JP2019008086A - カートリッジ交換履歴記録・出力手段を伴う画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術では、装着直後の残量情報が取得できないケースにおいて、装着時の残量情報を正確に記録できないという課題があった。特に再生カートリッジではトナーが補充されている事もあり、ページカウントから残量を推定できなかった。【解決手段】装着時に残量情報が不定となったレコードに対して、残量情報が不定でなくなったタイミングで、カートリッジ交換履歴に記憶した過去の実績に基づき、装着時の残量情報を推定し、更新する。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置、制御方法、及びプログラムに関する。
カートリッジを含む消耗品の残量情報をカートリッジより取得し、表示する機能を有する画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2015−49325号公報
カートリッジの装着直後のトナー残量と最新利用のトナー残量を本体内メモリに記録し、表示・出力するという技術がある。本技術は、カートリッジ装着時のトナー容量を記録することで、装着時からどれくらいトナーが減ったかを把握し、製品メンテナンスに活用することを目的としたものである。
しかし、プリントエンジンやカートリッジの中には、電源投入直後、あるいは、カートリッジが装着・交換された直後は、トナー残量を取得できないものもある。例えば、カートリッジ内のトナー残量を光学的センサー等によって測定する場合、カートリッジ内でトナーが偏ることで過小評価・過大評価してしまう恐れがある。そのため、プリントエンジンの中には、数枚の印刷を行った後にしか、装着直後のトナー残量が取得できないものがある。
特許文献1には、カートリッジの初期トナー残量を当該カートリッジでの印字枚数(ページカウント)や印字画素数(ドットカウント)から推定する発明が開示されている。特許文献1で示されているように、ページカウント情報は装着直後であってもカートリッジから取得する事ができる。
しかし、1ページ当たりの消耗品の消費量は、実際の印刷物は使用目的や印刷コンテンツの違いによって異なる。また、プリントエンジン側で印刷濃度を補正して印字する機能がある場合、同じドットカウントの画像であっても実際に消費されるトナー量が異なる場合がある。そのため、特に中古カートリッジに対して、実際のトナー残量と、ページカウントやドットカウントに基づいて推定したトナー残量とで差異が発生するリスクがあった。
更に、トナーを詰め替えた再生カートリッジの場合には、詰め替え前のトナー残量と、詰め替え後のトナー残量は一致しない。そのため、カートリッジ内の不揮発性メモリ等にセンサー値を記憶する構成を取ると、トナーが入っているにもかかわらず、装着直後の残量が0であるかのように見えてしまう。
以上のように、従来技術においては、装着時のトナー残量を正確に取得できず、それを記録することも難しいという課題があった。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、
消耗品(509)から、消耗品の識別情報および1つ以上の残量情報を含むカートリッジ情報を取得するステップ(S612、S623、630)と、
取得したカートリッジ情報を、カートリッジ交換履歴として記録・更新するステップ(S613、S624,S631)と、を含む画像形成装置であって、
カートリッジ交換履歴記録・更新ステップは、
カートリッジ交換履歴を更新する場合に、カートリッジ情報の残量情報が不定であるか否かを判断し(S723)、
残量情報が不定ではない場合に最新レコードに対応する装着時のレコードの残量情報が不定であるか否かを判断し(S731),
装着レコードの残量が不定である場合に、装着レコードの残量情報をカートリッジ交換履歴に基づいて推定し(S737)、装着レコードの内容を推定した装着レコードの残量情報で更新する(S738)ことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、カートリッジ交換履歴に基づき、カートリッジ装着直後の不定となっているトナー残量の推定精度を向上させることができる。
