JP2019016867A - 車両用窓ガラス - Google Patents

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拓司 林
諭 徳永
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諭 徳永
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Abstract

【課題】アンテナの受信性能とデフォッガの防曇性能との両方を確保すること。
【解決手段】ガラス板と、前記ガラス板に設けられるアンテナと、前記ガラス板に設けられるデフォッガとを備え、前記アンテナは、少なくとも一つのアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントに接続された第1の給電部と、前記第1の給電部に対し前記アンテナエレメントとは反対側に位置し、前記第1の給電部と離隔されている第2の給電部とを有し、前記デフォッガは、一対のバスバーと、前記一対のバスバーに接続され且つ前記ガラス板の左右方向に延在する複数のヒータ線とを有し、前記一対のバスバーのうち一方のバスバーは、前記第1の給電部と前記第2の給電部との間に前記ガラス板の上下方向に延在し、前記アンテナエレメント及び前記第1の給電部は、前記複数のヒータ線のうち前記ガラス板の上下方向に隣り合うヒータ線の間に位置する、車両用窓ガラス。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用窓ガラスに関する。
従来、略水平方向に延ばした複数本の加熱線条とその両端に接続したバスバーからなるデフォッガを配設した車両用後部窓ガラスが知られている(例えば、特許文献1参照)。この後部窓ガラスでは、テレビ放送波を受信するアンテナが、デフォッガの上部両側のコーナー領域を切り欠いて形成された余白領域に設けられている。
特開2005−101809号公報
しかしながら、従来技術のように、所望の電波を好適に受信するアンテナを設置するためにデフォッガの一部を切り欠くと、切り欠いて形成された余白領域の曇りを取ることが難くなる。つまり、デフォッガによって防曇される領域が狭くなり、デフォッガの防曇性能が制限されてしまう。
そこで、本開示では、アンテナの受信性能とデフォッガの防曇性能との両方を確保可能な車両用窓ガラスが提供される。
本開示の一態様では、
ガラス板と、前記ガラス板に設けられるアンテナと、前記ガラス板に設けられるデフォッガとを備え、
前記アンテナは、少なくとも一つのアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントに接続された第1の給電部と、前記第1の給電部に対し前記アンテナエレメントとは反対側に位置し、前記第1の給電部と離隔されている第2の給電部とを有し、
前記デフォッガは、一対のバスバーと、前記一対のバスバーに接続され且つ前記ガラス板の左右方向に延在する複数のヒータ線とを有し、
前記一対のバスバーのうち一方のバスバーは、前記第1の給電部と前記第2の給電部との間に前記ガラス板の上下方向に延在し、
前記アンテナエレメント及び前記第1の給電部は、前記複数のヒータ線のうち前記ガラス板の上下方向に隣り合うヒータ線の間に位置する、車両用窓ガラスが提供される。
本開示の一態様によれば、アンテナの受信性能とデフォッガの防曇性能との両方を確保することができる。
車両用窓ガラスの構成の一例を車内側からの視点で示す平面図である。 車両用窓ガラスの第1のアンテナの形状及び給電構造の一例を示す図である。 車両用窓ガラスの第2のアンテナの形状及び給電構造の一例を示す図である。 470MHz〜720MHzの地上デジタルテレビ放送波でのアンテナ利得の測定結果の一例を示す図である。 174MHz〜240MHzのバンドIIIでのアンテナ利得の測定結果の一例を示す図である。 1452MHz〜1492MHzのLバンドでのアンテナ利得の測定結果の一例を示す図である。 各アンテナの搭載位置の違いによる、470MHz〜720MHzの地上デジタルテレビ放送波でのアンテナ利得の測定結果の一例を示す図である。 図7のアンテナ利得を測定したときの各アンテナの搭載位置を示す図である。 バスバーと第1の給電部と第2の給電部との位置関係の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。なお、各形態において、平行、直角、水平、垂直、上下、左右などの方向には、本発明の効果を損なわない程度のずれが許容される。また、アンテナエレメントの角部の形状は、直角に限られず、弓状に丸みを帯びてもよい。また、各平面図は、車両の窓用のガラス板(以下、「窓ガラス」とも称する)のガラス面を対向して見たときの図であり、車両に取り付けられた窓ガラスを車内側からの視点(車内視)で示す。また、窓ガラスが車両の前部に取り付けられるフロントガラス又は車両の後部に取り付けられるリヤガラスである場合、各平面図の上下方向は、車両の上下方向に対応し、各平面図の左右方向は、車両の車幅方向に相当する。また、窓ガラスは、フロントガラス又はリヤガラスに限定されず、例えば、車両の側部に取り付けられるサイドガラスなどでもよい。
