JP2003033778A - グリストラップ攪拌浄化装置 - Google Patents

グリストラップ攪拌浄化装置

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JP2003033778A
JP2003033778A JP2001260467A JP2001260467A JP2003033778A JP 2003033778 A JP2003033778 A JP 2003033778A JP 2001260467 A JP2001260467 A JP 2001260467A JP 2001260467 A JP2001260467 A JP 2001260467A JP 2003033778 A JP2003033778 A JP 2003033778A
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Japan
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grease trap
stirring
grease
stored water
oil
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JP2001260467A
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English (en)
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Shintaro Takenaka
伸太郎 竹中
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Shinyoh Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinyoh Industries Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Sewage (AREA)
  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油脂含有排水の油脂分は分解不能の為、油脂
分離槽で油脂分を分離させて排水する中で、完全分離不
能、分離油脂分の焼却処分に依る環境悪化、油脂分離槽
清浄コストの増大。 【解決手段】 油脂含有排水に含有油脂成分をミクロン
微細化させる界面活性剤を添加攪拌、表面積拡大した油
脂分に油脂分解酵素群、油脂分解微生物を添加して攪拌
する事によって、油脂含有排水の発生者自体で油脂分解
消滅させる事によりメンテナンス消滅等のランニングコ
スト削減を含め多大の利点を生みだした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地球環境保全の目
的で、家庭用から業務用、船舶用等のあらゆる分野で、
可能な限り省エネルギーをもっとうに、自然の法則に基
づいたバイオテクノロジーによって、人間社会生活から
発生する油脂含有排水の含有油脂を分解消滅させるもの
である。
【0002】特に、食品関連事業社における油脂含有排
水は、発生事業者施設の油脂分離槽によって分離した所
で、分離した油脂分の産業廃棄物処理業者に委託処理を
依頼しても、その廃棄物処理の結果責任を負うものであ
ることから厳重に末端処理まで管理し、しかも、環境行
政の観点から今後高騰するであろう産業廃棄物処理事業
社への委託処理費用よりも、遥かに安いランニングコス
トで処理を行なうべきである。
【0003】
【従来の技術】諸外国、特に米国では、生ごみ等の有機
廃棄物は厨房等のシンクでディスポザーによって加水破
砕されてそのまま公共下水道に排出されているが、それ
も今日では限界に来ており、わが国では生ごみ等の有機
廃棄物をディスポーザーで破砕してそのまま公共下水に
排出することや、油脂含有排水をその儘公共下水に排水
する事は禁止状況にあり、したがってグリストラップに
よって油脂分を削減した排水を公共下水処理施設に放流
する事となっている。
【0004】しかし、食品加工業、或はレストランの様
な食品加工販売業種では、店舗工場の設置段階で投資金
