JP6731227B2 - 制御システム、動作決定装置、機器、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents
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Description
一方、家電等の機器において、音声で情報を伝達するものが知られている。例えば、引用文献1には、音声出力機能を有する家電機器において、画一的な音声出力とならないようにして使用者の使い勝手の向上を図ることが記載されている。
また、引用文献2には、圧力検出手段が検出した圧力を基に誘発性の高さを示す感情データを算出し、感情データを音、光、画像、映像、振動の少なくとも1つに変換して出力する感情算出装置について記載されている。
以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る制御システム1の一例を表す概略図である。この図は、ある家庭の家において、ある部屋で制御システム1が利用されている様子を表す。この家庭は、父親H1、母親H2、子供H3の家族構成である。この部屋には、ロボット211、冷蔵庫213、テレビジョン受像機(テレビ)215、エアーコンディショナー(エアコン)216、加熱調理器217、空気清浄器218等の家電機器が配置されている。また、父親H1、母親H2、子供H3には、それぞれ、通信機器219‐1、219‐2(図示せず)、219‐3(図示せず)等のウェアブル機器が身に付けられている。また、父親H1、母親H2は、通信機器260、270として、スマートフォン等の携帯機器を所持している。
なお、環境情報とは、機器のセンサで検出する情報であり、例えば、機器周辺又はセンサ周辺の環境を示す情報である。機器情報とは、例えば、機器の動作状態又は機器の設定を示す情報である。なお、動作状態は、現在の動作状態であっても良いし、未来の(予約された)動作状態であってもよい。また、機器情報は、機器内部の情報であっても良い。人情報とは、人やその人の状態(感情の状態を含む)を表す情報である。
制御装置M1は、取得した環境情報、機器情報、人情報、又は外部情報のうち、例えば、少なくとも2種類の情報に基づいて、自発動作を決定する。ここで、自発動作とは、例えば、各機器の動作であって、人にお勧めする動作である。また、自発動作は、少なくとも2種類の情報に基づいて決定される。例えば、機器情報に基づいて、各機器がこれから行う動作又は現在行っている動作を選択できる場合でも、自発動作は、環境情報に応じて変わる。つまり、1種類の情報に基づく場合には、利用者が指示をした動作、又は利用者が推定できる動作に留まるものの、もう1種類の情報が加わることによって、制御システム1は、よりきめ細かい動作を提案できる。これにより、利用者は、各機器が自発的に、動作を提案したように感じる。同様に、自発動作は、機器の処理対象(例えば、加熱調理器の場合にはメニュー、材料)や、利用者によって変わる。
なお、自発動作には、衣服(洗濯、乾燥等)に関する動作、食物(調理、食材の保存等)に関する動作、住居(温度、湿度、空気の汚れ、明るさ、におい等)に関する動作、又は、情報提供の動作等がある。制御装置M1は、自発動作によって、衣服、食物、住居、又は情報について、現状を変化させる。
ここで、報知情報とは、機器の報知方式や報知機能を示す情報である。例えば、報知方式を示す情報は、例えば、音、光、画面を示す情報である。報知機能を示す情報としては、報知位置(例えば、スピーカーの位置、発光装置の位置、ディスプレイの位置)、又は報知パターン(光の色、発光位置、画像、音色や声色のいずれか或いは複数の組合せ)である。なお、報知パターンは、時間変化を伴う報知のパターンであっても良い。
また、一又は複数の各機器は、自発動作を示す自発動作情報に基づいて、自発動作を行う。ここで、一又は複数の各機器は、利用者が許可した場合(例えば、利用者が「お願い」と言った場合、又は「お勧め動作」ボタンを押下した場合)に、自発動作(お勧め動作)を行う。
この自発動作が設定されたとき、制御装置M1は、環境情報に基づいて、リビングの温度が予め定めた値より高いか否かを判定する。リビングの温度が予め定めた値より高いと判定した場合、制御装置M1は、例えば、エアコンがリビングの温度よりも低い温度を設定した冷房を行うことを、自発動作の候補の1つとして選択する。制御装置M1は、この自発動作を指示でき、かつ、実行できる機器として、エアコン216を選択する。また、制御装置M1は、機能発揮位置を示す自発報知情報を決定する。
また、エアコン216は、例えば、急速にリビングの温度を下げるために出力を閾値より大きくした場合に、それに応じたパターンで報知態様を変化させても良い。例えば、エアコン216は、自発報知パターンが青色で点滅である一方、出力を大きくした場合に赤色で発光し、出力に応じてその発光を変化させる。ここで、エアコン216は、出力に応じて、輝度や光の色味、光の範囲を変化させるが、これらは、光の振幅やエネルギー、発光装置への出力(印加電圧や電流)を変化させることで実現しても良い。
また、各機器は、例えば、出力に応じて、報知態様を変化させる。これにより、利用者は、例えば、各機器が頑張っているような印象を受けて機器に共感するので、制御システム1は、利用者に情緒を抱かせることができる。
図2は、本実施形態に係る制御システム1の構成を示す概略図である。
この図において、家210、220、医療機関サーバ230、自治体サーバ240、事業者サーバ250、通信機器260、270、自動車280は、インターネット30を介して、通信可能な状態にある。
家210には、ロボット211、冷蔵庫213、照明214、テレビ215、エアコン216、加熱調理器217、及び、空気清浄器218等の家電機器が設置されている。これらの家電機器と通信機器219(上述の通信機器219‐1、219‐2、219‐3)は、ルーター212を介して、インターネット30に接続されている。
家220には、ロボット221、冷蔵庫223、照明224、テレビ225、エアコン226、掃除機227、スマートミラー(鏡)228等の家電機器が設置されている。これらの家電機器と通信機器229は、ルーター222を介して、インターネット30に接続されている。
自治体サーバ240は、自治体のサーバであり、例えば自治体情報を記憶し、提供する。自治体サーバ240は、例えば、個人を識別するユーザ識別情報(マイナンバー等。後述する「外部ユーザID」)毎に、住民基本台帳の各情報(氏名、生年月日、性別、住所等)を、自治体情報として記憶し、提供する。また、自治体サーバ240は、防災情報(避難指示、避難勧告)、緊急速報(地震速報、災害速報)、自治体サービスのイベント情報等を、自治体情報として記憶し、提供する。
例えば、通信事業者の場合、事業者サーバ250は、SNS等の会員機構の情報、各会員の属性情報(性別や年齢、嗜好情報、交友情報等)を、事業者情報として記憶し、提供する。事業者サーバ250は、会員を識別するユーザ識別情報(後述する「外部ユーザID」)毎に、サイトへの書き込み情報、ショッピングサイト等での購買情報、オークションサイト等での入札落札情報、検索サイト等での検索情報、動画サイト等の閲覧情報等を、事業者情報として記憶し、提供する。また、事業者サーバ250は、ニュース等の記事、天候情報(地域毎の天気、気温、湿度、注意報)等を、事業者情報として記憶し、提供する。
例えば、自動車事業者の場合、自動車(例えば登録番号)毎に、車種、所有者情報(ユーザ識別情報(後述する「外部ユーザID」)、氏名、住所、電話番号、メールアドレス等)、メンテナンス情報(予定、履歴)、リコール情報等を、事業者情報として記憶し、提供する。
なお、事業者サーバ250には、制御システム1を制御する制御装置M1(図3)が含まれる。
各機器(家電機器、通信機器、自動車制御機器)は、環境情報を検出する。環境情報の具体例としては、温度、湿度、空気の汚れ(埃や特定物質の量)等を示す情報である。また、環境情報は、明るさ、機器周辺を撮像した画像、機器に加わる力(例えば、荷重や振動)、におい、音、水位や水質等であっても良い。また、環境情報は、人感センサや動物センサのように、赤外線等で生物が存在することや、何人(又は何匹)存在するかを検出した情報であっても良い。
また、各機器は、現在、自機器に設定されている設定情報を記憶し、この設定情報を読み出す。また、各機器は、自機器に対する操作が行われた場合、その操作情報(操作内容、又は、操作の結果、設定された設定情報)を記憶し、読み出す。また、各機器は、センサ等を用いて、自機器の動作状態を示す動作情報を検出しても良い。動作情報には、例えば、内部情報(部材の回転数、部材の温度)、現在の設定情報(運転モード、設定温度等)、稼働時間等が含まれる。
また、各機器は、顔の向きを検出できても良い。例えば、各機器は、自機器に顔の向きを検出するカメラを備えることで、機器側に顔を向いているか否かを判別でき、機器操作の主体や、誰がどの機器を見ているかの判定が可能となる。
各機器は、人の位置が検出できても良い。各機器は、自機器に人感センサを備えることで、人のいる場所や、機器の近くに人がいるか否かの検出でき、人が近くにいる機器から情報を報知したり、人が近くにいる機器を動作させ、機器の効用を無駄なく効かせることができる。各機器は、人感センサの代わりに、機器が操作されたことで人がその機器の近くにいると判定してもよい。
さらに、各機器は、人情報の認証と、人の位置の検出を併用することで、だれがどこにいるかが判別可能となる。
ロボット211、221は、例えば、人工知能を搭載し、音声や表情を通じて、人とコミュニケーションをとる機器である。ロボット211、221は、人の音声をマイクで収集し、音声認識と音声の言語解析を行う。ロボット211、221は、言語解析の結果、応答の言語を生成し、生成した言語を音声に変換して、発話する。また、ロボット211、221は、言語解析の結果、又は、応答に応じて、表情を変えることができる。
なお、人工知能、音声認識機能、言語解析機能、言語生成機能、その他ロボットの動作制御機能を制御装置M1等のサーバに備え、当該サーバとの連携によりロボット211、221を実現してもよい。
また、上記ロボットの各機能は、後述する家庭内の各機器に備えていてもよい。
図3は、本実施形態に係る制御システム1の概略構成を示す機能ブロック図である。
