JP2019007588A - 減速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成によって、太陽歯車及び複数の遊星歯車の軸方向位置を規制することができる減速機を提供する。また、減速機全体の軸方向長さを短くして、コンパクトに構成可能な減速機を提供する。【解決手段】複数の第1遊星歯車16を回転自在に保持する複数の支持軸29に連結構造部40を介して連結されるスラストプレート18は、複数の第1遊星歯車16及び第1太陽歯車15の各々の少なくとも一部を覆うように設けられる。複数の第1遊星歯車16、第1太陽歯車15、複数の支持軸29及び連結構造部40は、スラストプレート18の面のうち複数の第1遊星歯車16と向かい合う面18aとは反対側の面18bから突出しない。【選択図】図7

Description

本発明は、太陽歯車、複数の遊星歯車及びキャリアを備える遊星歯車機構によって入力軸の回転を減速しつつ回転ケーシングを回転駆動する減速機に関する。
太陽歯車及び遊星歯車を利用した減速機が広く使用されている。例えば特許文献1及び2は、太陽歯車(サンギヤ)、遊星歯車、内歯歯車(リングギヤ)、及びキャリヤを備える減速機を開示する。
特開2005−054973号公報 特開平09−240525号公報
太陽歯車及び遊星歯車を備える減速機では、太陽歯車と遊星歯車との間の噛み合いを継続的に維持するため、太陽歯車及び遊星歯車の軸方向位置を規制する必要がある。
例えば特許文献1の減速機では、遊星歯車がキャリアに対してワッシャ及びボルトにより締結される一方で、太陽歯車とカバー部材との間に球体が配置される。この球体は、太陽歯車のカバー部材側端面に形成された窪みに嵌め込まれ、太陽歯車及びカバー部材の双方と接触した状態で配置される。この減速機では、ワッシャ及びボルトによって遊星歯車の軸方向位置が規制され、また球体によって太陽歯車の軸方向位置が規制される。
一方、特許文献2の減速機では、回転キャリアの端部カバー方向の側面には孔が設けられ、この孔には、スラストプレートを配置するための凹部が形成される。この凹部に配置されたスラストプレートには、油圧モータの出力軸に連結された軸の端面が当接し、当該軸の端部には太陽歯車が設けられる。この減速機では、回転キャリアによって遊星歯車の軸方向位置が規制され、またスラストプレートによって太陽歯車の軸方向位置が規制される。
上述の特許文献1の減速機のように球体を使って太陽歯車の軸方向位置を規制する場合、太陽歯車及びカバー部材を加工して球体を収容するための窪み等を形成する必要がある。また特許文献1の減速機では、太陽歯車の軸方向位置を規制する機構と、遊星歯車の軸方向位置を規制する機構とが別個に設けられるため、構造が複雑になる傾向がある。また特許文献2の減速機においても、太陽歯車の軸方向位置を規制する機構と、遊星歯車の軸方向位置を規制する機構とが別個に設けられているため、構造が複雑になる傾向があり、太陽歯車の軸方向位置を規制するスラストプレートを配置するための孔部や凹部を形成する必要がある。
このように特許文献1及び2が開示する減速機では、太陽歯車及び遊星歯車の軸方向位置を規制するために比較的多数の部品が必要になり、機構が複雑化しやすい。特に、特許文献1の減速機では球体を準備し当該球体を所定位置に配置する必要があるため、組み立ての手間及びコストもかかる。また特許文献2の減速機では、組み立ての手間及びコストがかかるだけではなく、スラストプレートの面積が比較的小さいため、スラストプレート及び太陽歯車の摺接に起因して発生する熱の放熱性も良くない。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成によって、太陽歯車及び複数の遊星歯車の軸方向位置を規制することができる減速機を提供することを目的の一つとする。また、減速機全体の軸方向長さを短くして、コンパクトに構成可能な減速機を提供することを他の目的とする。
本発明の一態様は、固定ケーシングにより、ケーシング用軸受を介して回転軸線を中心に回転自在に保持される回転ケーシングと、回転ケーシングの内周に設けられている内歯と、回転自在に設けられ、回転駆動力を発生させる駆動源に対して連結される入力軸と、入力軸に連結される太陽歯車と、太陽歯車と内歯との間に配置される複数の遊星歯車と、回転軸線が延在する軸方向に関して複数の遊星歯車の一方側に配置されるベース部と、軸方向に関して一方側から他方側に向かってベース部から突出する複数の支持軸であって、歯車用軸受を介して複数の遊星歯車のそれぞれを回転自在に保持する複数の支持軸と、を有するキャリアと、軸方向に関して複数の遊星歯車の他方側に配置され、複数の支持軸に連結構造部を介して連結されるスラストプレートと、を備える減速機であって、スラストプレートは、複数の遊星歯車及び太陽歯車の各々の少なくとも一部を覆うように設けられ、複数の遊星歯車、太陽歯車、複数の支持軸及び連結構造部は、スラストプレートの面のうち複数の遊星歯車と向かい合う面とは反対側の面から突出しない減速機に関する。