額の観点から単に設置名目的な処理能力不足のグリスト
ラップを設置して営業を行なっているものが殆どであ
る。
【0005】その為に、公共下水への油脂分の流入、或
は頻繁にグリストラップの油脂清掃除去作業に追われ、
特に多店舗企業では年間に莫大な金額を浪費しているの
が現状である。
【0006】この問題点は、事業者自体の投資金額の削
減意識もあるが、それよりも、食品加工機器類製造業者
の環境関連における配慮可能な機器開発技術力に劣り、
ましてや、それを設計する業者においても、設置機器性
能を含む知識に乏しい問題点が存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】グリストラップ能力不
足の油脂分離による、油脂含有排水の公共下水への排水
を抑制する為の機構を開発する。
【0008】グリストラップ能力不足の油脂分離によ
る、油脂含有排水の分離油脂の撤去メンテナンス費用の
削減をおこなう。
【0009】グリストラップ能力不足の油脂分離による
油脂含有排水を、発生者責任での油脂物質分離消滅処理
を行ない、公共下水処理上での負担軽減を計る。
【0010】
【課題を解決する手段、及び発明の実施の形態】より簡
単に、より低廉価格で、無臭で半永久的にメンテナンフ
リーのグリストエアップとして、次の通り構成した。
【0011】既存の工場或は店舗は設備配置が完了済で
ある事から、現有のグリストラップの殆どが狭隘な場所
の床下、或は通路の下に設置されており、床上に突起す
る事は僅かな突起しか許容されず、通路の地下に設置の
グリストラップの場合は全く突起設置物は不可能であ
る。
【0012】このことから、全機構をグリストラップ内
に装填の場合と、僅かな容積の攪拌駆動機部位のみの突
起設置の2種に分けた。
【0013】又、排水に混入の油脂物質をはじめ必然的
混入の有機物等の人為的分解を幇助する為の油脂のミク
ロン単位微細分子への変換の界面活性処理剤と油脂分解
をはじめ各種酵素によって1次処理を行なう為、排水混
入の油脂及び有機物分解処理剤のタンク設置場所は遠隔
場所から移送ポンプによって添加が可能である事から如
何なる施設でも対応が可能である。
【0014】2次的処理は、油脂物質のミクロン粒子変
換によって表面積を可能な限り増大し、自然界存在の油
脂分解微生物によって自然分解させることによって環境
への配慮を行なっている。
【0015】特に食品加工業の油脂含有排水には有機物
が必然的に含有されており、その意味で、微生物に依る
有機物分解剤を、又、これも分解速度を早める為には、
蛋白質、澱粉、繊維素、等の分解酵素の添加攪拌を行な
うこともある。
【0016】攪拌の目的は、各種分解目的で添加した処
理剤の均等混合の意味もあるが、別途油脂分解過程で生
じる上部浮遊油脂物質の攪拌による分解促進と、気中酸
素接触供給による無臭化分解も果たす事となり、場合に
よっては有形有機物混入の場合の攪絆破砕の目的をも持
つことがある。
【0017】
【実施例】以下実施例を、請求項によって説明する。
【0018】「請求項1」を「図1」「図2」によって
説明すれば、グリストラップ本体(1)の脱着蓋(2)
の槽内に、厨房等の排水管から、業種によって濃度の差
があるが油脂を含む排水が流入される。
【0019】貯留水攪拌装置本体(3)の貯留水攪拌駆
動機(4)は、グリストラップ本体(1)内の、湿度の
高い槽内に設置される為、密閉の機器ハウジング(5)
によって防水格納されて設置され、貯留水攪拌駆動機
(4)の軸は軸接続金物(6)と上部攪拌軸受け
(7)、及び防水シール(8)経由で、単数又は複数の
攪拌翼(9)が装着された攪拌軸(10)と結属され、
回転攪拌稼動する。
【0020】単数又は複数装着の攪拌翼(9)の位置
は、グリストラップ本体(1)の貯留水容量による水位
変化を、又グリストラップの槽内容積の差がある事を考
慮して、場合に依っては夫々攪拌軸(10)のどの高さ
位置にもスライド設定可能な構造状態で装着されて回転
攪拌する方式も、後述の請求港にある。
【0021】貯留水攪拌装置脚(11)の上端は貯留水
攪拌装置本体(3)上板に固着され、貯留水攪拌装置脚
(11)の上端は、攪拌軸(10)の下端と結続の下部
攪拌軸受け(12)が装着されている底板に固着され
る。
【0022】グリストラップホンタイ(1)に流入の油
