JP2019007505A - 差動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工工数の増大を抑制しながら小型化を図ることが可能な差動装置を提供する。【解決手段】差動装置1は、回転軸方向に並んで配置された第1及び第2のサイドギヤ21,22と、第1のピニオンギヤ31に2つのピニオンギヤ32を噛み合わせてなるピニオンギヤ組3と、ピニオンギヤ組3を保持するハウジング4とを備える。第1のピニオンギヤ31は、第1のサイドギヤ21に噛み合う軸方向一端側ギヤ部311と、2つの第2のピニオンギヤ32に噛み合う軸方向他端側ギヤ部312とを一体に有し、2つの第2のピニオンギヤ32は、第2のサイドギヤ22の周方向に離れた位置で第2のサイドギヤ22にそれぞれ噛み合う。第1のピニオンギヤ31の軸方向他端側ギヤ部312は、第2のサイドギヤ22の径方向外側にあたる位置で2つ第2のピニオンギヤ32に噛み合う。【選択図】図3

Description

本発明は、入力される駆動力を一対の回転部材に差動を許容して配分することが可能な差動装置に関する。
従来、入力される駆動力を一対の回転部材に差動を許容して配分することが可能な差動装置が例えば車両のデファレンシャル装置として用いられている。このような差動装置には、一対のサイドギヤが複数のピニオンギヤによって差動回転可能に連結され、一対のサイドギヤ及び複数のピニオンギヤが互いに平行に配置されたものがある(特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の差動装置(差動制限装置)は、第1及び第2のサイドギヤが4組のピニオンギヤ対によって差動回転可能に連結されている。それぞれのピニオンギヤ対は、一対のピニオンギヤを互いに噛み合せてなり、一方のピニオンギヤが第1のサイドギヤに噛み合うと共に、他方のピニオンギヤが第2のサイドギヤに噛み合っている。一方のピニオンギヤと他方のピニオンギヤとは、互いの軸方向両端部において噛み合っている。一方のピニオンギヤと第1のサイドギヤ、及び他方のピニオンギヤと第2のサイドギヤは、ピニオンギヤ同士の両噛み合い部の間で噛み合っている。
本出願人は、軸方向の小型化が可能な差動装置として、特許文献2に記載の差動装置を提案している。この差動装置は、一対のピニオンギヤのうち一方のピニオンギヤがピッチ円直径の異なる大小2つのギヤ部を有し、大径のギヤ部が第1のサイドギヤに噛み合い、小径のギヤ部が第2のサイドギヤの外周側で他方のピニオンギヤに噛み合っている。他方のピニオンギヤは、周方向の一部において一方のピニオンギヤの小径のギヤ部に噛み合うと共に、周方向の他の一部において第2のサイドギヤに噛み合っている。
特開2002−081526号公報 特開2009−197976号公報
特許文献2に記載の差動装置の構成によれば、特許文献1に記載の差動装置に比較してピニオンギヤの軸方向長さを短くすることができ、差動装置を小型化することが可能となる。しかし、特許文献2に記載の差動装置では、他方のピニオンギヤの回転方向によっては一方のピニオンギヤの小径のギヤ部が第2のサイドギヤに向かう方向の力を受けるので、特許文献2の図2に符号20Fで示されるギヤ支持部をデフケースに形成し、このギヤ支持部を一方のピニオンギヤの小径のギヤ部と第2のサイドギヤとの間に介在させる必要がある。このため、デフケースの加工工数が増大していた。
また、他方のピニオンギヤは、周方向の2箇所で一方のピニオンギヤの小径のギヤ部及び第2のサイドギヤに噛み合うので駆動力伝達時の負担が大きく、この負担軽減のため、第2のサイドギヤと他方のピニオンギヤとの噛み合い長さを第1のサイドギヤと一方のピニオンギヤの大径のギヤ部との噛み合長さよりも長くする必要がある。そして、このことが差動装置の軸方向の小型化を図る上での制約となっていた。
そこで、本発明は、加工工数の増大を抑制しながら小型化を図ることが可能な差動装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、回転軸方向に並んで配置された第1及び第2のサイドギヤと、複数のピニオンギヤを互いに噛み合わせてなるピニオンギヤ組と、前記複数のピニオンギヤを保持するハウジングとを備え、前記第1及び第2のサイドギヤが前記ピニオンギヤ組によって差動回転するように連結された差動装置であって、前記ピニオンギヤ組は、前記第1のサイドギヤに噛み合う第1のピニオンギヤと、前記第2のサイドギヤに噛み合う複数の第2のピニオンギヤとを有し、前記第1のピニオンギヤ及び前記複数の第2ピニオンギヤが互い平行に前記ハウジングに保持され、前記第1のピニオンギヤは、前記第1のサイドギヤに噛み合う軸方向一端側ギヤ部と、前記複数の第2のピニオンギヤに噛み合う軸方向他端側ギヤ部とを一体に有し、前記複数の第2のピニオンギヤは、前記第2のサイドギヤの周方向に離れた位置で前記第2のサイドギヤにそれぞれ噛み合い、前記第1のピニオンギヤの前記軸方向他端側ギヤ部が前記第2のサイドギヤの径方向外側にあたる位置で前記複数の第2のピニオンギヤに噛み合っている、差動装置を提供する。