制御システム1は、N個の機器U1‐n(n=1、2、・・・N)、情報処理装置S1、制御装置M1を具備する。なお、図2のロボット211、221、冷蔵庫213、223、照明214、224、テレビ215、225、エアコン216、226、加熱調理器217、空気清浄器218、掃除機227、スマートミラー228、通信機器219、229、260、270、及び、自動車280の自動車制御機器は、機器U1‐nに相当する。図2の医療機関サーバ230、自治体サーバ240、及び事業者サーバ250の一部は、情報処理装置S1に相当する。図2の事業者サーバ250の別の一部は、制御装置M1に相当する。
機器U1‐nは、センサ部U11‐n、動作部U12‐n、入出力部U13‐n、制御部U14‐n、記憶部U15‐n、及び、通信部U16‐nを含んで構成される。
センサ部U11‐nは、機器U1‐nの内部又は外部(機器周辺)の情報を検出する。機器U1‐n、例えば、環境情報、機器情報、及び、人情報を検出する。
動作部U12‐nは、制御部U14からの制御に従って、自機器の機能を発揮する動作を行う。
入出力部U13‐nは、機器本体又はリモコンに、入力部としてのボタン等を備える。なお、ボタンは、物理ボタンであっても良いし、タッチパネルに表示された画像ボタンでも良い。また、入出力部U13‐nは、機器本体又はリモコンに、出力部としてのスピーカーや発光装置、ディスプレイ等を備える。
通信部U16‐nは、情報を送受信することで、外部機器と通信を行う。通信部U16‐nは、例えば、記憶部U15‐nが記憶する情報を、制御装置M1へ送信する。また、通信部U16‐nは、例えば、制御装置M1から自発動作情報を受信する。
情報処理装置S1は、制御部S11、記憶部S12、及び、通信部S13を含んで構成される。
制御部S11は、後述する記憶部S12が記憶する情報、通信部S13が受信した情報に基づいて、外部情報を取得する。なお、外部情報には、サービス情報(料理のレシピ等)、リコメンド情報、利用者の嗜好情報、ウェブサイトの閲覧履歴、ショッピングサイトでの購買履歴、放送波の番組情報、番組等の視聴履歴等が含まれる。制御部S11は、取得した外部情報を記憶部S12に記憶するとともに、制御装置M1へ送信する。
ここで、制御部S11は、外部情報の取得先(外部サーバ等)を示す取得先情報を記憶部S12から読み出し、その取得先情報が示す取得先からの外部情報を取得する。また、制御部S11は、各機器の所有者や利用者を示すユーザ識別情報(「機器ユーザID」とも称する)と、当該所有者又は利用者が外部装置で利用するユーザ識別情報(「外部ユーザID」とも称する)と、を対応付けたユーザ対応情報を記憶部S12から読み出す。制御部S11は、外部ユーザIDを含む外部情報を取得した場合には、ユーザ対応情報に基づいて、その外部情報に対して、当該外部ユーザIDに対応する機器ユーザIDを付与する。制御部S11は、機器ユーザIDを含む外部情報を、記憶部S12に記憶するとともに、制御装置M1へ送信する。
通信部S13は、情報を送受信することで、外部機器と通信を行う。通信部S13は、例えば、取得先情報が示す取得先からの外部情報を受信する。また、通信部S13は、例えば、外部情報を、制御装置M1へ送信する。
制御装置M1は、制御部M11、記憶部M12、及び、通信部M13を含んで構成される。
制御部M11は、後述する記憶部M12が記憶する情報、通信部M13が受信した情報に基づいて、各機器U1‐nの自発動作及び報知情報を決定する。ここで、制御部M11は、複数の各機器U1‐nから取得した環境情報、機器情報、人情報、又は、情報処理装置S1から取得した外部情報のうち、例えば、少なくとも2種類の情報に基づいて、動作を行う機器U1‐nを決定し、その機器U1‐nの自発動作及び報知情報を決定する。このとき、制御部M11は、少なくとも2種類の情報、自発動作、及び報知情報を対応付けた自発対応情報(図11、図12、図13参照)を、記憶部M12から読み出し、自発対応情報に基づいて、動作を行う機器U1‐nを決定し、その機器U1‐nの自発動作及び報知情報を決定する。
制御部M11は、人情報が示す利用者がいる部屋を検出し、その部屋にあるエアコン216を選択する。制御部M11は、暑いと感じている人に対して、冷房を勧める場合の報知情報を選択する。この報知情報は、例えば、吹き出し口の最も近い位置で、寒色での発光を行うことを示す。また、この報知情報は、「熱い体を冷やすのに、頑張って強めに冷やすね」との音声情報も含む。
制御部M11は、決定した自発動作を示す自発動作情報と報知情報を、選択したエアコン216へ送信する。エアコン226は、受信した報知情報に基づいて、「熱い体を冷やすのに、頑張って強めに冷やすね」と発音し、吹き出し口の最も近い位置で、寒色での発光を行う。例えば、利用者が「お願い」と発音した場合、エアコン216は、自発動作情報が示す自発動作、つまり、エアコン216は、部屋の温度より低い温度を設定した冷房を行う。
制御部M11は、利用者が落ち込んでいると判定した場合、外部情報のうち、この利用者の嗜好情報を取得する。制御部M11は、取得した嗜好情報に基づいて、この利用者の好きな番組(例えば、好きなタレントが出演している番組)を選択し、これらの音楽や映像を勧めることを決定する。制御部M11は、ロボット211、及びテレビ215を選択する。また、制御部M11は、落ち込んでいる人に対して、映像を勧める場合の報知情報を選択する。この報知情報は、例えば、テレビ215の画面を指し示す位置で、暖色系の発光を行うことを示す。また、この報知情報は、「××って番組を見ようか。タレントの△△さんが出演しているよ。」との音声情報も含む。
制御部M11は、決定した自発動作を示す自発動作情報と報知情報を、選択した通信機器260、270へ送信する。通信機器260、270は、受信した報知情報に基づいて、側面を発光し、涙等を表す画像を表示しつつ、音声情報が示す音声を発音する。
図4、図5は、本実施形態に係る各機器U1‐nの出力例を表す概略図である。この出力例は、入出力部U13‐nが報知を行う場合の発光例である。
各機器U1‐nは、環境情報、機器情報、人情報、又は、外部情報に基づいて、生命感やぬくもり、又は躍動感を、創出するように発光する。発光は、各機器U1‐nの機能、便益または効果を表現することが望ましい。また、発光は、各機器U1‐nが機能、便益または効果を発揮している状態を表現することが望ましい。より具体的には、機器が利用者に効果をもたらす部分(冷蔵庫213、223の開口部、テレビ213、223の画面の周辺、エアコン216、226の吹き出し口、加熱調理器217の庫内、空気清浄器218のイオン発生器搭載部分或いは吹き出し口、等)の近傍、またはこれに関連する部分において発光させる。これにより、利用者は、あたかも各機器U1‐nが意識を持って、自分に寄り添うような感覚を持ち、各機器U1‐nは利用者に対して情緒的価値を創出できる。
また、各機器U1‐nは、一定の場所が一定の色で点灯する、又は、一定周期で点滅するのではなく、点灯する場所や色、又は周期を変化させることが望ましい。例えば、同じ設定で動作している場合でも、報知パターン(点灯する場所や色、又は周期)が異なっていても良い。例えば、各機器U1‐nは、動作状況(例えば、出力や稼働時間)に応じて、報知パターン(点灯する場所や色、又は周期)を変化させても良い。具体的には、各機器U1‐nは、出力が大きい場合や稼働時間が長い場合には、点灯する色を暖色系にして、点滅の周期を早めても良い。これにより、各機器U1‐nは、利用者に対して、各機器U1‐nが必死に動作している、又は、長い動作によって疲れているかの印象を与えることができる。
図4において、冷蔵庫213は、発光装置又は画面(「発光部」と称する)L11〜L16を備える。
発光部L11は、冷蔵庫213の2つの扉の境界(開口部分)において、扉を閉じた際に対向する位置に配置されている。なお、発光部L11は、各扉の前面に配置されても良いし、側面に配置されても良い。ここで、発光部L11は、2つの扉の境界に沿った方向に延伸して配置されている。なお、発光部L11は、これらの2つの扉が開いたことを契機に発光しても良い。また、発光部L11は、配置された扉の開き具合に応じて、その発光態様(例えば輝度)を変化させても良い。また、発光部L11は、配置された扉の開き具合の変化に応じて、その発光態様(例えば輝度)を変化させても良い。例えば、発光部L11は、配置された扉が開かれる程、発光を強く(輝度を高く)しても良いし、発光を弱くしても良い。また、発光部L11は、配置された扉が開く方向に変化している場合には、変化に伴って、発光を強く(輝度を高く)しても良いし、逆に、発光を弱くしても良い。
冷蔵庫213は、利用者に扉を開けさせる場合(開けることを勧める場合)に、発光部L12、L13に画像を表示させる。
発光部L15は、下段の引き出しの開口部に配置される。ここで、発光部L15は、引き出しの上部、つまり、取手部分(又は接触部分)に配置されている。冷蔵庫213は、利用者に下段の引出しを開けさせる場合に、発光部L15を発光させる。
発光部L16は、下段の引き出しに配置されている。この発光部L16は、発光部L16が示す位置(冷凍室の左側(冷蔵庫に向かって右側))に所望の食材があることを表す。なお、発光部L16と同様の発光部が、引き出しの全面に配置され、冷蔵庫213は、所望の食材の位置に応じて、その位置に最も近い発光部を発光させる。
例えば、点光の場合、その発光箇所が限られており、面積の大きい(又は長さが長い)開口部(又は取手)を示すことができない。冷蔵庫213は、開口部に沿った線光又は面光で発光するので、開口部を示すことができる。冷蔵庫213は、例えば、開口部(又は取手)において、その50%(半分)以上の長さを光らせることにより、開口部(又は取手)を示すことができる。
テレビ215は、発光部L21を備える。発光部L21は、テレビ215の画面(パネル)の下部において、水平方向に延伸して配置されている。なお、発光部L21は、中心部に出力の大きい発光装置を配置する、又は、中心部に多くの発光装置を配置しても良い。これにより、発光部L21は、中心部を周辺部と比較して、強く発光できる。