脂含有排水に、親水性と親油性をもった界面活性剤添加
によって油脂物質をミクロン単位に微細分子に変換させ
た上で、油脂分解酵素によって初期分解を行ない、自然
界存在油脂分解微生物によって油脂分解を促進させる
為、貯留槽攪拌装置本体(3)とは別途設置で、油脂分
解バイオ剤が単独種類毎、又は複数装填されたバイオタ
ンク(13)が設置され、併設のバイオポンプ(14)
によってグリストラップ本体(1)内に添加されて攪拌
する。
【0023】厨房排水等の排水含有油脂量が多大の様な
場合は、油脂分解微生物を別途に併設のバイオポンプ
(14)によってグリストラップ本体(1)内に添加さ
れて攪拌することもある。
【0024】貯留水攪拌駆動機(4)の稼動時間と油脂
分解処理の各種処理剤の添加時間と量は、グリストラッ
プ本体(1)の大きさと油脂含有排水の流入量との兼ね
合いで、電気制御盤の時間設定タイマーによって任意に
時間設定可能としたものである。
【0025】「請求項2」を「図3」「図4」によって
説明すれば、グリストラップ本体(1)が余りにも小さ
く、貯留水攪拌装置本体(3)がグリストラップ本体
(1)の内部に装填不能な場合があり、脱着蓋(2)の
上部に貯留水攪拌駆動機(4)を設置して攪拌翼(9)
付きの攪拌軸(10)が、グリストラップ本体(1)内
に挿入されて回転攪拌する本発明の形状であり、その機
能性は「請求項1」と同様である。
【0026】「請求項3」を「図5」「図6」によって
説明すれば、グリストラップ本体(1)が大きな処理槽
の為に機構的に貯留水攪拌装置本体(3)が大きくなる
事から、貯留水攪拌装置本体(3)全体をグリストラッ
プ本体(1)内の貯留排水上に浮き(18)によって浮
遊させて攪拌するものであり、貯留水攪拌装置本体
(3)の浮遊回転を防止する為に、一例として伸縮可能
な攪拌装置回り止め調整棒(19)を装着したが、簡単
なチェーン、ロープ等に依る回転防止固締の方法も実施
し、効果の確認も行なった。
【0027】「請求項4」を「図7」「図8」によって
説明すれば、既存のグリストラップ本体(1)の機能改
善に、貯留水攪拌装置本体(3)だけを既存のグリスト
ラップ本体(1)に装填使用する場合、グリストラップ
本体(1)の貯留水位がグリストラップ本体(1)のメ
ーカーによって異なる為に、貯留水攪拌装置本体(3)
の貯留水内装填の場合に、貯留水攪拌装置本体(3)の
高さ調整目的で、貯留水攪拌装置脚(11)を伸縮自在
にしたもので、高さ調整に合ったボールトアジャスター
を装着したものであり、攪拌翼(9)をグリストラップ
本体(1)の底近くに設置する為に、攪拌軸(10)を
も伸縮自在にしたもので、沈殿浮遊物が多い時に使用す
ることによって効果の増大を計った。
【0028】「請求項5」を「図9」「図10」によっ
て説明すれば、既存のグリストラップ本体(1)の機能
改善に、貯留水攪拌装置本体(3)だけを既存のグリス
トラップ本体(1)に装填使用する場合、グリストラッ
プ本体(1)の貯留水位がグリストラップ本体(1)の
メーカーによって異なる為に、貯留水攪拌装置本体
(3)の貯留水内装填の場合に、貯留水攪拌装置本体
(3)の高さ調整目的で、貯留水攪拌装置脚(11)を
伸縮自在にしたもので、高さ調整に合ったボールトアジ
ャスターを装着したものであり、製作費用のコスト削減
によるもので、グリストラップ本体(1)の底部にあま
り沈殿物が多く無い場合に適する。
【0029】「請求項6」を「図9」、乃至「図2
2」、によって説明すれば、既存のグリストラップ本体
(1)機能改善に、貯留水攪拌装置本体(3)だけを既
存のグリストラップ本体(1)に装填使用する場合、グ
リストラップ本体(1)の貯留水位がグリストラップ体
(1)のメーカーによって異なる為に、貯留水攪拌装置
本体(3)の攪拌翼の有効位置保持の為に、貯留水位と
の関係で攪拌翼(9)の位置調整が可能な様に、攪拌軸
(10)に添って位置スライドが可能な様に、構成され
た者である。
【0030】「請求項7」を「図11」乃至「図22」
によって説明すれば、攪拌翼(9)の回転による貯留水
内の流入有機物の破砕をも兼ねて、食品加工業種の様に
排水中の有形生ごみ等が多い場合、及び分離浮上油脂物
質が多く発生する場合は、有形有機物質の分解促進の為
