JP2019010932A - 車両用スライドドア - Google Patents

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Abstract

【課題】モジュールパネルを有する構造において剛性を向上することが可能な車両用スライドドアを提供する。【解決手段】車両用スライドドア10は、アウタパネル11とインナパネル12とを組み合わせることによって形成されており、モジュールパネル13と、インナパネル12のスライド方向端部を補強する第一補強部材としてのサッシュスティフナ50及びラッチスティフナ60と、を備え、インナパネル12、モジュールパネル13及びサッシュスティフナ50がともに固定される固定部X1と、インナパネル12、モジュールパネル13及びラッチスティフナ60がともに固定される固定部X2,X3と、が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用スライドドアに関する。
車両用スライドドアには、ドア面に対して荷重が加わった場合に変形したり不意に開いたりしない剛性が求められている。特許文献1には、車両用スライドドアのインナパネルにおいて、ラッチ機構やローラが取り付けられる部位に補強部材を設ける構造が記載されている。
特開2005−335412号公報
車両用スライドドアの製造を簡略化するため、窓ガラス昇降装置等が予め組み付けられたモジュールパネルを用意し、かかるモジュールパネルをインナパネルに取り付けることが行われている。かかる構造の車両用スライドドアにおいても、剛性を向上することが望まれている。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、モジュールパネルを有する構造において剛性を向上することが可能な車両用スライドドアを提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、本発明の車両用スライドドアは、アウタパネルとインナパネルとを組み合わせることによって形成されている車両用スライドドアであって、機器が組み付けられているモジュールパネルと、前記インナパネルのスライド方向端部を補強する第一補強部材と、を備え、前記インナパネル、前記モジュールパネル及び前記第一補強部材がともに固定される固定部が設けられていることを特徴とする。
本発明によると、モジュールパネルを有する構造において剛性を向上することが可能な車両用スライドドアを提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両用スライドドアを有する車両の右側の部分側面図である。 本発明の実施形態に係る車両用スライドドアを車内側から見た側面図である。 本発明の実施形態に係る車両用スライドドアのインナパネル、モジュールパネル及び補強部材を車外側から見た側面図である。 (a)は図3のIVa−IVa線端面図、(b)は図3のIVb−IVb線端面図、(c)は図3のIVc−IVc線端面図である。
次に、本発明を実施するための形態(本実施形態)について詳細に説明する。本実施形態では、車両の後側で左右両側に配置されるスライドドアを例にとって本発明の車両用ドアについて説明する。以下の車両用ドアの説明における前後上下の方向は、車両に着座したドライバから見た方向であり、図1に矢示する前後上下の方向を基準とする。
図1は、本実施形態の車両用ドア10(以下、スライドドア10、又は、車両用スライドドア10と称する)を有する車両1の右側の部分側面図である。なお、本実施形態での左右一対のスライドドア10は、車体中央での前後方向に沿って左右対称構造を有している。よって、以下の説明では、右側のスライドドア10についてのみ説明し、左側のスライドドア10についての説明は省略する。図1中、スライドドア10のアウタパネル11は、スライドドア10の内部構造を示すために、作図の便宜上、部分的に切り欠かれている。なお、図1中、切り欠かれたアウタパネル11の車外側に位置するハンドル部材15は、実線で表している。
図1に示すように、スライドドア10は、車両1の乗降口2に取り付けられている。
スライドドア10は、乗降口2を閉鎖する全閉状態(図示省略)から、乗降口2を全開する図1に示す全開状態までの範囲で、車両1に敷設されたドアレール3に沿って前後方向に移動する。
車両1の乗降口2は、全閉状態(図示省略)のスライドドア10が収まって車両1の側面が略面一になるように、車幅方向(図1の紙面に対して垂直な方向)のスライドドア10の厚さに応じて車幅方向に奥行きを有するように形成されている。
