部に肉厚の小さい複数の領域を形成し、これによってクラウン部の軽量化を図り、低重心化を実現している。
特開2005−312942号公報
しかしながら、低重心化による飛距離の向上には改良の余地があり、さらに飛距離を伸ばすことが要望されている。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、さらに飛距離を伸ばすことができる、ゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明に係るゴルフクラブヘッドは、フェース部と、クラウン部と、ソール部と、シャフトが挿入可能なホーゼル部と、を備えたゴルフクラブヘッドであって、基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記シャフトの中心軸を含み、設置面に垂直な平面と、前記ソール部の表面と、の交線である基準ソール交線を規定し、前記基準ソール交線上で、フェースセンター、前記フェースセンターからトゥ側に25mmの位置,及び前記フェースセンターからヒール側に25mmの位置に、それぞれ対応する3点を通過する円弧の曲率半径が、5.0〜6.0インチであり、前記基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドのバック側の端部の前記設置面からの高さTと、前記基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドの前記設置面から前記クラウン部の最上点までの高さBとの関係が、T/B≦0.3を充足し、前記基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドの前記設置面から前記ホーゼル部の最上点までの高さNEと、前記長さBとの関係が、NE/B≦1.25を充足する。
上記ゴルフクラブヘッドにおいては、前記高さTを、13mm以下とすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいては、前記高さBを、40mm以下とすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいては、前記高さNEを、44mm以下とすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいては、前記フェース部のスイートスポットの前記設置面からの高さSHを、24.5mm以下とすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいては、前記基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドの重心の前記設置面からの高さGHを、17mm以下とすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいては、前記基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドのフェース側の端部と、前記重心とのフェース−バック方向の長さXを、28mm以上とすることができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいては、前記クラウン部のバック側の部位を構成するバック側クラウン部と、前記ソール部のバック側の部位を構成するバック側ソール部とを有し、当該バック側クラウン部と前記バック側ソール部で囲まれた開口を有する、ヘッド本体と、前記フェース部と、前記フェース部の周縁から延びる周縁部と、を有するカップ状に形成されたフェース用部材と、を備え、前記周縁部が、前記クラウン部のフェース側の部位及び前記ソール部のフェース側の部位を構成し、前記フェース用部材が、前記ヘッド本体の開口を塞ぐように構成されているものとすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドは、フェアウェイウッドまたはハイブリッド型とすることができる。
本発明に係るゴルフクラブヘッドによれば、さらに飛距離を伸ばすことができる。
本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態の斜視図である。 図1の平面図である。 図2のA−A線断面図である。 フェース部の境界を説明する図である。 フェース部の境界を説明する図である。 図1のヘッドの側面図である。 図5のB−B線断面図である。 図1のヘッドの正面図である。
以下、本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.ゴルフクラブヘッドの概要>
図1は、このゴルフクラブヘッドの斜視図、図2は、ヘッドの基準状態での平面図、図3は、図2のA−A線断面図である。図1〜図3に示すように、このゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)100は、内部空間を有する中空構造であり、フェース部1、クラウン部2、ソール部3、及びホーゼル部4によって壁面が形成されたウッド型のゴルフクラブヘッドである。具体的には、ハイブリッド型、フェアウェイウッド、ドライバーといったゴルフクラブヘッドに適用することができる。