太陽歯車は、太陽歯部と、太陽歯部を支持する太陽支持部と、を有し、複数の遊星歯車の各々は、太陽歯部と噛み合う遊星歯部と、遊星歯部を支持する遊星支持部と、を有し、スラストプレートは、太陽支持部に接触するが、太陽歯部に接触しなくてもよい。
太陽支持部のスラストプレート側の端面は、軸方向に関し、複数の支持軸のスラストプレート側の端面と同じ位置、又は複数の支持軸のスラストプレート側の端面よりもスラストプレートから遠い位置に配置され、太陽歯部のスラストプレート側の端面は、軸方向に関し、複数の支持軸のスラストプレート側の端面よりも、スラストプレートから遠い位置に配置されてもよい。
スラストプレートは、太陽支持部に向かって突出するプレート凸部を有し、プレート凸部は、太陽支持部に接触するが、太陽歯部に接触しなくてもよい。
遊星歯部のスラストプレート側の端面は、軸方向に関し、太陽歯部のスラストプレート側の端面よりも、スラストプレートから遠い位置に配置されてもよい。
入力軸及び太陽歯車のうち、一方は凸形状の係合凸部を有し、他方は係合スペースを含む係合凹部を有し、係合スペースに配置された係合凸部が係合凹部と係合することで、太陽歯車は入力軸に連結され、太陽歯車は、回転軸線を中心とする軸回転方向に関しては入力軸と一体的に回転可能であり且つ軸方向に関しては入力軸に対して相対的に移動可能なように、入力軸に連結されてもよい。
本発明によれば、簡素な構成の減速機によって、太陽歯車及び複数の遊星歯車の軸方向位置を規制することができる。また本発明によれば、減速機全体の軸方向長さを短くして、減速機をコンパクトに構成することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る遊星歯車減速機を示す断面図である。 図2は、第1遊星歯車、スラストプレート及び回転ケーシングの外観を示す平面図である。 図3は、第1遊星歯車、スラストプレート及び回転ケーシングを示す平面図であって、スラストプレートの下方に配置されているキャリア(すなわち支持軸)、第1遊星歯車及び第1太陽歯車が透視状態で示されている。 図4は、図1に示すスラストプレートと支持軸との連結部分の断面を側方から見た概略図である。 図5は、スラストプレートと支持軸との連結部分の他の例の概略を示す断面図である。 図6は、スラストプレートと支持軸との連結部分の他の例の概略を示す断面図である。 図7は、図1に示すスラストプレート、キャリアの各支持軸、及び第1太陽歯車の断面状態を側方から見た概略図であって、各要素の位置関係を示す。 図8は、スラストプレート、キャリアの各支持軸、及び第1太陽歯車の位置関係の他の例を示した概略断面図である。 図9は、入力軸と第1太陽歯車との連結態様の一例を示す概略断面図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面に示される要素には、理解を容易にするために、サイズ及び縮尺等が実際のそれらと異なって示されている要素が含まれうる。また、以下に説明する遊星歯車減速機は、典型的には建設機械が備える走行用装置における減速機として使用可能であるが、その用途は特に限定されない。
図1は、本発明の一実施形態に係る遊星歯車減速機1を示す断面図である。図2は、第1遊星歯車16、スラストプレート18及び回転ケーシング12の外観を示す平面図である。図3は、第1遊星歯車16、スラストプレート18及び回転ケーシング12を示す平面図であって、スラストプレート18の下方に配置されているキャリア17(すなわち支持軸29)、第1遊星歯車16及び第1太陽歯車15が透視状態で示されている。
図1に示す遊星歯車減速機1は、図示しない建設機械に搭載され、この建設機械を走行させるための油圧モータ10(詳細な図示は省略)が内部に配設された固定ケーシング11に対して取り付けられている。この遊星歯車減速機1は、回転ケーシング12、内歯13、入力軸14、第1太陽歯車15、第1遊星歯車16、キャリア17、スラストプレート18、第2太陽歯車19及び第2遊星歯車20を備える。そして遊星歯車減速機1は、油圧モータ10で発生する回転駆動力を減速してトルクを増大し、最終的に回転ケーシング12を回転駆動することで、回転ケーシング12に設けられたフランジ部30に取り付けられた被駆動部(図示省略)を駆動する。なお油圧モータ10の構成は特に限定されず、典型的には斜板式のピストンポンプを油圧モータ10として利用することができる。