の攪拌で、有機物破砕刃付き攪拌翼(19)による表面
積の拡大、貯留排水の回転攪拌によって、有機物質の水
中分解の促進を計るものである。
【0031】「請求項8」は、攪拌翼(9)の回転によ
る貯留水の攪拌方向は、中華料理、或は油脂に依る加工
業種の様に排水含有油脂物質が多く、分離浮上油脂物質
が多く、又食品加工、或は洗浄による有機物の流入が多
く発生する場合は油脂物質の分解促進と同時に沈殿有機
物の有機物分解の為に、貯留水の攪拌方向は貯留排水面
の底方向への引き込み回転攪拌によって、浮遊油脂分の
水中分解の促進を計るものである。
【0032】「請求項9」は、攪拌翼(9)の回転によ
る貯留水の攪拌方向は、中華料理、或は油脂に依る加工
業種の様に排水含有油脂物質が多く、分離浮上油脂物質
が多く、又食品加工、或は洗浄による有機物の流入が多
く発生する場合は油脂物質の分解促進と同時に沈殿有機
物の有機物分解の為に、貯留水の攪拌方向は貯留排水面
の底方向への引き込み回転攪拌と同時に、沈殿物質の分
解促進を含めて貯留排水の上昇回転の交互に攪拌回転に
よって、水中分解の促進を計るものである。
【0033】「請求項10」を「図11」乃至「図2
2」によって説明すれば、攪拌翼(9)の形状が、ステ
ンレス板等の平板をカッティングして2枚翼、或は複数
翼とし、夫々の翼に傾斜角度を付けた平板傾斜攪拌翼
(20)で、グリストラップ内の水位によっては攪拌軸
(10)に、上下複数の攪拌翼(9)を設置することも
あり、攪拌軸(10)上で任意の位置にスライド固定す
ることも行なったものである。
【0034】「請求項11」を「図11」乃至「図2
2」によって説明すれば、攪拌翼(9)の形状が、ステ
ンレス板等の平板をカッティングして2枚翼、或は複数
翼とし、有機物の破砕効率向上の為に、夫々の翼の周囲
には鋭利な刃を持たせて傾斜角度を付けた有機物破砕刃
付き攪拌翼(19)、或は傾斜角度の無い平板刃の有機
物破砕刃付き攪拌翼(19)で、グリストラップ内の水
位によっては攪拌軸に上下複数の攪拌翼を設置すること
もあり、攪拌軸(10)上で任意の位置にスライド固定
することも行なった。
【0035】「請求項12」を「図23」乃至「図2
6」によって説明すれば、攪拌翼(9)が、螺旋形攪拌
翼(21)で、攪拌軸(10)の下部又は中部、或は上
部の一部に設置の場合と、上下複数部位翼とし、又は攪
拌軸全長に装着した場合とも、機能性は抜群であった。
【0036】「請求項13」を「図22」乃至「図2
6」によって説明すれば、攪拌翼(9)が、螺旋形攪拌
翼(21)で、攪拌翼(9)、又は攪拌軸(10)の一
部に破砕刃を設置し、有機物の分解促進の為に破砕刃翼
を装着したもので、その破砕効果は攪拌翼による貯留排
水の対流と相まって抜群の効果があった。
【0037】「請求項14」を「図9」によって説明す
れば、厨房等の油脂含有度の高い排水がグリストラップ
本体(1)内に流入する場合は、グリストラップ本体
(1)の各槽に貯留水攪拌装置本体(3)を設置し、尚
バイオポンプ(14)によって貯留水攪拌装置本体
(3)を設置した各槽に、油脂分解バイオ剤、及び必要
によっては有機物分解バイオ剤の添加をし、排水処理の
万全を記するものである。
【0038】
【発明の効果】本発明は、油脂分離槽の油脂分を、単な
る分離して最終処分での焼却処理等に依るグローバルな
環境汚染を防止するもので、可能な限り発生者自身によ
って油脂の分解消滅を計るものである。
【0039】従って、油脂を分離廃棄するものでなく、
排水含有油脂を各種油脂分解処理剤の添加攪拌によっ
て、分解処理剤の機能向上を計り、ひいては発生者によ
って排水含有油脂分子を、油脂分離槽内で極限まで分解
容易な状態に持って行き、浄化槽等の浄水装置までで、
我が国規定のノルマンヘキサン数値以内をを保持するも
のである。
【0040】この貯留水攪拌装置を設置した油脂分離槽
の内壁は、正転、逆転攪拌によって生じる水面レベルの
変化によっての水流摩擦で、その水流摩擦面レベル以下
内壁は全く常に清浄化されており、従って、これ以後の
排水管経路は清浄を保ち、管内洗浄清掃の高価なメンテ
ナンスの必要性は永久に無くなった。
【0041】排水中の含有油脂分をミクロン粒子に変え
る事によって、従来の油脂分解バイオ剤の全ての種類の
