JP2019013069A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナルに端子を良好に接続できるモータを提供する。【解決手段】ハウジングケース41は、ブラシホルダにて保持された給電ターミナル23の先端部が挿入された基板収容凹部46を有する。回路基板の端子73は、基板収容凹部46の内部で給電ターミナル23に電気的に接続される。給電ターミナル23は、直線的に延びる端子接続部23aを有し、端子73は、端子接続部23aの延びる方向に対して交差する方向から端子接続部23aに接続される。ハウジングケース41は、端子接続部23aを基板収容凹部46に配置するべく給電ターミナル23が挿通されたターミナル挿入口51と、基板収容凹部46の内部でターミナル挿入口51側から給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなる案内部61とを有する。【選択図】図4
Description
本発明は、モータに関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載されているように、モータには、回転子を収容する有底筒状のヨークハウジングと、回転子の回転を減速して出力する減速機構を収容するハウジングケースとが連結された構成のものがある。このようなモータでは、回転子に給電するための給電ブラシを備えたブラシ装置がヨークハウジングの開口部に嵌合された状態で配置されている。また、このようなモータには、給電ブラシに電気的に接続された給電ターミナルの少なくとも一部がハウジングケースの内部に配置され、外部の電源装置に接続される端子を備えた回路基板をハウジングケースに対して組み付けると同時に、ハウジングケースの内部で給電ターミナルに端子が接続されるようになっているものがある。
このようなモータでは、給電ターミナルにおけるハウジングケースの内部に配置される部分の長さを長くすることにより、同給電ターミナルにおいて回路基板に設けられた端子を接続可能な部位を広くすることができる。即ち、給電ターミナルの長さを長くすることにより、回路基板に対する端子の配置位置の自由度を高めることができる。
ところで、端子は、回路基板をハウジングケースに対して組み付けると同時に、給電ターミナルにおけるハウジングケースの内部に配置された部分に接続される。そのため、端子を給電ターミナルに良好に接続するために、給電ターミナルには、ハウジングケースの内部において高い位置精度が要求される。
しかし、回路基板に対する端子の配置位置の自由度を高めるために給電ターミナルの長さを長くすると、給電ターミナルの寸法精度が出難くなってしまう。また、給電ターミナルをブラシ装置やハウジングケースに保持させる際に、給電ターミナルが変形しやすくなってしまう。
そのため、給電ターミナルをブラシ装置やハウジングケースに保持させた後に、給電ターミナルの形状を整えることにより同給電ターミナルの寸法精度を高める寸法出し工程を行っていた。これにより、ハウジングケースの内部における給電ターミナルの位置精度を高めていた。しかしながら、寸法出し工程を行うことにより工数が増えてしまうという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナルに端子を良好に接続できるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、内側に回転子を収容した有底筒状のヨークハウジングと、前記回転子に給電するための給電ブラシ及び前記給電ブラシに電気的に接続された給電ターミナルを保持し前記ヨークハウジングの開口部に嵌入されたブラシホルダと、前記給電ターミナルの先端部が挿入された基板収容凹部を有するとともに、前記回転子の回転を減速する減速機構を収容し前記ヨークハウジングの開口部に連結されたハウジングケースと、前記基板収容凹部の内部で前記給電ターミナルに電気的に接続される端子を有し前記基板収容凹部に収容された回路基板と、を備え、前記給電ターミナルは、直線的に延び前記基板収容凹部に配置される端子接続部を有し、前記端子は、前記端子接続部の延びる方向に対して交差する方向から前記端子接続部に電気的に接続された二股端子であり、前記ハウジングケースは、前記端子接続部を前記基板収容凹部に配置するべく前記給電ターミナルが挿通されたターミナル挿入口と、前記基板収容凹部の内部で前記ターミナル挿入口側から前記給電ターミナルの先端側に向かうにつれて前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の前記端子接続部との間の距離が徐々に短くなる案内部とを有する。
この構成によれば、基板収容凹部の内部に設けられた案内部は、ターミナル挿入口側から給電ターミナルの先端側に向かうにつれて端子接続部の延びる方向と直交する方向の端子接続部との間の距離が徐々に短くなるように形成されている。従って、給電ターミナルの端子接続部をターミナル挿入口から基板収容凹部の内部に挿入する際、端子接続部を案内部によって基板収容凹部内の所望の配置位置の方へ導くことが可能である。よって、給電ターミナルの寸法精度が低い場合であっても、案内部によって基板収容凹部内における端子接続部の位置精度を高めることができるため、端子接続部が、当該端子接続部に接続される端子から離れた位置に配置されることが抑制される。このように、案内部によって端子接続部を端子が接続可能な位置に案内することが可能であるため、給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナルに端子を良好に接続できる。
上記モータにおいて、前記案内部は、前記端子接続部における前記端子が接続される端子接続位置よりも前記給電ターミナルの基端側に位置することが好ましい。
この構成によれば、給電ターミナルは端子接続位置よりも基端側で案内部に案内された状態となるため、同給電ターミナルの端子接続部は、案内部が端子接続位置よりも給電ターミナルの先端側に位置する場合に比べて、端子が接続可能な位置に配置されやすくなる。従って、案内部によって端子接続部を端子が接続可能な位置に案内しやすくなる。
この構成によれば、給電ターミナルは端子接続位置よりも基端側で案内部に案内された状態となるため、同給電ターミナルの端子接続部は、案内部が端子接続位置よりも給電ターミナルの先端側に位置する場合に比べて、端子が接続可能な位置に配置されやすくなる。従って、案内部によって端子接続部を端子が接続可能な位置に案内しやすくなる。
上記モータにおいて、前記ハウジングケースは、前記基板収容凹部の内部に、前記端子接続部における前記端子が接続される端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位と前記端子接続部の延びる方向と直交する方向に対向し前記端子接続部における前記端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位の前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の位置を規制する規制部を有することが好ましい。
この構成によれば、端子接続部における端子接続位置よりも給電ターミナルの先端側の部位は、端子接続部の延びる方向と直交する方向の位置が規制部によって規制される。従って、規制部によって基板収容凹部内での端子接続部の位置精度を高めることができるため、端子接続部が、当該端子接続部に接続される端子から離れた位置に配置されることがより抑制される。即ち、規制部によっても、端子が接続可能な位置に端子接続部を案内することが可能である。その結果、給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナルに端子をより良好に接続できる。
上記モータにおいて、前記ブラシホルダは、複数の前記給電ターミナルを保持しており、複数の前記給電ターミナルに対して前記案内部がそれぞれ設けられていることが好ましい。
この構成によれば、基板収容凹部内での各給電ターミナルの端子接続部の位置精度を各給電ターミナルに対して設けられた案内部によって高めることができる。その結果、各給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも各給電ターミナルに端子を良好に接続できる。
上記モータにおいて、複数の前記給電ターミナルに対して前記規制部がそれぞれ設けられていることが好ましい。
この構成によれば、基板収容凹部内での各給電ターミナルの端子接続部の位置精度を、案内部だけでなく、各給電ターミナルに対して設けられた規制部によっても高めることができる。その結果、各給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも各給電ターミナルに端子をより良好に接続できる。
この構成によれば、基板収容凹部内での各給電ターミナルの端子接続部の位置精度を、案内部だけでなく、各給電ターミナルに対して設けられた規制部によっても高めることができる。その結果、各給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも各給電ターミナルに端子をより良好に接続できる。
