JP2019010853A - プリンタ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】イコライザの値が適切でないことに起因する物理層のエラーを抑制することで通信性能低下を抑制し得るプリンタ制御装置を提供する。【解決手段】画像処理するハードウェアアクセラレータは、マザーボード241と、マザーボード241とPCIケーブルで接続された拡張ボード243と、マザーボード241と拡張ボード243との間で伝送される信号の波形を調整するイコライザEQ1〜EQ4を備える。マザーボード241のCPUは、信号のエラー発生率が目標値を超えた場合に、エラー発生率が目標値以下または極小となるようにイコライザEQ2,EQ3のゲイン値を自動的に増減調整する。【選択図】図3
Description
本発明は、プリンタ制御装置に関する。
高速高解像度の連続紙カラープリンタ用の制御装置(コントローラ)は、高速な画像処理を行う必要から、画像処理用のハードウェアアクセラレータを実装する場合が多い。プリンタ制御装置に実装する画像処理用のハードウェアアクセラレータは、制御装置のPCI Express(PCIe)スロットに実装するが、所定のスロット数に実装できない数量になる場合もある。この場合、制御装置のPCIeスロットとPCIe拡張装置をPCIケーブルで接続し、PCIe拡張装置の増設スロットにハードウェアアクセラレータを実装し得る。
特許文献1には、データ転送効率の低下を抑止することを課題とした通信ユニットが記載されている。PCIeに準拠したカードエッジコネクタと、データを伝送する光アクティブケーブルと接続可能なケーブルコネクタと、ケーブルコネクタと接続され、ケーブルコネクタとの間の帯域より大きい帯域でカードエッジコネクタと接続され、カードエッジコネクタとケーブルコネクタとの間でデータを中継するPCIeに準拠したPCIeスイッチを備えることが記載されている。
特許文献2には、ホストコンピュータと入出力装置とを接続するスイッチの交換に際して、ホストコンピュータの電源停止を抑制することを課題とした切替制御装置が記載されている。切替制御装置は、入出力デバイスが接続される運用系拡張I/OボックスのPCIeスイッチに対してサーバから実行されたアクセスを監視し、監視されるアクセスから、サーバが運用系のPCIeスイッチに設定した、サーバと入出力デバイスとを接続する情報を示す設定情報を抽出して記憶部に記憶させ、入出力デバイスが接続される待機系拡張I/OボックスのPCIeスイッチに、記憶部に記憶される設定情報を設定すること、運用系のPCIeスイッチが故障した場合に、サーバのアクセス先を運用系のPCIeスイッチから待機系のPCIeスイッチに切り替えることが記載されている。
特許文献3には、メモリに対するラスターイメージデータの書き込みや読み出しを高速に行って、高い印刷性能を得ることを課題とした画像形成装置が記載されている。メインメモリからPCIeケーブルを経由して画像データを送付する際に、中間に中継スイッチを設けてデータ転送が滞らせないことが記載されている。
ところで、PCIe信号は高速シリアル信号であるため(5Gbps、8Gbps等)、制御装置のPCIeスロットとPCIe拡張装置をPCIケーブルで接続して外部に拡張すると、高周波帯域の信号が減衰して波形(アイパターン:信号波形の遷移を多数サンプリングし、重ね合わせて視覚的に表示したもの)の開きが小さくなってしまう。このため、PCIe信号を送受信するアダプタボード上にイコライザを実装して、PCIe信号の高周波帯域の入力を増幅するとともにその出力を減衰させて波形調整を行う必要がある。PCIe信号の波形が適切でない場合、受信側で物理層のエラーが発生するからである。
但し、実装する制御装置のPCIe信号の特性やケーブル長、ケーブル特性により適切なイコライザの調整値は異なり得るため、オペレータがそれぞれの構成で信号波形を観測しながら試行錯誤で調整せざるを得なかった。
本発明の目的は、イコライザの値が適切でないことに起因する物理層のエラーを抑制することで通信性能低下を抑制し得るプリンタ制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、プリントすべき画像を処理するマザーボードと、前記マザーボードとケーブルで接続された拡張ボードと、前記マザーボードと前記拡張ボードとの間で伝送される信号の波形を調整するイコライザと、前記信号のエラー発生率が目標値を超えた場合に、前記エラー発生率が前記目標値以下または極小となるように前記イコライザのゲイン値を自動的に増減調整する制御手段とを備えるプリンタ制御装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記イコライザのゲイン値として初期値を設定し、エラー発生率が前記目標値を超える場合に前記ゲイン値を増加あるいは減少のいずれか一方となるように変更し、変更後のエラー発生率が前記目標値を超えており、かつ、変更後のエラー発生率が変更前のエラー発生率以上の場合に変更後のゲイン値を前記増加あるいは減少のいずれか一方となるようにさらに変更し、変更後のエラー発生率が前記目標値を超えており、かつ、変更後のエラー発生率が変更前のエラー発生率未満の場合に変更後のゲイン値を前記増加あるいは減少のいずれか他方となるようにさらに変更する請求項1に記載のプリンタ制御装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、プリント非実行中に前記ゲイン値を変更する請求項2に記載のプリンタ制御装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、前記ゲイン値を変更する前に、前記信号の通信速度を低速側に切り替える請求項2に記載のプリンタ制御装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、前記ゲイン値を変更した後に、前記信号の通信速度を高速側に切り替える請求項4に記載のプリンタ制御装置である。