効果発揮に大きく貢献し、従来の単なる油脂分解剤のみ
を添加投入しても全く効果が無かったものが、この油脂
分子のミクロン化によって分解の促進が大きく変化し
た。
【0042】従来の油脂分離槽は、その使用事業者の諭
旨含有排水量と見合う処理能力のものが非常に少なく、
分離固形化した油脂分を含めて沈殿物等の排出メンテナ
ンスが頻繁に行なわれており、年間に支出するメンテナ
ンス費用は膨大なものとなっているが、本発明によっ
て、油脂分の分解が可能となった現在、油脂分離槽の固
形化物を含めてメンテナンス費用は1年に1回の機器点
検のみであった。
【0043】又、従来の油脂分離槽は、空気供給装置に
よって排水貯留槽内に空気を送っている為に、食品加工
販売店舗等の厨房、或は、厨房に隣接するバックヤード
に設置している場合は、加圧空気供給に依る臭気を持っ
た漏洩空気によって臭気が充満し、その為に夜間の一定
時間のみの空気供給としている場合が多い為、油脂分離
槽の機能弱体に輪を掛けて日中の機能発揮が不能となっ
ている。
【0044】攪拌の時間も原則として30分に3分前後
の攪拌稼動から、電力も非常に小さく、ランニングコス
トは微小に止まっている。
【0045】貯留水攪拌駆動機については、油脂分離槽
内に本体全部を投入設置の場合は、安全の為に、直流1
2V,又は24V電圧とする事によって、電気感電事故
防止が出来、又直流モーターのトルクの大きさと共に、
高回転数によって攪拌効果も増進される。
【0046】油脂含有排水の油脂分子をミクロン粒子に
変換する事によって、油脂分解酵素、油脂分解微生物と
の相乗効果によって油脂分解の飛躍的分解促進が可能と
なったが、同時に、ノルマンヘキサンの数値が極微量に
なった事から、公共下水場の排水処理能力に余裕が出来
るものと推察する。
【0047】本発明は、既存の如何なる形状の油脂分離
槽にも投入設置が可能な様に、非常にコンパクトに、又
シンプル化によって廉価に製造が可能であり、今後の環
境保全に大きく貢献するものと推察する。
【図面の簡単な説明】
【図1】グリストラップ内に投入設置された、油脂分離
槽攪拌浄化装置の側面断面である。
【図2】グリストラップ内に投入設置される、油脂分離
槽攪拌浄化装置の上視形状図である。
【図3】グリストラップの脱着蓋上に駆動装置を設置し
た、油脂分離槽攪拌浄化装置の側面断面である。
【図4】グリストラップの脱着蓋上に駆動装置を設置し
た、油脂分離槽攪拌浄化装置の上視形状図である。
【図5】グリストラップ内に投入浮遊設置された、油脂
分離槽攪拌浄化装置の側面断面である。
【図6】グリストラップ内に投入浮遊設置される、油脂
分離槽攪拌浄化装置の上視形状図である。
【図7】グリストラップ内に投入設置された、中空管内
格納高さ調整脚と、中空管伸縮自在調整攪拌軸を持った
油脂分離槽攪拌浄化装置の側面断面図である。
【図8】グリストラップ内に投入設置された、中空管内
格納高さ調整脚と、中空管伸縮自在調整攪拌軸を持った
油脂分離槽攪拌浄化装置の上視形状図である。
【図9】グリストラップ内に投入設置された、中空管内
格納高さ調整脚を持った油脂分離槽攪拌浄化装置の側面
断面図である。
【図10】グリストラップ内に投入設置された、中空管
内格納高さ調整脚を持った油脂分離槽攪拌浄化装置の上
視形状図である。
【図11】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の左右対象攪拌
翼の側面断面図である。
【図12】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の左右対象攪拌
翼の上視形状図である。。
【図13】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の前後左右対象
攪拌翼の側面断面図である。
【図14】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の前後左右対象
攪拌翼の上視形状図である。
【図15】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された有機物破砕刃付き攪拌
翼の左右対象攪拌翼の側面断面図である。
