JP5569727B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、トナーカートリッジから供給されたトナーを用いて画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、例えば、現像器内のトナー残量を検出する機能を備えている。トナー残量を検出する方法は、例えば、特許文献1に示すように、トナーの透磁率を検出してトナー残量を求める磁気センサ方式がある。また、特許文献1では、トナー残量を推定する方法として、トナーディスペンスモーターの作動時間の積算値からトナー消費量を推定する方法、静電潜像の画像ピクセル数の積算値からトナー消費量を推定する方法を開示している。また、特許文献2には、画像のビデオカウント数からトナー残量を求める方法が記載されている。画像のビデオカウント数は、特許文献1の静電潜像の画像ピクセル数の積算値からトナー消費量を推定する方法と同じである。静電潜像の画像ピクセル数の積算値を求めるには、専用ハードウエアを必要とする。安価な画像形成装置にそのような専用ハードウエアを備えさせることは製品コストを押し上げるため難しい。
また、画像形成装置のトナー残量を検出し表示する機能として、「Full」、「Near Empty」、「Empty」の3段階を検出し表示する方法がある。「Full」は、カートリッジを新たに装填した際に表示され、「Empty」は、トナー無しあるいは印字不可の場合に表示される。「Near Empty」は、トナー残量が初期量の例えば10%になった際に表示される。一般的に、トナーカートリッジ1個当たりの想定印字可能枚数が予め設定されている。例えば、A4サイズ、印字率6%の場合に、想定印字可能枚数は約1660枚が例示される。トナーメーカーは想定印字可能枚数をユーザに保証していないが、ユーザはある程度、想定印字可能枚数を信用し運用している。しかしながら、ユーザによって、あるいはユーザの実運用によって、1日当りの実印字枚数が大きく異なっており、「Near Empty」の表示から「Empty」の表示に切り換わるまでの時期を予測することが困難であった。そこで、「Near Empty」の表示から「Empty」の表示に切り換わるまでのトナー残量をリアルタイムに検出し表示したいとの要望があるが、そのためのハードウエアが新たに必要になるため製品コストを押し上げるという問題がある。
また、「Near Empty」のトナー残量レベルは、特許文献3で示すように光電センサまたは磁気センサを用いて検出できるが、トナー残量をリニアに正確に検出するためには、センサ等のハードウエアをさらに追加する必要があり、製品コストを押し上げるという問題がある。
特開2007−57632号公報 特開2002−40877号公報 特開2005−181444号公報
そこで、本発明は、トナー残量をリニアに検出するためのセンサシステム、または画像ピクセル数の積算値を求めるためのハードウエア構成を新たに追加することなく、演算によっておおよそのトナー残量を算出する構成と、従来の例えば「Near Empty」のトナー残量レベルを検出する構成とを併用して、従来よりも、トナーがなくなることを正確に予測可能とする画像形成装置の提供を目的とする。
本発明の画像形成装置は、
トナーカートリッジの種類に応じて想定される想定印刷可能枚数pと、予め想定される想定印字率crと、トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されてから印字可能な印字枚数npとを記憶している第1記憶部と、
実運用に応じた実運用印字率CRを設定する実運用印字率設定部と、
実運用印字率設定部で設定された実運用印字率CRを記憶する第2記憶部と、
1ページ印字する毎に、前記実運用印字率CRを前記想定印字率crで除算した値を累積加算して累積印字枚数lpを算出する累積印字枚数算出部と、
前記想定印刷可能枚数pから前記累積印字枚数算出部で算出された累積印字枚数lpを減算した値を前記想定印刷可能枚数pで除算してトナー残量率TRを算出するトナー残量率算出部と、
前記トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出される以前であって、前記トナー残量率TRが、前記印字枚数npを前記想定印刷可能枚数pで除算した印字枚数比率npR以下の場合に、該トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されるまで該トナー残量率TRの値を該印字枚数比率npRに変更し、該トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出された際に、該トナー残量率TRが該印字枚数比率npRを越える場合に、該トナー残量率TRの値を該印字枚数比率npRに変更するトナー残量率変更部と、
前記トナー残量率TRを表示部に表示する表示制御部とを有する。
本構成の作用効果を以下に示す。第1記憶部は、トナーカートリッジの種類に応じて想定される想定印刷可能枚数pの情報と、予め想定される想定印字率crの情報と、トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されてから印字可能な印字枚数npの情報とを記憶している。想定印刷可能枚数p、想定印字率cr、印字枚数npは、夫々トナーカートリッジの識別情報を検索キーとして抽出可能に構成される。
