JP2019015279A - 鞍乗型車両の排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気制御弁が設けられていない側のマフラボディとチャンバとを接続する配管の形状設定の自由度を高め、低負荷時の背圧設定、当該配管の他の部品との接触回避等の容易化を図る。【解決手段】エンジン11の後方に配置されたチャンバ34と、エンジン11の各排気ポート15とチャンバ34とを接続する排気管32および集合管33と、チャンバ34よりも後ろ側に配置された右側マフラボディ61および左側マフラボディ71と、チャンバ34と右側マフラボディ61とを接続する右側接続管41と、チャンバ34と左側マフラボディ71とを接続する左側接続管45と、右側接続管41内の排気通路を開閉する排気制御弁42とを備え、左側接続管45において後端部45Bを除く部分は、互いに接合された2枚の板材51、52により管状に形成され、左側接続管45の前部は非真円形の横断面形状を有している。【選択図】図3

Description

本発明は鞍乗型車両の排気装置に関する。
自動二輪車等の鞍乗型車両には、2つのマフラが車両後部の左側および右側にそれぞれ設けられているものがある。このような鞍乗型車両においては、例えば複数の気筒を有するエンジンのそれぞれの排気ポートから流出した排気が、集合管により集められた後、2つのマフラに分配され、各マフラから大気へ放たれる。
また、このように2つのマフラを備えた鞍乗型車両には、例えば集合管と一方のマフラとの間の排気通路の途中に、この排気通路を流通する排気の流量を制御する排気制御弁が設けられたものがある。
例えば、下記の特許文献1に記載された排気装置は、4気筒のエンジンのそれぞれの排気口に接続された4本の個別排気管と、これら個別排気管を1つに集合させる集合管と、左側および右側にそれぞれ配置された2つの排気マフラと、排気ガスの流れを制御する排気デバイスとを備えている。集合管の排気下流側は左右の分岐排気管に分岐し、左側の分岐排気管には左側排気マフラが直接接続され、右側の分岐排気管には排気デバイスを介して右側排気マフラが接続されている。排気デバイスは、右側の分岐排気管と右側排気マフラとの間を接続する排気通路における排気ガスの流れを制御する弁を有している。
特許4767183号公報
上述したように、マフラへ通ずる排気通路の途中に排気制御弁を設け、エンジン負荷の大きさ等に応じて排気制御弁の開度を変えることで、エンジンの出力特性およびトルク特性を向上させることができ、または排気音質を良くすることができる。具体的には、高負荷時には、排気制御弁の開度を大きくすることで、排気をスムーズに流通させてエンジン出力を増大させることができ、または、エンジンの吹き上がりの良さを表現する魅力的な排気音を創り出すことができる。一方、低負荷時には、排気制御弁の開度を小さくすることで、背圧を高くし、低回転時のトルクの低下を抑制することができる。
2つのマフラを備えた鞍乗型車両において、双方のマフラの流入側にそれぞれ排気制御弁を設けることが理想的である。しかしながら、2つの排気制御弁を設けることは、排気制御弁を動作させるためのアクチュエータの増加に伴うコスト上昇や、アクチュエータへ制御信号を送るためのケーブル等の増加に伴う部品レイアウトの複雑化等、デメリットが多い。このようなデメリットを考慮すると、いずれか一方のマフラの流入側に排気制御弁を設ける構成が妥当である。
いずれか一方のマフラの流入側に排気制御弁を設ける構成では、低負荷時に排気制御弁の開度を小さくし、排気の大部分を他方のマフラに流通させることで、背圧を高くし、低回転時のトルクを確保することが要求される。この要求を充たすために、一旦集合した排気通路が2つのマフラに向かって分岐する点と他方のマフラの流入口とを接続する配管に曲げ部を形成し、当該配管を長くすることで、当該配管を流れる排気に抵抗を与えることが考えられる。しかしながら、これは次に述べるように容易でない。
すなわち、近時、エンジン出力向上または排気音低減のために、排気ポートに接続された排気管(またはそれら排気管に接続された集合管)と各マフラボディとの間にチャンバを介在させることがある。チャンバを介在させた場合、一旦集合した排気通路が2つのマフラボディに向かって分岐する点は、チャンバの流出口となる。チャンバの流出口とマフラボディの流入口とは互いに接近している。それゆえ、チャンバの流出口とマフラボディの流入口とを接続する配管を長くするためには、当該配管の曲げ部を多くし、または曲げ部の曲率を大きくしなければならない。しかしながら、従来、当該配管は金属製のパイプであるため、当該配管に多数の曲げ部を形成することは容易でなく、また曲げ部の曲率を大きくすると曲げ部に脆弱な部分が形成され、当該配管の強度が低下するおそれがある。
また、チャンバの流出口の周辺には例えばフットレスト等の多数の部品が配置されている。チャンバの流出口とマフラボディの流入口とを接続する配管をこれらの部品と接触しないように配置するために、当該配管に多数の曲げ部を形成し、または曲げ部の曲率を大きくしなければならない。しかしながら、上述したように、これは困難である。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、チャンバの下流側に接続された2つのマフラボディのうち一方のマフラボディの流入側に排気制御弁を設けた構成において、チャンバと他方のマフラボディとを接続する配管の形状設定の自由度を高めることで、エンジンの低負荷時の背圧の設定または当該配管の他の部品との接触の回避等を容易に行うことができるようにした鞍乗型車両の排気装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の鞍乗型車両の排気装置は、鞍乗型車両のエンジンの後方に配置されたチャンバと、前記エンジンの排気ポートと前記チャンバとを接続する排気管と、前記チャンバよりも後ろ側の領域において、前記鞍乗型車両の左側および右側のうちドライブチェーンが配置されていない側に配置された第1のマフラボディと、前記チャンバよりも後ろ側の領域において、前記鞍乗型車両の左側および右側のうち前記ドライブチェーンが配置された側に配置された第2のマフラボディと、前記チャンバと前記第1のマフラボディとを接続する第1の接続管と、前記チャンバと前記第2のマフラボディとを接続する第2の接続管と、前記排気ポートから前記排気管、前記チャンバおよび前記第1の接続管を介して前記第1のマフラボディへ流通する排気の流量を制御する排気制御弁とを備え、前記第2の接続管の一部または全部は互いに接合された2枚以上の板材により管状に形成され、非真円形の横断面形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、チャンバの下流側に接続された2つのマフラボディのうち一方のマフラボディの流入側に排気制御弁を設けた構成を有する排気装置において、チャンバと他方のマフラボディとを接続する配管の形状設定の自由度を高めることができる。これにより、エンジンの低負荷時の背圧の設定または当該配管の他の部品との接触の回避等を容易に行うことが可能になる。