上記モータにおいて、前記案内部は、前記端子接続部に対して前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の両側に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、端子接続部をターミナル挿入口から基板収容凹部の内部に挿入する際、端子接続部の延びる方向と直交する方向の両側から案内部によって端子接続部を基板収容凹部内の所望の配置位置の方へ導くことが可能である。従って、給電ターミナルの寸法精度が低い場合であっても、案内部によって基板収容凹部内における端子接続部の位置精度を更に高めることができるため、端子接続部が、当該端子接続部に接続される端子から離れた位置に配置されることが更に抑制される。その結果、給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナルに端子を更に良好に接続できる。
この構成によれば、端子接続部をターミナル挿入口から基板収容凹部の内部に挿入する際、端子接続部の延びる方向と直交する方向の両側から案内部によって端子接続部を基板収容凹部内の所望の配置位置の方へ導くことが可能である。従って、給電ターミナルの寸法精度が低い場合であっても、案内部によって基板収容凹部内における端子接続部の位置精度を更に高めることができるため、端子接続部が、当該端子接続部に接続される端子から離れた位置に配置されることが更に抑制される。その結果、給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナルに端子を更に良好に接続できる。
上記モータにおいて、前記ハウジングケースは、前記基板収容凹部の内部に、前記端子接続部における前記端子が接続される端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位と前記端子接続部の延びる方向と直交する方向に対向し前記端子接続部における前記端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位の前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の位置を規制する規制部を有し、前記規制部は、前記端子接続部に対して前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の両側に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、端子接続部における端子接続位置よりも給電ターミナルの先端側の部位の位置が、端子接続部の延びる方向と直交する方向の両側から規制部によって規制される。従って、給電ターミナルの寸法精度が低い場合であっても、規制部によって基板収容凹部内における端子接続部の位置精度を一層高めることができるため、端子接続部が、基板収容凹部内で当該端子接続部に接続される端子から離れた位置に配置されることが一層抑制される。その結果、給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナルに端子を更に良好に接続できる。
上記モータにおいて、前記端子接続部における前記端子が接続される端子接続位置に対する前記端子接続部の延びる方向の両側に、前記基板収容凹部の底面から前記基板収容凹部の開口部側に突出し前記端子接続部の延びる方向と直交する方向に前記端子接続部と並ぶ突出壁が設けられており、前記案内部は、前記突出壁と前記端子接続部との間に設けられており、前記突出壁の先端は、前記端子接続部よりも前記基板収容凹部の開口部側に位置することが好ましい。
この構成によれば、基板収容凹部の内部に挿入された給電ターミナルの端子接続部に端子を接続する際、突出壁によって端子を端子接続位置の近傍へ案内することができる。即ち、基板収容凹部の内部で端子が端子接続部の端子接続位置から離れた位置に配置されてしまうことが突出壁によって抑制される。従って、給電ターミナルに端子をより良好に接続できる。
上記モータにおいて、前記ハウジングケースは、前記基板収容凹部の内部に、前記端子接続部における前記端子が接続される端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位と前記端子接続部の延びる方向と直交する方向に対向し前記端子接続部における前記端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位の前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の位置を規制する規制部を有し、前記規制部は、前記規制部における前記給電ターミナルの先端と反対側の端部に、前記給電ターミナルの先端側に向かうにつれて前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の前記端子接続部との間の距離が徐々に短くなる導入部を有することが好ましい。
この構成によれば、規制部に導入部が設けられたことにより、端子接続部を基板収容凹部の内部に挿入する際、給電ターミナルの先端部は、端子接続部の延びる方向と直交する方向に規制部と重なる位置に配置されやすくなる。即ち、端子接続部における端子接続位置よりも給電ターミナルの先端側の部位の位置を、規制部によって規制可能な位置に配置しやすくなる。従って、端子接続部を基板収容凹部の内部に挿入する際の組付け性が向上する。
本発明のモータによれば、給電ターミナルの寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナルに端子を良好に接続できる。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、モータ10は、内側に回転子11を収容した有底筒状のヨークハウジング12(以下、ヨーク12とする)を有する。ヨーク12は、同ヨーク12の開口部から径方向外側に延びるフランジ部12aを有する。ヨーク12の内周面には、マグネット13が固着されるとともに、当該マグネット13の内側に回転子11が回転可能に配置されている。
図1に示すように、モータ10は、内側に回転子11を収容した有底筒状のヨークハウジング12(以下、ヨーク12とする)を有する。ヨーク12は、同ヨーク12の開口部から径方向外側に延びるフランジ部12aを有する。ヨーク12の内周面には、マグネット13が固着されるとともに、当該マグネット13の内側に回転子11が回転可能に配置されている。
回転子11は、ヨーク12の中央に配置される回転軸14を有する。回転軸14の基端部は、ヨーク12の底部中央に設けられた軸受15によって軸支されている。また、回転軸14には、マグネット13と径方向に対向する電機子コア16が一体回転可能に固定されるとともに、電機子コア16には、電機子コイル17が巻装されている。また、回転軸14における電機子コア16よりも先端側の部位には、電機子コイル17が電気的に接続された整流子18が回転軸14と一体回転可能に固定されている。そして、回転軸14の先端部は、ヨーク12の開口部からヨーク12の外部(後述のハウジングケース41側)に突出している。
図1及び図2に示すように、ヨーク12の開口部には、ブラシホルダ21が嵌入されている。本実施形態のブラシホルダ21は、絶縁性の樹脂材料にて形成されている。回転軸14は、整流子18よりも先端側の部位がブラシホルダ21を貫通するとともに、同ブラシホルダ21に保持された図示しない軸受によって軸支されている。そして、ブラシホルダ21は、整流子18に摺接する複数の給電ブラシ22を保持している。
また、ブラシホルダ21は、一対の給電ターミナル23,24を保持している。本実施形態では、給電ターミナル23,24は、樹脂製のブラシホルダ21にインサート成形されている。各給電ターミナル23,24は、導電性の金属板材にプレス加工を施して形成されており、部分的にブラシホルダ21の外部に露出するように同ブラシホルダ21に埋設されている。各給電ターミナル23,24の先端部は、回転軸14から径方向にずれた位置(図2においては回転軸14の回転軸線L1から下側にずれた位置)でブラシホルダ21の外部に露出している。そして、各給電ターミナル23,24の先端側のブラシホルダ21の外部に露出した部分は、回転軸14の回転軸線L1(以下、回転軸線L1とする)と平行にヨーク12と反対側に直線的に延びている。各給電ターミナル23,24において、回転軸線L1と直線的に延びたこの部分は、端子接続部23a,24aとなっている。また、各給電ターミナル23,24における端子接続部23a,24aよりも基端側の部位であってブラシホルダ21から露出した部分には、給電ブラシ22が電気的に接続されている。
モータ10は、回転子11の回転を減速する減速機構31を収容しヨーク12に連結される樹脂製のハウジングケース41を備えている。ハウジングケース41は、ヨーク12と回転軸線L1方向に対向する位置(図2において右側の端部)に、該ハウジングケース41とヨーク12とを固定するための固定部42を備えている。固定部42は、ヨーク12のフランジ部12a及びブラシホルダ21と回転軸線L1方向に重なる形状をなしている。また、固定部42には、ブラシホルダ21におけるヨーク12から突出した部分を収容する図示しない凹部が設けられている。そして、ハウジングケース41は、固定部42とヨーク12との間にブラシホルダ21を挟持した状態でヨーク12のフランジ部12aが螺子43にて固定部42に固定されることによりヨーク12と連結されている。