「想定印刷可能枚数p」は、例えば、初期トナー量、想定印字率crに基づくトナー使用量によって予め算出される値である。「想定印字率cr」は、想定用紙サイズ、例えばA4サイズ(210mm×297mm)における印字率であり、例えば、複数のユーザにおけるトナーカートリッジ1個当たりの総印字枚数の実績値平均から求められる値である。「印字枚数np」は、トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されてから印字可能な印字枚数であり、例えば150枚等のように予め設定される。印字枚数np分を印字した後は、印字できず、例えば、トナーカートリッジ交換サインが表示部に表示される。「印字率」は、トナーがブラックの場合に印字黒率を意味している。トナーがY(イエロー)M(マゼンタ)C(シアン)の夫々の場合でも同様に印字率の設定をすることができる。
実運用印字率設定部は、実運用に応じた実運用印字率CRを設定する。実運用印字率設定部は、例えば、入力手段(例えばタッチパネル)を用いて手入力された実運用印字率CRを第2記憶部に記憶させる構成が可能であり、また、外部装置から通信手段で実運用印字率CRを受信し、第2記憶部に記憶させる構成が可能である。実運用印字率設定部は、トナーカートリッジの交換の際に、実運用印字率CRを設定することができ、またトナーカートリッジ交換後から次回の交換タイミングの期間の任意のタイミングで設定することができる。実運用印字率設定部の機能によって、ユーザの実運用に適した実運用印字率CRを設定することができ、想定印字率crとの誤差を小さくでき、トナー残量の予測精度を高めることができる。
「実運用」は、実際にユーザが画像形成装置を使用している状態、または使用した実績を意味している。「実運用印字率CR」は、ユーザ毎の使用実績または画像形成装置の使用実績毎に設定でき、例えば、過去に消費したトナーカートリッジの個数とその総印字枚数から算出した平均印字率を用いることができる。
累積印字枚数算出部は、1ページ印字する毎に、実運用印字率CRを想定印字率crで除算した値を累積加算して累積印字枚数lpを算出する。下記に累積印字枚数lpの算出式を示す。lp0の初期値は零である。
Figure 0005569727
トナー残量率算出部は、想定印刷可能枚数pから累積印字枚数算出部で算出された累積印字枚数lpを減算した値を想定印刷可能枚数pで除算してトナー残量率TR(%)を算出する。トナー残量率算出部は1ページ印字する毎に算出処理をする。下記にトナー残量率TR(%)の算出式を示す。
Figure 0005569727
トナー残量率変更部は、トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出される以前であって、トナー残量率TRが、印字枚数npを想定印刷可能枚数pで除算した印字枚数比率npR(=np÷p(%))以下の場合に、トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されるまでトナー残量率TRの値を印字枚数比率npRに変更する(以下、「第1変更処理」という。)
トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出される以前に、算出された「トナー残量率TR(%)が印字枚数比率npR以下の場合」とは、実運用印字率CRの設定値が、実際に印刷された印刷物の印字率より高く設定されていたことを意味している。このような場合においても、本発明によれば、演算で求められた論理的なトナー残量の予測と従来のトナー残量検出部によるトナー残量検出とを併用することで、お互いのズレを修正し、トナー残量およびトナーカートリッジ交換までの時期を好適に予測することができる。
また、トナー残量率変更部は、トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出された際に、トナー残量率TRが印字枚数比率npRを越える場合に、トナー残量率TRの値を印字枚数比率npRに変更する(以下、「第2変更処理」という。)。
「トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出された際に、トナー残量率TRが印字枚数比率npRを越える場合」は、実運用印字率CRの設定値が、実際に印刷された印刷物の印字率より低く設定されていたことを意味している。このような場合においても、本発明によれば、演算で求められた論理的なトナー残量の予測と従来のトナー残量検出部によるトナー残量検出とを併用することで、お互いのズレを修正し、トナー残量およびトナーカートリッジ交換までの時期を好適に予測することができる。
トナー残量検出部は、光電センサ、磁気センサ、重量センサ等で現像器内、またはトナーカートリッジ内のトナー量を検知し、所定値以下であるか否かを判断する構成である。「所定値」は、閾値であって任意に設定することができ、例えば、初期トナー量の10%量を設定できる。この「所定値」は、上述の印字枚数npと関連して設定される。
表示制御部は、表示部に、算出されたトナー残量率TR(%)をリアルタイムに表示することができる。また、表示制御部は、表示部にトナー残量率TR(%)をグラフの態様で表示することができる。グラフは、特に制限されないが、例えば、円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ、3Dの各種グラフ等が挙げられる。また、表示制御部は、表示部にトナー残量率TR(%)を数値で表示することができる。また、表示制御部は、表示部にトナー残量率TR(%)をグラフおよび数値で表示することができる。また、表示制御部は、トナー残量率TR(%)と共にまたは単独で累積印字枚数lpを表示部に表示することができる。また、表示制御部は、トナー残量率TR(%)と共にまたは単独で想定印字枚数pと累積印字枚数lpとの差分値(p−lp)を表示部に表示することができる。