発光部L21は、画面を示す。つまり、テレビ215は、画面で画像を表示することを勧める場合に発光部L21を発光させる。これにより、テレビ215は、機能発揮位置(画面)を示す。例えば、点光の場合、その発光箇所が限られており、面積の大きい画面を示すことができない。テレビ215は、画面の少なくとも一辺(図4の例では、画面の底辺)に沿った線光又は面光で発光するので、画面を示すことができる。テレビ215は、例えば、画面の少なくとも一辺において、その一辺の50%(半分)以上の長さを光らせることにより、画面を示すことができる。
エアコン216は、発光部L31を備える。発光部L31は、エアコン216の吹き出し口の上部において、水平方向に延伸して配置されている。なお、発光部L31は、中心部に出力の大きい発光装置を配置する、又は、中心部に多くの発光装置を配置しても良い。これにより、発光部L31は、中心部を周辺部と比較して、強く発光できる。
発光部L31は、エアコン216の吹き出し口を示す。つまり、エアコン216は、冷房、暖房、除湿、又は送風を行うことを勧める場合に、発光部L31を発光させる。これにより、エアコン216は、機能発揮位置(吹き出し口)を示す。例えば、点光の場合、その発光箇所が限られており、面積の大きい(又は長さが長い)吹き出し口を示すことができない。エアコン216は、吹き出し口の少なくとも一辺に沿った線光又は面光で発光するので、吹き出し口を示すことができる。エアコン216は、空調の効果を発揮する吹き出し口を光らせて示すために、例えば、吹き出し口の少なくとも一辺において、その一辺の50%(半分)以上の長さを光らせる。
加熱調理器217は、発光部L41〜L43を備える。発光部L41、L42は、加熱調理器217の扉の左右の一辺各々に沿って、延伸して配置されている。発光部L43は、加熱調理器217の扉の前面に配置されている。つまり、加熱調理器217の扉が、テレビのような表示装置になっている。なお、発光部L43は、光源を有しなくても良い。例えば、発光部L43は、透過型の液晶パネルで構成され、周囲の光を用いて色や画像を表示しても良い。
発光部L41、L42は、加熱調理器217の庫内を示す。つまり、加熱調理器217は、調理を行うことを勧める場合に、発光部L41、L42を発光させる。これにより、加熱調理器217は、機能発揮位置(庫内)を示す。例えば、点光の場合、その発光箇所が限られており、面積の大きい(又は長さが長い)庫内を示すことができない。また、点光の場合、光が目立たずに、自機器をアピールできない。加熱調理器217は、扉の少なくとも一辺に沿った線光又は面光で発光するので、庫内を示すことができる。加熱調理器217は、例えば、扉の少なくとも一辺において、その一辺の50%(半分)以上の長さを光らせることにより、庫内を示すことができる。
また、発光部L43には、例えば、火や炎を表す画像が表示される。例えば、加熱調理器217は、食材等をあたためることや焼くことを勧める場合、又は、食材等をあたためている場合や焼いている場合に、火や炎を表す画像を表示する。なお、LED等の照明の光や光の変化により火や炎、熱を表現してもよい。
空気清浄器218は、発光部L51、L52を備える。発光部L51は、空気清浄器218の中心部分に配置されている。発光部L51は、空気を清浄している部分、つまり、イオン発生器を示している。また、図4では、発光部L51は、複数の円型の面光を発光している。この面光各々は、それぞれ、発光のタイミングや発光時間が異なる。また、各面光は、ゆっくりと発光(徐々に発光を強くし、又は、発光面積を大きく)し、突然消える。つまり、各面光は、完全に出現する時間間隔と比較して、消える時間間隔が短い。例えば、発光部L51は、炭酸水の表面において、泡が現れ始め、だんだんと大きくなり、そして弾ける過程と同様の事象を表現する。これにより、空気清浄器218は、空気が浄化されている様子を視覚的に表すことができる。なお、発光部L51において、発光する面光(画像の場合は円の中心位置)は、ランダムに(乱数によって)決定されても良い。
発光部L51は、空気清浄器218のイオン発生器を示す。つまり、空気清浄器218は、空気を浄化することを勧める場合に、発光部L51を発光させる。これにより、空気清浄器218は、機能発揮位置(イオン発生器)を示す。例えば、点光の場合、光が目立たずに、自機器をアピールできない。また、空気やイオンは目に見えないものの、沢山の粒子からなる。点光の場合、沢山の粒子を表現できない。空気清浄器218は、本体の一部で複数の面光を発光するので、空気の浄化を表現しつつ、イオン発生器を示すことができる。空気清浄器218は、例えば、6つ以上の面光を表示することにより、イオン発生器を示すことができる。
発光部L52は、空気清浄器218の吹き出し口において、吹き出し口に沿って延伸して配置されている。
発光部L52は、空気清浄器218の吹き出し口を示す。つまり、空気清浄器218は、空気清浄を勧める場合に、発光部L52を発光させる。これにより、空気清浄器218は、機能発揮位置(吹き出し口)を示す。例えば、点光の場合、その発光箇所が限られており、面積の大きい(又は長さが長い)吹き出し口を示すことができない。空気清浄器218は、吹き出し口の少なくとも一辺に沿った線光又は面光で発光するので、吹き出し口を示すことができる。空気清浄器218は、空気清浄の効果(浄化された空気)を発揮する吹き出し口を光らせて示すために、例えば、吹き出し口の少なくとも一辺において、その一辺の50%(半分)以上の長さを光らせる。
通信機器219は、発光部L61を備える。図4の通信機器219は、リストバンド型のウェアブル機器であり、手首に装着される。発光部L61は、通信機器219の一辺に沿って、延伸して配置されている。例えば、図4の場合、発光部L61は、通信機器219の側面において、装着者(装着者に触れる場所)に近い部分(装着時の内径側)に配置されている。なお、装着者と接する面(装着面、裏面)には、バイタルデータを検出するための検出装置が配置されている。
通信機器219は、例えば、バイタルデータの測定を勧める場合に、発光部L61を発光させる。これにより、加熱調理器217は、機能発揮位置(検出装置)を示す。例えば、点光の場合、光が目立たずに、自機器をアピールできない。通信機器219は、側面の少なくとも一辺に沿った線光又は面光で発光するので、検出装置が配置された装着面を示すことができる。通信機器219は、例えば、裏面又は、側面の少なくとも一辺において、その一辺の50%(半分)以上の長さを光らせることにより、装着面を示すことができる。
通信機器260は、例えば、利用者に画面を参照させるため、物理ボタンを押下させたい場合に、発光部L71を発光させる。通信機器260は、例えば、利用者に自機器を仕様させるため、把持させたい場合に、発光部L72を発光させる。例えば、通信機器260は、側面の少なくとも一辺において、その一辺の50%(半分)以上の長さを光らせることにより、把持部分を示すことができる。
なお、機器U1‐nの基本機能とは、機器U1‐nの物品名から一般的に想起される特定の機能を意味する。例えば、携帯電話機については通信機能、DVD再生録画機については再生・録画機能をさす。
また、各機器U1‐nは、上記発光部及び表示部の他に、ランプ等を備えても良い。このランプは、例えば、各機器U1‐nの基本機能に関する情報(設定情報等)や、警告情報を報知する。
同様に、例えば、エアコン216は、報知パターンP14から報知パターンP15へ徐々に変化させ、その後、報知パターンP16へ徐々に変化させる。さらにその後、エアコン216は、報知パターンP16から報知パターンP17へ徐々に変化させ、その後、報知パターンP18へ徐々に変化させる。つまり、エアコン216は、2つの面光が互いに近づいて、エアコン216の中心部において交わって一つとなる。なお、報知パターンP14〜P18において、面光の単位面積当たりの輝度が一定になるように、輝度を調整してもよい。例えば、報知パターンP17と報知パターンP18では、報知パターンP17の方が面光の面積が小さいので、エアコン216は、報知パターンP17の面光の輝度を、報知パターンP18の面光の輝度と比較して、高くする。
なお、冷蔵庫213の発光部L12、L13は、図5の報知パターンP14〜P18と同様の報知(90度回転させたもの)を行っても良い。この場合、冷蔵庫213は、上述のように、冷蔵庫213の取手部分や接触部分を示す位置(最も近い位置)で、2つの面光を交わらせてもよい。
以上のように、制御システム1では、記憶部M12は、各機器U1‐nが検出した環境情報、人情報、機器情報、又は、外部装置が提供する外部情報のうちの少なくとも2つの情報と、機器の動作情報(動作ID)、及び当該機器の音、光、又は画像による報知を示す報知情報を含む自発動作情報と、を対応付けた対応情報(図11、図12、及び図13)を記憶する。制御部M11は、環境情報、人情報、機器情報、又は外部情報のうちの少なくとも2つの情報を取得する。制御部M11は、対応情報と取得した少なくとも2つの情報に基づいて、自発動作情報を決定する。入出力部U13‐nは、制御部M11が決定した自発動作情報に基づいて、報知情報に応じて、動作情報に基づく動作に対応する報知であって音、光、又は画像による報知を行う。
これにより、制御システム1では、人と機器U1‐nが共感できる。
(ステップSt12)制御システム1は、環境情報、人情報、機器情報、又は、外部情報に基づいて、自発動作情報(提案内容)を決定する。その後、ステップSt13へ進む。
(ステップSt13)制御システム1は、自発動作情報に基づいて、動作(各機器U1‐nの制御)及び報知を行う。ここで、報知には、光や音(「表情」とも称する。また、「表情」には画像が含まれ、画像には映像も含まれる)、音声が含まれる。
以下、図面を参照しながら本発明の第2実施形態について詳しく説明する。第2実施形態では、第1実施形態に係る制御システム1のユースケースの一例について説明する。また、第2実施形態では、制御装置M1は、複数の機器U1‐nについて、それらの動作をシーケンス情報として管理し、自発動作情報や報知情報を生成する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るユースケースの一例を表す説明図である。この図は、子供H3が、病気等によって、熱を出した場合のものである。この場合、各機器U1‐nは、次の動作を行う。
図8は、本実施形態に係る機器U1‐nの構成を示す概略ブロック図である。図3に示したように、機器U1‐nは、センサ部U11‐n、動作部U12‐n、入出力部U13‐n、制御部U14‐n、記憶部U15‐n、及び、通信部U16‐nを含んで構成される。
