JP2019015414A - 空調制御装置、環境設定端末、空調制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】空調制御装置と複数の環境設定端末との間の通信を、超音波を用いて行う場合において、複数の環境設定端末の各々から発せられる超音波どうしの干渉を回避可能な空調制御装置を提供する。
【解決手段】空調制御装置2は、異なる位置に配置された複数のマイク32を通じて、スマートフォン4の各々から発せられた超音波を個別に検知するステップと、超音波が複数のマイク32それぞれで検知された結果に基づいてスマートフォン4の端末位置を推定するステップと、利用者が要求する環境を示す要求環境設定を取得するステップと、要求環境設定及び端末位置に基づいて、空調用室内機3の制御を行うステップと、を実行する。
【選択図】図1
【解決手段】空調制御装置2は、異なる位置に配置された複数のマイク32を通じて、スマートフォン4の各々から発せられた超音波を個別に検知するステップと、超音波が複数のマイク32それぞれで検知された結果に基づいてスマートフォン4の端末位置を推定するステップと、利用者が要求する環境を示す要求環境設定を取得するステップと、要求環境設定及び端末位置に基づいて、空調用室内機3の制御を行うステップと、を実行する。
【選択図】図1
Description
本発明は、空調制御装置、環境設定端末、空調制御方法及びプログラムに関する。
複数の利用者が存在する空間において、利用者が保持する端末装置(リモコン等)の電波強度やTDOA(Time Difference Of Arrival)測定に基づいて各個人の位置を特定し、各々の空調要求を可能な限り満たすような制御を行う機能が搭載されている(例えば、特許文献1参照)。
空調制御装置と、(各利用者が保持する)複数の環境設定端末との間の通信を、超音波を用いて行う場合において、複数の利用者が保持する環境設定端末から発せられる超音波どうしの干渉を回避する必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、空調制御装置と複数の環境設定端末との間の通信を、超音波を用いて行う場合において、複数の環境設定端末の各々から発せられる超音波どうしの干渉を回避可能な空調制御装置、環境設定端末、空調制御方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、空調制御装置は、環境設定端末を保持する複数の利用者が要求する要求環境設定と、前記環境設定端末の端末位置とに応じて空調用室内機の制御を行う空調制御装置であって、異なる位置に配置された複数の超音波センサを通じて、前記環境設定端末の各々から発せられた超音波を個別に検知する超音波検知処理部と、前記超音波が前記複数の超音波センサそれぞれで検知された結果に基づいて前記環境設定端末の端末位置を推定する位置推定部と、前記要求環境設定を取得する要求環境取得部と、前記要求環境設定及び前記端末位置に基づいて前記空調用室内機の制御を行う室内機制御部と、を備える。
また、本発明の第2の態様によれば、前記超音波検知処理部は、前記環境設定端末から発せられた超音波に重畳された情報を読み取れた場合にアンサバックを行う。
また、本発明の第3の態様によれば、前記要求環境取得部は、前記環境設定端末から発せられた超音波に重畳された情報を通じて前記要求環境設定を取得する。
また、本発明の第4の態様によれば、環境設定端末は、超音波を発信可能なスピーカと、利用者が空調制御装置に対して要求する環境を示す要求環境設定を受け付ける要求環境設定受付部と、前記スピーカを通じて、前記要求環境設定を重畳した超音波を発信させる超音波発信処理部と、を備える。
また、本発明の第5の態様によれば、上述の環境設定端末は、超音波を検知可能なマイクを更に備え、前記超音波発信処理部は、前記要求環境設定を重畳した超音波を発信した後、前記マイクを通じてアンサバックを受信しない場合に、所定時間待機した後に当該要求環境設定を重畳した超音波を再度発信させる。
また、本発明の第6の態様によれば、前記超音波発信処理部は、前記要求環境設定を重畳した超音波を発信した後、前記マイクを通じてアンサバックを受信しない場合に、前記超音波の周波数を変更した上で、前記要求環境設定を重畳した超音波を再度発信させる。
また、本発明の第7の態様によれば、空調制御方法は、環境設定端末を保持する複数の利用者が要求する要求環境設定と、前記環境設定端末の端末位置とに応じて空調用室内機の制御を行う空調制御方法であって、異なる位置に配置された複数の超音波センサを通じて、前記環境設定端末の各々から発せられた超音波を個別に検知するステップと、前記超音波が前記複数の超音波センサそれぞれで検知された結果に基づいて前記環境設定端末の端末位置を推定するステップと、前記要求環境設定を取得するステップと、前記要求環境設定及び前記端末位置に基づいて前記空調用室内機の制御を行うステップと、を有する。
また、本発明の第8の態様によれば、プログラムは、環境設定端末を保持する複数の利用者が要求する要求環境設定と、前記環境設定端末の端末位置とに応じて空調用室内機の制御を行う空調制御装置のコンピュータに、異なる位置に配置された複数の超音波センサを通じて、前記環境設定端末の各々から発せられた超音波を個別に検知するステップと、前記超音波が前記複数の超音波センサそれぞれで検知された結果に基づいて前記環境設定端末の端末位置を推定するステップと、前記要求環境設定を取得するステップと、前記要求環境設定及び前記端末位置に基づいて前記空調用室内機の制御を行うステップと、を実行させる。
上述の空調制御装置、環境設定端末、空調制御方法及びプログラムによれば、複数の環境設定端末の各々から発せられる超音波どうしの干渉を回避できる。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る空調システムについて、図1〜図8を参照しながら説明する。
以下、第1の実施形態に係る空調システムについて、図1〜図8を参照しながら説明する。
(空調システムの全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る空調システムの全体構成を示す図である。
第1の実施形態に係る空調システム1は、図書館、大型店舗、倉庫、工場など、比較的大きい空間に複数の利用者が存在する環境に用いられることを想定している。しかし、他の実施形態においては、空調システム1は上記のような使用態様に限定されない。