請求項6に記載の発明は、前記イコライザは、前記マザーボードから前記拡張ボードへ伝送される第1信号の波形を調整する第1イコライザと、前記拡張ボードから前記マザーボードへ伝送される第2信号の波形を調整する第2イコライザとを備え、前記制御手段は、前記第1信号の前記エラー発生率が前記目標値を超えた場合に前記エラー発生率が前記極小となるように前記第1イコライザのゲイン値を自動的に増減調整し、前記第2信号の前記エラー発生率が前記目標値を超えた場合に前記エラー発生率が前記極小となるように前記第2イコライザのゲイン値を自動的に増減調整する請求項1〜5のいずれかに記載のプリンタ制御装置である。
請求項7に記載の発明は、前記第1イコライザ及び前記第2イコライザは、それぞれマザーボード側イコライザと拡張ボード側イコライザを備え、前記制御手段は、前記第1信号の前記エラー発生率が前記目標値を超えた場合に前記エラー発生率が前記極小となるように前記第1イコライザの前記拡張ボード側イコライザのゲイン値を自動的に増減調整し、前記第2信号の前記エラー発生率が前記目標値を超えた場合に前記エラー発生率が前記極小となるように前記第2イコライザの前記マザーボード側イコライザのゲイン値を自動的に増減調整する請求項6に記載のプリンタ制御装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、プリントすべき画像を処理するマザーボードと前記マザーボードに接続された拡張ボードとの間で伝送される信号のエラー発生率を検出するステップと、前記エラー発生率が目標値を超える場合に、前記エラー発生率が極小となるように前記マザーボードと前記拡張ボードとの間に設けられたイコライザのゲイン値を自動的に増減調整するステップとを実行させるプログラムである。
請求項1,8に記載の発明によれば、イコライザの値が適切でないことに起因する物理層のエラーを抑制することで通信性能低下を抑制し得る。
請求項2に記載の発明によれば、さらに、適切なゲイン値を自動的に探索し得る。
請求項3に記載の発明によれば、さらに、プリント非実行中にゲイン値を自動調整し、自動調整されたゲイン値でプリント実行し得る。
請求項4,5に記載の発明によれば、さらに、ゲイン値変更の影響を抑制し得る。
請求項6,7に記載の発明によれば、さらに、両方向の信号伝送のエラーを抑制し得る。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における高速高解像度の連続紙カラープリンタ10の概観構成を示す。プリンタ10は、プリンタ部とプリンタ制御装置(コントローラ)12を備える。
プリンタ制御装置12は、基本機能として、パーソナルコンピュータ等のホストから例えばPDLで記述された印刷データを受け取り、この印刷データをプリンタ部が取扱可能なラスターデータに変換する。具体的には、プリンタ制御装置12は、印刷データを、PDLとラスターデータとの中間のデータ形式である中間データに変換する。中間データの形式は、例えば、画像を構成する画像要素である各オブジェクト(例えば、文字フォント、グラフィックス図形、連続調イメージ)を、ラスター走査の走査線ごとに区切ったランの集まりで表現するランリスト(RunList)形式を用いることができる。ランリスト形式のデータでは、画像内に含まれるオブジェクトがランの集まり(リスト)として表現され、1ページの画像はページ内の各オブジェクトのランリストの集まりとして表現される。個々のランは、オブジェクトが1つの走査線上に占める区間である。1つのランを表すデータは、そのランの開始点と終了点の座標、ランの画素値属性(文字やグラフィックスの場合は画素値、連続調イメージの場合はそのランにマップされるイメージ、すなわちこの例ではイメージ本体は別の場所に記憶されている)のアドレス等を含む。また、ランリスト形式の中間データには、それらランを束ねた1つのオブジェクトの属性情報として、当該オブジェクトの種類(文字、グラフィックス、連続調イメージ等)を示す情報や、(下地のオブジェクトに対する当該オブジェクトの)オーバープリントの有無を示す情報、当該オブジェクトのバウンディングボックスを特定する情報等が含まれる(なお、オブジェクト種類やオーバープリントの有無等の属性は、そのオブジェクト内の個々のランのデータに含めてもよい)。バウンディングボックスは、当該オブジェクトを内包する矩形(各辺がページの縦・横方向に平行なもの)の領域であり、例えばPDLデータ内には当該オブジェクトの属性情報としてバウンディングボックスを特定する情報(例えばバウンディングボックスの左上と右下の頂点の座標)が設定されている。
中間データとしてランリスト形式を用いるのはあくまで一例であり、ディスプレイリスト等のような他の形式を用いてもよい。中間データは、ページ内に含まれる各オブジェクト(当該中間データのデータ形式で規定されるオブジェクトであり、PDLデータのオブジェクトと同一でなくてもよい)につき、そのオブジェクトの形状と色を規定するようなものであればよい。どのような形式を用いるにしても、中間データ形式はPDLよりもラスター形式に近いので、PDLを直接取り扱うよりも、オブジェクト同士の重なり部分の形状の計算などが高速で実行できる。プロセス色は、C,M,Y,Kの4成分の組合せで表現する形式が典型的であるが、それにオレンジ等の他の色成分を1以上加えてもよい。
印刷データを、プリンタ部が取扱可能なラスターデータに変換する場合には、印刷データ内で表現されている色値を、プリンタ部固有の色再現特性に合わせた色値に変換する必要がある。この変換には、RGBからCMYKへの変換のような色空間の変換や、そのプリンタ部自体のその時点での色再現特性に合わせるための色校正(色補正)等が含まれる。
また、プリンタ制御装置12は、中間データをラスタライズすることで、プロセス色の各版のラスターデータを生成する。このラスタライズ処理は、従来と同様の処理でよい。例えば中間データがランリスト形式である場合は、ページのランリストの先頭から順に、各ランをビットマップ上に描画していけばよい。 このようにして生成された各版のラスターデータがプリンタ部に供給される。プリンタ部は、そのラスターデータに従って印刷機構(例えばレーザ方式、あるいはインクジェット方式のプリントエンジン)を制御することで、そのラスターデータに応じた画像を用紙上にプリントする。
