JP2019015322A - スラストフォイル軸受 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、トップフォイルにおいて中央部から他端部までの部位は、回転体を支持する軸受面を構成する。一方で、トップフォイルの一端部は、回転体と離間しており、トップフォイルの一端部と回転体との隙間は、回転方向に向って幅狭(くさび状)になっている。以下、トップフォイルの一端側と回転体との隙間をくさび状隙間と称する。
そして、回転体の回転数がさらに高まり、高圧部分の圧力がバンプフォイルの剛性を上回ると、バンプフォイルが収縮し、トップフォイルが回転体から離間する。これにより、トップフォイルと回転体との間には、高圧の気体膜(潤滑流体)が介在し、回転体に作用する摩擦力が低減する。
また、上記バンプフォイルにおいて、振動エネルギーを減衰させるダンピング性能(減衰性能)の向上が望まれている。また、上記バンプフォイルにおいて剛性が低い場合には、ダンピング性能が低くなってしまう問題があった。
また、回転体の回転によって、熱エネルギーを多めに放出する回転体である場合に、バンップメッシュフォイルに第1凸部と第2凸部があることで、気体が通過する空間が増えることから、回転体の回転による熱ネルギーを冷却する効果が高まる。
また、回転体の回転に伴い、振動が激しい場合に、バンプメッシュフォイルの平板部は擦れ合う面積が大きいことから、振動エネルギーを熱エネルギーに変換する効率が高まる。また、凸部が変形することで、回転体を保護する効果が得られる。更に、片側を平板部とすることで、軸受の厚みを薄くする効果も得られる。
実施形態の説明では、スラストフォイル軸受がマクロガスタービンに適用された例を挙げて説明する。ただし、本発明が適用される機器・装置の範囲は、これに限定されず、ヘリウム液化機やカラーコピー機用ポリゴンミラーなどであってもよく、特に限定されない。また、参照する各図はいずれも模式的なものであり、本発明は図示の例に何ら制限されるものではない。
図1に示すように、マイクロガスタービン100は、上下に貫通する軸孔111が形成されたケーシング110と、軸孔111内に配置された回転軸120と、回転軸120の上側と連続し図示しない羽根を有するタービン(回転体)130と、タービン130を回転させる高温・高圧のガスを生成する燃焼器(不図示)と、回転軸120の下側と連続する発電機(不図示)と、を備えている。
なお、高温・高圧のガスによりタービン130が回転する方向は、平面視で左回り方向となっている(図1又は図2(a)の矢印A参照)。
ケーシング110の軸孔111の上開口部112には、スラストフォイル軸受1が設けられている。
スラストフォイル軸受1は、タービン130が回転していない場合、タービン130の底面131に当接した状態でタービン130を下方から支持する部品である。
図2(a),(b)に示すように、スラストフォイル軸受1は、ケーシング110に固定される環状の軸受本体2と、軸受本体2の上端面2aに設けられた4つのトップフォイル10と、軸受本体2と各トップフォイル10との間に介在する4つのバンプメッシュフォイル20と、を備えている。
図2(b)に示すように、軸受本体2は、内径r1が2mm〜50mmであり、外径r2が5mm〜200mmの金属製の部品である。
軸受本体2の上端面2aには、トップフォイル10を固定するための第1スペーサ3と、バンプメッシュフォイル20を固定するための第2スペーサ4と、が設けられている。
第1スペーサ3と第2スペーサ4のそれぞれは、軸受本体2の上端面2a上において径方向に延在する直方体状の部品である。
第1スペーサ3と第2スペーサ4のそれぞれは、周方向に90°間隔で配置されている。第1スペーサ3と第2スペーサ4の角度差θ1は、20°であり、第2スペーサ4が第1スペーサ3よりも回転方向(左回り方向)に20°ずれている。
図2(a)に示すように、トップフォイル10は、平面視で回転軸Oを中心とする円弧状に形成されている。以下、トップフォイル10において、回転軸Oの右回り方向の端部を単に右端11と称し、回転軸Oの左回り方向の端部を単に左端12と称する。
トップフォイル10において右端11から左端12までの角度θ2は、例えば略80°となっている。
図3(a)に示すように、トップフォイル10は、厚さ10μm〜1000μm程度の金属製薄板(薄膜)であり、可撓性を備えている。
トップフォイル10の材料としては、リン青銅、ステンレス、インコネルなどが挙げられる。
トップフォイル10は、右端11側が第1スペーサに固定され、左端12側が自由端となっている。