フェース部1は、ボールを打球する面であるフェース面を有しており、クラウン部2はフェース部1と隣接し、ヘッド100の上面を構成する。ソール部3は、主としてヘッド100の底面を構成し、フェース部1とクラウン部2以外のヘッド100の外周面を構成する。すなわち、ヘッド100の底面のほか、フェース部1のトウ側からヘッドのバック側を通りフェース部1のヒール側へと延びる部位もソール部3の一部である。さらに、ホーゼル部4は、クラウン部2のヒール側に隣接して設けられる部位であり、ゴルフクラブのシャフト(図示省略)が挿入される挿入孔41を有している。そして、この挿入孔41の中心軸線Zは、シャフトの軸線に一致している。
ここで、ゴルフクラブヘッド100を地面に設置するときの基準状態について説明する。まず、図2に示すように、上記中心軸線Zが地面に対して垂直な平面P1に含まれ、且つ所定のライ角及びリアルロフト角で地面(水平面)上にヘッドが載置された状態を基準状態と規定する。そして、上記平面P1を基準垂直面と称する。また、図2に示すように、上記基準垂直面P1と地面との交線の方向をトゥ−ヒール方向と称し、このトゥ−ヒール方向に対して垂直であり且つ地面に対して平行な方向をフェース−バック方向と称することとする。また、トゥ−ヒール方向及びフェース−バック方向に直交する方向を上下方向と称することがある。
本実施形態において、フェース部1とクラウン部2、及びフェース部1とソール部3との境界は、次のように定義することができる。すなわち、両者の間に稜線が形成されている場合には、これが境界となる。一方、明確な稜線が形成されていない場合には、図4Aに示されるように、ヘッド重心GとスイートスポットSSとを結ぶ直線Nを含む各断面E1、E2、E3…において、図4Bに示されるように、フェース外面輪郭線Lfの曲率半径rがスイートスポット側からフェース外側に向かって初めて200mmとなる位置Peがフェース部1の周縁となり、これがクラウン部2またはソール部3との境界として定義される。なお、スイートスポットSSとは、ヘッド重心Gを通るフェース面の法線(直線N)とこのフェース面との交点である。
また、本実施形態において、クラウン部2とソール部3との境界は次のように定義することができる。すなわち、クラウン部2とソール部3との間に稜線が形成されている場合には、これが境界となる。一方、これらの間に明確な稜線が形成されていない場合には、ヘッドを基準状態に設置し、これをヘッド100の重心の真上から見たときの輪郭が境界となる。
図3は、フェースセンターCを通るフェース−バック方向の断面である。フェースセンターCとは、ボールが打撃されやすいフェース部1の中心付近の点であり、以下のように定義することができる。まず、フェース部1(フェース面)上において、トゥ−ヒール方向および上下方向の概ね中央付近で任意の点Poを決定する。この点Poを通りトゥ−ヒール方向に延びる線xを引き、この線xの中点Pxを決定する。続いて、フェース部1上において、点Pxを通り上下方向に延びる線yを引き、この線の中点Pyを決定する。そして、こうして決定された点Pyを通りトゥ−ヒール方向に延びる線を線xとして引き直し、その後上記と同様にして点Pyを決定し直す工程を繰り返す。この工程の繰り返しの中で、前回の点Pyと新たな点Pyとの間の距離が0.5mm以下となったときの当該新たな点Pyが、フェースセンターCと定義される。なお、より詳細には、上記の点Poを通る線xは、この点Poを通るフェース面の法線を含みかつトゥ−ヒール方向に平行な平面と、フェース面(フェース部1の表面)との交線である。また、より詳細には、上記の点Pxを通る線yは、この点Pxを通るフェース面の法線を含みかつ上下方向に平行な平面と、フェース面との交線である。また、より詳細には、上記の点Pyを通る線xは、この点Pyを通るフェース面の法線を含みかつトゥ−ヒール方向に平行な平面と、フェース面との交線である。なお、上記線xおよび線yの長さの測定は、フェース面に沿って測定される。
また、ヘッド100は、例えば、比重がほぼ4.3〜4.5程度のチタン合金(Ti−6Al−4V、Ti−8Al−1Mo−1V等)で形成することができる。また、チタン合金以外にも、例えばステンレス鋼、マレージング鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金、またはアモルファス合金などの中から1種または2種以上を用いて形成することもできる。
また、このゴルフクラブヘッド100の体積は、例えば、90cm3以上、470cm3以下が望ましい。また、フェアウェイウッドまたはハイブリッド型に適用されるゴルフクラブヘッドの体積は、90〜230cm3とすることができる。
<2.ゴルフクラブヘッドの組立構造>