本発明の実施例の排気装置が設けられた鞍乗型車両を左方から見た外観図である。 本発明の実施例の排気装置が設けられた鞍乗型車両を下方から見た外観図である。 本発明の実施例の排気装置を上方から見た外観図である。 本発明の実施例の排気装置におけるチャンバ、一対の接続管および一対のマフラボディを前方から見た外観図である。 本発明の実施例の排気装置における左側接続管の横断面を示す説明図である。 本発明の実施例の排気装置における左側接続管および左側マフラボディ等を上方から見た外観図である。 本発明の実施例の排気装置における左側接続管を示す説明図である。 本発明の実施例の排気装置におけるチャンバ、左側接続管および左側マフラボディ等を左方から見た外観図である。 本発明の実施例の排気装置におけるそれぞれのマフラボディ内に設けられた内部通路を示す説明図である。
本発明の実施形態の排気装置は、鞍乗型車両のエンジンの後方に配置されたチャンバと、エンジンの排気ポートとチャンバとを接続する排気管と、第1のマフラボディと、第2のマフラボディと、チャンバと第1のマフラボディとを接続する第1の接続管と、チャンバと第2のマフラボディとを接続する第2の接続管と、排気制御弁とを備えている。
第1のマフラボディは、チャンバよりも後ろ側の領域において、鞍乗型車両の左側および右側のうちドライブチェーンが配置されていない側に配置されている。一方、第2のマフラボディは、チャンバよりも後ろ側の領域において、鞍乗型車両の左側および右側のうちドライブチェーンが配置された側に配置されている。
排気制御弁は、排気ポートから排気管、チャンバおよび第1の接続管を介して第1のマフラボディへ流通する排気の流量を制御する。排気制御弁は例えば第1の接続管に設けられている。
第1の接続管は例えば金属製のパイプにより形成されている。一方、第2の接続管の一部または全部は、互いに接合された2枚以上の板材により管状に形成され、非真円形の横断面形状を有している。
一般的な鞍乗型車両は、左右一対のアーム部を有するスイングアームを備え、これらのアーム部間に後輪が支持された構成を有している。このような鞍乗型車両においては、平面視でドライブチェーンがスイングアームの片側のアーム部の内側を通るように配置されている。このため、スイングアームにおいて、ドライブチェーンが配置されている側のアーム部は、その反対側のアーム部と比較して、車両の左右方向外側へ張り出している。すなわち、ドライブチェーンが配置されていない側のアーム部は、ドライブチェーンが配置されている側のアーム部と比較して左右方向外側への張り出しの程度が小さい。したがって、鞍乗型車両の後部において、ドライバチェーンが配置されていない側は、ドライブチェーンが配置された側と比較して、チャンバとマフラボディとを接続する接続管を直線に近づけることが容易である。
そこで、本発明の実施形態の排気装置では、排気制御弁が設けられた第1の接続管および第1のマフラボディが、このような鞍乗型車両の後部においてドライブチェーンの配置されていない側に配置されている。これにより、第1の接続管を直線に近づけることができ、エンジンの高負荷時に、排気制御弁を開弁させて排気をスムーズに流通させることができる。よって、エンジン出力を増加させることができ、または排気音質を良くすることができる。
一方、本発明の実施形態の排気装置において、第2の接続管および第2のマフラボディは、上述したような鞍乗型車両の後部においてドライブチェーンが配置された側に配置されている。したがって、第2の接続管は、第1の接続管と比較して直線に近づけることが困難である。また、第2の接続管は、エンジンの低負荷時において、第1の接続管に設けられた排気制御弁の開度を小さくしたときに、エンジントルク向上のために第2の接続管を流通する排気に抵抗を与えて背圧を高めることが要求される。それゆえ、第2の接続管は第1の接続管と比較して曲げ部が多く、管長が長いことが望ましい。
この点、本発明の実施形態の排気装置では、第2の接続管の一部または全部が、互いに接合された2枚以上の板材により管状に形成されている。それぞれの板材は、例えば金属板であり、プレス加工により容易に成形することができる。したがって、第2の接続管を、これら板材を接合することにより形成することで、第2の接続管の形状設定の自由度を高めることができる。具体的には、第2の接続管に複数の曲げ部を容易に形成することができ、また、第2の接続管の強度を維持しつつ曲げ部の曲率を大きくすることができる。それゆえ、チャンバの流出口と第2のマフラボディの流入口とが接近している場合でも、第2の接続管の曲げ部を多くし、または曲げ部の曲率を大きくすることで、第2の接続管を容易に長くすることができる。
また、第2の接続管は形状設定の自由度が高いので、第2の接続管に形成する複数の曲げ部の位置をそれぞれ容易にかつ精度良く定めることができる。したがって、チャンバの流出口の周辺に配置された複数の部品と第2の接続管との接触を避けるように、第2の接続管のレイアウトを容易に設定することができる。
また、第2の接続管は非真円形の横断面形状を有している。非真円形とは、真円でない形状であり、例えば、真円の円周の一部が凹んだ形状、真円の一部がこの真円と交わる直線を境に切除された形状、半円形、楕円形、三角形、四角形、五角形、六角形、多角形、楔型等である。第2の接続管の横断面形状を非真円形にすることで、第2の接続管とその周囲の部品との間隔を確保することができる。したがって、第2の接続管が他の部品と接触することを容易に回避することができる。また、第2の接続管の横断面形状を非真円形にすることで、鞍乗型車両の旋回時に第2の接続管が地面に接触することを防止することができる。例えば、第2の接続管において側方外側に張り出した湾曲した周面を押し潰して平らな面とすることで、鞍乗型車両の旋回時における第2の接続管と地面との間隔を大きくすることができ、両者の接触を防止することができる。
