JP2019015740A - リムルス試験に付されるアンチトロンビンiii用の前処理剤及び前処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
を用いたアンチトロンビンIIIの前処理方法及びリムルス試薬を用いたエンドトキシン等
の標的物質の測定方法に関する。
Et:エンドトキシン
BG:(1→3)−β−D−グルカン
ATIII:アンチトロンビンIII
に用いられる。ここで、ATIIIはセリンプロテアーゼインヒビターであるため、LAL
中に存在するカスケード反応に関与するタンパク質の活性を阻害する(非特許文献1)。このように、被検試料によっては、リムルス試薬に対する阻害作用を示す場合がある。このような阻害作用は、被検試料の希釈により回避できる場合がある(非特許文献2)。しかし、ATIIIはリムルス試薬に対する阻害作用が極めて強く、ATIII製剤(注射剤)をリムルス試験に付すには64倍以上に希釈する必要があった(非特許文献2)。よって、リムルス試薬の検出感度(検量線の最小エンドトキシン濃度)を考慮すると、ATIII製
剤にリムルス試験を適用することは困難であると考えられてきた(非特許文献2)。現に、ATIIIを含む試料については、現在でもウサギ発熱試験を用いてエンドトキシンの検
出が行われている(非特許文献1)。
した後、LALと反応させて、光散乱法で測定することを特徴とする、ATIII製剤のE
tを測定する方法が開示されている。この方法は、Etの検出を高感度化するために、分光光度計を用いた比濁法に代わって光散乱測定装置を用いた光散乱法を採用したことが技術的特徴である。しかし、この方法は、前記と同様に高倍率の希釈が必要不可欠であることに加え、少なくとも以下の問題があった。
(1)リムルス試験の測定装置として広く普及しているのは分光光度計であり、光散乱法を実施するには光散乱測定装置を別途新たに導入し、使用する必要があること。
(2)日本薬局方では、Etの光学的定量法として比濁法および比色法のみが規定されて
おり、光散乱法は規定されていないこと。
いる。
させた状態で、熱処理や酸処理等のタンパク質を失活させる処理に供することにより、ATIIIをリムルス試験に付す際の反応干渉作用を低減でき、よって、ATIIIのリムルス試験を高精度に実施できることを見出し、本発明を完成するに至った。
[1]
リムルス試験に付されるアンチトロンビンIII用の前処理剤であって、
二価金属塩を含有し、
アンチトロンビンIIIをリムルス試験に付す前に、該アンチトロンビンIIIを前記前処理剤と共存させた状態でタンパク質を失活させる処理に供するために用いられる、前処理剤。
[2]
前記二価金属塩が、二価金属塩化物、二価金属酢酸塩、及び二価金属硫酸塩からなる群より選択される1又はそれ以上の金属塩である、前記前処理剤。
[3]
前記二価金属塩を構成する二価金属が、マグネシウム、カルシウム、マンガン、及び亜鉛からなる群より選択される1又はそれ以上の金属である、前記前処理剤。
[4]
アンチトロンビンIIIを前記前処理剤と共存させた時の、前記二価金属塩に由来する二
価金属イオンの濃度が、0.5mM以上である、前記前処理剤。
[5]
前記リムルス試験の測定対象物質が、エンドトキシンである、前記前処理剤。
[6]
前記前処理剤を含む、アンチトロンビンIII用のリムルス試薬キット。
[7]
アンチトロンビンIIIを前記前処理剤と共存させた状態でタンパク質を失活させる処理
に供することを含む、リムルス試験に付されるアンチトロンビンIIIの前処理方法。
[8]
前記タンパク質を失活させる処理が、熱処理または酸処理である、前記前処理方法。
[9]
前記熱処理が、50℃超の温度で行われる、前記前処理方法。
[10]
前記酸処理に用いられる酸が、塩酸である、前記前処理方法。
[11]
前記前処理方法によりアンチトロンビンIIIを前処理すること、および前処理されたア
ンチトロンビンIIIをリムルス試験に付すことを含む、アンチトロンビンIII中のリムルス試験の測定対象物質を測定する方法。
[12]
前記方法によりアンチトロンビンIII中のリムルス試験の測定対象物質を測定すること
を含む、アンチトロンビンIIIを製造する方法。
本発明の前処理剤は、二価金属塩を含有する、リムルス試験に付されるATIII用の前
処理剤である。本発明の前処理剤は、ATIIIをリムルス試験に付す前に、該ATIIIを本発明の前処理剤と共存させた状態でタンパク質を失活させる処理に供するために用いられる。
の形状も特に制限されず、例えば、液状であってもよく、凍結乾燥物、粉末、顆粒、錠剤等の固形状であってもよい。
