JP2019009707A - 色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法 - Google Patents

色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019009707A
JP2019009707A JP2017125936A JP2017125936A JP2019009707A JP 2019009707 A JP2019009707 A JP 2019009707A JP 2017125936 A JP2017125936 A JP 2017125936A JP 2017125936 A JP2017125936 A JP 2017125936A JP 2019009707 A JP2019009707 A JP 2019009707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color adjustment
color
adjustment
unit
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017125936A
Other languages
English (en)
Inventor
了敏 大迫
Akitoshi Osako
了敏 大迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2017125936A priority Critical patent/JP2019009707A/ja
Publication of JP2019009707A publication Critical patent/JP2019009707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】表示部の色再現性能に応じて、適切に色調整を実施する。【解決手段】表示部を備え、表示部にプレビュー画像を表示して色調整を行う色調整制御装置に、色調整対象の画像データに対して、色調整の設定値を反映したプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成部と、表示部の色再現性能を取得する色再現性能取得部と、取得した表示部の色再現性能に基づいて、色調整時の変更幅を決定する色調整変更幅決定部と、表示部に、決定した変更幅を調整単位として色調整を行う操作領域と、プレビュー画像を表示するプレビュー表示領域と、を含む色調整画面を表示させる表示制御部と、色調整画面の設定値に従って、画像データに対する色調整を行う色調整制御部と、を設け、色調整変更幅決定部では、表示部の色再現性能が予め定めた基準よりも低い場合に、色調整時の変更幅を予め定めた幅よりも大きくする制御を行う。【選択図】図6

Description

本発明は、色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法に関し、特に、表示部にプレビュー画像を表示して色調整を行う色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法に関する。
MFP(Multi-Functional Peripherals)などの画像形成装置では、所望の色で画像形成ができるように、CMYKの各原色の濃度やガンマ特性などを設定する色調整が可能になっている。その際、画像形成装置の表示部に、色調整対象の画像データのプレビュー画像を表示し、色調整前後でプレビュー画像がどのように変化するかを確認することによって色調整が行われる。
色調整に関する発明ではないが、設定操作に関する技術として、例えば、下記特許文献1には、当該表示装置の設定に関する設定項目の設定値を表示部に表示させつつ、当該表示装置を操作する操作入力手段を通じた操作入力に応じて前記設定項目の設定値を変更する機能を備えた表示装置であって、前記操作入力手段が備える所定の第1の操作部に対する操作入力に応じて、前記設定項目の設定値を変更させる度合いを演算し表示する設定値変更度合い表示手段と、前記操作入力手段が備える所定の第2の操作部に対する操作入力が検知されるごとに、前記設定値変更度合い表示手段により表示された前記変更度合いに応じて前記設定項目の設定値を修正し、修正された設定値を表示する仮設定値表示手段と、前記設定値変更度合い表示手段により表示される設定値の変更度合いと、前記仮設定値表示手段により表示される修正された設定値の両方を同時に1つの画面に表示させる集中表示手段と、前記設定項目の設定値を、前記集中表示手段により表示された設定値に変更する設定値更新手段と、を具備してなる表示装置が開示されている。
特開2007−248577号公報
画像形成装置の各機能は、画像形成装置で動作するFW(firmware)によって実現されるが、近年の画像形成装置ではFWの共通化が図られており、例えば、OP(Office Product)機上、PP(Production Printing)機上で同一のFWが動作する。一方で、PP機は高精細な印刷が求められることから、比較的色再現性能の優れたパネルが使用され、また、外部のコントローラを付設した場合、コントローラには更に色再現性能の高いパネルが使用されることが多いが、OP機はPP機ほど高精細な印刷が求められないことから、色再現性能があまり高くないパネルが使用されることがある。この場合、同一のFWの元で色再現性能の異なるパネルに表示動作が行われることとなる。
ここで、色再現性能があまり高くないOP機のパネル上で印刷対象の画像データのプレビュー画像を表示して、印刷結果の色調整を実施する場合を考える。この場合、画像形成装置自体は詳細な色調整を反映させることが可能であっても、色再現性能があまり高くないパネルでは、ユーザが実施する詳細な色調整をプレビュー画像に反映させることができない。これをユーザ側から見た場合、色調整操作による色の変化をパネル上で認識することができないため、適切な色調整ができなくなり、また、再度の色調整操作を行ったり、サンプル印刷を実施したりするといった余分な操作が必要になるといった問題が生じる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、表示部の色再現性能に応じて、適切に色調整を実施することができる色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、表示部を備え、前記表示部にプレビュー画像を表示して色調整を行う色調整制御装置であって、色調整対象の画像データに対して、色調整の設定値を反映させたプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成部と、前記表示部の色再現性能を取得する色再現性能取得部と、前記表示部の色再現性能に基づいて、色調整時の変更幅を決定する色調整変更幅決定部と、前記表示部に、前記変更幅を調整単位とした色調整を可能にする操作領域と、前記プレビュー画像を表示するプレビュー表示領域と、を含む色調整画面を表示させる表示制御部と、前記色調整画面における色調整の設定値に従って、前記画像データに対する色調整を行う色調整制御部と、を備え、前記色調整変更幅決定部は、前記表示部の色再現性能が予め定めた値よりも低い場合に、前記色調整時の変更幅を予め定めた幅よりも大きくすることを特徴とする。