ハウジングケース41は、固定部42から回転軸線L1方向にヨーク12と反対側に延びるウォーム収容部44を有する。ウォーム収容部44には、回転軸14と一体回転する螺子歯状のウォーム32が収容されている。また、ハウジングケース41は、ウォーム収容部44の側方(図2において上側方)に同ウォーム収容部44と一体に設けられたウォームホイール収容部45を有する。ウォームホイール収容部45には、略円板状をなすウォームホイール33が回転可能に収容されている。本実施形態では、減速機構31は、このウォームホイール33とウォーム32とから構成されたウォーム減速機構である。ウォームホイール33の径方向の中央部には、同ウォームホイール33の軸方向に延びる出力軸34が同ウォームホイール33と一体回転可能に設けられており、減速機構31にて減速した回転は、この出力軸34から出力されるようになっている。
また、ハウジングケース41は、固定部42と回転軸線L1方向に隣り合う部位に、基板収容凹部46を有する。基板収容凹部46は、回転軸線L1と直交する方向であって出力軸34の回転軸線と平行な方向(図2において紙面垂直方向)に凹設された凹部である。本実施形態の基板収容凹部46は、回転軸線L1と直交する方向であって基板収容凹部46の開口部46a側から見ると(即ち図2に示す状態)、回転軸線L1方向に長い長方形状をなしている。更に、本実施形態の基板収容凹部46は、ウォームホイール収容部45におけるウォーム収容部44側の一部分及びウォーム収容部44と出力軸34の回転軸線方向(図2において紙面垂直方向)に重なる部分を有する。基板収容凹部46においてウォームホイール収容部45及びウォーム収容部44と出力軸34の回転軸線方向に重なる部分は、基板収容凹部46においてウォームホイール収容部45及びウォーム収容部44と出力軸34の回転軸線方向に重ならない部分に比べて出力軸34の回転軸線方向の深さが浅くなっている。
基板収容凹部46は、同基板収容凹部46において固定部42と隣り合う部位を仕切り壁47によって部分的に仕切って設けられたターミナル挿入部48を有する。仕切り壁47は、基板収容凹部46の内部で固定部42から回転軸線L1方向に離間した位置に設けられており、基板収容凹部46の底面46bから基板収容凹部46の開口部46a側に突出している。また、仕切り壁47は、基板収容凹部46の開口部46a側から見ると、回転軸線L1方向と直交する方向に沿ってウォーム収容部44から基板収容凹部46の側壁部46cまで延びている。なお、側壁部46cは、基板収容凹部46の外周に沿って立設された周壁である。
また、図2及び図3に示すように、ハウジングケース41は、回転軸線L1方向に固定部42を貫通しターミナル挿入部48の内側に開口した一対のターミナル挿入口51,52を有する。ターミナル挿入口51,52は、固定部42に設けられたブラシホルダ21を収容する前記凹部(図示略)とターミナル挿入部48とを連通している。ターミナル挿入口51,52は、基板収容凹部46の凹設方向から見ると(即ち図2に示す状態)、端子接続部23a,24aの間隔と同じ間隔で回転軸線L1方向と直交する方向に離間している。
図4に示すように、前記給電ターミナル23,24は、各給電ターミナル23,24の先端側からターミナル挿入口51,52に挿通されてターミナル挿入部48に挿入されることにより、端子接続部23a,24aがそれぞれターミナル挿入部48の内部(基板収容凹部46の内部)に配置されている。ターミナル挿入部48内に配置された端子接続部23a,24aは、それぞれ回転軸線L1と平行に延びるとともに、互いに平行をなしている。また、同端子接続部23a,24aは、基板収容凹部46の凹設方向から見ると、回転軸線L1方向と直交する方向に離間している。更に、同端子接続部23a,24aの先端(給電ターミナル23,24の先端)は、仕切り壁47に達している。
図1及び図5に示すように、基板収容凹部46には、モータ10の駆動を制御するための制御装置71が収容されている。制御装置71は、複数の電子部品が実装された回路基板72を有する。回路基板72は、基板収容凹部46の開口部46aよりも一回り小さい長方形の平板状をなしている。そして、回路基板72は、基板収容凹部46の開口部46aを略閉塞するように、基板収容凹部46内に収容されている。回路基板72は、回転軸線L1方向と平行をなすように(回転軸線L1方向と直交する方向が回路基板72の厚さ方向となるように)、且つ、出力軸34の回転軸線と回路基板72の厚さ方向とが平行をなすように基板収容凹部46に収容されている。また、回路基板72は、基板収容凹部46の凹設方向と回路基板72の厚さ方向とが一致するように同基板収容凹部46に収容されている。
図2及び図5に示すように、回路基板72は、給電ターミナル23,24と電気的に接続される一対の端子73,74を備えている。端子73,74は、回路基板72においてターミナル挿入部48と重なる部分に立設されている。各端子73,74は、回路基板72に対して直角をなすように立設された二股端子であり、先端部に二股状に分岐した一対の挟持片75を有する。また、端子73と端子74とは、端子接続部23aと端子接続部24aとの間の距離と同じだけ回転軸線L1方向と直交する方向(図5において上下方向)に離間するように設けられている。
図4及び図5に示すように、これらの端子73,74は、端子接続部23a,24aの延びる方向に対して交差する方向から端子接続部23a,24aに電気的に接続されている。詳述すると、一方の端子73は、一方の給電ターミナル23の端子接続部23aが一対の挟持片75の間に差し込まれるように、端子接続部23aに対して回転軸線L1方向と直交する方向から配置され、当該一対の挟持片75によって端子接続部23aを挟持している。これにより、端子73は、端子接続部23aに対して回転軸線L1方向と直交する方向であってハウジングケース41に対する回路基板72の組付け方向から接続されている。同様に、他方の端子74は、他方の給電ターミナル24の端子接続部24aが一対の挟持片75の間に差し込まれるように、端子接続部24aに対して回転軸線L1方向と直交する方向から配置され、当該一対の挟持片75によって端子接続部24aを挟持している。これにより、端子74は、端子接続部24aに対して回転軸線L1方向と直交する方向であってハウジングケース41に対する回路基板72の組付け方向から接続されている。そして、端子接続部23aにおいて端子73が接続される位置が端子接続位置23bとなっており、端子接続部24aにおいて端子74が接続される位置が端子接続位置24bとなっている。本実施形態では、端子接続部23aにおける端子接続位置23bと、端子接続部24aにおける端子接続位置24bとは、基板収容凹部46の凹設方向から見て、回転軸線L1方向と直交する一直線上(図4において一点鎖線で図示した直線L2上)に位置している。
なお、図1及び図5に示すように、回路基板72には、外部の電源装置に電気的に接続された外部コネクタ(図示略)が接続されるコネクタ部(図示略)が設けられている。このコネクタ部は、基板収容凹部46の側壁部46cに設けられた切欠き部53からハウジングケース41の外部に露出している。また、コネクタ部は、回路基板72において端子73,74と電気的に接続されている。
図3及び図4に示すように、ターミナル挿入部48には、基板収容凹部46の底面46bから基板収容凹部46の開口部46a側に突出し端子接続部23a,24aの延びる方向(本実施形態では回転軸線L1方向)と直交する方向に端子接続部23a,24aと並ぶ突出壁54a,54b,54cが設けられている。突出壁54a,54b,54cは、端子接続位置23b,24bよりも給電ターミナル23,24の基端側(図4において右側)に位置している。そして、ターミナル挿入部48の内部において、突出壁54aは、ウォーム収容部44と端子接続部23aとの間に位置し、突出壁54bは、端子接続部23aと端子接続部24aとの間に位置し、突出壁54cは、端子接続部24aと側壁部46cとの間に位置している。
また、前記仕切り壁47には、回転軸線L1方向と直交する方向に離間した2箇所に仕切り壁47の先端から基端に向かって凹設された分離溝47a,47bが設けられている。この分離溝47a,47bが設けられることにより、仕切り壁47は、分割壁55a,55b,55cの3つの部位に分割されている。そして、一方の分離溝47aには、一方の給電ターミナル23の先端部が配置され、他方の分離溝47aには、他方の給電ターミナル24の先端部が配置されている。そのため、分割壁55a,55b,55cは、端子接続部23a,24aの延びる方向と直交する方向(図4において上下方向)に端子接続部23a,24aと並んでいる。
分割壁55a,55b,55cは、端子接続位置23b,24bよりも給電ターミナル23,24の先端側(図4において左側)に位置している。また、基板収容凹部46の内部において、分割壁55aは、ウォーム収容部44と端子接続部23aとの間に位置し、分割壁55bは、端子接続部23aと端子接続部24aとの間に位置し、分割壁55cは、端子接続部24aと側壁部46cとの間に位置している。従って、基板収容凹部46の開口部46a側から見て(基板収容凹部46の凹設方向から見て)、端子接続部23aに対し同端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の両側に設けられた突出壁54a,54b及び分割壁55a,55bは、端子接続部23aの端子接続位置23bに対して端子接続部23aの延びる方向の両側に位置する。また、基板収容凹部46の開口部46a側から見て、端子接続部24aに対し同端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の両側に設けられた突出壁54b,54c及び分割壁55b,55cは、端子接続部24aの端子接続位置24bに対して端子接続部24aの延びる方向の両側に位置する。