図1は、一実施形態に係る車両用窓ガラスの構成の一例を車内側からの視点で示す平面図である。図1に示される車両用窓ガラス100は、車両の後部に取り付けられるリヤガラスの一例である。車両用窓ガラス100は、車両の窓用のガラス板60と、ガラス板60に設けられるデフォッガ30と、ガラス板60の左側領域に設けられる左リヤアンテナ10と、ガラス板60の右側領域に設けられる右リヤアンテナ20とを備える。
ガラス板60は、車両の窓用のガラス板の一例である。ガラス板60の外形形状は、略四角形である。上縁61aは、ガラス板60の上側のガラス縁を表し、下縁61dは、ガラス板60の下側(上縁61a側とは反対側)のガラス縁を表す。左縁61bは、ガラス板60の左側のガラス縁を表し、右縁61cは、ガラス板60の右側(左縁61b側とは反対側)のガラス縁を表す。左縁61bは、上縁61a及び下縁61dの左側に隣接するガラス縁であり、右縁61cは、上縁61a及び下縁61dの右側に隣接するガラス縁である。
ガラス板60は、一対の側縁を有する。左縁61bは、当該一対の側縁のうちの一方の第1の側縁の一例であり、右縁61cは、当該一対の側縁のうちの他方の第2の側縁の一例である。上縁61a及び左縁61bの接続部は、曲率を有して接続されているが、曲率を有さずに接続されてもよい。その他の縁同士の接続部の形状も同様である。
デフォッガ30は、ガラス板60の曇りを除去する通電加熱式の導体パターンである。デフォッガ30は、ガラス板60の左右方向に延在する複数のヒータ線と、当該複数のヒータ線に給電する複数のバスバーとを有する。本実施形態では、互いに並走するようにガラス板60の左右方向に延在する11本のヒータ線33a〜33kと、11本のヒータ線33a〜33kに接続された一対のバスバー31,32とが、ガラス板60に設けられている。一対のバスバー31,32の間に電圧が印加されることによって、11本のヒータ線33a〜33kが通電して発熱するので、ガラス板60の曇りが除去される。
11本のヒータ線33a〜33kは、左バスバー31と右バスバー32との間に接続された導体パターンである。本実施形態では、11本のヒータ線33a〜33kの中間部は、ガラス板60の上下方向に延在する3本の短絡線34〜36によって短絡されている。ヒータ線の中間部を短絡する短絡線は、必要に応じて適宜追加され、無くてもよい。
左バスバー31は、第1のバスバーの一例であり、左縁61bに沿ってガラス板60の上下方向に延在する導体パターンである。右バスバー32は、第2のバスバーの一例であり、右縁61cに沿ってガラス板60の上下方向に延在する導体パターンである。
左リヤアンテナ10は、第1のアンテナの一例であり、ガラス板60の左上領域に配置されている。左リヤアンテナ10は、一対の給電部及び少なくとも一つのアンテナエレメントを有するガラスアンテナの一例であり、ガラス板60に平面的に設けられた導体パターンである。
左リヤアンテナ10の形状は、周波数が300MHz〜3GHzのUHF(Ultra High Frequency)帯および30MHz〜300MHzのVHF(Very High Frequency)帯の電波の送受に適している。UHF帯の電波には、470MHz〜720MHzの地上デジタルテレビ放送波、DAB(Digital Audio Broadcast)規格のLバンド(1452MHz〜1492MHz)の電波などが含まれる。VHF帯の電波には、DAB規格のバンドIII(174MHz〜240MHz)の電波などが含まれる。左リヤアンテナ10は、これらの帯域内で共振する。
左リヤアンテナ10は、一対の給電部の導体パターンとして、ガラス板60の左上領域に配置され、左右方向(車幅方向)に間隔を空けて並べられた第1の給電部及び第2の給電部を備える。給電部41は、第1の給電部の一例であり、給電部42は、第2の給電部の一例である。給電部42は、ガラス板60の一対の側縁のうち左縁61bに最も近接している。本実施形態では、給電部41は、2つのエレメント11,12に接続されており、給電部42は、給電部41に対して2つのエレメント11,12とは反対側に位置している。給電部42は、給電部41と離隔されている。
給電部41は、不図示の通信用回路の信号ラインに所定の第1の導電性部材を介して電気的に接続され、給電部42は、外部のアース部(例えば、該通信用回路のアースや車体)に所定の第2の導電性部材を介して電気的に接続されている。つまり、左リヤアンテナ10は、給電部41及び給電部42を一対の給電点として備える双極タイプのアンテナである。
給電部41は、給電部42に対して左縁61bとは反対側に配置されている。給電部41と給電部42は、図示の位置関係に対して、上下方向の位置を相互にずらして配置されていてもよい。換言すると、給電部41,42のうち、一方を他方より上縁61aに近づけて配置されていてもよい。
左リヤアンテナ10は、少なくとも一つのアンテナエレメントの導体パターンとして、2つのエレメント11,12を含む。
