JP2021092913A - 報知制御装置、報知制御システム、報知制御方法、及び報知制御プログラム - Google Patents

報知制御装置、報知制御システム、報知制御方法、及び報知制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】住宅の中に居るユーザーに対して、電気機器に関する報知を実行することのできる報知制御装置、報知制御システム、報知制御方法、及び報知制御プログラムを提供する。【解決手段】報知制御システム100は、報知を実行する報知実行機器を決定する制御部21と、報知を実行可能な電気機器を記憶する記憶部22とを備える。制御部21は、報知に関する報知データを取得する報知データ取得部21aを含む。制御部21は、報知データ取得部21aが報知データを取得した場合、記憶部22に記憶された電気機器のうちから、所定条件に基づいて報知実行機器を決定し、報知データに基づいて報知実行機器に報知を実行させる。【選択図】図2

Description

本発明は、報知制御装置、報知制御システム、報知制御方法、及び報知制御プログラムに関する。
近年、家庭においては、無線LAN機器の設置等による家庭内通信環境の向上によって、IoT(Internet of Things)家電又はスマート家電と呼ばれる、インターネットに常時接続可能な家庭用電気機器が普及している。
家庭用電気機器は、インターネットに接続されることにより、ユーザーにとって有益な情報を、タイムリーにユーザーに提供する。また、家庭内に、インターネットに接続された家庭用電気機器が複数ある場合、これらの家庭用電気機器は、インターネット上に設けられたクラウドサーバー等を介して連携し、ホームネットワークを構成する(特許文献1等を参照)。
特表2008−546981号公報
ところで、家庭で使用される電気機器のうち、洗濯機等の生活家電や、オーブンレンジ等のキッチン家電のうちには、洗濯や調理等の家事工程の完了あるいは電気機器の運転状況等に関する情報(以下、報知情報)を、アラーム音と表示とで、電気機器の周囲に報知するものがある。
しかしながら、ユーザーは、住宅の中で、報知を実施しようとする電気機器の周囲に、必ずしも居るとは限らない。そのため、家庭用の電気機器による、従来の報知の方法では、報知がユーザーに伝わらない可能性がある。
本発明は、住宅の中に居るユーザーに対して、電気機器に関する報知を実行することのできる報知制御装置、報知制御システム、報知制御方法、及び報知制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の報知制御装置は、報知を実行する報知実行機器を決定する制御部と、前記報知を実行可能な電気機器を記憶する記憶部とを備える。前記制御部は、前記報知に関する報知データを取得する報知データ取得部を含む。前記制御部は、前記報知データ取得部が前記報知データを取得した場合、所定条件に基づいて、前記記憶部に記憶された前記電気機器のうちから、前記報知実行機器を決定する。
本発明の報知制御システムは、報知を実行する報知実行機器を決定する制御部と、前記報知を実行可能な電気機器を記憶する記憶部とを備える。前記制御部は、前記報知に関する報知データを取得する報知データ取得部を含む。前記制御部は、前記報知データ取得部が前記報知データを取得した場合、前記記憶部に記憶された前記電気機器のうちから、所定条件に基づいて前記報知実行機器を決定し、前記報知データに基づいて前記報知実行機器に報知を実行させる。
本発明の報知制御方法は、報知データ取得部が、報知に関する報知データを取得する報知データ取得ステップと、制御部が、所定条件に基づいて、記憶部が記憶する電気機器のうちから、報知を実行する報知実行機器を決定する報知実行機器決定ステップとを備える。
本発明の報知制御プログラムは、コンピュータに上記報知制御を実行させる。
本発明によれば、電気機器に関する報知を、住宅の中に居るユーザーに対して実施することができる。
本発明の実施形態1に係る報知制御システムを示す図である。 本発明の実施形態1の報知制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1の報知制御のフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る報知制御装置を示す図である。 本発明の実施形態2の報知制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2の報知制御のフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
以下に説明する実施形態に係る報知制御システム100、200は、電気機器に関する報知を実行する報知実行機器を決定する制御部と、報知を実行可能な電気機器を記憶する記憶部とを備える。制御部は、電気機器の状態等に関する報知データを取得する報知データ取得部を含む。制御部は、報知データ取得部が報知データを取得した場合、記憶部に記憶された電気機器のうちから、予め定められた所定の条件に基づいて報知実行機器を決定し、電気機器の状態等に関する報知データを、表示やテキストメーッセージあるいは音声などのユーザーが理解し易い情報の形に変換したうえで、報知実行機器から報知する。
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係る報知制御システム100を示す図である。詳しくは、図1は、スマート家電等の複数の電気機器10によるホームネットワークを示す。
図1に示すように、本実施形態の報知制御システム100は、インターネットに接続可能な複数の電気機器10と、クラウド上のサーバー20とで構成される。本実施形態の報知制御システム100は、連絡用の携帯端末30を更に備える。
各電気機器10は、住宅内で主に家庭用途として用いられる電気機器(いわゆる、家電又は家電製品)であり、ネットワーク通信機能を有する、IoT家電又はスマート家電と呼ばれる家電製品である。
図1では、代表的な家庭用の電気機器10の例として、冷蔵庫(冷凍冷蔵庫)、洗濯機、テレビジョン、エアコンディショナー、空気清浄機を記載したが、報知制御システム100は、他のIoT家電又はスマート家電を含んでいてもよい。
他の家電として、例えば、加湿空気清浄機、除湿空気清浄機等の空調家電、炊飯器、オーブンレンジ等のキッチン家電、掃除機等の生活家電、オーディオ等のAV機器、パソコン、スマートスピーカー等の情報家電を含み得る。
各電気機器10とサーバー20との間は、LAN等の家庭内イントラネット及びインターネットなどの外部ネットワークを介して接続される。その接続は、無線でも有線でもよく、あるいはこれらの併用でもよい。
サーバー20は、インターネットを介して、各電気機器10の各々と通信可能に接続される。本実施形態において、サーバー20は、報知制御装置の一例である。
本実施形態の報知制御システム100において、各電気機器10は、自機を識別するための識別情報に加え、電気機器の状態に関する報知データを、サーバー20に送信する。
報知データとは、電気機器の運転状況等に関するデータである。各電気機器10は、自機の周囲に人が居ない場合に、サーバー20に対して報知データを送信する。例えば、電気機器10が洗濯機の場合、洗濯機は、洗濯が終了し、周囲にその情報(状況又は状態ともいう)を報知したにも関わらず、所定時間の間、ユーザーにより洗濯槽の蓋が開けられる等の対応操作が行われない場合に、洗濯が終了したことを示すメッセージ等の情報を他機からユーザーに報知するために、報知データを、サーバー20へ送信する。
他の例として、例えば、電気機器10がオーブンレンジである場合、オーブンレンジは、報知データとして、調理が終了したことを示すデータ又は信号をサーバー20へ送信する。また、例えば、電気機器10が冷蔵庫である場合、冷蔵庫は、報知データとして、霜取りが終了したことを示すデータ又は信号をサーバー20へ送信する。
