JP2019015475A - 真空断熱筐体及び冷蔵庫 - Google Patents

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智章 北野
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秀司 河原崎
Hideji Kawarasaki
秀司 河原崎
美桃子 井下
Mitoko Ishita
美桃子 井下
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Abstract

【課題】真空断熱性能の低下を低減しつつ、装着部材との固定強度を確保することができる真空断熱筐体を提供することを目的とする。【解決手段】真空断熱筐体10は、装着部材が固定具により固定される真空断熱筐体であって、芯材44と、前記芯材44を被覆する被覆材とから成り、内部を減圧密封した真空断熱材40と、前記真空断熱材40を内部空間に収容するケース20と、を備え、前記ケース20は、前記内部空間側に窪む凹部27と、前記凹部27に設けられ、前記内部空間側の反対側に突出し、且つ、前記固定具が係合する係合部が形成された突出部29と、前記凹27部における前記内部空間側の反対側の面と前記突出部29とを接続するリブと、を有している。【選択図】図13

Description

本発明は、真空断熱筐体に関し、特に、装着部材が固定具により固定される真空断熱筐体及び冷蔵庫に関する。
従来、真空断熱材を備える真空断熱筐体を用いた例として、例えば、特許文献1に示す冷蔵庫が知られている。この冷蔵庫は、前面が開口する断熱箱体、及び、断熱箱体の開口を塞ぐ引き出し式の第1の冷凍室扉などを備えている。第1の冷凍室扉は、扉外板と扉内板との間に真空断熱材を挟んで構成されている。
特開2016−028223号公報
上記特許文献1の第1の冷凍室扉などの引き出し式の扉には、断熱筐体から扉を引き出すためのフレーム等の装着部材が固定されている。しかしながら、特許文献1にはこの冷凍室扉に対するフレームの固定方法について記載されていない。仮に、フレームをビス等の固定具で冷凍庫扉の扉内板に固定した場合、ビスが扉内板を貫通し、その内側に収納されている真空断熱材に達すると、真空断熱材を傷つけ、真空断熱材の断熱性能が低下するおそれがある。
また、例えば、子供が冷凍室扉にぶら下がるなどして冷凍庫扉に非常に大きな力が作用することがある。このため、冷凍庫扉とフレームとの間には大きな固定強度が必要である。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、真空断熱性能の低下を低減しつつ、装着部材との固定強度を確保することができる真空断熱筐体及び冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の第1態様に係る真空断熱筐体は、装着部材が固定具により固定される真空断熱筐体であって、芯材と、前記芯材を被覆する被覆材とから成り、内部を減圧密封した真空断熱材と、前記真空断熱材を内部空間に収容するケースと、を備え、前記ケースは、前記内部空間側に窪む凹部と、前記凹部に設けられ、前記内部空間側の反対側に突出し、且つ、前記固定具が係合する係合部が形成された突出部と、前記凹部における前記内部空間側の反対側の面と前記突出部とを接続するリブと、を有している。
この構成によれば、係合部が形成された突出部が凹部に形成されているため、係合部の長さを長く採ることができる。これにより、係合部に係合される固定具がケースを貫通することを抑制し、固定具による真空断熱材の破損を防ぎ、真空断熱材の断熱性能の低下を低減することができる。また、固定具と係合部との締結が強固になり、突出部と装着部材との間に大きな固定強度を確保することができる。さらに、リブによって突出部が補強されるため、突出部と装着部材との間の固定強度の向上が図られる。
本発明の第2態様に係る真空断熱筐体は、第1態様において、前記固定具はビスであり、前記係合部は、前記ビスが螺合する有底の挿通孔であってもよい。この構成によれば、挿通孔の底部によってビスによる真空断熱材の破損をより一層確実に防止でき、真空断熱材の断熱性能の低下を低減することができる。
本発明の第3態様に係る真空断熱筐体は、第1又は2態様において、前記真空断熱材は、前記ケースの内面に沿った形状を有していてもよい。この構成によれば、ケースが真空断熱材により充填され、真空断熱筐体の断熱性能の向上を図ることができる。