本発明の一側面は、表示部を備え、前記表示部にプレビュー画像を表示して色調整を行う色調整制御装置で動作する色調整制御プログラムであって、前記色調整制御装置に、色調整対象の画像データに対して、色調整の初期設定値を反映させたプレビュー画像を生成する第1処理、前記表示部の色再現性能を取得する第2処理、前記表示部の色再現性能に基づいて、色調整時の変更幅を決定する第3処理、前記表示部に、前記変更幅を調整単位とした色調整を可能にする操作領域と、前記プレビュー画像を表示するプレビュー表示領域と、を含む色調整画面を表示させる第4処理、前記色調整画面に対するユーザ操作を受け付ける第5処理、前記色調整画面で色調整操作が行われた場合は、前記画像データに対して、前記色調整画面の現在の設定値を反映させたプレビュー画像を再生成して前記プレビュー表示領域に表示させる第6処理、前記色調整画面で色調整完了操作が行われた場合は、前記色調整画面の設定値に従って、前記画像データに対する色調整を行う第7処理、を実行させ、前記第3処理では、前記表示部の色再現性能が予め定めた値よりも低い場合に、前記色調整時の変更幅を予め定めた幅よりも大きくすることを特徴とする。
本発明の一側面は、表示部を備え、前記表示部にプレビュー画像を表示して色調整を行う色調整制御装置における色調整制御方法であって、前記色調整制御装置は、色調整対象の画像データに対して、色調整の初期設定値を反映させたプレビュー画像を生成する第1処理と、前記表示部の色再現性能を取得する第2処理と、前記表示部の色再現性能に基づいて、色調整時の変更幅を決定する第3処理と、前記表示部に、前記変更幅を調整単位とした色調整を可能にする操作領域と、前記プレビュー画像を表示するプレビュー表示領域と、を含む色調整画面を表示させる第4処理と、前記色調整画面に対するユーザ操作を受け付ける第5処理と、前記色調整画面で色調整操作が行われた場合は、前記画像データに対して、前記色調整画面の現在の設定値を反映させたプレビュー画像を再生成して前記プレビュー表示領域に表示させる第6処理と、前記色調整画面で色調整完了操作が行われた場合は、前記色調整画面の設定値に従って、前記画像データに対する色調整を行う第7処理と、を実行し、前記第3処理では、前記表示部の色再現性能が予め定めた値よりも低い場合に、前記色調整時の変更幅を予め定めた幅よりも大きくすることを特徴とする。
本発明の色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法によれば、表示部の色再現性能に応じて、適切に色調整を実施することができる。
その理由は、表示部を備え、表示部にプレビュー画像を表示して色調整を行う色調整制御装置に、色調整対象の画像データに対して、色調整の設定値を反映したプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成部と、表示部の色再現性能を取得する色再現性能取得部と、取得した表示部の色再現性能に基づいて、色調整時の変更幅を決定する色調整変更幅決定部と、表示部に、決定した変更幅を調整単位として色調整を行う操作領域と、プレビュー画像を表示するプレビュー表示領域と、を含む色調整画面を表示させる表示制御部と、色調整画面の設定値に従って、画像データに対する色調整を行う色調整制御部と、を設け、色調整変更幅決定部では、表示部の色再現性能が予め定めた値よりも低い場合に、色調整時の変更幅を予め定めた幅よりも大きくする制御を行うからである。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置における色調整の例を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係るコントローラにおける色調整の例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの他の構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係るクライアント装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(色調整)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(色詳細調整)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る色調整画面の一例(表示部の色再現性能が高い場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係る色調整画面の他の例(表示部の色再現性能が低い場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係る色調整に応じたプレビュー画像の変化を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る色調整画面の他の例(基準値近傍の変更幅を変化させた場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係る色調整画面の他の例(基準値に対して±の一方の変更幅を変化させた場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係る色調整画面の他の例(原色に応じて変更幅を変化させた場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係る色調整画面の遷移(表示部の色再現性能が高い場合)を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る色調整画面の遷移(表示部の色再現性能が低い場合)を示す模式図である。 従来のプレビュー表示における問題点を説明する図である。
背景技術で示したように、MFPなどの画像形成装置では、CMYKの各原色の濃度やガンマ特性などを設定する色調整が可能であり、色調整前後のプレビュー画像の変化を確認することによって色調整が行われる。この色調整の機能は、画像形成装置で動作するFWによって実現されるが、近年の画像形成装置ではFWの共通化が図られており、例えば、OP機上、PP機上で同一のFWが動作する。一方で、PP機やコントローラでは比較的色再現性能が優れたパネルが使用されることが多いが、OP機では色再現性能があまり高くないパネルが使用されることがある。この場合、同一のFWの元で色再現性能の異なるパネルに表示動作が行われることとなる。