スライドドア10は、アウタパネル11と、インナパネル12と、モジュールパネル13と、窓ガラス14とを備えている。インナパネル12の内側(車内側)には図示しない内装パネルが取り付けられている。図1中、符号12bは、後記するようにモジュールパネル13が取り付けられるインナパネル12の開口部である。
アウタパネル11は、スライドドア10の車外側に配置されてスライドドア10の外側の意匠面を構成している。
インナパネル12は、アウタパネル11の車内側に所定の間隔を開けて配置されている。インナパネル12の前端部及び後端部のそれぞれは、アウタパネル11側にインナパネル12が屈曲して形成される壁部12a,12aを有している。
これらの壁部12a,12aは、インナパネル12の前後方向に面するように形成されている。言い換えれば、壁部12a,12aは、車体前後方向に交差するスライドドア10の前端面及び後端面をそれぞれ形成している。ちなみに、アウタパネル11とインナパネル12とは、例えばアウタパネル11の縁部をインナパネル12側に折り返すヘム加工などにより相互に接合することができる。
インナパネル12とアウタパネル11との間には、スライドドア10の前縁寄りと、後縁寄りのそれぞれにロック装置18,18が配置されている。また、図示しないがロック装置18は、スライドドア10の下縁寄りにも設けられている。これらのロック装置18は、後記するドア開閉機構17(図2参照)に対するハンドル部材15を介してのオンオフ操作によって、乗降口2に設けられた係合部19に対して係脱する。なお、図1中、係合部19は、スライドドア10の前縁寄りに設けたロック装置18が係脱するもののみを図示し、他の2つのロック装置18が係脱する係合部19の図示は作図の便宜上省略している。
図1中、符号21は、窓ガラス昇降装置である。
窓ガラス昇降装置21は、図示しないモータで回転するドラム21aによってケーブル21dが巻かれると、ドラム21aの回転方向に応じて窓ガラス14の下端に取り付けられたキャリア21bが上下方向に移動する。これにより、窓ガラス昇降装置21は、窓ガラス14を所定移動範囲内で昇降させるようになっている。なお、図1中、符号21fは、ケーブル21dが掛けられるプーリ21eをモジュールパネル13の上縁部に支持するプーリ支持部材である。本実施形態でのプーリ支持部材21fは、平面視で舌片状の板体で形成されている。このプーリ支持部材21fは、基端のモジュールパネル13側からインナパネル12とアウタパネル11との間に延びる先端側でプーリ21eを支持している。
窓ガラス昇降装置21のドラム21aは、モジュールパネル13のアウタパネル11側に取り付けられている。また、キャリア21bとともに引き下げられた窓ガラス14は、モジュールパネル13が取り付けられたインナパネル12とアウタパネル11との間に収納されるようになっている。
図1中、符号24は、後に詳しく説明するロッド連結部20のレバー部材であり、モジュールパネル13の前側縁部に取り付けられている。符号22aは、パワースライドドアユニット22の延出部である。この延出部22aは、モジュールパネル13の後側縁部からさらに後方に向けて延出している。
これらのレバー部材24と延出部22aとは、前記のプーリ支持部材21fと同様に、モジュールパネル13側からインナパネル12の開口部12bを介してインナパネル12とアウタパネル11との間に延出している。
図2は、車内側から見たスライドドア10の側面図である。なお、図2中、スライドドア10の内部構造を示すために、作図の便宜上、スライドドア10の車内側に取り付けられる前記の内装パネルの図示を省略している。また、アウタパネル11(図1参照)の外側に配置されるハンドル部材15、並びにアウタパネル11とインナパネル12との間で延びるロッド連結部20のレバー部材24、パワースライドドアユニット22の延出部22a、及びロッド23は、隠れ線(点線)で示している。
図2に示すように、モジュールパネル13は、側面視で略縦長矩形のスライドドア10において、窓枠21cの下側でのスライドドア10の前側上部から後側下部へと対角線に沿って延在する樹脂製の板体で構成されている。
モジュールパネル13は、インナパネル12に形成された開口部12bを車内側から塞ぐように配置されている。なお、図2中、開口部12bは、隠れ線(点線)で示している。
このモジュールパネル13の車内側には、パワースライドドアユニット22と、ドア開閉機構17とが取り付けられている。
パワースライドドアユニット22は、図示しないが、モータ駆動のドラムに巻かれて延出するケーブルの先端が車体側に取り付けられており、このドラムの回転方向に応じてスライドドア10を前後方向に移動させるようになっている。符号22aは、前記したようにドラム側から後方に向けて延出するケーブルのアウタケーシングを構成する延出部である。