本実施形態に係るゴルフクラブヘッド100は、図3に示すように、クラウン部2及びソール部3を有するヘッド本体101と、フェース部1及びその周縁から延びる周縁部15を有するカップ状に形成されたフェース用部材102と、を組み立てることで構成される。このヘッド本体101は、クラウン部2のバック側の部位(バック側クラウン部)及びソール部3のバック側の部位(バック側ソール部)で囲まれた開口18を有し、この開口18を塞ぐようにフェース用部材102が取り付けられる。すなわち、フェース用部材102の周縁部15の端面が、ヘッド本体101の開口18の端面と突き合わされ、これらが、溶接によって接合される(いわゆるカップフェース構造)。そして、フェース用部材102は、ヘッド本体101の開口18の縁部に取付けられることで、ヘッド本体101と一体化され、これによって、フェース用部材102の周縁部15は、ヘッド100のクラウン部2及びソール部3の一部として機能する。
したがって、フェース用部材102の周縁部15がヘッド本体101に取付けられることで一体的に形成される面が、ヘッド100のクラウン部2及びソール部3を構成する。そのため、厳密には、ヘッド本体101のクラウン部(バック側クラウン部)2及びソール部(バック側ソール部部)3は、ヘッド100のクラウン部2及びソール部3の一部ではあるが、本明細書では、これらを区別することなく、ヘッド本体101の各部も、単にクラウン部2、ソール部3と称することがある。
<3.ヘッドの形状>
次に、本実施形態に係るヘッド100の形状について、図5〜図7を参照しつつ説明する。図5はヘッドの側面図、図6は図5のB−B線断面図、図7はヘッドの正面図である。まず、ソール部の表面形状について説明する。まず、図5〜図7に示すように、上述した平面P1と、ソール部3の表面との交線を基準ソール交線と規定する。そして、この基準ソール交線において、上記フェースセンターC、フェースセンターCからトゥ側に25mmの点F1、及びフェースセンターCからヒール側に25mmの点F2と対応する3点、つまり点K1,点K2,点及びK3を規定する。具体的には、フェースセンターC、点F1,及び点F2を通り、設置面Hから垂直にフェース−バック方向に延びる平面と、基準ソール交線との交点が、点K1,点K2,及び点K3となる。そして、これら点K1,点K2,点及びK3を通る円弧(以下、ソール部表面円弧Mという)を規定すると、このソール部表面円弧Mの曲率半径が5.0〜6.0インチ(127.0〜152.4mm)となるように、ソール部3の表面形状が決定されている。
次に、本実施形態に係るヘッド100のヘッド高さとネック高さとの関係について説明する。図7に示すように、基準状態にあるヘッドにおいて、設置面Hからホーゼル部4を除くヘッドの最上点、つまりクラウン部2の最上点までの高さB(以下、ヘッド厚という)を規定する。また、基準状態にあるヘッドにおいて、設置面Hからホーゼル部4の最上点までの高さNE(以下、ネック高さという)を規定する。そして、これらの関係が、NE/B≦1.25を充足するように、ヘッドの形状が設計されている。
ここで、ヘッド厚Bは、例えば、40mm以下であることが好ましく、39mm以下であることがさらに好ましく、38mm以下であることが特に好ましい。これにより、フェース部1の高さが小さくなり、フェースセンターCの位置が低くなる。その結果、設置面Hに置かれたボールを打撃するとき、フェースセンターCの近傍で、よりボールを打撃しやすくなり、飛距離を向上するこができる。また、ネック高さNEは、44mm以下であることが好ましく、42.5mm以下であることがさらに好ましく、41mm以下であることが特に好ましい。これにより、ヘッドの低重心化を図ることができる。また、図7に示すネック長N1は、例えば、40〜46.5mmとすることができる。ネック長N1は、ホーゼル部4の中心軸線Z方向に沿う長さであり、中心軸線Zと設置面Hとの交点と、挿入孔41の開口との距離である。
次に、本実施形態に係るヘッド100のヘッド厚とヘッドの後端部の高さとの関係について説明する。図5に示すように、基準状態にあるヘッドにおいて、ヘッドのフェース−バック方向の端部、つまり最もバック側に位置する端部(以下、ヘッド後端点R)における設置面Hからの高さT(以下、ヘッド後端厚という)を規定する。そして、これらの関係が、T/B≦0.3を充足するように、ヘッドの形状が設計されている。
また、ヘッド後端厚Tは、例えば、13mm以下であることが好ましく、12mm以下であることがさらに好ましく、11mm以下であることが特に好ましい。これにより、ヘッドの低重心化を図ることができる。
その他、基準状態にあるヘッドにおいて、設置面HからスイートスポットSSまでの高さSHが、24.5mm以下であることが好ましく、23.5mm以下であることがさらに好ましく、22.5mm以下であることが特に好ましい。これにより、スイートスポットSSがフェースセンターCに近づく。つまり、実打点付近に位置するフェースセンターCが、スイートスポットSSに近づくため、打ち出し角度が大きく、且つスピン量が小さくなる。その結果、飛距離を伸ばすことができる。
また、設置面Hからヘッドの重心Gまでの高さ(以下、重心高さGH)は、17mm以下であることが好ましく、16mm以下であることがさらに好ましく、15mm以下であることが特に好ましい。
さらに、基準状態にあるヘッドの最もフェース側の点と、重心Gとの間のフェース−バック方向の長さ(以下、重心深度Xという)が、28mm以上であることが好ましく、29mm以上であることがさらに好ましく、30mm以上であることが特に好ましい。これにより、打ち出し角度を大きくすることができる。