また、表示制御部は、表示部にトナー残量率変更部で変更された変更前後のトナー残量率TR(%)を表示可能に構成できる。表示制御部は、変更前後のトナー残量率TR(%)を同一画面で同時に表示させる構成ができ、あるいは、画面を切り替えて変更前後のトナー残量率TR(%)を表示させる構成ができる。また、表示制御部は、表示部にトナー残量率変更部でトナー残量率TR(%)が変更されたことを示す情報を表示する構成ができる。以上の表示制御部の機能によって、演算で求められた論理的なトナー残量に関する情報を表示部で確認でき、さらに、トナー残量検出部で実際に検出された際におけるトナー残量に関する情報の表示変化を容易に確認することができる。
以上の通り、本発明によれば、トナー残量をリニアに検出するためのセンサシステム、または画像ピクセル数の積算値を求めるためのハードウエア構成を新たに追加することなく、演算によっておおよそのトナー残量を算出する構成と、従来のトナー残量レベルを検出する構成とを併用することで、従来よりもトナーがなくなることを正確に予測することができる。
上記構成の一実施形態として、前記実運用印字率設定部が、前記実運用印字率CRを変更可能に構成することが好ましい。この構成によって、トナーカートリッジ交換のタイミングに限らず、交換後の自由なタイミングで実運用印字率CRを変更できる。よって、ユーザ毎の実運用に応じた信頼性の高い実運用印字率CRの設定を可能にした。
また、上記発明は、前記実運用印字率設定部が、トナーカートリッジの交換に際し、前記実運用印字率CRを、前記想定印字可能枚数pを前記想定印字率cr0で乗算し、および交換前のトナーカートリッジで印字された総印字枚数TPで除算した値CR1(以下、「実績印字率」と称する)に変更する構成である。下記に実績印字率CR1の算出式を示す。
この構成によって、次のトナーカートリッジにおける実運用印字率CRの設定を、直近の総印字枚数の実績に基づく値に自動で変更できる。直近の実績に基づくためトナー残量の予測精度を高めることができる。
また、上記構成の一実施形態として、前記想定印字率crおよび前記実運用印字率CRは、予め設定された想定用紙サイズに基づいた値であり、
前記累積印字枚数算出部は、前記想定用紙サイズと異なる用紙サイズの印字が実行された場合に、当該想定用紙サイズに対する面積比倍の枚数を印字枚数として算出することが好ましい。この構成によって、想定印字可能枚数pおよび想定印字率crを1種類に設定しておくことができ、用紙サイズごとの想定印字可能枚数pおよび想定印字率crを設定し記憶させておく必要はなく、ハードウエア資源および各種処理を簡単にできる。
また、他の本発明は、画像形成装置内のトナー残量率を算出し表示するためのプログラムであって、
画像形成装置は、
トナーカートリッジの種類に応じて想定される想定印刷可能枚数pと、予め想定される想定印字率cr0と、トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されてから印字可能な印字枚数npとを記憶している第1記憶部と、
実運用に応じた実運用印字率CRを設定する実運用印字率設定部と、
実運用印字率設定部で設定された実運用印字率CRを記憶する第2記憶部と、を有し、
前記実運用印字率設定部が、トナーカートリッジの交換に際し、前記実運用印字率CRを、前記想定印字可能枚数pを前記想定印字率cr0で乗算し、および交換前のトナーカートリッジで印字された総印字枚数で除算した値に変更する構成であり、
画像形成装置に具備されるコンピュータに、
1ページ印字後に、前記第2記憶部から読み出された実運用印字率CRを前記第1記憶部から読み出された想定印字率cr0で除算した値を累積加算して累積印字枚数lpを算出する累積印字枚数算出ステップと、
前記第1記憶部から読み出された想定印刷可能枚数pから前記累積印字枚数算出ステップで算出された累積印字枚数lpを減算した値を該想定印刷可能枚数pで除算してトナー残量率TRを算出するトナー残量率算出ステップと、
前記トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出される以前であって、前記トナー残量率TRが、前記印字枚数npを前記想定印刷可能枚数pで除算した印字枚数比率npR以下の場合に、該トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されるまで該トナー残量率TRの値を該印字枚数比率npRに変更する第1トナー残量率変更ステップと、
該トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出された際に、該トナー残量率TRが該印字枚数比率npRを越える場合に、該トナー残量率TRの値を該印字枚数比率npRに変更する第2トナー残量率変更ステップと、
前記トナー残量率TRを表示部に表示する表示制御ステップと、
印字可能か否かを判断し、印字可能の場合に累積印字枚数算出ステップ、トナー残量率算出ステップ、第1トナー残量率変更ステップ、第2トナー残量率変更ステップおよび表示制御ステップを順に繰り返すループステップと、を実行させるためのプログラムである。
本プログラムによれば、演算によっておおよそのトナー残量を算出する構成と、従来のトナー残量レベルを検出する構成とを併用して、従来よりも、トナーがなくなることを正確に予測することが可能となる。