(鞍乗型車両)
図1は本発明の実施例の排気装置31が設けられた鞍乗型車両1を左方から見た状態を示し、図2はこの鞍乗型車両1を下方から見た状態を示している。なお、以下の実施例の説明において部品の形状や配置等につき方向を述べるときには、鞍乗型車両1の運転者を基準にする。図1、2、3、4、6、7および8中の右下に描いた矢印は、鞍乗型車両1の運転者を基準にした前(F)、後(B)、左(L)、右(R)、上(U)、下(D)の方向を示している。
図1において、鞍乗型車両1は例えば自動二輪車である。鞍乗型車両1の骨格を形成する車体フレーム2は、ヘッドパイプ3、左右一対のメインフレーム4、左右一対の上側シートレール5、および左右一対の下側シートレール6を備えている。各メインフレーム4の前端部はヘッドパイプ3に接続され、各メインフレーム4の後端側は、後方に伸長した後、湾曲し、その後、下方に伸長している。各上側シートレール5の前端部および各下側シートレール6の前端部は、各メインフレーム4の後部上側に接続されており、各上側シートレール5および各下側シートレール6は、各メインフレーム4の後部上側から後方へ伸長している。また、一対のメインフレーム4の後部において下方に伸長している部分にはピボット支持部7がそれぞれ形成され、これらピボット支持部7間にはスイングアーム8の前端部が上下方向に揺動可能に支持されている。また、スイングアーム8の後端部には後輪9が回転可能に支持されている。なお、図示していないが、ヘッドパイプ3にはステアリングシャフトが回転可能に支持され、ステアリングシャフトにはブラケットを介してハンドルおよびフロントフォークが支持され、フロントフォークには前輪が回転可能に支持されている。
また、各メインフレーム4には、エンジン11が支持されている。エンジン11は、クランクケース12と、クランクケース12の上方に設けられたシリンダ13と、シリンダ13の上方に設けられたシリンダヘッド14と、クランクケース12の下方に設けられたオイルパン16と、クランクケース12の後部に一体形成されたトランスミッションケース17とを備えている。
また、トランスミッションケース17の左部にはドライブスプロケット18が設けられ、後輪9のホイールのボス部の左部にはドリブンスプロケット19が固定され、ドライブスプロケット18とドリブンスプロケット19との間にはドライブチェーン20が架け渡されている。ドライブチェーン20は、図2に示すように、鞍乗型車両1の後部左側の領域において前後方向に伸長している。具体的には、平面視において、ドライブチェーン20は、スイングアーム8の左側のアーム部8Bの内側を通るように配置されている。なお、ドライブチェーン20をスイングアーム8の左側のアーム部8Bの内側に通すことが可能となるように、スイングアーム8の左側のアーム部8Bは、右側のアーム部8Aと比較して、鞍乗型車両1の側方外側、すなわち左方へ張り出している。
また、鞍乗型車両1の右側および左側において、エンジン11の後方には、運転者の足をのせるためのフットレスト21がそれぞれ設けられている。フットレスト21は、ステー22を介してメインフレーム4のピボット支持部7の後部にそれぞれ取り付けられている。図2に示すように、右側のフットレスト21は右方に突出し、左側のフットレスト21は左方に突出している。また、鞍乗型車両1の左側においてフットレスト21の下方には、運転者が左足で操作してトランスミッションにおけるギヤを切り換えるためのシフトレバー23が設けられている。シフトレバー23の後端部(基端部)はステー22に回動可能に取り付けられている。また、鞍乗型車両1の左側においてシフトレバー23の下方には、鞍乗型車両1の停止時に鞍乗型車両1を倒れないように支えるためのプロップスタンド24が設けられている。プロップスタンド24の前端部(基端部)は、左側のメインフレーム4のピボット支持部7の下端部に回動可能に取り付けられている。また、右側および左側のそれぞれの下側シートレール6にはステー26を介してピリオンフットレスト25が取り付けられている。
(排気装置)
図3は本発明の実施例の排気装置31を上方から見た状態を示している。図4は排気装置31におけるチャンバ34、右側接続管41、左側接続管45、右側マフラボディ61および左側マフラボディ71を前方から見た状態を示している。
図3において、排気装置31は、エンジン11の各排気ポート15から流出した排気を大気へ放つ装置である。排気装置31は、4本の排気管32、2本の集合管33、チャンバ34、2本の接続管(右側接続管41、左側接続管45)、2つのマフラボディ(右側マフラボディ61、左側マフラボディ71)および排気制御弁42を備えている。
(排気管・集合管)
各排気管32および各集合管33は、エンジン11の各排気ポート15とチャンバ34とを接続する配管である。各排気管32は金属製のパイプである。各集合管33は金属製のパイプを組み合わせることにより形成されている。本実施例の鞍乗型車両1は4気筒のエンジン11を搭載しており、エンジン11のシリンダヘッド14の前部には4つの排気ポート15が設けられている。4本の排気管32の前端部は、これら4つの排気ポート15にそれぞれ接続されている。また、4本の排気管32のうち、右側に配置された2本の排気管32の後端部は、右側に配置された1本の集合管33の前端部に接続され、当該集合管33の後端部は、チャンバ34の右側流入口35に接続されている。一方、4本の排気管32のうち、左側に配置された2本の排気管32の後端部は、左側に配置された1本の集合管33の前端部に接続され、当該集合管33の後端部は、チャンバ34の左側流入口36に接続されている。
(チャンバ)
チャンバ34は、内部に空間を有する箱状に形成されている。例えば、チャンバ34は、プレス加工により成形された2枚の金属板を互いに上下に接合することにより形成されている。チャンバ34の前部右側には右側流入口35が形成され、チャンバ34の前部左側には左側流入口36が形成されている。右側流入口35および左側流入口36はいずれもチャンバ34の前面に配置されている。チャンバ34の後部右側には右側流出口37が形成され、チャンバ34の後部左側には左側流出口38が形成されている。右側流出口37はチャンバ34の後面に配置されている。チャンバ34において右側流出口37の周縁の部分は、図4に示すように、右上方に傾斜しつつ後方に突出している。一方、左側流出口38はチャンバ34の左面に形成されている。チャンバ34において左側流出口38の周縁の部分は、上方に傾斜しつつ左方に突出している。