動作制御用センサ部U111‐nは、機器U1‐nの基本機能を発揮する場合に用いられる情報、及び、基本機能を発揮している場合に用いられる情報(「動作制御情報」とも称する)を検出する。
環境検出用センサ部U112‐nは、機器周辺の情報等、動作制御情報以外の情報を検出する。
入出力部U13‐nは、入力部U131‐n、表示部U132‐n、発光部U132‐n、音出力部U133‐nを含んで構成される。
入力部U131‐nは、ボタン等である。入力部U131‐nは、機器本体に備えられても良いし、リモコンに備えられても良い。
表示部U132‐nは、ディスプレイ等である。表示部U132‐nは、制御部U14からの制御に従って、各機器U1‐nの基本機能に関する文字等を表示する。なお、各機器U1‐nによっては、表示部U132‐nを備えなくても良い。
音出力部U133‐nは、スピーカー等である。音出力部U133‐nは、音を出力する。音出力部U133‐nは、制御部U14からの制御に従って、発光する。また、発光部U132‐nは、報知情報に基づいて発光する。なお、報知情報は、音声に限らず、メロディや効果音、楽曲であっても良い。
全体制御部U141‐nは、制御部U14‐n及び各機器U1‐nの全体を制御する。全体制御部U141‐nは、入出力部U13‐nから入力された情報、センサ部U11‐nが検出した情報、記憶部U15‐nが記憶する情報、通信部U16‐nが受信した情報に基づいて、機器U1‐nの各部を制御する。また、全体制御部U141‐nは、入出力部U13‐nから入力された情報、センサ部U11‐nが検出した情報、記憶部U15‐nが記憶する情報を、通信部U16‐nを介して、制御装置M1へ送信する制御を行う。
出力制御部U143‐nは、入出力部U13‐nから入力された情報、センサ部U11‐nが検出した情報、記憶部U15‐nが記憶する情報、通信部U16‐nが受信した情報に基づいて、出力を制御する。例えば、出力制御部U143‐nは、通信部U16‐nが受信した報知情報に従って、発光部U133‐n又は音出力部U133‐nを制御する。
機器制御情報記憶部U151‐nは、機器U1‐nのプログラムを記憶する。また、機器制御情報記憶部U151‐nは、動作ID毎に、機器U1‐nの動作制御を示す動作制御情報を記憶し、報知パターン毎に、報知制御を示す報知制御情報を記憶する。
情報記憶部U152‐nは、環境情報、機器情報(操作情報の履歴を含む)、人情報、及び、自発動作情報等を記憶する。例えば、機器情報には、上述のように、自機器U1‐nについて、品番、品名、機器を識別する機器識別情報(製造番号、MACアドレス等)、自機器が有する機能を示す情報、自機器U1‐nの設置場所(部屋を示す情報等)を示す情報、自機器U1‐nの所有者を示すユーザ識別情報、自機器U1‐nの能力情報、設定情報、及び、操作情報の履歴が含まれる。
図9は、本実施形態に係る情報処理装置S1の構成を示す概略ブロック図である。図3に示したように、情報処理装置S1は、制御部S11、記憶部S12、及び通信部S13を含んで構成される。
制御部S11は、サービス情報取得部S111及び情報対応部S112を含んで構成される。サービス情報取得部S111は、外部情報の取得先(外部サーバ等)を示す取得先情報を、後述する取得先情報記憶部S121から読み出し、その取得先情報が示す取得先からの外部情報を取得する。
サービス情報取得部S111が外部ユーザIDを含む外部情報を取得した場合、情報対応部S112は、ユーザ対応情報を対応情報記憶部S122から読み出す。この場合、情報対応部S112は、ユーザ対応情報に基づいて、その外部情報に対して、当該外部ユーザIDに対応する機器ユーザIDを付与する。制御部S11は、機器ユーザIDを含む外部情報を、取得履歴記憶部S123に記憶するとともに、制御装置M1へ送信する。
なお、外部ユーザIDは、サービス毎に異なっていても良い。つまり、ユーザ対応情報は、複数の外部ユーザIDと機器ユーザIDが対応付けられている。
サービス情報取得部S111が外部ユーザIDを含まない外部情報を取得した場合、制御部S11は、サービス情報取得部S111が取得した外部情報を、取得履歴記憶部S123に記憶するとともに、通信部S13を介して制御装置M1へ送信する。
取得先情報記憶部S121は、取得先情報を記憶する。
対応情報記憶部S122は、ユーザ対応情報を記憶する。
取得履歴記憶部S123は、サービス情報取得部S111が取得した外部情報、取得日時、取得先、外部ユーザID、機器ユーザID等を記憶する。
通信部S13は、情報を送受信することで、外部機器と通信を行う。通信部S13は、例えば、取得先情報が示す取得先からの外部情報を受信する。また、通信部S13は、例えば、外部情報を、制御装置M1へ送信する。
図10は、本実施形態に係る制御装置M1の構成を示す概略ブロック図である。図3に示したように、制御装置M1は、制御部M11、記憶部M12、及び、通信部M13を含んで構成される。
制御部M11は、情報取得部M111、解析部M112、出力決定部M113、シーケンス制御部M114、及びシーケンス更新部M115を含んで構成される。
解析部M112は、情報取得部M111が取得した情報を、解析する。具体的には、解析部M112は、環境情報、機器情報、人情報、又は外部情報の組合せから、シーケンス記憶部M122が記憶するシーケンス対応情報に基づいて、動作を行う機器U1‐n(「対象機器U1‐n」とも称する)を決定し、決定した機器U1‐nの自発動作を決定する。ここで、シーケンス対応情報とは、環境情報、機器情報、人情報、又は外部情報と、シーケンスを識別するシーケンスIDと、を対応付けた情報である(図11参照)。シーケンスIDは、対象機器U1‐n及びその動作を示す動作ID(自発動作)と対応付けられている。すなわち、解析部M112は、環境情報、機器情報、人情報、又は外部情報の組合せから、シーケンスIDを決定することにより、対象機器U1‐n及び自発動作を決定する。なお、解析部M112は、複数の自発動作を決定しても良く、その場合、順序を含めた複数の自発動作の組合せ(シーケンス)を決定しても良い(図12参照)。また、解析部M112は、複数の対象機器U1‐nを決定しても良い。
シーケンス更新部M115は、履歴記憶部M124が記憶する履歴情報、又は、外部からのシーケンスのバージョンアップ情報に基づいて、シーケンスを更新する。例えば、シーケンス更新部M115は、シーケンス中の自発動作に加えて、又は、シーケンス中の自発動作に代えて利用者が行った操作を示す操作情報に基づいて、シーケンスを更新する。
情報記憶部M121は、情報取得部M111が取得した環境情報、機器情報、人情報、及び外部情報を記憶する。また、情報記憶部M121は、機器登録情報テーブル(図14参照)を記憶する。
シーケンス記憶部M122は、シーケンス対応情報テーブル(図11参照)、及びシーケンス情報テーブル(図12参照)を記憶する。
報知情報記憶部M123は、報知情報テーブル(図13参照)を記憶する。報知情報テーブルは、シーケンス対応情報テーブル及びシーケンス情報テーブルを介して、環境情報、機器情報、人情報、又は外部情報と、報知情報と、が対応付けられたテーブルである。
図11は、本実施形態に係るシーケンス対応情報テーブルの一例を示す概略図である。図示するように、シーケンス対応情報テーブルは、識別番号(No.)、条件、及びシーケンスIDの各項目の列を有している。ここで、「条件」の項目には、環境情報、動作情報、外部情報、人情報の各項目の列を有している。「条件」の項目は、シーケンスIDを選ぶための条件である。シーケンス対応情報テーブルは、識別番号毎にシーケンス対応情報が格納される行と列からなる2次元の表形式のデータである。
図12は、本実施形態に係るシーケンス情報テーブルの一例を示す概略図である。図示するように、シーケンス情報テーブルは、シーケンスID、手順、分岐、条件、及び自発動作情報の各項目の列を有している。ここで、「手順」の項目は、各シーケンスIDが示すシーケンスでの順序を表す。「分岐」の項目は、各「手順」内で、条件等によって動作が分岐する場合、各分岐を識別する識別情報を表す。「条件」の項目は、自発動作情報を選ぶための条件である。「自発動作情報」の項目には、対象機器、動作ID、及び音声情報の各項目の列を有している。「動作ID」は、動作を識別する識別情報であり、「対象機器」が示す機器U1‐nによる自発動作を表す。「音声情報」は、報知情報の一つであって、「動作ID」が示す動作を行う前、又は、動作を行っている際に、「対象」が示す機器U1‐nが発音する内容である。この音声情報には、変数を含み、変数は、環境情報、機器情報、人情報、又は外部情報に基づいて決定される。
シーケンス情報テーブルは、シーケンスID毎にシーケンス情報が格納される行と列からなる2次元の表形式のデータである。また、各手順では、分岐毎に、自発動作情報が格納される。なお、このテーブルにおいて、「‐」(ハイフン)は、情報がないことを示す。例えば、自発動作情報の項目で「‐」が設定されている場合には、自発動作を行わないことを表わしている。
手順「1」は、シーケンスIDが「12345」に決定された場合に、最初に行われる自発動作を表している。ここで、手順「1」では、「連絡先あり」とこれ以外(「上記以外」)の2個の条件によって、分岐「1‐1」と「1‐2」に分かれている。分岐「1‐1」に対応する自発動作の1つは、対象機器が「連絡先通信機器」であり、動作IDが「1111」であり、音声情報が「<名前>の熱が<体温>度もあるよ。様子を見て」である。ここで、「連絡先通信機器」とは、予め定めた連絡先に設定された通信機器のことである(図14参照)。
分岐「1‐1」の自発動作を行う場合、音声情報において、<名前>と<体温>が変数である。この場合、シーケンス制御部M114は、体温の検出元の通信機器(例えば、図7の通信機器219‐3)が検出した人情報(子供H3、体温「38」度)と、ユーザ識別情報と名前を対応付けたユーザ情報(子供H3と「○○君」が対応付けられている)に基づいて、<名前>に「○○君」を代入し、また、<体温>に「38」度を代入する。なお、分岐「1‐2」の場合は、自発動作はないので、手順「1」の動作をスキップする。