ンビン(財団法人 化学及血清療法研究所製)、ノンスロン(登録商標;日本製薬株式会社製)が挙げられる。このようなATIIIの注射用製剤を本発明の前処理およびリムルス
試験に付す際には、原液そのままを被検体として用いてもよいし、濃縮された溶液を被検体として用いてもよいし、水や緩衝液等の水性溶媒で任意の倍率に希釈した溶液を被検体として用いてもよい。ここにいう「原液」とは、ATIIIを注射用製剤として通常用いる
際の濃度である50Unit/mLの濃度で含む溶液を意味する。「原液」は、例えば、各ATIIIの注射用製剤の添付文書に記載された方法に従ってATIIIを水性溶媒に溶解することによって得られる。ここにいう「濃縮された溶液」とは、ATIIIを50Unit
/mL超の濃度で含む溶液を意味する。「濃縮された溶液」としては、例えば、各ATIIIの注射用製剤の製造工程において得られる中間精製物が挙げられる。
前記「原液」のATIII濃度と同じであること(原液のまま。原液が希釈されておらず、
ATIIIが50Unit/mLの濃度で存在していること。)を意味する。
するタンパク質であってもよい。また、発現させる組換えタンパク質は、ATIIIとして
の機能を維持している限り、天然のATIIIのバリアントであってもよい。バリアントに
は、公知のATIIIのホモログや人為的改変体も含まれる。
酢酸塩、二価金属炭酸水素塩、二価金属リン酸二水素塩、二価金属硫酸水素塩、二価金属硫化水素塩、二価金属チオシアン酸塩、二価金属酸化物、二価金属硫化物、二価金属過酸化物、二価金属硫酸塩、二価金属亜硫酸塩、二価金属チオ硫酸塩、二価金属炭酸塩、二価金属クロム酸塩、二価金属二クロム酸塩、二価金属リン酸一水素塩、二価金属リン酸塩が挙げられる。二価金属塩としては、1種のみを用いてもよく、2種またはそれ以上を組み合わせて用いてもよい。二価金属塩は、例えば、二価金属塩化物、二価金属酢酸塩、及び二価金属硫酸塩からなる群より選択される1又はそれ以上の金属塩であることが好ましい。
えるものであってよい。「ATIIIを本発明の前処理剤と共存させた時」とは、具体的に
は、後述するタンパク質を失活させる処理が行われている時をいう。二価金属塩は、例えば、水性溶媒に溶解し二価の金属イオンを与えるものであってよい。水性溶媒としては、水や緩衝液が挙げられる。
塩化マグネシウム(MgCl2)、酢酸マグネシウム(Mg(CH3COO)2)、塩化カ
ルシウム(CaCl2)、酢酸カルシウム(Ca(CH3COO)2)、硫酸マンガン(M
nSO4)、硫酸亜鉛(ZnSO4)が挙げられる。本発明の前処理剤は、例えば、二価金属塩として硫酸マグネシウム(MgSO4)のみを含有していてもよい。また、本発明の
前処理剤は、例えば、硫酸マグネシウム(MgSO4)に加えて、さらに1又はそれ以上
の他の二価金属塩を含有していてもよい。
場合も、「本発明の前処理剤が二価金属塩を含有する」ことに該当する。
理剤と共存させた時の二価金属塩に由来する二価金属イオンの濃度(以下、「処理時の二価金属イオン濃度」ともいう)が以下に例示するような濃度範囲となるように用いることができる。「ATIIIを本発明の前処理剤と共存させた時の濃度」とは、具体的には、後
述するタンパク質を失活させる処理が行われている反応系での濃度をいう。処理時の二価金属イオン濃度は、本発明の前処理の効果が得られる限り特に制限されないが、例えば、0.5mM以上であるのが好ましい。処理時の二価金属イオン濃度は、例えば、0.5mM〜100mMであることが好ましく、0.5mM〜50mMであることがより好ましく、0.5mM〜25mMであることがさらに好ましく、5mM〜25mMであることがよりさらに好ましく、5mM〜12.5mMであることが特に好ましい。なお、本発明の前処理剤に2種類以上の二価金属塩が含有されている場合には、ここにいう「処理時の二価金属イオン濃度」は、それら二価金属塩に由来する二価金属イオンの濃度の総和を意味する。
試験を高精度に実施できる。
本発明のキットは、本発明の前処理剤を構成物品として含む、リムルス試薬キットである。本発明のキットは、他の構成物品を含んでいてもよい。ここにいう「他の構成物品」としては、例えば、リムルス試薬、リムルス反応の検出用基質、緩衝液、蒸留水、標準物質(EtやBG等)、及びマイクロプレートが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