<4.ゴルフクラブヘッドの製造方法>
次に、上記のゴルフクラブヘッドの製造方法の一例について説明する。まず、上述したヘッド本体101とフェース用部材102とを準備する。このようなヘッド本体101及びフェース用部材102は、種々の方法で作製することができる。例えば、ヘッド本体101は、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造することができる。また、フェース用部材102は、例えば、鍛造製法や、平板のプレス加工、鋳造等により製造することができる。また、このとき用いるフェース用部材102の加工前の平板は、圧延方向が、フェース部1のトゥ側の上部からヒール側の下部に向かう方向とほぼ一致するように加工される。
そして、これらを、例えば、溶接(TIG(タングステン−不活性ガス)溶接、プラズマ溶接、レーザー溶接、ロウ付けなど)により接合した後、所定の塗装を施すと、ゴルフクラブヘッドが完成する。
<5.特徴>
以上の実施形態によれば、次の効果を得ることができる。
(1) ソール部表面円弧Mの曲率半径が、5.0〜6.0インチとなるようにソール部3の形状が設計されているため、次の効果を得ることができる。すなわち、曲率半径が6.0インチより大きいと、例えば、ティーアップせずにボールを打撃するとき、ヘッド100と設置面Hとの接触部分が大きくなりすぎ、クラブを振り抜くときのソール部3と設置面Hとの摩擦抵抗が大きくなるおそれがある。その結果、インパクトでのスイング速度が低下するおそれがある。
一方、曲率半径が5.0インチ未満であると、基準ソール交線上の点K1に対し、点K2及び点K3の位置が上になりすぎ、低重心化が図れないおそれがある。また、フェース部1のトゥ側及びヒール側の上下方向の長さが小さくなるおそれもある。
よって、ソール部表面円弧Mの曲率半径を、5.0〜6.0インチとすることで、スイングしやすく、且つ低重心化を図ることができる。また、フェース部1のトゥ側及びヒール側の上下方向の長さを大きくできるため、フェース部1のトゥ側及びヒール側が撓みやすくなる。その結果、トゥ側及びヒール側に高反発エリアを拡大することができる。
(2) 基準状態にあるヘッド100において、ヘッド厚Bとネック高さNEとの関係が、NE/B≦1.25を充足するように、ヘッドの形状が設計されているため、ネック高さNEが低くなる。これによって、ヘッドをさらに低重心化することができる。
(3) 基準状態にあるヘッド100において、ヘッド厚Bとヘッド後端厚Tとの関係が、T/B≦0.3を充足するように、ヘッドの形状が設計されているため、ヘッドの後端部分がより低くなる。これによって、ヘッドをさらに低重心化することができる。
<6.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。また、以下の変形例は、適宜組み合わせることができる。例えば、以下の変更が可能である。
<6−1>
上述したソール部3の形状以外の形態は、特には限定されず、例えば、クラウン部2に種々の凹凸などを形成することができる。
<6−2>
上記実施形態に係るヘッドは、カップフェース構造を有しているが、その他の態様であってもよい。例えば、フェース部1及びソール部3を備え、クラウン部2用の開口が形成されたヘッド本体に対し、クラウン部を開口に嵌め込んでヘッドを構成することができる。また、カップフェース構造でなくてもよく、フェース部1に形成された開口に平板状のフェース用部材を嵌め込み、ヘッド本体に溶接することでヘッドを構成することもできる。
以下、本発明の実施例について説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されない。
(1)実施例及び比較例の準備
ここでは、ヘッド厚が36.8mm、ネック高さが40.3mm、ヘッド後端厚が9.2mm、ネック長が43.0mmの5種類のヘッドを有するフェアフェイウッド(FW#5)を準備した。これら5種類のフェアウェイウッドは、以下の通り、上述したソール部表面円弧の曲率半径及び重心高さが主として相違する。
(2)評価試験
そして、これら5種類のフェアウェイウッドに対し、以下の試験を行った。
(2-1) 飛距離試験
ゴルフラボラトリー社のスイングマシンに、実施例1〜3、比較例1,2のクラブを装着した。そして、各ゴルフボールを20球ずつ打撃し、打球が落下するまでの距離(キャリー)を測定し、平均を算出した。打撃の条件は、ヘッド速度41m/secであり、ほぼ無風の中で試験を行った。
(2-2) 振り抜き試験
実施例1〜3、比較例1,2のクラブについて、10名のゴルファーに対し、ラフでボールを打ってもらい、クラブを振り抜く際の抵抗について、官能評価を行った。すなわち、以下の評価基準にしたがって点数を付け、10名のゴルファーの平均点を算出した。
A評価(4点):振り抜くのに全く抵抗を感じない
B評価(3点):振り抜くのにほぼ抵抗を感じない
C評価(2点):振り抜くのに少し抵抗を感じた
D評価(1点):振り向くのにかなり抵抗を感じた