図13は、本実施形態に係る報知情報テーブルの一例を示す概略図である。図示するように、報知情報テーブルは、動作ID、全体パターン、条件、発光箇所PR‐1、PR‐2、・・・、PR‐M、及び音の各項目の列を有している。ここで、「全体報知パターン」の項目は、1つの発光箇所PR‐m(m=1、2、・・・、M)での報知、又は、複数の発光箇所PR‐mでの報知の組合せについてのパターンを表す。なお、1つの発光箇所PR‐mが発光態様によるパターン(局所パターン)を有する場合には、この局所パターンの違いにより、全体パターンも異なる。「条件」の項目は、報知パターンを選ぶための条件である。「発光箇所PR‐m」は、対応する箇所において、発光による報知パターン(発光態様)を表す。「音」の項目は、音による報知パターンを表す。
報知情報テーブルは、動作ID毎に報知情報が格納される行と列からなる2次元の表形式のデータである。なお、このテーブルにおいて、「‐」(ハイフン)は、情報がないことを示す。例えば、発光箇所PR‐mの項目で「‐」が設定されている場合には、発光をしないことを表わしている。
図14は、本実施形態に係る機器登録情報テーブルの一例を示す概略図である。図示するように、機器登録情報テーブルは、機器識別情報、機器種別、所有者、利用登録者、連絡先、設置場所、及び機能の各項目の列を有している。機器登録情報テーブルは、機器識別情報毎に機器登録情報が格納される行と列からなる2次元の表形式のデータである。
例えば、図14の1行目の機器登録情報(機器識別情報「abc123」)は、通信機器219‐3である。この機器登録情報は、通信機器219‐3が「ウェアラブル」機器であり、所有者が「子供H3」であることを表す。また、この機器登録情報は、通信機器219‐3の利用登録者が「子供H3」であり、連絡先が「父親H1」と「母親H2」であることを表す。また、この機器登録情報は、通信機器219‐3の設置場所はなく(「mobile」)、現在地が「X宅の子供部屋」であることを表す。また、この機器登録情報は、通信機器219‐3が、「表示機能、音出力機能、体温計測機能、鼓動・脈拍計測機能、及び血圧計測機能」を有していることを表す。
なお、図14において、設置場所が固定される機器U1‐nについては、その設置場所を、一例として部屋単位で設定している。
図15は、本実施形態に係る制御システム1の概略シーケンス図である。なお、図15において、図7と同じ符号を付した箇所は、図7と図15のステップの対応を示している。
この場合、制御装置M1は、連絡先である父親H1と母親H2が所有者である携帯機器(設置場所「mobile」)を、連絡先通信機器(図14の「abc234」、「abc345」)として決定する。ここで、端末識別情報が「abc234」、「abc345」の機器U1‐nは、それぞれ、通信機器260、270である。制御装置M1は、決定した連絡先通信機器(通信機器260、270)へ、動作ID「1111」及び音声情報「○○君の熱が38度もあるよ。様子を見て」を含む自発動作情報を送信する。その後、ステップSt212へ進む。
この場合、制御装置M1は、手順「2」において、人を検出したと判定する。その後、ステップSt222へ進む。
(ステップSt222)制御装置M1は、手順「2」の条件や変数について、未確認の条件を確認する。つまり、制御装置M1は、図14の機器種別が「冷蔵庫」(図12の対象機器)に対応する機器識別情報「abc456」(冷蔵庫213)を選択する。制御装置M1は、選択した冷蔵庫213に対して、庫内に飲み物があるか否か、また、飲み物がある場合には飲み物の位置と種類(音声情報の<飲み物>)を検出させる検出指示を生成する。制御装置M1は、生成した検出指示を、冷蔵庫213へ送信する。その後、ステップSt223へ進む。
なお、制御装置M1は、条件と変数の確認について、それぞれ別のステップで行っても良い。具体的には、制御装置M1は、条件を確認して、自発動作(分岐)を決定した後、決定した自発動作に関する変数について、確認をしても良い。
このように、加熱調理器217は、他の機器U1‐n(冷蔵庫213)の自発動作が完了したことや、この自発動作に応じた操作が完了したことに連動して、自発動作を行う。換言すれば、加熱調理器217は、冷蔵庫213の自発動作の有無やこの自発動作に応じた操作の有無に応じて、自発動作を行うか否か、または、自発動作の内容が変わる。
これらのステップSt262、St263の結果、エアコン216、空気清浄器218、及びロボット211は、図7のステップSt26の報知を行う。その後、制御装置M1は、シーケンスID「12345」のシーケンスを完了する。
図16は、本実施形態に係る履歴情報ログの一例を表す概略図である。この図は、図15に示すシーケンスが行われた場合の履歴情報の一例である。図示するように、履歴情報ログは、シーケンスID、順序、日時、及び出力の各項目の列を有している。ここで、「日時」は、対象機器が動作を行った時刻を表す。
図16の順序が「9」番目の履歴情報は、図12のシーケンスID「12345」のシーケンスに関係しない操作情報である。この履歴情報は、母親H2の通信機器270から、父親H1の通信機器260へ、電話がなされ、通話が行われたことを表している。
シーケンス更新部M115は、履歴記憶部M124が記憶する履歴情報(例えば図16)に基づいて、シーケンス情報を更新する。
図17は、本実施形態に係る更新後のシーケンス情報テーブルの一例を示す概略図である。図17のシーケンス情報テーブルは、シーケンス更新部M115によって、図12のシーケンス情報テーブルが更新されたものである。
シーケンス情報テーブルは、図12と同様に、シーケンスID、手順、分岐、条件、及び自発動作情報の各項目の列を有している。図17のシーケンス情報テーブルと図12のシーケンス情報テーブルとを比較すると、以下の(A1)、(A2)が異なる。
(A2)手順「6」が追加されている。手順「6」の自発動作は、連絡先通信機器(通信機器260、270)に対して、動作ID「9922」の動作をさせ、「<名前>に電話しようか」と発音させるものである。この<名前>には、対象機器とは、別の連絡先通信機器の所有者の名前が代入される。例えば、母親H2の通信機器270は、「父親H1に電話しようか」と発音し、父親H1の通信機器260は、「母親H2に電話しようか」と発音する。
また、シーケンス更新部M115は、図16の順序「4」番目における温度設定(40度)の主体である「お母さん」を、「設定温度40度」と関連付けて記憶させてもよい。この場合、シーケンス制御部M114は、スポーツドリンクを温める主体が「お母さん」であると認識された場合に更新されたシーケンスを実行させることができる。
以上のように、制御システム1では、記憶部M12は、各機器U1‐nが検出した環境情報、人情報、機器情報、又は、外部装置が提供する外部情報のうちの少なくとも2つの情報と、機器の動作情報(動作ID)、及び当該機器の音、光、又は画像による報知を示す報知情報を含む自発動作情報と、を対応付けた対応情報(図11、図12、及び図13)を記憶する。制御部M11は、環境情報、人情報、機器情報、又は外部情報のうちの少なくとも2つの情報を取得する。制御部M11は、対応情報と取得した少なくとも2つの情報に基づいて、自発動作情報を決定する。入出力部U13‐nは、制御部M11が決定した自発動作情報に基づいて、報知情報に応じて、動作情報に基づく動作に対応する報知であって音、光、又は画像による報知を行う。
ここで、制御システム1では、機器U1‐nは、自機器U1‐nの機能を発揮する動作部U12‐nと、利用者からの指示を入力する入出力部U13‐n又はセンサ部U11‐nと、を備える。通信部U16‐nは、自機器U1‐nが検出した環境情報、人情報、又は機器情報を送信するとともに、他の機器が検出した環境情報、人情報、又は機器情報に基づいた自発動作情報であって、自機器の動作に対応する報知情報を含む自発動作情報を受信する。発光部U133‐nは、自発動作情報に基づいて、報知情報に応じて、自機器U1‐nの動作に対応する報知であって音、光、又は画像による報知を行う。
これにより、制御システム1では、人と機器U1‐nが共感できる。
これにより、制御システム1では、機器毎に、例えば機器の機能や状況に応じた動作情報及び報知情報を決定でき、利用者へ提案できる。
これにより、制御システム1では、複数の機器U1‐nを用いて、例えば機器U1‐nの機能や状況に応じた動作情報及び報知情報を決定でき、利用者へ提案できる。利用者は、複数の機器U1‐nが協力して、提案をしているように感じる。これにより、利用者は一体感を覚えるので、制御システム1は、利用者に情緒を抱かせることができる。
また、制御システム1では、一の機器U1‐nでは機能が不足している場合でも、他の機器U1‐nによって機能の不足を補えることがある。これにより、制御システム1では、一の機器U1‐nの場合と比較して、新たな提案又は多くの提案をすることができる。
利用者は、報知による提案の後に別の指示を行った場合、提案よりも別の指示内容の方を好んでいると考えられる。制御システム1では、報知を行った後に指示に基づいて対応情報を変更するので、変更後に、より利用者の好みに合致した提案をすることができる。提案が利用者の好みに変わるので、利用者は、各機器が自分のことを理解した上で、提案していると感じる。これにより、利用者が機器に対して嬉しさを感じるので、制御システム1は、利用者に情緒を抱かせることができる。
例えば、制御システム1では、複数の機器U1‐nの統合は制御装置M1で行い、各機器U1‐nの動作の詳細は機器U1‐n側で設定または調整してもよい。例えば、部屋を冷やす場合、制御装置M1は、エアコン216を冷房モードで起動する、扇風機の電源をONにする、空気清浄器218の電源をONにする等を制御する。一方、エアコン216の温度設定、扇風機の風量、空気清浄器218のイオンモード(マイナスのみかプラスマイナス両方か)は、対応情報(例えば、図12の条件)に基づいて、各機器U1‐nが決定して設定しても良い。
以下、図面を参照しながら本発明の第3実施形態について詳しく説明する。第3実施形態では、第1実施形態又は第2実施形態に係る制御システム1のユースケースの別の一例について説明する。
第3実施形態では、エアコン216が自動運転を開始する場合、又は、エアコン216が運転中に自動制御を行う場合について説明する。