画像形成装置の構成を示すブロック図 コントローラの構成を示すブロック図 プリントエンジンの構成を示すブロック図 画像形成処理のフローチャート カートリッジ交換履歴更新処理 装着時トナー残量推定の模式図 カートリッジ交換履歴更新処理の模式図 複数の画像形成装置とデータ処理装置101とを連携させたネットワーク構成図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。

図1は、画像形成装置の構成を示すブロック図である。
データ処理装置101(例えばPC)は、画像データを生成し、当該画像データを画像形成装置102に送信する。
画像形成装置102(例えばレーザープリンタ)は、データ処理装置101から画像データを受信し、当該画像データに基づいてシートに画像形成を行う。なお、画像形成装置102は、スキャナ機能やFAX機能等を有する複合機であってもよい。
UI301は、ユーザインターフェースであり、ユーザに様々な情報を伝える表示部や、ユーザから様々な操作を受け付ける操作部を有する。表示部には、後述するトナー残量のカレント値が表示される。なお、トナー残量のカレント値は、外部I/Fを介してデータ処理装置101等の外部装置に送信し、データ処理装置101等の外部装置が有する表示部に表示してもよい。
コントローラ302は、PDLデータに基づいてビットマップデータを生成し、当該ビットマップデータをプリントエンジン303に送信する。コントローラ302の詳細は、図2を用いて後述する。
プリントエンジン303は、コントローラ302から受信したビットマップデータに基づいて、電子写真方式でトナーを用いてシートに画像形成を行う。なお、画像形成の方式は、電子写真方式以外の、例えばインクジェット方式等でもよい。この場合、電子写真方式の記録材はトナーであるが、インクジェット方式の記録材はインクである。
なお、コントローラ302とプリントエンジン303は、別体としているが、一体であってもよい。
図2は、コントローラの構成を示すブロック図である。
CPU401は、ROM402に格納されたプログラムをRAM403に展開し、当該プログラムを実行して画像形成装置102の制御を行う。また、CPU401は、後述するように、ドットカウント部409でカウントされるドットカウントから換算されるトナー消費量の予測値や、プリントエンジン303から通知されるトナー残量のセンサー値に基づいて、トナー残量を算出する。そして、CPU401は、算出したトナー残量を、パネルI/F405を介してUI301に表示したり、外部I/F404を介してデータ処理装置101に通知したりする。更に、CPU410は電源投入時、カートリッジ装着検知時、あるいは、印刷ジョブ終了後に後続ジョブが無い場合に、算出したトナー残量を時刻情報等と共に、後述するRAM403内のカートリッジ履歴に記録する。
ROM402は、CPU401が実行するプログラム等を記憶する。
RAM403は、ROM402から展開されたプログラム等を記憶する。また、RAM403は、PDLデータ、PDLデータを解釈して生成される中間データ、中間データをレンダリングして生成されるビットマップデータ、その他の処理に必要な一時的な各種処理ステータスやログ情報等も記憶する。また、カートリッジ交換履歴もRAM403に格納される。
外部I/F404は、データ処理装置101とコントローラ302とを相互に接続し、双方間のデータ通信すなわちデータの送信や受信を中継する。
パネルI/F405は、UI301とコントローラ302とを相互に接続し、双方間のデータ通信すなわちデータの送信や受信を中継する。
エンジンI/F406は、プリントエンジン303とコントローラ302とを相互に接続し、双方間のデータ通信すなわちデータの送信や受信を中継する。
DMAC407は、CPU401から命令を受け、RAM403に対してデータアクセスすなわちデータの書き込みや読み出しを行う。
レンダリング部408は、中間データをビットマップデータに展開する。
ドットカウント部409は、展開されたビットマップデータに含まれるドットのうち、画像形成を行う際にトナーを消費するドットの数をカウントする。具体的には、白以外の色のドット数がカウントされる。例えば、モノクロ印刷の場合は、K(黒)に対応するドット数である。また、カラー印刷の場合は、Y(イエロー)・M(マゼンダ)・C(シアン)・K(黒)の何れかに対応するドットの数である。なお、ドット数のカウントは、CPU401やレンダリング部408が行ってもよい。