遊星歯車減速機1における回転ケーシング12は、基本的に中空円筒状の構造を有し、その一方の側の開口部から固定ケーシング11の端部が挿入されている。回転ケーシング12の他方の側の開口部は、蓋体21によって塞がれている。回転ケーシング12は、固定ケーシング11により、ケーシング用軸受28(28a、28b)を介して回転軸線Aを中心に回転自在に保持されている。すなわち、回転ケーシング12の内周に形成された突状部31が固定ケーシング11の外周に取り付けられた2つのケーシング用軸受28a、28bの間で挟持され、回転ケーシング12は、ケーシング用軸受28a、28bを介して固定ケーシング11により回転自在に保持されている。回転ケーシング12の内周には内歯13が設けられており、内歯13は後述の第1遊星歯車16や第2遊星歯車20と噛合する。なお内歯13は、回転ケーシング12と一体として形成されていてもよいし、別体として形成され回転ケーシング12に対して固定的に取り付けられていてもよい。
入力軸14は、回転自在に設けられ、回転ケーシング12内の中心に配置されており、回転駆動力を発生させる駆動源である油圧モータ10に対して連結されている。
第1太陽歯車15は、入力軸14の端部に連結されており、複数の第1遊星歯車16と噛合する。本実施形態では、図2及び図3に示すように、3つの第1遊星歯車16が周方向Dcに均等角度(すなわち120度)ずれて配置されている。複数の第1遊星歯車16の各々は、第1太陽歯車15と内歯13との間に配置されており、第1太陽歯車15及び内歯13のいずれにも噛合している。各第1遊星歯車16は、第1太陽歯車15の自転に伴って回転駆動され、第1太陽歯車15の周りを公転する。
キャリア17は、図1に示すように、第1遊星歯車16を保持する遊星枠を構成しており、複数の第1遊星歯車16の各々を、一方側から片持ち状態で歯車用軸受23を介して回転自在に保持する。具体的には、キャリア17は、ベース部35及び複数の支持軸29(本実施形態では3つの支持軸29)を有する。ベース部35は、回転軸線Aが延在する軸方向Daに関して複数の第1遊星歯車16の一方側(すなわち図1の左側)に配置されている。複数の支持軸29は、軸方向Daに関して一方側から他方側に向かって、ベース部35から突出して延在しており、歯車用軸受23を介して複数の第1遊星歯車16のそれぞれを回転自在に保持する。複数の支持軸29は、ベース部35と一体的に設けられていてもよいし、ベース部35とは別体として設けられていてもよい。複数の支持軸29は、キャリア17の外周部において周方向Dcに均等角度(すなわち120度)ずれて配置されている。そして複数の支持軸29は、それぞれ対応の第1遊星歯車16を貫通するように設けられており、他方側端部においてスラストプレート18と連結する。なお、各支持軸29とスラストプレート18の具体的な連結態様については、後述する(図4〜6参照)。
キャリア17の平板状のベース部35の径方向中心部には中空部分が形成されており、この中空部分には、第2太陽歯車19の端部とスプライン結合される内歯部分37が周方向Dcに形成されている。
第2太陽歯車19は円筒形状に形成されており、第2太陽歯車19の内側には第1太陽歯車15の軸部分(後述の「太陽支持部」)が挿入され、第2太陽歯車19の外周には外歯が形成されている。この外歯には、キャリア17の内歯部分37がスプライン結合されるとともに、複数(3つ)の第2遊星歯車20が噛合している。3つの第2遊星歯車20は、それぞれ、固定ケーシング11の端面において周方向Dcに均等位置の3箇所に設けられている突設軸部34によって、回転自在に支持されている。
[スラストプレート]
スラストプレート18は、軸方向Daに関して複数の第1遊星歯車16の他方側(図1の右側)に配置されており、複数の支持軸29に連結構造部40を介して連結されている。このスラストプレート18は、各支持軸29と蓋体21との間、各第1遊星歯車16と蓋体21との間、及び第1太陽歯車15と蓋体21との間において延在し、キャリア17、各第1遊星歯車16及び第1太陽歯車15の軸方向Daに関する位置を規制する役割を果たす。なお、スラストプレート18は熱処理等によって硬度及び耐摩耗性が高められていることが好ましく、各支持軸29、各第1遊星歯車16、第1太陽歯車15及び蓋体21の接触及び摺動に対して高い耐性を示す。
図2及び図3に示すスラストプレート18は円板状の単一部材によって構成されているが、スラストプレート18の形状は特に限定されず、スラストプレート18の平面形状は円形状ではなくてもよい。またスラストプレート18は、複数部材が組み合わされて構成されてもよく、表面加工等の任意の処理が施されていてもよい。またスラストプレート18の製造方法も特に限定されず、例えばプレス加工によって所望形状のスラストプレート18を簡単に製造することも可能である。