本発明の第4態様に係る真空断熱筐体は、第1〜3のいずれかの態様において、前記凹部の周囲に設けられ、前記内部空間側の反対側に突出し、且つ、前記装着部材を位置決めする突起をさらに備えていてもよい。この構成によれば、この突起に装着部材の貫通孔等を通すことで、装着部材をケースに容易に位置決めすることができる。
本発明の第5態様に係る真空断熱筐体は、第1〜4のいずれかの態様において、前記ケースは、前記真空断熱材を前記内部空間に収容し、且つ、前記凹部が設けられた内箱と、前記内箱の開口部を塞ぐ外箱とを有し、前記内箱は射出成型により形成されていてもよい。この構成によれば、内箱を精度良く形成することができる。
本発明の第6態様に係る冷蔵庫は、第1〜5のいずれかの態様の真空断熱筐体を備えている。この構成によれば、真空断熱筐体の断熱性能の低下が低減されると共に、真空断熱筐体と装着部材との固定強度が確保される。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施の形態の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の真空断熱筐体及び冷蔵庫によれば、真空断熱性能の低下を低減しつつ、装着部材との固定強度を確保することができる。
図1は、本実施の形態に係る真空断熱筐体を引き出し扉に用いた冷蔵庫を概略的に示す断面図である。 図2は、図1に示す引き出し扉を正面側から視た斜視図である。 図3は、図1に示す引き出し扉を背面側から視た斜視図である。 図4は、図1に示す真空断熱筐体を示す分解斜視図である。 図5は、図1に示す真空断熱筐体を示す断面図である。 図6(a)は、図1に示す内箱を背面側から視た図であり、図6(b)は、図6(a)のA−A線により切断された内箱の断面図である。 図7(a)は、図1に示す内箱を正面側から視た図であり、図7(b)は、図6(a)のB−B線により切断された内箱の断面図である。 図8は、図5に示す真空断熱材を示す断面図である。 図9は、図8に示す真空断熱材を示す分解斜視図である。 図10は、図9に示す真空断熱材を示す断面図である。 図11は、図10に示す真空断熱材を示す分解断面図である。 図12は、図5に示す真空断熱筐体を示す分解断面図である。 図13は、図12に示す真空断熱筐体、ガスケット、フレーム及びビスを示す断面図である。 図14は、図13に示す真空断熱筐体、ガスケット、フレーム及びビスを示す斜視図である。 図15は、図1に示す引き出し扉を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。
また、全ての図面において、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略する場合がある。さらに、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
以下、本実施の形態に係る真空断熱筐体10の一例について、図1〜図10を参照しながら説明する。以下、図1に示す冷蔵庫18の引き出し扉11に真空断熱筐体10を適用した場合について説明するが、装着部材が固定具により固定される真空断熱筐体10であれば、真空断熱筐体10はこれに限定されない。例えば、真空断熱筐体10を冷蔵庫18のヒンジ式の扉及び冷蔵庫18の本体に適用し、この真空断熱筐体10に装着部材を固定具で固定する場合にも以下の構成と同様に構成にしてもよい。
[真空断熱筐体の構成]
引き出し扉11は、図2及び図3に示すように、真空断熱筐体10、ガスケット12及びフレーム13を備えている。真空断熱筐体10はケース20を有し、ケース20は外箱21及び内箱22により構成された扉本体である。外に現れている内箱22の外面に溝部24が設けられ、この溝部24にガスケット12が嵌められることにより、ガスケット12が内箱22に取り付けられている。また、内箱22の外面にビス14などの固定具によりフレーム13などの装着部材が固定されている。
真空断熱筐体10は、図4に示すように、外箱21、真空断熱材40及び内箱22を有している。内箱22は、正面に開口する箱形状であって、開口部(第1開口部)、背壁25及び側壁26を有している。側壁26は、矩形状の背壁25から立ち上がり、第1開口部の周囲を取り囲む。内箱22は、背壁25及び側壁26により取り囲まれる内部空間を有する。外箱21は、矩形の平板形状であって、ガラス板又はプリコート鋼板等により形成されている。
真空断熱筐体10では、図5に示すように、外箱21は、内箱22の側壁26の外周と同じ形状及び寸法を有しており、内箱22の第1開口部を塞ぐように側壁26の端に取り付けられている。この外箱21により第1開口部が閉鎖され、内箱22及び外箱21により構成されるケース20の内部空間が閉じられる。この内部空間に真空断熱材40が収容されている。