図1は、第1の実施形態に係る空調システムの全体構成を示す図である。
第1の実施形態に係る空調システム1は、図書館、大型店舗、倉庫、工場など、比較的大きい空間に複数の利用者が存在する環境に用いられることを想定している。しかし、他の実施形態においては、空調システム1は上記のような使用態様に限定されない。
空調システム1は、空調制御装置2と、空調用室内機3と、同一空間内に存在する複数の利用者それぞれが保持するスマートフォン4とを有してなる。
空調制御装置2は、複数の利用者から環境(温度、湿度、風量等)の要求(後述する「要求環境設定」)を受け付けて、当該要求が可能な限り満たされるように空調用室内機3を制御する。
空調用室内機3は、利用者が存在する空間の天井などに設置され、空調制御装置2による制御指令に従って、空間内の環境を調整するための各種動作を行う。
図1に示すように、空調用室内機3は、風量を調整可能とするファン30と、風向を調整可能とするルーバー31と、超音波を検知可能な超音波センサであって異なる位置に配置された4個のマイク32と、超音波を発信可能なスピーカ33とを備えている。
なお、第1の実施形態に係る空調システム1は、空調用室内機3を1台のみ具備する態様としている(図1参照)が、他の実施形態はこの態様に限定されない。即ち、他の実施形態に係る空調システム1では、同一空間内に複数の空調用室内機3が設置され、1個の空調制御装置2が当該複数の空調用室内機3の動作を個別に制御する態様であってもよい。
図1に示すように、空調用室内機3は、風量を調整可能とするファン30と、風向を調整可能とするルーバー31と、超音波を検知可能な超音波センサであって異なる位置に配置された4個のマイク32と、超音波を発信可能なスピーカ33とを備えている。
なお、第1の実施形態に係る空調システム1は、空調用室内機3を1台のみ具備する態様としている(図1参照)が、他の実施形態はこの態様に限定されない。即ち、他の実施形態に係る空調システム1では、同一空間内に複数の空調用室内機3が設置され、1個の空調制御装置2が当該複数の空調用室内機3の動作を個別に制御する態様であってもよい。
スマートフォン4は、複数の利用者それぞれが保持する携帯端末装置である。本実施形態に係るスマートフォン4は、専用のプログラム(アプリケーション)に従って動作することで、利用者の要求(要求環境設定)を空調制御装置2に送信するための環境設定端末(空調機のリモコン)として機能する。
なお、他の実施形態において、「環境設定端末」は、利用者各々が保持するスマートフォンに限定されない。他の実施形態に係る「環境設定端末」は、利用者が保持するタブレット型端末装置、腕時計型端末装置等であってもよいし、専用のリモコンであってもよい。
なお、他の実施形態において、「環境設定端末」は、利用者各々が保持するスマートフォンに限定されない。他の実施形態に係る「環境設定端末」は、利用者が保持するタブレット型端末装置、腕時計型端末装置等であってもよいし、専用のリモコンであってもよい。
(空調制御装置及び空調用室内機の機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る空調制御装置及び空調用室内機の機能構成を示す図である。
図2に示すように、空調制御装置2は、CPU20を備えている。CPU20は、空調制御装置2全体の制御を司るプロセッサ(マイコン)であって、予め用意されたプログラムに従って動作する。
図2は、第1の実施形態に係る空調制御装置及び空調用室内機の機能構成を示す図である。
図2に示すように、空調制御装置2は、CPU20を備えている。CPU20は、空調制御装置2全体の制御を司るプロセッサ(マイコン)であって、予め用意されたプログラムに従って動作する。
CPU20は、プログラムに従って動作することで、超音波検知処理部201、位置推定部202、要求環境取得部203及び室内機制御部204として機能する。
超音波検知処理部201は、空調用室内機3に設けられた複数のマイク32を通じて、スマートフォン4の各々から発せられた超音波を個別に検知する。具体的には、超音波検知処理部201は、スマートフォン4から発せられた超音波に重畳された情報を正しく読み取れた場合に、空調用室内機3に設けられたスピーカ33を通じてアンサバック(応答)を行う。
位置推定部202は、スマートフォン4が発した超音波の、複数のマイク32それぞれで検知された結果(具体的には、各マイク32への到達時間の差)に基づいて当該スマートフォン4の位置(端末位置)を推定する。
要求環境取得部203は、要求環境設定を取得する。ここで、「要求環境設定」とは、各利用者が、スマートフォン4を通じて空調制御装置2に要求する環境の設定値(利用者が望む温度、湿度、風量等の設定値)を示す情報である。
室内機制御部204は、複数の利用者の各々から受け付けた要求環境設定、及び、複数の利用者各々の位置(端末位置)に基づいて、空調用室内機3(ファン30、ルーバー31)の制御を行う。
(スマートフォンの機能構成)
図3は、第1の実施形態に係るスマートフォンの機能構成を示す図である。
図3に示すように、スマートフォン4は、CPU40と、操作部41と、表示部42と、マイク43と、スピーカ44と、を備えている。
操作部41は、例えばタッチパネルであって、保持する利用者の入力操作を受け付ける。
表示部42は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であって、画像を通じて空調制御装置2の操作に係る各種情報(現在の設定温度、設定値の入力フォーム等)を利用者に提供する。
マイク43は、外部から発せられた超音波を検知する超音波検知センサである。
スピーカ44は、CPU40からの制御に従って超音波を発信する。
なお、マイク43及びスピーカ44は、通常のスマートフォンに標準的に搭載されるマイク、スピーカでよく、一般的な通話機能に用いられるものであってもよい。
図3は、第1の実施形態に係るスマートフォンの機能構成を示す図である。
図3に示すように、スマートフォン4は、CPU40と、操作部41と、表示部42と、マイク43と、スピーカ44と、を備えている。
操作部41は、例えばタッチパネルであって、保持する利用者の入力操作を受け付ける。