ここで、色再現性能があまり高くないOP機のパネル上で印刷対象の画像データのプレビュー画像を表示して、印刷結果の色調整を実施する場合、画像形成装置自体が詳細な色調整を反映させることが可能であっても、パネルに表示されるプレビュー画像には詳細な色調整を反映させることができない。すなわち、色調整機能で詳細な設定を行うことができ、RIP(Raster Image Processor)や印刷エンジンでは、詳細な色調整を反映させた画像データや印刷物を生成することができても、パネルでは、詳細な色調整を反映させたプレビュー画像を表示することができない。
図18は、色調整の際に表示部(パネル)に表示される色調整画面の一例であり、例えば、図18(a)に示すように、CMYKの各原色の色調整値が基準値(ここでは0)の状態から、図18(b)に示すように、1又は複数の原色の色調整値を少し変化させた場合(ここではYの色調整値をプラス側に1目盛分調整した場合)を考える。この場合、色調整値の設定の変化に応じてプレビュー画像の画像データ自体は変化するが、色再現性能があまり高くないパネルでは微妙な色の変化を表現することができないため、ユーザは色調整値の変化をプレビュー画像で確認することができない。その結果、ユーザが所望する色調整を実施することができなくなり、また、再度の色調整操作を行ったり、色調整の結果を印刷物で確認するためにサンプル印刷を実施したりするといった余分な操作が必要になる。
そこで、本発明の一実施の形態では、プレビュー画像の表示時、ユーザが色の変化を認識できる変更幅での色調整を可能とする(言い換えると、ユーザが認識できない変更幅での色調整を抑止する)ために、装置に接続されるパネルの色再現性能に従って、ユーザが色調整時に調整可能な変更幅(調整単位を示す目盛の間隔)を変更する。具体的には、色再現性能が相対的に(予め定めた値よりも)低いパネルが接続されている場合には、ユーザが色調整可能な変更幅を相対的に(予め定めた幅よりも)大きく(目盛を粗く)し、色再現性能が相対的に高いパネルが接続されている場合には、ユーザが色調整可能な変更幅を相対的に小さく(目盛を細かく)する。
例えば、色再現性能が低い表示部を備える画像形成装置の場合は、図1(a)に示すように、色調整画面における色調整時の変更幅(目盛の間隔)を大きくして、ユーザがプレビュー画像の色の変化を認識できない色調整を防止する。また、色再現性能が高い表示部を備える画像形成装置の場合は、図1(b)に示すように、色調整画面における色調整時の変更幅(目盛の間隔)を小さくして、詳細な色調整を可能にする。また、色再現性能が高い表示部を備える外部コントローラの場合も、図2に示すように、色調整画面における色調整時の変更幅(目盛の間隔)を小さくして、詳細な色調整を可能にする。
このような制御を行うことにより、ユーザにとってパネルの性能により色の変化を認識できない程度の色調整操作を抑止することができるため、適切な色調整を実施することが可能になると共に、再度の色調整操作やサンプル印刷などの余分な色調整操作が不要となり、色調整時にユーザが混乱することがなくなる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法について、図3乃至図17を参照して説明する。図3及び図4は、本実施例の印刷システムの構成を模式的に示す図であり、図5乃至図7は、各々、クライアント装置、コントローラ、画像形成装置の構成を示すブロック図である。また、図8及び図9は、本実施例の画像形成装置の動作を示すフローチャート図であり、図10乃至図17は、本実施例の色調整制御を説明する図である。
図3に示すように、本実施例の印刷システムは、イントラネット上に、通信ネットワーク40で接続可能なクライアント装置10とコントローラ20と画像形成装置30とがそれぞれ配置される。なお、図3では、印刷システムをクライアント装置10とコントローラ20と画像形成装置30とで構成しているが、図4に示すように、コントローラ20は画像形成装置30に内蔵される構成としてもよい。上記通信ネットワーク40の規格としてEthernet(登録商標)などを用いることができるが、コントローラ20から画像形成装置30へのデータ転送はEthernet(登録商標)以外にもIEEE1394、Parallelなどを用いることも可能である。以下、図3の構成を前提にして、各装置について詳細に説明する。
[クライアント装置]
クライアント装置10は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、図5(a)に示すように、制御部11と記憶部15とネットワークI/F部16と表示部17と操作部18などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12と、ROM(Read Only Memory)13やRAM(Random Access Memory)14などのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU12は、ROM13や記憶部15からプログラムを読み出し、RAM14に展開して実行することにより、クライアント装置10の全体制御を行う。
また、図5(b)に示すように、上記制御部11(CPU12)により、OS(Operating System)11a、アプリケーション11b、プリンタドライバ11cなどが実行される。
OS11aは、Windows(登録商標)やMac OS(登録商標)、Android(登録商標)などであり、クライアント装置10でアプリケーション11bやプリンタドライバ11cを動作可能にする。
アプリケーション11bは、文書作成や表計算、画像加工などを行うソフトウェアであり、印刷指示の際にプリンタドライバ11cを読み出し、アプリケーション11bで作成した原稿データをプリンタドライバ11cに転送する。
プリンタドライバ11cは、アプリケーション11bで作成した原稿データを、コントローラ20が解釈可能な言語の印刷ジョブ(PJL(Printer Job Language)やPS(PostScript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データ)に変換する。この印刷ジョブには、プリンタドライバ11cの出力設定画面で設定された出力設定情報(ジョブチケット)が付加されている。
記憶部15は、HDDやSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU12が各部を制御するためのプログラム、プログラムの実行に必要なデータ、原稿データ、印刷ジョブなどを格納する。
ネットワークI/F部16は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、クライアント装置10を通信ネットワーク40に接続し、コントローラ20に印刷ジョブを送信可能にする。