他方、プリンタ制御装置12は、高速な画像処理を行う必要から、画像処理用のハードウェアアクセラレータを実装する。プリンタ制御装置12に実装する画像処理用のハードウェアアクセラレータは、制御装置のPCI Express(PCIe)スロットに実装するが、所定のスロット数、例えば7スロットに実装できない数量になる場合には、プリンタ制御装置12のPCIeスロットとPCIe拡張装置をPCIケーブルで接続し、PCIe拡張装置の増設スロットにハードウェアアクセラレータを実装し得る。
図2は、PCIeスロットとPCIe拡張装置をPCIケーブルで接続した場合におけるプリンタ制御装置12の構成ブロック図を示す。
プリンタ制御装置12は、サーバコンピュータと同様に、CPU14、ROM16、RAM18、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置20、入出力及び通信インターフェイス(I/F)22を備え、さらに、ハードウェアアクセラレータ24を備える。
CPU14は、ROM16やHDD等の記憶装置20に記憶された処理プログラムを読み出し、これを実行することでホストから印刷データを受け取り、これを中間データに変換し、さらにラスタライズしてプロセス色の各版のラスターデータを生成し、I/F22を介してプリンタ部(高速プリンタ)に出力する。また、処理プログラムを読み出して実行することで、後述するイコライザのゲイン値の自動調整機能を実現する。
ハードウェアアクセラレータ24は、PCIスロット部とPCIe拡張Boxを備え、それぞれのスロットに画像処理用のハードウェアアクセラレータが実装される。PCIスロット部とPCIe拡張Boxは、PCIケーブルで接続される。
図3は、図1におけるハードウェアアクセラレータ24の詳細構成ブロック図を示す。
ハードウェアアクセラレータ24は、マザーボード241及びスロット拡張ボード243を備える。マザーボード241には図2におけるCPU14及びPCIeスロットが実装される。スロット拡張ボード243には図2におけるPCIe拡張Boxが実装される。マザーボード241とスロット拡張ボード243は、PCIケーブルで接続される。
マザーボード241にはPCIeルートポートが設けられ、また、マザーボード側(上流側)カードとしてアップストリームカード242が実装される。具体的には、CPU14にPCIeルートポートが内蔵される。アップストリームカード242には、イコライザEQ1及びイコライザEQ2が設けられる。
他方、スロット拡張ボード243にはPCIeスイッチ243a、CPLD(Complex Programmable Logic Device)243b、シリアルEEPROM243cが設けられる。また、拡張ボード側(下流側)カードとしてダウンストリームカード244が実装される。ダウンストリームカード244にはイコライザEQ3及びイコライザEQ4が設けられる。スロット拡張ボード243には、複数の画像処理用のアクセラレータカードが実装され、図では合計4個のアクセラレータカード1,2,3,4が実装される例が示されている。
マザーボード241からスロット拡張ボード243へ伝送される信号は、アップストリームカード242のイコライザEQ1及びダウンストリームカード244のイコライザEQ3を介してアクセラレータカード1〜4に伝送される。イコライザEQ1,EQ3は第1イコライザとして機能する。スロット拡張ボード243からマザーボード241へ伝送される信号は、ダウンストリームカード244のイコライザEQ4及びアップストリームカード242のイコライザEQ2を介して伝送される。イコライザEQ2,EQ4は第2イコライザとして機能する。
イコライザEQ1〜EQ4を構成する各素子は、具体的には、入力信号の高周波帯域を増幅(ゲイン)するイコライジング機能及び減衰するディエンファシス機能を備えたICで構成される。すなわち、入力段でPCIeの通信速度(例えばGen1とGen2の2段階)に合わせてイコライジングを行い、設定されたゲイン値に従って高周波帯域を増幅する。増幅された信号はリミッタを通した後に、出力バッファで設定されたディエンファシス値に従い、信号を減衰して出力する。
イコライザEQ1〜EQ4での増幅/減衰の調整値が適切であればよいが、そうでない場合には既述したように受信側で物理層のエラーが発生する。物理層のエラーは、レシーブエラーやCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)エラーであり、基本的には回復可能なエラーであってハードウェアにて自動的に回復を行い復旧し得るエラーであるが、少なくとも回復動作中は通信不能となるため、多発すると本来の通信性能が損なわれることになる。
そこで、実施形態では、スロット拡張ボード243のシリアルEEPROM243cにイコライザEQ1〜EQ4の初期値(デフォルト値)を記憶しておき、CPU14の指示に基づきCPLD243bがこれらの値を読み出してイコライザEQ1〜EQ4に設定する。そして、CPU14は、定期的にエラーレジスタを監視してエラー発生率がしきい値を超えたか否かを判定し、しきい値を超えた場合に、初期値(デフォルト値)が適当でないものとしてイコライザ設定値、すなわちゲイン値を一方向、例えば値が増大する方向に変更し、変更後のエラー発生率がしきい値を超えたか否かを再度判定する。エラー発生率が変更前よりも大きくなった場合にはゲイン値を逆方向、例えば値が減少する方向に変更する。以上の処理を自動的に繰り返し処理することで、イコライザのゲイン値を適切値に自動調整する。
従来においては、実装する制御装置のPCIe信号特性やPCIケーブル長、あるいはPCIケーブル特性により適切なイコライザの調整値は異なり得るため、オペレータがそれぞれの構成で現場においてその都度、信号波形を観測しながら試行錯誤で調整せざるを得ないのが実状であったところ、実施形態ではプリンタ制御装置12に組み込まれた処理プログラムをCPU14が読み出して実行することでイコライザが自動調整されるため、オペレータの作業負荷が大幅に軽減される。
なお、イコライザの自動調整処理は、プリンタ制御装置12の電源が投入された後に所定間隔で自動実行してもよく、あるいはオペレータからの手動指示に基づいて実行してもよい。