表示部42は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であって、画像を通じて空調制御装置2の操作に係る各種情報(現在の設定温度、設定値の入力フォーム等)を利用者に提供する。
マイク43は、外部から発せられた超音波を検知する超音波検知センサである。
スピーカ44は、CPU40からの制御に従って超音波を発信する。
なお、マイク43及びスピーカ44は、通常のスマートフォンに標準的に搭載されるマイク、スピーカでよく、一般的な通話機能に用いられるものであってもよい。
CPU40は、スマートフォン4全体の制御を司るプロセッサであって、予め用意されたプログラム(空調制御用アプリケーション)に従って動作する。具体的には、CPU40は、要求環境設定受付部401及び超音波発信処理部402として機能する。
要求環境設定受付部401は、操作部41を通じて、利用者から要求環境設定(設定温度、設定湿度、風量の設定値等)を受け付ける。
超音波発信処理部402は、スピーカ44を通じて、利用者から受け付けた要求環境設定を重畳した超音波を発信させる。
また、超音波発信処理部402は、1回目に要求環境設定を重畳した超音波を発信した後、マイク43を通じて空調制御装置2からのアンサバックを受信しない場合には、所定時間待機した後に、1回目と同等の要求環境設定を重畳した超音波を再度発信させる。
また、超音波発信処理部402は、1回目に要求環境設定を重畳した超音波を発信した後、マイク43を通じて空調制御装置2からのアンサバックを受信しない場合には、所定時間待機した後に、1回目と同等の要求環境設定を重畳した超音波を再度発信させる。
(スマートフォンの処理フロー)
図4は、第1の実施形態に係るスマートフォンの処理フローを示す図である。
また、図5は、第1の実施形態に係るスマートフォンが送信する送信情報のデータ構造を示す図である。
第1の実施形態に係るスマートフォン4の処理フローは、例えば、専用のアプリケーションが起動された時点から繰り返し処理を実行する。
図4は、第1の実施形態に係るスマートフォンの処理フローを示す図である。
また、図5は、第1の実施形態に係るスマートフォンが送信する送信情報のデータ構造を示す図である。
第1の実施形態に係るスマートフォン4の処理フローは、例えば、専用のアプリケーションが起動された時点から繰り返し処理を実行する。
スマートフォン4(CPU40)の要求環境設定受付部401は、利用者からの要求環境設定の入力を待ち受ける(ステップS01:NO)。操作部41(タッチパネル)の操作を通じて利用者から要求環境設定の入力を受け付けた場合(ステップS01:YES)、要求環境設定受付部401は、当該入力された要求環境設定を取得する。この要求環境設定には、スマートフォン4を保持する利用者が入力した設定温度、設定湿度、設定風量等が含まれる。
次に、要求環境設定受付部401は、ステップS01で取得された要求環境設定に利用者IDを付して、当該利用者IDが付された要求環境設定(以下、これを「送信情報」と記載する。)を、超音波に重畳してスピーカ44から発信する(ステップS02)。
ここで、「送信情報」は、例えば、図5に示すようなデータ構造を有する。具体的には、送信情報は、利用者ID(“UID0001”)に、利用者が入力した設定温度(“○○℃”)、設定湿度(“○○%”)、設定風量(“小”)等が関連付けられてなる。利用者IDは、例えば、上記専用アプリケーションの起動時にランダムに決定されるものであってもよいし、予めスマートフォン4の本体固有に割り当てられた個体識別情報であってよい。
なお、送信情報は、振幅変調(AM変調)等によって符号化され、スピーカ44から発せられる超音波に重畳される。
次に、要求環境設定受付部401は、ステップS01で取得された要求環境設定に利用者IDを付して、当該利用者IDが付された要求環境設定(以下、これを「送信情報」と記載する。)を、超音波に重畳してスピーカ44から発信する(ステップS02)。
ここで、「送信情報」は、例えば、図5に示すようなデータ構造を有する。具体的には、送信情報は、利用者ID(“UID0001”)に、利用者が入力した設定温度(“○○℃”)、設定湿度(“○○%”)、設定風量(“小”)等が関連付けられてなる。利用者IDは、例えば、上記専用アプリケーションの起動時にランダムに決定されるものであってもよいし、予めスマートフォン4の本体固有に割り当てられた個体識別情報であってよい。
なお、送信情報は、振幅変調(AM変調)等によって符号化され、スピーカ44から発せられる超音波に重畳される。
ステップS02における超音波(送信情報が重畳されたもの)の発信が完了すると、超音波発信処理部402は、予め規定された時間内に空調制御装置2からアンサバックを受信したか否かを判定する(ステップS03)。空調制御装置2のアンサバック処理については後述する。
規定された時間内に空調制御装置2からアンサバックを受信した場合(ステップS03:YES)、送信情報は空調制御装置2によって正常に認識されたものと判断し、スマートフォン4は処理を完了する。
他方、規定された時間内に空調制御装置2からアンサバックを受信しなかった場合(ステップS03:NO)、ステップS02で送信した送信情報が、空調制御装置2によって正しく認識されなかったものと判断される。したがって、超音波発信処理部402は、所定時間待機した後(ステップS04)、再度、ステップS01で受け付けた要求環境設定を含む送信情報を、超音波に重畳して送信する(ステップS02)。超音波発信処理部402は、空調制御装置2からアンサバックを受信するまでステップS02〜S04の処理を繰り返し実行する。
なお、本実施形態において、ステップS04における待機時間は、例えば数秒〜数十秒単位のオーダーで、その都度ランダムに決定される。
規定された時間内に空調制御装置2からアンサバックを受信した場合(ステップS03:YES)、送信情報は空調制御装置2によって正常に認識されたものと判断し、スマートフォン4は処理を完了する。
他方、規定された時間内に空調制御装置2からアンサバックを受信しなかった場合(ステップS03:NO)、ステップS02で送信した送信情報が、空調制御装置2によって正しく認識されなかったものと判断される。したがって、超音波発信処理部402は、所定時間待機した後(ステップS04)、再度、ステップS01で受け付けた要求環境設定を含む送信情報を、超音波に重畳して送信する(ステップS02)。超音波発信処理部402は、空調制御装置2からアンサバックを受信するまでステップS02〜S04の処理を繰り返し実行する。