真空断熱材40は、内箱22の内面及び外箱21の内面に対向し、これらに沿った形状を有し、これらに接している。これにより、ケース20の内部空間は、真空断熱材40により充填されている。よって、この内部空間を充填するために真空断熱材40よりも熱伝導率が高い別の断熱材を用いる必要がなく、別の断熱材による真空断熱筐体10の断熱性能の低下を防止することができる。
内箱22の背壁25は、図6(a)〜図7(b)に示すように、段状に形成されていて、中央部分は周縁部分よりも突出している。この周縁部分には溝部24が設けられ、中央部分には凹部27及び突起28が設けられている。
溝部24は、背壁25の外面上において背壁25の外周に沿って矩形の環状に延び、背壁25の中央部分を取り囲む。溝部24は、内箱22の内部空間側に窪み、環状のガスケット12(図3)が嵌められる。
凹部27は、背壁25の外面上において溝部24よりも背壁25の中心側に配置されており、溝部24により取り囲まれる。また、凹部27は、背壁25の下側の範囲に配置されている。例えば2つの凹部27が背壁25に設けられており、背壁25の中心と通り上下方向に延びる直線に対して線対称に配置されている。凹部27は、背壁25の外面上において長円形状であって、上下方向に延び、上方ほど2つの凹部27の間隔が拡がる方向へ傾斜する。
凹部27は、内箱22の内部空間側に窪み、長手方向に対して直交する断面において略円弧形状である。このため、凹部27により内箱22の内面の内部空間側に張り出した部分は、湾曲し、角張らず緩やかに傾斜する。このように、凹部27により張り出した部分に尖った部分がなく、これに接する真空断熱材40(図5)が張り出した部分によって傷つくことが防がれる。
凹部27には、突出部29が設けられている。例えば、突出部29は、1つの凹部27に2つ、設けられ、これらは互いに間隔を空けて配置されている。一方の突出部29は、凹部27の延伸方向の一方端近傍に配置され、他方の突出部29は、凹部27の延伸方向の他方端近傍に配置されている。
突出部29は、円筒形状であって、基端が凹部27の底面に接続し、そこから内部空間側の反対側に突出する。突出部29は、軸方向の寸法が凹部27の深さと等しく、先端が内箱22の背壁25の外面から突出せずに外面と面一になる。このように、突出部29は最も深い凹部27の底に配置されているため、突出部29の軸方向の寸法を大きく採ることができる。
突出部29には、ビス14(図3)等の固定具に係合される係合部としてビス14が挿通される有底の挿通孔30が形成されている。挿通孔30は、突出部29の中心に、突出部29の軸方向に沿って延びる。挿通孔30の内面には、ビス14のねじ山が嵌る螺旋状の溝が形成されている。挿通孔30は、突出部29を貫通せずに、底部30aを有しているため、突出部29の先端側で開口するが、突出部29の基端側には開口しない。
また、凹部27にはリブ31が設けられている。リブ31は、板状体であって、凹部27から内部空間側の反対側に突出する。リブ31は、2つの突出部29を接続し、さらに、各突出部29と凹部27における内側空間側の反対側の面(凹部27の底面)とを接続する。また、リブ31は、2つの突出部29を接続する方向と直交する方向にも延び、各突出部29と凹部27の底面とを接続し、また、凹部27の周囲の背壁25どうしも接続する。このリブ31によって突出部29が補強され、突出部29の破損が防止される。
さらに、フレーム13(図3)などの装着部材を位置決めする突起28が、凹部27の周囲の背壁25の外面に設けられている。例えば、突起28は、1つの凹部27に対して2つ、設けられている。2つの突起28は、互いの間に凹部27を挟むように配置され、1つの凹部27の中の2つの突出部29のうちの一方の突出部29の近傍に配置されている。
突起28は、例えば、中空部を有する円筒形状であって、基端が背壁25の外面に接続し、そこから内部空間側の反対側に突出する。中空部は突起28を貫通せず、突起28の先端側に開口する。ただし、突起28の形状はこれに限定されない。
真空断熱材40は、図8に示すように、第1主面41、第2主面42及び側面43を有している。第1主面41は、外箱21(図5)の内面に接する面であって、平らに形成されている。第2主面42は、内箱22(図5)の背壁25の内面に接する面であって、背壁25の溝部24及び凹部27に沿って窪むなど背壁25の凹凸に沿った形状を有している。側面43は、内箱22の側壁26の内面に接する面であって、第1主面41と第2主面42との間に設けられる。