EEPROM410は、画像形成装置102の設定情報等を記憶する。また、カートリッジ交換履歴のバックアップもEEPROM410に格納される。具体的には、CPU410はジョブ終了時に後続ジョブが無い場合、RAM403上に記憶しているカートリッジ交換履歴をEEPROM410に保存する。画像形成装置102の電源投入時に、CPU410はEEPROM410に記録したカートリッジの交換履歴をRAM403上に読み込む。あるいは、ROM420がフラッシュメモリである場合には、ROM420上にカートリッジ交換履歴を格納する形態をとることもできる。なお、データ処理装置101側にカートリッジ交換履歴を格納する形態を実施することも可能である。
バス411は、コントローラ302内の各構成を相互に接続する。
図3は、プリントエンジンの構成を示すブロック図である。
CPU501は、ROM502に格納されたプログラムをRAM503に展開し、当該プログラムを実行してプリントエンジン303の制御を行う。
ROM502は、CPU501が実行するプログラム等を記憶する。
RAM503は、ROM502から展開されたプログラム等を記憶する。
トナー残量センサー504は、カートリッジ509に含まれるトナー残量を計測する。センサーにおけるトナー残量の検知方式としては、例えば、透磁率検知式、マグネット式、圧電振動式、透過光式等が存在する。センサーは、例えば、トナー残量が20%、0%等の所定値に達した場合に、その値をセンサー値として検知する。つまり、トナー残量が100%〜21%であるときは100%、トナー残量が20%〜1%であるときは20%、トナー残量が0%であるときは0%として検知する。なお、センサーは、カートリッジ509の中に備えられることとしてもよい。 センサー値は、そのものを通知・利用するだけでなく、CPU401やCPU501側で1%単位系に変換した計算値を通知・利用することもできる。
駆動制御部505は、画像形成部508が画像形成を行う際に必要な各種モーターを駆動させる。
ステータス変化検知部506は、画像形成装置におけるジャムやカバーオープン等のステータス変化を検知する。また、ステータス変化検知部506は、カートリッジ509の交換も検知する。なお、ステータス変化の検知は、CPU501が行うこととしてもよい。
コントローラI/F507は、コントローラ302とプリントエンジン303とを相互に接続し、双方間のデータ通信すなわちデータの送信や受信を中継する。
画像形成部508は、コントローラ302から受信したビットマップデータに基づいて、電子写真方式でトナーを用いてシートに画像形成を行う。
カートリッジ509は、トナーを収容する収容部として、画像形成装置102に装着可能な所謂プロセスカートリッジであり、画像形成部508が画像形成を行う際に使用するトナー等を格納する。また、カートリッジ509は、不揮発性の記憶媒体を有し、その中にはカートリッジ情報が記憶される。カートリッジ情報には、例えば、カートリッジが新品か否かを示す情報、カートリッジの色を示す色情報、カートリッジの現在のトナー残量を示すトナー残量等が含まれる。なお、カートリッジ509は、バス510には接続されているが、専用線を介してCPU501と接続されることとしてもよい。
なお、実施例1では、カートリッジ509が1本であるモノクロのプリントエンジンを搭載した画像形成装置を対象として説明を行う。これに対して、カラーのプリントエンジンを搭載した画像形成装置に対して本発明を適用することもできる。この場合、カートリッジ交換履歴は、装着可能なカートリッジ毎に分けて管理しても良いし、あるいは全てのカートリッジを1つのテーブル内で管理する形態を実施しても良い。
また、プリントエンジンの中には、トナーが収納されているトナーカートリッジと、ドラムが収納されているドラムカートリッジを組み合わせて利用するものもある。本発明にあっては、これらのカートリッジに対しても適用することが可能である。この場合も、カートリッジ交換履歴をカートリッジ毎に分けて管理しても良いし、全てのカートリッジを1つのテーブル内で管理する形態を実施しても良い。バス510は、プリントエンジン303内の各構成を相互に接続する。
図4は、本発明における画像形成処理のフローチャートである。
本フローチャートは、CPU401が、RAM403上に読み出したプログラムを実行することによって実行される。なお、本発明においては、CPU501側で処理を実施することも、データ処理装置101側で処理を実施することも可能である。全処理を別の箇所で処理する形態のほかに、処理の一部を分担して実施することも可能であることを意味する。