画像形成装置の一例を示す図 トナー残量検出機能を説明するための図 画像形成装置の機能要素を説明するための図 トナー残量率を算出する動作フローを示すフローチャート 実運用印字率を更新する動作フローを示すフローチャート トナー残量率の時間推移の一例を示す図 トナー残量率の時間推移の一例を示す図 トナー残量率の時間推移の一例を示す図 トナー残量率の表示態様の一例を示す図 トナー残量率の表示態様の一例を示す図 トナー残量率の表示態様の一例を示す図 トナー残量率の表示態様の一例を示す図 トナー残量率の表示態様の一例を示す図
本発明の画像形成装置は、用紙に画像を形成できる機能を有していれば特に制限されず、例えば、ファクシミリ装置、複写機或いはプリンター、それらの複合機等が挙げられる。以下において、画像形成装置は、公知の画像形成装置を制限することなく適用できる。印刷態様として、片面印字、両面印字のいずれでもよい。また、トナーカートリッジは、感光体ドラムと一体のセットとして構成されていてもよい。
(実施形態1)
図1は画像形成装置1の記録部の構成例を簡略化して示している。以下に簡単に説明する。ピックアップローラ19の回転駆動により、一点鎖線の経路で用紙が1枚ずつ給紙される。給紙された用紙は、フィードローラ20及びプレスローラ21により記録部に搬送される。記録部は、現像器22、紙粉除去ローラ23、コロナ帯電器24、感光体ドラム25、転写ローラ26、露光ヘッド27及び定着ローラ(不図示)を有している。トナーカートリッジ(不図示)のトナーはトナー供給手段によって現像器22へ供給される。また、トナーカートリッジが現像器22に組み込まれて一体に構成されていてもよい。
現像器22は、容器本体30の上部に蓋体31を固定して構成される。容器本体30の内部は、3つのトナー室32、33、34が形成され、感光体ドラム25側には現像ローラ35及び供給ローラ36を備えた供給室37が形成されている。トナー室32、33、34のほぼ中央部分に、撹拌手段としてパドル40、41、42がそれぞれ設けられている。パドル40の先端部には可撓性の樹脂フィルムからなるブレード43が回転方向に沿うように取り付けられている。パドル41にはブレード44が取り付けられており、パドル42にはブレード45が取り付けられている。容器本体30の底面は、各パドルに取り付けられたブレードの回転動作の軌跡に沿うように断面円弧状に外側に湾曲した底面部46、47、48が形成されている。
トナーカートリッジから各トナー室32〜34に補給されたトナーは、底面部46、47、48に貯蔵される。そして、パドル40、41、42の回転により、ブレード43、44、45がそれぞれ底面部46、47、48に沿って回転する。ブレード43、44、45が反時計回りに回転することで、トナーが第3トナー室34から第2トナー室33へ、さらに第1トナー室32へと移送される。そして、第1トナー室32のトナーは、供給室37に補給される。供給室37に補給されたトナーは、供給ローラ36が回転しながら現像ローラ35に摺接することによって摩擦されて帯電され、現像ローラ35の表面に担持される。現像ローラ35と感光体ドラム25とが回転しながら互いに摺接することで、トナー層が感光体ドラム25の表面に形成された静電潜像に付着して現像される。
現像器22は、画像形成装置1前面に対し前後方向に着脱されるようになっている。現像器22は、挿入された後、画像形成装置1の本体フレーム50に設けられた押圧機構51により下方から容器本体30が押し上げられて現像ローラ35を感光体ドラム25に当接した状態にセットされる。また、押圧機構51の押圧動作に連動してトナー残量検知センサ52が上昇し、底面部47に設けられた透明部材からなる窓部53の中にセットされる。同様にトナー残量検知センサ54が現像器22の装着動作に連動して上昇し、底面部48に設けられた透明部材からなる窓部55の中にセットされる。
パドル41に取り付けられたクリーニング部材63は、パドル41の回転により窓部53内を通りトナーを掻き取る。パドル42のクリーニング部材64も同様の機能である。
次に、トナー残量検出の機能について図2を参照して説明する。図2は、トナー残量検知センサ52が上昇して窓部53にセットされた状態を示している。窓部53は、外側からみて凹溝内のほぼ中央部に下方に突出した残量検知部68が形成されている。トナー残量検知センサ52は、突出部70、72を有し、突出部70に発光器71が固定され、突出部72に受光器73が固定されている。残量検知部68内をクリーニング部材63が通る毎に、発光器71の光は残量検知部68を透過して受光器73に受光されて検知信号が出力される。トナー室内にトナーが十分な量貯留されている場合には、クリーニング部材63の通過後、残量検知部68内が再びトナーで埋められるため、受光器73は発光器71の光を検知しなくなる。一方、トナー室内のトナーの残量が少なくなると、残量検知部68内を埋めるトナーが少なくなり、残量検知部68内がトナーで埋まるまでに時間がかかり、受光器73は光を検知する時間が長くなる。こうした検知信号の変化に基づいてトナー残量検知センサ52は、トナーの残量を示す検知信号をトナー残量検出部4に送信する。トナー残量検知センサ54もトナー残量検知センサ52と同様に機能し、検知信号をトナー残量検出部4に送信する。トナーカートリッジからのトナー供給は、トナー残量検知センサ52、54の検知信号に基づいて供給される構成でもよく、パドルの回転に連動して供給される構成でもよい。
トナー残量検出部4は、受信したそれぞれの検知信号に基づいて、トナー残量がトナー初期量の10%以下か否かを判断し、10%以下であると判断した場合に、「Near Empty」を検出したことを各構成要素に送信する。これによって、表示制御部16は、表示部17に「Near Empty」を示す情報を表示することができる。以下において、表示部17をタッチパネルモニタ17として説明するが、表示部17は、これに制限されない。
