JP2019032428A - 消耗品を使用する画像形成装置、デバイス、制御方法及びプログラム - Google Patents

消耗品を使用する画像形成装置、デバイス、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録材を収容する記録材容器に記録された、記録容器の識別情報が複製された情報であるか否かを正しく判定することを目的とする。【解決手段】画像形成装置に装着された記録材の使用日時及び記録材容器に収容される記録材の残量の評価値の少なくとも一方を含む使用情報と、記録材容器の識別情報と、を履歴として記憶手段に記録する記録手段と、画像形成装置に記録材容器が装着された場合に、記録材容器の識別情報及び使用情報を記録材容器の記憶手段から取得する取得手段と、取得手段が取得した識別情報及び使用情報と、画像形成装置の記憶手段に記憶されている識別情報及び使用情報と、に基づいて、画像形成装置に装着された記録材容器の記憶手段に記憶された情報が、他の記録材容器の情報の複製情報であるか否かを判定する判定手段とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、消耗品を使用する画像形成装置、デバイス、制御方法及びプログラムに関する。
従来、トナーカートリッジの残量情報等をトナーカートリッジから取得し、表示する機能を有する画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2015−49325号公報
画像形成装置のベンダーなどが画像形成装置における印字性能を保障している所定のカートリッジが未使用の状態、又は使用途中の状態において記憶している情報を複製し、別のカートリッジへ記憶させることで、所定外のカートリッジを所定のカートリッジに見せかけることが可能である。このような、所定外のカートリッジが使用される場合には以下の懸念がある。例えば所定外のカートリッジに収容されたトナーの成分が画像形成装置に最適化されたものではなく所望の印字性能を得られない恐れがある。また、所定外のカートリッジは、収容されたトナーの初期容量や、印刷時におけるトナーの消費度合が所定のカートリッジとは異なる可能性があり、残量や交換時期の通知が正しく行うことができない可能性がある。画像形成装置に装着されたカートリッジが所定のカートリッジであるか否かを判別できると、例えば、上記の問題が画像形成装置に装着されたカートリッジに起因しているのか、その他の部品に起因しているのかの判断材料とすることができる。しかしながら、複製された情報が記憶された所定外のカートリッジが装着される場合、所定のカートリッジか否かを正しく判別するのが難しいという問題があった。
本発明は、上述の問題点の少なくとも1つを鑑みなされたものである。本発明は、記録材を収容する記録材容器に記録された、記録容器の識別情報が複製された情報であるか否かを正しく判定することを目的とする。また、本発明の別の目的は、消耗材を収容する収容部の種類を適切に判定するための仕組みを提供することを目的とする。
上記の少なくとも1つの目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像形成に利用される記録材を収容する記録材容器を装着可能な画像形成装置であって、前記画像形成装置に装着された前記記録材の使用日時及び前記記録材容器に収容される記録材の残量の評価値の少なくとも一方を含む使用情報と、前記記録材容器の識別情報と、を履歴として記憶手段に記録する記録手段と、前記画像形成装置に前記記録材容器が装着された場合に、前記記録材容器の識別情報及び前記使用情報を前記記録材容器の記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記識別情報及び前記使用情報と、前記画像形成装置の前記記憶手段に記憶されている前記識別情報及び前記使用情報と、に基づいて、前記画像形成装置に装着された前記記録材容器の前記記憶手段に記憶された情報が、他の記録材容器の情報の複製情報であるか否かを判定する判定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、記録材を収容する記録材容器に記録された、記録容器の識別情報が複製された情報であるか否かを正しく判定することができる。また、本発明の別の効果は、消耗材を収容する収容部の種類を適切に判定できることである。
画像形成装置の構成を示すブロック図である。 交換履歴のデータ構成の一例を示す図である。 画像形成処理を示すフローチャートである。 更新処理を示すフローチャートである。 交換履歴を示す図である。 交換履歴を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、画像形成装置の構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、着脱可能なカートリッジ130に収容されたトナーを用いて画像を形成する。画像形成装置100は、例えばレーザープリンタ等である。他の例としては、画像形成装置100は、画像形成機能に加え、スキャナ機能やFAX機能等を有する複合機であってもよい。画像形成装置100は、情報処理装置150から画像データを受信し、受信した画像データに基づいて印刷用紙に対し画像形成を行う。なお、情報処理装置150は、例えばPC等である。