以上の2つの試験の結果は、以下の通りである。
以上の結果からすると、実施例1〜3は、ソール部表面円弧の曲率半径が5〜6インチであり、重心が適度に低いため、比較例1よりも飛距離が伸びている。一方、比較例2は、重心が低いため、飛距離は伸びているが、ソール部表面円弧の曲率半径が大きいため、クラブの振り抜き時に抵抗を感じる傾向にある。したがって、実施例1〜3に係るゴルフクラブヘッドは、飛距離が伸び、しかも振り抜き時に大きい抵抗を感じないことが分かった。
1 フェース部
2 クラウン部
3 ソール部
4 ホーゼル部
ここで、ヘッド厚Bは、例えば、40mm以下であることが好ましく、39mm以下であることがさらに好ましく、38mm以下であることが特に好ましい。これにより、フェース部1の高さが小さくなり、フェースセンターCの位置が低くなる。その結果、設置面Hに置かれたボールを打撃するとき、フェースセンターCの近傍で、よりボールを打撃しやすくなり、飛距離を向上するこができる。また、ネック高さNEは、44mm以下であることが好ましく、42.5mm以下であることがさらに好ましく、41mm以下であることが特に好ましい。これにより、ヘッドの低重心化を図ることができる。また、図7に示すネック長N1は、例えば、40〜46.5mmとすることができる。ネック長N1は、ホーゼル部4の中心軸線Z方向に沿う長さであり、中心軸線Zと設置面Hとの交点と、挿入孔41の開口との距離である。

Claims (9)

  1. フェース部と、
    クラウン部と、
    ソール部と、
    シャフトが挿入可能なホーゼル部と、
    を備えたゴルフクラブヘッドであって、
    基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記シャフトの中心軸を含み、設置面に垂直な平面と、前記ソール部の表面と、の交線である基準ソール交線を規定し、
    前記基準ソール交線上で、フェースセンター、前記フェースセンターからトゥ側に25mmの位置,及び前記フェースセンターからヒール側に25mmの位置に、それぞれ対応する3点を通過する円弧の曲率半径が、5.0〜6.0インチであり、
    前記基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドのバック側の端部の前記設置面からの高さTと、前記基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドの前記設置面から前記クラウン部の最上点までの高さBとの関係が、T/B≦0.3を充足し、
    前記基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドの前記設置面から前記ホーゼル部の最上点までの高さNEと、前記高さBとの関係が、NE/B≦1.25を充足する、ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記高さTが、13mm以下である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記高さBが、40mm以下である、請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記高さNEが、44mm以下である、請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記フェース部のスイートスポットの前記設置面からの高さSHは、24.5mm以下である、請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドの重心の前記設置面からの高さGHが、17mm以下である、請求項1から5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記基準状態にある前記ゴルフクラブヘッドのフェース側の端部と、前記重心とのフェース−バック方向の長さXが、28mm以上である、請求項1から6のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記クラウン部のバック側の部位を構成するバック側クラウン部と、前記ソール部のバック側の部位を構成するバック側ソール部とを有し、当該バック側クラウン部と前記バック側ソール部で囲まれた開口を有する、ヘッド本体と、
    前記フェース部と、前記フェース部の周縁から延びる周縁部と、を有するカップ状に形成されたフェース用部材と、
    を備え、
    前記周縁部が、前記クラウン部のフェース側の部位及び前記ソール部のフェース側の部位を構成し、前記フェース用部材が、前記ヘッド本体の開口を塞ぐように構成されている、請求項1から7のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  9. フェアウェイウッドまたはハイブリッド型である、請求項1から8のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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