4本の排気管32および2本の集合管33により導かれた排気は右側流入口35および左側流入口36からチャンバ34内に流入し、チャンバ34内において合流する。その後、チャンバ34内の排気は右側流出口37および左側流出口38からそれぞれ流出する。チャンバ34は排気音を低減させる機能を有している。チャンバ34の容積は排気音を低減する高い効果が得られるように設定されている。また、チャンバ34内の前部には排気を浄化するための触媒装置が設けられている。また、チャンバ34の前部右側には、排気の酸素濃度を検出する排気ガスセンサ39が取り付けられている。
チャンバ34は、図1に示すように、側面視で、エンジン11の後方であって、各メインフレーム4のピボット支持部7の下方に配置されている。図1および図2を参照しつつ詳しく述べると、チャンバ34の前端部は、エンジン11の下部に設けられたオイルパン16の後方に位置しており、チャンバ34の後端部は、各フットレスト21よりも後ろ側に位置している。また、図2に示すように、チャンバ34は、鞍乗型車両1の左右方向略中央に配置されている。また、チャンバ34は、左右のメインフレーム4のピボット支持部7間に架け渡されたブリッジ部にブラケットを介して取り付けられている。
(右側接続管)
右側接続管41は、チャンバ34と右側マフラボディ61とを接続する配管である。右側接続管41は、鞍乗型車両1の左側および右側のうちドライブチェーン20が配置されていない側、すなわち鞍乗型車両1の右側に配置されている。右側接続管41の前端部は、チャンバ34の右側流出口37に例えば溶接により接続されている。右側接続管41の後端部は、右側マフラボディ61のマフラ流入口62に接続されている。具体的には、右側マフラボディ61においてマフラ流入口62の周縁の部分が前方に突出しており、右側接続管41の後端部は、このマフラ流入口62の周縁部分内に挿入され、当該周縁部分の外周側に設けられたリング状の留め具47により締付固定されている。
右側接続管41は、真円形の横断面形状を有する金属製のパイプである。右側接続管41は、チャンバ34の右側流出口37から右側マフラボディ61のマフラ流入口62に向かって右上方に傾斜しつつ後方へ伸長している。また、右側接続管41は、図3中の位置gで小さく緩やかに湾曲しているが、それ以外の部分は概ね直線状に伸長している。
(排気制御弁)
また、右側接続管41には排気制御弁42が設けられている。排気制御弁42は、各排気ポート15から各排気管32、各集合管33、チャンバ34および右側接続管41を介して右側マフラボディ61へ流通する排気の流量を制御する弁である。排気制御弁42の開度を小さくすることで、右側マフラボディ61への排気の流量を抑制することができる。本実施例における排気制御弁42は、右側接続管41内の排気通路を開閉する弁であり、例えばバタフライ弁である。排気制御弁42は、右側接続管41において、その前後方向中間部よりもチャンバ34の右側流出口37に近い部分に配置されている。排気制御弁42の近傍には、排気制御弁42の弁を開閉動作させるモータが設けられており、このモータは、ECU(エンジンコントロールユニット)等の制御装置から出力される制御信号により制御される。ECUは、例えばエンジン11の負荷等に応じて排気制御弁42の開度を変化させる機能を備えている。
(左側接続管)
一方、左側接続管45は、チャンバ34と左側マフラボディ71とを接続する配管である。左側接続管45は、鞍乗型車両1の左側および右側のうちドライブチェーン20が配置されている側、すなわち鞍乗型車両1の左側に配置されている。左側接続管45の前端部45Aは、チャンバ34の左側流出口38に例えば溶接により接続されている。左側接続管45の後端部45B(図5参照)は、左側マフラボディ71のマフラ流入口72に接続されている。具体的には、左側マフラボディ71においてマフラ流入口72の周縁の部分が前方に突出しており、左側接続管45の後端部45Bは、このマフラ流入口72の周縁部分内に挿入され、当該周縁部分の外周側に設けられたリング状の留め具47により締付固定されている。
ここで、図5ないし図8を参照し、左側接続管45についてさらに詳細に述べる。図5は、前端部45Aを切除した状態の左側接続管45を示している。図6は左側接続管45および左側マフラボディ71等を上方から見た状態を示している。図7は左側接続管45を上方から見た状態を示している。図8は、チャンバ34、左側接続管45および左側マフラボディ71等を左方から見た状態を示している。なお、図8では説明の便宜上、プロップスタンド24を図示していない。
図5に示すように、左側接続管45において、その後端部45Bを除く部分は、互いに接合された2枚の板材51、52により管状に形成されている。詳しくは、左側接続管45は、左側接続管45において後端部45Bを除く部分の上部を形成する第1の板材51と、左側接続管45において後端部45Bを除く部分の下部を形成する第2の板材52と、左側接続管45の後端部45Bを形成するパイプ部材53とを備えている。
第1の板材51および第2の板材52は、金属板をプレス加工することによりそれぞれ形成されている。また、第1の板材51は上方に凸の横断面形状を有し、第2の板材52は下方に凸の横断面形状を有している。パイプ部材53は金属製の短いパイプである。左側接続管45は、第1の板材51の左右両側の縁部と、第2の板材52の左右両側の縁部とを互いに接合し、さらに、互いに接合された第1の板材51および第2の板材52の後端部にパイプ部材53を接合することにより形成されている。また、第1の板材51、第2の板材52およびパイプ部材53のそれぞれは溶接により接合されている。
また、左側接続管45は、図3および図4に示すように、大まかに見ると、チャンバ34の左側流出口38から左側マフラボディ71のマフラ流入口72に向かって左上方に傾斜しつつ後方へ伸長している。しかしながら、子細に見ると、左側接続管45は、その形状および配置において右側接続管41と左右対称ではない。具体的には、左側接続管45は右側接続管41よりも曲がっている部分(曲げ部)が多い。また、左側接続管45は右側接続管41よりも管長が長い。すなわち、左側接続管45により形成される排気通路は、右側接続管41により形成される排気通路よりも長い。