画像形成装置100のユーザインターフェース(UI)140は、ユーザに様々な情報を伝える表示部と、ユーザから様々な操作を受け付ける操作部を有する。表示部には、例えば、交換履歴が表示される。ここで、交換履歴とは、画像形成装置100に装着されたカートリッジ130の識別情報や、トナーの残量等の使用状況の履歴を示す情報である。交換履歴については後に詳述する。交換履歴は、後述の外部I/Fを介して情報処理装置150等の外部装置に送信され、情報処理装置150等の外部装置が有する表示部に表示されることとしてもよい。
コントローラ110は、PDLデータに基づいてビットマップデータを生成し、当該ビットマップデータをプリントエンジン120に送信する。プリントエンジン120は、コントローラ110から受信したビットマップデータに基づいて、トナーをシートに定着させて画像を印刷する電子写真方式で画像形成を行う。なお、コントローラ110とプリントエンジン120は一体であってもよい。
次に、コントローラ110の構成について説明する。CPU(Central Processing Unit)111は、コントローラ110の全体を制御する。ROM(Read Only Memory)112は、CPU111が実行するプログラム等を記憶する。RAM(Random Access Memory)113は、ROM112から展開されたプログラム等を記憶する。なお、後述する画像形成装置100の機能や処理は、CPU111がROM112に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現される。RAM113は、例えば、PDL(Page Description Language)データを記憶する。RAM113はまた、PDLデータを解釈して生成される中間データ、中間データをレンダリングして生成されるビットマップデータ、その他の処理に必要な一時的な各種処理ステータスやログ情報等も記憶する。また、後述する交換履歴もRAM113に格納される。
外部I/F114は、情報処理装置150と画像形成装置100のコントローラ110とを相互に接続し、双方間のデータ通信すなわちデータの送信や受信を中継する。情報処理装置150と画像形成装置100のデータ通信は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して行われてもよいし、LANケーブルを介したネットワーク通信で行われてもよい。また、無線通信で行われてもよい。パネルI/F115は、UI140とコントローラ110とを相互に接続し、双方間のデータ通信すなわちデータの送信や受信を中継する。エンジンI/F116は、プリントエンジン120とコントローラ110とを相互に接続し、双方間のデータ通信すなわちデータの送信や受信を中継する。レンダリング部117は、中間データをビットマップデータに展開する。
EEPROM118は、画像形成装置100の設定情報等を記憶する。また、交換履歴のバックアップもEEPROM118に格納される。具体的には、CPU111はジョブ終了時に、RAM113上に記憶している交換履歴をEEPROM118に保存する。画像形成装置100の電源投入時に、CPU111はEEPROM118に記録した交換履歴をRAM113上に読み込む。また他の例としては、ROM112がフラッシュメモリである場合には、ROM112上に交換履歴を格納する形態をとることもできる。なお、情報処理装置150に交換履歴を格納する形態を実施することも可能とする。バス119は、コントローラ110内の各構成を相互に接続する。
次に、プリントエンジン120の構成について説明する。CPU121は、ROM122に格納されたプログラムをRAM113に展開し、プログラムを実行してプリントエンジン120の制御を行う。ROM122は、CPU121が実行するプログラム等を記憶する。RAM123は、ROM122から展開されたプログラム等を記憶する。トナー残量センサー124は、カートリッジ130に含まれるトナー残量を計測する。トナー残量センサー124によるトナー残量の検知方式としては、例えば、透磁率検知式、マグネット式、圧電振動式、透過光式等が存在するトナー残量センサー124は、カートリッジ130と一体に設けられてもよい。
CPU111やCPU121は、トナー残量値そのものを利用するだけでなく、トナー残量値を1%単位系に変換した計算値を利用することもできる。CPU111やCPU121は、例えば、印刷したページや印刷したページに含まれる画素数などを計数し、消費量を予測する。そして、CPU111やCPU121は、印刷前のトナー残量値から予測した消費量を減算することで、トナー残量の予測を行うことができる。
駆動制御部125は、画像形成部128が画像形成を行う際に必要な各種モーターを駆動させる。ステータス変化検知部126は、画像形成装置におけるジャムやカバーオープン等のステータス変化を検知する。また、ステータス変化検知部126は、カートリッジ130の交換も検知する。なお、ステータス変化の検知は、CPU121が行うこととしてもよい。コントローラI/F127は、コントローラ110とプリントエンジン120とを相互に接続し、双方間のデータ通信すなわちデータの送信や受信を中継する。