サーバー20は、いずれかの電気機器10から報知データを取得した場合、住宅内の各場所あるいは各部屋に配置された、報知データ発信した電気機器(報知依頼機器)以外の電気機器に、周囲に人が居るか否かを問い合わせ、その結果、人の検知の有無を示す人検知結果を取得する。
ついで、サーバー20は、人検知結果に基づいて、周囲に人が居ると思われる順、言い換えれば、周囲に人が居る確率の高い順に、報知依頼機器を除く報知を実行可能な各電気機器10を、報知実行の優先順として順位付けする。
その後、サーバー20は、この優先順の上位の電気機器10から順次、報知を実行する報知実行機器として決定し、該報知実行機器に報知を実行させる。
例えば、報知依頼機器が洗面所に配置された洗濯機である場合、サーバー20は、前述の報知実行優先順に基づいて、キッチンで人を検知した冷蔵庫を、報知実行機器に決定する。そして、サーバー20は、報知データを冷蔵庫に送信して、該冷蔵庫に、報知を実行させる。
これにより、本実施形態の報知制御システム100は、一の電気機器10から発せられた報知データを、一の電気機器10から離れた位置に居るユーザーの近くにある他の電気機器10から報知して、伝えることができる。
続いて図2を参照して、報知制御システム100の構成について説明する。図2は、本実施形態の報知制御システム100の構成を示すブロック図である。
なお、電気機器10は、冷蔵及び冷凍機能や調理機能、家事機能、空調機能等、家庭用の各電気機器10に固有の機能部分については説明を割愛して、報知制御に関与する構成のみを説明する。
図2に示すように、電気機器10は、制御部1と、記憶部2と、通信部3と、表示部4と、スピーカー5と、人検知部6とを備える。表示部4とスピーカー5とは、共に、報知データを変換した報知情報をユーザーに報知するための報知部の一例である。
制御部1は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。プロセッサーは、記憶部2に記憶されたプログラムに基づいて、電気機器10の各部を制御する。
具体的には、電気機器10の制御部1は、いずれかの電気機器10が報知データを発信した場合、その報知データの取得と、所定領域(例えば室内)に関する人検知結果の取得とを制御する。
記憶部2は、半導体メモリのような主記憶装置と、半導体メモリ及び/又はハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。また、記憶部2は、データ及びプログラムを記憶する。
通信部3は、サーバー20と、ネットワーク回線を介して信号又はデータを相互に送受信可能なポートとして、受信部と送信部とを含む。受信部は、他機で生じた報知データを、サーバー20を介して受信する。送信部は、自機で生じた報知データを、サーバー20に送信する。
表示部4は、電気機器10が、冷蔵庫、洗濯機、エアコンディショナー、空気清浄機等の生活家電である場合、操作部を兼用するLEDパネル(以下、タッチディスプレイ)が用いられる。
また、電気機器10が、ディスプレイ又はタッチディスプレイを備える電気機器の場合、ディスプレイ又はタッチディスプレイが、電気機器10の表示部4として用いられる。電気機器10が、リモートコントローラー(リモコン)を備える電気機器の場合、リモートコントローラーのディスプレイ又はタッチディスプレイを、表示部4として利用してもよい。
スピーカー5は、電気機器10の報知部として、報知データを変換した報知情報を発声する。又は、スピーカー5は、報知として、アラーム音を発生してもよい。
報知データに基づく情報の報知の方法は、例えば、スピーカー5で情報を発声して、表示部4は点滅のみを行ってもよい。また、報知の方法は、スピーカー5からはアラーム音のみを発生させ、表示部4で報知データに基づく情報を表示してもよい。
次に、電気機器10の人検知部6について、空気清浄機、エアコンディショナー等の空調機器を例に説明する。
図2は、空調機器に搭載される人検知部6を示す。人検知部6は、各種センサーを単独で用いてあるいは併用して、検知対象領域である、該電気機器10(空調機器)が配置された場所の周囲に人が居るか否か(人検知結果)を、検知する。
換言すれば、人検知部6は、該電気機器10(自機)が設置された住宅内の特定の部屋(室内)における、ユーザーの在室の有無(在室情報)を検知する。なお、得られた人検知結果(在室情報)は、送信部3Bを経由して、サーバー20に送信される。
その場合、人検知結果に、該電気機器10(以下、自機)が設置された場所(部屋)の管理番号、及び自機に予め割り振られた管理番号を関連付けて、送信することができる。送信の際更に、人が検知された検知開始時刻や、人が検知されなくなった検知終了時刻を関連付けて、サーバー20に送信してもよい。
また、送信の際、検知積算時間を関連付けて、サーバー20に送信してもよい。検知積算時間とは、検知開始から検知終了までの時間間隔を合計して計算される。
図2に示すように、空調機器の人検知部6は、人感センサー61と、ニオイセンサー62と、ホコリセンサー63と、照度センサー64と、マイク(音センサー)65とを含む。
人感センサー61は、電気機器10が設置される場所の周囲に人が居るか居ないかを検知する。すなわち、人感センサー61は、ユーザーの在室の有無(在室情報)を検知する。人感センサー61の検知方式は、特に限定されない。赤外検知方式又は超音波検知方式のいずれであってもよい。
ニオイセンサー62は、電気機器10が設置される室内の臭気のレベルを検出する。ニオイセンサー62は、例えば、水晶振動式センサー又は半導体式センサーである。ニオイセンサー62は、室内の臭気のレベルの変化に基づいて、ユーザーの在室の有無を検知する。
ホコリセンサー63は、電気機器10が設置される室内のホコリ(埃又は塵)の量を検出する。ホコリセンサー63は、室内のホコリの量の変化に基づいて、ユーザーの在室の有無を検知する。
照度センサー64は、電気機器10が設置される室内の照度を検出する。照度センサー64は、室内の照度に基づいて、ユーザーの在室の有無を検知する。人感用途の場合、生活時間帯による照度の変化を学習・記憶できる機能を持っていてもよい。
マイク65は、電気機器10が設置される室内の音を検出する。マイク65は、室内の音量又は音圧の変化に基づいて、ユーザーの在室の有無を検知する。
なお、図2は、空気清浄機に搭載されるセンサー及びマイクを例示している。家庭内ネットワークに接続されるIoT家電又はスマート家電は、全てのセンサーやマイクを備えていてもよく、その一部を備えていてもよい。電気機器10としては、最低限、人感センサー61を備える。
次に、報知制御システム100のサーバー20を説明する。図2に示すように、サーバー20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23とを備える。
制御部21は、CPUのようなプロセッサーを含む。制御部21のプロセッサーは、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することによって、サーバー20の各構成を制御する。また、各電気機器10に命令、指令や問い合わせを行う場合もある。
本実施形態において、サーバー20の制御部21は、報知データ取得部21aと、人検知結果取得部21bとを含む。報知データ取得部21aは、ネットワークを通じて、電気機器の状態に関する報知データを取得する。人検知結果取得部21bは、各電気機器10の人検知部6を介して、各電気機器10毎に、所定領域(例えば室内)の人の検知結果を取得する。
また、制御部21は、各電気機器10の制御部1から送信された、各電気機器10に関する運転データや、各電気機器10を識別するための識別情報等を、記憶部22に記憶させる。