具体的に述べると、図7に示すように、まず、左側接続管45の前端部45Aは、チャンバ34の後部左面に形成された左側流出口38に接続されている。左側接続管45の前端部45Aとチャンバ34の左側流出口38との接続位置aは各フットレスト21の位置と前後方向において同じである(図2参照)。
次に、左側接続管45は、平面視において、左側流出口38から、シフトレバー23が配置された位置b(シフトレバー23の後端側の下方の位置)まで、鞍乗型車両1の直進方向に対して略垂直に左方に伸長している。位置aから位置bまでの間において、鞍乗型車両1の直進方向に対する左側接続管45の伸長方向の角度αはおよそ90度である。なお、図7において、一点鎖線は左側接続管45の軸線を示し、二点鎖線は鞍乗型車両1の直進方向を示している。
次に、左側接続管45は、平面視において、位置bで反時計回り方向に湾曲し、位置bから、前後方向においてプロップスタンド24の後端部(先端部)と同じ位置cまで左後方に伸長している(図6参照)。位置bから位置cまでの間において、鞍乗型車両1の直進方向に対する左側接続管45の伸長方向の角度βは角度αよりも小さい。
次に、左側接続管45は、平面視において、位置cで時計回り方向に湾曲し、位置cから、前後方向においてプロップスタンド24の後端部とマフラ流入口62との略中間位置dまで左後方に伸長している(図6参照)。位置cから位置dまでの間において、鞍乗型車両1の直進方向に対する左側接続管45の伸長方向の角度γは角度βよりも大きく、かつ角度αよりも小さい。
次に、左側接続管45は、平面視において、位置dで反時計回り方向に湾曲し、位置dから、左側接続管45と左側マフラボディ71のマフラ流入口72との接続位置eに至るまで左後方に伸長している。位置dから位置eまでの間において、鞍乗型車両1の直進方向に対する左側接続管45の伸長方向の角度δは角度γよりも小さい。
図3に示すように、右側接続管41において曲げ部は1つ(位置g)であるのに対し、左側接続管45において曲げ部は3つ(位置b、c、d)である。このように左側接続管45は右側接続管41よりも曲げ部が多い。また、右側接続管41は位置gで曲がっているものの、その曲率は小さく、全体的に見て直線状に伸長しているのに対し、左側接続管45は、位置bで大きく曲がり、その後も湾曲を複数回繰り返し、あたかも蛇行するかの如く伸長している。すなわち、右側接続管41は、チャンバ34の右側流出口37から右側マフラボディ61のマフラ流入口62まで短い道程で到達しているのに対し、左側接続管45はチャンバ34の左側流出口38から左側マフラボディ71のマフラ流入口72まで長い道程で到達している。したがって、左側接続管45は右側接続管41よりも管長が長い。
また、図8に示すように、左側接続管45の前部における下側には、その外面が広範囲に亘って平面となった平面部54が形成されている。また、平面部54は、図5に示すように、左側接続管45の第2の板材52に形成されている。具体的には、平面部54は、第2の板材52を第1の板材51およびパイプ部材53と接合する前の段階において、第2の板材52をプレス加工する際に形成される。また、平面部54は鞍乗型車両1の最大バンク角に合わせて形成されている。すなわち、図4に示すように、左側接続管45における平面部54の位置および面積は、旋回時に鞍乗型車両1を所定の最大バンク角まで倒したときに、左側接続管45と地面との距離が所定の距離となるように形成されている。図4において、二点鎖線は、鞍乗型車両1を所定の最大バンク角まで倒したときの地面から所定距離、離れた位置を示している。図4を見るとわかる通り、平面部54の面の傾斜角は最大バンク角と略一致している。また、正面視で、チャンバ34の左下部の外面と、平面部54の面と、左側マフラ71の左前下部の外面とが略直線状に配置されており、これらの面を通る直線の傾斜角は最大バンク角と略一致している。
また、図5に示すように、左側接続管45の前部の横断面形状は非真円形である。具体的には、左側接続管45の前部の横断面形状は、その左右方向の長さWに比較して上下方向の長さHが短い楕円形、または四隅が面取りされた長四角形である。
さらに、図3に示すように、左側接続管45の前部の横断面の左右方向の長さWは右側接続管41の直径K以下であり、左側接続管45の前端側の横断面の上下方向の長さHは右側接続管41の直径K未満である。それゆえ、左側接続管45の前部の横断面の面積は、右側接続管41の横断面の面積よりも小さい。
また、図5に示すように、左側接続管45の後部には、横断面の面積が後方に行くに連れて大きくなる拡径部55が形成されている。この結果、左側接続管45において、チャンバ側の部分よりも左側マフラボディ側の部分の方が横断面の面積が大きい。また、左側接続管45において拡径部55よりも前側の部分の横断面は上述したような楕円形または長四角形であるが、左側接続管45において拡径部55よりも後ろ側の部分の横断面は真円形である。すなわち、拡径部55の横断面の形状は、その前端部から後端部に行くに連れて楕円形または長四角形から真円形に変化している。
また、図5に示すように、左側接続管45の前部における上部には凹部56が形成されている。凹部56は、左側接続管45の第1の板材51に形成されている。具体的には、凹部56は、第1の板材51を第2の板材52およびパイプ部材53と接合する前の段階において、第1の板材51をプレス加工する際に形成される。また、図8に示すように、凹部56は、シフトレバー23の後端部において下方に突出した突出部23Aと対向する位置に配置されている。
(マフラボディ)
一方、図2に示すように、右側マフラボディ61は、チャンバ34よりも後ろ側の領域において、鞍乗型車両1の右側(ドライブチェーン20が配置されていない側)に配置されている。また、左側マフラボディ71は、チャンバ34よりも後ろ側の領域において、鞍乗型車両1の左側(ドライブチェーン20が配置された側)に配置されている。図1および図2を見るとわかる通り、右側マフラボディ61および左側マフラボディ71は、後輪9の左右両側にそれぞれ配置され、いずれも後輪9の上端部よりも低い位置に配置されている。また、右側マフラボディ61および左側マフラボディ71は支持ブラケット81およびステー26を介して下側シートレール6にそれぞれ支持されている。