【図16】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された有機物破砕刃付き攪拌
翼の左右対象攪拌翼の上視形状図である。
【図17】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の巴形左右対象
攪拌翼の側面断面図である。
【図18】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の巴形左右対象
攪拌翼の上視形状図である。
【図19】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の巴形前後左右
対象攪拌翼の側面断面図である。
【図20】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の巴形前後左右
対象攪拌翼の上視形状図である。
【図21】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の巴形左右対象
2段重ね攪拌翼の側面断面図である。
【図22】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の巴形左右対象
2段重ね攪拌翼の上視形状図である。
【図23】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の螺旋形状攪拌
翼で、有機物破砕刃付き螺旋形攪拌翼が設置された側面
断面図である。
【図24】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の螺旋形状攪拌
翼で、有機物破砕刃付き螺旋形攪拌翼が設置された上視
形状図である。
【図25】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の螺旋形状攪拌
翼で、平板有機物破砕刃が設置された側面断面図であ
る。
【図26】グリストラップ内に設置された油脂分離槽攪
拌浄化装置の攪拌軸に設置された攪拌翼の螺旋形状攪拌
翼で、平板有機物破砕刃が設置された上視形状図であ
る。
【符号の説明】
1 グリストラップ本体 2 脱着蓋 3 貯留水攪拌装置本体 4 貯留水攪拌駆動機 5 機器ハウジング 6 軸接続金物 7 上部攪拌軸受け 8 防水シール 9 攪拌翼 10 攪拌軸 11 貯留水攪拌装置脚 12 下部攪拌軸受け 13 バイオタンク 14 バイオポンプ 15 浮き 16 攪拌装置回り止め調整棒 17 中空管内格納高さ調整脚 18 中空管伸縮自在調整攪拌軸 19 有機物破砕刃付き攪拌翼 20 平板傾斜攪拌翼 21 螺旋形攪拌翼 22 有機物破砕刃付き螺旋形攪拌翼

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリストラップ本体(1)には脱着蓋
    (2)が装着され、槽内に、厨房等の排水管がら油脂を
    含む排水が一定量水位を保って貯留され、逐次流入する
    油脂含有排水は、導入量に従って浄化槽或は公共下水等
    に放流される。貯留水攪拌装置本体(3)の貯留水を攪
    拌する貯留水攪拌駆動機(4)は交流又は直流駆動機
    で、グリストラップ本体(1)の槽内部に投入設置して
    使用する場合は安全の為に可能な限り直流12V,又は
    24V電圧とし、密閉の機器ハウジング(5)によって
    防水格納されて設置され、貯留水攪拌駆動機(4)の軸
    は軸接続金物(6)と上部攪拌軸受け(7)、及び防水
    シール(8)経由で、攪拌翼(9)が装着された攪拌軸
    (10)と結属される。貯留水攪拌装置脚(11)の上
    端は、貯留水攪拌装置本体(3)上板に固着され、 貯
    留水攪拌装置脚(11)の下端は、攪拌軸(10)下端
    と結続の下部攪拌軸受け(12)が装着されている底板
    に固着される。油脂含有排水の自然分解を速やかにする
    為、親水性と親油性両者効用を持った界面活性剤によっ
    て排水含有油脂をミクロン微細分子に変換させた上で、
    油脂分解酵素と自然界存在の油脂分解微生物によって油
    脂を分解する為に、貯留水攪拌装置装置本体(3)とは
    別途設置で、油脂分解バイオ剤が単独種類毎、又は複数