制御部M11は、人情報として、人を検出したことを示す情報、個人認証情報、又は個人データ(バイタルデータ等)を取得する。例えば、制御部M11は、通信機器219やエアコン216から、これらの情報を取得する。例えば、個人認証情報は、エアコン216が顔を検知して、その特徴量に基づいて人を特定したものである。また、個人認証情報は、ウェアラブル機器である通信機器219やスマートフォンである通信機器260、270によって、ID/PW又は所有者等の登録情報に基づいて、人を特定したものである。
また、制御部M11は、設定情報又は操作情報を示す機器情報を取得する。なお、操作情報は、対象機器U1‐nの外部機器による制御に基づく情報であってもよい。また、制御部M11は、情報処理装置S1から、外部情報を取得する。外部情報は、例えば、天気予報を示す情報である。
エアコン216の電源を「ON」又は「OFF」にする契機として、タイマーに基づくものがある。制御部M11は、予め定められた時刻になったとき、又は、予め定めた時間が経過したときに、エアコン216に動作又は報知を行わせる。
また、エアコン216の電源を「ON」又は「OFF」にする契機として、機器情報が示す設定温度と、外部情報が示す気温(外気温度)、又は環境情報が示す気温(室温或いは車内温度)に基づくものがある。制御部M11は、これらの設定温度又は気温と閾値に基づいた契機、又は、これらの設定温度又は気温の差と閾値に基づいた契機に、エアコン216に動作又は報知を行わせる。
また、エアコン216の電源を「ON」又は「OFF」にする契機として、機器情報が示す操作情報に基づくものがある。
エアコン216の動作情報を決定するための情報として、機器情報が示す個人の設定情報、又は人情報が示す個人認証情報がある。例えば、制御部M11は、個人の設定情報と個人認証情報に応じて、動作情報又は報知情報を決定する。
エアコン216の動作情報を決定するための情報として、人情報が示すバイタルデータがある。例えば、制御部M11は、バイタルデータが体の異常を示すと判定した場合(例えば、高熱と判定した場合)に、その異常への対応策となる動作情報又は報知情報を決定する。また、個人の設定情報を参照して、認識された個人に応じて温度等の設定を切替えてもよい。
制御部M11は、決定した報知情報に基づいて、エアコン216に報知を指示する。エアコン216は、報知情報に基づいて、運転開始時又は運転中に、動作情報が示す動作に対応する報知を行う。
以下、報知の具体例を示す。
(B2)エアコン216は、動作状況に応じた発光を行う。動作状況とは、例えばファンやコンプレッサーの状況であり、具体的には出力である。
(B3)エアコン216は、運転モードに応じた発光を行う。例えば、エアコン216は、冷房モードの場合に寒色系(青、水色)で発光し、暖房モードの場合に暖色系(オレンジ、赤)で発光する。
(B5)エアコン216は、発光態様によって、利用者に対するお勧め(提案内容)を表現する。例えば、天気予報によって、今後暑くなることが予想される場合、エアコン216は、「これから暑くなるので、クーラーを入れるのがお勧めです」と発音する。この場合に、エアコン216は、例えば、オレンジ色(これから暑くなることを表現)で点滅を3回行い、その後、水色でぼやけた発光(クーラーを表現)を3秒間点灯する。エアコン216は、この発光パターンを繰り返す。なお、色をぼやかすためには、発光部の発光側に拡散板が設置されていても良いし、画像自体をぼかしても良い。画像自体をぼかす場合には、ある画素の画素値に基づいて、その画素の周辺画素の画素値を決定する。
(C2)エアコン216は、運転モードに応じた音を出力する。
(C3)エアコン216は、利用者に発光を発見させるために、注意を促す音を出力する。
以下、図面を参照しながら本発明の第4実施形態について詳しく説明する。第4実施形態では、第1実施形態又は第2実施形態に係る制御システム1のユースケースの別の一例について説明する。
第4実施形態では、冷蔵庫213が庫内の物のありかを示す場合について説明する。
制御部M11は、人情報として、人を検出したことを示す情報、個人認証情報、又は個人データ(バイタルデータ等)、発話情報を取得する。例えば、制御部M11は、通信機器219や冷蔵庫213から、これらの情報を取得する。
また、制御部M11は、設定情報又は操作情報を示す機器情報を取得する。なお、操作情報は、対象機器U1‐nの外部機器による制御に基づく情報であってもよい。また、制御部M11は、情報処理装置S1から、外部情報を取得する。外部情報は、例えば、料理のレシピを示す情報である。
例えば、制御部M11は、冷蔵庫213から取得した発話情報が「のどが渇いた」ことを示す場合、冷蔵庫213の開口部分(発光部L11)を光らせる。また、制御部M11は、冷蔵庫213から飲み物の置き場所を示す機器情報を取得した場合、その置き場所を示す部分(発光部L14、L16)を光らせる。又は、制御部M11は、飲み物の置き場所を示す部分を光らせる指示を、冷蔵庫213に行っても良い。
例えば、制御部M11は、通信機器219から取得した人情報が示す体温が閾値を超えた場合、つまり、人が高熱であることを検出した場合に、冷蔵庫213の開口部分を光らせる。また、制御部M11は、冷蔵庫213から飲み物の置き場所を示す機器情報を取得した場合、その置き場所を示す部分を光らせる。ここで、後述するように、制御部M11は、発光態様によって、緊急性が高いことを表現する。
例えば、制御部M11は、取得した情報(例えば、バイタルデータの値)に応じて、発光態様及び音声情報を決定する。
特定した食材が庫内にあると判定した場合、制御部M11は、冷蔵庫213の開口部分を光らせる。また、制御部M11は、食材テーブルにおいて、特定した食材の置き場所が登録されている場合には、その置き場所を示す部分を光らせる。なお、制御部M11は、食材テーブルにおいて、特定した食材の置き場所が登録されていない場合(nullの場合)には、その食材が本来あるべき場所であって、予め登録された場所を光らせる。例えば、制御部M11は、食材が野菜の場合には、野菜室を光らせる。
なお、記憶部U15‐nや記憶部M12は、物(食材)毎に、報知情報テーブル(図20)を記憶してもよい。制御部M11は、特定した食材に応じて、報知情報テーブルを選択し、その報知情報テーブルが示す契機(ONトリガー)に、発光箇所毎の報知パターンで発光、発音を開始し、報知を止める契機(OFFトリガー)にこの発光、発音を終了しても良い。
以下、報知の具体例を示す。
(D2)冷蔵庫213は、利用者に飲み物を勧める場合に、開口部分や飲み物の置き場所を示す部分を光らせる。つまり、冷蔵庫213は、利用者の目的や希望を達成する部分を光らせる。より具体的には、冷蔵庫213は、利用者に物を勧める動作に対応して、その物が有る場所、及び、その物を得るために操作を行う場所を光らせる。
(D3)冷蔵庫213は、取得した情報に応じた発光を行う。例えば、冷蔵庫213は、取得した人情報によって、人がのどが渇いていると判定された場合と人が高熱であると判定された場合では、発光態様を異ならせる。例えば、冷蔵庫213は、人がのどが渇いていると判定された場合に寒色系(青、水色)で発光し、人が高熱であると判定された場合に暖色系(オレンジ、赤)で点滅する。これにより、冷蔵庫213は、人が高熱であると判定された場合には、より緊急性が高いことを表現する。
(D4)冷蔵庫213は、利用者の目的や希望に沿えない場合、その旨を表す報知を行う。例えば、冷蔵庫213は、特定した食材が庫内にないと判定された場合、発音のみ(「○○がありません。」や謝罪)で発光しない、又は、特定色(例えば赤色)で発光する。
(E2)冷蔵庫213は、取得した情報に応じた発光を行う。例えば、冷蔵庫213は、取得した人情報によって、人がのどが渇いていると判定された場合と人が高熱であると判定された場合では、音を異ならせる。
(F2)冷蔵庫213は、個人認証機能及び近接センサを備え、近接センサが特定の利用者を検出した場合に、報知情報に基づく報知を行っても良い。
(F3)冷蔵庫213は、個人認証機能を備え、利用者に応じて異なる報知を行っても良い。
報知情報テーブルは、ONトリガー毎に報知情報が格納される行と列からなる2次元の表形式のデータである。なお、このテーブルにおいて、「‐」(ハイフン)は、情報がないことを示す。例えば、発光箇所PR‐mの項目で「‐」が設定されている場合には、発光をしないことを表わしている。
例えば、図20の2行目の報知情報は、バイタルデータで異常を検出した場合、発光箇所PR‐1(例えば、発光部L11)を「パターンP21」で発光し、また、発光箇所PR‐2(例えば、発光部L14)を「パターンP23」で発光することを表している。つまり、1行目の報知情報と2行目の報知情報では、ONトリガーが異なっており、発光のパターン(発光箇所PR‐2におけるパターン)が異なっている。
すなわち、制御部M11は、報知情報テーブルが示す契機(ONトリガー)が異なる場合に、発光箇所毎のパターンの少なくとも一つが異なる報知情報を決定する。
以下、図面を参照しながら本発明の第5実施形態について詳しく説明する。第5実施形態では、第1実施形態又は第2実施形態に係る制御システム1のユースケースの別の一例について説明する。
第5実施形態では、テレビ215が外部からの着信を示す機器情報と人情報により制御される場合について説明する。
制御部M11は、人情報として、人を検出したことを示す情報、個人認証情報、又は個人データ(バイタルデータ等)、発話情報を取得する。例えば、制御部M11は、通信機器219やテレビ215から、これらの情報を取得する。
また、制御部M11は、設定情報又は操作情報を示す機器情報を取得する。なお、操作情報は、対象機器U1‐nの外部機器による制御に基づく情報であってもよい。
制御部M11は、バイタルデータで異常を検出した場合、予め登録された連絡先(例えばかかりつけの医師)へ連絡を行う。例えば、通信機器219から取得した人情報が示す体温が閾値を超えた場合、つまり、人が高熱であることを検出した場合に、予め登録された連絡先へ連絡を行う。この連絡には、高熱である利用者の名前、バイタルデータ、及びこの利用者の連絡先(例えばテレビ電話の電話番号)が含まれる。また、制御部M11は、人が高熱であることを検出したことを示す履歴情報を、記憶部M12に記憶する。
医師は、高熱である利用者の連絡先のテレビ215に、テレビ電話を要求する発信を行う。この場合、テレビ215は、着信があったこと、及び、発信者(医師)を示す機器情報を、制御装置M1へ送信する。