記憶部22は、半導体メモリのような主記憶装置と、半導体メモリ及び/又はハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。記憶部22は、サーバー20の各部の動作を制御するための制御プログラムを記憶する。記憶部22が記憶する制御プログラムは、制御部21によって実行される。
本実施形態において、サーバー20の記憶部22は、各電気機器10から送信された人検知結果を記憶する。具体的には、人検知結果取得部21bが取得した各電気機器10毎の人検知結果を、各電気機器10を識別するための識別情報と関連付けて、報知管理テーブル22aとして登録する。
更に、報知管理テーブル22aに、各電気機器10の識別情報に関連付けて、人が検知された検知開始時刻や、人が検知されなくなった検知終了時刻を登録できる。
通信部23は、同じ通信規格に準拠する通信機器との間で通信を行う。例えば、通信部23は、LAN(Local Area Network)規格に準拠するLANアダプタである。通信部23は、インターネット及びイントラネットなどのネットワークを介して、図1に示す各電気機器10との間で通信を行う。
本実施形態において、サーバー20の通信部23は、各電気機器10で生じた報知データと人検知結果とを、ネットワークを介して受信する。また、通信部23は、報知を実施する報知実行機器が決定された場合、該報知実行機器に対して、報知データを送信する。
次に、図2を参照して、携帯端末30を説明する。本実施形態において、携帯端末30は、スマートフォン等の携帯電話である。
携帯端末30の構成を簡単に説明する。携帯端末30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部34と、スピーカー35とを備える。
制御部31は、携帯端末30の各部を制御する。記憶部32は、データ及びプログラムを記憶する。通信部33は、ネットワーク回線又は電話回線を通じて通信を行う。表示部34及びスピーカー35としては、スマートフォンが内蔵するものが利用される。
なお、携帯端末30がスマートフォンである場合、該スマートフォンのE−メールアドレス又は電話番号等の識別情報は、所定の連絡先又は緊急連絡先として、サーバー20に予め記憶(登録)される。
続いて、フローチャートと表1〜3とを参照して、報知データの処理と報知の実行について説明する。図3は、本実施形態における報知制御の処理を示すフローチャートである。
また、「表1」は、本実施形態における、報知管理テーブル22aの一例を示す。表1は、ホームネットワーク(報知制御システム100)に接続されている電気機器10の一覧(リスト)であり、制御部21が管理する基本項目として、予め定められた機器番号(管理番号)毎に、設置場所の情報である部屋番号、及び、各家庭毎に設定された時間帯別の「報知実行優先順位」が、登録されている。
Figure 2021092913
表1において、例えば朝の時間帯(6時〜15時)において、「報知優先順位」は、人が居る確率が高いと推定される「ダイニング」や「キッチン」に配置された電気機器10の優先順位が、高めに設定される。逆に、朝の時間帯に人が居る確率が低いと推定される寝室や和室等の各「居室」に配置された電気機器10の報知優先順位は、低めに設定される。
なお、納戸(物置)や廊下等、全時間帯で人が居る確率が低いと推定される場所に配置された電気機器10は、報知優先順位が比較的低めに設定されか、あるいは優先順から除外される。また、「子供部屋」は特別扱いであり、昼の時間帯(15:00〜21:00)を除いて、家事に関する「報知」の対象からは除外されている。
[具体例1]
以下、表1の報知管理テーブル22aを用いた、報知制御の具体例1について説明する。具体例1は、洗面所(部屋番号「04」)に設置された洗濯機(機器番号「009」)において、朝の時間帯(6:00〜15:00)に、洗濯の工程が終了したという報知データが発生した場合を例に、説明する。
図3のフローチャートに示すように、報知制御部として機能する制御部21は、報知制御(報知処理)をスタートすると、まず、ステップS1において、通信部23が受信するデータや信号の中に、いずれかの電気機器10が発信する報知データが含まれていないか否か、すなわち、いずれかの電気機器10が報知データを発信しているか否かを確認する報知発信確認を行う。
ステップS1において、報知発信確認の結果がNo、すなわちいずれの電気機器10からも、他機からの報知データが発信されていない場合、制御部21は、いずれかの電気機器10から報知データの発信があるまで、ステップS1の報知発信確認を繰り返し行う。
ここで、一つの電気機器(報知依頼機器。ここでは洗濯機)から、報知データの発信があった(ステップS1の判定がYesの)場合、制御部21は、報知管理テーブル22aに登録された、報知を実行可能な電気機器のうちから、人検知結果取得部21bが取得する、各電気機器10毎の人検知結果に基づいて、報知を実行する電気機器(報知実行機器と言う)を決定する、報知実行機器決定処理(ステップS2〜S6)を実行する。
報知実行機器決定処理について、図3及び「表2」を参照して説明する。まず、制御部21は、報知管理テーブル22a(表1)を元に各電気機器10に問い合わせた「人検知」の結果に基づいて、「報知を実行できる可能性の高い電気機器の順序」を示すリスト「表2」を作成する。
Figure 2021092913
具体的な「報知実行の優先順位」(表2)の設定方法を説明する。制御部21は、図3のフローチャートのステップS2において、まず、ネットワークに接続されている全ての電気機器10(表1を参照)に一斉に、人の検知の有無を問い合わせる、人検知結果の確認処理を実行する。
そして、人検知結果の確認処理において、人の検知「有」とのデータを返信してきた電気機器についてのみ、表1の「時間帯別優先順位」の上位の電気機器から順に、「報知実行の優先順位」を設定する。
例えば、表2に示すように、人検知結果の確認処理において、冷蔵庫(機器番号「006」、部屋番号「03」キッチン)、エアコンディショナーA(機器番号「002」、部屋番号「01」リビング)、空気清浄機B(機器番号「012」、部屋番号「05」居室A)及び空気清浄機C(機器番号「014」、部屋番号「06」居室B)の4機から、人の検知「有」との返信を取得した場合、制御部21は、報知データ発生時点の優先順として、時間帯別優先順位(6:00〜15:00)の上位の電気機器から順に、「1位」〜「4位」の優先順位を設定し、これを記憶部22に記憶する。
なお、表2においては、電源がオフで、人検知結果の返信のない電気機器を「OFF」で示す。
ついで、制御部21は、記憶された「報知実行の優先順位」(表2)に基づき、「1位」〜「4位」に設定された各電気機器10に順次、報知を実行させる。
報知実行の具体的手順としては、まず、図3に示すフローチャートのステップS3において、報知実行機器の優先順位を決定する変数Mに「1」(1位)を代入する。
次に、ステップS4において、制御部21は、同じ部屋内での報知の繰り返しを抑制するため、優先順位がM位(ここでは「1位」)に設定された電気機器10が配設されている部屋と同じ部屋(場所)で既に報知が実施されているか否かを確認する、繰り返し報知抑制確認を実行する。
繰り返し報知抑制確認は、例えば、優先順位のリスト上で、同じ部屋番号の電気機器で報知が既に実施された記録があるか否か、により確認することができる。
ステップS4において、同じ部屋(場所)で既に報知が実施されていないことが確認された(ステップS4がNoの)場合、制御部21は、報知実行機器として優先順位「第1位」の電気機器を決定し、ステップS5において報知を実行させる。