また、CPU14は、イコライザのゲイン値を変更する際には、ゲイン値変更の影響を抑制するために、リンク通信速度を低下させた上で変更するのが望ましい。例えば、PCIe規格では通信速度としてGen1(2.5Gbps)とGen2(5.0Gbps)が規定されており、Gen1とGen2の2段階に切り替え可能である場合、ゲイン値を変更する前に通信速度をGen2からGen1に切り替える等である。通信速度を低下させてゲイン値を変更した後は、再び元の通信速度であるGen2に切り替えて変更後のゲイン値で信号を伝送し、そのエラー発生率を算出する。
さらに、CPU14は、イコライザのゲイン値を変更する際には、ゲイン値変更の影響を抑制するために、プリントが実行されていないタイミングで変更するのが望ましい。すなわち、エラー発生率がしきい値を超え、かつ、プリント非実行中にゲイン値を変更するのが望ましい。プリント非実行中とは、より特定的には、ハードウェアアクセラレータ24で画像処理を実行していない期間を意味する。
図4〜図6は、実施形態の処理フローチャートを示す。マザーボード241からスロット拡張ボード243に信号伝送する場合の受信側であるイコライザEQ3のゲイン値、及びスロット拡張ボード243からマザーボード241に信号伝送する場合の受信側であるイコライザEQ2のゲイン値を調整する場合の処理である。
まず、図4において、プリンタ制御装置12の電源を投入すると(S101)、CPLD243bは、シリアルEEPROM243cから初期値(デフォルト値)を読み出し、イコライザEQ1〜EQ4に設定する(S102)。デフォルト値は、ゲインのデフォルト値及びディエンファシスのデフォルト値である。PCIeルートポートとPCIeスイッチとの間で最初にリンクアップ(リンクを確立)する場合(S103)は、イコライザEQ1〜EQ4はこのデフォルト値に設定される。
次に、システムOSが起動すると(S104)、CPU14は、規定時間ウェイトし(S105)、シャットダウン割り込みがあったか否かを確認する(S106)。シャットダウン割り込みがない場合、図5の処理に移行する。
図5において、CPU14は、処理プログラムに従い、エラーステータスレジスタの値をサンプリングし、エラーが検出されている場合にエラー発生率を算出して現在のイコライザEQ1〜EQ4のゲイン値と組み合わせて記録する(S201)。すなわち、マザーボード241からスロット拡張ボード243への信号伝送をPETx、スロット拡張ボード243からマザーボード241への信号伝送をPERxとすると、PETx側のエラー発生率はPCIeスイッチ243aのエラーステータスレジスタの値をサンプリングして算出し、イコライザEQ3のゲイン値と組合せてメモリに記録する。また、PERx側のエラー発生率はPCIeルートポートのエラーステータスレジスタの値をサンプリングして算出し、イコライザEQ2のゲイン値と組み合わせてメモリに記録する。「組み合わせて記録」は、ゲイン値とエラー発生率とを何らかの形式で対応付けて記録すれば足りる。
次に、CPU14は、算出したエラー発生率をしきい値としての目標値と大小比較し、エラー発生率が目標値を超えているか否かを判定する(S202)。目標値は、予め処理プログラム内で設定される。PETx側及びPERx側のエラー発生率がともに目標値をこえていない場合(S202でNO)、現在のイコライザEQ1〜EQ4のゲイン値は適切であるとして図4のS105の処理に戻る。この場合、イコライザEQ1〜EQ4のゲイン値は変更しない。
他方、PETx側のエラー発生率が目標値を超えている場合(S202でYES)、CPU14は、イコライザEQ3のゲイン値について、現在のゲイン値の上下の値がメモリに記録されており、かつ上下のゲイン値と比較して現在のエラー発生率が低いか否かを判定する(S203)。
現在のゲイン値の上下の値がメモリに記録されており、かつ現在のエラー発生率が最も低い場合には、図4のS105の処理に戻る。この場合、イコライザEQ3のゲイン値は変更しない。
現在のゲイン値の上下の値のいずれかがメモリに記録されていない場合、現在のエラー発生率とメモリに記録されている上または下のゲイン値のエラー発生率とを大小比較し、現在のゲイン値におけるエラー発生率の方が低いか否かを判定する(S204)。
現在のエラー発生率の方が低い場合、メモリに記録されていない方にゲイン値を変更する(S205)。例えば、現在のゲイン値よりも上のゲイン値についてメモリに記録されている場合、現在のゲイン値よりも下のゲイン値に変更する。現在のエラー発生率の方が高い場合、次のゲイン値をメモリに記録のある上または下のゲイン値に戻す(S206)。そして、図6の処理に移行する。
同様に、PERx側のエラー発生率が目標値を超えている場合(S202でYES)、CPU14は、イコライザEQ2のゲイン値について、現在のゲイン値の上下の値がメモリに記録されており、かつ上下の値と比較して現在のエラー発生率が低いか否かを判定する(S203)。
現在のゲイン値の上下の値がメモリに記録されており、かつ現在のエラー発生率が最も低い場合には、図4のS105の処理に戻る。この場合、イコライザEQ2のゲイン値は変更しない。
現在のゲイン値の上下の値のいずれかがメモリに記録されていない場合、現在のエラー発生率とメモリに記録されている上または下のゲイン値のエラー発生率とを大小比較し、現在のゲイン値におけるエラー発生率の方が低いか否かを判定する(S204)。現在のエラー発生率の方が低い場合、メモリに記録されていない方にゲイン値を変更する(S205)。例えば、現在のゲイン値よりも上のゲイン値についてメモリに記録されている場合、現在のゲイン値よりも下のゲイン値に変更する。現在のエラー発生率の方が高い場合、次のゲイン値をメモリに記録のある上または下のゲイン値に戻す(S206)。そして、図6の処理に移行する。
図6において、イコライザEQ2,EQ3のゲイン値を変更する際には、CPU14は、変更に先立ってPCIeルートポートのリンクコントロールレジスタのターゲットリンク速度を最も低速のGen1に切替設定し(S301)、PCIeルートポートのリンクコントロールレジスタのリトレインリンクを設定してリンクのリトレーニング(再トレーニング)を実行する(S302)。CPU14は、イコライザEQ2,EQ3に設定する値をCPLD243b内のレジスタに設定し、設定変更開始を指示する。CPLD243bは、CPU14からの指示を受信すると、イコライザEQ2,EQ3にゲイン値を設定することで現在の値を変更する(S303)。