図4は、図1に示すスラストプレート18と支持軸29との連結部分の断面を側方から見た概略図である。図1及び図4に示す連結構造部40は、各支持軸29が有する凹部60と、スラストプレート18から延在する複数の突起部61と、によって構成されている。
すなわち、各支持軸29のスラストプレート18側の端部には凹部60が形成されている。凹部60は、スラストプレート18から延在する対応の突起部61と係合可能な形状を有するが、凹部60の具体的な形状は特に限定されない。例えば図4に示すように、各支持軸29に形成された穴状の開口部によって、凹部60が構成されてもよい。また、各支持軸29の一部が切り欠かれることにより形成される切り欠き部(図示省略)によって、凹部60が構成されてもよい。一方、スラストプレート18には、複数の支持軸29の凹部60のそれぞれと係合可能な複数の突起部61(本実施形態では3つの突起部61)が一体的に設けられている。各凹部60に対応の突起部61が係合することによって、スラストプレート18は各支持軸29の端部に連結される。複数の突起部61は、回転軸線A(図1参照)を中心とした回転対称となる位置に配置されており、周方向Dcに関して均等角度ずれている。
このようにして各支持軸29に連結されるスラストプレート18は、キャリア17、第1太陽歯車15及び各第1遊星歯車16からのスラスト方向(すなわち軸方向Da)の荷重を受ける一方で、図1に示す蓋体21に設けられた複数の押圧部22によって押圧される。なお蓋体21(特に押圧部22)は必ずしも常にスラストプレート18に接触している必要はなく、蓋体21とスラストプレート18との間にスペースが設けられていてもよい。
スラストプレート18に形成される各突起部61は様々な形状を有しうる。例えば図4に示すスラストプレート18には複数の孔部62(本実施形態では3つの孔部62)が形成され、各孔部62から突起部61が延在する。各突起部61は、スラストプレート18の一部がプレス加工等により折り曲げられることによって形成され、各孔部62は対応の突起部61が存在していたスペースによって構成される。そのため、各孔部62の形状は対応の突起部61の形状と一致する。
また各突起部61の断面形状も特に限定されないが、典型的には矩形状を有する。特に、スラストプレート18と支持軸29(すなわちキャリア17)との連結強度を向上させる観点から、各突起部61は、軸方向Daと垂直な径方向Drの幅よりも、軸方向Da及び径方向Drの各々と垂直な周方向Dcの幅の方が大きい断面を有していてもよい。各第1遊星歯車16は周方向Dcに公転するためスラストプレート18及び支持軸29は各第1遊星歯車16から周方向Dcに力を受ける。そのため、各突起部61の周方向Dcの幅を大きくして、周方向Dcに関する強度を増大させることが、各第1遊星歯車16の公転時におけるスラストプレート18と支持軸29との連結強度を向上させる観点からは好ましい。また各突起部61は、スラストプレート18の平坦部65に対して傾斜して設けられてもよい。各突起部61の形状弾性を利用して、各凹部60の側壁部に対応の突起部61を押圧させた状態で各突起部61を配置することにより、各支持軸29に対するスラストプレート18の連結強度を増大することができる。
なお図4に示す連結構造部40は一例に過ぎず、各支持軸29に対してスラストプレート18を適切に固定可能な任意の構成を連結構造部40は採用することが可能である。
例えば図5に示すように、スラストプレート18の外周部から径方向Drに向かって突出するようにして設けられた複数(3つ)の突起部61と、各支持軸29の凹部60と、によって連結構造部40が構成されてもよい。図5に示す突起部61は、スラストプレート18の平坦部65からほぼ垂直方向に延在する立設部66と、立設部66の先端部から径方向Drの外側に向かって張り出すように延在する張り出し部67とを有する。各張り出し部67は、係合する凹部60の内側に撓んだ状態で配置され、凹部60の側壁部を押圧する。図5に示す張り出し部67は、係合する凹部60の外側壁部(図5の符合「B」参照)及び内側壁部(図5の符合「C」参照)の両方を押圧し、張り出し部67の弾性力を利用して、スラストプレート18が支持軸29(キャリア17)に対して強固に固定されている。また図5に示す連結構造部40では、スラストプレート18によって覆われる各第1遊星歯車16の範囲が図4に示す連結構造部40と比べて小さくなり、各支持軸29の露出範囲が大きくなるため、遊星歯車減速機1内で循環される作動油(潤滑油)を、効率良く歯車用軸受23に供給することができる。