一方、ステップS4において、同じ部屋(場所)で既に報知が実施されている、報知実施済みであることが確認された(ステップS4がYesの)場合、制御部21は、ステップS5において、人検知結果の問い合わせ可能な電気機器は残っているか否か、すなわち「報知実行の優先順位」のリスト(表2)において、報知可能な最後の電気機器まで、報知の繰り返し確認が済んでいないか否かを確認する。
ステップS5において、報知を実行可能な電気機器がまだ残っている(ステップS5がYesの)場合、制御部21は、ステップS6において、問い合わせの順位である変数Mを1つカウントアップする。すなわち、以降、優先順位が「M+1位」(ここでは「2位」)の電気機器10について、報知実行の可否の確認を続行する。
一方、ステップS5において、報知を実行可能な電気機器が残っていない(ステップS5がNo)の場合、制御部21は、ステップS10において、予めメールアドレス等の連絡先が登録されたスマートフォンなど、ネットワーク外部の携帯端末30に、報知データの内容を連絡して、処理を終了する。
以上のステップS4〜S6による報知機器決定の処理は、ステップS7としていずれかの電気機器で報知が実行されるまで、あるいは、ステップS10として、報知データを外部の携帯端末30に送信するまで、続けられる。
次に、報知実行機器決定処理(ステップS2〜S6)が完了し、ステップS7において報知が実行されると、制御部21は、ユーザーによる報知に対応する操作である「対応操作」がされたか否かを確認する、対応操作確認判定を、フローチャートのステップS8、S9において行う。
対応操作確認判定は、まず、ステップS8において、報知データを発信した電気機器(ここでは洗濯機)に対して、ユーザーによる対応操作がされたか否かを確認する。
ステップS8において、例えば洗濯機の蓋が開閉された等、対応操作がされている(ステップS8がYesの)場合、制御部21は、対応操作確認判定及び報知処理の全てを完了し、報知制御を終了する(エンド)。
ステップS8において、ユーザーによる対応操作が確認されない(ステップS8がNoの)場合、制御部21は、ステップS9において、報知の実施(ステップS7)から所定時間が経過したか否かを確認する。
ステップS9における、報知実施からの所定時間の経過の確認は、報知が、ユーザーに確実に伝わって、その後ユーザーが行動したか否かの確認のために行われる。そのため、所定時間として、例えば1〜10分間程度の時間が設定される。
ステップS8からステップS9の対応操作確認判定において、ユーザーの対応操作のない状態が、報知実施(ステップS7)から所定時間未満である(ステップS9がNoの)場合、制御部21は、ステップS8に戻って、ユーザーによる対応操作の有無の確認を続ける。そして、対応操作が確認できれば(ステップS8がYes)、対応操作確認判定を終了する(エンド)。
また、ステップS9において、ユーザーの対応操作のない状態が、報知実施から所定時間以上続いている(ステップS9がYesの)場合、制御部21は、報知実行機器決定処理のステップS6に戻り、報知実行の優先順位である変数Mを1つカウントアップする。
そして、制御部21は、再度、優先順に沿って順次、繰り返し報知抑制確認(ステップS4)と、報知可能な電気機器が残っているかの確認(ステップS5)とを、報知可能な確認対象機器がなくなるまで繰り返す。
以上のようにして、報知制御システム100は、報知依頼元である一つの電気機器10から発せられた報知を、離れた部屋にある、報知実行機器から報知して、ユーザーに直接伝えることができる。
なお、実施形態1の報知制御システム100において、報知が、電気機器の異常又は不具合等に関するデータである場合、制御部21は、時間帯に関わらず、報知を実行可能な全ての電気機器10に、該報知を実行させる。
具体例1(表2)では、報知を実行可能な、電源オンで稼働中の電気機器10が、各部屋に1つしかない場合を例に報知制御を説明したが、1つの部屋の中に、報知を実行可能な電気機器10が複数、同時に存在する場合もある。その場合、報知制御システム100は、同じ部屋で2回続けて報知を実行することはせず、他の部屋で人を検知している他の電気機器10での報知を試みる。以下の具体例2は、そのような場合の例である。
[具体例2]
表3及び図3のフローチャートを参照して、具体例2の報知制御について説明する。表3は、表2と同様、報知管理テーブル22a(表1)に登録された電気機器10に、人検知結果の有無を問い合わせた結果に基づいて作成された「報知実行の優先順位」リストである。
表3の「報知実行の優先順位」のリストが、表2と異なっているのは、夜の時間帯(21:00〜翌日6:00)を対象としたリストである点である。
具体例2では、夜の時間帯に、キッチン(部屋番号「03」)に設置された冷蔵庫(機器番号「006」)において、冷蔵スペースのドアが開いている(閉め忘れ)という報知データが発生した場合を例に説明する。
実施例2においても、報知制御部として機能するサーバー20の制御部21は、ステップS1において、報知発信確認の結果がNo、すなわちいずれの電気機器10からも、他機からの報知データが発信されていない場合、制御部21は、いずれかの電気機器10から報知実行の発信があるまで、ステップS1の報知発信確認を繰り返し行う。
ここで、一つの電気機器(報知依頼機器。ここでは冷蔵庫)から、報知データの発信があった(ステップS1の判定がYesの)場合、言い換えれば報知データ取得部21aが報知データを取得した場合、制御部21は、報知管理テーブル22aに登録された、報知を実行可能な電気機器のうちから、人検知結果取得部21bが取得する、各電気機器10毎の人検知結果に基づいて、報知を実行する電気機器(報知実行機器と言う)を決定する、報知実行機器決定処理(ステップS2〜S6)を実行する。
例えば冷蔵庫から、夜の時間帯に報知データを受信すると、制御部21は、具体例1と同様にして、「表3」に示す「報知実行の優先順位」リストを作成し、記憶部22に記憶する。
Figure 2021092913
なお、生活時間を考慮して、表3のリストにおいては、「リビング」や「居室」の優先順位が高めに設定される。また、夜に人が居る確率が低いと推定される「ダイニング」や「キッチン」、「洗面所」等は、優先順位が低めに設定される。また、具体例2では、人の検知が、リビング(部屋番号「01」)と、居室A(部屋番号「05」)とに偏っている。
このような場合、制御部21は、報知実行機器決定処理(ステップS2〜S6)において、例えば優先順位「1位」のエアコンディショナーA(機器番号「002」、部屋番号「01」、設置場所「リビング」)に、最初に報知を実行させたとする。
ついで、報知実行(ステップS7)後の対応操作確認判定(ステップS8、S9)において、ユーザーによる対応操作がされない状態(ステップS8がNo)で、報知の実施から所定時間が経過した(ステップS9がYesの)場合、制御部21は、具体例1と同様、ステップS6において、優先順位を1つ上げるカウントアップ処理(M=M+1)を行う。
そして、制御部21は、ステップS4において、優先順が「M+1位」(ここでは「2位」)の、加湿空気清浄機(機器番号「003」)の報知の可否を確認する、繰り返し報知抑制確認を実行する。
その際、既に報知実行済みのエアコンディショナーA(機器番号「002」)の設置場所(部屋番号「01」リビング)と、現優先順最上位の該加湿空気清浄機(機器番号「003」)の設置場所(部屋番号「01」リビング)とが一致することから、制御部21は、ステップS4において、同じ部屋で既に報知実施済みであると判断する(ステップS4がYes)。
すなわち、優先順「2位」の加湿空気清浄機(機器番号「003」)の、リビング(部屋番号「01」)における報知は実行されず、更に報知可能な電気機器が残っているか否かの確認であるステップS5に移行する。
なお、ステップS4における繰り返し報知抑制確認は、優先順のリスト(表3)上で、同じ部屋番号の電気機器で報知が実施された記録があるか否かを判定することにより、行うことができる。