なお、本実施形態において、ステップS04における待機時間は、例えば数秒〜数十秒単位のオーダーで、その都度ランダムに決定される。
(空調制御装置の処理フロー)
図6は、第1の実施形態に係る空調制御装置の処理フローを示す図である。
また、図7は、第1の実施形態に係る室内機制御部が取得する利用者別情報のデータ構造を示す図である。
また、図8は、第1の実施形態に係る室内機制御部の機能を説明するための図である。
図6に示される処理フローは、空調制御装置2及び空調用室内機3の起動時から定常的に繰り返し実行される。
図6は、第1の実施形態に係る空調制御装置の処理フローを示す図である。
また、図7は、第1の実施形態に係る室内機制御部が取得する利用者別情報のデータ構造を示す図である。
また、図8は、第1の実施形態に係る室内機制御部の機能を説明するための図である。
図6に示される処理フローは、空調制御装置2及び空調用室内機3の起動時から定常的に繰り返し実行される。
空調制御装置2(CPU20)の超音波検知処理部201は、図4のステップS02にてスマートフォン4から発信される超音波の受信を待ち受ける(ステップS11:NOの繰り返し)。具体的には、超音波検知処理部201は、空調用室内機3に設けられたマイク32(図2)から出力される信号強度(超音波の受信に応じて出力される信号の強度)をモニタし、当該信号強度が所定の判定閾値を上回った場合に、超音波を受信したと判定する。
スマートフォン4から超音波を受信した場合(ステップS11:YES)、空調制御装置2の位置推定部202は、複数のマイク32(図2)の各々から超音波を受信したタイミングの差(時間差)に基づいて、超音波を発信したスマートフォン4の位置推定を行う(ステップS12)。具体的には、位置推定部202は、超音波の受信に伴い、各マイク32から出力される信号強度が所定の判定閾値を上回った時刻(検知時刻)を取得する。そして、位置推定部202は、4つの検知時刻の差(到達時間の差)に基づいてスマートフォン4の位置(端末位置)を推定する。各センサにおける音波(電波)の到達時間の差に基づいて発信源の位置を推定する手法(TDOA:Time Difference Of Arrival)については公知であるため詳細な説明を省略する。
位置推定部202は、ステップS12の処理で正しく位置推定ができたか否かを判定する(ステップS13)。ここで、例えば、他のスマートフォン4から同時刻に超音波が発信されて干渉が生じた場合、ステップS12の処理において端末位置が一意に特定されなくなり位置推定に失敗する。正しく位置推定ができなかった場合(ステップS13:NO)、以降の処理を行わず、ステップS11に戻って再度の超音波の待ち受けを行う。
正しく位置推定ができた場合(ステップS13:YES)、位置推定部202は、その位置推定に基づいて得られた端末位置を記録保持する。
正しく位置推定ができた場合(ステップS13:YES)、位置推定部202は、その位置推定に基づいて得られた端末位置を記録保持する。
次に、空調制御装置2の要求環境取得部203は、マイク32を通じて受信した超音波に符号化された送信情報(利用者ID+要求環境設定(図5参照))を復号化して取得する(ステップS14)。
要求環境取得部203は、復号化により送信情報を正しく読み取ることができたか否かを判定する(ステップS15)。正しく読み取ることができたか否かの判定は、例えば、一般に良く知られるCRC(Cyclic Redundancy Check)等によって行われる。ここで、例えば、他のスマートフォン4から同時刻に超音波が発信されて干渉が生じた場合、符号化された複数の超音波が重なるため、それぞれに重畳されていた情報を正しく読み取ることができない。
復号化により送信情報を正しく読み取ることができなかった場合(ステップS15:NO)、CPU40は、以降の処理を行わず、ステップS11に戻って再度の超音波の待ち受けを行う。
送信情報を正しく読み取ることができた場合(ステップS15:YES)、要求環境取得部203は、取得した送信情報を記録保持する。
要求環境取得部203は、復号化により送信情報を正しく読み取ることができたか否かを判定する(ステップS15)。正しく読み取ることができたか否かの判定は、例えば、一般に良く知られるCRC(Cyclic Redundancy Check)等によって行われる。ここで、例えば、他のスマートフォン4から同時刻に超音波が発信されて干渉が生じた場合、符号化された複数の超音波が重なるため、それぞれに重畳されていた情報を正しく読み取ることができない。
復号化により送信情報を正しく読み取ることができなかった場合(ステップS15:NO)、CPU40は、以降の処理を行わず、ステップS11に戻って再度の超音波の待ち受けを行う。
送信情報を正しく読み取ることができた場合(ステップS15:YES)、要求環境取得部203は、取得した送信情報を記録保持する。
ここで、要求環境取得部203は、ステップS15で取得した送信情報(利用者ID+要求環境設定)に、位置推定部202が取得した端末位置を集約して関連付け、図7に示すような利用者別情報に新たに追加する(ステップS16)。ここで、利用者別情報は、図7に示すように、異なる利用者ID(“UID0001”、“UID0002”、“UID0003”)ごとに、端末位置(“X1、Y1”)、設定温度(“○○℃”)、設定湿度(“○○%”)、設定風量(“小”)等が関連付けられてなる。
ステップS11〜S15を経て得られた各種情報(端末位置、利用者ID、要求環境設定)が正常に利用者別情報に追加されると、超音波検知処理部201は、空調用室内機3のスピーカ33(図1、図2参照)を通じて、超音波でアンサバックを行う(ステップS17)。スマートフォン4は、このアンサバックを受信することで、空調制御装置2が端末位置及び要求環境設定を正しく認識することができたことを把握することができる(図4のステップS03参照)。
次に、空調制御装置2の室内機制御部204は、新たな利用者の端末位置、要求環境設定を含む利用者別情報に基づいて空調用室内機3を制御し、空調の最適化を行う(ステップS18)。このステップS18の処理については、図8を参照しながら詳細に説明する。