画像形成部128は、コントローラ110から受信したビットマップデータに基づいて、電子写真方式でトナーを用いてシートに画像形成を行う。カートリッジ130は、トナーを収容する収容部として、画像形成装置100に装着可能ないわゆるプロセスカートリッジであり、画像形成部128が画像形成を行う際に使用するトナー等を格納する。ここで、カートリッジ130は、画像形成装置100による画像形成に用いられる記録材であるトナーを収容する記録材容器の一例である。カートリッジ130は、不揮発性の記憶媒体131を有し、記憶媒体131にはカートリッジ情報が記憶される。カートリッジ情報は、カートリッジを識別する識別情報、カートリッジのトナー残量、カートリッジのトナーを用いて印刷した枚数、カートリッジを使用した日時、等が含まれる。なお、本実施形態では、カートリッジ130が、バス129に接続されている場合を例示しているがこれに限定されるものではない。例えば、専用線を介してCPU121と接続されることとしてもよい。バス129は、プリントエンジン120内の各構成を相互に接続する。
本実施形態の画像形成装置100は、モノクロのプリントエンジンを搭載し、1個のカートリッジ130が装着されるものとする。但し、装着されるカートリッジの個数は実施形態に限定されるものではない。画像形成装置100は、カラーのプリントエンジンを搭載し、これに対応し、複数のカートリッジを装着することとしてもよい。この場合、画像形成装置100は、カートリッジ毎の複数の交換履歴を管理してもよく、すべてのカートリッジの交換履歴を1つの交換履歴としてまとめて管理してもよい。また他の例としては、プリントエンジン120は、電子写真方式に替えて、インクジェット方式で画像形成を行ってもよい。この場合には、記録材としてはインクが用いられ、カートリッジ130にはインクが収容される。また、トナーが収納されているトナーカートリッジと、ドラムが収納されているドラムカートリッジを組み合わせて利用するプリントエンジンも知られている。画像形成装置100は、このように異なる記録材の収容容器を装着するものであってもよい。また、本実施形態では、紙などのシートに画像を形成する画像形成装置を例示しているがこれに限定されるものではない。消耗材を収容した収容部を装着可能な様々なデバイスに適用することができる。例えば、樹脂や金属などの消耗材を収容した収容部を装着し、当該消耗材を用いて立体物を形成する3Dプリンターなどにも適用することができる。更には、カートリッジやリキッドカプセルなどの収容部に収容された消耗品をエアロゾル化して吸入するための電子タバコなどのデバイスに適用することもできる。
図2は、交換履歴のデータ構成の一例を示す図である。交換履歴は複数のレコードを有している。図2に示す交換履歴には、4つのレコードが記録されている。各レコードは、No、イベント種別、識別情報、使用日時、トナー残量、ページカウント、及び情報種別、の7つの属性の情報を含んでいる。Noは、レコードを識別する情報である。イベント種別は、レコードが書き込まれた際に発生したイベントの種別を示す情報である。イベント種別として、装着と利用がある。装着とは、画像形成装置100へのカートリッジ130の装着であり、利用は、カートリッジ130に収容されたトナーを利用した印刷(画像形成)である。識別情報は、カートリッジ毎に付与される識別情報である。
使用日時は、イベント発生時の日時である。使用日時は、CPU111が、不図示のRTC(リアルタイムクロック)から時刻を読み取り、これを記録する。トナー残量は、カートリッジ130のトナーの残量を示す情報である。ページカウントは、対応するカートリッジで印字したページ数(印刷枚数)の累計値である。なお、本実施形態においては、説明を簡単にするためにページカウントは例えばA4換算したページ数として記録することとする。なお、他の例としては、用紙サイズ毎にページカウントを行う構成としてもよい。交換履歴に含まれる識別情報、使用日時及びトナー残量は、それぞれカートリッジ130の記憶媒体131に記憶される、カートリッジ130の識別情報、使用日時及びトナー残量に対応する。使用日時及びページカウントは、トナーの使用状況を示す使用情報の一例である。なお、本実施形態では、イベント発生時の時刻を使用日時としてレコードに記憶する場合を例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、使用日時に加えて、カートリッジの使用開始日などをレコードに記憶するようにしてもよい。