あるいは、例えばマイク65を備える電気機器10の制御部1が、同じ部屋での報知の発声を認識又は記録していれば、その記録を、繰り返し報知抑制の確認に利用してもよい。
ステップS4以降、報知を実施した後の処理の流れは、具体例1と同様である。すなわち、ステップS4がYesの場合、制御部21は、ステップS5において、人検知結果の問い合わせ可能な電気機器は残っているか否か、を確認する。
ステップS5がNoの場合、制御部21は、ネットワーク外部の携帯端末30に、報知データの内容を連絡して、処理を終了する(ステップS10)。また、ステップS5がYesの場合、制御部21は、優先順位である変数Mを1つカウントアップ(「M+1」)し、以降の順位の電気機器に関する報知実行の可否の確認を続行する。
更に、ステップS7において報知を実行した後は、ステップS8、S9において、対応操作確認判定を行う。そして、対応操作がされている(ステップS8がYesの)場合、制御部21は、報知制御を終了する(エンド)。また、所定時間にわたって対応操作がされない(ステップS9がYesの)場合、ステップS6に戻って、報知実行機器決定処理(ステップS2〜S6)を続行する。
以上のようにして、報知制御システム100は、同じ内容の報知が、同一の部屋で複数回、連続して報知が実行されるのを、抑制することができる。
また、報知制御システム100は、報知依頼元である一つの電気機器10から発せられた報知データを、離れた部屋にある、報知実行機器から報知して、ユーザーに直接伝えることができる。
なお、具体例2の報知制御システム100においても、報知データが、電気機器の異常又は不具合等に関するデータである場合、制御部21はいつでも、報知を実行可能な全ての電気機器10に、該報知を実行させることができる。
[実施形態2]
次に、図1〜図3と、表1及び表4とを参照して、実施形態2の報知制御について説明する。「表4」は、表2及び表3と同様、報知管理テーブル22a(表1)に記載の電気機器10に人検知結果の有無を問い合わせた結果に基づいて作成された、「報知を実行できる可能性の高い電気機器の順序」を示すリストである。
実施形態2は、制御部21が、各電気機器10に人の検知結果を問い合わせる際、人検知結果に加えて、「人を最初に検知した時刻」の情報を、検知の有無に関連付けて取得する点で、実施形態1とは異なる。
そのため、後記の表4における「報知実行の優先順位」は、表2及び表3の優先順位と異なり、「人を最初に検知した時刻」からの「経過時間」が短い順、すなわち、最後(直前)に人の移動を検知した電気機器の順に、報知の優先順位が割り振られる。
なお、表4のリストにおいては、報知管理テーブル22a(表1)に記載の時間帯別の優先順は、人検知結果の問い合わせを「除外」する電気機器の選択にのみ利用される。そして、表4には、家庭内において、各部屋に満遍なく配置され、比較的稼働率の高いと考えられる、エアコンディショナー、空気清浄機等の空調機器を、リストアップする。
次に、表4のリストを用いた具体的な報知制御を、図3のフローチャートを参照して説明する。
実施形態2の報知制御において、サーバー20の制御部21は、まず、ステップS1において、電気機器10のいずれかが報知データを発信するまで、すなわち報知発信確認の結果がYesになるまで、他機からの報知データの発信を待機する。
ここで、一つの電気機器(報知依頼機器。ここでは冷蔵庫)から、報知データの発信があった(ステップS1の判定がYesの)場合、制御部21は、報知管理テーブル22aに登録された、報知を実行可能な電気機器のうちから、各電気機器10が送信する人検知結果に基づいて、報知を実行する電気機器(報知実行機器)を決定する、報知実行機器決定処理(ステップS2〜S6)を実行する。
例えばキッチンの冷蔵庫から、夜の時間帯に報知データを受信すると、制御部21は、「表4」に示す「報知実行の優先順位」リストを作成し、記憶部22に記憶する。
Figure 2021092913
表4のリストにおいては、人の検知結果を返信してきた電気機器10(空調機器)のうちから、人の検知の有無に関する「人を最初に検知した時刻」からの「経過時間」が短い順の、空気清浄機A(機器番号「005」、部屋番号「02」、設置場所「ダイニング」)、エアコンディショナーB(機器番号「004」、部屋番号「02」、設置場所「ダイニング」)、エアコンディショナーD(機器番号「013」、部屋番号「06」、設置場所「居室B」)及び空気清浄機C(機器番号「014」、部屋番号「06」、設置場所「居室B)に、「1位」〜「4位」の優先順位が設定されている。
ついで、制御部21は、報知実行機器決定処理のうち、ステップS3〜S6を行う。まず、制御部21は、ステップS3において、報知実行機器の優先順位を決定する変数Mに「1」(1位)を代入する。
次に、同じ部屋内での報知の繰り返しを抑制するため、制御部21は、ステップS4において、報知実行予定の「M位」の電気機器が配置された部屋と同じ部屋で既に報知が実施されているか否かを確認する、繰り返し報知抑制確認を実行する。
例えば優先順位「3位」のエアコンディショナーD(機器番号「013」、部屋番号「06」、設置場所「居室B」)に、最初に報知を実行させたとする。
ついで、報知実行(ステップS7)後の対応操作確認判定(ステップS8、S9)において、ユーザーによる対応操作がされず、ステップS8がNoで、続くステップS9がYesの場合、制御部21は、具体例2と同様、ステップS6において、優先順位を1つ上げるカウントアップ処理(M=M+1)を行う。
そして、制御部21は、ステップS4において、優先順が「M+1位」(ここでは「4位」)の、空気清浄機C(機器番号「014」)の報知の可否を確認する、繰り返し報知抑制確認を実行する。
その際、既に報知実行済み(「3位」)のエアコンディショナーD(機器番号「013」)の設置場所(部屋番号「06」居室B)と、現優先順最上位(「4位」)の該空気清浄機C(機器番号「014」)の設置場所(部屋番号「06」居室B)とが一致することから、制御部21は、ステップS4において、同じ部屋で既に報知実施済み(ステップS4がYes)であると判断する。
そして、優先順「4位」の空気清浄機B(機器番号「014」)の、居室B(部屋番号「06」)における報知は実行されず、更に報知可能な機器が残っていない(ステップS5がNo)であるため、制御部21は、ネットワーク外部の携帯端末30に、報知データの内容を連絡して、報知制御を終了する(エンド)。
なお、ステップS4における繰り返し報知抑制確認は、優先順のリスト(表4)上で、同じ部屋番号の電気機器で報知が実施された記録があるか否かを判定することにより、行うことができる。
また、例えばマイク65を備える電気機器10の制御部1が、同じ部屋での報知の発声を認識又は記録していれば、その記録を、繰り返し報知抑制の確認に利用してもよい。
次に、同じ部屋(場所)で報知が実施されていない、ステップS4がNoの場合、制御部21は、報知実行機器として優先順位「M位」の電気機器を決定し、ステップS5において報知を実行させる。ステップS4がYesの場合、制御部21は、ステップS5において、人検知結果の問い合わせ可能な電気機器は残っているか否か、を確認する。
ステップS5がYesの場合、制御部21は、ステップS6において、問い合わせの順位である変数Mを1つカウントアップし、優先順位が「M+1位」の電気機器10について、報知実行の可否の確認を続行する。また、ステップS5がNoの場合、制御部21は、ネットワーク外部の携帯端末30に、報知データの内容を連絡して、処理を終了する(ステップS10)。
以上のステップS4〜S6による報知機器決定の処理は、いずれかの電気機器で報知が実行される(ステップS7)まで、あるいは、報知データを外部の携帯端末30に送信する(ステップS10)まで、続けられる。
また、報知の実行(ステップS7)後、制御部21は、実施形態1と同様の対応操作確認判定を、ステップS8、S9において行う。