テレビ215は、制御部M11が決定した動作情報に基づいて、動作を開始し、テレビ電話を受話する。なお、テレビ215を受話したとき、テレビ215が人を検出しない場合、制御部M11は、人が受話できない旨を発信者に通知するとともに、ハードディスクレコーダ等の録画・録音装置を起動しても良い。制御部M11は、起動した録画・録音装置に、テレビ電話の内容を録画・録音させても良い。また、この場合、制御部M11は、テレビ215の着信を、他の機器U1‐nへ転送しても良い。
以下、報知の具体例を示す。
(G2)テレビ216は、呼び出し音を発しても良い。
以下、図面を参照しながら本発明の第6実施形態について詳しく説明する。第6実施形態では、第1実施形態又は第2実施形態に係る制御システム1のユースケースの別の一例について説明する。
第6実施形態では、機器U1‐nが調理をサポートする場合について説明する。
制御部M11は、人情報として、人を検出したことを示す情報、個人認証情報、又は個人データ、発話情報を取得する。例えば、制御部M11は、通信機器219、冷蔵庫213、又は加熱調理器217から、これらの情報を取得する。
また、制御部M11は、設定情報、動作状況又は操作情報を示す機器情報を取得する。なお、操作情報は、対象機器U1‐nの外部機器による制御に基づく情報であっても良い。また、制御部M11は、情報処理装置S1から、外部情報を取得する。外部情報は、例えば、料理のレシピを示す情報である。
例えば、通信機器219は、「野菜グラタンを作りたい」との発話を検出した場合、利用者から調理指示があったと判定し、調理指示を示す情報を、制御部M11へ送信する。なお、制御部M11は、冷蔵庫等の材料のストック情報を記憶しておき、ストック情報に基づいて野菜グラタンを作る旨をユーザに提案し、これに対する同意の意思を示すユーザの発話を検知することにより調理指示があったと判定してもよい。
制御部M11は、機器U1‐nの動作状況を示す機器情報、或いは機器U1‐nに対する操作を示す機器情報、及び、利用者の発話を示す人情報に基づいて、調理手順に従った動作情報又は報知情報を決定する。
また、制御部M11は、他の通信機器219、通信機器260、270、又は外部装置へ、利用者(調理者)による調理状況を示す情報を送信しても良い。例えば、制御部M11は、調理者の家族のメールアドレスや、メッセージサービスの特定のメンバー(例えば、調理者の友人)へ送信する。また、制御部M11は、会員機構の情報掲載サービスに、調理状況を書き込んでも良い。
以下、報知の具体例を示す。
(H2)通信機器219は、調理のガイドを行う。例えば、通信機器219は、音声情報に基づく発音によって、利用者が次に行うべき動作や、利用者が次に行うべき機器U1‐nに対する操作を報知する。
(H3)通信機器219は、画面を備える場合には、画面に調理手順や調理方法等のガイドを表示しても良い。
(H5)通信機器219は、人の音声を解析し、利用者から音声入力を受け付けても良い。
(H6)通信機器219は、装着者の肌に接触する部分を発光する。
(H7)通信機器219は、音と同期して、発光する光を変化させる。
(ステップSt310)制御装置M1は、指示待ちの状態にある。
(ステップSt311)利用者(例えば、子供H3)が「野菜グラタンを作りたい」と発話する。その後、ステップSt312へ進む。
制御装置M1は、シーケンス情報のうち、調理手順を記述したシーケンス情報(「レシピシナリオ」とも称する)を、複数種類記憶している。制御装置M1は、ステップSt312の調理指示に基づいて、調理指示に含まれる料理情報が示す料理(「野菜グラタン」)についてのレシピシナリオを選択する。なお、このレシピシナリオには、「野菜グラタン」の調理手順が記述されるとともに、調理手順各々について自発動作情報(料理方法を説明する音声情報や、料理で利用する機器U1‐nの設定や報知パターン)が対応付けられている。制御装置M1は、決定したレシピシナリオを呼び出して、実行する。なお、レシピシナリオは、情報処理装置S1等外部のサーバから取得してもよい。また、制御装置M1には、家族の好みに対応する補正値が記憶または設定できるようになっており、レシピシナリオに対し、例えば、塩分を30%控えめする、焼き加減を20%強くする等の調整を行ってもよい。さらに、この補正値は家族の構成員それぞれに対して設定され、家族の構成員それぞれに対して調整を行ってもよい。制御装置M1または機器U1‐nは、調整に応じて報知情報(メッセージや発光等)を生成し、機器の設定を行う。
その後、ステップSt314へ進む。
(ステップSt315)外部装置は、ステップSt314のメッセージを受信する。これにより、例えば母親H2は、外出中やキッチンに不在の場合でも、子供H3が家で調理を開始したこと、及び、子供H3が利用機器を利用すること等を、知ることができる。その後、ステップSt316へ進む。
この報知情報は、複数の利用機器を同期させ、例えば、同時に、順に、又は交互に発光させるものであっても良い。また、この報知情報は、同時に同じ言葉(例えば、「みんなで一緒に野菜グラタンを作ろう!」)、又は、順に或いは交互に、一連の言葉(「今日は野菜グラタンだ」「みんな準備はいい?」「いいよ」)を発音させるものであっても良い。その後、ステップSt317へ進む。
(ステップSt317)制御装置M1は、ステップSt316で生成した報知情報を、利用機器(通信機器219、冷蔵庫213及び加熱調理器217)へ送信する。その後、ステップSt318へ進む。
通信機器219、冷蔵庫213及び加熱調理器217は、報知情報に基づいて同期し、例えば、同時或いは交互に発光する。また例えば、通信機器219、冷蔵庫213及び加熱調理器217は、報知情報に基づいて同期し、同時に同じ言葉、又は順に一連の言葉を発音する。その後、ステップSt319へ進む。
なお、報知情報には、各利用機器及び報知毎に、報知タイミングを示すタイミング情報(例えば、時刻)が含まれ、利用機器は、タイミング情報を用いて、同期する。
(ステップSt320)制御装置M1は、ステップSt319で生成した報知情報を、通信機器219へ送信する。その後、ステップSt321へ進む。
(ステップSt321)通信機器219は、ステップSt320で送信された報知情報に基づいて、報知(発音や発光)を行う。その後、ステップSt322へ進む。
(ステップSt323)冷蔵庫213は、食材が取り出されたことを示す情報を、制御装置M1へ送信する。その後、ステップSt324へ進む。
(ステップSt324)制御装置M1は、冷蔵庫213に対して、ステップSt318の初期発光についての消灯を指示する報知情報を生成する。その後、ステップSt325へ進む。
(ステップSt325)制御装置M1は、ステップSt324で生成した報知情報を、冷蔵庫213へ送信する。その後、ステップSt326及びステップSt327へ進む。
(ステップSt326)冷蔵庫213は、ステップSt325で送信された報知情報に基づいて、ステップSt318の初期発光を消灯する。
(ステップSt328)制御装置M1は、ステップSt327で生成した報知情報を、通信機器219へ送信する。その後、ステップSt329へ進む。
(ステップSt329)通信機器219は、ステップSt328で送信された報知情報に基づいて、報知(発音や発光)を行う。なお、報知情報には、利用者に作業後に連絡を促す報知情報、例えば、音声情報「ブロッコリーを切り終わったら、教えてね」が含まれても良い。また、制御装置M1は、利用者に作業が完了したか否かを確認する報知情報、例えば、音声情報「ブロッコリーを切り終わった?」を生成しても良い。この場合、通信機器219は、例えば、ステップSt329の報知後、予め定められた時間間隔(例えば、5分毎)で、利用者に作業が完了したか否かを確認しても良い。その後、ステップSt330へ進む。
(ステップSt331)通信機器219は、ステップSt330の発話を録音し、録音した発話情報を、制御装置M1へ送信する。その後、ステップSt332へ進む。
(ステップSt332)制御装置M1は、ステップSt312で送信された発話を、解析する。制御装置M1は、この発話に、ステップSt327の報知情報における第1食材(ブロッコリー)と、調理作業(切りましょう)に対する完了情報(切りました)が含まれていると判定する。この場合、制御装置M1は、ステップSt327の調理作業(第1作業)が完了したと判定する。その後、制御システム1は、他の食材の調理作業を促すことと、その調理作業の完了の判定と、を繰り返す。
(ステップSt341)通信機器219は、ステップSt341の発話を録音し、録音した発話情報を、制御装置M1へ送信する。その後、ステップSt342へ進む。
(ステップSt342)制御装置M1は、ステップSt341で送信された発話を解析する。制御装置M1は、履歴情報とレシピシナリオに基づいて、食材を切る作業や食材の盛付けが完了していると判定する。この場合、制御装置M1は、食材を加熱する準備が整ったと判定する。なお、制御装置M1は、音声に限られず、ボタンの押下やテキスト入力に基づいて、食材を加熱する準備が整ったと判定しても良い。
制御装置M1は、レシピシナリオに従って、第2発光を指示する報知情報を生成する。この第2発光は、例えば、次に加熱調理器217を利用して調理をすることを表す。その後、ステップSt343に進む。
(ステップSt344)加熱調理器217は、ステップSt343で送信された報知情報に基づいて、報知(第2発光)を行う。その後、加熱調理器217は、庫内に食材がセットされるのを待つ。
(ステップSt345)制御装置M1は、レシピシナリオに従って、利用者に対して、盛り付けた食材を加熱調理器217で加熱させる調理作業(第2作業)を促す報知情報を生成する。この報知情報は、音声情報「食材を電子レンジにセットしてください」を含む。その後、ステップSt346へ進む。
(ステップSt346)制御装置M1は、ステップSt345で生成した報知情報を、通信機器219へ送信する。その後、ステップSt347へ進む。
(ステップSt347)通信機器219は、ステップSt346で送信された報知情報に基づいて、報知(発音や発光)を行う。その後、図24のステップSt351へ進む。
(ステップSt352)加熱調理器217は、庫内に食材がセットされたことを検出する。その後、ステップSt353へ進む。
(ステップSt353)加熱調理器217は、庫内に食材がセットされたことを検出したことを示す報知(第3発光)を行う。その後、ステップSt354へ進む。