ドア開閉機構17は、ユーザがハンドル部材15を介して入力する操作力に基づいて前記のロック装置18(図1参照)を係合部19(図1参照)に対して係脱させる駆動力を出力するアクチュエータ(図示を省略)と、このアクチュエータの出力を前記した各ロック装置18のそれぞれに伝達する図示しない伝達機構とを備えている。
本実施形態でのドア開閉機構17は、ハンドル部材15の操作によって牽引力を発生する前記のアクチュエータと、この牽引力を各ロック装置18(図1参照)に伝達するケーブルなどからなる前記の伝達機構(図示を省略)と、を備えるものを想定しているがこれに限定されるものではない。したがって、ドア開閉機構17は、例えば電磁的に駆動して係合部19(図1参照)に係脱するロック装置18(図1参照)と、ハンドル部材15を介して入力する操作力に基づいてロック装置18にオンオフ電気信号を出力する制御装置とを備える構成とすることもできる。
図2中、符号16は、車内側に配置されるインナハンドルである。このインナハンドル16は、車室内に臨むようにモジュールパネル13に取り付けられ、ユーザが室内からドア開閉機構17を操作できるようになっている。
<インナパネルの開口部(モジュールパネル)の形状>
ここで、インナパネル12の開口部12b(すなわち、モジュールパネル13)の形状について説明する。図3に示すように、インナパネル12の開口部12bの後端部には、段差が形成されている。すなわち、開口部12bの後端部の縁部は、上部となる第一縁部12b1と、下部となる第二縁部12b2と、を有する。第一縁部12b1は、上から下に向かうにつれて適宜ドアスライド方向(前後方向)へ屈曲する形状を呈する。第二縁部12b2は、第一縁部12b1よりもインナパネル12の後端部側に位置する。モジュールパネル13は、かかる第一縁部12b1及び第二縁部12b2に対応する形状を呈する。開口部12bが第二縁部12b2を有することによって、モジュールパネル13に設けられたパワースライドドアユニット22を車両用スライドドア10の開方向端部(後端部)へ近づけ、延出部22aを短くすることが可能となっている。
<モジュールパネル>
モジュールパネル13は、機器として、パワースライドドアユニット22及びドア開閉機構17のロック装置18,18が当該パネル13の車内面に予め組み付けられているとともに、窓ガラス昇降装置21が当該パネル13の車外面に予め組み付けられている樹脂製のパネル部材である。モジュールパネル13は、複数の機器が組み付けられているため大型化しており、当該モジュールパネル13単体での剛性を確保するために繊維強化樹脂(FRP:Fiber Reinforced Plastics)等によって形成されている。かかるモジュールパネル13は、インナパネル12に対して、車内側から開口部12bを塞ぐように取り付けられる。かかる取付により、モジュールパネル13に予め組み付けられた窓ガラス昇降装置21は、インナパネル12とアウタパネル11との間のスペースに配置される。
図3に示すように、本発明の実施形態に係る車両用スライドドア10は、インナパネル12のスライド方向端部(本実施形態では、開方向端部である後端部)を補強する第一補強部材としてのサッシュスティフナ50及びラッチスティフナ60と、インナパネル12の所定部位を補強する第二補強部材としてのサブスティフナ70と、パッチ部材80と、を備える。
<サッシュスティフナ>
サッシュスティフナ50は、インナパネル12の後端部のうち、窓枠21cにおける後側の縦枠部21c1の下端部と下側の横枠部21c2の後端部とを補強する金属製の板状部材である。サッシュスティフナ50は、インナパネル12の車幅方向外側面に沿って設けられており、インナパネル12にスポット溶接等によって接合されている。サッシュスティフナ50は、側面視(車幅方向外側から見て)略L字形状を呈しており、上下方向に延設される縦辺部51と、縦辺部51の下端部から前方へ延設される横辺部52と、を一体に備える。
縦辺部51は、インナパネル12における縦枠部21c1の下端部に沿って設けられている。横辺部52は、インナパネル12における横枠部21c2の後端部に沿って設けられている。横辺部52の前端部は、インナパネル12の開口部12bの第一縁部12b1近傍に配置されている。
<ラッチスティフナ>
ラッチスティフナ60は、インナパネル12の後端部のうち、ラッチとしてのロック装置(ロック機構)18が設けられる部位を補強する金属製の板状部材である。ラッチスティフナ60は、インナパネル12の車幅方向外側面に沿って設けられており、インナパネル12にスポット溶接等によって接合されている。ラッチスティフナ60は、上下方向に延設される縦辺部61と、縦辺部61の前端部の上部から前方へ延設される第一延出部62と、第一延出部62の前端部の高さ方向中間部からさらに前方へ延設される第二延出部63と、を一体に備える。