表示部17は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどで構成され、アプリケーション11bの原稿作成画面、プリンタドライバ11cの印刷設定画面などを表示する。操作部18は、キーボードやマウス、表示部17と一体となったタッチセンサなどで構成され、原稿の作成、印刷条件の設定などの操作を可能にする。
[コントローラ]
コントローラ20は、コンピュータ装置であり、印刷ジョブに対してラスタライズ処理を実施し、画像形成装置30で出力可能な形式の画像データ(ラスターデータ)を生成する。このコントローラ20は、図6(a)に示すように、制御部21と記憶部25とネットワークI/F部26とプリンタI/F部27と表示部28と操作部29などで構成される。
制御部21は、CPU22とROM23やRAM24などのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU22は、ROM23や記憶部25からプログラムを読み出し、RAM24に展開して実行することにより、コントローラ20の全体制御を行う。また、制御部21は、図6(b)に示すように、RIP部21aなどとして機能する。
RIP部21aは、印刷ジョブを解析して中間データを生成し、レンダリングを行ってラスターデータを生成する(この一連の処理をラスタライズ処理と呼ぶ。)。
記憶部25は、HDDやSSDなどで構成され、CPU22が各部を制御するためのプログラム、プログラムの実行に必要なデータ、印刷ジョブ、ラスタライズ処理後の画像データなどを記憶する。
ネットワークI/F部26は、NICやモデムなどで構成され、コントローラ20を通信ネットワーク40に接続し、クライアント装置10から印刷ジョブなどを受信可能にする。プリンタI/F部27は、画像形成装置30に接続するための専用インターフェイスであり、画像形成装置30に画像データなどを送信可能にする。
表示部28は、LCDや有機ELディスプレイなどで構成され、ジョブ処理に関する各種画面を表示する。操作部29は、マウスやキーボードなどで構成され、ジョブ処理に関する各種操作を可能にする。
[画像形成装置]
画像形成装置30は、MFPなどの印刷装置であり、本実施例では、色調整を実施可能な色調整制御装置として動作する。この画像形成装置30は、図7(a)に示すように、制御部31と記憶部35とコントローラI/F部36と表示部37と操作部38と画像形成部39などで構成される。
制御部31は、CPU32とROM33やRAM34などのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU32は、ROM33や記憶部35からプログラムを読み出し、RAM34に展開して実行することにより、画像形成装置30の全体制御を行う。また、制御部31は、図7(b)に示すように、プレビュー画像生成部31a、色再現性能取得部31b、色調整変更幅決定部31c、表示制御部31d、色調整制御部31eなどとして機能する。
プレビュー画像生成部31aは、コントローラ20から受信した画像データに対して、後述する色調整画面における初期設定値を反映させたプレビュー画像を生成する。また、色調整画面で色調整が行われた場合は、画像データに対して、色調整の現在の設定値を反映させたプレビュー画像を再生成する。なお、色調整は、原色(例えば、CMYK)毎の濃度の調整やガンマ特性の調整などである。
色再現性能取得部31bは、表示部37の色再現性能を取得する。例えば、表示部37に色再現性能を設定するための画面を表示させ、ユーザによって設定された色再現性能を取得する。また、ユーザによる色再現性能の設定が行われていない場合は、DDC(Display Data Channel)の規格に基づいて表示部37と情報交換を行い、表示部37から色再現性能を取得する。なお、色再現性能は、入力色が表示部37上でどのように再現されるかを評価する指標である。
色調整変更幅決定部31cは、色再現性能取得部31bが取得した色再現性能に基づいて、色調整時の変更幅(調整単位を示す目盛の間隔)を決定する。例えば、表示部37の色再現性能が相対的に低い(予め定めた値よりも低い)場合は、色調整時の変更幅を相対的に大きく(予め定めた幅よりも大きく)する。なお、色調整時の変更幅は、一定の値にしてもよいし、基準値(初期設定値)近傍のみ色調整時の変更幅を大きくしたり、基準値に対してプラス側又はマイナス側の一方のみ色調整時の変更幅を大きくしたりするなど、基準値からのズレ量又はズレ方向に応じて、色調整時の変更幅を変化させてもよい。また、色調整時の変更幅は、各原色に対して一定の値にしてもよいし、原色の種類に応じて、色調整時の変更幅を変化させてもよい。
表示制御部31dは、表示部37に、色調整変更幅決定部31cが決定した色調整時の変更幅を調整単位とした色調整を可能にする操作領域と、プレビュー画像生成部31aが生成したプレビュー画像を表示するプレビュー表示領域と、を含む色調整画面を表示させる。また、色調整画面において、所定の操作(例えば、後述する「詳細調整」ボタンの押下)が行われた場合は、表示部37に、色調整変更幅決定部31cが決定した変更幅よりも狭い幅を調整単位とした色詳細調整を可能にする操作領域と、プレビュー画像生成部31aが生成したプレビュー画像を表示するプレビュー表示領域と、を含む色詳細調整画面を表示させる。なお、色調整画面や色詳細調整画面の操作領域で色調整が実施された場合は、プレビュー表示領域には、操作領域の設定値に基づいてプレビュー画像生成部31aが再生成したプレビュー画像が表示され、ユーザはプレビュー画像の色の変化を確認しながら色調整を行う。
色調整制御部31eは、色調整画面や色詳細調整画面で色調整が実施された場合は、色調整画面や色詳細調整画面の操作領域の設定値に従って、コントローラ20から受信した画像データに対する色調整を行う。また、色調整制御部31eは、色調整後の画像データを画像形成部39に転送して、印刷を指示したり、色詳細調整画面などでサンプル印刷が指示された場合は、色調整後の画像データを画像形成部39に転送して、サンプル印刷を指示したりする。
なお、上記プレビュー画像生成部31a、色再現性能取得部31b、色調整変更幅決定部31c、表示制御部31d、色調整制御部31eはハードウェアとして構成してもよいし、制御部31をプレビュー画像生成部31a、色再現性能取得部31b、色調整変更幅決定部31c、表示制御部31d、色調整制御部31eとして機能させるFW(色調整制御プログラム)として構成し、当該色調整制御プログラムをCPU32に実行させるようにしてもよい。
記憶部35は、HDDやSSDなどで構成され、CPU32が各部を制御するためのプログラム、プログラムの実行に必要なデータ、コントローラ20から取得した画像データ、プレビュー画像生成部31aが生成したプレビュー画像のデータ、表示部37の色再現性能情報、色調整画面や色詳細調整画面の色調整の設定値などを記憶する。