また図6に示すように、スラストプレート18から径方向Drに向かって突出するようにして設けられた複数(3つ)の突起部61と、各支持軸29の凹部60と、各突起部61と各凹部60とを連結するネジ部68と、によって連結構造部40が構成されてもよい。図6に示す突起部61は、スラストプレート18の平坦部65から鉛直下方向に向かって延在する立設部66と、立設部66の先端部から径方向Drの外側に向かって張り出すように延在する張り出し部67とを有する。各張り出し部67は、ほぼ水平方向に延在し、各凹部60の底部に接触するように配置される。そして、各張り出し部67に設けた孔にネジ部68を挿入して当該ネジ部68により各張り出し部67を凹部60の底部に固定することで、スラストプレート18が各支持軸29に固定される。
なお図4〜図6の連結構造部40が有する突起部61(立設部66及び張り出し部67を含む)は、スラストプレート18を構成する板状部材の一部によって構成されるが、機能的には突起部61はスラストプレート18とは異なる要素と言え、両者は発明の構成要素として区別されうる。
上述の構造を有するスラストプレート18は、キャリア17の複数の支持軸29、複数の第1遊星歯車16及び第1太陽歯車15の各々の少なくとも一部を覆うように設けられている。図2及び図3に示すスラストプレート18は、第1太陽歯車15の全部を覆い、且つ、各第1遊星歯車16の一部を覆う。これにより、第1太陽歯車15及び複数の第1遊星歯車16の軸方向Daに関する位置が、スラストプレート18によって規制される。
また複数の第1遊星歯車16、第1太陽歯車15、複数の支持軸29及び連結構造部40の各々は、軸方向Daに関し、スラストプレート18の面のうち複数の第1遊星歯車16と向かい合う面18aとは反対側の面18b(すなわち蓋体21側の面18b)から突出しない。すなわち、複数の第1遊星歯車16、第1太陽歯車15、複数の支持軸29及び連結構造部40の各々は、軸方向Daに関し、スラストプレート18の面18bと同じ位置又は当該反対側の面よりもキャリア17側(図1の左側)に配置される。これにより、遊星歯車減速機1全体の軸方向長さを短くして、遊星歯車減速機1をコンパクトに構成することが可能である。
図7は、図1に示すスラストプレート18、キャリア17の各支持軸29、及び第1太陽歯車15の断面状態を側方から見た概略図であって、各要素の位置関係を示す。
第1太陽歯車15は、歯部(以下「太陽歯部」と称する)45と、太陽歯部45を固定的に支持する支持部(以下「太陽支持部」と称する)46とを有する。また複数の第1遊星歯車16の各々は、太陽歯部45と噛み合う歯部(以下「遊星歯部」と称する)47と、遊星歯部47を固定的に支持する支持部(以下「遊星支持部」と称する)48とを有する。なお、太陽歯部45と太陽支持部46とは、一体部材によって構成されてもよいし、別部材によって構成されてもよい。同様に、遊星歯部47と遊星支持部48とは、一体部材によって構成されてもよいし、別部材によって構成されてもよい。
本実施形態のスラストプレート18は、太陽支持部46に接触するが太陽歯部45に接触しないように配置され、また遊星支持部48に接触しうるが遊星歯部47に接触しないように配置されている。
図7に示す第1太陽歯車15では、太陽支持部46のスラストプレート18側の端面46aが、軸方向Daに関し、各支持軸29のスラストプレート18側の端面29aと同じ位置に配置されている。ただし、太陽支持部46のスラストプレート18側の端面46aは、軸方向Daに関し、各支持軸29のスラストプレート18側の端面29aよりもスラストプレート18から遠い位置に配置されてもよい。一方、太陽歯部45のスラストプレート18側の端面45aは、軸方向Daに関し、各支持軸29のスラストプレート18側の端面29aよりも、スラストプレート18から遠い位置に配置されている。したがって太陽歯部45のスラストプレート18側の端面45aは、軸方向Daに関し、太陽支持部46のスラストプレート18側の端面46aよりもスラストプレート18から遠い位置に配置されている。
また図7に示す第1遊星歯車16では、遊星支持部48のスラストプレート18側の端面48aは、軸方向Daに関し、各支持軸29のスラストプレート18側の端面29aよりもスラストプレート18から僅かに遠い位置に配置されている。ただし、遊星支持部48のスラストプレート18側の端面48aは、軸方向Daに関し、各支持軸29のスラストプレート18側の端面29aと同じ位置に配置されてもよい。一方、遊星歯部47のスラストプレート18側の端面47aは、軸方向Daに関し、各支持軸29のスラストプレート18側の端面29aよりも、スラストプレート18から遠い位置に配置されている。より詳細には、遊星歯部47のスラストプレート18側の端面47aは、軸方向Daに関し、遊星支持部48のスラストプレート18側の端面48aよりもスラストプレート18から遠い位置に配置され、且つ、太陽歯部45のスラストプレート18側の端面45aよりもスラストプレート18から遠い位置に配置されている。