また、図3に示すように、右側マフラボディ61において、その前端部にはマフラ流入口62が設けられ、後端部にはマフラ流出口63が設けられている。また、マフラ流入口62には、右側接続管41の後端部が接続されている。同様に、左側マフラボディ71において、その前端部にはマフラ流入口72が設けられ、後端部にはマフラ流出口73が設けられている。また、マフラ流入口72には、左側接続管45の後端部45Bが接続されている。
また、右側マフラボディ61および左側マフラボディ71には、それぞれ異なる内部通路が設けられている。ここで、図9は、右側マフラボディ61に設けられた右側内部通路64および左側マフラボディ71に設けられた左側内部通路74を示している。
図9において、右側内部通路64は、右側マフラボディ61の前方から右側マフラボディ61内に流入した排気を、反転させずに右側マフラボディ61の後方へ流出させる構造を有している。具体的には、右側マフラボディ61内は仕切部65により前後に分割されており、右側マフラボディ61内における前側には前室66が形成され、後ろ側には後室67が形成されている。また、右側マフラボディ61の前部には、マフラ流入口62と前室66とを連通させる導入配管68が設けられている。また、仕切部65には、前室66と後室67との間を連通させる連通路69が形成されている。さらに、右側マフラボディ61の後部には、後室67と右側マフラボディ61の外部とを連通させる導出配管70が設けられ、導出配管70の後端開口部がマフラ流出口63となっている。
一方、左側内部通路74は、左側マフラボディ71の前方から左側マフラボディ71内に流入した排気を、左側マフラボディ71の後部に導いた後に反転させて左側マフラボディ71の前部へ導き、さらに反転させて左側マフラボディ71の後方へ流出させる構造を有している。具体的には、左側マフラボディ71内は仕切部75により前後に分割されており、左側マフラボディ71内における前側には前室76が形成され、後ろ側には後室77が形成されている。また、左側マフラボディ71の前部には、マフラ流入口72と後室77とを連通させる導入配管78が設けられている。また、仕切部75には、後室77と前室76との間を連通させる連通路79が形成されている。さらに、左側マフラボディ71の後部には、前室76と左側マフラボディ71の外部とを連通させる導出配管80が設けられ、導出配管80の後端開口部がマフラ流出口73となっている。
エンジン11の高負荷時には、ECUの制御により、排気制御弁42が開弁し、例えばエンジン11の負荷が大きくなるに従って排気制御弁42の開度が大きくなる。排気制御弁42の開度がある程度大きくなると、エンジン11の各排気ポート15から流出した排気は、各排気管32および各集合管33を流通してチャンバ34内に流入した後、その大部分が右側接続管41を流通して右側マフラボディ61のマフラ流入口62へ流入する。マフラ流入口62に流入した排気は、右側マフラボディ61内の導入配管68、前室66、連通路69、後室67および導出配管70を順次流通してマフラ流出口63から右側マフラボディ61の外部へ流出する。右側接続管41は、全体的に見て直線状で、左側接続管45よりも短くかつ通路面積が大きい。また、右側マフラボディ61内に設けられた右側内部通路64は上述したように排気の流通方向を反転させる構造を有していない。したがって、排気は、右側接続管41および右側内部通路64を流通することによってスムーズに大気に放たれる。
一方、エンジン11の低負荷時には、エンジントルク向上のため、ECUの制御により、例えば排気制御弁42の開度が小さくなる。この場合、エンジン11の各排気ポート15から流出した排気は、各排気管32および各集合管33を流通してチャンバ34内に流入した後、その大部分が左側接続管45を流通して左側マフラボディ71のマフラ流入口72へ流入する。マフラ流入口72に流入した排気は、左側マフラボディ71内において、導入配管78を介して後室77へ流入し、後室77内で反転し、連通路79を介して前室76へ流入する。そして、前室76内に流入した排気は、前室76内で再び反転して導出配管80を流通し、マフラ流出口73から大気へ放たれる。左側接続管45は複数の曲げ部を有し、右側接続管41よりも長くかつ通路面積が小さい。また、左側マフラボディ71内に設けられた左側内部通路74は上述したように排気の流通方向を反転させる構造を有している。したがって、排気が左側接続管45および左側内部通路74を流通する過程で排気の流れに抵抗が与えられ、背圧が高められる。
以上説明した通り、本発明の実施例の排気装置31では、左側接続管45において後端部45Bを除く部分が、互いに接合された2枚の板材51、52により管状に形成されている。それぞれの板材51、52は、金属板であり、プレス加工により容易に成形することができる。したがって、左側接続管45を、これら板材51、52を接合することにより形成することで、左側接続管45の形状設定の自由度を高めることができる。それゆえ、3つの曲げ部を有する左側接続管45を容易に形成することができる。また、一般にパイプを大きく曲げる加工をすると、曲げ部に脆弱な部分が生じ易く、パイプの強度が低下することがある。これに対し、左側接続管45は、各板材51、52に曲げ部となる形状をプレス加工で成形した後に接合して管状に形成するので、曲げ部に脆弱な部分が生じ難い。したがって、曲率の大きい曲げ部を有し、かつ強度の高い左側接続管45を形成することができる。よって、チャンバ34の左側流出口38と左側マフラボディ71のマフラ流入口72とが接近している場合でも、複数の曲げ部を有し、かつ曲げ部(位置bの曲げ部)の曲率が大きい左側接続管45により両者間を接続することで、両者間の排気通路長を容易に長くすることができる。また、左側接続管45の管長を右側接続管41の管長よりも容易に長くすることができ、また、左側接続管45の曲げ部の個数を右側接続管41の曲げ部の個数よりも容易に多くすることができ、また、左側接続管45の曲げ部の曲率を右側接続管41の曲げ部の曲率よりも容易に大きくすることができる。これにより、エンジン11の低負荷時において排気制御弁42の開度が小さくなったときに、左側接続管45における排気の流れに抵抗を与え、背圧を高くすることができ、したがって、低回転時のエンジン11のトルクの低下を抑制することができる。