イコライザEQ2,EQ3のゲイン値を変更した後、CPU14は、PCIeルートポートのリンクコントロールレジスタのターゲットリンク速度をGen1からGen2に切替設定し(S304)、PCIeルートポートのリンクコントロールレジスタのリトレインリンクを設定してリンクのリトレーニングを実行する(S305)。Gen2の通信速度にてリトレーニングが行われ、エラーが発生すればエラーステータスレジスタに書き込まれ、変更後のゲイン値におけるエラー発生率が算出されて当該ゲイン値と組み合わせてエラー発生率がメモリに新たに記録される。
以上のようにして、例えばイコライザEQ3のゲイン値が初期値のG0からG1,G2、・・と変更され、それぞれのゲイン値におけるエラー発生率がE0,E1,E2であった場合、CPU14のメモリには、イコライザ毎に
(G0,E0)
(G1.E1)
(G2,E2)
・・・
のデータが順次記録される。最新のデータは、エラー発生率が目標値未満となった場合(S202でNO)、あるいは現在のゲイン値が上下のゲイン値と比べて低くなった場合(S203でYES)のデータである。すなわち、イコライザEQ2,EQ3のゲイン値は、目標値未満となるように自動的に増減調整され、あるいは目標値未満であっても少なくともエラー発生率が極小となるように自動的に増減調整される。
(G0,E0)
(G1.E1)
(G2,E2)
・・・
のデータが順次記録される。最新のデータは、エラー発生率が目標値未満となった場合(S202でNO)、あるいは現在のゲイン値が上下のゲイン値と比べて低くなった場合(S203でYES)のデータである。すなわち、イコライザEQ2,EQ3のゲイン値は、目標値未満となるように自動的に増減調整され、あるいは目標値未満であっても少なくともエラー発生率が極小となるように自動的に増減調整される。
図4のS106にてシャットダウン割り込みが発生した場合(S106でYES)、CPU14は、イコライザEQ2,EQ3の現在のゲイン値は初期値、すなわちS102で設定したデフォルト値から変更されているか否かを判定する(S107)、変更されていればEEPROM243cのデフォルト値を現在のゲイン値に変更した上でシャットダウン処理する(S108,S109)。ゲイン値がデフォルト値から変更されていない場合、EEPROM243cのデフォルト値を変更することなくシャットダウン処理する(S108)。
なお、図4〜図6では、EQ2,EQ3のゲイン値を調整する場合について説明したが、必要に応じてこれに加えて他のイコライザEQ1,EQ4のゲイン値を調整する場合も同様である。また、ゲイン値を調整する際に、予め設定された範囲内において、すなわち所定の下限値と上限値の範囲内において変更してもよい。
本実施形態の処理を具体的に説明すると以下の通りである。
イコライザEQ2,EQ3のデフォルトゲイン値をG0とする。所定のタイミングでCPU14はエラーステータスレジスタを確認し、エラー発生率を目標値と大小比較する。目標値は例えば10−12等である。CPU14は、イコライザEQ2,EQ3のデフォルトゲイン値G0と算出したエラー発生率とを組み合わせてメモリに記録する。PETx側のエラー発生率をEt、PERx側のエラー発生率をErとすると、(G0,Et)、(G0,Er)をメモリに記録する。
PETx側のエラー発生率Etが目標値を超えている場合、現在のゲイン値の上下のゲイン値の記録は存在していないためS203及びS204でNOと判定され、S206に移行して次のゲイン値を現在のゲイン値よりも上(増大する方向)あるいは下(減少する方向)に決定する。例えば、所定の変化量をΔgとすると、イコライザEQ3の次のゲイン値を
G0+Δg
に決定する。
G0+Δg
に決定する。
ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ3のゲイン値を
G0→G0+Δg
に変更する。そして、ターゲットリンク速度を低速のGen1から高速のGen2に上げてリンクを確立し、再び所定のタイミングでエラーステータスレジスタを確認し、エラー発生率を算出する。算出されたエラー発生率をEt1とする。CPU14は、イコライザEQ3の現在のゲイン値G0+Δgと算出したエラー発生率Et1とを組み合わせ、(G0+Δg、Et1)としてメモリに記録する。
G0→G0+Δg
に変更する。そして、ターゲットリンク速度を低速のGen1から高速のGen2に上げてリンクを確立し、再び所定のタイミングでエラーステータスレジスタを確認し、エラー発生率を算出する。算出されたエラー発生率をEt1とする。CPU14は、イコライザEQ3の現在のゲイン値G0+Δgと算出したエラー発生率Et1とを組み合わせ、(G0+Δg、Et1)としてメモリに記録する。
そして、エラー発生率Et1と目標値とを大小比較し、目標値を超えていない場合には、イコライザEQ3の現在のゲイン値G0+Δgをそのまま維持する。エラー発生率が目標値を超えている場合には、現在のゲイン値の下のゲイン値のみがメモリに記録されているためS203でNOと判定されてS204に移行し、S204で現在のゲイン値G0+Δgにおけるエラー発生率Et1と記録のある下のゲイン値G0におけるエラー発生率Etとを大小比較する。
Et1<Et
の場合には、ゲイン値を増加させることでエラー発生率がさらに低下する可能性があることから、S205で次のゲイン値を記録の無い上の値、すなわち、現在のゲイン値G0+Δgよりもさらに所定の増分だけ増加させ、イコライザEQ3の次のゲイン値を
G0+Δg+Δg
に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ3のゲイン値を
G0→G0+Δg+Δg
に変更する。
Et1<Et
の場合には、ゲイン値を増加させることでエラー発生率がさらに低下する可能性があることから、S205で次のゲイン値を記録の無い上の値、すなわち、現在のゲイン値G0+Δgよりもさらに所定の増分だけ増加させ、イコライザEQ3の次のゲイン値を
G0+Δg+Δg
に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ3のゲイン値を
G0→G0+Δg+Δg
に変更する。
他方、
Et1≧Et