エレメント11は、第1の給電部に接続された第1のアンテナエレメントの一例である。本実施形態では、エレメント11は、給電部41に接続された線条導体である。より具体的には、エレメント11の一端は、給電部41の右上部に接続されている。
エレメント12は、第1の給電部に接続された第2のアンテナエレメントの一例である。本実施形態では、エレメント12は、給電部41に接続された線条導体である。より具体的には、エレメント12の一端は、給電部41の右下部に接続されている。
本実施形態では、左バスバー31は、給電部41と給電部42との間の間隙にガラス板60の上下方向に延在する。換言すると、上縁61aから下縁61dに向かって延在する。また、エレメント11,12及び給電部41は、11本のヒータ線33a〜33kのうちガラス板60の上下方向に隣り合うヒータ線33a,33bの間に位置する。本実施形態では、エレメント11,12及び給電部41は、ヒータ線33a,33bに直接的に接していない。
エレメント11,12及び給電部41がヒータ線33aとヒータ線33bとの間に位置することにより、エレメント11,12は、ヒータ線33aとヒータ線33bとの少なくとも一方と容量結合する。この容量結合により、左リヤアンテナ10は、デフォッガ30を放射導体として利用できるので、左リヤアンテナ10のアンテナ利得が増大する。
エレメント11,12及び給電部41がヒータ線33aとヒータ線33bとの間に位置することにより、エレメント11,12及び給電部41が配置される領域の曇りは、ヒータ線33aとヒータ線33bとによって速やかに除去される。
したがって、本実施形態に係る車両用窓ガラス100によれば、左リヤアンテナ10の受信性能とデフォッガ30の防曇性能との両方を確保することができる。
なお、左バスバー31は、給電部41と給電部42との間の間隙をガラス板60の上下方向に貫通していなくてもよく、左バスバー31の一部が、給電部41と給電部42との間の間隙を貫通せずに当該間隙に延在していてもよい。例えば図9に示されるように、左バスバー31の上端31a及びヒータ線33aの左側の一端33aaが、給電部41と給電部42との間の間隙に位置し、当該間隙の領域内で互いに接続されていてもよい。
また、本実施形態では、給電部42は、左バスバー31と左縁61bとの間に位置する。そのため、車両用窓ガラス100が車両の金属の窓枠71に取り付けられた状態では、給電部42は、窓枠71の左枠縁71bの近傍に位置する。左枠縁71bの近傍とは、車両用窓ガラス100が窓枠71に取り付けられた状態での平面視で、左枠縁71bに対して左バスバー31側又は左縁61b側の位置でもよいし、左枠縁71bと重複する位置でもよい。
給電部42が窓枠71の左枠縁71bの近傍に位置する場合、給電部42に接続される接続エレメント51を設けることによって、接続エレメント51と金属の窓枠71とが容量結合しやすくなる。このような接続エレメント51を有する左リヤアンテナ10は、金属の窓枠71をグランドとして活用できるので、十分なアースをとることができる。また、接続エレメント51の長さや幅などの形状を調整することにより、左リヤアンテナ10のアンテナ利得を調整することができるので、左リヤアンテナ10のアンテナ利得が車両の窓枠71の形状に影響される度合いを低減することができる。
接続エレメント51は、ガラス板60の外縁に沿って延在する部分を含むことが好ましい。これにより、接続エレメント51と金属の窓枠71とが更に容量結合しやすくなるので、左リヤアンテナ10のアンテナ利得が車両の窓枠71の形状に影響される度合いを更に低減することができる。
本実施形態に係る接続エレメント51は、上縁61aに沿って延在する部分エレメント51aと、左縁61bに沿って延在する部分エレメント51bとを含む。
部分エレメント51aは、給電部42を起点に上方(上縁61aに向かう方向)に延伸してから、上縁61aに沿って右方(右縁61cに向かう方向)に延伸し、右方への延伸の終端部である端部51aaまで延伸する。上縁61aに沿って延在する部分エレメント51aが金属の窓枠71の上枠縁71aに沿うように延在することによって、水平偏波(例えば、地上デジタルテレビ放送波)のアンテナ利得が向上する。
部分エレメント51bは、給電部42を起点に左縁61bに沿って下方(下縁61dに向かう方向)に延伸し、下方への延伸の終端部である端部51bbまで延伸する。左縁61bに沿って延在する部分エレメント51bが金属の窓枠71の左枠縁71bに沿うように延在することによって、垂直偏波(例えば、DAB規格の電波)のアンテナ利得が向上する。
エレメント11,12及び給電部41は、ガラス板60の上下方向に延在する一方の左バスバー31と、ガラス板60の上下方向に隣り合うヒータ線33a,33bと、ヒータ線33a,33bを少なくとも短絡する短絡線35とに囲まれた防曇領域に配置されている。エレメント11,12及び給電部41がこのような防曇領域に配置されていることにより、エレメント11,12は、ヒータ線33aとヒータ線33bと短絡線35との少なくともいずれかと容量結合する。短絡線35の追加により、エレメント11,12がデフォッガ30と容量結合することが更に容易になるので、左リヤアンテナ10のアンテナ利得を増大させることが更に容易になる。