図8に示すように、室内機制御部204は、目的関数Jを最小化するための制御パラメータ(a1、a2、a3、a4、・・)を特定する(ステップS181)。ここで、制御パラメータとは、空調用室内機3を所望の状態とさせるための直接的な指令値であって、例えば、ファン30の回転数、ルーバー31の傾斜角度などである。
目的関数Jは、例えば式(1)のように規定される。
目的関数Jは、例えば式(1)のように規定される。
式(1)に示すベクトルx(i)は、利用者i(i=1,2,・・,N)が存在する位置における実際の温度、湿度、風量等を示すベクトル量である。ベクトルx(i)は、M個の要素(x(i)1,x(i)2,・・,x(i)M)からなり、各要素(x(i)1,x(i)2,・・,x(i)M)は、利用者iが存在する位置における実際の温度、湿度、風量等の値(スカラー量)を示している。また、式(1)に示すように、ベクトルx(i)は、空調用室内機3の制御パラメータ(a1、a2、a3、a4、・・)を入力変数とする関数Fによって一意に定まる。
また、ベクトルx*(i)は、利用者iが希望する温度、湿度、風量等を示すベクトル量である。ベクトルx*(i)は、M個の要素(x*(i)1,x*(i)2,・・,x*(i)M)からなり、各要素(x*(i)1,x*(i)2,・・,x*(i)M)は、利用者iが希望する温度、湿度、風量等を示している。より具体的には、各要素(x*(i)1,x*(i)2,・・,x*(i)M)は、利用者別情報(図7)に示される設定温度、設定湿度、設定風量等である。
式(1)に示すように、目的関数Jは、まず、ベクトルx(i)の第k要素(k=1,・・,M)ごとに誤差率((x(i)k−x*(i)k)/x*(i)k)を求め、全要素で足し合わせる。そして、目的関数Jは、利用者iごとに求められた上記誤差率の総和を、更に全利用者で足し合わせることによって導出される。
“M”は、ベクトルx(i)、ベクトルx*(i)を構成する要素の数であって、温度、湿度、風量など、利用者が設定の対象とすべき物理量の総数である。
“N”は、空調用室内機3が設置された空間内に存在する利用者の人数であって、より具体的には、超音波を通じて検知されたスマートフォン4の台数(利用者IDの種類の数)である。
“Wd(i,k)”は、要素別に別途規定された重み付け係数であり、一般的な運用では、全て“1”(等しい値)とされる。しかし、例えば、各利用者が要素(温度、湿度、風量、・・)ごとに“Wd(i,k)”を設定して、どの物理量を重視するかという好みを反映させてもよい。この重み付け係数Wd(i,k)によって、例えば、同じ人でも、「暑い屋外から戻ってきたばかりのときには『風量』の要望を特に叶えてほしい」とか、「梅雨の時期には『湿度』を優先的に好みの値にしてほしい」といった細かな要望にも応えることが可能となる。
“Wp(i)”は、利用者別に別途規定された重み付け係数であり、一般的な運用では、全て“1”(等しい値)とされる。しかし、例えば、高齢の利用者や重役の利用者の要求を重視する運用を行う場合などにおいては、利用者iごとの重み付け係数を変化させてもよい。
また、目的関数Jの最小値を特定する方法は、良く知られている探索アルゴリズムに基づくものであってもよい。関数Fは、例えば、気流、放射に基づく空間内の温度分布、湿度分布、風量分布の物理シミュレーションに基づくものであってもよい。
また、ベクトルx*(i)は、利用者iが希望する温度、湿度、風量等を示すベクトル量である。ベクトルx*(i)は、M個の要素(x*(i)1,x*(i)2,・・,x*(i)M)からなり、各要素(x*(i)1,x*(i)2,・・,x*(i)M)は、利用者iが希望する温度、湿度、風量等を示している。より具体的には、各要素(x*(i)1,x*(i)2,・・,x*(i)M)は、利用者別情報(図7)に示される設定温度、設定湿度、設定風量等である。
式(1)に示すように、目的関数Jは、まず、ベクトルx(i)の第k要素(k=1,・・,M)ごとに誤差率((x(i)k−x*(i)k)/x*(i)k)を求め、全要素で足し合わせる。そして、目的関数Jは、利用者iごとに求められた上記誤差率の総和を、更に全利用者で足し合わせることによって導出される。
“M”は、ベクトルx(i)、ベクトルx*(i)を構成する要素の数であって、温度、湿度、風量など、利用者が設定の対象とすべき物理量の総数である。
“N”は、空調用室内機3が設置された空間内に存在する利用者の人数であって、より具体的には、超音波を通じて検知されたスマートフォン4の台数(利用者IDの種類の数)である。
“Wd(i,k)”は、要素別に別途規定された重み付け係数であり、一般的な運用では、全て“1”(等しい値)とされる。しかし、例えば、各利用者が要素(温度、湿度、風量、・・)ごとに“Wd(i,k)”を設定して、どの物理量を重視するかという好みを反映させてもよい。この重み付け係数Wd(i,k)によって、例えば、同じ人でも、「暑い屋外から戻ってきたばかりのときには『風量』の要望を特に叶えてほしい」とか、「梅雨の時期には『湿度』を優先的に好みの値にしてほしい」といった細かな要望にも応えることが可能となる。
“Wp(i)”は、利用者別に別途規定された重み付け係数であり、一般的な運用では、全て“1”(等しい値)とされる。しかし、例えば、高齢の利用者や重役の利用者の要求を重視する運用を行う場合などにおいては、利用者iごとの重み付け係数を変化させてもよい。
また、目的関数Jの最小値を特定する方法は、良く知られている探索アルゴリズムに基づくものであってもよい。関数Fは、例えば、気流、放射に基づく空間内の温度分布、湿度分布、風量分布の物理シミュレーションに基づくものであってもよい。
目的関数Jを最小化する制御パラメータを特定すると、室内機制御部204は、特定した制御パラメータを指令値として空調用室内機3に送信し、制御する(ステップS182)。
(作用・効果)
以上、第1の実施形態に係る空調制御装置2によれば、超音波検知処理部201がアンサバック(図6のステップS17)を行うことで、スマートフォン4(環境設定端末)の各々から発せられた超音波を個別に検知する。また、スマートフォン4は、空調制御装置2からアンサバックが得られなかった場合に所定時間待機して再度、要求環境設定(図5の送信信号)を超音波に重畳して送信する。
これにより、スマートフォン4は、他のスマートフォン4が発する超音波との間で干渉が起こったとしても、アンサバックを得られるまで超音波の発信を試みる。したがって、いずれかのタイミングで個別に受信され、正しく位置推定、及び、要求環境設定の読取が行われる。