次に、画像形成装置1の機能要素を図3を参照しながら説明する。第1記憶部11は、トナーカートリッジの識別情報で識別される想定印刷可能枚数p、想定印字率cr、トナー残量検出部4が「Near Empty」を検出してから印字可能な印字枚数npの情報を記憶している。
実運用印字率設定部10は、実運用印字率CRを設定する機能である。実運用印字率設定部10は、タッチパネルモニタ17を用いて手入力された実運用印字率CRを第2記憶部12に記憶する。実運用印字率設定部10は、トナーカートリッジの交換の際に、実運用印字率CRを設定することができ、またトナーカートリッジ交換後から次回の交換タイミングの期間の任意のタイミングで設定できる。例えば、画像形成装置1のメーカの担当者が、ユーザの実運用に応じた実運用印字率CRを設定できる。
第1記憶部11は、第2記憶部12と同じ記憶媒体で構成してもよく、異なる記憶媒体で構成してもよい。記憶媒体の種類は制限されない。
累積印字枚数算出部13は、1ページ印字する毎に、実運用印字率CRを想定印字率crで除算した値を累積加算して累積印字枚数lpを算出する。1ページ印字したか否かの判断は、カウント部2がカウントしたか否かで判断できる。カウント部2は、トナーカートリッジを画像形成装置1に装填してから次のトナーカートリッジ交換時点までにおいて、1ページ印字ごとにカウントする構成である。実運用印字率CR、想定印字率crは、第1記憶部11から読み出されてテンポラリーメモリあるいはメインメモリに格納され、ここから累積印字枚数算出部13が実運用印字率CR、想定印字率crを読み出してもよく、第1記憶部11から算出処理のたびに読み出すこともできる。
また、想定印字可能枚数p、想定印字率crおよび実運用印字率CRが予め設定されたA4サイズにおける値として設定されている。この場合に、累積印字枚数算出部13は、A4サイズと異なる用紙サイズの印字が実行された場合に、A4サイズに対する面積比倍のページ数を印字ページ数として算出する。
トナー残量率算出部14は、想定印刷可能枚数pから累積印字枚数算出部13で算出された累積印字枚数lpを減算した値を想定印刷可能枚数pで除算してトナー残量率TR(%)を算出する。トナー残量率算出部14は、累積印字枚数算出部13の算出処理の後に実行される。
トナー残量率TRの情報は、表示制御部16の機能によって、タッチパネルモニタ17にリアルタイムに表示される。図7Aの表示例において、トナー残量率TRの情報は、「Toner Remaining 80%」およびトナー残量率80%を示す棒グラフで表示される。
また、図7Bに示すように、表示制御部16は、トナーカートリッジが画像形成装置1に装填された際に、「Full」あるいは100%の表示をし、これを意味する棒グラフを表示する。1ページ印字される毎に、上述の累積印字枚数算出部13およびトナー残量率算出部14の算出処理が実行され、それに連動して、タッチパネルモニタ17にトナー残量率TRの情報がリアルタイムに表示される。例えば、図7Bに示すように、トナー残量率TRの情報が、例えば、「100%」、「50%」、「10%」、「5%」、「Empty」へと表示される。なお、表示制御部16は、1%刻みに表示するように制御でき、任意の間隔例えば2%間隔、5%間隔で表示するように制御できる。
次に、トナー残量率算出部14で算出されたトナー残量率TRのズレを修正する処理について説明する。演算によって論理的に求められたトナー残量率TRが、トナーカートリッジの現実のトナー残量率と異なっていることがあるため、トナー残量検出部4で検出される「Near Empty」検出のタイミングで、このズレを修正する。「Near Empty」は、トナー残量検出部4が、トナー残量率が例えば10%以下であると判断した場合である。具体的には以下の処理内容である。
(第1変更処理)
実運用印字率CRの設定値が、実際に印刷された印刷物の印字率より高く設定されている場合について説明する。図6Aに示すように、トナー残量率TRは、「Near Empty」検出のタイミングよりも早く、「Near Empty」検出レベル例えば10%に達する。このズレを修正する必要がある。トナー残量率変更部15は、1ページ印字する毎に算出されたトナー残量率TR(%)が印字枚数比率npR以下であるか否かを判断し、トナー残量率TR(%)が印字枚数比率npR以下の場合に、トナー残量率TR(%)を印字枚数比率npRに置き換える。そして、トナー残量検出部4による「Near Empty」検出のタイミングまで、トナー残量率TRが印字枚数比率npRのまま固定される。そして、トナー残量検出部4で「Near Empty」が検出された次の累積印字枚数lpの算出において、lpn-1を印字枚数npに置き換えて累積印字枚数lpの算出を行い、トナー残量率TR(%)を算出する。トナー残量率TR(%)を算出するためのパラメータは同一である。よって、図6Aに示すように、トナー残量検出部4で「Near Empty」が検出されたタイミングの前後のそれぞれにおいて、トナー残量率TR(%)の値を結んだラインの傾きは同じになる。
(第2変更処理)