コントローラI/F部36は、コントローラ20に接続するための専用インターフェイスであり、コントローラ20から画像データなどを受信可能にする。
表示部37は、LCDや有機ELディスプレイなどで構成され、印刷処理に関する各種画面を表示する。本実施例では、特に、色調整画面や当該色調整画面から遷移する色詳細調整画面、色再現性能設定画面などを表示する。また、必要に応じて、DDCの規格に基づいて制御部31と情報交換を行い、制御部31に色再現性能を通知する。
操作部38は、マウスやキーボードなどで構成され、色調整画面や色詳細調整画面での色調整操作、色再現性能設定画面での色再現性能の設定操作などを可能にする。
なお、表示部37及び操作部38は、別々の装置としてもよいし、表示部37上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部38(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどとしてもよい。
画像形成部39は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用した画像形成のために必要な要素、すなわち、帯電装置、感光体ドラム、露光装置、転写ローラ、転写ベルト、定着装置などで構成される。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から画像データに応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を一次転写ローラ、二次転写ベルトを介して紙媒体に転写して定着装置で定着させる処理を行う。本実施例では、特に、色調整制御部31eからの指示に従って、色調整を行った画像データの印刷やサンプル印刷を実行する。
なお、図3乃至図7は、本実施例の印刷システムの一例であり、各装置の構成や制御は適宜変更可能である。例えば、上記では、画像形成装置30を色調整制御装置として動作させる(画像形成装置30で色調整を行う)構成としたが、コントローラ20を色調整制御装置として動作させる(コントローラ20で色調整を行う)構成としてもよく、その場合は、コントローラ20の制御部21をプレビュー画像生成部、色再現性能取得部、色調整変更幅決定部、表示制御部、色調整制御部として機能させる(制御部21のCPU22に色調整制御プログラムを実行させる)ようにすることができる。
以下、本実施例の画像形成装置30の動作について説明する。CPU32は、ROM33又は記憶部35に記憶した色調整制御プログラムをRAM34に展開して実行することにより、図8及び図9のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、制御部31(プレビュー画像生成部31a)は、コントローラ20から受信した印刷対象の画像データと色調整の初期設定値とに基づいてプレビュー画像を生成し、制御部31(表示制御部31d)は、表示部37に色調整画面を表示させ、色調整画面のプレビュー表示領域にプレビュー画像を表示させる(S101)。
次に、制御部31(色再現性能取得部31b)は、ユーザによる表示部37の色再現性能の設定が行われたかを判断する(S102)。ユーザによる表示部37の色再現性能の設定が行われている場合は(S102のYes)、制御部31(色調整変更幅決定部31c)は、ユーザが設定した色再現性能に基づいて色調整時の変更幅を決定し、制御部31(表示制御部31d)は、決定された変更幅に従って、色調整画面の操作領域に調整目盛りを表示する(S103)。一方、ユーザによる表示部37の色再現性能の設定が行われていない場合は(S102のNo)、制御部31(色再現性能取得部31b)は、表示部37から色再現性能を取得し(S104)、制御部31(色調整変更幅決定部31c)は、表示部37から取得した色再現性能に基づいて色調整時の変更幅を決定し、制御部31(表示制御部31d)は、決定された変更幅に従って、色調整画面の操作領域に調整目盛りを表示する(S105)。
図10及び図11は、S103又はS105で表示部37に表示される色調整画面50の一例である。色再現性能が相対的に高い(例えば、24ビット以上の色深度を持つ)表示部37を備える画像形成装置30の場合は、図10に示すように、色調整時の変更幅(目盛の間隔)を小さくし、例えば、操作領域51におけるCMYKの各色の調整位置を21段階(−10〜10)として、詳細な色調整を可能にする。また、色再現性能が相対的に低い(例えば、18ビット以下の色深度しか持たない)表示部37を備える画像形成装置30の場合は、図11に示すように、色調整時の変更幅(目盛の間隔)を大きくし、例えば、操作領域51におけるCMYKの各色の調整位置を11段階(−5〜5)として、ユーザがプレビュー画像の色の変化を認識できない色調整を抑止する。なお、上記の10や5は調整位置が何段階に分かれているかを表す数字であり、色調整範囲(例えば、10%や5%)を表す数字ではない。
図8に戻って、制御部31(色調整制御部31e)は、ユーザ操作を受け付け(S106)、ユーザ操作が色調整操作であるか、色詳細調整操作であるか、色調整完了操作であるかを判断する(S107)。ユーザ操作が色調整操作であれば、制御部31(プレビュー画像生成部31a)は、操作領域51の設定値に基づいてプレビュー画像を再生成し、制御部31(表示制御部31d)は、プレビュー表示領域52のプレビュー画像を更新し(S108)、S106に戻って再びユーザ操作を受け付ける。例えば、図12(a)に示すように、色調整の初期段階で、CMYKの各原色に対して目盛0に設定(太線で表示)されている場合において、図12(b)に示すように、色調整時の変更幅で設定を変更(ここではYの設定値を目盛1に変更)した場合、変更後の設定値に基づいてプレビュー画像が更新されるが、本実施例では、色調整時の変更幅は表示部37の色再現性能に基づいて決定されているため、ユーザは、プレビュー画像の変化(図ではYの色の変化を図形の濃淡で表現している。)を画面上で認識することができる。
なお、図12では、色調整の全範囲に渡って変更幅(目盛の間隔)を一定にしたが、基準値と設定値との差が大きくなれば、色再現性能が相対的に低い表示部37であっても、ユーザはプレビュー画像の変化を認識できると考えられることから、図13に示すように、基準値近傍のみ変更幅を大きくしたり、基準値からのズレ量が小さくなるに従って変更幅を大きくしたりしてもよい。また、図12では、基準値に対してプラス側もマイナス側も同じように変更幅を変化させたが、例えば、プラス/マイナスの一方ではプレビュー画像の変化が認識しにくく、他方ではプレビュー画像の変化が認識しやすい場合は、プレビュー画像の変化が認識しにくい方向(図ではプラス側)のみ変更幅を大きくしてもよい。また、図12乃至図14では、CMYKの全ての原色に対して変更幅を同様に変化させたが、表示部37の色再現性能が低くても色の濃淡は表現できると考えられることから、図15に示すように、K以外の原色(CMY)についてのみ変更幅を大きくしたり、特定の色について色再現性能が低い場合は、その特定の色についてのみ変更幅を大きくしたりしてもよい。