これらの突出壁54a,54b,54c及び仕切り壁47(即ち分割壁55a,55b,55c)の先端(基板収容凹部46の底面46bと反対側の端)は、端子接続部23a,24aよりも基板収容凹部46の開口部46a側(図4において紙面手前側)に位置している。
また、ハウジングケース41は、基板収容凹部46の内部でターミナル挿入口51から給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて端子接続部23aの延びる方向と直交する方向(図4において上下方向)の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなる案内部61を有する。案内部61は、突出壁54aと端子接続部23aとの間、及び、突出壁54bと端子接続部23aとの間にそれぞれ設けられている。また、案内部61は、突出壁54a,54bにおける端子接続部23a側の側面に一体に設けられており、端子接続部23aの端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の基端側(ターミナル挿入口51側)に位置する。そして、案内部61における端子接続部23aと対向する側面は、ターミナル挿入口51側から給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて端子接続部23aの延びる方向と直交する方向(図4において上下方向)の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなるように傾斜した案内面61aとなっている。案内面61aは、基板収容凹部46の底面46bと直角をなす平面状をなしている。従って、端子接続部23aの両側の案内部61間の距離は、端子接続部23aの延びる方向に沿って給電ターミナル23の先端側に向かうほど狭くなっている。そして、端子接続部23aの両側の案内部61間の距離は、同案内部61における給電ターミナル23の基端側(ターミナル挿入口51側)の端においては(図3において距離D1参照)、端子接続部23aの厚さT1(図4参照)よりも十分長く(例えば厚さT1の3〜4倍の長さ)なっている。また、端子接続部23aの両側の案内部61間の距離は、同案内部61における給電ターミナル23の先端側の端においては(図3において距離D2参照)、端子接続部23aの厚さT1よりも僅かに長い程度の距離となっている。
また、ハウジングケース41は、基板収容凹部46の内部でターミナル挿入口52から給電ターミナル24の先端側に向かうにつれて端子接続部24aの延びる方向と直交する方向(図4において上下方向)の端子接続部24aとの間の距離が徐々に短くなる案内部62を有する。案内部62は、突出壁54bと端子接続部24aとの間、及び、突出壁54cと端子接続部24aとの間にそれぞれ設けられている。また、案内部62は、突出壁54b,54cにおける端子接続部24a側の側面に一体に設けられており、端子接続部24aの端子接続位置24bよりも給電ターミナル24の基端側(ターミナル挿入口52側)に位置する。そして、案内部62における端子接続部24aと対向する側面は、ターミナル挿入口52側から給電ターミナル24の先端側に向かうにつれて端子接続部24aの延びる方向と直交する方向(図4において上下方向)の端子接続部24aとの間の距離が徐々に短くなるように傾斜した案内面62aとなっている。案内面62aは、基板収容凹部46の底面46bと直角をなす平面状をなしている。従って、端子接続部24aの両側の案内部62間の距離は、端子接続部24aの延びる方向に沿って給電ターミナル24の先端側に向かうほど狭くなっている。そして、端子接続部24aの両側の案内部62間の距離は、同案内部62における給電ターミナル24の基端側(ターミナル挿入口52側)の端においては(図3において距離D3参照)、端子接続部24aの厚さT2(図4参照)よりも十分長く(例えば厚さT2の3〜4倍の長さ)なっている。また、端子接続部24aの両側の案内部62間の距離は、同案内部62における給電ターミナル24の先端側の端においては(図3において距離D4参照)、端子接続部24aの厚さT2よりも僅かに長い程度の距離となっている。
また、ハウジングケース41は、基板収容凹部46の内部に、端子接続部23aにおける端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の先端側の部位の、端子接続部23aの延びる方向と直交する方向(図4において上下方向)の位置を規制する規制部63を有する。規制部63は、分離溝47aに設けられており、分割壁55aと端子接続部23aとの間、及び、分割壁55bと端子接続部23aとの間にそれぞれ設けられている。また、規制部63は、分割壁55a,55bにおける端子接続部23a側の側面に一体に設けられており、端子接続部23aにおける端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の先端側の部位と端子接続部23aの延びる方向と直交する方向(図4において上下方向)に対向している。そして、規制部63における端子接続部23aと対向する側面は、端子接続部23aとの間に一定の間隔を有する規制面63aとなっている。一方の規制部63の規制面63a及び他方の規制部63の規制面63aは、回転軸線L1方向と平行な平面状をなすとともに、互いに平行をなしている。従って、端子接続部23aの両側の規制部63間の距離D5(即ち規制面63a間の距離)は、端子接続部24aの延びる方向に沿って一定の距離になっている(図3参照)。そして、距離D5は、端子接続部23aの厚さT1よりも僅かに長い程度の距離となっている。
なお、図6に示すように、距離D5は、端子接続部23aに接続される端子73の一対の挟持片75の寸法に応じて設定されている。
一対の挟持片75の先端部には、当該一対の挟持片75の間に端子接続部23aを挿入しやすくするための接続案内部75aが設けられている。接続案内部75aは、対をなす挟持片75の先端部の互いに対向する部分に設けられ、挟持片75の基端側から先端に向かうにつれて互いの間隔が徐々に広くなるように形成されている。端子73と端子接続部23aとが接続される前の状態においては、一対の挟持片75における互いの接続案内部75a間の距離は、一対の挟持片75の先端において最も長くなっている。そして、一対の挟持片75の先端における互いの接続案内部75a間の距離D11は、端子接続部23aの厚さT1よりも僅かに長い距離となっている。また、端子73と端子接続部23aとが接続される前の状態においては、一対の挟持片75の間の距離の最も短い部分は、端子接続部23aの厚さT1よりも狭くなっている。
一対の挟持片75の先端部には、当該一対の挟持片75の間に端子接続部23aを挿入しやすくするための接続案内部75aが設けられている。接続案内部75aは、対をなす挟持片75の先端部の互いに対向する部分に設けられ、挟持片75の基端側から先端に向かうにつれて互いの間隔が徐々に広くなるように形成されている。端子73と端子接続部23aとが接続される前の状態においては、一対の挟持片75における互いの接続案内部75a間の距離は、一対の挟持片75の先端において最も長くなっている。そして、一対の挟持片75の先端における互いの接続案内部75a間の距離D11は、端子接続部23aの厚さT1よりも僅かに長い距離となっている。また、端子73と端子接続部23aとが接続される前の状態においては、一対の挟持片75の間の距離の最も短い部分は、端子接続部23aの厚さT1よりも狭くなっている。
そして、距離D5は、一対の挟持片75の先端における接続案内部75a間の距離D11に応じて設定されている。本実施形態では、距離D5は、距離D11と等しい値に設定されているが、距離D11と同等の値であれば、必ずしも同じ値でなくてもよい。また、本実施形態では、端子接続部23aの両側の案内部61間の距離D2(案内部61の間の最も狭い部分の距離)は、距離D5と同じ値に設定されている(図3参照)。
図3及び図4に示すように、規制部63は、規制部63における給電ターミナル23の先端と反対側の端部(ターミナル挿入口51側の端部であって図4において右側の端部)に、導入部63bを有する。導入部63bは、端子接続部23aの延びる方向に沿って規制部63における給電ターミナル23の先端と反対側の端から給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて、端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなるように形成された部分である。本実施形態では、規制部63における給電ターミナル23の先端と反対側の端部において、端子接続部23aと隣り合う部位が円弧状に形成されており、この円弧状の部分が導入部63bとなっている。規制部63にこの導入部63bが設けられることにより、端子接続部23aの両側の規制部63は、給電ターミナル23の先端と反対側の端部では、給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて互いの間の空間の幅が徐々に狭くなっている。
また、ハウジングケース41は、基板収容凹部46の内部に、端子接続部24aにおける端子接続位置24bよりも給電ターミナル24の先端側の部位の、端子接続部24aの延びる方向と直交する方向(図4において上下方向)の位置を規制する規制部64を有する。規制部64は、分離溝47bに設けられており、分割壁55bと端子接続部24aとの間、及び、分割壁55cと端子接続部24aとの間にそれぞれ設けられている。また、規制部64は、分割壁55b,55cにおける端子接続部24a側の側面に一体に設けられており、端子接続部24aにおける端子接続位置24bよりも給電ターミナル24の先端側の部位と端子接続部24aの延びる方向と直交する方向(図4において上下方向)に対向している。