エレメント11,12は、短絡線35から分岐した第1の分岐線35aに近接する。第1の分岐線35aは、本実施形態では、ヒータ線33aとヒータ線33bとの間をガラス板60の左右方向に延在し、エレメント11とエレメント12との間に挟まれている。エレメント11,12が第1の分岐線35aに近接することにより、エレメント11,12がデフォッガ30と容量結合することが更に容易になるので、左リヤアンテナ10のアンテナ利得を増大させることが更に容易になる。
本実施形態では、短絡線35は、ヒータ線33a〜33kの全てを短絡するように、ガラス板60の上下方向に延在する。また、第2の分岐線35dが短絡線35から分岐している。第2の分岐線35dは、ヒータ線33a〜33kのうちで最も下側に位置するヒータ線33kの下側でガラス板60の左右方向に延在する。第2の分岐線35dは、窓枠71の下枠縁71dに沿って延在する。第2の分岐線35dにより、左リヤアンテナ10のアンテナ利得の調整が可能である。
本実施形態では、エレメント11,12及び給電部41は、ヒータ線33a〜33kのうちで最も上側に位置するヒータ線33aと、ヒータ線33aの下側でヒータ線33aと隣り合うヒータ線33bとの間に位置する。ヒータ線33aは、第1のヒータ線の一例であり、ヒータ線33bは、第2のヒータ線の一例である。このように、エレメント11,12及び給電部41が、デフォッガ30の上部領域に配置されていることにより、デフォッガ30の下部領域に配置されている形態に比べて、左リヤアンテナ10のアンテナ利得が向上する。
なお、エレメント11,12及び給電部41が配置される領域は、所望のアンテナ利得が得られれば、デフォッガ30の最も上側の防曇領域に限られず、当該防曇領域よりも下側の領域でもよい。例えば、エレメント11,12及び給電部41は、ヒータ線33cとヒータ線33dとの間に配置されてもよい。
一方、右リヤアンテナ20は、第2のアンテナの一例であり、ガラス板60の右上領域に配置されている。右リヤアンテナ20は、一対の給電部及び少なくとも一つのアンテナエレメントを有するガラスアンテナの一例であり、ガラス板60に平面的に設けられた導体パターンである。
右リヤアンテナ20の形状は、周波数が300MHz〜3GHzのUHF(Ultra High Frequency)帯および30MHz〜300MHzのVHF(Very High Frequency)帯の電波の送受に適している。UHF帯の電波には、470MHz〜720MHzの地上デジタルテレビ放送波、DAB(Digital Audio Broadcast)規格のLバンド(1452MHz〜1492MHz)の電波などが含まれる。右リヤアンテナ20は、この帯域内で共振する。
左リヤアンテナ10と右リヤアンテナ20とによって、ダイバーシティアンテナを構成することが可能である。
右リヤアンテナ20は、一対の給電部の導体パターンとして、ガラス板60の右上領域に配置され、左右方向(車幅方向)に間隔を空けて並べられた第1の給電部及び第2の給電部を備える。給電部43は、第1の給電部の一例であり、給電部44は、第2の給電部の一例である。給電部43は、ガラス板60の一対の側縁のうち右縁61cに最も近接している。本実施形態では、給電部43は、3つのエレメント21〜23に接続されており、給電部44は、給電部43に対して3つのエレメント21〜23とは反対側に位置している。給電部44は、給電部43と離隔されている。
給電部43は、不図示の通信用回路の信号ラインに所定の第1の導電性部材を介して電気的に接続され、給電部44は、外部のアース部(例えば、該通信用回路のアースや車体)に所定の第2の導電性部材を介して電気的に接続されている。つまり、右リヤアンテナ20は、給電部43及び給電部44を一対の給電点として備える双極タイプのアンテナである。
給電部43は、給電部44に対して右縁61cとは反対側に配置されている。給電部43と給電部44は、図示の位置関係に対して、上下方向の位置を相互にずらして配置されていてもよい。換言すると、給電部43,44のうち、一方を他方より上縁61aに近づけて配置されていてもよい。
右リヤアンテナ20は、少なくとも一つのアンテナエレメントの導体パターンとして、3つのエレメント21〜23を含む。
エレメント21は、第1の給電部に接続された第1のアンテナエレメントの一例である。本実施形態では、エレメント21は、給電部43に接続された線条導体である。より具体的には、エレメント21の一端は、給電部43の左上部に接続されている。
エレメント22は、第1の給電部に接続された第2のアンテナエレメントの一例である。本実施形態では、エレメント22は、給電部43に接続された線条導体である。より具体的には、エレメント22の一端は、給電部43の左下部に接続されている。
エレメント23は、第1の給電部に接続された第3のアンテナエレメントの一例である。本実施形態では、エレメント23は、給電部43に接続された線条導体である。より具体的には、エレメント23の一端は、給電部43の左中部に接続されている。