の場合には、ゲイン値を増加させることでエラー発生率が悪化したことを意味するから、S206で次のゲイン値を記録のある下の値、すなわち元のゲイン値G0に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ3のゲイン値を
G0+Δg→G0
に変更する。
Et1≧Et
の場合には、ゲイン値を増加させることでエラー発生率が悪化したことを意味するから、S206で次のゲイン値を記録のある下の値、すなわち元のゲイン値G0に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ3のゲイン値を
G0+Δg→G0
に変更する。
イコライザEQ3のゲイン値をG0に戻した後、再びエラー発生率を算出して目標値を超えた場合、S203及びS204でNOと判定され、S205で次のゲイン値として記録の無い下の値、すなわち現在のゲイン値G0よりもΔgだけ減少させ、イコライザEQ3の次のゲイン値を
G0−Δg
に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ3のゲイン値を
G0→G0−Δg
に変更する。
G0−Δg
に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ3のゲイン値を
G0→G0−Δg
に変更する。
また、PERx側のエラー発生率Erが目標値を超えている場合、現在のゲイン値の上下のゲイン値の記録は存在していないためS203及びS204でNOと判定され、S206に移行して次のゲイン値を現在のゲイン値よりも上(増大する方向)あるいは下(減少する方向)に決定する。例えば、所定の変化量をΔgとすると、イコライザEQ2の次のゲイン値を
G0+Δg
に決定する。
G0+Δg
に決定する。
ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ2のゲイン値を
G0→G0+Δg
に変更する。そして、ターゲットリンク速度を低速のGen1から高速のGen2に上げてリンクを確立し、再び所定のタイミングでエラーステータレジスタを確認し、エラー発生率を算出する。算出されたエラー発生率をEr1とする。CPU14は、イコライザEQ2の現在のゲイン値G0+Δgと算出したエラー発生率Er1とを組み合わせ、(G0+Δg、Er1)としてメモリに記録する。
G0→G0+Δg
に変更する。そして、ターゲットリンク速度を低速のGen1から高速のGen2に上げてリンクを確立し、再び所定のタイミングでエラーステータレジスタを確認し、エラー発生率を算出する。算出されたエラー発生率をEr1とする。CPU14は、イコライザEQ2の現在のゲイン値G0+Δgと算出したエラー発生率Er1とを組み合わせ、(G0+Δg、Er1)としてメモリに記録する。
そして、エラー発生率Er1と目標値とを大小比較し、目標値を超えていない場合には、イコライザEQ2の現在のゲイン値G0+Δgをそのまま維持する。エラー発生率が目標値を超えている場合には、現在のゲイン値の下のゲイン値のみがメモリに記録されているためS203でNOと判定されてS204に移行し、S204で現在のゲイン値G0+Δgにおけるエラー発生率Er1と記録のある下のゲイン値G0におけるエラー発生率Erとを大小比較する。
Er1<Er
の場合には、ゲイン値を増加させることでエラー発生率がさらに低下する可能性があることから、S205で次のゲイン値を記録の無い上の値、すなわち、現在のゲイン値G0+Δgよりもさらに所定の増分だけ増加させ、イコライザEQ2の次のゲイン値を
G0+Δg+Δg
に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ2のゲイン値を
G0→G0+Δg+Δg
に変更する。
Er1<Er
の場合には、ゲイン値を増加させることでエラー発生率がさらに低下する可能性があることから、S205で次のゲイン値を記録の無い上の値、すなわち、現在のゲイン値G0+Δgよりもさらに所定の増分だけ増加させ、イコライザEQ2の次のゲイン値を
G0+Δg+Δg
に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ2のゲイン値を
G0→G0+Δg+Δg
に変更する。
他方、
Er1≧Er
の場合には、ゲイン値を増加させることでエラー発生率が増大(悪化)したことを意味するから、S206で次のゲイン値を記録のある下の値、すなわち元のゲイン値G0に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ2のゲイン値を
G0+Δg→G0
に変更する。
Er1≧Er
の場合には、ゲイン値を増加させることでエラー発生率が増大(悪化)したことを意味するから、S206で次のゲイン値を記録のある下の値、すなわち元のゲイン値G0に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ2のゲイン値を
G0+Δg→G0
に変更する。
イコライザEQ3のゲイン値をG0に戻した後、再びエラー発生率を算出して目標値を超えた場合、S203及びS204でNOと判定され、S205で次のゲイン値として記録の無い下の値、すなわち現在のゲイン値G0よりもΔgだけ減少させ、イコライザEQ2の次のゲイン値を
G0−Δg
に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ2のゲイン値を
G0→G0−Δg
に変更する。
G0−Δg
に決定する。そして、ターゲットリンク速度を一旦高速のGen2から低速のGen1に下げ、CPU14からの指示に基づいてCPLD243bがイコライザEQ2のゲイン値を
G0→G0−Δg
に変更する。
図7は、イコライザEQ3のゲイン値調整の様子を模式的に示す。図において、横軸はゲイン値、縦軸はPETxのエラー発生率を示す。また、エラー発生率の目標値を一点鎖線で示す。
図7(a)において、イコライザEQ3の初期値(デフォルト値)をG0とし、順次変更されるゲイン値をG1,G2,G3,・・・とする。
ゲイン値G0にてエラー発生率が目標値を超えた場合、ゲイン値をG0からG1に増大変更する。すなわち、
G1=G0+Δg
である。変更後のゲイン値G1にてエラー発生率が目標値を超えており、かつ、記録のあるゲイン値G0におけるエラー発生率よりも増大している場合、次のゲイン値G2を記録のある元のゲイン値G0に戻す。すなわち、