CPU401は、ステータス変化検知部506によって検出したイベントや、外部I/F404から送信されたデータを解釈し、次に実行するべき処理を判別する(S601)。例えば、不図示の電源スイッチが押下されると、ステータス変化検知部506は電源投入イベントや電源切断イベントを発行する。また、カートリッジ509を交換するための不図示のドアの開閉に応じて、ステータス変化検知部506はドアオープンイベントや、ドアクローズイベントを発行する。外部I/F404から受信したデータがPDLデータである場合には、CPU401はPDLデータ受信イベントを発行する。
ステータス変化検知部506が電源スイッチを押下されたことを検知すると、電源投入イベントを発行する。なお、単純に電源投入されたら当該電源投入イベントを発行するとしてもよい。CPU401は電源投入イベントを検知すると、CPU401はCPU501に対して、プリントエンジン303の初期化処理実行を指示する(S610)。その後、EEPROM410に格納したカートリッジ交換履歴を、RAM403にロードする(S611)。カートリッジ交換履歴の具体的なデータについては、図7で説明する。カートリッジ交換履歴は圧縮して格納しても良い。あるいは、RAM403にロードするデータそのものを格納してもよい。
CPU401は、カートリッジ510からカートリッジ情報を取得する(S612)。実際にはCPU401からの要求をCPU501が受信し、CPU501がカートリッジ509に備えられたカートリッジ情報にアクセスし、その結果をCPU401へ通知する事で実現される。その他、プリントエンジン側のリソースへのアクセスにおいては同様の処理が行われるが説明が煩雑となるため、これら一連の流れについては省略する。CPU401は、そして後述するカートリッジ交換履歴更新処理を行う(S613)。
そして、CPU401は新たなイベント発行を待つ(S601に戻る)。
以上の処理によって、画像形成装置102は、データ処理装置101からの印刷要求、つまり、PDLデータを受信することが可能となる。
データ処理装置101からPDLデータが送信された場合の処理を説明する。
CPU401は外部I/F404がPDLデータを受信したことを検知すると、PDLデータ受信イベントを発行する。CPU401は当該PDLデータの内容を解釈し、レンダリング408等とともに印刷しようとする画像データの作成を行う(S620)。
CPU401は、レンダリング画像の内容をもとにトナー残量を計算する(S621)。例えば、ドットカウント部409を用いて印字に用いた画素数を元に、トナー残量を算出することもできる。あるいは、トナー残量センサー504が観測したトナー残量を間接的に取得しても良い。なお、ここでは説明を簡略化しているが、実際にはPDLデータが複数ページで構成されている場合や、画像形成装置102内にリソースを登録するコマンドが記載されている場合など、詳細を記載していない機能を有している場合もある。
CPU401は、現在後続するジョブが存在するか否かを判別する(S622)。後続するジョブが無い場合には、CPU401は再び新たなイベント発行を待つ。後続するジョブが存在しない場合、CPU401はカートリッジ509よりカートリッジ情報を読み込む(S623)。そして後述するカートリッジ交換履歴更新処理を行う(S624)。そして、CPU401は新たなイベント発行を待つ(S601に戻る)。
ステータス変化検知部506がドアクローズを検知した場合の処理を説明する。
ステータス変化検知部506は、不図示のカートリッジ交換用のカバー(ドア)がクローズされた事を検知すると、ドアクローズイベントを発行する。CPU401は、ドアクローズイベントを検知すると、カートリッジ情報読み込み処理を行う(S630)。そして後述するカートリッジ交換履歴更新処理を行う(S631)。そして、CPU401は新たなイベント発行を待つ(S601に戻る)。
ステータス変化検知部506が電源投入中に電源スイッチを押下されたことを検知すると、電源切断イベントを発行する。CPU401は、RAM403上のカートリッジ交換履歴を、EEPROM410に格納する(S640)、そして、CPU401はCPU501に対して、プリントエンジン303の終了処理実行を指示する(S641)。そして処理を終了する。
以上によって、電源投入時、PDLデータ処理終了後、ドアクローズ時に、カートリッジ情報の読み込み処理と、カートリッジ交換履歴更新処理が実行される。
以下、図5、図6、図7を用いて、カートリッジ交換履歴更新処理の詳細を説明する。