真空断熱材40は、芯材44と、芯材44を被覆する被覆材とから成り、内部が減圧密封されている。例えば、図9及び図10に示すように、被覆材は、例えば、第1部材45及び第2部材46から構成されており、この内部空間に、芯材44と吸着剤47が配置されている。真空断熱材40は、当該内部空間が所定の真空度になるように構成されている。
第2部材46は、内箱22の内面形状に合わせて、真空成形、射出成形、圧空成形、又はプレス成形等により作製された成形品であり、第2開口部を有する箱状に形成されている。第2部材46は、内箱22の材料よりも柔らかい材料、例えば、エチレン?ビニルアルコール共重合樹脂等の軟質材料の層が複数、積層された多層シートにより形成されている。これにより、第2部材46が内箱22(図5)に収容された際に第2部材46は内箱22の内面に合着することができる。
第1部材45は、矩形状のフィルムであって、第2部材46の第2開口部を密閉するように構成されている。第1部材45としては、例えば、熱可塑性樹脂等のラミネートフィルムであってもよく、ラミネートフィルムは、アルミニウム又はステンレス等の金属層を有していてもよい。
芯材44は、第2部材46の内面(内部空間)と同一形状に形成されている。例えば、芯材44は連続気泡ウレタンフォームで構成されていてもよく、連続気泡ウレタンフォームは特許第5310928号に開示されている特徴を有するものであってもよい。また、例えば、芯材44としては、ガラス繊維、ロックウール、アルミナ繊維、又はポリエチレンテレフタレート繊維等で構成されていてもよい。
吸着剤47としては、水分を吸着除去する水分吸着剤と大気ガス等のガスを吸着する気体吸着剤が挙げられる。吸着剤47は、芯材44に設けられた穴部に嵌められる。より具体的には、吸着剤47が芯材44の穴部に嵌められた状態で、芯材44は、第2部材46の内部空間と同一形状になる。
[引き出し扉の製造方法]
次に、引き出し扉11の製造方法について、図11〜図15を参照して説明する。まず、図11に示すように、多層シートを真空成形等により、内箱22の内面(内部空間)と同一形状になるように加工して、第2開口部を有する箱状の第2部材46を製造する。また、芯材44として、例えば、連続気泡ウレタンフォームの原液を混合して発泡する、又は、ガラス繊維等を加熱圧縮成型する等して、第2部材46の内部空間と同一形状を有するように芯材44を製造する。
次に、第2部材46の内部空間に、芯材44及び吸着剤47を配置する。そして、第2部材46の第2開口部を覆うように、第1部材45により第2部材46を密閉する。そして、第2部材46の内部空間を第2部材46の貫通孔(図示せず)から真空引きする。第2部材46の内部空間が、所定の真空度になると、第2部材46の貫通孔を封止部材(図示せず)より封止する。
これにより、図12に示すように真空断熱材40が形成される。また、射出成形により内箱22を製造する。これにより、内箱22を精度良く形成することができる。そして、内箱22の内部空間に真空断熱材40を配置して、真空断熱材40と内箱22を接着剤により接着する。
また、ガラス板等を適宜な大きさに切断する等により、外箱21を製造する。そして、内箱22内の真空断熱材40の第1主面41にシート状の接着剤を配置して、真空断熱材40と外箱21を接着する。これにより、内箱22の第1開口部が外箱21により閉鎖される。
このように、図13及び図14に示す真空断熱筐体10が形成される。この真空断熱筐体10の内箱22の溝部24にガスケット12を嵌めて取り付ける。また、一対のフレーム13をビス14でねじ止めする。このフレーム13の端部には、平板形状の接続部分15が設けられている。
接続部分15には、例えば、2つの第1貫通孔16と、2つの第2貫通孔17が設けられている。第1貫通孔16は、ビス14の軸部の径よりも大きく、内箱22の突出部29の径よりも小さく、且つ、突出部29の挿通孔30の径と同じ径に形成されている。第2貫通孔17は、内箱22の突起28よりも少し大きい径に形成されている。
フレーム13の接続部分15を内箱22の凹部27に当てる際に、接続部分15の第2貫通孔17に内箱22の突起28を挿入し、接続部分15を突起28の周囲の背壁25の外面に当接する。これにより、フレーム13と内箱22とが容易に位置決めされ、接続部分15の第1貫通孔16が内箱22の突出部29に対応する位置に配置される。