工業株式会社)、パイロクロム(アソシエーツオブケープコッドインク)、パイロテル(登録商標)−T(アソシエーツオブケープコッドインク)、パイロテル(登録商標)マルチテスト(アソシエーツオブケープコッドインク)、カイネティック−QCL(ロンザウォーカーズヴィルインク)、エンドクロム−K(チャールズリバーラボラトリーズインク)が挙げられる。
ができる。
て行うことができる。各因子のアミノ酸配列やそれをコードする遺伝子の塩基配列は、公知のデータベースから取得できる。公知のデータベースとしては、例えば、NCBI(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/)が挙げられる。発現された各組換えタンパク質は、必要に応じ、所望の程度に精製して用いることができる。
製等したものに、各因子を適宜組み合わせることで得られたものであってもよい。
ュローゲンを生産することもできる。
度に実施できる。
本発明の前処理方法は、ATIIIを本発明の前処理剤と共存させた状態でタンパク質を
失活させる処理に供することを含む、リムルス試験に付されるATIIIの前処理方法であ
る。
よく、具体的には、リムルス試験を阻害しない程度にATIIIを失活させる処理であれば
よい。タンパク質を失活させる処理としては、例えば、熱処理、酸処理、アルカリ処理が挙げられるが、これらに限定されない。タンパク質を失活させる処理としては、いずれかの処理を単独で行ってもよく、2またはそれ以上の処理を組み合わせて行ってもよい。
水性溶媒中で共存させた状態で行うことができる。
いう。加熱の方法は特に限定されないが、ヒートブロック、ウォーターバス、エアーバス、マイクロウェーブオーブン等の機器を使用する方法が好ましい。また、熱処理の温度は、タンパク質が失活する限り特に制限されないが、例えば、通常50℃超である。熱処理の温度は、例えば、55℃〜100℃であることが好ましく、55℃〜95℃であることがより好ましく、60℃〜90℃であることがさらに好ましく、65℃〜85℃であることがよりさらに好ましく、65℃〜75℃であることが特に好ましい。また、熱処理の時間は、タンパク質が失活する限り特に制限されないが、例えば、1分間以上であるのが好ましい。熱処理の時間は、例えば、1分間〜2時間であることが好ましく、1分間〜1時間であることがより好ましく、5分間〜30分間であることがさらに好ましく、5分間〜20分間であることがよりさらに好ましく、5分間〜15分間であることが特に好ましい。
せる処理をいう。酸処理に用いられる酸としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸が挙げられるが、これらに限定されない。これらの中では、塩酸が好ましい。酸の添加量は、酸の種類等の諸条件に応じて適宜設定することができる。酸の添加量は、例えば、酸処理時の反応系における酸濃度が0.001N〜1N、好ましくは0.01N〜0.5N、より好ましくは0.01N〜0.1Nとなるような量であってよい。酸処理の時間は、タンパク質が失活する限り特に制限されないが、例えば、酸処理に通常用いられる時間であってよい。酸処理の時間は、例えば、0.1秒〜2時間であってもよい。
カリを接触させる処理をいう。アルカリ処理に用いられるアルカリとしては、例えば、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムが挙げられるが、これらに限定されない。これらの中で
は、水酸化ナトリウムが好ましい。アルカリの添加量は、アルカリの種類等の諸条件に応じて適宜設定することができる。アルカリの添加量は、例えば、アルカリ処理時の反応系におけるアルカリ濃度が0.001N〜1N、好ましくは0.01N〜0.5N、より好ましくは0.01N〜0.1Nとなるような量であってよい。アルカリ処理の時間は、タンパク質が失活する限り特に制限されないが、例えば、アルカリ処理に通常用いられる時間であってよい。アルカリ処理の時間は、例えば、0.1秒〜2時間であってもよい。
い。例えば、ATIIIの乾燥粉末を微粉化する等、ATIIIを加工する処理を行うことができる。また、例えば、ATIIIを希釈または濃縮等してもよい。これらの処理は、本発明
の前処理剤と共存させる前に行ってもよく、本発明の前処理剤と共存させた後且つタンパク質を失活させる処理を行う前に行ってもよい。
験が阻害されないようにする処理であってよい。例えば、タンパク質を失活させる処理として熱処理を行った場合は、処理物の温度を下げることができる。また、例えば、タンパク質を失活させる処理として酸処理を行った場合は、アルカリにより処理物を中和することができる。また、例えば、タンパク質を失活させる処理としてアルカリ処理を行った場合は、酸により処理物を中和することができる。また、例えば、処理物を希釈または濃縮等してもよい。