再び、図8に戻って、S107で、ユーザ操作が色詳細調整操作(色調整画面50の操作領域51に設けられた「詳細調整」ボタンを押下する操作)であれば、色詳細調整画面に遷移して後述する色詳細調整を実行し(S111)、その後、S106に戻って再びユーザ操作を受け付ける。この色詳細調整の詳細は後述する。また、ユーザ操作が色調整完了操作の場合は、制御部31(色調整制御部31e)は、印刷実施が指示されたかを判断し(S109)、印刷実施が指示された場合は(S109のYes)、印刷対象の画像データに対して色調整の現在の設定値に従って色調整を行い、色調整後の画像データを画像形成部39に転送して、印刷処理を実施させ(S110)、一連の処理を完了する。
次に、図8のS111の色詳細調整処理について、図9のフローチャート図を参照して説明する。
まず、制御部31(プレビュー画像生成部31a)は、コントローラ20から受信した印刷対象の画像データと色調整画面における現在の設定値とに基づいてプレビュー画像を生成し、制御部31(表示制御部31d)は、表示部37に色詳細調整画面を表示させ、色詳細調整画面のプレビュー表示領域にプレビュー画像を表示させる(S201)。
次に、制御部31(色調整変更幅決定部31c)は、色調整画面50の現在の設定値から、プラス方向及びマイナス方向の変更幅分を調整範囲とし、その調整範囲内において、色調整時の変更幅を決定し、制御部31(表示制御部31d)は、決定された変更幅に従って、色詳細調整画面の操作領域に調整目盛りを表示する(S202)。例えば、表示部37の色再現性能が相対的に低い場合は、図16(a)に示すように、色調整画面50には変更幅を大きくした操作領域51が表示されるが、色調整画面50から遷移する色詳細調整画面60では、図16(b)に示すように、より詳細な色調整ができるように、操作領域61には色再現性能が高い表示部37を接続した場合と同等の変更幅で表示(例えば、操作領域51の1目盛を2目盛に細分化して表示)する。また、図17(b)に示すように、画像形成装置30の色再現性能に従った変更幅(ここでは、操作領域51の1目盛を5目盛に細分化した変更幅)で表示することもできる。なお、色詳細調整画面60では色調整画面50よりも詳細な色調整が可能であればよく、目盛りの細分化の程度は任意に設定することができる。
図9に戻って、制御部31(色調整制御部31e)は、ユーザ操作を受け付け(S203)、ユーザ操作が色詳細調整操作であるか、サンプル印刷操作であるか、色詳細調整完了操作であるかを判断する(S204)。ユーザ操作が色詳細調整操作であれば、制御部31(プレビュー画像生成部31a)は、操作領域61の設定値に基づいてプレビュー画像を再生成し、制御部31(表示制御部31d)は、プレビュー表示領域62のプレビュー画像を更新し(S205)、S203に戻って再びユーザ操作を受け付ける。また、ユーザ操作がサンプル印刷操作(色詳細調整画面60の操作領域61に設けられた「サンプル印刷」ボタンを押下する操作)であれば、制御部31(色調整制御部31e)は、操作領域61の現在の設定値に従って画像データに対して色調整を行い、色調整後の画像データを画像形成部39に転送してサンプル印刷を実行させ(S206)、その後、S203に戻って再びユーザ操作を受け付ける。このサンプル印刷を行うことにより、画面上では認識できない程度の色の変化であっても印刷物上で色の変化を確認することができる。また、ユーザ操作が色詳細調整完了操作の場合は、制御部31(色調整制御部31e)は、完了要因が設定完了であるか(操作領域61に設けられた「設定」ボタンを押下する操作であるか)、キャンセルであるか(操作領域61に設けられた「戻る」ボタンを押下する操作であるか)を判断する(S207)。完了要因が設定完了であれば、設定値を記憶部25などに保存して(S208)、色詳細調整処理を完了し、完了要因がキャンセルであれば、設定値を保存せずに色詳細調整処理を完了する。
このように、本実施例では、表示部37の色再現性能に基づいて色調整時の変更幅を決定し、決定した変更幅で色調整画面50の操作領域51を表示するため、操作領域51を操作したにもかかわらず、プレビュー表示領域52のプレビュー画像の変化が認識できないといった不具合が生じることがなくなり、適切な色調整を実施することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、本実施例では、画像形成装置30で色調整を行う場合について記載したが、表示部を備える任意の装置で色調整を行う場合に対して、本発明の色調整制御方法を同様に適用することができる。
本発明は、表示部にプレビュー画像を表示して色調整を行う色調整制御装置、色調整制御プログラム、当該色調整制御プログラムを記録した記録媒体及び色調整制御方法に利用可能である。
10 クライアント装置
11 制御部
11a OS
11b アプリケーション
11c プリンタドライバ
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 記憶部
16 ネットワークI/F部
17 表示部
18 操作部
20 コントローラ
21 制御部
21a RIP部
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 記憶部
26 ネットワークI/F部
27 プリンタI/F部
28 表示部
29 操作部
30 画像形成装置
31 制御部
31a プレビュー画像生成部
31b 色再現性能取得部
31c 色調整変更幅決定部
31d 表示制御部
31e 色調整制御部
32 CPU
33 ROM
34 RAM
35 記憶部
36 コントローラI/F部
37 表示部
38 操作部
39 画像形成部
40 通信ネットワーク
50 色調整画面
51 操作領域
52 プレビュー表示領域
60 色詳細調整画面
61 操作領域
62 プレビュー表示領域

Claims (21)

  1. 表示部を備え、前記表示部にプレビュー画像を表示して色調整を行う色調整制御装置であって、
    色調整対象の画像データに対して、色調整の設定値を反映させたプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成部と、
    前記表示部の色再現性能を取得する色再現性能取得部と、
    前記表示部の色再現性能に基づいて、色調整時の変更幅を決定する色調整変更幅決定部と、
    前記表示部に、前記変更幅を調整単位とした色調整を可能にする操作領域と、前記プレビュー画像を表示するプレビュー表示領域と、を含む色調整画面を表示させる表示制御部と、