上述の図7に示す太陽支持部46は、太陽歯部45よりもスラストプレート18に向かって突出するボス形状を有し、スラストプレート18に近い位置(図7ではスラストプレート18に接触する位置)に配置されている。これによりスラストプレート18は、太陽歯部45に接触することなく太陽支持部46に接触して、第1太陽歯車15の軸方向Daの位置を規制することができる。また上述の図7に示す遊星支持部48は、遊星歯部47よりもスラストプレート18に向かって突出するボス形状を有し、スラストプレート18に近い位置(図7ではスラストプレート18から僅かに離れた位置)に配置されている。これによりスラストプレート18は、遊星歯部47に接触することなく遊星支持部48に接触して、各第1遊星歯車16の軸方向Daの位置を規制することができる。
なお、スラストプレート18は太陽歯部45及び遊星歯部47に接触してもよいが、これらの部材の損傷を防ぐ観点からは、スラストプレート18は太陽歯部45及び遊星歯部47に接触しないことが望ましい。一般に、歯車の歯部は支持部に比べて鋭利な形状を有する。また歯部は、支持部よりも外周側に配置され、歯車の軸回転時には、支持部よりも速度(周速)及び移動距離が大きくなる。そのため、支持部に比べて歯部はスラストプレートを削りやすい。したがって図7に示すように太陽支持部46及び遊星支持部48をボス形状として、スラストプレート18を太陽歯部45及び遊星歯部47に接触させないようにすることで、太陽歯部45、遊星歯部47及びスラストプレート18の損傷を防ぐことができる。
また図7に示す遊星歯部47は、軸方向Daに関して太陽歯部45よりも短く、軸方向Daに関して遊星歯部47の全体が太陽歯部45により覆われるように、太陽歯部45と係合する。第1太陽歯車15及び第1遊星歯車16は通常、軸方向Daに多少ブレながら軸回転しうるが、図7に示す構造によれば、そのようなブレが生じても太陽歯部45及び遊星歯部47の係合状態を確実に維持することができる。なお、図7に示す遊星歯部47の全体は軸方向Daに関して太陽歯部45により覆われているが、軸方向Daに関して太陽歯部45の全体が遊星歯部47により覆われるように太陽歯部45よりも遊星歯部47を大きく構成してもよい。ただし、通常は第1遊星歯車16の方が第1太陽歯車15よりもサイズが大きく数も多いため、材料の使用量を抑えてコストを低減させる観点からは、軸方向Daに関して太陽歯部45の方が遊星歯部47よりも大きいことが好ましい。
なお、スラストプレート18の構成は図7に示す態様には限定されない。例えば図8に示すように、スラストプレート18は、太陽支持部46に向かって突出するプレート凸部50を有していてもよい。このプレート凸部50は、太陽支持部46には接触するが、太陽歯部45には接触しない。このプレート凸部50をスラストプレート18が具備することによって、太陽支持部46がボス形状を持たない場合であっても、スラストプレート18は太陽歯部45に接触することなく太陽支持部46に接触することができる。したがって、図8に示すように太陽歯部45及び太陽支持部46のスラストプレート18側の端面45a、46bが軸方向Daに関して同じ位置に配置される場合でも、スラストプレート18はプレート凸部50を介して太陽支持部46に適切に接触することができる。なお、太陽歯部45及び太陽支持部46のスラストプレート18側の端面45a、46bを同一平面上に位置させることによって、第1太陽歯車15の軸方向Daに関する長さを短くすることができ、加工も容易になり、第1太陽歯車15の低コスト化を図ることができる。
[作動]
次に、遊星歯車減速機1の作動について説明する。
固定ケーシング11内に配設された油圧モータ10が回転すると、その回転駆動力が入力軸14へと伝達される。そして、入力軸14の回転とともに第1太陽歯車15が回転し、この第1太陽歯車15に噛合している第1遊星歯車16が内歯13と噛合しながら第1太陽歯車15の周りで公転運動を行う。この第1遊星歯車16の公転運動に伴ってキャリア17が回転し、キャリア17の内歯部分とスプライン結合された第2太陽歯車19が回転する。この第2太陽歯車19が回転することで、固定ケーシング11の各突設軸部34に回転自在に支持された各第2遊星歯車20が回転し、これにより、第2遊星歯車20と内歯13との噛合を介して、回転ケーシング12が回転駆動される。
上述の一連の動作において、スラストプレート18は、キャリア17とともに回転軸線Aを中心に回転し、各支持軸29、第1太陽歯車15(特に太陽支持部46)及び各第1遊星歯車16(特に遊星支持部48)に対して接触して摺動し、また蓋体21に対して接触して摺動する。このようにスラストプレート18は、キャリア17、第1太陽歯車15及び各第1遊星歯車16の回転を許容しつつ、キャリア17、第1太陽歯車15及び各第1遊星歯車16の軸方向位置を規制する。