本実施形態では、右バスバー32は、給電部43と給電部44との間の間隙にガラス板60の上下方向に延在する。換言すると、上縁61aから下縁61dに向かって延在する。また、エレメント21〜23及び給電部43は、11本のヒータ線33a〜33kのうちガラス板60の上下方向に隣り合うヒータ線33a,33bの間に位置する。本実施形態では、エレメント21〜23及び給電部43は、ヒータ線33a,33bに直接的に接していない。
エレメント21〜23及び給電部43がヒータ線33aとヒータ線33bとの間に位置することにより、エレメント21〜23は、ヒータ線33aとヒータ線33bとの少なくとも一方と容量結合する。この容量結合により、右リヤアンテナ20は、デフォッガ30を放射導体として利用できるので、右リヤアンテナ20のアンテナ利得が増大する。
エレメント21〜23及び給電部43がヒータ線33aとヒータ線33bとの間に位置することにより、エレメント21〜23及び給電部43が配置される領域の曇りは、ヒータ線33aとヒータ線33bとによって速やかに除去される。
したがって、本実施形態に係る車両用窓ガラス100によれば、右リヤアンテナ20の受信性能とデフォッガ30の防曇性能との両方を確保することができる。
なお、右バスバー32は、給電部43と給電部44との間の間隙をガラス板60の上下方向に貫通していなくてもよく、右バスバー32の一部が、給電部43と給電部44との間の間隙に延在していてもよい。例えば、上述の左バスバー31の場合と同様に、右バスバー32の上端及びヒータ線33aの右側の一端が、給電部43と給電部44との間の間隙に位置し、当該間隙の領域内で互いに接続されていてもよい。
また、本実施形態では、給電部44は、右バスバー32と右縁61cとの間に位置する。そのため、車両用窓ガラス100が車両の金属の窓枠71に取り付けられた状態では、給電部44は、窓枠71の右枠縁71cの近傍に位置する。右枠縁71cの近傍とは、車両用窓ガラス100が窓枠71に取り付けられた状態での平面視で、右枠縁71cに対して右バスバー32側又は右縁61c側の位置でもよいし、右枠縁71cと重複する位置でもよい。
給電部44が窓枠71の右枠縁71cの近傍に位置する場合、給電部44に接続される接続エレメント52を設けることによって、接続エレメント52と金属の窓枠71が容量結合しやすくなる。このような接続エレメント52を有する右リヤアンテナ20は、金属の窓枠71をグランドとして活用できるので、十分なアースをとることができる。また、接続エレメント52の長さや幅などの形状を調整することにより、右リヤアンテナ20のアンテナ利得を調整することができるので、右リヤアンテナ20のアンテナ利得が車両の窓枠71の形状に影響される度合いを低減することができる。
接続エレメント52は、ガラス板60の外縁に沿って延在する部分を含むことが好ましい。これにより、接続エレメント52と金属の窓枠71とが更に容量結合しやすくなるので、右リヤアンテナ20のアンテナ利得が車両の窓枠71の形状に影響される度合いを更に低減することができる。
本実施形態に係る接続エレメント52は、上縁61aに沿って延在する部分エレメント52aを含む。
部分エレメント52aは、給電部44を起点に上方(上縁61aに向かう方向)に延伸してから、上縁61aに沿って左方(左縁61bに向かう方向)に延伸し、左方への延伸の終端部である端部52aaまで延伸する。上縁61aに沿って延在する部分エレメント52aが金属の窓枠71の上枠縁71aに沿うように延在することによって、水平偏波(例えば、地上デジタルテレビ放送波)のアンテナ利得が向上する。
エレメント21〜23及び給電部43は、ガラス板60の上下方向に延在する一方の右バスバー32と、ガラス板60の上下方向に隣り合うヒータ線33a,33bと、ヒータ線33a,33bを少なくとも短絡する短絡線36とに囲まれた防曇領域に配置されている。エレメント21〜23及び給電部43がこのような防曇領域に配置されていることにより、エレメント21〜23は、ヒータ線33aとヒータ線33bと短絡線36との少なくともいずれかと容量結合する。短絡線36の追加により、エレメント21〜23がデフォッガ30と容量結合することが更に容易になるので、右リヤアンテナ20のアンテナ利得を増大させることが更に容易になる。
部分エレメント52aは、短絡線36から分岐した第3の分岐線36aに近接する。第3の分岐線36aは、本実施形態では、ヒータ線33aと部分エレメント52aとの間をガラス板60の左右方向に延在する。部分エレメント52aが第3の分岐線36aに近接することにより、部分エレメント52aが第3の分岐線36aと容量結合するので、右リヤアンテナ20のアンテナ利得を調整することが容易になる。本実施形態では、短絡線36は、ヒータ線33a〜33kの全てを短絡するように、ガラス板60の上下方向に延在する。