G2=G0
である。変更後のゲイン値G0もエラー発生率が目標値を超えており、かつ、記録のあるゲイン値G1におけるエラー発生率よりも低いから、次のゲイン値G3はG0から減少変更する。すなわち、
G3=G0(G2)−Δg
である。変更後のゲイン値G3にてエラー発生率が未だ目標値を超えている場合、次のゲイン値G4はG3からさらに減少変更する。すなわち、
G4=G3−Δg=G0(G2)−2Δg
である。変更後のゲイン値G4にてエラー発生率が目標値以下となれば、ゲイン値の調整が終了する。ゲイン値G4は、エラー発生率が目標値以下となるゲイン値である。
G1=G0+Δg
である。変更後のゲイン値G1にてエラー発生率が目標値を超えており、かつ、記録のあるゲイン値G0におけるエラー発生率よりも増大している場合、次のゲイン値G2を記録のある元のゲイン値G0に戻す。すなわち、
G2=G0
である。変更後のゲイン値G0もエラー発生率が目標値を超えており、かつ、記録のあるゲイン値G1におけるエラー発生率よりも低いから、次のゲイン値G3はG0から減少変更する。すなわち、
G3=G0(G2)−Δg
である。変更後のゲイン値G3にてエラー発生率が未だ目標値を超えている場合、次のゲイン値G4はG3からさらに減少変更する。すなわち、
G4=G3−Δg=G0(G2)−2Δg
である。変更後のゲイン値G4にてエラー発生率が目標値以下となれば、ゲイン値の調整が終了する。ゲイン値G4は、エラー発生率が目標値以下となるゲイン値である。
また、図7(b)において、イコライザEQ3の初期値(デフォルト値)をG0とし、順次変更されるゲイン値をG1,G2,G3,・・・とする。
ゲイン値G0にてエラー発生率が目標値を超えた場合、ゲイン値をG0からG1に増大変更する。すなわち、
G1=G0+Δg
である。変更後のゲイン値G1にてエラー発生率が目標値を超えており、かつ、記録のあるゲイン値G0におけるエラー発生率よりも増大している場合、次のゲイン値G2を記録のある元のゲイン値G0に戻す。すなわち、
G2=G0
である。変更後のゲイン値G0もエラー発生率が目標値を超えており、かつ、記録のあるゲイン値G1におけるエラー発生率よりも低いから、次のゲイン値G3はG0から減少変更する。すなわち、
G3=G0(G2)−Δg
である。変更後のゲイン値G3にてエラー発生率が未だ目標値を超えている場合、次のゲイン値G4はG3からさらに減少変更する。すなわち、
G4=G3−Δg=G0(G2)−2Δg
である。変更後のゲイン値G4にてエラー発生率が未だ目標値を超えている場合、次のゲイン値G5はG4からさらに減少変更する。すなわち、
G5=G4−Δg=G0(G2)−3Δg
である。変更後のゲイン値G5にてエラー発生率が未だ目標値を超えている場合、次のゲイン値G6はG5からさらに減少変更する。すなわち、
G6=G5−Δg=G0(G2)−4Δg
である。変更後のゲイン値G6にてエラー発生率が未だ目標値を超えている場合、次のゲイン値G7はG6からさらに減少変更する。すなわち、
G7=G6−Δg=G0(G2)−5Δg
である。ここで、変更後のゲイン値G7にてエラー発生率が目標値を超えているが、そのエラー発生率がG6のエラー発生率よりも増大した場合、次のゲイン値G8を記録のある元のゲイン値G6に戻す。すなわち、
G8=G6
である。このゲイン値G8でもエラー発生率は目標値を超えているものの、その上下のゲイン値G5,G7のエラー発生率よりも低いため、ゲイン値の調整が終了する。ゲイン値G8は、エラー発生率が極小となるゲイン値である。
G1=G0+Δg
である。変更後のゲイン値G1にてエラー発生率が目標値を超えており、かつ、記録のあるゲイン値G0におけるエラー発生率よりも増大している場合、次のゲイン値G2を記録のある元のゲイン値G0に戻す。すなわち、
G2=G0
である。変更後のゲイン値G0もエラー発生率が目標値を超えており、かつ、記録のあるゲイン値G1におけるエラー発生率よりも低いから、次のゲイン値G3はG0から減少変更する。すなわち、
G3=G0(G2)−Δg
である。変更後のゲイン値G3にてエラー発生率が未だ目標値を超えている場合、次のゲイン値G4はG3からさらに減少変更する。すなわち、
G4=G3−Δg=G0(G2)−2Δg
である。変更後のゲイン値G4にてエラー発生率が未だ目標値を超えている場合、次のゲイン値G5はG4からさらに減少変更する。すなわち、
G5=G4−Δg=G0(G2)−3Δg
である。変更後のゲイン値G5にてエラー発生率が未だ目標値を超えている場合、次のゲイン値G6はG5からさらに減少変更する。すなわち、
G6=G5−Δg=G0(G2)−4Δg
である。変更後のゲイン値G6にてエラー発生率が未だ目標値を超えている場合、次のゲイン値G7はG6からさらに減少変更する。すなわち、
G7=G6−Δg=G0(G2)−5Δg
である。ここで、変更後のゲイン値G7にてエラー発生率が目標値を超えているが、そのエラー発生率がG6のエラー発生率よりも増大した場合、次のゲイン値G8を記録のある元のゲイン値G6に戻す。すなわち、
G8=G6
である。このゲイン値G8でもエラー発生率は目標値を超えているものの、その上下のゲイン値G5,G7のエラー発生率よりも低いため、ゲイン値の調整が終了する。ゲイン値G8は、エラー発生率が極小となるゲイン値である。
このように、エラー発生率が目標値を超えた場合にゲイン値をまずは増加させ、エラー発生率が悪化した場合にはゲイン値を減少させる方向に変更し、エラー発生率が改善した場合にはゲイン値をさらに増加させる方向に変更することで、エラー発生率が目標値以下、あるいは少なくとも極小となるようなゲイン値に自動的に調整する。勿論、エラー発生率が目標値を超えた場合にゲイン値をまずは減少させ、エラー発生率が増大した場合にはゲイン値を増加させる方向に変更し、エラー発生率が改善した場合にはゲイン値をさらに減少させる方向に変更してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
<変形例1>
図5の処理フローチャートでは、PETx側あるいはPERx側のエラー発生率が目標値を超えているか否かを判定し(S202)、目標値を超えている場合にS203の処理に移行しているが、CPU14は、目標値を超えている場合に、プリントを実行中であるか否かを判定し、プリントが行われていないことを確認した場合にS203の処理に移行してもよい。