    前記色調整画面における色調整の設定値に従って、前記画像データに対する色調整を行う色調整制御部と、を備え、
    前記色調整変更幅決定部は、前記表示部の色再現性能が予め定めた値よりも低い場合に、前記色調整時の変更幅を予め定めた幅よりも大きくする、
    ことを特徴とする色調整制御装置。
  2. 前記色調整は、原色毎の濃度の調整又はガンマ特性の調整である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の色調整制御装置。
  3. 前記色調整変更幅決定部は、原色の種類に応じて、前記変更幅を変化させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の色調整制御装置。
  4. 前記色調整変更幅決定部は、基準値からのズレ量又はズレ方向に応じて、前記変更幅を変化させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の色調整制御装置。
  5. 前記色再現性能取得部は、ユーザによって設定された色再現性能を取得、又は、DDC(Display Data Channel)の規格に基づいて前記表示部から色再現性能を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の色調整制御装置。
  6. 画像形成部を更に備え、
    前記色調整制御部は、前記色調整画面における色調整の設定値に従って色調整を行った前記画像データを前記画像形成部に転送して印刷を指示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の色調整制御装置。
  7. 前記表示制御部は、前記表示部に、前記色調整画面よりも詳細な色調整を可能にする色詳細調整画面を表示させ、
    前記色調整制御部は、前記色詳細調整画面でサンプル印刷が指示された場合は、前記色詳細調整画面における色調整の設定値に従って色調整を行った前記画像データを前記画像形成部に転送してサンプル印刷を指示する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の色調整制御装置。
  8. 表示部を備え、前記表示部にプレビュー画像を表示して色調整を行う色調整制御装置で動作する色調整制御プログラムであって、
    前記色調整制御装置に、
    色調整対象の画像データに対して、色調整の初期設定値を反映させたプレビュー画像を生成する第1処理、
    前記表示部の色再現性能を取得する第2処理、
    前記表示部の色再現性能に基づいて、色調整時の変更幅を決定する第3処理、
    前記表示部に、前記変更幅を調整単位とした色調整を可能にする操作領域と、前記プレビュー画像を表示するプレビュー表示領域と、を含む色調整画面を表示させる第4処理、
    前記色調整画面に対するユーザ操作を受け付ける第5処理、
    前記色調整画面で色調整操作が行われた場合は、前記画像データに対して、前記色調整画面の現在の設定値を反映させたプレビュー画像を再生成して前記プレビュー表示領域に表示させる第6処理、
    前記色調整画面で色調整完了操作が行われた場合は、前記色調整画面の設定値に従って、前記画像データに対する色調整を行う第7処理、を実行させ、
    前記第3処理では、前記表示部の色再現性能が予め定めた値よりも低い場合に、前記色調整時の変更幅を予め定めた幅よりも大きくする、
    ことを特徴とする色調整制御プログラム。
  9. 前記色調整は、原色毎の濃度の調整又はガンマ特性の調整である、
    ことを特徴とする請求項8に記載の色調整制御プログラム。
  10. 前記第3処理では、原色の種類に応じて、前記変更幅を変化させる、
    ことを特徴とする請求項9に記載の色調整制御プログラム。
  11. 前記第3処理では、基準値からのズレ量又はズレ方向に応じて、前記変更幅を変化させる、
    ことを特徴とする請求項9に記載の色調整制御プログラム。
  12. 前記第2処理では、ユーザによって設定された色再現性能を取得、又は、DDC(Display Data Channel)の規格に基づいて前記表示部から色再現性能を取得する、
    ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一に記載の色調整制御プログラム。
  13. 前記色調整制御装置は、画像形成部を備え、
    前記第7処理では、前記色調整画面の設定値に従って色調整を行った前記画像データを前記画像形成部に転送して印刷を指示する、
    ことを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一に記載の色調整制御プログラム。
  14. 前記色調整制御装置に、更に、
    前記色調整画面で色詳細調整操作が行われた場合は、前記表示部に、前記色調整画面よりも詳細な色調整を可能にする色詳細調整画面を表示させる第8処理、
    前記色詳細調整画面に対するユーザ操作を受け付ける第9処理、
    前記色詳細調整画面でサンプル印刷が指示された場合は、前記色詳細調整画面の設定値に従って色調整を行った前記画像データを前記画像形成部に転送してサンプル印刷を指示する第10処理、を実行させる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の色調整制御プログラム。
  15. 表示部を備え、前記表示部にプレビュー画像を表示して色調整を行う色調整制御装置における色調整制御方法であって、
    前記色調整制御装置は、
    色調整対象の画像データに対して、色調整の初期設定値を反映させたプレビュー画像を生成する第1処理と、
    前記表示部の色再現性能を取得する第2処理と、
    前記表示部の色再現性能に基づいて、色調整時の変更幅を決定する第3処理と、
    前記表示部に、前記変更幅を調整単位とした色調整を可能にする操作領域と、前記プレビュー画像を表示するプレビュー表示領域と、を含む色調整画面を表示させる第4処理と、
    前記色調整画面に対するユーザ操作を受け付ける第5処理と、
    前記色調整画面で色調整操作が行われた場合は、前記画像データに対して、前記色調整画面の現在の設定値を反映させたプレビュー画像を再生成して前記プレビュー表示領域に表示させる第6処理と、
    前記色調整画面で色調整完了操作が行われた場合は、前記色調整画面の設定値に従って、前記画像データに対する色調整を行う第7処理と、を実行し、
    前記第3処理では、前記表示部の色再現性能が予め定めた値よりも低い場合に、前記色調整時の変更幅を予め定めた幅よりも大きくする、
    ことを特徴とする色調整制御方法。
  16. 前記色調整は、原色毎の濃度の調整又はガンマ特性の調整である、
    ことを特徴とする請求項15に記載の色調整制御方法。