ステップS8がYesの場合、制御部21は、対応操作確認判定及び報知処理の全てを完了し、報知制御を終了する(エンド)。また、ステップS8がNoの場合、制御部21は、ステップS9において、報知の実施(ステップS7)から所定時間が経過したか否かを確認する。なお、所定時間として、例えば1〜10分間程度の時間が設定される。
ステップS9がNoの場合、制御部21は、ステップS8に戻って、ユーザーによる対応操作の有無の確認を続ける。そして、対応操作が確認できれば(ステップS8がYes)、対応操作確認判定を終了する(エンド)。
また、ステップS9がYesの場合、制御部21は、報知実行機器決定処理のステップS6に戻り、報知実行の優先順位である変数Mを1つカウントアップした後、再度、繰り返し報知抑制確認(ステップS4)と、報知可能な電気機器が残っているかの確認(ステップS5)とを、報知可能な確認対象機器がなくなるまで繰り返す。
以上のようにして、実施形態2の報知制御システム100は、同じ内容の報知が、同一の部屋で複数回、連続して報知が実行されるのを、抑制することができる。また、報知制御システム100は、報知依頼元である一つの電気機器10から発せられた報知データを、離れた部屋にある、報知実行機器から報知して、ユーザーに直接伝えることができる。
なお、実施形態2の報知制御システム100において、報知データが、電気機器の異常又は不具合等に関するデータである場合、いずれの時間帯、あるいは、いずれの実施例に記載のパターン時であっても、制御部21は、報知を実行可能な全ての電気機器10に、該報知を実行させる。
[実施形態3]
次に、図4〜図6及び表5を参照して、実施形態3の報知制御システム200の制御について説明する。図4は、本実施形態に係る報知制御システム200を示す図である。図4も、図1と同様、スマート家電等の複数の電気機器10によるホームネットワークを示す。
図4に示すように、報知制御システム200は、家庭(住宅)内のホームネットワークに接続可能な複数の電気機器10と、これらの間の相互通信を提供する無線LANルーター40とで構成される。
各電気機器10は、実施形態2と同様、住宅内で主に家庭用途として用いられる電気機器(いわゆる、家電又は家電製品)であり、ネットワーク通信機能を有する、IoT家電又はスマート家電と呼ばれる家電製品である。図4では、代表的な家庭用の電気機器10を例示したが、報知制御システム200は、種々のIoT家電又はスマート家電を含み得る。
図4に示す報知制御システム200が、実施形態1、2の報知制御システム100と最も異なる点は、クラウド(インターネット)上の管理サーバーを持たず、住宅内のイントラネット内で、報知制御を実行する点である。
そのため、報知制御システム200を構成する複数の電気機器10のうちの1つの装置が、実施形態1においてはサーバー20が行っていたような、報知を実行する電気機器10(報知実行機器)を決定する等の、報知処理を司る報知制御装置10Aとして、報知制御システム200全体を統括して制御する。
報知制御装置10Aは、本発明における報知制御装置の一例である。なお、各電気機器10のうち、報知制御装置として、報知制御システム200全体の報知処理を制御する代表的な電気機器を「電気機器10A」と呼び、それ以外の電気機器を「電気機器10B」と呼ぶが、これらの間の構成上の差異は、制御部1内の報知データ取得部1aと人検知結果取得部1bと、記憶部2内の報知管理テーブル2aとである。そのため、同種の電気機器との間で、外見上の形状差や、他の基本機能上の差異はない。
また、図4の報知制御システム200において、各電気機器10と無線LANルーター40との間の接続は、無線でも有線でもよく、あるいはこれらの併用でもよい。無線LANルーター40は、市販の汎用のものであるため、特に説明は行わない。また、電気機器10の個々は、無線LANルーター40を介したインターネット接続が可能である。
続いて図5を参照して、報知制御システム200の構成について説明する。図5は、本実施形態の報知制御システム200の構成を示すブロック図である
なお、電気機器10(10Aと10Bとを含む)は、冷蔵・冷凍機能や調理機能、家事機能、空調機能等、家庭用の各電気機器10に固有の機能部分については説明を割愛して、報知制御に関連する構成のみを説明する。
図5に示すように、電気機器10A及び10Bは、制御部1と、記憶部2と、通信部3と、表示部4と、スピーカー5と、人検知部6とを備える。なお、表示部4とスピーカー5とは、共に、ユーザーに報知するための報知部の一例である。
電気機器10Aと電気機器10Bとの、構成上の差異は、電気機器10Aが、他の電気機器に関する報知データを取得する報知データ取得部1aと、所定の領域内の人の有無に関する人検知結果を取得する人検知結果取得部1bと、報知を実行可能な電気機器を記憶する報知管理テーブル2aとを備える点である。
電気機器10Aの詳細構成を説明する。なお、実施形態1、2で説明した電気機器10と構成が重複する部分は、簡単に説明する。
制御部1は、プロセッサーを含み、記憶部2に記憶されたプログラム等に基づいて、電気機器10Aの各部を制御する。
また、制御部1は、実施形態1,2で説明した報知データ取得部1aと人検知結果取得部1bとを含む。報知データ取得部1aは、いずれかの電気機器10が発した報知データを取得する。また、人検知結果取得部1bは、自機である電気機器10Aの人検知部6が検知する人検知結果を取得するとともに、他機である電気機器10Bの人検知部6が検知した、所定領域(例えば室内)の人検知結果を取得する。
更に、制御部1は、電気機器10Bの制御部1から送信された、電気機器10Bに関する運転データや、各電気機器10Bを識別するための識別情報等を、記憶部2に記憶させる。
記憶部2は、半導体メモリ及び/又はハードディスクドライブのような記憶装置を含む。記憶部2は、電気機器の各部の動作を制御するための制御プログラムを記憶する。記憶部2が記憶する制御プログラムは、制御部1によって実行される。
また、記憶部2は、各電気機器10Bから取得した人検知結果を記憶する。具体的には、制御部1は、人検知結果取得部1bが取得した、各電気機器10Bの人検知部6が検知した人検知結果を、各電気機器10Bを識別するための識別情報と関連付けて、報知管理テーブル2aに登録する。
更に、記憶部2は、報知管理テーブル2aに、人検知結果として、各電気機器10Bの識別情報に、検知開始時刻や検知終了時刻、又は、検知積算時間を、識別情報に関連付けて登録してもよい。
通信部3は、無線LANルーター40を介して各電気機器10Bとの間でデータ又は信号を交換する。通信部3は、各電気機器10Bで生じた報知データと人検知結果とを、ネットワークを介して受信する。通信部3は、報知を実施する報知実行機器(電気機器10Bの1つ)が決定された場合、該報知実行機器に対して、報知データを送信する。
電気機器10Aの表示部4及びスピーカー5は、電気機器10A(自機)が報知を実行する際に使用される。報知の方法は、スピーカー5の発声で、あるいは、スピーカー5の発声又はアラーム音に、表示部4の表示を併用してもよい。
人検知部6は、実施形態1と同様、住宅内の特定の部屋(室内)における、ユーザーの在室の有無(在室情報)を検知する。
図5に示すように、電気機器10Aの人検知部6は、人感センサー61、ニオイセンサー62、ホコリセンサー63、照度センサー64及びマイク65を含み得る。
なお、図5は、空気清浄機に搭載されるセンサー及びマイクを例示している。電気機器10Bと、家庭内ネットワークに接続されるIoT家電又はスマート家電とは、全てのセンサーやマイクを備えていてもよく、その一部を備えていてもよい。電気機器10Aとしては、最低限、人感センサー61を備える。