端子接続部24aの両側に設けられた当該規制部64は、端子接続部23aの両側に設けられた規制部63と同様の構成をなしている。即ち、規制部64における端子接続部24aと対向する側面は、端子接続部24aとの間に一定の間隔を有する規制面64aとなっている。端子接続部24aの両側の規制部64間の距離D6(即ち規制面64a間の距離)は、端子接続部24aの延びる方向に沿って一定の値であるとともに、端子接続部24aの厚さT2よりも僅かに長い程度の距離となっている。また、距離D6は、端子接続部24aに接続される端子74の一対の挟持片75の先端における接続案内部75a間の距離D11に応じて設定されており、本実施形態では、距離D6は、距離D11と等しい値に設定されている。更に、本実施形態では、端子接続部24aの両側の案内部62間の距離D4(案内部62の間の最も狭い部分の距離)は、距離D6と同じ値に設定されている。また、規制部64は、規制部64における給電ターミナル24の先端と反対側の端部(ターミナル挿入口52側の端部であって図4において右側の端部)に、導入部63bと同様の構成をなす導入部64bを有する。導入部64bは、端子接続部24aの延びる方向に沿って規制部64における給電ターミナル24の先端と反対側の端から給電ターミナル24の先端側に向かうにつれて端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の端子接続部24aとの間の距離が徐々に短くなるように円弧状に形成されている。
図1及び図2に示すように、上記のようなモータ10では、制御装置71に接続された外部コネクタから供給された電流は、端子73,74、給電ターミナル23,24、給電ブラシ22を介して回転子11に供給される。すると、同回転子11が回転する。そして、回転子11の回転は、回転軸14と一体回転するウォーム32及び同ウォーム32に噛合したウォームホイール33にて減速されて出力軸34から出力される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図2及び図7に示すように、モータ10の組付け時にヨーク12とハウジングケース41とを連結する際、開口部にブラシホルダ21が嵌合されたヨーク12を、フランジ部12aと固定部42との間にブラシホルダ21が挟持されるようにハウジングケース41に対して組み付ける。この時、ブラシホルダ21に保持された給電ターミナル23,24の先端部は、ターミナル挿入口51,52に挿通されることにより、基板収容凹部46のターミナル挿入部48の内部に挿入される。そして、ヨーク12が回転軸線L1方向に沿って固定部42側へ移動されるに伴って、給電ターミナル23の先端部は、突出壁54a,54bの間の案内部61の間に挿入されていくとともに、給電ターミナル24の先端部は、突出壁54b,54cの間の案内部62の間に挿入されていく。
図2及び図7に示すように、モータ10の組付け時にヨーク12とハウジングケース41とを連結する際、開口部にブラシホルダ21が嵌合されたヨーク12を、フランジ部12aと固定部42との間にブラシホルダ21が挟持されるようにハウジングケース41に対して組み付ける。この時、ブラシホルダ21に保持された給電ターミナル23,24の先端部は、ターミナル挿入口51,52に挿通されることにより、基板収容凹部46のターミナル挿入部48の内部に挿入される。そして、ヨーク12が回転軸線L1方向に沿って固定部42側へ移動されるに伴って、給電ターミナル23の先端部は、突出壁54a,54bの間の案内部61の間に挿入されていくとともに、給電ターミナル24の先端部は、突出壁54b,54cの間の案内部62の間に挿入されていく。
図7に示すように、基板収容凹部46の内部に設けられた案内部61は、ターミナル挿入口51側から給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて端子接続部23aの延びる方向(本実施形態では回転軸線L1方向)と直交する方向の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなるように形成されている。従って、案内部61においては、基板収容凹部46への給電ターミナル23の挿入方向(回転軸線L1方向であって図7において右から左に向かう方向)の前方側(仕切り壁47側)の端部に比べて、同挿入方向の後方側(ターミナル挿入口51側)の端部の方が、回転軸線L1方向と直交する方向の端子接続部23aとの間の距離が長い。そのため、給電ターミナル23の先端は、基板収容凹部46の開口部46a側から見て回転軸線L1方向と直交する方向に案内部61と重なる位置に容易に挿入される。そして、端子接続部23aを含む給電ターミナル23の先端側の部位は、湾曲する等して寸法精度が低い場合等には、案内部61(案内面61a)に接触しながら基板収容凹部46の内部に挿入されていくことにより、当該案内部61によって端子接続部23aの回転軸線L1方向と直交する方向の位置が修正されていく。
給電ターミナル23は、ブラシホルダ21にインサート成形されているため、インサート成形時に端子接続部23aが例えば同端子接続部23aの厚さ方向に湾曲する虞がある。このような場合であっても、給電ターミナル23の端子接続部23aをターミナル挿入口51から基板収容凹部46の内部に挿入する際には、上記したように、端子接続部23aを案内部61によって基板収容凹部46内の所望の配置位置(即ち端子73が接続可能な位置)の方へ導くことができる。
また、基板収容凹部46の内部に設けられた案内部62は、ターミナル挿入口52側から給電ターミナル24の先端側に向かうにつれて端子接続部24aの延びる方向(本実施形態では回転軸線L1方向)と直交する方向の端子接続部24aとの間の距離が徐々に短くなるように形成されている。従って、ターミナル挿入口52から基板収容凹部46の内部に挿入される給電ターミナル24の先端側の部位(端子接続部24a)についても同様に、寸法精度が低い場合には、案内部62によって基板収容凹部46内の所望の配置位置(即ち端子74が接続可能な位置)に導かれる。
そして、図4に示すように、回転軸線L1方向(端子接続部23a,24aの延びる方向)に沿って給電ターミナル23,24の先端部が更に基板収容凹部46の内部に挿入されると、端子接続部23aにおいて端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の先端側の部位が分割壁55a,55bの間の規制部63の間に挿入されていく。同時に、端子接続部24aにおいて端子接続位置24bよりも給電ターミナル24の先端側の部位が分割壁55b,55cの間の規制部64の間に挿入されていく。この時、案内部61,62によって端子接続部23a,24aの基板収容凹部46内での位置が修正されているため、給電ターミナル23,24の先端は、基板収容凹部46の開口部46a側から見て回転軸線L1方向と直交する方向に規制部63,64と重なる位置に容易に挿入されやすくなっている。また、規制部63,64における給電ターミナル23,24の先端と反対側の端部に導入部63b,64bが設けられているため、給電ターミナル23,24の先端は、基板収容凹部46の開口部46a側から見て回転軸線L1方向と直交する方向に規制部63,64と重なる位置に容易に挿入される。
端子接続部23aにおける端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の先端側の部位は、基板収容凹部46の開口部46a側から見て回転軸線L1方向と直交する方向に規制部63と重なることにより、規制部63によって端子接続部23aの延びる方向と直交する方向(回転軸線L1方向と直交する方向)の位置が規制される。即ち、端子接続部23aにおける端子接続部23aよりも給電ターミナル23の先端側の部位は、規制部63の規制面63aに当接することにより、それ以上に端子接続部23aの延びる方向と直交する方向に配置位置がずれることが阻止される。同様に、端子接続部24aにおける端子接続位置24bよりも給電ターミナル24の先端側の部位は、基板収容凹部46の開口部46a側から見て回転軸線L1方向と直交する方向に規制部64と重なることにより、規制部64によって端子接続部24aの延びる方向と直交する方向(回転軸線L1方向と直交する方向)の位置が規制される。即ち、端子接続部24aにおける端子接続部24aよりも給電ターミナル24の先端側の部位は、規制部64の規制面64aに当接することにより、それ以上に端子接続部24aの延びる方向と直交する方向に配置位置がずれることが阻止される。
こうして、給電ターミナル23,24は、端子接続部23a,24aが案内部61,62によって端子73,74を接続可能な位置に案内され、更に、端子接続位置23b,24bよりも先端側の部位の位置が規制部63,64によって規制された状態となる。この状態で、基板収容凹部46に回転軸線L1方向と直交する方向(基板収容凹部46の凹設方向と同方向)から回路基板72が収容される。即ち、回路基板72と共に基板収容凹部46に挿入される端子73,74が挟持可能な位置に端子接続位置23b,24bが位置する状態で、端子73,74が回転軸線L1方向と直交する方向からターミナル挿入部48に挿入される。そして、端子73が端子接続部23aを挟持するとともに、端子74が端子接続部24aを挟持することにより、端子73と給電ターミナル23とが電気的に接続されるとともに、端子74と給電ターミナル24とが電気的に接続される。