以上より、第1の実施形態に係る空調制御装置2、スマートフォン4によれば、複数の環境設定端末の各々から発せられる超音波同士の干渉を回避できる。
以上、第1の実施形態に係る空調制御装置2によれば、超音波検知処理部201がアンサバック(図6のステップS17)を行うことで、スマートフォン4(環境設定端末)の各々から発せられた超音波を個別に検知する。また、スマートフォン4は、空調制御装置2からアンサバックが得られなかった場合に所定時間待機して再度、要求環境設定(図5の送信信号)を超音波に重畳して送信する。
これにより、スマートフォン4は、他のスマートフォン4が発する超音波との間で干渉が起こったとしても、アンサバックを得られるまで超音波の発信を試みる。したがって、いずれかのタイミングで個別に受信され、正しく位置推定、及び、要求環境設定の読取が行われる。
以上より、第1の実施形態に係る空調制御装置2、スマートフォン4によれば、複数の環境設定端末の各々から発せられる超音波同士の干渉を回避できる。
また、第1の実施形態に係る空調制御装置2によれば、要求環境取得部203がスマートフォン4から発せられた超音波に重畳された情報(送信情報)を通じて取得する。
これにより、位置推定のために発信される超音波を、符号化により情報伝達媒体としても利用できるので、新たな部品や機能の具備を避けることができ、製品コストの低減を図ることができる。
しかし、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、他の実施形態に係る空調システム1では、利用者ID及び要求環境設定は、超音波とは別の搬送媒体(電波、赤外線等)を介して空調制御装置2に伝送される態様であってもよい。この場合、スマートフォン4が発信する超音波は単なる正弦波とされ、専ら、位置推定のために用いられるものとする。
これにより、位置推定のために発信される超音波を、符号化により情報伝達媒体としても利用できるので、新たな部品や機能の具備を避けることができ、製品コストの低減を図ることができる。
しかし、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、他の実施形態に係る空調システム1では、利用者ID及び要求環境設定は、超音波とは別の搬送媒体(電波、赤外線等)を介して空調制御装置2に伝送される態様であってもよい。この場合、スマートフォン4が発信する超音波は単なる正弦波とされ、専ら、位置推定のために用いられるものとする。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る空調システムについて、図9を参照しながら説明する。
次に、第2の実施形態に係る空調システムについて、図9を参照しながら説明する。
(スマートフォンの処理フロー)
図9は、第2の実施形態に係るスマートフォンの処理フローを示す図である。
第2の実施形態に係るスマートフォン4の処理フローは、第1の実施形態と同様に、例えば、専用のアプリケーションが起動された時点から繰り返し処理を実行する。
図9は、第2の実施形態に係るスマートフォンの処理フローを示す図である。
第2の実施形態に係るスマートフォン4の処理フローは、第1の実施形態と同様に、例えば、専用のアプリケーションが起動された時点から繰り返し処理を実行する。
図9におけるステップS01、S02、S03、S04の処理は第1の実施形態と同様のため説明を省略する。
第2の実施形態に係る処理フローによれば、空調制御装置2からアンサバックの受信が得られなかった場合(ステップS03:NO)、スマートフォン4(超音波発信処理部402)は、次に発信する超音波の周波数を低下させる処理を行う(ステップS041)。例えば、超音波の周波数の初期値(1回目に発信した超音波の周波数)が“40kHz”であったとすると、スマートフォン4は、2回目に発信する超音波の周波数を“35kHz”などとする。なお、ここで低減される周波数の度合いは、その都度ランダムに決定される態様であってもよい。
第2の実施形態に係る処理フローによれば、空調制御装置2からアンサバックの受信が得られなかった場合(ステップS03:NO)、スマートフォン4(超音波発信処理部402)は、次に発信する超音波の周波数を低下させる処理を行う(ステップS041)。例えば、超音波の周波数の初期値(1回目に発信した超音波の周波数)が“40kHz”であったとすると、スマートフォン4は、2回目に発信する超音波の周波数を“35kHz”などとする。なお、ここで低減される周波数の度合いは、その都度ランダムに決定される態様であってもよい。
一方、第2の実施形態に係る空調制御装置2は、特定の周波数帯域のみを通過可能な周波数フィルタ(バンドパスフィルタ)を複数種類有している。これにより、他のスマートフォン4との間で再度の超音波干渉が起こったとしても、空調制御装置2側の周波数フィルタを通して分離して、それぞれを個別に検知することができる。
また、スマートフォン4は、発信する超音波の周波数の初期値を、マイク43が発信可能な周波数の最大値(例えば40kHz)とし、空調制御装置2からのアンサバックが得られなかった場合には、その都度、ステップS041で周波数を数kHzずつ徐々に低下させていく態様が望ましい。
このようにすることで、超音波の周波数の変動範囲を、利用者の聴覚になるべく影響を及ぼさない周波数帯域内に留めることができる。
このようにすることで、超音波の周波数の変動範囲を、利用者の聴覚になるべく影響を及ぼさない周波数帯域内に留めることができる。
しかし、他の実施形態においてはこの態様に限定されず、スマートフォン4は、ステップS041で超音波の周波数を上昇させる処理を行ってもよい。
換言すると、超音波発信処理部402は、要求環境設定を重畳した超音波を発信した後、マイク43を通じてアンサバックを受信しない場合に、超音波の周波数を変更(上昇又は低下)した上で、要求環境設定を重畳した超音波を再度発信させる。
換言すると、超音波発信処理部402は、要求環境設定を重畳した超音波を発信した後、マイク43を通じてアンサバックを受信しない場合に、超音波の周波数を変更(上昇又は低下)した上で、要求環境設定を重畳した超音波を再度発信させる。
<変形例>
