JP2019015158A - グリストラップの汚れ防止洗浄装置 - Google Patents

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利一 池谷
Riichi Iketani
利一 池谷
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Abstract

【課題】本発明は、飲食店等の厨房に設置されているグリストラップは阻集された油脂分の廃棄方法や清掃が困難で、一般的に清掃作業が放置され汚れて悪臭や、排水詰まりの原因になっています。洗浄剤の噴射により、グリストラップを洗浄することを可能にする汚れ防止洗浄装置を提供する。【解決手段】排水の油脂分を乳化分解する洗浄剤を、グリストラップの内面に、均等に噴射するノズルの付いた洗浄噴射装置によって、厨房業務終了後に、厨房のスッタッフの方が簡易な操作で洗浄可能な、汚れ防止洗浄装置を特徴とする。【選択図】図12

Description

本発明は、飲食店等の厨房のグリストラップの汚れを、界面活性剤と油脂乳化剤と抗菌剤を含む洗浄剤を、噴射用ポンプと組み合わせた洗浄剤噴射装置にて、グリストラップの内壁及び仕切り板に均等に洗浄剤を噴射し、グリストラップの汚れを防止する装置である。
従来のグリストラップに関する洗浄装置は、コンプレッサーで空気を送り込む曝気式の水質浄化を目的とする型式と、油脂乳化剤をポンプ及びコンプレッサーを利用して撹拌して、清掃時の廃液処理の手段としての装置類は知られている。(特許文献1・2参照)
実登3074683 特開2004−237189
これは次のような欠点があった。
厨房の排水に含まれる油脂分を阻集するための、グリストラップの構造は、通常3室に仕切られて、流入側の(第1室)、油脂分阻集の(第2室)、排水側の(第3室)になっています第1室には食材等のカスを捕集する残菜バスケットがあり、日常の清掃は出来ます、第2室及び第3室の水面上部の油脂分の処理は、市販の油脂吸着シートでの処理は可能ですが、グリストラップの内壁や仕切板面に付着した油脂分の除去はできません、又底部に沈殿する食材等のカスも徐々に腐敗し悪臭の原因になります。清掃を専門業者に委託しても、清掃後2〜3日後には汚れが発生し、次の清掃までには汚れきってしまいます。
本発明は、以上のような欠点をなくし、単なる水質浄化ではなく、又汚れてからの清掃でもなく、本装置にて簡易に毎日洗浄することで、グリストラップの汚れを防止する洗浄装置である。
設置するグリストラップの仕切板2枚を取り出してから、噴射装置を組み込み、噴射装置の組み込み後、2枚の仕切り板は戻します。ポンプの電源線は蓋のコンセントボックス(防水仕様)に収納されて、先端はタイマースイッチ側の電源線と接続するプラグが装着されている。グリストラップの蓋には洗浄剤注入用の開口があり、この開口には異物流入防止のゴム弁がある。タイマースイッチには電源用の電線と、コンセントボックス内の電源線に接続する電線があり先端には接続用のコンセントがある。洗浄剤は油脂乳化剤と界面活性剤と抗菌剤を含むもの使用する。
本発明は以上の構成よりなる、グリストラップ汚れ防止洗浄装置である。
本発明を厨房業務の終了時に使用する度に、グリストラップの内壁及び仕切り板の面に付着した油脂分を、洗浄剤の油脂分乳化分解作用で洗浄して、グリストラップ内を腐敗させずに、清浄に維持することが可能になります。又業務終了後や、定休日に清掃業者の清掃時の立ち合いも不要になります。
本発明の斜視図・・噴射用ポンプを取り付けた状態 残菜バスケットを取り出す時の回転噴射部を回転させた状態 蓋6の平面図で上面の図・・防水式コンセントボックスの蓋は閉じた状態。11は洗剤注入口で+の表示はゴム板の切り込みを表示。 蓋6の断面図・・蓋6に取り付けられた防水式コンセントボックスの図 10は排水逆流防止弁 蓋6の下面の図 防水式コンセントボックスの断面図・・洗浄不使用時 ボックスの底部は水が浸入したときに、底部に滞水しないように排水口に下がり勾配を付ける、10は排水逆流防止弁で、排水時は流水により矢印の上方に開き、通常はゴムの弾性により閉じている 防水式コンセントボックスの断面図・・洗浄時 ボックスの蓋を外して、電線を取り出した状態、電線の先端にはコンセントプラグ8がある。 スイッチタイマー4の図・・9は、コンセントボックス側のプラグ8と接続のコンセント コンセントプラグ8とコンセント9の接続の図 12と13の図・・12は水面上に浮く油脂吸着シート(樹脂製)、13は底部に敷く残菜捕集フイルター ゲート弁付の排水継手の図・・洗浄をしていくと排水上面に浮遊する成分が発生するので、それを簡易に排出すためのゲート弁を付けた排水継手。