(ステップSt354)加熱調理器217は、庫内に食材がセットされたことを示す情報を、制御装置M1へ送信する。その後、ステップSt355へ進む。
(ステップSt356)制御装置M1は、ステップSt355で生成した自発動作情報を、加熱調理器217へ送信する。その後、ステップSt357へ進む。
(ステップSt357)加熱調理器217は、ステップSt356で送信された自発動作情報に基づいて、報知(第4発光)を行う。その後、ステップSt358へ進む。
(ステップSt358)加熱調理器217は、ステップSt356で送信された自発動作情報に基づいて、設定を行う。その後、加熱調理器217は動作開始の指示を待つ。その後、ステップSt360へ進む。
(ステップSt361)加熱調理器217は、ステップSt358で行った設定の動作を開始する。なお、利用者が別の設定を行った場合には、加熱調理器217は、利用者が行った設定の動作を開始する。その後、ステップSt362へ進む。
(ステップSt362)加熱調理器217は、ステップSt358で行った設定の動作を行っていることを示す報知(第5発光)を行う。つまり、第5発光は、動作中であることを表し、加熱調理器217の発光部L43に、第4発光とは異なる画像、例えば、火や炎が回転するように画像を表示させるものである。その後、ステップSt363へ進む。
(ステップSt363)加熱調理器217は、動作を開始したことを示す情報を、制御装置M1へ送信する。その後、ステップSt364へ進む。
(ステップSt365)加熱調理器217は、動作を完了したことを示す報知(第6発光)を行う。つまり、第6発光は、例えば、第4発光とも第5発光ともとは異なる画像を表示させるものである。その後、ステップSt366へ進む。
(ステップSt366)加熱調理器217は、ステップSt361で開始した動作が完了したことを示す情報を、制御装置M1へ送信する。その後、ステップSt367及びSt368へ進む。
(ステップSt367)加熱調理器217は、庫内の食材が取り出させるのを待つ。
(ステップSt368)制御装置M1は、レシピシナリオに従って、ステップSt361で開始した動作が完了したことを示す報知情報を生成する。その後、ステップSt369へ進む。
(ステップSt369)制御装置M1は、ステップSt368で生成した報知情報を、通信機器219へ送信する。その後、ステップSt370へ進む。
(ステップSt370)通信機器219は、ステップSt369で送信された報知情報に基づいて、報知(発音・発光)を行う。その後、ステップSt380へ進む。
なお、通信機器219は、加熱調理器217から報知情報を受信して、報知を行っても良い。この場合、加熱調理器217は、ステップSt366に代えて、ステップSt361で開始した動作が完了したことを示す報知情報を生成し、通信機器219へ送信する。
(ステップSt381)加熱調理器217は、庫内の食材が取り出されたことを検出する。その後、ステップSt382へ進む。
(ステップSt382)加熱調理器217は、庫内の食材が取り出されたことを示す情報を、制御装置M1へ送信する。その後、ステップSt383へ進む。
(ステップSt383)制御装置M1は、加熱調理器217による調理が終了したと判定する。その後、ステップSt384へ進む。
(ステップSt384)制御装置M1は、レシピシナリオに従って、ステップSt365の第6発光についての消灯を指示する報知情報を生成する。その後、ステップSt385へ進む。
(ステップSt385)制御装置M1は、ステップSt384で生成した報知情報を、加熱調理器217へ送信する。その後、ステップSt386及びステップSt387へ進む。
(ステップSt386)加熱調理器217は、ステップSt385で送信された報知情報に基づいて、ステップSt365の第6発光を消灯する。なお、加熱調理器217は、St381の後、自動で消灯しても良い。
(ステップSt388)制御装置M1は、ステップSt387で生成したメッセージを、外部装置へ、送信する。ここで、連絡先は、予め定められた宛先であり、例えば、母親H2のメールアドレス等である。その後、ステップSt389へ進む。
(ステップSt389)外部装置は、ステップSt388のメッセージを受信する。これにより、例えば母親H2は、無事に調理が終了したことを、知ることができる。つまり、制御システム1は、「安心」を伝えることができる。その後、ステップSt390へ進む。
(ステップSt390)制御装置M1は、レシピシナリオが全て終了したと判定する。
また、上述した実施形態における機器U1‐n、制御装置M1、及び情報処理装置S1の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。機器U1‐n、制御装置M1、及び情報処理装置S1の各機能ブロックは個別にプロセッサ化しても良いし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
Claims (6)
- 各機器が検出した環境情報、人情報、機器情報、又は、外部装置が提供する外部情報のうちの少なくとも2つの情報と、機器の動作情報、及び当該機器の音、光、又は画像による報知を示す報知情報を含む自発動作情報と、を対応付けた対応情報を記憶する記憶部と、
前記少なくとも2つの情報を取得する情報取得部と、
前記対応情報と前記情報取得部が取得した少なくとも2つの情報に基づいて、自発動作情報を決定する決定部と、
前記決定部が決定した自発動作情報に基づいて、前記報知情報に応じて、前記動作情報に基づく動作に対応する報知であって音、光、又は画像による報知を行う出力部と、
を備え、
前記自発動作情報は、機器の識別情報、当該機器の動作情報、及び当該機器の音、光、又は画像による報知を示す報知情報を含み、
前記記憶部は、前記少なくとも2つの情報と、複数の前記機器の識別情報と、を対応付けた対応情報を記憶し、
前記決定部は、前記対応情報と前記情報取得部が取得した少なくとも2つの情報に基づいて、複数の機器の識別情報を決定し、
前記決定部が決定した複数の識別情報が示す機器各々の出力部は、それぞれ異なる報知を行う制御システム。 - 利用者からの指示を入力する指示入力部と、
前記出力部が前記報知を行った後に、前記指示入力部に入力された指示に基づいて、前記対応情報を変更する更新部と、
を備える請求項1に記載の制御システム。 - 動作を行う対象機器に対して、当該対象機器についての前記対応情報を送信する通信部を備え、
前記対象機器は、前記決定部を備え、
前記決定部は、通信部が送信した前記対応情報と前記情報取得部が取得した少なくとも2つの情報に基づいて、自発動作情報を決定する請求項1又は2に記載の制御システム。 - 各機器が検出した環境情報、人情報、機器情報、又は、外部装置が提供する外部情報のうちの少なくとも2つの情報と、機器の動作情報、及び当該機器の音、光、又は画像による報知を示す報知情報を含む自発動作情報と、を対応付けた対応情報を記憶部から読み出し、前記少なくとも2つの情報を取得する情報取得部と、
前記対応情報と前記情報取得部が取得した少なくとも2つの情報に基づいて、自発動作情報を決定する決定部と、
を備え、
前記自発動作情報は、機器の識別情報、当該機器の動作情報、及び当該機器の音、光、又は画像による報知を示す報知情報を含み、
前記記憶部は、前記少なくとも2つの情報と、複数の前記機器の識別情報と、を対応付けた対応情報を記憶し、
前記決定部は、前記対応情報と前記情報取得部が取得した少なくとも2つの情報に基づいて、複数の機器の識別情報を決定し、
前記決定部が決定した複数の識別情報が示す機器各々の出力部は、それぞれ異なる報知を行う動作決定装置。 - 情報取得部が、各機器が検出した環境情報、人情報、機器情報、又は、外部装置が提供する外部情報のうちの少なくとも2つの情報と、機器の動作情報、及び当該機器の音、光、又は画像による報知を示す報知情報を含む自発動作情報と、を対応付けた対応情報を記憶部から読み出し、前記少なくとも2つの情報を取得する情報取得ステップと、
決定部が、前記対応情報と前記情報取得ステップで取得された少なくとも2つの情報に基づいて、自発動作情報を決定する決定ステップと、
出力部が、前記決定ステップで決定された自発動作情報に基づいて、前記報知情報に応じて、前記動作情報に基づく動作に対応する報知であって音、光、又は画像による報知を行う出力ステップと、
を有し、
前記自発動作情報は、機器の識別情報、当該機器の動作情報、及び当該機器の音、光、又は画像による報知を示す報知情報を含み、
前記記憶部は、前記少なくとも2つの情報と、複数の前記機器の識別情報と、を対応付けた対応情報を記憶し、
前記決定ステップで、前記対応情報と前記情報取得ステップで取得された少なくとも2つの情報に基づいて、複数の機器の識別情報を決定し、
前記出力ステップで、前記決定ステップで決定された複数の識別情報が示す機器各々の出力部は、それぞれ異なる報知を行う制御方法。 - 制御システムが具備する一又は複数の装置のコンピュータに、
各機器が検出した環境情報、人情報、機器情報、又は、外部装置が提供する外部情報のうちの少なくとも2つの情報と、機器の動作情報、及び当該機器の音、光、又は画像による報知を示す報知情報を含む自発動作情報と、を対応付けた対応情報を記憶部から読み出し、前記少なくとも2つの情報を取得する情報取得手順、
前記対応情報と前記情報取得手順で取得された少なくとも2つの情報に基づいて、自発動作情報を決定する決定手順、
出力部が、前記決定手順で決定された自発動作情報に基づいて、前記報知情報に応じて、前記動作情報に基づく動作に対応する報知であって音、光、又は画像による報知を行う出力手順、
を実行させ、
前記自発動作情報は、機器の識別情報、当該機器の動作情報、及び当該機器の音、光、又は画像による報知を示す報知情報を含み、
前記記憶部は、前記少なくとも2つの情報と、複数の前記機器の識別情報と、を対応付けた対応情報を記憶し、
前記決定手順で、前記対応情報と前記情報取得手順で取得された少なくとも2つの情報に基づいて、複数の機器の識別情報を決定し、
前記出力手順で、前記決定手順で決定された複数の識別情報が示す機器各々の出力部は、それぞれ異なる報知を行うための制御プログラム。
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