また、トップフォイル10において右端11から軸受面15までの領域は、回転方向に向って次第にタービン130側に傾斜する傾斜面16を構成している
そして、トップフォイル10の傾斜面16とタービン130の底面131との間には、回転軸Oの回転方向に向って間隔が狭くなる隙間、つまり、くさび状隙間Sが形成されている。
図2(a)に示すように、バンプメッシュフォイル20は、平面視で回転軸Oを中心とする円弧状(扇状)に形成されている。以下、バンプメッシュフォイル20において、回転軸Oの右回り方向の端部を単に右端21と称し、回転軸Oの左回り方向の端部を単に左端22と称する。
バンプメッシュフォイル20において右端21から左端22までの角度θ3は、例えば略60°となっており、トップフォイル10よりも周方向の長さが短くなるように形成されている。
図3(a)に示すように、バンプメッシュフォイル20は、第2スペーサ4に接着剤により固定される平板状の固定部23と、固定部23から周方向左回りに延びてトップフォイル10の軸受面15を支持する支持部24と、を備えている。なお、固定部23と支持部24とを接合する部分を接合部25と称する。
なお、本実施形態のバンプメッシュフォイル20は、第2スペーサ4に固定されているため、バンプメッシュフォイル20の下面と軸受本体2の上端面2aとの間に空間を生じさせることができ、バンプメッシュフォイル20の固定が容易となっている。
詳細には、支持部24は、上方(回転軸Oの一方側)に突出する円孤状の第1凸部24aと下方(回転軸Oの他方側)に突出する円孤状の第2凸部24bと、を備えている。また、第1凸部24aと第2凸部24bとが回転方向へ交互に設けられている。
また、支持部24の第2凸部24bは軸受本体2の上端面2aに当接し、一方で、第1凸部24aはトップフォイル10の軸受面15に当接している。
また、支持部24は、第1凸部24aと第2凸部24bを波状に形成されているため、気体が通過する空間との接触面積が大きい。よって、熱エネルギーを放出し易く、冷却性に優れる。
また、バンプメッシュフォイル20は第2スペーサ4に固定されているため、タービン130からに上下方向への振動が伝達した場合、バンプメッシュフォイル20の伸縮(変形)の自由度が増しており、固定部23及び接合部25が破損し難くなっている。
線材の径は、例えば0.1mm〜1mmである。また、線材間の隙間は、例えば0.5mm〜5mmである。
なお、線材31と横方向の線材32を構成する材質の種類として、銅、ステンレス、アルミ合金などが挙げられるが、本発明はこれらに限定されない。
図4(a)に示すように、メッシュ30における一端33から他端34までの角度θ4は180°である。そして、メッシュ30を60°間隔となるM1,M2の位置で折り曲げることで、3層構造のメッシュ積層体30Aが形成される。
なお、メッシュ30において一端33から60°までの領域が第1層35を構成し、60°から120°までの領域が第2層36を構成し、120°から他端34までの領域が第3層37を構成している。
そして、図示しないプレス機で上金型50と下金型51を閉じると、波状の支持部24と平板状の固定部23とが形成され、メッシュ積層体30Aがバンプメッシュフォイル20を構成するようになる。
言い換えると、バンプメッシュフォイル20は、剛性の低い金属製のメッシュ30を積層させることで、タービン130の支持に必要な剛性以上であり、かつ、従来のバンプフォイルの剛性未満となっている。
つまり、従来のバンプフォイルは、一枚の金属板からなるため、剛性を低く設定することが難しかったが、本実施形態の積層構造によれば、低剛性のメッシュ30の積層数を調整することで、バンプメッシュフォイル20の低剛性化を達成することができる。
さらに、支持部24が変形(伸縮)すると、メッシュ30の第1層35と第2層36と第3層37とのそれぞれが隣り合う層と擦れる。このため、支持部24に入力された振動エネルギーが熱エネルギーに変換され、さらに振動エネルギーが減衰する。
以上から、実施形態のバンプメッシュフォイル20は、入力した振動エネルギーを大きく減衰させることができ、ダンピング性能(減衰性能)に優れている。
タービン130が回転すると、タービン130の周囲の気体がくさび状隙間Sに引き込まれる。また、くさび状隙間S内の気体は、タービン130の回転により、回転方向に移動する(図3(a)の矢印C1参照)。このため、タービン130の回転数が上昇するにつれて、くさび状隙間Sの先端側の気体の圧力が上昇する。
つまり、図3(b)に示すように、トップフォイル10の軸受面15とタービン130の底面131との間に高圧の気体が入り込むようになる(図3(a)の矢印C2参照)。