情報種別は、対応するレコードが、複製された情報が記憶されたカートリッジ130に対応したものであるか、複製されたものではない、正常な情報が記憶されたカートリッジ130に対応したものであるか、を示す情報である。ところで、画像形成装置における印字性能を保障している所定のカートリッジが記憶している情報を複製されることが考えられる。このような複製情報が所定外のカートリッジや使用済みのカートリッジに記憶されることで所定外のカートリッジや使用済みのカートリッジを、画像形成装置が所定のカートリッジであって、未使用又は使用中のカートリッジであると判断する恐れがある。情報種別は、カートリッジの情報が複製されたカートリッジであるか否かを示す情報である。複製された情報が記憶されたカートリッジ130に対応したレコードの場合には、情報種別は「複製CGR」と決定され、これが設定される。複製されたものではない正常な情報が記憶されたカートリッジ130に対応したレコードの場合には、情報種別には「正常CRG」が設定される。「正常CRG」は、画像形成装置100のベンダーが印刷品質を保証しているカートリッジであることを示している。なお、複製された情報か否かを示す情報は、実施形態に限定されるものではない。他の例としては、情報種別に替えて、複製である場合に「1」、複製でない場合に「0」が設定されるフラグをレコードに記録することとしてもよい。情報種別は、収容部としてのトナーカートリッジの種類の一例である。
図3は、画像形成装置100による画像形成処理を示すフローチャートである。S300において、CPU111は、ステータス変化検知部126によって検出したイベントや、外部I/F114から送信されたデータを解釈し、次に実行するべき処理を判別する。例えば、不図示の電源スイッチが押下されると、ステータス変化検知部126は電源投入イベントや電源切断イベントを発行する。また、カートリッジ130を交換するための不図示のドアの開閉に応じて、ステータス変化検知部126はドアオープンイベントや、ドアクローズイベントを発行する。外部I/F114から受信したデータがPDLデータである場合には、CPU111はPDLデータ受信イベントを発行する。
CPU111は、電源投入イベントを検知すると、処理をS310へ進める。S310において、CPU111は、CPU121に対して、プリントエンジン120の初期化処理の実行を指示する。次に、S311において、CPU111は、EEPROM118に格納している交換履歴をRAM113にロードする。次に、S312において、CPU111は、画像形成装置100に装着されたカートリッジ130の記憶媒体131からカートリッジ情報を読み込む。具体的には、CPU111からの要求をCPU121が受信し、CPU121がカートリッジ130のカートリッジ情報にアクセスする。そして、CPU111は、CPU121を介してカートリッジ情報を取得する。次に、S313において、CPU111は、交換履歴の更新処理を行い、その後処理をS300へ進め、新たなイベントが発行されるまで待機する。更新処理については後に詳述する。
次に、情報処理装置150からPDLデータが送信された場合の処理を説明する。CPU111は、外部I/F114がPDLデータを受信したことを検知すると、PDLデータ受信イベントを発行する。そして、S320において、CPU111は、受信したPDLデータの内容を解釈し、レンダリング部117等とともに印刷する画像データの作成を行う。次に、S321において、CPU111は、レンダリング画像の内容をもとにトナー残量を計算する。CPU111は、例えば、印字に用いた画素数を計数した結果(ドットカウントとも呼ぶ)を元に、トナー残量を算出することもできる。また他の例としては、CPU111は、トナー残量センサー124が検出したトナー残量を取得してもよい。次に、S322において、CPU111は、カートリッジ130の記憶媒体131からカートリッジ情報を読み込む。次に、S323において、CPU111は、交換履歴の更新処理を行い、その後処理をS300へ進める。
次に、ステータス変化検知部126がドアクローズを検知した場合の処理を説明する。
ステータス変化検知部126は、不図示のカートリッジ交換用のカバー(ドア)がクローズされた事を検知するとドアクローズイベントを発行する。CPU111は、ドアクローズイベントを検知すると、S330において、カートリッジ130の記憶媒体131からカートリッジ情報を読み込む。次に、S331において、CPU111は、交換履歴の更新処理を行い、その後処理をS300へ進める。
次に、ステータス変化検知部126が電源投入中に電源スイッチを押下されたことを検知した場合の処理を説明する。ステータス変化検知部126は、電源投入中に電源スイッチが押下されると、電源切断イベントを発行する。CPU111は、電源切断イベントを検知すると、S340において、RAM113の交換履歴をEEPROM118に格納する。次に、S341において、CPU111は、CPU121に対して、プリントエンジン120の終了処理実行を指示し、その後処理を終了する。以上の処理により、電源投入時、PDLデータ処理終了後、ドアクローズ時に、カートリッジ情報の読み込みと、交換履歴の更新処理が実行される。