また、左側接続管45は形状設定の自由度が高いので、管長の長い左側接続管45を狭い空間に容易に配置することができる。したがって、鞍乗型車両1のホイルベースの短縮によりチャンバ34と左側マフラボディ71とが一層接近した場合でも、管長の長い左側接続管45により両者間を接続することができる。
また、左側接続管45は形状設定の自由度が高いので、左側接続管45に形成する複数の曲げ部の位置をそれぞれ容易にかつ精度良く定めることができる。したがって、チャンバ34の左側流出口38の周辺に配置された複数の部品と左側接続管45との接触を避けるように、左側接続管45の形状およびレイアウトを容易に設定することができる。本実施例においては、左側接続管45がスイングアーム8と、シフトレバー23およびプロップスタンド24との間の狭い空間を通るように、左側接続管45の形状およびレイアウトを容易に設定することができ、左側接続管45がスイングアーム8、シフトレバー23またはプロップスタンド24に接触することを防止することができる。
また、左側接続管45は非真円形、具体的には楕円形または長四角形の横断面形状を有している。これにより、左側接続管45と、その上方に配置されたシフトレバー23(突出部23Aを除く部分)との間に十分な間隔を確保することができ、左側接続管45がシフトレバー23に接触することを防止することができる。
また、左側接続管45には凹部56が形成され、凹部56はシフトレバー23の突出部23Aと対向する位置に配置されている。これにより、凹部56の凹んだ外面と、シフトレバー23の突出部23Aとの間に十分な間隔を確保することができ、左側接続管45がシフトレバー23の突出部23Aに接触することを防止することができる。
また、左側接続管45に平面部54を形成することにより、鞍乗型車両1の旋回時において左側接続管45と地面との距離を大きくすることができる。これにより、鞍乗型車両1の最大バンク角を大きくすることができる。
また、左側接続管45は、右側接続管41よりも横断面の面積が小さい。これにより、左側接続管45を流通する排気に与える抵抗を、右側接続管41を流通する排気に与える抵抗と比較して大きくすることができる。したがって、低負荷時において排気制御弁42の開度を小さくしたときに、背圧を高くすることができ、これにより、低回転時のトルクの低下を抑制することができる。また、左側接続管45を細くすることができ、チャンバ34の左側流出口38の周辺に配置された複数の部品の間隔が狭い場合でも、それら部品間に左側接続管45を通すことができる。
また、左側接続管45は、拡径部55を有しており、チャンバ側の部分よりも左側マフラボディ側の部分の方が横断面の面積が大きい。鞍乗型車両1において、チャンバ側には、マフラボディ側と比較して多くの部品(シフトレバー23、プロップスタンド24等)が配置されている。左側接続管45においてチャンバ側の部分の横断面の面積を小さくすることで、左側接続管45がチャンバ側に設けられた部品と接触することを容易に防ぐことができる。また、左側接続管45において左側マフラボディ側の部分を拡径させることで、排気音質が良くなるように、左側接続管45を流通する排気に加わる抵抗を調節することができる。
また、本発明の実施例の排気装置31では、右側接続管41がチャンバ34の後面に接続され、左側接続管45はチャンバ34の左面に接続されている。これにより、右側接続管41については、チャンバ34の後面から右側マフラボディ61へ右側接続管を全体的に見て略直線状に伸長させることができ、かつ右側接続管41を短くすることができる。したがって、エンジン11の高負荷時に排気制御弁42を大きく開弁させたときに、排気をスムーズに大気へ放出することができる。一方、左側接続管45については、チャンバ34の左面から左側マフラボディ71へ、ドライブチェーン20、シフトレバー23等との接触を避けるように左側接続管45を容易に伸長させることができる。また、左側接続管45を長くすることができ、低負荷時の背圧を高めることができる。
また、本発明の実施例の排気装置31において、チャンバ34の後端がフットレスト21よりも後ろ側に位置している。このようにチャンバ34を後方に伸ばすことでチャンバ34の容積を拡大することができ、チャンバ34による排気音低減効果を高めることができる。
また、左側接続管45とチャンバ34との接続位置はフットレスト21の位置と前後方向において同じである。このように、左側接続管45とチャンバ34との接続位置をチャンバ34の後端よりも前側に設定することにより、チャンバ34の左側流出口38と左側マフラボディ71との間の距離を大きくすることができる。よって、右側接続管41と比較して長い左側接続管45を、チャンバ34の左側流出口38と左側マフラボディ71との間に配置するに当たり、レイアウトの自由度を高めることができる。
また、平面視において、左側接続管45は左右方向にシフトレバー23まで伸長してから湾曲し、その後、後方へ伸長している。このように、左側接続管45は横方向に伸びてから後方に曲がるので、その管長を長くすることができる。
また、本発明の実施例の排気装置31において、右側マフラボディ61は排気の流通方向を反転させる構造を有していない右側内部通路64を備え、左側マフラボディ71は排気の流通方向を反転させる構造を有する左側内部通路74を備えている。このような構成としたから、エンジン11の高負荷時には、排気制御弁42の開度を大きくして主に右側マフラボディ61の右側内部通路64に排気を流通させることで、排気をスムーズに大気へ放つことができる。これにより、エンジン11の出力を増大させることができ、かつ、エンジン11の吹き上がりの良さを表現する魅力的な排気音を創り出すことができる。また、エンジン11の低負荷時には、排気制御弁42の開度を小さくして左側マフラボディ71の左側内部通路74に排気の大部分を流通させることで、背圧を高めることができる。これにより、低回転時のエンジン11のトルクの低下を抑制することができる。
なお、上述した実施例では、左側接続管45において後端部45Bを除く部分を、2枚の板材51、52の接合により形成したが、左側接続管45において、2枚に板材51、52の接合により形成する範囲はこれに限らない。例えば、左側接続管45の全部を2枚に板材51、52の接合により形成してもよいし、左側接続管45の中間部分のみを2枚に板材51、52の接合により形成してもよい。また、上述した実施例では、左側接続管45の前部の横断面形状を非真円形としたが、左側接続管45において横断面形状を非真円形とする範囲はこれに限らない。また、左側接続管45の平面部54や凹部の位置や個数も実施例で述べたものに限定されない。