縦辺部61は、インナパネル12の後端部と開口部12bの第二縁部12b2との間に収まる幅を有する。第一延出部62の前端部は、開口部12bの第二縁部12b2よりも前方に位置しており、第一縁部12b1近傍に配置されている。第二延出部63は、略三角形状を呈する。第二延出部63の前端部(頂点部)は、第一縁部12b1近傍に配置されている。
<サブスティフナ>
サブスティフナ70は、インナパネル12の延出部62,63に対応する部位を補強するものであって、インナパネル12のロック装置18が設けられる部位の周縁部(前方及び下方の縁部)を補強する金属製の板状部材である。サブスティフナ70は、ラッチスティフナ60の車幅方向外側面に沿って設けられており、インナパネル12及びラッチスティフナ60にスポット溶接等によって接合されている。サブスティフナ70は、側面視(車幅方向内側から見て)略L字形状を呈しており、上下方向に延設される縦辺部71と、縦辺部71の下端部から後方へ延設される横辺部72と、を一体に備える。
縦辺部71は、ロック装置18の前方に位置しており、第二延出部63を上下方向に跨ぐように設けられている。横辺部72は、ロック装置18の下方に位置しており、第一延出部62と重なるように設けられている。
また、サブスティフナ70には、縦辺部71から横辺部72にわたってL字状を呈するビード部70aが形成されている。ビード部70aは、車幅方向内方に突出する部位であり、サブスティフナ70の第二補強部材としての剛性を向上している。
<パッチ部材>
パッチ部材80は、インナパネル12のロック装置18が設けられる部位を補強する金属製の板状部材である。パッチ部材80は、サッシュスティフナ50及びラッチスティフナ60とインナパネル12との間において、インナパネル12の車幅方向外側面に沿って設けられており、インナパネル12にスポット溶接等によって接合されている。車内側から見て、パッチ部材80の上部は、サッシュスティフナ50と重なっており、パッチ部材80の下部は、ラッチスティフナ60と重なっている。
<インナパネル、モジュールパネル及びスティフナの固定構造>
図3に示すように、モジュールパネル13の周縁部は、インナパネル12の開口部12bの周縁部に車幅方向内方から重ね合わされている。モジュールパネル13及びインナパネル12は、互いに重ね合わされた部位において、車内側からのボルトB等によって固定されている。
本実施形態において、第一補強部材であるサッシュスティフナ50及びラッチスティフナ60は、互いに上下に間隔を空けて設けられている複数の固定部X1〜X3において、インナパネル12及びモジュールパネル13とともに固定されている。
ここで、サッシュスティフナ50の横辺部52の前下端部は、モジュールパネル13の後上端部及びインナパネル12の開口部12bの後上端部近傍と重ね合わされている。この3部材が互いに重ね合わされた部位において、インナパネル12、モジュールパネル13及びサッシュスティフナ50は、車内側からのボルトB等によってともに固定されている(上側の固定部X1における3部材共締め、図4(a)参照)。また、固定部X1の近傍において、インナパネル12とサッシュスティフナ50とがスポット溶接等によって接合されている(溶接部Y1)。
また、ラッチスティフナ60の第二延出部63の前端部(頂点部)は、モジュールパネル13の後端部及びインナパネル12の開口部12bの第一縁部12b1近傍と重ね合わされている。この3部材が互いに重ね合わされた部位において、インナパネル12、モジュールパネル13及びラッチスティフナ60は、車内側からのボルトB等によってともに固定されている(中央の固定部X2における3部材共締め、図4(b)参照)。また、固定部X2の近傍において、インナパネル12とラッチスティフナ60とがスポット溶接等によって接合されている(溶接部Y2)。
また、ラッチスティフナ60の第一延出部62の前下端部は、モジュールパネル13の後端部及びインナパネル12の開口部12bの第一縁部12b1近傍と重ね合わされている。この3部材が互いに重ね合わされた部位において、インナパネル12、モジュールパネル13及びラッチスティフナ60は、車内側からのボルトB等によってともに固定されている(下側の固定部X3における3部材共締め、図4(c)参照)。また、固定部X3の近傍において、インナパネル12とラッチスティフナ60とがスポット溶接等によって接合されている(溶接部Y3)。
本発明の実施形態に係る車両用スライドドア10は、固定部X1〜X3においてインナパネル12、モジュールパネル13及び第一補強部材(サッシュスティフナ50及びラッチスティフナ60)がともに固定されているので、大型化されて十分な剛性を有するモジュールパネル13を剛性部材として用いることができ、ドア剛性を向上することができる。