図4は、交換履歴の更新処理を示すフローチャートである。更新処理は、図3を参照しつつ説明した、S313,S323,S331の処理である。S400において、CPU111は、交換履歴に含まれる最新レコードのイベント種別を確認する。CPU111は、イベント種別が「装着」の場合には(S400で装着)、処理をS401へ進める。CPU111は、イベント種別が「利用」の場合には(S400で利用)、処理をS411へ進める。S401において、CPU111は、最新レコードの識別情報と、カートリッジ情報の識別情報が一致するか否かを判定する。CPU111は、識別情報が一致する場合には(S401でYes)、処理をS409へ進める。CPU111は、識別情報が一致しない場合には(S401でNo)、処理をS402へ進める。S402において、CPU111は、交換履歴に、イベント種別が「装着」のレコードを新たに追加する。最新レコードとカートリッジ情報の識別情報が一致しないことから、前回装着したカートリッジと別のカートリッジが装着されていることがわかるためである。
一方、S409においては、CPU111は、カートリッジ情報に基づいて、イベント種別が「利用」のレコードを交換履歴に新たに追加する。最新レコードとカートリッジ情報の識別情報が一致することから、カートリッジが交換されていないことがわかるためである。S410において、CPU111は、追加したレコードと識別情報が等しく、イベント種別が「装着」のレコードの情報種別と同じ情報種別を、追加したレコードの情報種別として設定する。以上で処理を終了する。なお、S402及びS409の処理は、記憶部に履歴を記録する記録処理の一例である。
また、S411において、CPU111は、最新レコードの識別情報とカートリッジ情報の識別情報が一致するか否かを判定する。CPU111は、識別情報が一致する場合には(S411でYes)、カートリッジは交換されていないと判断し、処理を終了する。CPU111は、識別情報が一致しない場合には(S411でNo)、処理をS402へ進める。
S402の処理の後、CPU111は、S403〜S408の処理において、カートリッジ情報が複製されたものか否かを判定する。S403において、CPU111は、交換履歴に含まれるレコードのうち、イベント種別が「利用」のレコードを対象として、カートリッジ情報の識別情報と識別情報が一致するレコードを検索する。S404において、CPU111は、S403の検索において、識別情報が一致するレコードが検出されたか否かを判定する。CPU111は、識別情報が一致するレコードが検出された場合には(S404でYes)、処理をS405へ進める。CPU111は、識別情報が一致するレコードが検出されなかった場合には(S404でNo)、処理をS407へ進める。
S405において、CPU111は、S404において検出されたレコードのページカウントと、カートリッジ情報のページカウントとを比較する。ここで、S404において検出されたレコードのページカウントは、交換履歴においてカートリッジ情報の識別情報と同一の識別情報に対応付けて記憶されたページカウントである。CPU111は、カートリッジ情報のページカウントがレコードのページカウントに比べて少ない場合には(S405でYes)、処理をS408へ進める。CPU111は、カートリッジ情報のページカウントがレコードのページカウント以上の場合には(S405でNo)、処理をS406へ進める。
S406において、CPU111は、検出されたレコードの使用日時と、カートリッジ情報の使用日時を比較する。CPU111は、カートリッジ情報の使用日時がレコードの使用日時に比べて古い場合には(S406でYes)、処理をS408へ進める。CPU111は、カートリッジ情報の使用日時がレコードの使用日時と等しいか、レコードの使用日時に比べて新しい場合には(S406でNo)、処理をS407へ進める。S407において、CPU111は、追加したレコードの情報種別に「正常CRG」を設定し、処理を終了する。また、S408において、CPU111は、追加したレコードの情報種別に「複製CRG」を設定する。S404〜S408の処理は、記録材容器としてのカートリッジの記憶媒体に記憶された情報が、他のカートリッジの情報の複製情報であるか否かを判定する判定処理の一例である。なお、S406において、CPU111は、カートリッジ情報として使用日時が記録されていない場合にも、S408に処理を進めるものとする。
図5は、交換履歴を示す図である。図5(a)は、図2の交換履歴が記憶されている状態において、再び識別情報「001」のカートリッジが装着されたことに応じて更新された交換履歴を示している。図5(a)の交換履歴においては、識別情報「001」のカートリッジが装着されたことに対応してNo5のレコードが追加されている。新たに追加されたNo5のレコードの使用日時(カートリッジ情報の使用日時)は識別情報が等しいNo2のレコードの使用日時よりも古い。このため、No5のレコードの情報種別には、複製CRGが設定されている。図5(b)は、図5(a)の交換履歴が記憶されている状態から、数十枚の印刷が行われた後の交換履歴を示している。図5(b)の交換履歴においては、新たに追加されたNo6のレコードには、識別情報が等しいNo5のレコードの情報種別と同じ情報種別が設定されている。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置100は、カートリッジ情報の識別情報が交換履歴に記録された識別情報と等しく、かつページカウントが少なくなっている場合には、複製情報を記憶したカートリッジであると判定する。