以上説明したように本実施形態によれば、スラストプレート18を使った簡素な機構によって、キャリア17及び各第1遊星歯車16の軸方向位置を規制できるだけではなく、第1太陽歯車15の軸方向位置をも規制することができる。
また遊星歯車減速機1を構成する各種部材はスラストプレート18よりもキャリア17側(すなわち蓋体21から遠ざかる側)に配置され、回転ケーシング12の内側においてスラストプレート18から蓋体21側に突出する部材(すなわちスラストプレート18と蓋体21との間に配置される部材)がない。これにより、遊星歯車減速機1全体の軸方向長さを短くすることが可能であり、特に、第1太陽歯車15及び各第1遊星歯車16の軸方向長さを短くして、第1太陽歯車15及び各第1遊星歯車16のコストを抑えることが可能である。
また各第1遊星歯車16及び第1太陽歯車15の軸方向位置を規制する機構の部品点数が少ないため、当該機構をコンパクトに構成できる。特に、太陽歯車の軸方向位置を規制するために従来必要とされていた球体(例えば鋼球)や穴加工が、本実施形態の遊星歯車減速機1では不要であり、組み立てに関する手間やコストの面でも本実施形態の遊星歯車減速機1は有利である。
[第1の変形例]
油圧モータ10の回転駆動力は入力軸14を介して第1太陽歯車15に伝達されるが、入力軸14と第1太陽歯車15との連結態様は特に限定されない。例えば、入力軸14及び第1太陽歯車15のうちの一方は凸形状の係合凸部を有し、他方は係合スペースを含む係合凹部を有し、係合スペースに配置された係合凸部が係合凹部と係合することで、第1太陽歯車15を入力軸14に連結することが可能である。
図9は、入力軸14と第1太陽歯車15との連結態様の一例を示す概略断面図である。図9に示す例では、入力軸14のうち第1太陽歯車15側の端部が係合凸部52を形成し、第1太陽歯車15(特に太陽支持部46)のうち入力軸14側の端部に係合凹部53が形成されている。係合凹部53に形成される係合スペース55は係合凸部52に対応する形状を有し、係合スペース55に配置された係合凸部52が係合凹部53と係合噛合部54において係合することで、第1太陽歯車15及び入力軸14が相互に連結される。係合噛合部54における係合方式は特に限定されず、スプライン方式等の任意の係合方式を係合噛合部54は採用可能である。例えば第1太陽歯車15は、回転軸線Aを中心とする軸回転方向(すなわち周方向Dc)に関しては入力軸14と一体的に回転可能であり且つ軸方向Daに関しては入力軸14に対して基本的に自由に相対的に移動可能なように、入力軸14に連結されてもよい。
一般に、凸形状の軸同士を直列的に配置して連結する場合、双方の軸の姿勢のずれが、連結後の軸全体の姿勢に対して相乗的に影響する。例えば、双方の軸が僅かに傾いている場合、結合後の軸全体では両方の軸の傾きが加算的に反映される。それに対し、図9に示す係合方式のように一方の軸の凸部を他方の軸の凹部に嵌め合う場合、双方の軸が僅かに傾いていても、双方の軸の傾きは結合後の軸全体に対して相乗的には影響しない。
したがって図9に示す連結方式によれば、入力軸14及び第1太陽歯車15の各々の姿勢にずれ(例えば傾き)があっても、そのようなずれが連結後の入力軸14及び第1太陽歯車15に対して及ぼす影響は比較的小さくて済む。そのため、第1太陽歯車15の配置ずれを抑えることができ、例えば第1太陽歯車15の歯部(すなわち太陽歯部45)とスラストプレート18とが意図せずに接触することを効果的に防ぐことができる。また、そのような第1太陽歯車15の配置ずれを小さく見積もって第1太陽歯車15を設計できるため、第1太陽歯車15(例えば太陽支持部46)の軸方向Da及び径方向Drのサイズを小さくすることも可能である。
[他の変形例]
例えば、第1太陽歯車15及び各第1遊星歯車16の噛み合い部や歯車用軸受23における潤滑性能を改善するため、スラストプレート18の対応箇所(例えば第1太陽歯車15と各第1遊星歯車16との噛み合い部や歯車用軸受23に対向する位置)に貫通孔(図示省略)を形成し、当該貫通孔を利用して潤滑油の補給を促してもよい。
また、第1太陽歯車15(特に太陽支持部46)のスラストプレート18側端部にセンター穴が設けられていてもよい。その場合、図8に示すプレート凸部50は、センター穴に対応する位置に設けられてもよいが、プレート凸部50の径はセンター穴の径よりも大きく構成され、太陽支持部46の軸回転を保証しつつ、プレート凸部50が太陽支持部46に対して適切に接触することができるようにすることが好ましい。