電気機器10Bは、電気機器10Aとは、報知データ取得部1aと、人検知結果取得部1bと、報知管理テーブル2aとを備えていない点で、異なる。
なお、報知制御システム200を構成する各電気機器10の全てが、報知データ取得部1a、人検知結果取得部1b及び報知管理テーブル2aの両者を備えていてもよい。すなわち、いずれの電気機器10Bも、報知制御装置(電気機器10A)となり得る。ただし、報知制御装置はホームネットワーク内において、複数台存在せず、同時に存在するのは1台のみである。
次に、実施形態2の報知制御システム200の報知制御について、図6のフローチャートと、「表1」及び「表5」の優先順のリストとを参照しながら、具体的に説明する。
以下では、具体例1と同様、洗面所(部屋番号04)に設置された洗濯機(機器番号009)において、朝の時間帯(6:00〜15:00)に、洗濯の工程が終了したという報知が発生した場合を例に、報知制御を説明する。
なお、実施形態2では、住宅における、エアコンディショナー及び空気清浄機等の空調機器の常時稼働率が高いことに着目して、報知制御装置(電気機器10A)として、加湿空気清浄機(機器番号003)が選択されている。報知実行機器として、自機(加湿空気清浄機)を選択してもよい。
報知制御装置となる加湿空気清浄機(機器番号003)の記憶部2には、報知実行の優先順位を決定するための基本情報として、例えば、「表1」に示す報知管理テーブル2aが登録されている。
図6のフローチャートに示すように、電気機器10A(加湿空気清浄機)の制御部1は、報知制御(報知処理)をスタートすると、まず、ステップS11において、無線LANルーター40を介して通信部3が受信するデータの中に、いずれかの電気機器10Bが発信する報知データが含まれていないか否か、すなわち、いずれかの電気機器10Bが報知データを発信しているか否かを確認する報知発信確認を行う。
ステップS11において、報知発信確認の結果がNo、すなわちいずれの電気機器10Bからも、他機からの報知データが発信されていない場合、制御部1は、いずれかの電気機器10Bから報知データの発信があるまで、ステップS1の報知発信確認を繰り返し行う。
ここで、一つの電気機器(報知依頼機器。ここでは洗濯機)から、報知データの発信があり、報知データ取得部1aが報知データを取得した(ステップS11の判定がYesの)場合、制御部1は、報知管理テーブル2aに登録された、報知を実行可能な電気機器のうちから、人検知結果取得部1bが取得する、各電気機器10B毎の人検知結果に基づいて、報知を実行する電気機器(報知実行機器)を決定する、報知実行機器決定処理(ステップS12〜S17)を実行する。
報知実行機器決定処理について、図6及び「表5」を参照して説明する。まず、制御部1は、報知管理テーブル2a(表1)を元に各電気機器10Bに問い合わせた「人検知」の結果に基づいて、「報知を実行できる可能性の高い電気機器の順序」を示すリスト「表5」を作成する。
Figure 2021092913
具体的な制御方法について説明する。「表5」に示す「優先順位」のリストは、表2、表3及び表4と同様に「表1」の優先順位を元にしたリストであるが、表2、表3及び表4のような「報知実行の優先順位」を示すリストとは異なり、人検知結果の有無を問い合わせる順序を示す「結果問い合わせの優先順位」リストである。
そのため、制御部1は、ステップS12において、「結果問い合わせの優先順位」リスト(表5)が設定されると、ステップS13及びステップS14〜S17において、各電気機器10Bに、該優先順に従って順次、報知を実行可能か否かを問い合わせる。すなわち制御部1は、問い合わせ時点において、人が周囲にいることが確実な電気機器10Bから、報知を実行することができる。
報知実行機器決定処理(ステップS12〜S17)を、図6のフローに沿って説明する。
制御部1は、ステップS12で「結果問い合わせの優先順位」リスト(表5)を作成した後、リストに沿って順次、電気機器10Bへの報知の可否を問い合わせる。
まず、ステップS13において、問い合わせの順位を示す変数Nに、「1」(1番目)を代入する。そして、ステップS14において、現時点(問い合わせ時点)で、優先順位「N(N番目)」の電気機器10Bが、人を検知しているか否かの人検知結果を取得する。
なお、「表5」は、優先順の問い合わせを示したものである。例えば、この問い合わせの順番は、表5の「人の検知」欄において、上位の「エアコンディショナー」(機器番号「004」)から始まり、「除湿空気清浄機」(機器番号020)で終了する。
なお、電源がオフで、人検知結果を得ることができない電気機器を、表5では「OFF」で表示する。
ステップS14において、問い合わせ該当機器が人を検知している(ステップS14がYesの)場合、制御部1は、ステップS15において、同じ部屋内での報知の繰り返しを抑制するため、優先順位がN番目に設定された電気機器10Bが配設されている部屋と同じ部屋(場所)で既に報知が実施されているか否かを確認する、繰り返し報知抑制確認を実行する。
繰り返し報知抑制確認は、例えば、優先順位のリスト上で、同じ部屋番号の電気機器で報知が既に実施された記録があるか否か、により確認することができる。また、例えばマイク65を備える電気機器10Bが、同じ部屋での報知の発声を認識又は記録していれば、その記録を、繰り返し報知抑制の確認に利用してもよい。
ステップS15において、同じ部屋(場所)で既に報知が実施されていないことが確認された(ステップS15がNoの)場合、制御部1は、報知実行機器として問い合わせ優先順位「N位」(N番目)の電気機器を決定し、ステップS18において報知を実行させる。
一方、ステップS15において、同じ部屋(場所)で既に報知が実施されている、報知実施済みであることが確認された(ステップS15がYesの)場合、あるいは、ステップS14において、人の検知結果が得られなかった(ステップS14がNoの)場合、制御部1は、ステップS16において、人検知結果の問い合わせ可能な電気機器は残っているか否か、すなわち「結果問い合わせの優先順位」のリスト(表5)において、報知可能な最後の電気機器まで、報知の繰り返し確認が済んでいないか否かを確認する。
ステップS16において、報知を実行可能な電気機器がまだ残っている(ステップS16がYesの)場合、制御部1は、ステップS17において、問い合わせの順位である変数Nを1つカウントアップする。すなわち、以降、優先順位が「M+1番目」の電気機器10Bについて、報知実行の可否の確認を続行する。
一方、ステップS16において、報知を実行可能な電気機器が残っていない(ステップS16がNo)の場合、制御部1は、ステップS10において、予めメールアドレス等の連絡先が登録されたスマートフォンなど、ネットワーク外部の携帯端末30に、報知データの内容を連絡して、処理を終了する。
以上のステップS12〜S17による報知機器決定の処理は、ステップS18としていずれかの電気機器で報知が実行されるまで、あるいは、ステップS10として、報知データを外部の携帯端末30に送信するまで、続けられる。
次に、報知実行機器決定処理(ステップS12〜S17)が完了し、ステップS18において報知が実行されると、制御部1は、ユーザーによる報知に対応する操作である「対応操作」がされたか否かを確認する、対応操作確認判定を、フローチャートのステップS19、S20において行う。
対応操作確認判定は、まず、ステップS19において、報知を発信した電気機器(ここでは洗濯機)に対して、ユーザーによる対応操作がされたか否かを確認する。
ステップS19において、例えば洗濯機の蓋が開閉された等、対応操作がされている(ステップS19がYesの)場合、制御部1は、対応操作確認判定及び報知処理の全てを完了し、報知制御を終了する(エンド)。
ステップS19において、ユーザーによる対応操作が確認されない(ステップS19がNoの)場合、制御部1は、ステップS20において、報知の実施(ステップS18)から所定時間が経過したか否かを確認する。