次に、実運用印字率CRの設定値が、実際に印刷された印刷物の印字率より低く設定されていた場合について説明する。図6Bに示すように、トナー残量率TRは、「Near Empty」検出のタイミングにおいて、「Near Empty」検出レベル例えば10%よりも、高い数値を示している。このズレを修正する必要がある。トナー残量率変更部15は、トナー残量検出部4で「Near Empty」が検出されたか否かを判断する。そして、トナー残量率変更部15は、「Near Empty」検出タイミングで、トナー残量率TRが印字枚数比率npRを越える場合に、この時点のトナー残量率TRの値を印字枚数比率npRに置き換える。そして、次の累積印字枚数lpの算出において、lpn-1に印字枚数npに置き換えて累積印字枚数lpの算出を行い、トナー残量率TR(%)を算出する。トナー残量率TR(%)を算出するためのパラメータは同一である。よって、図6Bに示すように、トナー残量検出部4で「Near Empty」が検出されたタイミングの前後のそれぞれにおいて、トナー残量率TR(%)の値を結んだラインの傾きは同じになる。
実運用印字率設定部10が実運用印字率CRの設定値を印字処理の途中で変更した場合における、算出されたトナー残量TR(%)の値の変化を図6Cに示す。
表示制御部16は、タッチパネルモニタ17に、図6A、6B、6Cのような折れ線グラフを表示するように構成できる。これによって、トナー残量率変更部15で変更された変更前後のトナー残量率TRを簡単に確認できる。また、表示制御部16は、図6Bにおける「Near Empty」が検出されたタイミングの前後の棒グラフの表示を、図7Cまたは図7Dのように表示できる。また、表示制御部16は、図6Aにおける「Near Empty」が検出されたタイミングの前後の棒グラフの表示を、図7Eのように表示できる。
(動作フロー)
トナー残量率TRを算出する動作フローを図4を参照しながら説明する。まず、トナーカートリッジを交換する(ステップS1)。新しいトナーカートリッジからトナーが現像器22に供給され、トナーが残量検知センサ72、74で検知可能になる。また、カウント部2が総印字枚数TPを初期化する。また、表示制御部16はトナー残量率が「FULL」である旨をタッチパネルモニタ17に表示可能に制御する。また、トナーカートリッジに備えられている識別情報部(不図示)から、トナーカートリッジの識別番号が読取手段(不図示)で読み取られる。識別情報部は、例えば、識別情報を記憶するメモリ、バーコード、QRコード等であり、それに応じて、読取手段は、例えば、メモリからデータを読み取る手段、リーダー等である。トナー残量率算出部14は、読み取られた識別情報をキーに第1記憶部11から想定印字可能枚数pを読み取り、トナー残量率TRの算出処理のために設定する(ステップS2)。ステップS2の処理は、トナー残量率算出部14ではなく、画像形成装置1の制御部(不図示)が実行してもよい。また、制御部によって、想定印字率cp、印字枚数npが第1記憶部11から読み出され、実運用印字率CRが第2記憶部12から読み出され、予め、CR/cr、np/pの値を算出しておいてもよい。
次に、印字処理が開始され、トナー残量率TRが算出される。1ページ印字したことを検出する(ステップS3)。カウント部4が1ページ印字したことを検出した場合にカウントし、カウントした信号を累積印字枚数算出部13へ送信する。累積印字枚数算出部13が累積印字枚数lpを算出する(ステップS4)。次に、トナー残量率算出部14がトナー残量率TRを算出する(ステップS5)。算出されたトナー残量率TRは、タッチパネルモニタ17に表示可能に制御される。これにより、1ページ印字する毎に、累積印字枚数lp、トナー残量率TRが算出され表示可能になる。
次に、トナー残量検出部4が、トナー残量が所定量以下であると検出(以下、「Near Empty」検出という。)される以前に、トナー残量率TRが印字枚数比率npR(印字枚数np÷想定印字可能枚数p)以下であるか否かが判断される(ステップS6)。トナー残量率TRが印字枚数比率npR以下(TR≦npR)である場合、「Near Empty」検出までトナー残量率TRを印字枚数比率npRに置き換える(ステップS7)。この第1変更処理に連動して、表示制御部16は、トナー残量率TR(=npR)の表示を行なう。ただし、表示制御部16は、トナー残量検出部4がトナー残量が所定量以下であると検出(「Near Empty」検出)した時に、初めて「Near Empty」を示す表示を開始する。図6AによりステップS6、S7の処理が容易に理解できる。ステップS7の次はステップS10に移行する。また、トナー残量検出部4が「Near Empty」検出した次の累積印字枚数lpの算出に際して、lpn−1を印字枚数npに変更する。
トナー残量率TRが値npR以下(TR≦npR)でない場合、トナー残量検出部4が「Near Empty」検出した際に、トナー残量率TRが印字枚数比率npRを超えているか否かを判断する(ステップS8)。トナー残量率TRが印字枚数比率npRを超える(TR>npR)場合、トナー残量率TRを印字枚数比率npRに置き換える(ステップS9)。また、次の累積印字枚数lpの算出に際して、lpn−1を印字枚数npに変更する。表示制御部16は、トナー残量検出部4がトナー残量が所定量以下であると検出(「Near Empty」検出)した時に、「Near Empty」を示す表示を開始する。図6BによりステップS8、S9の処理が容易に理解できる。トナー残量率TRが値npRを超えていない場合、ステップS10に移行する。
次に、さらに印字可能か否かが判断される(ステップS10)。印字可能か否かの判断は、トナー残量検出部4が「Near Empty」検出後に、印字枚数np分を印字したか否かで判断できる。印字可能な場合、ステップS3に戻り各ステップを繰り返す。印字不可能な場合、トナーカートリッジの交換をする必要があるため、ステップS1に戻る。また、印字不可能な場合、表示制御部16は、トナー残量率TRの表示を、「Empty」を示す表示にする。
以上の動作フローにおいては、一定の実運用印字率CRを用いていたが、これに制限されず、実運用印字率CRは、既に述べたようにいつでも変更して累積印字枚数算出に用いることができる。