このため、トップフォイル10とタービン130との間には、潤滑流体である高圧の気体膜が介在し、タービン130の回転が潤滑となる。
次に、本発明の効果を確認した実施例1を比較例1,比較例2と対比して具体的に説明する。
実施例1に係るスラストフォイル軸受は、内径が12.8mm、外径が30.0mmの軸受本体を使用した。軸受本体の端面上に設けたトップフォイルとバンプメッシュフォイルは、それぞれ4つずつである。
トップフォイルは、厚みが0.1mm、内径が14.5mm、外径が30.0mm、右端から左端までの角度が82°に形成されている。
メッシュ積層体を構成する金属製のメッシュは、線材の材質がリン青銅であり、線材の直径が0.35mm、隙間(線材同士の間隔)が1.46mmのものを使用した。
図5に示すように、波状凸部52を構成する一つの波形の長さL1は2.8mmである。波状凸部52の深さL2は0.675mm(上側の波状凸部52と下側の波状凸部52とを併せた場合の上下方向の長さは1.35mm)である。
比較例1は、バンプメッシュフォイルの代わりにバンプフォイルを使用した。
バンプフォイルは、一枚の金属板(材質はリン青銅、厚みは0.1mm)を上金型50と下金型51との間に配置し、プレス機で5秒間、0.8MPaの圧力をかけて支持部を形成した。
なお、比較例1のバンプフォイルの内径と外径は、実施例1のバンプメッシュフォイルと同じである。また、バンプフォイルの上下方向の厚みが1.35mmである。
比較例2は、バンプメッシュフォイルの代わりにメッシュフォイルを使用した。
メッシュフォイルは、金属製のメッシュを折り曲げて3層にし、その後、凹凸が形成されていない平面状の金型でプレスすることで形成した。よって、メッシュフォイルは、メッシュフォイルの支持部は平板状に形成されている。
なお、比較例2のメッシュフォイルの内径と外径は、実施例1のバンプメッシュフォイルと同じである。また、メッシュフォイルの上下方向の厚みは、1.5mmである。
次に、実験に用いた装置60を説明する。
図6に示すように、装置60は、土台部61上に設置されたロータ62と、ロータ62の上方に配置されてスラストフォイル軸受63を着脱自在に支持するステータ64と、ステータ64を吊り下げる吊り下げ装置65と、ステータ64と吊り下げ装置65との間に介在する静圧空気軸受66と、ステータ64の外周面に接続するテンションゲージ67と、テスタ(不図示)と、を備えている。
また、吊るし下げ装置65には、ステータ64の上下方向の変位量を測定するためのマイクロメータ68と、ステータ64(スラストフォイル軸受63)に作用する負荷を測定するためのロードセル69と、が設けられている。
以上から、静圧空気軸受66は、ステータ64を左右方向及び前後方向に位置ずれすることなく、回転可能に支持している。このため、ロータ62の回転力がスラストフォイル軸受63に伝達すると、ステータ64が回転する。
なお、静圧空気軸受66は、高圧の空気層を形成するため、隙間に空気を送り込むための供給路66b、隙間の空気を循環させるための循環路66c、並びに空気を送り込んだり循環させたりするための図示しない送風機などが設けられている。
T[N・m] = r1[m] × F[N] ・・・式(1)
T:ステータ64の回転トルク
r1:ステータ64のフランジ部64aの半径
F:テンションゲージに測定された力
μ = T[N・m] ÷ (N[N] × r2[m]) ・・・式(2)
T:ステータ64の回転トルク(スラストフォイル軸受の回転トルク)
N:スラストフォイル軸受に作用する負荷
r2:スラストフォイル軸受の半径
実施例1、比較例1、比較例2の弾性特性を調べるため、次のような実験を行った。
まず、無回転状態のロータ62にスラストフォイル軸受63を接触させた(マイクロメータ68の値が0μmを示している)。
次に、この状態からステータ64を次第に下降させ(スラストフォイル軸受63に作用する負荷を次第に増加させ)、スラストフォイル軸受63の変位量を測定した。なお、この場合、マイクロメータ68の値が250μmとなるまでステータ64を下降させた。
次に、ステータ64を次第に上昇させ(スラストフォイル軸受63に作用する負荷を次第に減少させ)、スラストフォイル軸受63の変位量を測定した。なお、この場合、マイクロメータ68の値が0μmとなるまで上昇させた。
ステータ64の一回当たりの移動距離(下げ幅及び上げ幅)は、2μmである。
スラストフォイル軸受63を含むステータ64の荷重は15Nである。
実施例1と比較例1と比較例2の測定結果を図7−図9に示す。