本実施形態では、エレメント21〜23及び給電部43は、ヒータ線33a〜33kのうちで最も上側に位置するヒータ線33aと、ヒータ線33aの下側でヒータ線33aと隣り合うヒータ線33bとの間に位置する。このように、エレメント21〜23及び給電部43が、デフォッガ30の上部領域に配置されていることにより、デフォッガ30の下部領域に配置されている形態に比べて、右リヤアンテナ20のアンテナ利得が向上する。
なお、エレメント21〜23及び給電部43が配置される領域は、所望のアンテナ利得が得られれば、デフォッガ30の最も上側の防曇領域に限られず、当該防曇領域よりも下側の領域でもよい。例えば、エレメント21〜23及び給電部43は、ヒータ線33cとヒータ線33dとの間に配置されてもよい。
図2は、左リヤアンテナ10の形状及び給電構造の一例を示す図である。左リヤアンテナ10は、エレメント11,12を含む。
エレメント11は、ガラス板60の左右方向で少なくとも1回折り返された折り返しエレメントを含む。図示のエレメント11は、2回折り返された形態を有する。エレメント11は、3つの水平エレメント11a,11c,11eと、1つの右方での折り返し部11bと、1つの左方での折り返し部11dとを含む。エレメント11は、その一端が給電部41と接続される接続点から、その他端である先端部11eeまでのアンテナ長を有する。
エレメント12は、ガラス板60の左右方向に延在する水平エレメント12aを含む。エレメント12は、その一端が給電部41と接続される接続点から、その他端である先端部12aaまでのアンテナ長を有する。
左リヤアンテナ10は、これらの水平エレメント11a,11c,11e,12aを有することにより、左リヤアンテナ10の水平偏波のアンテナ利得が向上する。
また、第1の分岐線35aの先端部35aaがエレメント11の先端部11eeと対向するように、第1の分岐線35aはエレメント11と近接する。第1の分岐線35aがエレメント11と近接することにより、左リヤアンテナ10は、ガラス板60の上下方向に延在する短絡線35を放射導体として利用できるので、垂直偏波(例えば、DAB規格のバンドIII)のアンテナ利得が向上する。
給電部41は、チューナー等の不図示の通信用回路の信号ラインに所定の第1の導電性部材を介して電気的に接続され、給電部42は、外部のアース部(例えば、該通信用回路のアースや車体)に所定の第2の導電性部材を介して電気的に接続されている。
上記の導電性部材として、例えば、AV線や同軸ケーブルなどの給電線が用いられる。AV線のAは、車両用低圧電線を表し、AV線のVは、ビニルを表す。同軸ケーブル80を用いる場合には、同軸ケーブル80の内部導体81が給電部41に電気的に接続され、同軸ケーブル80の外部導体82が給電部42に電気的に接続される。
同軸ケーブル80の先端に取り付けられたオス型コネクタが、給電部41,42に実装されたメス型コネクタ91に接続される構成が採用されてもよい。このようなコネクタによって、同軸ケーブル80の内部導体81を一方の給電部に取り付けることが容易になるとともに、同軸ケーブル80の外部導体82を他方の給電部に取り付けることが容易になる。メス型コネクタ91に、信号を増幅するアンプ92が内蔵されていてもよい。
外部導体82は、同軸ケーブル80の途中部分84で金属の車体にアース接続されてもよい。例えば、途中部分84を車体にボルト83によって固定するブラケット85を介して、途中部分84の外部導体82は、車体にアース接続される。アンプ92は、メス型コネクタ91に内蔵されるのではなく、途中部分84に挿入されてもよい。
図3は、右リヤアンテナ20の形状及び給電構造の一例を示す図である。右リヤアンテナ20は、エレメント21〜23を含む。
エレメント21は、ガラス板60の左右方向に延在する水平エレメント21aを含む。エレメント21は、その一端が給電部43と接続される接続点から、その他端である先端部21aaまでのアンテナ長を有する。
エレメント22は、ガラス板60の左右方向で少なくとも1回折り返された折り返しエレメントを含む。図示のエレメント22は、1回折り返された形態を有する。エレメント22は、2つの水平エレメント22a,22cと、1つの左方での折り返し部22bとを含む。エレメント22は、その一端が給電部43と接続される接続点から、その他端である先端部22ccまでのアンテナ長を有する。
エレメント23は、ガラス板60の左右方向に延在する水平エレメント23aを含む。水平エレメント23aは、エレメント21とエレメント22との間に位置し、水平エレメント22aと水平エレメント22cとの間に位置する。エレメント23は、その一端が給電部43と接続される接続点から、その他端である先端部23aaまでのアンテナ長を有する。
右リヤアンテナ20は、これらの水平エレメント21a,22a,22c,23aを有することにより、右リヤアンテナ20の水平偏波のアンテナ利得が向上する。
給電部43は、チューナー等の不図示の通信用回路の信号ラインに所定の第1の導電性部材を介して電気的に接続され、給電部44は、外部のアース部(例えば、該通信用回路のアースや車体)に所定の第2の導電性部材を介して電気的に接続されている。給電部43及び給電部44における給電構造の説明については、給電部41及び給電部42における上述の給電構造の上述の説明を援用することで、省略する。