また、トナーカートリッジの識別情報を読み取り、読み取った識別情報に応じた想定印字可能枚数pを設定したが、これに制限されず、タッチパネルモニタ17を用いて想定印字可能枚数pを入力し、設定するように構成できる。また、想定印字率cr、印字枚数npも同様にタッチパネルモニタ17を用いて入力し、設定するように構成できる。
また、ステップS10の印字可能か否かの判断の別実施形態として、トナー残量検出部4が、予め設定された印字不可能を示す量以下であることを検出したか否かで判断するように構成できる。
次に、実運用印字率CRを直近の印字実績に基づいて更新するための動作フローを図5を参照しながら説明する。まず、トナー「Empty」を検出する(ステップS11)。図4のステップS10における印字不可能の判断結果によって、トナー「Empty」を検出できる。次いで、実運用印字率設定部10は、想定印字可能枚数p、想定印字率crを第1記憶部11あるいはそれらが記憶されているメモリから読み出す(ステップS12)。次いで、実運用印字率設定部10は、現トナーカートリッジの総印字枚数TPを、それが記憶されているメモリまたはカウント部2から読み出す(ステップS13)。
次いで、実運用印字率設定部10は、実績印字率CR1を算出する(ステップS14)。算出式は、CR1=(p×cr)/TPである。次いで、実運用印字率設定部10は、算出された実績印字率CR1を、次の実運用印字率CRの初期値に設定して第2記憶部12に記憶する(ステップS15)。
(実施形態2)
図3に示すように、画像形成装置1と情報処理装置101またはサーバ102がネットワーク接続されている構成例について説明する。画像形成装置1は、例えば、トナーカートリッジの識別情報、1ページ毎に算出された累積印字枚数lp、トナー残量率TR、総印字枚数TP等のトナー残量に関する情報を通信部3によって、情報処理装置101またはサーバ102に送信する。情報処理装置101またはサーバ102は、トナー残量に関する情報を受信し、トナー残量に関する情報を画面に表示させることができる。また、情報処理装置101は、画像形成装置1にアクセスでき、実運用印字率CRの設定を遠隔操作で実行することができる。また、サーバ102は、複数の画像形成装置からトナー残量に関する情報を受信して、トナー残量に関する情報を各種統計処理に用いることができる。
(実施形態3)
画像形成装置1の上記機能要素は、ソフトウェアとハードウェア(CPU(MPUを含む概念)、メモリ等)の協働作用によって実現でき、また、専用回路あるいはファームウエア等で、またはそれらの組み合わせで実現することもできる。
ソフトウェアで実現する場合、そのプログラムは以下のようになる。このプログラムは、記憶媒体に記録され、記憶媒体に保存された形態として提供可能であり、また、通信回線を介して提供(ダウンロード提供)されてもよい。通信回線を介して提供される場合、その一部の機能のみが提供されてもよく、他の一部がサーバに残っていてもよく、全体の機能として本発明の機能が発揮されていれば本発明の技術的範囲に含まれる。
画像形成装置1内のトナー残量率を算出し表示するためのプログラムであって、
画像形成装置1は、
トナーカートリッジの種類に応じて想定される想定印刷可能枚数pと、予め想定される想定印字率cr0と、トナー残量検出部4でトナー残量が所定量以下であると検出されてから印字可能な印字枚数npとを記憶している第1記憶部11と、
実運用に応じた実運用印字率CRを設定する実運用印字率設定部10と、
実運用印字率設定部で設定された実運用印字率CRを記憶する第2記憶部12と、を有し、
実運用印字率設定部10が、トナーカートリッジの交換に際し、実運用印字率CRを、想定印字可能枚数pを想定印字率cr0で乗算し、および交換前のトナーカートリッジで印字された総印字枚数で除算した値に変更する構成であり、
画像形成装置1が備えるコンピュータに、
1ページ印字後に、前記第2記憶部12から読み出された実運用印字率CRを前記第1記憶部11から読み出された想定印字率cr0で除算した値を累積加算して累積印字枚数lpを算出する累積印字枚数算出ステップと、
前記第1記憶部11から読み出された想定印刷可能枚数pから前記累積印字枚数算出ステップで算出された累積印字枚数lpを減算した値を該想定印刷可能枚数pで除算してトナー残量率TRを算出するトナー残量率算出ステップと、
前記トナー残量検出部4でトナー残量が所定量以下であると検出される以前であって、前記トナー残量率TRが、前記印字枚数npを前記想定印刷可能枚数pで除算した印字枚数比率npR以下の場合に、該トナー残量検出部4でトナー残量が所定量以下であると検出されるまで該トナー残量率TRの値を該印字枚数比率npRに変更する第1トナー残量率変更ステップと、
該トナー残量検出部4でトナー残量が所定量以下であると検出された際に、該トナー残量率TRが該印字枚数比率npRを越える場合に、該トナー残量率TRの値を該印字枚数比率npRに変更する第2トナー残量率変更ステップと、
前記トナー残量率TRを表示部17に表示する表示制御ステップと、
印字可能か否かを判断し、印字可能の場合に累積印字枚数算出ステップ、トナー残量率算出ステップ、第1トナー残量率変更ステップ、第2トナー残量率変更ステップおよび表示制御ステップを順に繰り返すループステップと、を実行させるためのプログラムである。
1 画像形成装置
2 カウント部
3 通信部
4 トナー残量検出部
10 実運用印字率設定部
11 第1記憶部
12 第2記憶部
13 累積印字枚数算出部
14 トナー残量率算出部
15 トナー残量率変更部
16 表示制御部