これは、実施例1では、メッシュを構成する縦方向の線材と横方向の線材とが擦れたこと、メッシュの各層同士で擦れたこと、バンプメッシュフォイルと軸受本体とが擦れたこと、バンプメッシュフォイルとトップフォイルとが擦れたこと、のそれぞれにより、軸受構造内の摩擦が大きく生じたためと考えられる。つまり、軸受に振動が発生した際には振動エネルギーが摩擦により熱エネルギーに変換し、大きく減衰するものと考えられる。
この結果から、実施例1は、入力した振動エネルギーを減衰させるダンピング性能(減衰性能)が比較例1と比較例2よりも優れているといえる。
次に、実施例1と比較例1と比較例2において、次のような実験を行った。
まず、無回転状態のロータ62にスラストフォイル軸受63を接触させた。なお、この状態でスラストフォイル軸受63に作用する負荷は15Nとした。
次に、その状態からロータ62を回転させた。ロータ62は、0rpmから5000rpmずつ上昇させ、最大30000rpmまで上昇させた。
そして、ロータ62の回転数を上昇させる度に、ステータ64に作用している回転力をテンションゲージ67により測定した。併せて、テスタによる導通確認と、及び熱電対71による温度測定を行った。
そして、テンションゲージ67に測定した回転力Fと、上記式(1)(2)とからスラストフォイル軸受63の摩擦係数μの平均値を算出した。
実施例1と比較例1と比較例2について、摩擦係数μの平均値と、テスタによる導通確認結果と、潤滑状態の評価と、をまとめた表を図10に示す。
なお、図10において、○は常時絶縁状態、△は絶縁状態と導通状態とが交互に生じている状態、×は常時導通状態を示す。
また、実施例1と比較例1と比較例2について、摩擦係数μの平均値をグラフ化したものを図11に示す。
実施例1と比較例1と比較例2について、温度測定の平均値をグラフ化したものを図12に示す。
これは、ロータ62の回転数が少ない低回転領域では、トップフォイルとロータ62とが接触する金属接触と高圧の空気膜との両方でステータ64の荷重を支えている混合潤滑状態となっているが、ロータ62の回転数増加に伴って、高圧の空気膜によって支持される領域が次第に拡大していることを示している。
図10に示すように、実施例1は、ロータ62の回転数が20000rpm〜30000rpmの場合、ロータ62とステータ64とが導通していないことが確認できた。
一方で、比較例1は、回転数が30000rpmの時点からロータ62とステータ64とが導通していないことが確認できた。
また、比較例2は、回転数が30000rpmとなっても、ロータ62とステータ64とが導通していないことは確認できなかった。
以上の結果から、実施例1は、比較例1よりもロータ62の回転数が低い領域で流体潤滑状態となり、ロータ62を接触することなく支持できることが分かった。
一方で、実施例1は、回転数が20000rpmの時点で温度上昇量が最大値となり、回転数が25000rpm、30000rpmと増加すると次第に減少している。これは、回転数の上昇により高圧の空気膜が形成されて摩擦係数が減少したため、と考える。
また、回転数が25000rpm、30000rpmの時点で、実施例1、比較例2は、比較例1よりも温度上昇が抑えられていることが分かった。これは、実施例1、比較例2は、金属製のメッシュにより形成され、放熱性が高いためと考える。
この結果から、実施例1及び比較例2は、放熱性に優れるため、経年変化が抑制されてスラストフォイル軸受の耐久性の向上を図れることが分かった。
例えば、第1凸部24aと第2凸部24bとは、周方向に交互に配置されているが、径方向に交互に配置されてもよく、特に限定されない。
また、支持部24を構成する第1凸部24a及び第2凸部24bの波形(形状)は、円弧状であったが、三角状又は矩形状であってもよく、特に限定さない。
また、実施形態の支持部24は、第1凸部24aと第2凸部24bとが交互に配置されて波状となっているが、例えば、図13に示すような支持部24Aであってもよい。
詳細に説明すると、変形例の支持部24Aは、軸受本体2からトップフォイル10に向って突出してタービン130から伝達される振動に対し変形する凸部24cと、軸受本体2に沿って延在する平板部24dとを有し、凸部24cと平板部24dとが交互に設けられている。このような変形例のバンプメッシュフォイル20Aであっても、実施形態と同等な作用効果を得られる。
そのほかに、平板部24dは、擦れ合う接触面積が凸部24cよりも大きいため、振動エネルギーから熱エネルギーに変換される効率を向上させることができる。また、支持部24に平板部24dを形成することで、軸受本体2の厚みを薄くすることができる。