以上、第1、第2の実施形態に係る空調システム1について詳細に説明したが、空調システム1の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
以上、第1、第2の実施形態に係る空調システム1について詳細に説明したが、空調システム1の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
例えば、図4に示すスマートフォン4の処理フローは、利用者から要求環境設定の受け付けがなされるまで待機するものとして説明したが、この態様に限定されない。例えば、スマートフォン4は、利用者から要求環境設定の受け付けがなくとも、利用者IDが重畳された超音波を定期的に発信してもよい。
このようにすることで、利用者の位置が変わった場合であっても、常に端末位置が最新の利用者の位置として更新されるので、利用者が要求する環境をより適切に提供することができる。
また、この場合において、スマートフォン4は、内蔵する加速度センサ等を通じて利用者の位置が変化した(利用者が動いた)ことを検知し、これをトリガにして各種情報が重畳された超音波を発信する態様としてもよい。
このようにすることで、利用者の位置が変わった場合であっても、常に端末位置が最新の利用者の位置として更新されるので、利用者が要求する環境をより適切に提供することができる。
また、この場合において、スマートフォン4は、内蔵する加速度センサ等を通じて利用者の位置が変化した(利用者が動いた)ことを検知し、これをトリガにして各種情報が重畳された超音波を発信する態様としてもよい。
また、第1、第2の実施形態に係る空調制御装置2は、各超音波センサ(マイク32)における超音波の到達時間の差に基づいて発信源の位置を推定する手法(TDOA)に基づいて、スマートフォン4の端末位置を特定するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、他の実施形態に係る空調制御装置2は、超音波の受信強度に基づいてスマートフォン4の端末位置を特定する態様であってもよい。
例えば、他の実施形態に係る空調制御装置2は、超音波の受信強度に基づいてスマートフォン4の端末位置を特定する態様であってもよい。
また、第1、第2の実施形態に係る空調システム1では、スマートフォン4から発信された超音波を検知するマイク32は、空調用室内機3の筐体の異なる位置に複数(4個)設置される態様として説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
即ち、マイク32が設置される位置は、空調制御装置2が冷却対象とする空間内の何れか(空調用室内機3の設置箇所以外の天井、壁、床など)に配置されていてもよい。
即ち、マイク32が設置される位置は、空調制御装置2が冷却対象とする空間内の何れか(空調用室内機3の設置箇所以外の天井、壁、床など)に配置されていてもよい。
また、第1、第2の実施形態に係る空調用室内機3は、マイク32を4個備える態様としたが、他の実施形態においてはより多くのマイク32を備える態様とされてもよい。これにより、到達時間の差による位置推定の冗長性が高まり、一層精度よく端末位置を取得することができる。
他方、精度を維持することができれば、設置されるマイク32の数は3個であってもよいし、利用者が所定の平面上に存在する前提であれば2個であってもよい。
他方、精度を維持することができれば、設置されるマイク32の数は3個であってもよいし、利用者が所定の平面上に存在する前提であれば2個であってもよい。
図10、図11は、それぞれ、その他の変形例に係る空調システムの機能を説明するための第1の図、第2の図である。
第1の変形例に係る空調制御装置2(超音波検知処理部201)は、アンサバックを行う場合(図6のステップS17)において、当該アンサバックに、発信時間割当情報を重畳させてもよい。
例えば、“UID0001”のスマートフォン4からの超音波が検知された場合、空調制御装置2は、そのアンサバックにて、“UID0001”のスマートフォン4に対し、時刻t00〜t01、t03〜t04、・・の割り当て時間を通知する(図10参照)。次いで、“UID0002”のスマートフォン4からの超音波が新たに検知された場合には、空調制御装置2は、そのアンサバックにて、“UID0002”のスマートフォン4に対し、“UID0001”に割り当てた時間帯以外の時刻t01〜t02、t04〜t05、・・の割り当て時間を通知する。
他方、割り当て時間の通知を受け付けた各スマートフォン4は、通知された割り当て時間に超音波の発信を行う。
このようにすることで、1回目の通信以降において、他のスマートフォン4と発信するタイミングが重なることがないので、干渉を防止することができる。
第1の変形例に係る空調制御装置2(超音波検知処理部201)は、アンサバックを行う場合(図6のステップS17)において、当該アンサバックに、発信時間割当情報を重畳させてもよい。
例えば、“UID0001”のスマートフォン4からの超音波が検知された場合、空調制御装置2は、そのアンサバックにて、“UID0001”のスマートフォン4に対し、時刻t00〜t01、t03〜t04、・・の割り当て時間を通知する(図10参照)。次いで、“UID0002”のスマートフォン4からの超音波が新たに検知された場合には、空調制御装置2は、そのアンサバックにて、“UID0002”のスマートフォン4に対し、“UID0001”に割り当てた時間帯以外の時刻t01〜t02、t04〜t05、・・の割り当て時間を通知する。
他方、割り当て時間の通知を受け付けた各スマートフォン4は、通知された割り当て時間に超音波の発信を行う。
このようにすることで、1回目の通信以降において、他のスマートフォン4と発信するタイミングが重なることがないので、干渉を防止することができる。
また、第2の変形例に係る空調制御装置2(超音波検知処理部201)は、アンサバックを行う場合(図6のステップS17)において、当該アンサバックに、発信周波数割当情報を重畳させてもよい。
例えば、“UID0001”のスマートフォン4からの超音波が検知された場合、空調制御装置2は、そのアンサバックにて、“UID0001”のスマートフォン4に対し、周波数f01の割り当て周波数を通知する(図11参照)。次いで、“UID0002”のスマートフォン4からの超音波が新たに検知された場合には、空調制御装置2は、そのアンサバックにて、“UID0002”のスマートフォン4に対し、“UID0001”に割り当てた周波数以外の周波数f02の割り当て時間を通知する。