図5は、本発明におけるカートリッジ交換履歴更新処理のフローチャートである。本フローチャートは、CPU401が、RAM403上に読み出したプログラムを実行することによって、S624およびS631で実行されるカートリッジ交換履歴更新処理である。
図6は、本発明におけるカートリッジ交換履歴更新処理の模式図である。ここでは説明を簡略化するために、カートリッジ交換履歴の属性を大幅に省略して説明している。実際に実施する場合には、カートリッジに関する他属性も同時に記録する形態でもよい。
カートリッジ交換履歴には、複数のレコードが含まれる。1つのレコードには、イベント種別、シリアル番号、日時、トナー残量、ページカウントの属性が含まれる。イベント種別は、当該レコードが装着時の記録であるか、最新利用の記録であるかを識別するための情報である。シリアル番号は、カートリッジごとに付与された識別情報である。日時はイベントが発生した時の本体内時刻である。不図示のRTC(リアルタイムクロック)からCPU401が現在時刻を読み取り、本属性に記憶する。トナー残量は、カートリッジのトナー残量を意味する。ページカウントは、当該カートリッジで印字したページ数の累計を意味する。なお、ここでは説明を簡単にするためにページカウントは例えばA4換算したページ数として記録をしている。これに対して、用紙サイズ毎にページカウントをする構成を取ることも可能である。
CPU401は、直前で読み取ったカートリッジ情報を、カートリッジ交換履歴更新処理によってカートリッジ交換履歴に記録する。具体的な流れを以下に説明する。
CPU401は、最新レコードのイベント種別を確認する(S701)。最新レコードが装着レコードである場合、最新レコードとカートリッジ情報のシリアル番号が一致するかを判別する(S710)。シリアル番号が一致しない場合には、前回装着したカートリッジとは別のカートリッジが装着されたため、装着レコードをカートリッジ交換履歴に追加する(S711)。また、シリアル番号が一致した場合には、カートリッジ情報に基づいて、最新利用レコードを追加する(S712)。
CPU401は、最新レコードのイベント種別が、最新利用である場合、最新レコードとカートリッジ情報のシリアル番号が一致するかを判別する(S720)。シリアル番号が不一致である場合には、カートリッジ情報に基づいて、最新利用レコードを追加する(S721)。シリアル番号が一致した場合、カートリッジ情報のトナー残量が不定であるかを判別する(S723)。なお、実施例2で説明するが、トナー以外の残量情報についても本発明を適用することができるため、フローチャート上では「残量情報」として図示する。カートリッジ情報のトナー残量が不定値である場合、カートリッジ交換履歴側の情報を優先するために何もしない。カートリッジ情報の残量が不定値ではない場合、最新レコードをカートリッジ情報によって更新する(S730)。そして、当該最新レコードに対応する装着レコードの残量が不定値であるかを判断する(S731)。対応する装着レコードとは、当該最新レコードの直前に記憶した装着レコードである。対応する装着レコードの残量が不定値ではない場合は、何もしない。対応する装着レコードの残量が不定値である場合には、最新レコードのページカウント情報をP1、トナー残量をV1として取得する(S732)。
また、カートリッジ交換履歴から最新の過去レコードを検索する(S733)。これは、対応する装着レコード以前に記憶している同一シリアル番号を持ち、かつ、そのトナー残量が不定ではないレコードを検索する。もし、同一シリアル番号の過去レコードが見つかった場合には、過去レコードのページカウント情報をP2,トナー残量をV2として取得する(S734)。もし、過去レコードが見つからない場合、つまり当該画像形成装置に当該カートリッジが初めて装着された場合には、新品パラメータでP2,V2を決定する。具体的には、ページカウントP2を0に,トナー残量V2を100%にする(S735)。そして装着情報が不定値となっている装着レコードのページカウントをPtとして取得する(S736)。CPU401は、取得した、V1,V2およびP1,P2、Ptより、Vtを算出し(S737)、当該情報によって装着レコードのトナー残量を更新する(S738)。