試験を高精度に実施できる。
本発明の測定方法は、本発明の前処理方法によりATIIIを前処理すること、および前
処理されたATIIIをリムルス試験に付すことを含む、ATIII中のリムルス試験の測定対象物質を測定する方法である。
とができる。ATIII中にリムルス試験の測定対象物質が存在する場合には、カスケード
反応が進行する。よって、カスケード反応の進行を測定することにより、ATIII中のリ
ムルス試験の測定対象物質を測定することができる。リムルス試験の際には、各因子は、ATIIIとリムルス試薬を接触させる工程の当初から反応系に含まれていてもよく、逐次
反応系に添加されてもよい。
よく、当該工程の進行中または完了後に反応系に添加されてもよい。また、検出用基質を予め含有しているリムルス試薬を用いる場合は、検出用基質を反応系に別途添加しなくてもよい。
ケード反応が進行する限り、その他の任意の工程を含んでいてよい。例えば、本発明の測定方法は、上述の通り、反応系に検出用基質を添加する工程を含んでいてもよい。また、例えば、本発明の測定方法は、測定により得られたデータを他のデータに変換する工程を含んでいてもよい。測定により得られたデータを他のデータに変換する工程としては、例えば、測定により得られたデータに基づき、ATIII中のリムルス試験の測定対象物質の
量を算出する工程が挙げられる。
ことができ、よって、ATIIIのリムルス試験を高精度に実施できる。
ように製造されたATIIIは、注射剤等の任意の形態で提供できる。
比色法または比濁法で実施した試験においては、以下の手順でEt添加回収率を算出した。すなわち、ATIIIに既知量のエンドトキシンを添加した被検体のリムルス試験と同
時に、ATIIIの代わりに等量の水を被検体としたリムルス試験を陽性対照として実施し
た。ATIIIを含む被検体の吸光度変化率(mAbs/min)の値を陽性対照の吸光度
変化率の値で除した値を百分率換算し、Et添加回収率とした。なお、ATIIIまたは水
にエンドトキシン汚染がある場合には、汚染に相当する値を測定値から差し引いた後にEt添加回収率を算出すればよい。すなわち、Et添加回収率とは、ATIIIによる反応干
渉作用がない場合に検出されるべきEt量に対する、ATIIIを含む被検体において実際
に検出されたEt量の比率(%)、を意味し得る。
原液、又は水で4倍、16倍、64倍、若しくは256倍に希釈した50Unit/mLのATIII製剤(ノイアート(登録商標);株式会社ベネシス;以下、同じ)0.4m
Lに、0.5EU/mLに調製したEt(JPRSE:日本薬局方エンドトキシン標準品;以下、同じ)の標準液0.04mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、0.2mLを別容器に分注し、ヒートブロックを用いて70℃で10分間加熱した。その後、0.05mLをマイクロプレートに分注し、比色法用のEt測定試薬(エンドスペシー(登録商標)ES−50M;生化学工業株式会社;以下、同じ)0.05mLを加えた。次いで、恒温槽機能および撹拌機能を有するウェルリーダー(ウェルリーダーMP−96;生化学工業株式会社;以下、同じ)を用いて1分間激しく撹拌した後、37℃で30分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長492nmにおける吸光度の経時変化を測定し、Et添加回収率を算出した。結果を表1に示す。
25Unit/mLのATIII製剤(水で2倍に希釈したATIII製剤)0.9mLに0.5EU/mLのEt標準液0.1mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、0.18mLを別容器に分注し、15.6mM、125mM、250mM、500mM、若しくは1000mMのMgSO4水溶液、又は、15.6mM、56
mM、125mM、250mM、若しくは500mMのCaCl2水溶液を0.02mL加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。各溶液をヒートブロックを用いて70℃で10分間加熱した後、ただちに氷冷した。各溶液を室温まで戻した後、0.05mLをマイクロプレートに分注した。エンドスペシーES−50Mを0.05mL添加し、ウェルリーダーを用いて1分間激しく撹拌した後、37℃で30分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長492nmにおける吸光度の経時変化を測定し、Et添加回収率を算出した。結果を表2、3に示す。表中、「MgSO4濃度」および「CaCl2濃度