図4は、470MHz〜720MHzの地上デジタルテレビ放送波でのアンテナ利得の測定結果の一例を示す図である。図4は、左リヤアンテナ10(図2参照)のアンテナ利得と、右リヤアンテナ20(図3参照)のアンテナ利得と、左リヤアンテナ10と右リヤアンテナ20とのアンテナ利得の合成値とを示す。単位は、dBdである。縦軸の数値は、水平面内の車両後方側半周範囲を所定の角度毎に測定されたアンテナ利得の平均値を表す。これらの各周波数で測定された平均値を更に平均した値は、左リヤアンテナ10では−8.32dBd、右リヤアンテナ20では−10.04dBd、左リヤアンテナ10と右リヤアンテナ20との合成では−6.36dBdである。
このように、左リヤアンテナ10は、右リヤアンテナ20に比べて地上デジタルテレビ放送波の受信感度が高く、左リヤアンテナ10と右リヤアンテナ20とのダイバーシティアンテナは、左リヤアンテナ10に比べて地上デジタルテレビ放送波の受信感度が高い。
図5は、174MHz〜240MHzのバンドIIIでのアンテナ利得の測定結果の一例を示す図である。図5は、左リヤアンテナ10(図2参照)のアンテナ利得を示す。単位は、dBdである。縦軸の数値は、水平面内の車両後方側半周範囲を所定の角度毎に測定されたアンテナ利得の平均値を表す。これらの各周波数で測定された平均値を更に平均した値は、−7.1dBdである。このように、左リヤアンテナ10のバンドIIIでの受信感度は、比較的高い。
図6は、1452MHz〜1492MHzのLバンドでのアンテナ利得の測定結果の一例を示す図である。図6は、左リヤアンテナ10(図2参照)のアンテナ利得を示す。単位は、dBdである。縦軸の数値は、水平面内の車両後方側半周範囲を所定の角度毎に測定されたアンテナ利得の平均値を表す。これらの各周波数で測定された平均値を更に平均した値は、−8.6dBdである。このように、左リヤアンテナ10のLバンドでの受信感度は、比較的高い。
図7は、各アンテナの搭載位置の違いによる、470MHz〜720MHzの地上デジタルテレビ放送波でのアンテナ利得の測定結果の一例を示す図である。図8は、図7のアンテナ利得を測定したときの各アンテナの搭載位置を示す図である。
搭載Aは、リヤアンテナ10,20が、デフォッガ30の最下位のヒータ線33kよりも下側の領域に配置された場合を示す。搭載Bは、リヤアンテナ10,20が、デフォッガ30の最上位のヒータ線33aよりも上側の領域に配置された場合を示す。搭載Cは、リヤアンテナ10のエレメント11,12及び給電部41が、左バスバー31の上端部に接続された給電部42の上側の領域に配置された場合を示す。また、搭載Cは、リヤアンテナ20のエレメント21〜23及び給電部43が、右バスバー32の上端部に接続された給電部44の上側の領域に配置された場合を示す。搭載Dは、左バスバー31の上下方向の中央部を挟むように給電部41及び給電部42が配置され、且つ、右バスバー32の上下方向の中央部を挟むように給電部43及び給電部44が配置された場合を示す。搭載Eは、左バスバー31の上下方向の上端部を挟むように給電部41及び給電部42が配置され、且つ、右バスバー32の上下方向の上端部を挟むように給電部43及び給電部44が配置された場合(図1参照)を示す。
図7は、左リヤアンテナ10と右リヤアンテナ20とのアンテナ利得の合成値を示す。単位は、dBdである。縦軸の数値は、水平面内の車両後方側半周範囲を所定の角度毎に測定されたアンテナ利得の平均値を表す。これらの各周波数で測定された平均値を更に平均した値は、搭載Aでは−12.1dBd、搭載Bでは−7.7dBd、搭載Cでは−7.9dBd、搭載Dでは−8.2dBd、搭載Eでは−6.4dBdである。
このように、アンテナエレメントがデフォッガ30外に配置された場合(搭載A,B)に比べて、アンテナエレメントがデフォッガ30内に配置された場合(搭載E)の方が、高い受信感度が得られる。また、一対の給電部がバスバーの中央部を挟む場合(搭載D)に比べて、一対の給電部がバスバーの上端部を挟む場合(搭載E)の方が、高い受信感度が得られる。
以上、車両用窓ガラスを実施形態により説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、エレメントの「端部」は、エレメントの延伸の始点又は終点であってもよいし、その始点又は終点手前の導体部分である始点近傍又は終点近傍であってもよい。また、エレメント同士の接続部は、曲率を有して接続されていてもよい。
また、バスバー、アンテナエレメント及び給電部は、例えば、導電性金属を含有するペースト(例えば、銀ペースト等)を窓ガラスの車内側表面にプリントして焼付けることによって形成される。しかし、バスバー、アンテナエレメント及び給電部の形成方法は、この方法に限定されない。例えば、バスバー、アンテナエレメント又は給電部は、銅等の導電性物質を含有する線状体又は箔状体を窓ガラスの車内側表面又は車外側表面に設けることによって形成されてもよい。あるいは、バスバー、アンテナエレメント又は給電部は、窓ガラスに接着剤等により貼付されてもよく、窓ガラス自体の内部に設けられてもよい。