他方、割り当て周波数の通知を受け付けた各スマートフォン4は、通知された割り当て周波数で超音波の発信を行う。
このようにすることで、1回目の通信以降において、他のスマートフォン4と発信する周波数が重なることがないので、干渉を防止することができる。
例えば、“UID0001”のスマートフォン4からの超音波が検知された場合、空調制御装置2は、そのアンサバックにて、“UID0001”のスマートフォン4に対し、周波数f01の割り当て周波数を通知する(図11参照)。次いで、“UID0002”のスマートフォン4からの超音波が新たに検知された場合には、空調制御装置2は、そのアンサバックにて、“UID0002”のスマートフォン4に対し、“UID0001”に割り当てた周波数以外の周波数f02の割り当て時間を通知する。
他方、割り当て周波数の通知を受け付けた各スマートフォン4は、通知された割り当て周波数で超音波の発信を行う。
このようにすることで、1回目の通信以降において、他のスマートフォン4と発信する周波数が重なることがないので、干渉を防止することができる。
また、第1、第2の実施形態に係る空調制御装置2は、制御に用いる要素が、「温度」、「湿度」、「風量」等である旨を説明したが、他の実施形態はこの態様に限定されない。他の実施形態に係る空調制御装置2は、上述の空調に係る要素に加え、「照度」、「香り」、「お湯の温度」、「便座の洗浄強さ」など、人の快適性に関わる量であれば如何なる態様であってもよい。なお、上述の例の場合、当該他の実施形態に係る空調制御装置2は、空調用室内機3のみならず、照明機器、芳香器、給湯器、便座機器を制御の対象とする態様であってもよい。
また、上述の各実施形態においては、上述した空調制御装置2及びスマートフォン4の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。更に、空調制御装置2及びスマートフォン4は、他の実施形態においては、1台のコンピュータで構成されていても良いし、通信可能に接続された複数のコンピュータで構成されていてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 空調システム
2 空調制御装置
20 CPU
201 超音波検知処理部
202 位置推定部
203 要求環境取得部
204 室内機制御部
3 空調用室内機
30 ファン
31 ルーバー
32 マイク(超音波センサ)
33 スピーカ
4 スマートフォン(環境設定端末)
40 CPU
41 操作部
42 表示部
43 マイク
44 スピーカ
401 要求環境設定受付部
402 超音波発信処理部
2 空調制御装置
20 CPU
201 超音波検知処理部
202 位置推定部
203 要求環境取得部
204 室内機制御部
3 空調用室内機
30 ファン
31 ルーバー
32 マイク(超音波センサ)
33 スピーカ
4 スマートフォン(環境設定端末)
40 CPU
41 操作部
42 表示部
43 マイク
44 スピーカ
401 要求環境設定受付部
402 超音波発信処理部
Claims (8)
- 環境設定端末を保持する複数の利用者が要求する要求環境設定と、前記環境設定端末の端末位置とに応じて空調用室内機の制御を行う空調制御装置であって、
異なる位置に配置された複数の超音波センサを通じて、前記環境設定端末の各々から発せられた超音波を個別に検知する超音波検知処理部と、
前記超音波が前記複数の超音波センサそれぞれで検知された結果に基づいて前記環境設定端末の端末位置を推定する位置推定部と、
前記要求環境設定を取得する要求環境取得部と、
前記要求環境設定及び前記端末位置に基づいて前記空調用室内機の制御を行う室内機制御部と、
を備える空調制御装置。 - 前記超音波検知処理部は、
前記環境設定端末から発せられた超音波に重畳された情報を読み取れた場合にアンサバックを行う
請求項1に記載の空調制御装置。 - 前記要求環境取得部は、
前記環境設定端末から発せられた超音波に重畳された情報を通じて前記要求環境設定を取得する
請求項1又は請求項2に記載の空調制御装置。 - 超音波を発信可能なスピーカと、
利用者が空調制御装置に対して要求する環境を示す要求環境設定を受け付ける要求環境設定受付部と、
前記スピーカを通じて、前記要求環境設定を重畳した超音波を発信させる超音波発信処理部と、
を備える環境設定端末。 - 超音波を検知可能なマイクを更に備え、
前記超音波発信処理部は、前記要求環境設定を重畳した超音波を発信した後、前記マイクを通じてアンサバックを受信しない場合に、所定時間待機した後に当該要求環境設定を重畳した超音波を再度発信させる
請求項4に記載の環境設定端末。 - 前記超音波発信処理部は、前記要求環境設定を重畳した超音波を発信した後、前記マイクを通じてアンサバックを受信しない場合に、前記超音波の周波数を変更した上で、前記要求環境設定を重畳した超音波を再度発信させる
請求項5に記載の環境設定端末。 - 環境設定端末を保持する複数の利用者が要求する要求環境設定と、前記環境設定端末の端末位置とに応じて空調用室内機の制御を行う空調制御方法であって、
異なる位置に配置された複数の超音波センサを通じて、前記環境設定端末の各々から発せられた超音波を個別に検知するステップと、
前記超音波が前記複数の超音波センサそれぞれで検知された結果に基づいて前記環境設定端末の端末位置を推定するステップと、
前記要求環境設定を取得するステップと、
前記要求環境設定及び前記端末位置に基づいて前記空調用室内機の制御を行うステップと、
を有する空調制御方法。 - 環境設定端末を保持する複数の利用者が要求する要求環境設定と、前記環境設定端末の端末位置とに応じて空調用室内機の制御を行う空調制御装置のコンピュータに、
異なる位置に配置された複数の超音波センサを通じて、前記環境設定端末の各々から発せられた超音波を個別に検知するステップと、
前記超音波が前記複数の超音波センサそれぞれで検知された結果に基づいて前記環境設定端末の端末位置を推定するステップと、
前記要求環境設定を取得するステップと、
前記要求環境設定及び前記端末位置に基づいて前記空調用室内機の制御を行うステップと、
を実行させるプログラム。
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