図6(A)は、シリアル番号00000001とシリアル番号00000002のカートリッジが装着された直後の、カートリッジ交換履歴を表している。図6(B)は、図6(A)の状態において、再びシリアル番号00000001のカートリッジが装着された状態を表している。この場合、一番下に位置する最新レコードでは、トナー残量が不定を意味する127%として記録されている。図6(C)は更に、図6(B)の状態で数枚の印字を行い、カートリッジ509からカートリッジ情報として不定ではないトナー残量が取得できた場合である。この場合、最新レコードだけでなく、これに対応する装着レコードのトナー残量もまた更新される。これによって、装着直後に取得可能なページカウントなどの情報を基にして、装着直後に取得不可能なトナー残量を十分な精度で推定して記録することが可能となる。
図7は、本発明における装着時トナー残量推定の模式図である。(P1,V1)はカートリッジ509より取得した最新のカートリッジ情報である。(P2、V2)は残量を推定するための補助点である。もし、過去に当該カートリッジを装着したことがあれば、その時の最新のページカウントやトナー残量である。もし、過去に当該カートリッジを装着したことが無ければ、新品状態のページカウントやトナー残量を用いる。そして(Pt、Vt)はトナー残量が不定となっている装着時点でのページカウントとトナー残量である。ただし、Ptは装着直後からカートリッジ情報から読み出すことのできる既知の情報である。
図7(A)は、過去に当該カートリッジを装着したことがある場合の、Vtの算出方式を説明している。三角形の相似を利用すると、(P1−Pt):(V1−Vt)=(P1−P2):(V1−V2)より、Vt=V1+(V2−V1)×(P1−Pt)÷(P1−P2)となる。ただし、P2≦Pt≦P1,かつ、V1≦Vt≦V2となる。これにより、VtはV2以下V1以上の値となる。
図7(B)は、過去に当該カートリッジを装着したことがない場合の、Vtの算出方式を説明している。図7(A)の特殊ケースであり、(P2,V2)=(0、100%)を代入することで求められる。
例えば、図6(C)の状態では、最新レコードはNo.6レコードであり(P1,V1)=(7630、30%)となる。過去レコードはNo.2レコードであり、(P2,V2)=(7425、40%)である。No.5レコードのページカウントは、Pt=7325である。ここからNo.5のトナー残量Vtを算出すると、Vt=30+(40−30)×(7630−7325)÷(7630−7425)=37%となる。
一方、図6(C)の状態において更に過去レコードが無かった場合についても算出すると、Vt=30+(100−30)×(7630−7325)÷(7630−0)=33%となる。このように、過去レコードが無くてもある程度の精度であれば、装着時のトナー残量を推定することが可能となる。
図7(C)は、再生カートリッジの場合の、Vtの算出方法を説明している。再生カートリッジにおいて、再生業者がカートリッジに装入したトナーの量や、そのときのページカウントをうかがい知ることはできない。そのため、過去レコードが存在しない場合において仮定する(P2,V2)=(0.100%)という前提は成立しない。しかし、(P1―P2)が(P1−Pt)に比べて十分大きければ、Vt≒V1で近似できる。すなわち再生カートリッジの場合に、不定ではないトナー残量を取得したら、それを装着時のトナー残量として採用することができる。従来のようにページカウントを基に算出すると必ずトナー残量が0%となるよりも、有益な情報を記録することが可能となる。なお、別の手段によって当該カートリッジが再生カートリッジである事を検出した場合に、Vt=V1であると判断してもよい。
なお、上記説明では、最近の過去レコードを基準にして不定値となっている装着レコードの残量を推定した。これに対して、トナー残量を、更に複数レコードの情報も加味して推定することもできる。例えば、一定ページカウント毎に、カートリッジ交換履歴にトナー残量を記録する事で、古い情報の重みづけを低く、最近の情報の重みづけを高くしてトナー残量を推定する事で、推定精度を高める事もできる。あるいは、同一シリアル番号以外のレコードでの利用実績を基に、最近の利用実績も加味して推定をすることも可能である。
以上により記録したカートリッジ交換履歴はシートへ印字したり、交換可能なデータフォーマットに変換したうえでデータ処理装置101へ提供したりすることができる。
これまで説明したとおり、本発明を好適することにより、カートリッジ装着直後の不定となっているトナー残量を、カートリッジの交換履歴に基づき、より高精度に、かつ、矛盾なく推定することが可能となる。具体的には、1ページ当たりの消耗品使用量を仮定せずに、当該画像形成装置での利用実績を基に、トナー残量が不定となっている時点でのトナー残量を推定できる。これにより、従来のページカウント情報に基づいてトナー残量を推定するよりも、より高い精度で装着時のトナー残量を推定できる。