給電部の形状は、上記の導電性部材又はコネクタの実装面の形状に応じて決められるとよい。例えば、正方形、略正方形、長方形、略長方形などの方形状や多角形状が実装上好ましい。なお、円、略円、楕円、略楕円などの円状でもよい。
また、バスバーとアンテナエレメントと給電部との少なくともいずれかを形成する導体層を合成樹脂製フィルムの内部又はその表面に設け、導体層付き合成樹脂製フィルムを窓ガラスの車内側表面又は車外側表面に設置する構成が採用されてもよい。さらに、アンテナエレメントが形成されたフレキシブル回路基板を窓ガラスの車内側表面又は車外側表面に設置する構成が採用されてもよい。
また、窓ガラスの周縁のガラス面上に形成された隠蔽膜の上に、バスバー、給電部及びアンテナエレメントの一部分又は全体が配置されてもよい。隠蔽膜の具体例として、黒色セラミックス膜等のセラミックスが挙げられる。この場合、窓ガラスの車外側から見ると、隠蔽膜により隠蔽膜上に設けられている部分が車外から見えなくなり、デザインの優れた窓ガラスとなる。
10 左リヤアンテナ(左アンテナの一例)
20 右リヤアンテナ(右アンテナの一例)
11,12,21,22,23 エレメント
30 デフォッガ
31 左バスバー
32 右バスバー
33a〜33k ヒータ線
34,35,36 短絡線
41〜44 給電部
51,52 接続エレメント
60 ガラス板
71 窓枠
100 車両用窓ガラス

Claims (10)

  1. ガラス板と、前記ガラス板に設けられるアンテナと、前記ガラス板に設けられるデフォッガとを備え、
    前記アンテナは、少なくとも一つのアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントに接続された第1の給電部と、前記第1の給電部に対し前記アンテナエレメントとは反対側に位置し、前記第1の給電部と離隔されている第2の給電部とを有し、
    前記デフォッガは、一対のバスバーと、前記一対のバスバーに接続され且つ前記ガラス板の左右方向に延在する複数のヒータ線とを有し、
    前記一対のバスバーのうち一方のバスバーは、前記第1の給電部と前記第2の給電部との間に前記ガラス板の上下方向に延在し、
    前記アンテナエレメント及び前記第1の給電部は、前記複数のヒータ線のうち前記ガラス板の上下方向に隣り合うヒータ線の間に位置する、車両用窓ガラス。
  2. 前記アンテナは、前記第2の給電部に接続される接続エレメントを有する、請求項1に記載の車両用窓ガラス。
  3. 前記接続エレメントは、前記ガラス板の縁に沿って延在する部分を含む、請求項2に記載の車両用窓ガラス。
  4. 前記接続エレメントは、前記ガラス板の上縁に沿って延在する部分を含む、請求項3に記載の車両用窓ガラス。
  5. 前記接続エレメントは、前記ガラス板の側縁に沿って延在する部分を含む、請求項3又は4に記載の車両用窓ガラス。
  6. 前記アンテナエレメント及び前記第1の給電部は、前記一方のバスバーと、前記隣り合うヒータ線と、前記隣り合うヒータ線を短絡する短絡線とに囲まれた領域に配置される、請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用窓ガラス。
  7. 前記アンテナエレメントは、前記隣り合うヒータ線と前記短絡線とのうち少なくとも一つの線から分岐した分岐線に近接する、請求項6に記載の車両用窓ガラス。
  8. 前記アンテナエレメント及び前記第1の給電部は、前記複数のヒータ線のうちで最も上側に位置する第1のヒータ線と、前記第1のヒータ線の下側で前記第1のヒータ線と隣り合う第2のヒータ線との間に位置する、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用窓ガラス。
  9. 前記アンテナエレメントは、前記第1の給電部に接続された第1のアンテナエレメントと、前記第1の給電部に接続された第2のアンテナエレメントとを含み、
    前記第1のアンテナエレメントは、前記ガラス板の左右方向で少なくとも1回折り返された折り返しエレメントを含み、
    前記第2のアンテナエレメントは、前記ガラス板の左右方向に延在する水平エレメントを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の車両用窓ガラス。
  10. 前記一対のバスバーは、前記ガラス板の左縁に沿って延在する左バスバーと、前記ガラス板の右縁に沿って延在する右バスバーとを含み、
    前記アンテナは、前記左バスバーが前記第1の給電部と前記第2の給電部との間に延在する左アンテナと、前記右バスバーが前記第1の給電部と前記第2の給電部との間に延在する右アンテナとを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の車両用窓ガラス。
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