なお、端子接続部23aの両側の規制部63の間の距離D5は、端子接続部23aの厚さT1よりも僅かに長い。そのため、端子接続部23aにおける端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の先端側の部位は、規制部63の間で(距離D5の範囲内で)端子接続部23aの延びる方向と直交する方向に僅かに移動することが許容されている。従って、端子接続部23aにおける端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の先端側の部位が、規制部63の間で端子接続部23aの延びる方向と直交する方向に僅かに移動することにより、端子接続部23a、端子73及びハウジングケース41等の寸法誤差を吸収できるようになっている。よって、端子73が端子接続部23aを挟持し難くなることが抑制されている。規制部64によって端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の位置が規制される端子接続部24aについても同様にして、端子74が端子接続部24aを挟持し難くなることが抑制されている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)給電ターミナル23,24の寸法精度が低い場合であっても、案内部61,62によって基板収容凹部46内における端子接続部23a,24aの位置精度を高めることができるため、端子接続部23a,24aが、これら端子接続部23a,24aに接続される端子73,74から離れた位置に配置されることが抑制される。即ち、案内部61によって、端子接続部23aを端子73が接続可能な位置に案内することが可能であるとともに、案内部62によって、端子接続部24aを端子74が接続可能な位置に案内することが可能である。その結果、給電ターミナル23,24の寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナル23,24に端子73,74を良好に接続できる。
(1)給電ターミナル23,24の寸法精度が低い場合であっても、案内部61,62によって基板収容凹部46内における端子接続部23a,24aの位置精度を高めることができるため、端子接続部23a,24aが、これら端子接続部23a,24aに接続される端子73,74から離れた位置に配置されることが抑制される。即ち、案内部61によって、端子接続部23aを端子73が接続可能な位置に案内することが可能であるとともに、案内部62によって、端子接続部24aを端子74が接続可能な位置に案内することが可能である。その結果、給電ターミナル23,24の寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナル23,24に端子73,74を良好に接続できる。
(2)案内部61は、端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の基端側(ターミナル挿入口51側)に位置する。また、案内部62は、端子接続位置24bよりも給電ターミナル24の基端側(ターミナル挿入口52側)に位置する。そのため、給電ターミナル23,24は端子接続位置23b,24bよりも基端側で案内部61,62に案内された状態となる。よって、当該給電ターミナル23,24の端子接続部23a,24aは、案内部61,62が端子接続位置23b,24bよりも給電ターミナル23,24の先端側に位置する場合に比べて、端子73,74が接続可能な位置に配置されやすくなる。従って、案内部61,62によって端子接続部23a,24aを端子73,74が接続可能な位置に案内しやすくなる。
(3)ハウジングケース41は、基板収容凹部46の内部に、端子接続部23aにおける端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の先端側の部位の端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の位置を規制する規制部63を有する。また、ハウジングケース41は、基板収容凹部46の内部に、端子接続部24aにおける端子接続位置24bよりも給電ターミナル24の先端側の部位の端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の位置を規制する規制部63を有する。そのため、端子接続部23aにおける端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の先端側の部位は、端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の位置が規制部63によって規制される。また、端子接続部24aにおける端子接続位置24bよりも給電ターミナル24の先端側の部位は、端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の位置が規制部64によって規制される。従って、規制部63,64によって基板収容凹部46内での端子接続部23a,24aの位置精度を高めることができるため、端子接続部23a,24aが、これら端子接続部23a,24aに接続される端子73,74から離れた位置に配置されることがより抑制される。即ち、規制部63,64によっても、端子73,74が接続可能な位置に端子接続部23a,24aを案内することが可能である。その結果、給電ターミナル23,24の寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナル23,24に端子73,74をより良好に接続できる。
(4)一対の給電ターミナル23,24のそれぞれに対して案内部61,62が設けられている。従って、基板収容凹部46内での各給電ターミナル23,24の端子接続部23a,24aの位置精度を各給電ターミナル23,24に対して設けられた案内部61,62によって高めることができる。その結果、各給電ターミナル23,24の寸法出し工程を行わなくとも各給電ターミナル23,24に端子を良好に接続できる。
(5)一対の給電ターミナル23,24のそれぞれに対して規制部63,64が設けられている。従って、基板収容凹部46内での各給電ターミナル23,24の端子接続部23a,24aの位置精度を、案内部61,62だけでなく、各給電ターミナル23,24に対して設けられた規制部63,64によっても高めることができる。その結果、各給電ターミナル23,24の寸法出し工程を行わなくとも各給電ターミナル23,24に端子73,74をより良好に接続できる。
(6)案内部61は、端子接続部23aに対して端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の両側に設けられている。そのため、端子接続部23aをターミナル挿入口51から基板収容凹部46の内部に挿入する際、端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の両側から案内部61によって端子接続部23aを基板収容凹部46内の所望の配置位置の方へ導くことができる。また、案内部62は、端子接続部24aに対して端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の両側に設けられている。そのため、端子接続部24aをターミナル挿入口52から基板収容凹部46の内部に挿入する際、端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の両側から案内部62によって端子接続部24aを基板収容凹部46内の所望の配置位置の方へ導くことができる。従って、給電ターミナル23,24の寸法精度が低い場合であっても、案内部61,62によって基板収容凹部46内における端子接続部23a,24aの位置精度を更に高めることができるため、端子接続部23a,24aが、これら端子接続部23a,24aに接続される端子73,74から離れた位置に配置されることが更に抑制される。その結果、給電ターミナル23,24の寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナル23,24に端子73,74を更に良好に接続できる。
(7)規制部63は、端子接続部23aに対して端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の両側に設けられている。そのため、端子接続部23aにおける端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の先端側の部位の位置が、端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の両側から規制部63によって規制される。また、規制部64は、端子接続部24aに対して端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の両側に設けられている。そのため、端子接続部24aにおける端子接続位置24bよりも給電ターミナル24の先端側の部位の位置が、端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の両側から規制部64によって規制される。従って、給電ターミナル23,24の寸法精度が低い場合であっても、規制部63,64によって基板収容凹部46内における端子接続部23a,24aの位置精度を一層高めることができる。そのため、端子接続部23a,24aが、基板収容凹部46内でこれら端子接続部23a,24aに接続される端子73,74から離れた位置に配置されることが一層抑制される。その結果、給電ターミナル23,24の寸法出し工程を行わなくとも給電ターミナル23,24に端子73,74を更に良好に接続できる。