  17. 前記第3処理では、原色の種類に応じて、前記変更幅を変化させる、
    ことを特徴とする請求項16に記載の色調整制御方法。
  18. 前記第3処理では、基準値からのズレ量又はズレ方向に応じて、前記変更幅を変化させる、
    ことを特徴とする請求項16に記載の色調整制御方法。
  19. 前記第2処理では、ユーザによって設定された色再現性能を取得、又は、DDC(Display Data Channel)の規格に基づいて前記表示部から色再現性能を取得する、
    ことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一に記載の色調整制御方法。
  20. 前記色調整制御装置は、画像形成部を備え、
    前記第7処理では、前記色調整画面の設定値に従って色調整を行った前記画像データを前記画像形成部に転送して印刷を指示する、
    ことを特徴とする請求項15乃至19のいずれか一に記載の色調整制御方法。
  21. 前記色調整制御装置は、
    前記色調整画面で色詳細調整操作が行われた場合は、前記表示部に、前記色調整画面よりも詳細な色調整を可能にする色詳細調整画面を表示させる第8処理と、
    前記色詳細調整画面に対するユーザ操作を受け付ける第9処理と、
    前記色詳細調整画面でサンプル印刷が指示された場合は、前記色詳細調整画面の設定値に従って色調整を行った前記画像データを前記画像形成部に転送してサンプル印刷を指示する第10処理と、を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項20に記載の色調整制御方法。
JP2017125936A 2017-06-28 2017-06-28 色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法 Pending JP2019009707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017125936A JP2019009707A (ja) 2017-06-28 2017-06-28 色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017125936A JP2019009707A (ja) 2017-06-28 2017-06-28 色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019009707A true JP2019009707A (ja) 2019-01-17

Family

ID=65029145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017125936A Pending JP2019009707A (ja) 2017-06-28 2017-06-28 色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019009707A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4529148B2 (ja) 印刷制御プログラム、印刷制御装置及び画像形成装置並びに印刷制御方法
JP5700014B2 (ja) 印刷システム、印刷制御プログラム、および記録媒体
CN104219422A (zh) 颜色调整系统以及颜色调整方法
JP6120184B2 (ja) チャート作成制御プログラム及び制御装置並びにチャート作成方法
JP2017215895A (ja) 画像処理装置及び面付け制御プログラム並びに面付け制御方法
JP2019070937A (ja) 制御装置、ショートカットアイコン登録方法及びショートカットアイコン登録制御プログラム
JP2020001358A (ja) 画像形成装置、リカバリ制御プログラム及びリカバリ制御方法
JP6187107B2 (ja) デジタルプリンタ及び印刷システム並びに画像処理プログラム並びに画像処理方法
US8891129B2 (en) Image forming apparatus having real-size preview function, method of controlling the same, and storage medium
JP2009038573A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP6520363B2 (ja) 印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法
US20160316082A1 (en) Image forming apparatus and information processing apparatus
JP2019009707A (ja) 色調整制御装置、色調整制御プログラム及び色調整制御方法
JP6256814B2 (ja) 印刷システム及びキャリブレーション制御プログラム並びにキャリブレーション制御方法
JP2012126024A (ja) 印刷ジョブ処理装置、印刷ジョブ処理装置用プログラム、および印刷ジョブ処理方法
JP6607042B2 (ja) 画像形成装置 画像形成方法およびプログラム
JP2011228987A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
US9434195B2 (en) Printing instruction apparatus, printing system, printing instruction method, and computer readable medium
EP3531345B1 (en) Image processing system, image processing apparatus, image processing method and program
JP6682983B2 (ja) 色補正装置及び色補正方法並びに色補正プログラム
JP2019111706A (ja) 画像形成装置、印刷制御プログラム及び印刷制御方法
JP2010149408A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
JP2017220088A (ja) プリントサーバ及び印刷制御プログラム及び印刷制御方法
JP6504464B2 (ja) 印刷制御装置及び印刷制御プログラム並びに印刷制御方法
JP6098310B2 (ja) 色調整装置、及び色調整装置の制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191119

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20191122