」は、熱処理時の反応液中での濃度を示す。また、本実施例におけるATIII製剤の希釈
倍率は、約2.5倍である。
を共存させて熱処理することにより、希釈加熱法のように64倍以上に希釈せずとも、精度よくEtを検出できた。特に、硫酸マグネシウムの濃度が12.5mM以上の場合に、精度よくEtを検出できた。
50Unit/mLのATIII製剤0.2mLに0.5EU/mLのEt標準液0.2
2mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、水を1.8mL加え、さらに試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、0.1mLを別容器に分注し、50mMまたは5mMに調製した各種二価金属塩の水溶液を1/10量(0.011mL)加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。各溶液をヒートブロックを用いて70℃で10分間加熱した後、ただちに氷冷した。各溶液を室温まで戻した後、0.05mLをマイクロプレートに分注した。エンドスペシーES−50Mを0.05mL添加し、ウェルリーダーを用いて1分間激しく撹拌した後、37℃で30分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長492nmにおける吸光度の経時変化を測定し、Et添加回収率を算出した。結果を表4に示す。表中、二価金属塩濃度は、熱処理時の反応液中での濃度を示す。また、本実施例におけるATIII製剤の希釈倍率は、約12倍であ
る。
SO4、又はZnSO4をATIIIと共存させて熱処理した場合にも、Etを検出できた。
50Unit/mLのATIII製剤0.9mLに0.5EU/mLのEt標準液0.1
mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌し、0.18mLを別容器に分注した。その後、200mMのCaCl2水溶液を0.02mL加え、試験管ミキサーを用
いて1分間激しく撹拌した。各溶液を、氷上に静置、又はヒートブロックを用いて37℃、50℃、60℃、70℃、80℃若しくは90℃で5分間、10分間又は20分間熱処理した後にただちに氷冷した。各溶液を室温まで戻した後、0.05mLをマイクロプレートに分注した。エンドスペシーES−50Mを0.05mL添加し、ウェルリーダーを用いて1分間激しく撹拌した後、37℃で30分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長492nmにおける吸光度の経時変化を測定し、Et添加回収率を算出した。結果を表5に示す。熱処理時の反応液中でのCaCl2濃度は20mMである。また、本実
施例におけるATIII製剤の希釈倍率は、約1.2倍である。
水で4倍若しくは16倍に希釈した50Unit/mLのATIII製剤又は水0.9m
Lに0.5EU/mLのEt標準液0.1mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、0.18mLを別容器に分注し、氷上に静置、又はヒートブロックを用いて70℃で10分間熱処理した後にただちに氷冷した。各溶液を室温まで戻した後、水、又は7mM、28mM、若しくは112mMのCaCl2水溶液を0.02mL
加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、0.05mLをマイクロプレートに分注した。エンドスペシーES−50Mを0.05mL添加し、ウェルリーダーを用いて1分間激しく撹拌した後、37℃で30分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長492nmにおける吸光度の経時変化を測定し、Et添加回収率を算出した。結果を表6に示す。
50Unit/mLのATIII製剤0.2mLに0.5EU/mLのEt標準液0.2
2mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、水を1.8mL加え、さらに試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、0.1mLを別容器に分注し、50mMもしくは5mMに調製した各種二価金属塩の水溶液を1/10量(0.011mL)加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、5N、2N、1N、0.5N、又は0.1Nの塩酸を0.011mL加え、さらに試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、0.05mLをマイクロプレートに分注し、エンドスペシーES−50Mを0.05mL添加し、ウェルリーダーを用いて1分間激しく撹拌した後、37℃で30分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長492nmにおける吸光度の経時変化を測定し、Et添加回収率を算出した。結果を表7に示す。表中、二価金属塩濃度および塩酸濃度は、酸処理時の反応液中での濃度(概算)を示す。また、本実施例におけるATIII製剤の希釈倍率は、約14倍である。
50Unit/mLのATIII製剤0.1mLに0.4EU/mLのEt標準液0.1
mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、水0.1mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、25mMのCaCl2水溶液0.
1mLを加え、さらに試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌し、0.2mLをATIIIの4倍希釈液として別容器に分注した。残りの0.2mLに水0.2mLを加え、試験
管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、0.2mLをATIIIの8倍希釈液として
別容器に分注した。この操作を繰り返し、ATIIIの16倍希釈液及び32倍希釈液も調
製し、それぞれを別容器に分注した。各溶液をヒートブロックを用いて70℃で10分間熱処理した後にただちに氷冷した。各溶液を室温まで戻した後、0.05mLをマイクロプレートに分注した。比色法用のEt測定試薬(パイロクロム;アソシエーツオブケープコッドインク)0.05mLを添加し、ウェルリーダーを用いて1分間激しく撹拌した後
、37℃で60分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長492nmにおける吸光度の経時変化を測定し、Et添加回収率を算出した。結果を表8に示す。
率はほぼ100%であり、Etを精度よく検出できた。よって、本発明の前処理法を実施することにより、比色法用のEt測定試薬としてパイロクロムを用いた場合においても、ATIIIと共存するEtの高精度な測定が可能であることが明らかとなった。
50Unit/mLのATIII製剤0.1mLに0.4EU/mLのEt標準液0.1
mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、水0.1mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、25mMのCaCl2水溶液0.
1mLを加え、さらに試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌し、0.2mLをATIIIの4倍希釈液として別容器に分注した。残りの0.2mLに水0.2mLを加え、試験
管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、0.2mLをATIIIの8倍希釈液として
別容器に分注した。この操作を繰り返し、ATIIIの16倍希釈液及び32倍希釈液も調
製し、それぞれを別容器に分注した。各溶液をヒートブロックを用いて70℃で10分間熱処理した後にただちに氷冷した。各溶液を室温まで戻した後、0.1mLをマイクロプレートに分注した。比濁法用のEt測定試薬(パイロテル(登録商標)−T;アソシエーツオブケープコッドインク)0.1mLを添加し、ウェルリーダーを用いて1分間激しく
撹拌した後、37℃で60分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長660nmにおける吸光度の経時変化を測定し、Et添加回収率を算出した。結果を表9に示す。
100%であり、Etを精度よく検出できた。よって、本発明の前処理法を実施することにより、リムルス試薬として比濁法用のEt測定試薬を用いた場合においても、ATIII
と共存するEtの高精度な測定が可能であることが明らかとなった。
50Unit/mLのATIII製剤0.1mLに0.24EU/mLのEt標準液0.
1mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、水0.1mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、25mMのCaCl2水溶液0
.1mLを加え、さらに試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌し、0.2mLをATIIIの4倍希釈液として別容器に分注した。残りの0.2mLに水0.2mLを加え、試
験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、0.2mLをATIIIの8倍希釈液とし
て別容器に分注した。この操作を繰り返し、ATIIIの16倍希釈液及び32倍希釈液も
調製し、それぞれを別容器に分注した。各溶液をヒートブロックを用いて70℃で10分間熱処理した後にただちに氷冷した。各溶液を室温まで戻した後、0.1mLを丸底試験管に分注した。ゲル化法用のEt測定試薬(パイロテル(登録商標)マルチテスト;アソ
シエーツオブケープコッドインク)0.1mLを添加し、試験管ミキサーを用いて1分激
しく撹拌した後、ヒートブロックを用いて37℃で1時間加温した。その後、試験管をゆっくり転倒させ、内容物が流出しない堅固なゲルを形成しているか確認した。結果を表10に示す。
を実施することにより、リムルス試薬としてゲル化法用のEt測定試薬を用いた場合においても、ATIIIと共存するEtの高精度な検出が可能であることが明らかとなった。
50Unit/mLのATIII製剤0.475mLに1EU/mLのEt標準液0.1
1mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、水0.475mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、500mMのMgSO4水
溶液0.05mLを加え、さらに試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌し、溶液をヒートブロックを用いて70℃で10分間熱処理した後にただちに氷冷した。溶液を室温まで戻した後、0.5mLをATIIIの2倍希釈液として別容器に分注した。残りの0.5
mLに水0.5mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、0.5mLをATIIIの4倍希釈液として別容器に分注した。この操作を繰り返し、ATIIIの8倍希釈液、16倍希釈液及び32倍希釈液も調製し、それぞれを別容器に分注した。また、ATIII製剤の代わりにエンドトキシン試験用水を用い、本発明の前処理法を実施せずに
調製した同様の希釈系列を対照試料として用意した。各溶液0.05mLをマイクロプレートに分注した。エンドスペシーES−50Mを0.05mL添加し、ウェルリーダーを用いて1分間激しく撹拌した後、37℃で30分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長492nmにおける吸光度の経時変化を測定した。結果を表11および図1に示す。
ンドトキシン標準液のエンドトキシン試験用水による2倍希釈系列液)のエンドトキシン濃度に対する測定値をそれぞれ両対数プロットし、平行線定量法により平行性検定を行った。平行線定量法の専用ソフトウエア(PL603;生化学工業株式会社)により統計学的に分析した結果、両者は回帰および平行性が成立し、試験に適合した。平行線定量法により算出されたEt濃度(0.275EU/mL)を対照試料のEt濃度(0.232EU/mL)で除して算出したEt添加回収率は118.5%となった。
50Unit/mLのATIII製剤0.8mLに1EU/mLのEt標準液0.1mL
を加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、水0.02mLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、500mMのMgSO4水溶液0.
08mLを加え、さらに試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌し、溶液をヒートブロックを用いて70℃で10分間熱処理した後にただちに氷冷した。溶液の温度を室温に戻した後、0.5mLをATIIIの1.25倍希釈液として別容器に分注した。残りの0.
5mLに40mMのMgSO4水溶液を0.5mL加え、試験管ミキサーを用いて1分間
激しく撹拌した後、0.5mLをATIIIの2.5倍希釈液として別容器に分注した。こ
の操作を繰り返し、ATIIIの5倍希釈液、10倍希釈液、20倍希釈液も調製し、それ
ぞれを別容器に分注した。また、ATIII製剤の代わりにエンドトキシン試験用水を用い
、本発明の前処理法を実施せずに調製した同様の希釈系列を対照試料として用意した。各溶液0.05mLをマイクロプレートに分注し、エンドスペシーES−50Mを0.05mL添加し、ウェルリーダーを用いて1分間激しく撹拌した後、37℃で30分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長492nmにおける吸光度の経時変化を測定した。結果を表12および図2に示す。
ンドトキシン標準液のエンドトキシン試験用水による2倍希釈系列液)のエンドトキシン濃度に対する測定値をそれぞれ両対数プロットし、平行線定量法により平行性検定を行った。平行線定量法の専用ソフトウェア(PL603;生化学工業株式会社)により統計学的に分析した結果、両者には回帰および平行性が成立し、試験に適合した。平行線定量法により算出されたEt濃度(0.122EU/mL)を対照試料のEt濃度(0.125EU/mL)で除して算出したEt添加回収率は97.6%となった。
50Unit/mLのATIII製剤472.5μLに20EU/mLのEt標準液2.
5μLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。次に、水6.25μLを加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、2MのMgSO4水溶液18.
75μLを加え、さらに試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した。その後、ヒートブロックを用いて溶液を70℃で20分間熱処理した後にただちに氷冷した。溶液の温度を室温に戻した後、250μLをATIIIの1.06倍希釈液として別容器に分注した。
残りの250μLに水を250μL加え、試験管ミキサーを用いて1分間激しく撹拌した後、250μLをATIIIの2.12倍希釈液として別容器に分注した。この操作を繰り
返し、ATIIIの4.23倍希釈液、8.47倍希釈液、16.93倍希釈液も調製し、
それぞれを別容器に分注した。また、ATIII製剤の代わりにエンドトキシン試験用水を
用い、本発明の前処理法を実施せずに調製した同様の希釈系列を対照試料として用意した。各溶液50μLをマイクロプレートに分注し、エンドスペシーES−50Mを50μL添加し、ウェルリーダーを用いて1分間激しく撹拌した後、37℃で30分間加温しながら測定波長405nm及び対照波長492nmにおける吸光度の経時変化を測定した。結果を表13および図3に示す。
ンドトキシン標準液のエンドトキシン試験用水による2倍希釈系列液)のエンドトキシン濃度に対する測定値をそれぞれ両対数プロットし、平行線定量法により平行性検定を行った。平行線定量法の専用ソフトウェア(PL603;生化学工業株式会社)により統計学的に分析した結果、両者には回帰および平行性が成立し、試験に適合した。平行線定量法により算出されたEt濃度(0.111EU/mL)を対照試料のEt濃度(0.106EU/mL)で除して算出したEt添加回収率は104.7%となった。
高精度に実施できる。また、本発明によれば、ATIIIのリムルス試験を簡便、迅速、か
つ安価に実施できると期待される。
Claims (12)
- リムルス試験に付されるアンチトロンビンIII用の前処理剤であって、
二価金属塩を含有し、
アンチトロンビンIIIをリムルス試験に付す前に、該アンチトロンビンIIIを前記前処理剤と共存させた状態でタンパク質を失活させる処理に供するために用いられる、前処理剤。 - 前記二価金属塩が、二価金属塩化物、二価金属酢酸塩、及び二価金属硫酸塩からなる群より選択される1又はそれ以上の金属塩である、請求項1に記載の前処理剤。
- 前記二価金属塩を構成する二価金属が、マグネシウム、カルシウム、マンガン、及び亜鉛からなる群より選択される1又はそれ以上の金属である、請求項1または2に記載の前処理剤。
- アンチトロンビンIIIを前記前処理剤と共存させた時の、前記二価金属塩に由来する二
価金属イオンの濃度が、0.5mM以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の前処理剤。 - 前記リムルス試験の測定対象物質が、エンドトキシンである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の前処理剤。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の前処理剤を含む、アンチトロンビンIII用のリム
ルス試薬キット。 - アンチトロンビンIIIを請求項1〜5のいずれか1項に記載の前処理剤と共存させた状
態でタンパク質を失活させる処理に供することを含む、リムルス試験に付されるアンチトロンビンIIIの前処理方法。 - 前記タンパク質を失活させる処理が、熱処理または酸処理である、請求項7に記載の前処理方法。
- 前記熱処理が、50℃超の温度で行われる、請求項8に記載の前処理方法。
- 前記酸処理に用いられる酸が、塩酸である、請求項8に記載の前処理方法。
- 請求項7〜10のいずれか1項に記載の前処理方法によりアンチトロンビンIIIを前処
理すること、および前処理されたアンチトロンビンIIIをリムルス試験に付すことを含む
、アンチトロンビンIII中のリムルス試験の測定対象物質を測定する方法。 - 請求項11に記載の方法によりアンチトロンビンIII中のリムルス試験の測定対象物質
を測定することを含む、アンチトロンビンIIIを製造する方法。
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