(8)端子接続位置23bに対して端子接続部23aの延びる方向の両側に、端子接続部23aの延びる方向と直交する方向に端子接続部23aと並ぶ突出壁54a,54b及び分割壁55a,55bが設けられている。突出壁54a,54b及び分割壁55a,55bの先端は、端子接続部23aよりも基板収容凹部46の開口部46a側に位置する。そのため、基板収容凹部46の内部に挿入された給電ターミナル23の端子接続部23aに端子73を接続する際、突出壁54a,54b及び分割壁55a,55bによって端子73を端子接続位置23bの近傍へ案内することができる。即ち、基板収容凹部46の内部で端子73が端子接続部23aの端子接続位置23bから離れた位置に配置されてしまうことが突出壁54a,54b及び分割壁55a,55bによって抑制される。従って、給電ターミナル23に端子73をより良好に接続できる。基板収容凹部46の内部に挿入された給電ターミナル24の端子接続部24aに端子74を接続する際についても同様に、突出壁54b,54c及び分割壁55b,55cによって端子74を端子接続位置24bの近傍へ案内することができる。即ち、基板収容凹部46の内部で端子74が端子接続部24aの端子接続位置24bから離れた位置に配置されてしまうことが突出壁54b,54c及び分割壁55b,55cによって抑制される。従って、給電ターミナル24に端子74をより良好に接続できる。
(9)規制部63は、規制部63における給電ターミナル23の先端と反対側の端部に、給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなる導入部63bを有する。また、規制部64は、規制部64における給電ターミナル24の先端と反対側の端部に、給電ターミナル24の先端側に向かうにつれて端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の端子接続部24aとの間の距離が徐々に短くなる導入部64bを有する。このように、規制部63,64に導入部63b,64bが設けられたことにより、端子接続部23a,24aを基板収容凹部46の内部に挿入する際、給電ターミナル23,24の先端部は、端子接続部23a,24aの延びる方向と直交する方向に規制部63,64と重なる位置に配置されやすくなる。即ち、端子接続部23a,24aにおける端子接続位置23b,24bよりも給電ターミナル23,24の先端側の部位の位置を、規制部63,64によって規制可能な位置に配置しやすくなる。従って、端子接続部23aを基板収容凹部46の内部に挿入する際の組付け性が向上する。
(10)基板収容凹部46内における端子73,74の位置は、回路基板72が収容されるハウジングケース41の寸法精度の影響を受ける。一方、基板収容凹部46内における給電ターミナル23,24の位置は、ハウジングケース41の寸法精度だけでなく、同ハウジングケース41とは別部品であるブラシホルダ21の寸法精度の影響も受ける。そのため、従来は、ブラシホルダに対して厳しい寸法精度が設定されていた。しかしながら、本実施形態のようにハウジングケース41に案内部61,62を設けたことにより、端子接続部23a,24aを基板収容凹部46内で端子73,74が接続可能な位置に案内することが可能となるため、従来ブラシホルダに設定していた厳しい寸法精度を緩和することができる。その結果、ブラシホルダ21の製造が容易となるため、モータ10の製造コストを低減することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、端子接続部23aの両側の案内部61間の距離D2は、端子接続部23aの両側の規制部63間の距離D5と同じ値に設定されている。しかしながら、距離D2と距離D5とは、上記実施形態と同等の効果が得られるのであれば、必ずしも同じ値でなくてもよい。端子接続部24aの両側の案内部62間の距離D4と、端子接続部24aの両側の規制部64間の距離D6とについても同様に、上記実施形態と同等の効果が得られるのであれば、必ずしも同じ値でなくてもよい。
・上記実施形態では、端子接続部23aの両側の案内部61間の距離D2は、端子接続部23aの両側の規制部63間の距離D5と同じ値に設定されている。しかしながら、距離D2と距離D5とは、上記実施形態と同等の効果が得られるのであれば、必ずしも同じ値でなくてもよい。端子接続部24aの両側の案内部62間の距離D4と、端子接続部24aの両側の規制部64間の距離D6とについても同様に、上記実施形態と同等の効果が得られるのであれば、必ずしも同じ値でなくてもよい。
・上記実施形態では、導入部63bは円弧状をなしている。しかしながら、導入部63bは、規制部63における給電ターミナル23の先端と反対側の端部に設けられ、端子接続部23aの延びる方向に沿って給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなるものであれば、上記実施形態の形状に限らない。例えば、導入部63bは、規制部63における給電ターミナル23の先端と反対側の端部において、端子接続部23aの延びる方向に沿って給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなるように傾斜した平面状の傾斜面であってもよい。規制部64の導入部64bについても同様である。また、規制部63,64は、導入部63b,64bを備えない構成であってもよい。
・ハウジングケース41は、突出壁54a,54b,54c及び分割壁55a,55b,55cを備えない構成であってもよい。
・上記実施形態では、規制部63は、端子接続部23aに対して端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の両側に設けられている。しかしながら、規制部63は、端子接続部23aに対して端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の何れか一方側にのみ設けられてもよい。規制部64についても同様に、端子接続部24aに対して端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の何れか一方側にのみ設けられてもよい。
・上記実施形態では、規制部63は、端子接続部23aに対して端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の両側に設けられている。しかしながら、規制部63は、端子接続部23aに対して端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の何れか一方側にのみ設けられてもよい。規制部64についても同様に、端子接続部24aに対して端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の何れか一方側にのみ設けられてもよい。
例えば、図8に示すように、ハウジングケース41は、上記実施形態において分割壁55aと端子接続部23aとの間に設けられている規制部63を備えず、分割壁55bと端子接続部23aとの間に設けられた規制部63のみを備えた構成であってもよい。また、ハウジングケース41は、上記実施形態において分割壁55cと端子接続部24aとの間に設けられている規制部64を備えず、分割壁55bと端子接続部24aとの間に設けられた規制部64のみを備えた構成であってもよい。
・上記実施形態では、案内部61は、端子接続部23aに対して端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の両側に設けられている。しかしながら、案内部61は、端子接続部23aに対して端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の何れか一方側にのみ設けられてもよい。案内部62についても同様に、端子接続部24aに対して端子接続部24aの延びる方向と直交する方向の何れか一方側にのみ設けられてもよい。
例えば、図9に示すように、ハウジングケース41は、上記実施形態において突出壁54aと端子接続部23aとの間に設けられている案内部61を備えず、突出壁54bと端子接続部23aとの間に設けられた案内部61のみを備えた構成であってもよい。また、ハウジングケース41は、上記実施形態において突出壁54cと端子接続部24aとの間に設けられている案内部62を備えず、突出壁54bと端子接続部24aとの間に設けられた案内部62のみを備えた構成であってもよい。
・上記実施形態では、一対の給電ターミナル23,24のそれぞれに対して規制部63,64が設けられている。しかしながら、給電ターミナル23,24のうち何れか一方の給電ターミナルに対してのみ規制部が設けられてもよい。
・上記実施形態では、一対の給電ターミナル23,24のそれぞれに対して案内部61,62が設けられている。しかしながら、給電ターミナル23,24のうち何れか一方の給電ターミナルに対してのみ案内部が設けられてもよい。
・ハウジングケース41は、規制部63,64を備えない構成であってもよい。
・上記実施形態では、案内部61,62は、端子接続位置23b,24bよりも給電ターミナル23,24の基端側に位置している。しかし、案内部61,62は、端子接続位置23b,24bよりも給電ターミナル23,24の先端側に位置していてもよい。