実施例1では、カートリッジ交換履歴を画像形成装置本体内に記録したうえで、装着時のトナー残量を推定する実施例を説明した。これに対して、複数台の画像形成装置のカートリッジ交換履歴を統合して管理し、トナー残量を推定する形態を実施することも可能である。これを実施例2として説明する。
図8は、複数の画像形成装置とデータ処理装置101とを連携させて本発明を実施する場合のネットワーク構成を表している。画像生成装置102は実施例1と同様である。画像形成装置801〜803は、画像形成装置102と同様の画像形成装置である。
それぞれの画像形成装置は、カートリッジ交換履歴のロード処理S611や、カートリッジ交換履歴のセーブ処理S640のタイミングで、データ処理装置110とのカートリッジ交換履歴の同期処理を行う。また、カートリッジ交換履歴更新処理S613,S624,S631のタイミングでデータ処理装置110とのカートリッジ交換履歴の同期処理を行う。これにより、他の画像形成装置で消耗したカートリッジを装着しても、装着時のトナー残量情報を算出するのに必要な情報を共有することができる。
複数の画像形成装置とデータ処理装置101は直接接続されている、イントラネットでの構成で説明を行った。実際には、例えばインターネットを介して接続する構成を取ることもできる。例えばデータ処理装置101をクラウドサーバーとして設置することにより、世界中の使用実績を基にすることもできる。
なお、この場合、それぞれの画像形成装置が装着時点でのトナー残量Vtを計算する構成を取れる他、データ処理装置101が計算する構成を取ることもできる。これにより各画像形成装置側で記録するべきカートリッジ交換履歴情報を削減することができ、ハードウェアコストの削減に寄与することもできる。
101 データ処理装置、102 画像形成装置、301 UI、
302 コントローラ、303 プリントエンジン

Claims (5)

  1. 消耗品(509)から、消耗品の識別情報および1つ以上の残量情報を含むカートリッジ情報を取得するステップ(S612、S623、630)と、
    取得したカートリッジ情報を、カートリッジ交換履歴として記録・更新するステップ(S613、S624,S631)と、を含む画像形成装置であって、
    カートリッジ交換履歴記録・更新ステップは、
    カートリッジ交換履歴を更新する場合に、カートリッジ情報の残量情報が不定であるか否かを判断し(S723)、
    残量情報が不定ではない場合に最新レコードに対応する装着時のレコードの残量情報が不定であるか否かを判断し(S731)、
    装着レコードの残量が不定である場合に、装着レコードの残量情報をカートリッジ交換履歴に基づいて推定し(S737)、装着レコードの内容を推定した装着レコードの残量情報で更新する(S738)ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 装着レコードのトナー残量を推定する処理は、
    最新レコードのページカウント情報P1と、残量情報V1を取得し(S732)、
    最新レコードと同じシリアル番号を持ち、かつ、残量情報が不定ではない過去のレコードを検索し(S733)、
    過去レコードが存在した場合には、過去レコードのページカウント情報P2と、残量情報V2を取得し(S734)、
    過去レコードが存在しない場合には、P2とV2を、新品カートリッジを意味する値にセットし(S735)、
    装着レコードのページカウント情報Ptを取得し、
    装着レコードの残量情報Vtを、取得したページカウント情報P1、P2、Ptおよび残量情報V1、V2より算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 残量情報は、カートリッジに装填されるトナーの寿命残量であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 残量情報は、カートリッジのドラム寿命残量であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 残量情報は、カートリッジの現像器寿命残量であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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