また、車両用スライドドア10は、複数の固定部X1〜X3が互いに上下に間隔を空けて設けられているので、ドア面の上下方向の広範囲においてドア剛性を好適に向上することができる。
また、車両用スライドドア10は、第一補強部材がサッシュスティフナ50とラッチスティフナ60との上下に分割されているので、第一補強部材の板厚、形状、レイアウト等の自由度を向上することができ、重量増加を抑えつつドア剛性を向上することができる。
また、車両用スライドドア10は、第一補強部材であるラッチスティフナ60が延出部62,63を備えているので、開口部12b及びモジュールパネル13の形状に合わせて固定部X2,X3を好適に設定することができる。
また、車両用スライドドア10は、第二補強部材(サブスティフナ70)がインナパネル12において延出部62,63に対応する部位を補強するので、固定部X2,X3によってドア剛性を好適に向上することができる。
また、車両用スライドドア10は、固定部X1〜X3の近傍にインナパネル12と第一補強部材(サッシュスティフナ50及びラッチスティフナ60)とが溶接される溶接部Y1〜Y3がそれぞれ設けられているので、インナパネル12、モジュールパネル13及び第一補強部材がより強固に固定されることになり、固定部X1〜X3及び溶接部Y1〜Y3によってドア剛性をより好適に向上することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、サッシュスティフナ50及びラッチスティフナ60は、一体化されてもよい。また、上下に分割された第一補強部材は、分割された部材ごとに少なくとも一つの固定部を有することが望ましいが、分割された部材の中に固定部を有していないものがあっても構わない。また、第一補強部材(サッシュスティフナ50及びラッチスティフナ60)は、車両用スライドドア10のスライド方向端部としての閉方向端部(前記した実施形態では、前端部)を補強する構成であってもよい。
1 車両
2 乗降口
3 ドアレール
10 スライドドア(車両用スライドドア)
11 アウタパネル
12 インナパネル
12b 開口部
12b1 第一縁部
12b2 第二縁部
13 モジュールパネル
50 サッシュスティフナ(第一補強部材)
60 ラッチスティフナ(第一補強部材)
70 サブスティフナ(第二補強部材)
B ボルト
X1,X2,X3 固定部
Y1,Y2,Y3 溶接部

Claims (6)

  1. アウタパネルとインナパネルとを組み合わせることによって形成されている車両用スライドドアであって、
    機器が組み付けられているモジュールパネルと、
    前記インナパネルのスライド方向端部を補強する第一補強部材と、
    を備え、
    前記インナパネル、前記モジュールパネル及び前記第一補強部材がともに固定される固定部が設けられている
    ことを特徴とする車両用スライドドア。
  2. 複数の前記固定部が、互いに上下に間隔を空けて設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用スライドドア。
  3. 前記第一補強部材は、上下に分割されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用スライドドア。
  4. 前記モジュールパネルは、前記インナパネルに形成されている開口部を塞ぐように設けられており、
    前記開口部の前記スライド方向端部側となる縁部は、第一縁部と、前記第一縁部よりも前記スライド方向端部側となる第二縁部と、を有しており、
    前記第一補強部材は、前記第一縁部に対応して前記モジュールパネル側へ延設される延出部を有しており、
    前記固定部において、前記インナパネル、前記モジュールパネル及び前記第一補強部材の前記延出部がともに固定されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用スライドドア。
  5. 前記インナパネルにおいて前記延出部に対応する部位を補強する第二補強部材を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用スライドドア。
  6. 前記インナパネル及び前記第一補強部材が溶接される溶接部が、前記固定部の近傍に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用スライドドア。
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