また、上述した実施例では、左側接続管45に3つの曲げ部を形成する場合を例にあげたが、左側接続管45に形成する曲げ部を2つにしてもよいし、4つ以上にしてもよい。また、左側接続管45に、上方または下方に大きく曲がる曲げ部を形成してもよい。
また、上述した実施例では、排気制御弁42を右側接続管41に取り付ける場合を例にあげたが、本発明はこれに限らない。排気制御弁42を、例えばチャンバ34の右側流出口37、または右側マフラボディ61の内部に設けてもよい。
また、本発明を適用する鞍乗型車両において、エンジンの気筒、排気ポートおよび排気管のそれぞれの個数は4つに限らない。また、鞍乗型車両において、チェーンドライブが右側にある等、部品の配置が上述した実施例における鞍乗型車両1と左右逆の場合には、本発明の排気装置におけるマフラボディおよび接続管の配置を、実施例の排気装置31におけるそれらの配置と左右逆にしてもよい。また、本発明を適用する鞍乗型車両は自動二輪車に限らず、自動三輪車でもよいし、バギー車でもよい。
また、上述した実施例において、排気管32および集合管33が特許請求の範囲に記載の「排気管」の具体例である。また、右側マフラボディ61が特許請求の範囲に記載の「第1のマフラボディ」の具体例であり、左側マフラボディ71が特許請求の範囲に記載の「第2のマフラボディ」の具体例である。また、右側接続管41が特許請求の範囲に記載の「第1の接続管」の具体例であり、左側接続管45が特許請求の範囲に記載の「第2の接続管」の具体例である。また、右側内部通路64が特許請求の範囲に記載の「第1の内部通路」の具体例であり、左側内部通路74が特許請求の範囲に記載の「第2の内部通路」の具体例である。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う鞍乗型車両の排気装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 鞍乗型車両
11 エンジン
15 排気ポート
20 ドライブチェーン
21 フットレスト
23 シフトレバー
24 プロップスタンド
31 排気装置
32 排気管
33 集合管(排気管)
34 チャンバ
41 右側接続管(第1の接続管)
42 排気制御弁
45 左側接続管(第2の接続管)
51、52 板材
54 平面部
55 拡径部
56 凹部
61 右側マフラボディ(第1のマフラボディ)
64 右側内部通路(第1の内部通路)
71 左側マフラボディ(第2のマフラボディ)
74 左側内部通路(第2の内部通路)

Claims (9)

  1. 鞍乗型車両のエンジンの後方に配置されたチャンバと、
    前記エンジンの排気ポートと前記チャンバとを接続する排気管と、
    前記チャンバよりも後ろ側の領域において、前記鞍乗型車両の左側および右側のうちドライブチェーンが配置されていない側に配置された第1のマフラボディと、
    前記チャンバよりも後ろ側の領域において、前記鞍乗型車両の左側および右側のうち前記ドライブチェーンが配置された側に配置された第2のマフラボディと、
    前記チャンバと前記第1のマフラボディとを接続する第1の接続管と、
    前記チャンバと前記第2のマフラボディとを接続する第2の接続管と、
    前記排気ポートから前記排気管、前記チャンバおよび前記第1の接続管を介して前記第1のマフラボディへ流通する排気の流量を制御する排気制御弁とを備え、
    前記第2の接続管の一部または全部は互いに接合された2枚以上の板材により管状に形成され、非真円形の横断面形状を有することを特徴とする鞍乗型車両の排気装置。
  2. 前記第2の接続管は前記第1の接続管よりも横断面の面積が小さいことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の排気装置。
  3. 前記第2の接続管は前記第1の接続管よりも管長が長いことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両の排気装置。
  4. 前記第2の接続管は前記第1の接続管よりも曲がった部分が多いことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両の排気装置。
  5. 前記第2の接続管には凹部が形成され、前記凹部は当該鞍乗型車両に設けられた他の部品と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鞍乗型車両の排気装置。
  6. 前記第2の接続管において、前記チャンバ側の部分の横断面よりも前記第2のマフラボディ側の部分の横断面の方が面積が大きいことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両の排気装置。
  7. 前記第1の接続管は前記チャンバの後面に接続され、前記第2の接続管は前記チャンバの側面に接続されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の鞍乗型車両の排気装置。
  8. 前記チャンバの後端はフットレストよりも後ろ側に位置し、
    前記第2の接続管と前記チャンバとの接続位置は前記フットレストの位置と前後方向において同じであり、
    平面視において前記第2の接続管は左右方向にシフトペダルまで伸長してから湾曲し、その後、後方に伸長していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の鞍乗型車両の排気装置。
  9. 前記第1のマフラボディは、当該第1のマフラボディの前方から当該第1のマフラボディ内に流入した排気を、反転させずに当該第1のマフラボディの後方へ流出させる第1の内部通路を有し、
    前記第2のマフラボディは、当該第2のマフラボディの前方から当該第2のマフラボディ内に流入した排気を、当該第2のマフラボディの後部に導いた後に反転させて当該第2のマフラボディの前部へ導き、さらに反転させて当該第2のマフラボディの後方へ流出させる第2の内部通路を有していることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の鞍乗型車両の排気装置。
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