また、画像形成装置100は、カートリッジ情報の識別情報が交換履歴に記録された識別情報と等しく、かつ日時が古くなっている場合には、複製情報を記憶したカートリッジであると判定する。すなわち、画像形成装置100は、トナー等の記録材を収容する記録材容器に記録された、記録容器の情報が複製された情報であるか否かを正しく判定することができる。さらに、ユーザから交換履歴のプリント指示を受け付けた場合には、画像形成装置100は、交換履歴に基づいて、交換履歴示すレポートを作成し、レポートを印刷したり、レポートをUI140に表示したりすることができる。また、画像形成装置100は、レポートを、ネットワークを介してメンテナンスサーバ等の外部装置に送信することもできる。なお、本実施形態の一連の処理においては、新レコードとカートリッジ情報の識別情報が一致する場合においては、判定を簡略化するためS409及びS410の処理を行う場合を説明したがこれに限定されるものではない。最新レコードとカートリッジ情報の識別情報が一致する場合においても、S409のレコード追加処理に続けて、S405及びS406と同様の判定処理を行うようにすることもできる。この場合、CPU111は、最新レコードとカートリッジ情報とを比較する。CPU111は、最新レコードとカートリッジ情報とに基づいてS405及びS406と同様の判定処理を行い、いずれもNoであると判定すると、前述したS410の設定処理を実行する。一方、S405及びS406と同様の判定処理においていずれかがYesであると判定したことに従って、S408の複製CRG情報の記録処理に進むようにすればよい。
第1の実施形態の更なる変形例としては、S405のページカウンタの判定においてマージンを持たせてもよい。本実施形態においては、画像形成装置100が、カートリッジへページカウントを書き込む際に、1ページ印刷する度にカートリッジ130にページカウントを書き込む場合を想定している。ただし、画像形成装置100が、複数ページ印刷する度に一括書き込みする場合がある。この場合、印刷が行われた後で、かつカートリッジへのページカウントの書き込みが行われる前に画像形成装置100の電源が切断された場合には、カートリッジのページカウンタが交換履歴のページカウンタより少なくなってしまう。そこで、この場合には、画像形成装置100は、S405において、カートリッジ情報のページカウントに所定の数を加算した値を比較対象として用いることとする。これにより、誤判定を防止することができる。S406の処理においても同様にカートリッジ情報の日時にマージンを持たせて日時の比較を行うことしてもよい。
別の変形例としては、本実施形態においては、記録材としてのトナーの残量の評価値の一例としてページカウント(印刷枚数)を利用したが、評価値はトナー残量に換算可能な値であればよく、ページカウントに限定されるものではない。他の例としては、評価値は、トナー残量であってもよい。
別の変形例としては、交換履歴の各レコードが、トナー残量の段階を示すトナー段階を含むこととしてもよい。例えば、トナー残量を、「有り」、「少量」、「無し」の3段階に分けることとする。さらに、トナー残量50%以上を「有り」、トナー残量1%以上50%未満を「少量」、トナー残量1%未満を「無し」とする。そして、画像形成装置100は、S405の処理(図4)に替えて、追加されたレコードと、検出された識別情報が等しいレコードとにおいて、段階が「有り」から「少量」へ変化している場合には追加されたレコードに「正常CRG」を設定する。また、画像形成装置100は、段階が「少量」から「無し」へ変化している場合には、追加されたレコードに「正常CRG」を設定する。また、画像形成装置100は、これ以外の変化が生じた場合には、追加されたレコードに「複製CRG」を設定する。
図6は、交換履歴を示す図である。交換履歴が図6(a)に示す交換履歴に対し、図6(b)に示すように、No5のレコードと、No6のレコードが追加されたとする。追加されたNo5レコードの識別情報001と等しいNo2のレコードの段階が「少量」であり、追加されたNo5のレコードの段階が「有り」であることから、No5のレコードには「複製CRG」が設定される。同様に、No6のレコードにも「複製CRG」が設定される。以上のように、第2の変形例によれば、画像形成装置100は、段階の変化に応じて、複製情報が記憶されたカートリッジか否かを判定することができる。なお、段階の数及は上記に限定されるものではない。また、各段階とトナー残量の対応関係は上記に限定されるものではない。また、画像形成装置100は、印刷枚数等トナーの残量の他の評価値についても同様に段階を設定し、段階変化に応じて、複製情報が記憶されたカートリッジか否かを判定してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置
111 CPU
130 カートリッジ
131 記憶媒体

Claims (11)

  1. 画像形成に利用される記録材を収容する記録材容器を装着可能な画像形成装置であって、
    前記画像形成装置に装着された前記記録材の使用日時及び前記記録材容器に収容される記録材の残量の評価値の少なくとも一方を含む使用情報と、前記記録材容器の識別情報と、を履歴として記憶手段に記録する記録手段と、