・上記実施形態では、案内部61,62は、端子接続位置23b,24bよりも給電ターミナル23,24の基端側に位置している。しかし、案内部61,62は、端子接続位置23b,24bよりも給電ターミナル23,24の先端側に位置していてもよい。
例えば、図10に示す例では、基板収容凹部46の内部において、端子接続位置23bよりも給電ターミナル23の先端側で、端子接続部23aの延びる方向と直交する方向に給電ターミナル23の先端部と重なる位置に案内部65が設けられている。案内部65は、端子接続部23aの延びる方向(回転軸線L1方向)に沿って給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなるように形成されている。そして、給電ターミナル24に対しても同様の案内部66が設けられている。このようにしても、上記実施形態の(1)と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、案内部61の案内面61aは平面状をなしている。しかしながら、案内面61aの形状は、これに限らない。案内面61aは、ターミナル挿入口51側から給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなる形状であればよい。案内部62の案内面62aについても同様である。
例えば、図11に示すように、案内面61aは、ターミナル挿入口51側から給電ターミナル23の先端側に向かうにつれて端子接続部23aの延びる方向と直交する方向の端子接続部23aとの間の距離が徐々に短くなるように湾曲した円弧面であってもよい。案内面62aについても同様の円弧面であってもよい。
・上記実施形態では、ハウジングケース41は、一対の給電ターミナル23,24のそれぞれに対してターミナル挿入口51,52を有する。しかしながら、ハウジングケース41は、給電ターミナル23,24の両方が挿入されるターミナル挿入口を1つのみ備えた構成であってもよい。
・上記実施形態では、端子接続部23a,24aは、回転軸線L1と平行に延びており、端子73,74は、回転軸線L1方向と直交する方向から端子接続部23a,24aに接続されるものである。これに限らず、端子73,74は、端子接続部23a,24aに対して端子接続部23a,24aの延びる方向と交差する方向から接続されるものであればよい。
・上記実施形態では、ブラシホルダ21は、一対(2つ)の給電ターミナル23,24を保持している。しかしながら、ブラシホルダ21にて保持される給電ターミナルの数は、モータの仕様に応じて適宜変更してもよい。この場合、少なくとも1つの給電ターミナルに対して、基板収容凹部46の内部に案内部が設けられればよい。
・上記実施形態では、減速機構31は、ウォーム32とウォームホイール33とからなるウォーム減速機構である。しかしながら、減速機構31の構成はこれに限らず、回転子11の回転を減速可能な構成であればよい。例えば、減速機構31は、回転軸14と一体回転するウォームと、同ウォームに噛合するウォームホイールと、同ウォームホイールの回転が伝達される複数の歯車とから構成されるものであってもよい。
10…モータ、11…回転子、12…ヨークハウジング、21…ブラシホルダ、22…給電ブラシ、23,24…給電ターミナル、23a,24a…端子接続部、23b,24b…端子接続位置、31…減速機構、41…ハウジングケース、46…基板収容凹部、46a…開口部、46b…底面、51,52…ターミナル挿入口、54a,54b,54c…突出壁、55a,55b,55c…突出壁としての分離壁、61,62,65,66…案内部、63,64…規制部、63b,64b…導入部、72…回路基板、73,74…端子。
Claims (9)
- 内側に回転子を収容した有底筒状のヨークハウジングと、
前記回転子に給電するための給電ブラシ及び前記給電ブラシに電気的に接続された給電ターミナルを保持し前記ヨークハウジングの開口部に嵌入されたブラシホルダと、
前記給電ターミナルの先端部が挿入された基板収容凹部を有するとともに、前記回転子の回転を減速する減速機構を収容し前記ヨークハウジングの開口部に連結されたハウジングケースと、
前記基板収容凹部の内部で前記給電ターミナルに電気的に接続される端子を有し前記基板収容凹部に収容された回路基板と、
を備え、
前記給電ターミナルは、直線的に延び前記基板収容凹部に配置される端子接続部を有し、
前記端子は、前記端子接続部の延びる方向に対して交差する方向から前記端子接続部に電気的に接続された二股端子であり、
前記ハウジングケースは、前記端子接続部を前記基板収容凹部に配置するべく前記給電ターミナルが挿通されたターミナル挿入口と、前記基板収容凹部の内部で前記ターミナル挿入口側から前記給電ターミナルの先端側に向かうにつれて前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の前記端子接続部との間の距離が徐々に短くなる案内部とを有することを特徴とするモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、
前記案内部は、前記端子接続部における前記端子が接続される端子接続位置よりも前記給電ターミナルの基端側に位置することを特徴とするモータ。 - 請求項1又は請求項2に記載のモータにおいて、
前記ハウジングケースは、前記基板収容凹部の内部に、前記端子接続部における前記端子が接続される端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位と前記端子接続部の延びる方向と直交する方向に対向し前記端子接続部における前記端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位の前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の位置を規制する規制部を有することを特徴とするモータ。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のモータにおいて、
前記ブラシホルダは、複数の前記給電ターミナルを保持しており、
複数の前記給電ターミナルに対して前記案内部がそれぞれ設けられていることを特徴とするモータ。 - 請求項3に従属する請求項4に記載のモータにおいて、
複数の前記給電ターミナルに対して前記規制部がそれぞれ設けられていることを特徴とするモータ。 - 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のモータにおいて、
前記案内部は、前記端子接続部に対して前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の両側に設けられていることを特徴とするモータ。 - 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のモータにおいて、
前記ハウジングケースは、前記基板収容凹部の内部に、前記端子接続部における前記端子が接続される端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位と前記端子接続部の延びる方向と直交する方向に対向し前記端子接続部における前記端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位の前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の位置を規制する規制部を有し、
前記規制部は、前記端子接続部に対して前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の両側に設けられていることを特徴とするモータ。 - 請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のモータにおいて、
前記端子接続部における前記端子が接続される端子接続位置に対する前記端子接続部の延びる方向の両側に、前記基板収容凹部の底面から前記基板収容凹部の開口部側に突出し前記端子接続部の延びる方向と直交する方向に前記端子接続部と並ぶ突出壁が設けられており、
前記案内部は、前記突出壁と前記端子接続部との間に設けられており、
前記突出壁の先端は、前記端子接続部よりも前記基板収容凹部の開口部側に位置することを特徴とするモータ。 - 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のモータにおいて、
前記ハウジングケースは、前記基板収容凹部の内部に、前記端子接続部における前記端子が接続される端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位と前記端子接続部の延びる方向と直交する方向に対向し前記端子接続部における前記端子接続位置よりも前記給電ターミナルの先端側の部位の前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の位置を規制する規制部を有し、
前記規制部は、前記規制部における前記給電ターミナルの先端と反対側の端部に、前記給電ターミナルの先端側に向かうにつれて前記端子接続部の延びる方向と直交する方向の前記端子接続部との間の距離が徐々に短くなる導入部を有することを特徴とするモータ。
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