ステップS20における、報知実施からの所定時間の経過の確認は、報知が、ユーザーに確実に伝わって、その後ユーザーが行動したか否かの確認のために行われる。そのため、所定時間として、例えば1〜10分間程度の時間が設定される。
ステップS19からステップS20の対応操作確認判定において、ユーザーの対応操作のない状態が、報知実施(ステップS18)から所定時間未満である(ステップS20がNoの)場合、制御部1は、ステップS19に戻って、ユーザーによる対応操作の有無の確認を続ける。そして、対応操作が確認できれば(ステップS19がYes)、対応操作確認判定を終了する(エンド)。
また、ステップS20において、ユーザーの対応操作のない状態が、報知実施から所定時間以上続いている(ステップS20がYesの)場合、制御部1は、報知実行機器決定処理のステップS17に戻り、問い合わせの優先順位である変数Nを1つカウントアップする。
そして、制御部1は、再度、優先順に沿って順次、繰り返し報知抑制確認(ステップS15)と、報知可能な電気機器が残っているかの確認(ステップS16)とを、報知可能な確認対象機器がなくなるまで繰り返す。
以上の実施形態2の報知制御装置(10A)及び報知制御システム200によれば、住宅内のネットワークに接続された、いずれかの電気機器10Bで発生した報知データを、ユーザーの最も近くにある他の電気機器10(10B又は19A)から報知することができる。
なお、家庭内に、ネットワーク全体を管理するパーソナルコンピュータ等のコンピュータを設置し、これにサーバー機能(電気機器10Aの機能)を代替させてもよい。
更に、家庭用ネットワーク内に、サーバー機能を代行するスマートスピーカーを配設してもよい。該スマートスピーカーは、報知制御装置(電気機器10A)の代わりに、家庭内ネットワーク全体と報知データとを管理する、報知制御システムの報知制御部として機能することができる。また、スマートスピーカーは、報知制御システムを構成する電気機器10の1つとして、人の検知や報知の実行を行ってもよい。
以上、図1から図6及び表1から表5を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
また、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。更に、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
そして、報知制御システム100,200は、報知データの内容によって、報知の優先順を変えてもよい。例えば、洗濯の終了、調理の完了、加湿器の加湿水タンクの渇水、除湿器の貯水タンクの満水等、緊急性のない報知は、報知しようとする電気機器に近い場所に設置されている電気機器10から、優先順を設定してもよい。また、逆に、緊急性を要する報知の場合は、優先順に関わらず、ネットワークに繋がる全ての電気機器10から報知を実施してもよい。
また、本発明の報知制御システムにおける所定の条件とは、実施形態で示した「人検知結果」以外の条件であってもよい。例えば、事前設定の優先順位に基づいて報知実行機器を決定してもよい。また、所定の条件は、人検知結果と事前設定の優先順位との組み合わせや、他の2つ以上の条件の組み合わせであってもよい。
本発明は、報知制御装置、報知制御システム、報知制御方法、及び報知制御プログラムの分野に利用可能である。
1 制御部
1a 報知データ取得部
1b 人検知結果取得部
2 記憶部
2a 報知管理テーブル
5 スピーカー
6 人検知部
10,10A,10B 電気機器
20 サーバー
21 制御部
21a 報知データ取得部
21b 人検知結果取得部
22 記憶部
22a 報知管理テーブル
100 報知制御システム
200 報知制御システム

Claims (11)

  1. 報知を実行する報知実行機器を決定する制御部と、
    前記報知を実行可能な電気機器を記憶する記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記報知に関する報知データを取得する報知データ取得部を含み、
    前記制御部は、前記報知データ取得部が前記報知データを取得した場合、所定条件に基づいて、前記記憶部に記憶された前記電気機器のうちから、前記報知実行機器を決定する、報知制御装置。
  2. 前記制御部は、所定領域での人の検知結果を取得する人検知結果取得部を含み、
    前記所定条件は、前記人検知結果取得部で取得された人の検知結果を含む、請求項1に記載の報知制御装置。
  3. 前記報知データに基づいて報知を実行する報知部を備え、
    前記報知を実行可能な電気機器は、自機と自機以外の他機とを含み、
    前記制御部は、前記報知実行機器として自機を決定すると、前記報知部に前記報知を実行させる、請求項1又は請求項2に記載の報知制御装置。
  4. 前記報知データを送信する通信部を備え、
    前記報知を実行可能な電気機器は、自機と自機以外の他機とを含み、
    前記制御部は、前記報知実行機器として前記他機を決定すると、前記報知データを該他機に送信するように前記通信部を制御する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の報知制御装置。
  5. 前記報知を実行可能な電気機器が複数である場合、前記記憶部は、前記複数の電気機器の各々に関連付けて、前記報知の実行の優先順位を記憶する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の報知制御装置。
  6. 前記制御部は、前記報知の実行後、所定の時間経過した後に、前記報知データ取得部が取得した前記報知データの送信元の電気機器に対し、前記報知データに対応する操作である対応操作がされたか否かを確認する対応操作確認判定を行う、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の報知制御装置。
  7. 前記報知を実行可能な電気機器が複数である場合、前記記憶部は、前記複数の電気機器の各々に関連付けて、前記報知の実行の優先順位を記憶し、
    前記対応操作確認判定において、前記対応操作がされていないと判定された場合、前記制御部は、前記報知を実行した電気機器よりも前記優先順位が下位の電気機器に、前記報知を実行させる、請求項6に記載の報知制御装置。
  8. 前記報知データが、電気機器の異常に関するデータである場合、前記制御部は、前記報知を実行可能な全電気機器で、前記報知を実行させる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の報知制御装置。
  9. 報知を実行する報知実行機器を決定する制御部と、
    前記報知を実行可能な電気機器を記憶する記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記報知に関する報知データを取得する報知データ取得部を含み、
    前記制御部は、前記報知データ取得部が前記報知データを取得した場合、前記記憶部に記憶された前記電気機器のうちから、所定条件に基づいて前記報知実行機器を決定し、前記報知データに基づいて前記報知実行機器に報知を実行させる、報知制御システム。
  10. 報知データ取得部が、報知に関する報知データを取得する報知データ取得ステップと、
    制御部が、所定条件に基づいて、記憶部が記憶する電気機器のうちから、報知を実行する報知実行機器を決定する報知実行機器決定ステップと
    を備える報知制御方法。
  11. 請求項10に記載の報知制御方法をコンピュータに実行させる、報知制御プログラム。
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