    のバイオタンク(13)が設置され、併設のバイオポン
    プ(14)によってバイオ剤がグリストラップ本体
    (1)内の槽内に添加されて攪拌される。貯留水攪拌駆
    動機(4)の稼動時間と油脂分解処理のバイオ剤の添加
    時間と量は、グリストラップ本体(1)の大きさと含有
    排水の流入量との兼ね合いで、電気制御盤の時間設定タ
    イマーによって設定する、グリストラップ排水貯留槽攪
    拌浄化装置。
  2. 【請求項2】 グリストラップ本体(1)の脱着蓋
    (2)の上部に、貯留水攪拌駆動機(4)が設置された
    請求項1記載の、グリストラップ排水貯留槽攪拌浄化装
    置。
  3. 【請求項3】 グリストラップ本体(1)内に投入設置
    された貯留水攪拌装置本体(3)が、浮き(15)によ
    って貯留水に浮遊して攪拌稼動し、貯留水攪拌装置本体
    (3)自体の水面上での回転防止の為、攪拌装置回り止
    め調整棒(16)が装着される場合もある、請求項1記
    載の、グリストラップ排水貯留槽攪拌浄化装置。
  4. 【請求項4】 貯留水攪拌装置脚(11)、及び攪拌軸
    (10)が、夫々中空管内格納高さ調整脚(17)と中
    空管伸縮自在調整軸(18)によって貯留水攪拌装置本
    体(3)自体の高さ調整が可能な請求項1記載の、グリ
    ストラップ排水貯留槽攪拌浄化装置。
  5. 【請求項5】 貯留水攪拌装置脚(11)が、中空管内
    格納高さ調整脚(17)によって貯留水攪拌装置本体
    (3)自体の高さ調整が可能な請求項1記載の、グリス
    トラップ排水貯留槽攪拌浄化装置。
  6. 【請求項6】 単数又は複数装着の攪拌翼(9)の位置
    が、グリストラップ本体(1)の貯留水容量による水位
    変化を考慮して、夫々攪拌軸(10)の、どの高さ位置
    にもスライド設定可能な構造状態で装着されて回転攪拌
    する、請求項1乃至5記載の、グリストラップ排水貯留
    槽攪拌浄化装置。
  7. 【請求項7】 単数又は複数装着の有機物破砕刃付き攪
    拌翼(19)の位置が、グリストラップ本体(1)の貯
    留水容量による水位変化を考慮して、夫々攪拌軸(1
    0)の、どの高さ位置にもスライド設定可能な構造状態
    で装着されて回転攪拌する、請求項1乃至5記載の、グ
    リストラップ排水貯留槽攪拌浄化装置。
  8. 【請求項8】 攪拌回転方向が、グリストラップ本体
    (1)の貯留水面に浮遊油脂含有物が多く有る場合で
    は、貯留水の表面を攪拌軸の下部方向に引き込む回転方
    向の請求項1乃至7記載の、グリストラップ排水貯留槽
    攪拌浄化装置。
  9. 【請求項9】 グリストラップ本体(1)底部に有機物
    等の沈殿物が多く、水中浮遊異物が多く存在する場合
    は、一定時分毎に回転方向の変換をすることにより攪拌
    翼絡みつき防除、及び底部有機物破砕或は分解促進の目
    的で、正転及び逆転を行なう請求項1乃至7記載の、グ
    リストラップ排水貯留槽攪拌浄化装置。
  10. 【請求項10】 攪拌翼(9)が平板傾斜攪拌翼(2
    0)の請求項1乃至8記載の、グリストラップ排水貯留
    槽攪拌浄化装置。
  11. 【請求項11】 攪拌翼(9)が平板傾斜攪拌翼(2
    0)で、有機物破砕刃付き攪拌翼(19)の請求項1乃
    至8記載の、グリストラップ排水貯留槽攪拌浄化装置。
  12. 【請求項12】 攪拌翼(9)が螺旋形攪拌翼(21)
    の請求項1乃至8記載の、グリストラップ排水貯留槽攪
    拌浄化装置。
  13. 【請求項13】 攪拌翼(9)が螺旋形攪拌翼(21)
    で、有機物破砕刃付き螺旋形攪拌翼(21)の請求項1
    及び12記載の、グリストラップ排水貯留槽攪拌浄化装
    置。
  14. 【請求項14】 貯留水攪拌装置本体(3)が、グリス
    トラップ本体(1)の、複数の槽に装填される請求項1
    及び13記載の、グリストラップ排水貯留槽攪拌浄化装
    置。
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