17 表示部(タッチパネルモニタ)

Claims (7)

  1. トナーカートリッジの種類に応じて想定される想定印刷可能枚数と、予め想定される想定印字率と、トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されてから印字可能な印字枚数とを記憶している第1記憶部と、
    実運用に応じた実運用印字率を設定する実運用印字率設定部と、
    実運用印字率設定部で設定された実運用印字率を記憶する第2記憶部と、
    1ページ印字する毎に、前記実運用印字率を前記想定印字率で除算した値を累積加算して累積印字枚数を算出する累積印字枚数算出部と、
    前記想定印刷可能枚数から前記累積印字枚数算出部で算出された累積印字枚数を減算した値を前記想定印刷可能枚数で除算してトナー残量率を算出するトナー残量率算出部と、
    前記トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出される以前であって、前記トナー残量率が、前記印字枚数を前記想定印刷可能枚数で除算した印字枚数比率以下の場合に、該トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されるまで該トナー残量率の値を該印字枚数比率に変更し、該トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出された際に、該トナー残量が該印字枚数比率を越える場合に、該トナー残量率の値を該印字枚数比率に変更するトナー残量率変更部と、
    前記トナー残量率を表示部に表示する表示制御部と、を有し、
    前記実運用印字率設定部が、トナーカートリッジの交換に際し、前記実運用印字率を、前記想定印字可能枚数を前記想定印字率で乗算し、および交換前のトナーカートリッジで印字された総印字枚数で除算した値に変更する画像形成装置。
  2. 前記実運用印字率設定部が、前記実運用印字率を変更可能に構成する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記想定印字率および前記実運用印字率は、予め設定された想定用紙サイズに基づいた値であり、
    前記累積印字枚数算出部は、前記想定用紙サイズと異なる用紙サイズの印字が実行された場合に、当該想定用紙サイズに対する面積比倍の枚数を印字枚数として算出する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示制御部は、表示部にトナー残量率をグラフで表示する請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示制御部は、表示部にトナー残量率を数値で表示する請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記表示制御部は、表示部にトナー残量率変更部で変更された変更前後のトナー残量率を表示可能にする請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置内のトナー残量率を算出し表示するためのプログラムであって、
    画像形成装置は、
    トナーカートリッジの種類に応じて想定される想定印刷可能枚数と、予め想定される想定印字率と、トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されてから印字可能な印字枚数とを記憶している第1記憶部と、
    実運用に応じた実運用印字率を設定する実運用印字率設定部と、
    実運用印字率設定部で設定された実運用印字率を記憶する第2記憶部と、を有し、
    前記実運用印字率設定部が、トナーカートリッジの交換に際し、前記実運用印字率を、前記想定印字可能枚数を前記想定印字率で乗算し、および交換前のトナーカートリッジで印字された総印字枚数で除算した値に変更する構成であり、
    画像形成装置に具備されるコンピュータに、
    1ページ印字後に、前記第2記憶部から読み出された実運用印字率を前記第1記憶部から読み出された想定印字率で除算した値を累積加算して累積印字枚数を算出する累積印字枚数算出ステップと、
    前記第1記憶部から読み出された想定印刷可能枚数から前記累積印字枚数算出ステップで算出された累積印字枚数を減算した値を該想定印刷可能枚数で除算してトナー残量率を算出するトナー残量率算出ステップと、
    前記トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出される以前であって、前記トナー残量率が、前記印字枚数を前記想定印刷可能枚数で除算した印字枚数比率以下の場合に、該トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出されるまで該トナー残量率の値を該印字枚数比率に変更する第1トナー残量率変更ステップと、
    該トナー残量検出部でトナー残量が所定量以下であると検出された際に、該トナー残量率が該印字枚数比率を越える場合に、該トナー残量率の値を該印字枚数比率に変更する第2トナー残量率変更ステップと、
    前記トナー残量を表示部に表示する表示制御ステップと、
    印字可能か否かを判断し、印字可能の場合に累積印字枚数算出ステップ、トナー残量率算出ステップ、第1トナー残量率変更ステップ、第2トナー残量率変更ステップおよび表示制御ステップを順に繰り返すループステップと、を実行させるためのプログラム。
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