この第1貫通孔16は突出部29の径よりも小さいため、第1貫通孔16の周囲の接続部分15が突出部29の先端に当接する。突出部29の先端は内箱22の背壁25の外面と面一に配置されているため、接続部分15は背壁25の外面及び突出部29の先端に当接してこれらにより安定的に支持される。
また、接続部分15の第1貫通孔16と突出部29の挿通孔30が連続し、この第1貫通孔16及び挿通孔30にビス14の軸部を挿入する。この際、ビス14は、挿通孔30の底部30aによって内箱22を貫通しない。これにより、ビス14が内箱22内の真空断熱材40を傷つけることがなく、傷による真空断熱材40の真空度の低下がないため、真空断熱材40の断熱性能が維持される。
そして、図15に示すように、ビス14を挿通孔30に締結することにより、接続部分15を内箱22に固定する。この接続部分15と内箱22との固定により、フレーム13が真空断熱筐体10に装着されて、引き出し扉11が製造される。
このように、挿通孔30が形成された突出部29が凹部27に形成されている。このため、挿通孔30の長さを長く採ることができ、ビス14と挿通孔30との締結が強固になり、突出部29とフレーム13との間に大きな固定強度を確保することができる。
さらに、突出部29が凹部27に形成されていない場合、突出部29の形状に合わせて内箱22の内部空間側の内面が突出してしまう。このため、突出部29による内箱22の内面の突出に応じて、これに接する真空断熱材40を成形する必要があり、この成形が難しくなる。これに対して、突出部29が凹部27に形成されていると、突出部29の形状が内箱22の内面に影響せず、内箱22の内面は凹部27に沿って緩やかに湾曲する。このような湾曲する凹部27に応じて真空断熱材40が形成されるため、この形成を簡素化することができる。
また、真空断熱筐体10は、背壁25と繋がるリブ31によって突出部29が補強されている。このため、子供が引き出し扉11にぶら下がるなどして非常に大きな力が作用しても、突出部29が破損することが低減され、引き出し扉11とフレーム13などの装着部材との間には大きな固定強度が確保される。
なお、上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施の形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の要旨を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明に係る真空断熱筐体及び冷蔵庫では、真空断熱性能の低下を低減しつつ、装着部材との固定強度を確保することができる真空断熱筐体及び冷蔵庫などとして有用である。
10 :真空断熱筐体
18 :冷蔵庫
21 :外箱
22 :内箱
13 :フレーム(装着部材)
14 :ビス(固定具)
20 :ケース
27 :凹部
28 :突起
29 :突出部
30 :挿通孔
30a:底部
31 :リブ
40 :真空断熱材
44 :芯材
45 :第1部材(被覆材)
46 :第2部材(被覆材)

Claims (6)

  1. 装着部材が固定具により固定される真空断熱筐体であって、
    芯材と、前記芯材を被覆する被覆材とから成り、内部を減圧密封した真空断熱材と、
    前記真空断熱材を内部空間に収容するケースと、を備え、
    前記ケースは、
    前記内部空間側に窪む凹部と、
    前記凹部に設けられ、前記内部空間側の反対側に突出し、且つ、前記固定具が係合する係合部が形成された突出部と、
    前記凹部における前記内部空間側の反対側の面と前記突出部とを接続するリブと、を有している、真空断熱筐体。
  2. 前記固定具はビスであり、
    前記係合部は、前記ビスが螺合する有底の挿通孔である、請求項1に記載の真空断熱筐体。
  3. 前記真空断熱材は、前記ケースの内面に沿った形状を有している、請求項1又は2に記載の真空断熱筐体。
  4. 前記凹部の周囲に設けられ、前記内部空間側の反対側に突出し、且つ、前記装着部材を位置決めする突起をさらに備えている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の真空断熱筐体。
  5. 前記ケースは、前記真空断熱材を前記内部空間に収容し、且つ、前記凹部が設けられた内箱と、前記内箱の開口部を塞ぐ外箱とを有し、
    前記内箱は射出成型により形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の真空断熱筐体。
  6. 請求項1〜5のいずれかの真空断熱筐体を備えている、冷蔵庫。
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