    前記画像形成装置に前記記録材容器が装着された場合に、前記記録材容器の識別情報及び前記使用情報を前記記録材容器の記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記識別情報及び前記使用情報と、前記画像形成装置の前記記憶手段に記憶されている前記識別情報及び前記使用情報と、に基づいて、前記画像形成装置に装着された前記記録材容器の前記記憶手段に記憶された情報が、他の記録材容器の情報の複製情報であるか否かを判定する判定手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記使用情報は、前記記録材の使用日時であり、
    前記判定手段は、前記取得手段が取得した前記使用日時が、前記取得手段が取得した前記識別情報に対応する前記識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶された前記使用日時に比べて古い場合に、前記記録材容器に記憶された情報が前記複製情報であると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記使用情報は、前記記録材の残量の前記評価値としての、前記残量を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段は、前記取得手段が取得した前記残量が、前記取得手段が取得した前記識別情報に対応する前記識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶された前記残量に比べて多い場合に、前記記録材容器に記憶された情報が前記複製情報であると判定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記使用情報は、前記記録材の残量の前記評価値としての、前記記録材容器に収容される記録材を利用した印刷に係る印刷枚数であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記判定手段は、前記取得手段が取得した前記印刷枚数が、前記取得手段が取得した前記識別情報に対応する前記識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶された前記印刷枚数に比べて少ない場合に、前記記録材容器に記憶された情報が前記複製情報であると判定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記使用情報は、前記記録材の残量の評価値を複数の段階で示す情報であり、
    前記判定手段は、前記段階の変化に応じて、前記記録材容器に記憶された情報が前記複製情報であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成に利用される記録材を収容する記録材容器を装着可能な画像形成装置が実行する制御方法であって、
    前記画像形成装置に装着された前記記録材の使用日時及び前記記録材容器に収容される記録材の残量の評価値の少なくとも一方を含む使用情報と、前記記録材容器の識別情報と、を履歴として記憶手段に記録する記録ステップと、
    前記画像形成装置に前記記録材容器が装着された場合に、前記記録材容器の識別情報及び前記使用情報を前記記録材容器の記憶手段から取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得された前記識別情報及び前記使用情報と、前記画像形成装置の前記記憶手段に記憶されている前記識別情報及び前記使用情報と、に基づいて、前記画像形成装置に装着された前記記録材容器の前記記憶手段に記憶された情報が、他の記録材容器の情報の複製情報であるか否かを判定する判定ステップと
    を含むことを特徴とする制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  10. 消耗材が収容された収容部を装着可能なデバイスであって、
    前記デバイスに装着された収容部の使用日時と、前記収容部の識別情報を対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記識別情報と一致する収容部が前記デバイスに装着された場合に、前記記憶手段が当該一致する識別情報に対応付けて記憶する使用日時と、前記収容部から取得した使用状況を示す情報とに基づいて、前記収容部の種類が第1の種類であるか、前記第1の種類とは異なる種類であるかを決定する決定手段と、
    前記決定手段による決定に基づき、前記デバイスにおいて異なる処理を行うよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするデバイス。
  11. 前記デバイスは、消耗材を使用して立体物を形成する3Dプリンター又は消耗材を使用してシートに画像を印刷するプリンターであることを特徴とする請求項10に記載のデバイス。
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