左図が継手の斜視図、右図の上図が通常時で排水は継手の下面から排出、下図がゲート弁を上方に引き上げて水面上の浮遊物を排出。 洗浄装置をグリストラップに設置した図・・断面図 破線は洗浄剤の噴射状況、12は油脂吸着シートの状況、13の表示は省略、2の下側の表示は残菜バスケット(グリストラップの付属品)、8と9を接続します。 洗浄装置をグリストラップに設置した図・・平面図 蓋6は下面側の図、防水式コンセントボックスとポンプの電線の接続状況、13は第2室の底部に敷き、12は排水面に置きます。蓋5は残菜バスケットを取り出す時に開けます。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)設置するグリストラップの寸法に調整した、パイプと継手で構成した噴射装置1
この噴射装置には、内壁及び仕切り板面、底部の洗浄用に、均等に洗浄剤を噴射す るノズルが区部ごとに、噴射角度及び ノズル穴形状を適正に配置してある。
(ロ)噴射装置には(第1室)にある残菜バスケットが容易に取り出せるように、その部 分は回転式2にしてある。
(ハ)噴射装置に、洗浄剤噴射用のポンプ3を取り付ける。
(ニ)ポンプには、電源が必要で、既にグリストラップが設置されている場所は厨房の床 にあるので、そこに電気製品を取り付けると電線が歩行の邪魔になります、そこで 本装置はポンプ上部の蓋6に防水式のコンセントボックス7を取付、洗浄時にコン セント8・9を接続する、不要時は、ボックス7内に電線を収納して蓋を閉めるの で、厨房業務時には邪魔になりません、このボックスは蓋が防水式で、万一ボック ス内に水が流入しても、排水穴があり水は排出されます、この排水穴にはゴム製の 逆流防止弁10があり、万が一、グリストラップ内の排水が上昇して、ボックスに 達しても水圧によりゴム弁が遮断するので排水は侵入しません。
(ホ)この蓋6は、洗剤注入用の注入口11があり注入口には異物流入防止、及び臭気防 止のゴム弁があります。
(ヘ)(第2室)は油脂を阻集する区部で、ここの水面上部には、樹脂製の油脂吸着シー ト 12、底部には食材等(沈殿する物質)のカスを捕集するネット状のフィルタ ー13を敷く。上面の油脂吸着シート12は、含まれた油脂を洗浄後も界面活性剤 の泡で包み込み、乳化作用を長時間持続させるためのものである。底部のフィルタ ー13は、(第1室)の残菜バスケットを通過した小さい食材カスを捕集して、腐 敗の予防と、噴射装置のノズルの詰まりを防止するためのものである。
(ト)(第3室)の排水接続口にある排水継手は、下水管に繋がるため、臭気防止のため 、継手の流入口は下面になり、通常は上面から30mm程度水中にあるため、ここ の上面にも油脂分が阻集されます、洗浄剤により乳化された油脂分は分解後、上面 に浮遊しています、状況により、油脂分解された浮遊物を排出するときに、ゲート 弁付の排水継手14で簡易に排出することができます。
本発明は以上のような構造である。
これを使用するときは、蓋5を開けて、(第1室)にある噴射装置1の回転ノズル2を回転させ下にある残菜バスケットを取り出し食材等のカスを清掃して、元の位置に戻します、次にコンセントボックス7の蓋を開けて中から、プラグ8を取り出し、タイマースイッチ4側のコンセント9に接続する、次に洗浄剤注入口11より洗浄剤を注入して、タイマースイッチ4のツマミを設定して、電源が入り、設定時間の洗浄運転を始めます、設定時間後に、電源は自動に遮断されて終了となります。排水量の多い飲食店は状況に応じて、洗浄の回数を多くして調整をします。状況により、(第2室)の油脂吸着シート12の洗浄・交換及び底部の残菜フィルター13の洗浄は必要になります。
(第3室)の上面に油脂分解後の浮遊物が多いときは、流し台より水を流しながら、排水継手のゲート弁14を上に引き上げて排水できます。
1 噴射装置、 2 回転ノズル、 3 噴射ポンプ、4 タイマースイッチ
5 蓋(第1室側)、 6 蓋(第3室側)、 7防水式コンセントボックス
8 コンセントプラグ、 9 コンセント、 10 逆流防止弁、11洗浄剤注入口、
12 油脂吸着シート、 13 残菜捕集フィルター、14 ゲート弁付排水継手

Claims (3)

  1. 防水式コンセントボックスと洗浄剤の注入口の付いた、グリストラップの蓋。
  2. パイプ及びチューブと継手の構成、及びパネル等に、噴射用ノズルを設け、一端に回転式噴射部のある、ポンプ付噴射装置。
  3. 排出用弁付の排水継手。
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