本発明は、上述の実施形態及び変形例には限定されない。例えば、上述の実施形態及び変形例の各要素に各種の変形が加えられてもよい。また、上述の構成要素以外の構成要素を含む形態も、本発明の実施形態に含まれうる。また、上述の構成要素のうちの一部の要素が含まれない形態も、本発明の実施形態に含まれうる。また、本発明のある実施形態に含まれる一部の構成要素と、本発明の他の実施形態に含まれる一部の構成要素とを含む形態も、本発明の実施形態に含まれうる。したがって、上述の実施形態及び変形例、及び上述以外の本発明の実施形態の各々に含まれる構成要素同士が組み合わされてもよく、そのような組み合わせに係る形態も本発明の実施形態に含まれうる。また、本発明によって奏される効果も上述の効果に限定されず、各実施形態の具体的な構成に応じた特有の効果も発揮されうる。このように、本発明の技術的思想及び趣旨を逸脱しない範囲で、特許請求の範囲、明細書、要約書及び図面に記載される各要素に対して種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1…遊星歯車減速機、10…油圧モータ、11…固定ケーシング、12…回転ケーシング、13…内歯、14…入力軸、15…第1太陽歯車、16…第1遊星歯車、17…キャリア、18…スラストプレート、19…第2太陽歯車、20…第2遊星歯車、21…蓋体、22…押圧部、23…歯車用軸受、28…ケーシング用軸受、29…支持軸、30…フランジ部、31…突状部、34…突設軸部、35…ベース部、40…連結構造部、45…太陽歯部、46…太陽支持部、47…遊星歯部、48…遊星支持部、50…プレート凸部、52…係合凸部、53…係合凹部、54…係合噛合部、55…係合スペース、60…凹部、61…突起部、62…孔部、65…平坦部、66…立設部、67…張り出し部、68…ネジ部、A…回転軸線、Da…軸方向、Dc…周方向、Dr…径方向

Claims (6)

  1. 固定ケーシングにより、ケーシング用軸受を介して回転軸線を中心に回転自在に保持される回転ケーシングと、
    前記回転ケーシングの内周に設けられている内歯と、
    回転自在に設けられ、回転駆動力を発生させる駆動源に対して連結される入力軸と、
    前記入力軸に連結される太陽歯車と、
    前記太陽歯車と前記内歯との間に配置される複数の遊星歯車と、
    前記回転軸線が延在する軸方向に関して前記複数の遊星歯車の一方側に配置されるベース部と、前記軸方向に関して前記一方側から他方側に向かって前記ベース部から突出する複数の支持軸であって、歯車用軸受を介して前記複数の遊星歯車のそれぞれを回転自在に保持する複数の支持軸と、を有するキャリアと、
    前記軸方向に関して前記複数の遊星歯車の前記他方側に配置され、前記複数の支持軸に連結構造部を介して連結されるスラストプレートと、
    を備える減速機であって、
    前記スラストプレートは、前記複数の遊星歯車及び前記太陽歯車の各々の少なくとも一部を覆うように設けられ、
    前記複数の遊星歯車、前記太陽歯車、前記複数の支持軸及び前記連結構造部は、前記スラストプレートの面のうち前記複数の遊星歯車と向かい合う面とは反対側の面から突出しない減速機。
  2. 前記太陽歯車は、太陽歯部と、前記太陽歯部を支持する太陽支持部と、を有し、
    前記複数の遊星歯車の各々は、前記太陽歯部と噛み合う遊星歯部と、前記遊星歯部を支持する遊星支持部と、を有し、
    前記スラストプレートは、前記太陽支持部に接触するが、前記太陽歯部に接触しない請求項1に記載の減速機。
  3. 前記太陽支持部の前記スラストプレート側の端面は、前記軸方向に関し、前記複数の支持軸の前記スラストプレート側の端面と同じ位置、又は前記複数の支持軸の前記スラストプレート側の端面よりも前記スラストプレートから遠い位置に配置され、
    前記太陽歯部の前記スラストプレート側の端面は、前記軸方向に関し、前記複数の支持軸の前記スラストプレート側の端面よりも、前記スラストプレートから遠い位置に配置される請求項2に記載の減速機。
  4. 前記スラストプレートは、前記太陽支持部に向かって突出するプレート凸部を有し、
    前記プレート凸部は、前記太陽支持部に接触するが、前記太陽歯部に接触しない請求項2又は3に記載の減速機。
  5. 前記遊星歯部の前記スラストプレート側の端面は、前記軸方向に関し、前記太陽歯部の前記スラストプレート側の端面よりも、前記スラストプレートから遠い位置に配置される請求項2〜4のいずれか一項に記載の減速機。
  6. 前記入力軸及び前記太陽歯車のうち、一方は凸形状の係合凸部を有し、他方は係合スペースを含む係合凹部を有し、
    前記係合スペースに配置された前記係合凸部が前記係合凹部と係合することで、太陽歯車は前記入力軸に連結され、
    前記太陽歯車は、前記回転軸線を中心とする軸回転方向に関しては前記入力軸と一体的に回転可能であり且つ前記軸方向に関しては前記入力軸に対して相対的に移動可能なように、前記入力軸に連結される請求項1〜5のいずれか一項に記載の減速機。
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