また、図14(a)に示すように、バンプメッシュフォイル20Bに周方向に延在するスリット26を3つ形成し、支持部24Bを径方向に分割してもよい。
これによれば、支持部24Bは、内周側から外周側に向って順に配置された第1支持部121、第2支持部122、第3支持部123、第4支持部124により構成される。また、第1支持部121〜第4支持部124のそれぞれが固定部23に連結した状態となる。そして、タービン130の振動が伝達した場合、振動エネルギーは、第1支持部121〜第4支持部124のそれぞれに入力され、第1支持部121〜第4支持部124のそれぞれが振動エネルギーを熱エネルギーに変換する。
なお、スリット26は、網状積層体30Aを形成しプレスした後にレーザ加工により形成したり、又は、最初にメッシュ30にレーザ加工により形成したりしてもよい。また、スリット26の形成方法方は、レーザ加工に限定されない。
図14(b)に示すように、実施形態のバンプメッシュフォイル20よりも径方向の幅が小さいバンプメッシュフォイル20Cを径方向に並べ、この複数のバンプメッシュフォイル20Cにより一つのトップフォイル10を支持してもよい。
この場合において、特に図示しないが、バンプメッシュフォイルに対し径方向に延在するスリットを形成して支持部を複数に分割したり、又は図14(c)に示すように、周方向に複数のバンプメッシュ20Dを並べて、各バンプメッシュ20Dの内周側の端部をスペーサ4に固定したりしてもよい。
なお、このような場合、バンプメッシュ20Dの支持部24Dの起伏は、内周側から外周側に向って第1凸部24aと第2凸部24bが交互に並ぶようになる。
また、トップフォイル10及びバンプメッシュフォイル20の個数についても、実施形態及び実施例で示した4つに限定されず、トップフォイル10及びバンプメッシュフォイル20が少なくても2つ以上あればよい。
ただし、実施形態の方に、トップフォイル10及びバンプメッシュフォイル20が3つ以上の方が回転体であるタービン130の支持が安定し、好ましい。
また、実施形態では、一枚のメッシュ30を60°間隔で折り曲げることで、網状積層体30Aを形成しているが、メッシュ30を60°間隔で切り離し、それぞれを重ね合わせることで網状積層体30Aを形成してもよい。
また、実施形態では、左回り用のスラストフォイル軸受1に適用した例を挙げているが、本発明は、右回り用のスラストフォイル軸受に適用してもよい。
2 軸受本体
3 第1スペーサ
4 第2スペーサ
10 トップフォイル
20,20A,20B,20C,20D バンプメッシュフォイル
23 固定部
24,24A,24B,24C,24D 支持部
25 接合部
30 メッシュ(網状体)
30A 網状積層体
31 線材
32 線材
61 土台部
62 ロータ
63 スラストフォイル軸受
64 ステータ
65 装置
66 静圧空気軸受
67 テンションゲージ
70 被接触変位計
71 熱電対
100 マイクロガスタービン
130 タービン
S くさび状隙間
Claims (4)
- 回転する軸を支持する軸受であって、
環状の軸受本体と、
前記軸受本体と前記回転する軸の間に配置され、軸受面を構成する複数のトップフォイルと、
前記軸受本体と各トップフォイルとの間に介在する複数のバンプメッシュフォイルと、
を備え、
前記バンプメッシュフォイルは、2つ以上の網状体を積層した網状積層体であり、起伏を繰り返す形状となっていることを特徴とするスラストフォイル軸受。 - 前記バンプメッシュフォイルは、
前記回転する軸の軸方向一方側へ突出する第1凸部と、
前記軸方向他方側へ突出する第2凸部と、
を有し、
前記第1凸部と前記第2凸部とが交互に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスラストフォイル軸受。 - 前記バンプメッシュフォイルは
前記軸受本体及び前記トップフォイルの一方に向って突出する凸部と、
前記軸受本体及び前記トップフォイルの他方に沿って延在する平板部と、
を有し、
前記凸部と前記平板部とが交互に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスラストフォイル軸受。 - 前記軸受本体と前記バンプメッシュフォイルの間には、前記バンプメッシュフォイルを固定するためのスペーサが設けられ、
前記バンプメッシュフォイルの端部には、前記スペーサに固定される平板状の固定部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスラストフォイル軸受。
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