図5の処理フローチャートでは、PETx側あるいはPERx側のエラー発生率が目標値を超えているか否かを判定し(S202)、目標値を超えている場合にS203の処理に移行しているが、CPU14は、目標値を超えている場合に、プリントを実行中であるか否かを判定し、プリントが行われていないことを確認した場合にS203の処理に移行してもよい。
<変形例2>
実施形態では、エラー発生率が目標値を超えた場合に変化量Δgだけ増減することでゲイン値を変更しているが、変化量Δgは固定ではなく可変としてもよい。例えば、イコライザEQ3のゲイン値をG0からG0+Δgに変更しても殆どエラー発生率が変化しない場合には、次のゲイン値としてG0+Δg+Δg1とする等である。ここで、Δg1>Δgである。
実施形態では、エラー発生率が目標値を超えた場合に変化量Δgだけ増減することでゲイン値を変更しているが、変化量Δgは固定ではなく可変としてもよい。例えば、イコライザEQ3のゲイン値をG0からG0+Δgに変更しても殆どエラー発生率が変化しない場合には、次のゲイン値としてG0+Δg+Δg1とする等である。ここで、Δg1>Δgである。
<変形例3>
実施形態では、エラー発生率が目標値以下または極小となるようなゲイン値に自動的に増減調整しているが、エラー発生率が目標値以下となるまでゲイン値を自動調整し、所定時間あるいは所定回数だけゲイン値を調整しても目標値以下とならない場合に、試行した全てのゲイン値の中でエラー発生回数が最小となるゲイン値に自動調整してもよい。
実施形態では、エラー発生率が目標値以下または極小となるようなゲイン値に自動的に増減調整しているが、エラー発生率が目標値以下となるまでゲイン値を自動調整し、所定時間あるいは所定回数だけゲイン値を調整しても目標値以下とならない場合に、試行した全てのゲイン値の中でエラー発生回数が最小となるゲイン値に自動調整してもよい。
なお、実施形態における「極小」とは、数学的な極小、すなわちある関数の一次微分が0となる点を必ずしも意味するものではなく、図7(b)に示すように、ゲイン値を順次変更した場合における、隣接するゲイン値のエラー発生率よりも小さなエラー発生率が得られるゲイン値を意味するものである。勿論、変化量Δgを十分小さく設定することで、実施形態における極小なゲイン値は数学的な極小点に近づき得る。
10 連続紙カラープリンタ、12 プリンタ制御装置、14 CPU、16 ROM、18 RAM、20 記憶装置、22 インターフェイス(I/F)、24 ハードウェアアクセラレータ、241 マザーボード、242 アップストリームカード、243 スロット拡張ボード、244 ダウンストリームカード、EQ1〜EQ4 イコライザ。
Claims (8)
- プリントすべき画像を処理するマザーボードと、
前記マザーボードとケーブルで接続された拡張ボードと、
前記マザーボードと前記拡張ボードとの間で伝送される信号の波形を調整するイコライザと、
前記信号のエラー発生率が目標値を超えた場合に、前記エラー発生率が前記目標値以下または極小となるように前記イコライザのゲイン値を自動的に増減調整する制御手段と、
を備えるプリンタ制御装置。 - 前記制御手段は、
前記イコライザのゲイン値として初期値を設定し、エラー発生率が前記目標値を超える場合に前記ゲイン値を増加あるいは減少のいずれか一方となるように変更し、変更後のエラー発生率が前記目標値を超えており、かつ、変更後のエラー発生率が変更前のエラー発生率以上の場合に変更後のゲイン値を前記増加あるいは減少のいずれか一方となるようにさらに変更し、変更後のエラー発生率が前記目標値を超えており、かつ、変更後のエラー発生率が変更前のエラー発生率未満の場合に変更後のゲイン値を前記増加あるいは減少のいずれか他方となるようにさらに変更する
請求項1に記載のプリンタ制御装置。 - 前記制御手段は、プリント非実行中に前記ゲイン値を変更する
請求項2に記載のプリンタ制御装置。 - 前記制御手段は、前記ゲイン値を変更する前に、前記信号の通信速度を低速側に切り替える
請求項2に記載のプリンタ制御装置。 - 前記制御手段は、前記ゲイン値を変更した後に、前記信号の通信速度を高速側に切り替える
請求項4に記載のプリンタ制御装置。 - 前記イコライザは、
前記マザーボードから前記拡張ボードへ伝送される第1信号の波形を調整する第1イコライザと、
前記拡張ボードから前記マザーボードへ伝送される第2信号の波形を調整する第2イコライザと、
を備え、
前記制御手段は、前記第1信号の前記エラー発生率が前記目標値を超えた場合に前記エラー発生率が前記目標値以下または極小となるように前記第1イコライザのゲイン値を自動的に増減調整し、前記第2信号の前記エラー発生率が前記目標値を超えた場合に前記エラー発生率が前記目標値以下または極小となるように前記第2イコライザのゲイン値を自動的に増減調整する、
請求項1〜5のいずれかに記載のプリンタ制御装置。 - 前記第1イコライザ及び前記第2イコライザは、それぞれマザーボード側イコライザと拡張ボード側イコライザを備え、
前記制御手段は、前記第1信号の前記エラー発生率が前記目標値を超えた場合に前記エラー発生率が前記目標値以下または極小となるように前記第1イコライザの前記拡張ボード側イコライザのゲイン値を自動的に増減調整し、前記第2信号の前記エラー発生率が前記目標値を超えた場合に前記エラー発生率が前記目標値以下または極小となるように前記第2イコライザの前記マザーボード側イコライザのゲイン値を自動的に増減調整する、
請求項6に記載のプリンタ制御装置。 - コンピュータに、
プリントすべき画像を処理するマザーボードと前記マザーボードに接続された拡張ボードとの間で伝送される信号のエラー発生率を検出するステップと、
前記エラー発生率が目標値を超える場合に、前記エラー発生率が前記目標値以下または極小となるように前記マザーボードと前記拡張ボードとの間に設けられたイコライザのゲイン値を自動的に増減調整するステップと、
を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
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