本発明に係る差動装置によれば、加工工数の増大を抑制しながら小型化を図ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る差動装置を示す斜視図であり、(a)は装置全体の外観を示し、(b)はハウジングの一部を破断してその内部を示している。 図1(a)のA矢視図である。 図2のB−B線断面を示す断面図である。 図3のC−C線における差動装置の軸方向断面図である。 第1のピニオンギヤを単体で示す側面図である。
[実施の形態]
本発明の実施の形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る差動装置を示す斜視図であり、(a)は装置全体の外観を示し、(b)はハウジングの一部を破断してその内部を示している。図2は、図1(a)のA矢視図である。図3は、図2のB−B線断面を示す断面図である。図4は、図3のC−C線における差動装置の軸方向断面図である。
この差動装置1は、車両に搭載され、入力された駆動力を一対の駆動軸に差動を許容して配分するために用いられる。本実施の形態では、エンジン等の駆動源の駆動力を左右の車輪に連結されたドライブシャフトに差動を許容して配分するために差動装置1を用いる場合について説明するが、差動装置1を四輪駆動車に搭載し、前後のプロペラシャフトに駆動力を配分するセンターデファレンシャルとして用いることも可能である。
差動装置1は、回転軸方向に並んで配置された第1のサイドギヤ21及び第2のサイドギヤ22と、複数のピニオンギヤ組3と、第1のサイドギヤ21及び第2のサイドギヤ22ならびに複数組のピニオンギヤ組3を収容するハウジング4とを備えている。本実施の形態では、差動装置1が3組のピニオンギヤ組3を有している。第1のサイドギヤ21及び第2のサイドギヤ22は、これらのピニオンギヤ組3によって差動回転するように連結されている。
それぞれのピニオンギヤ組3は、複数のピニオンギヤを互いに噛み合わせてなり、本実施の形態では、1つの第1のピニオンギヤ31及び2つの第2のピニオンギヤ32,32によって1組のピニオンギヤ組3が構成されている。第1のピニオンギヤ31は第1のサイドギヤ21に噛み合い、第2のピニオンギヤ32は第2のサイドギヤ22に噛み合っている。また、第1のピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32は、互い平行にハウジング4に保持されて噛み合っている。2つの第2のピニオンギヤ32,32は、ピッチ円直径や軸方向長さ等の諸元が共通である。
第1のサイドギヤ21、第2のサイドギヤ22、第1のピニオンギヤ31、及び第2のピニオンギヤ32は、外周面に斜歯が形成された斜歯歯車である。第1のサイドギヤ21の中心部には、左右のドライブシャフトのうち一方のドライブシャフトが相対回転不能に連結されるスプライン嵌合孔210が形成されている。また、第2のサイドギヤ22の中心部には、左右のドライブシャフトのうち他方のドライブシャフトが相対回転不能に連結されるスプライン嵌合孔220が形成されている。
第1のサイドギヤ21と第2のサイドギヤ22とは、ハウジング4の回転軸線Oと平行な軸方向に並置されている。第1のサイドギヤ21のピッチ円直径P21は、第2のサイドギヤ22のピッチ円直径P22よりも大きく形成されている。第1のサイドギヤ21と第2のサイドギヤ22との間には、一対のワッシャ51,51が配置されている。第1のサイドギヤ21の斜歯の捩れ方向と、第2のサイドギヤ22の斜歯の捩れ方向とは互いに逆向きである。
第1のピニオンギヤ31は、その軸方向の長さが第2のピニオンギヤ32の軸方向長さよりも長く、第1のサイドギヤ21の外周側及び第2のサイドギヤ22の外周側にわたって配置されている。第2のピニオンギヤ32は、第2のサイドギヤ22の外周側に配置されている。第1のピニオンギヤ31は、第1のサイドギヤ21に噛み合う軸方向一端側ギヤ部311と、複数の第2のピニオンギヤ32に噛み合う軸方向他端側ギヤ部312とを一体に有している。
図5は、第1のピニオンギヤ31を単体で示す側面図である。軸方向一端側ギヤ部311と軸方向他端側ギヤ部312とは、歯数が同一であり、歯筋31a及び歯溝31bが連続して形成されている。第1のピニオンギヤ31の歯先面31cは、第1のピニオンギヤ31の周方向に所定の幅を有している。軸方向一端側ギヤ部311は、第1のピニオンギヤ31の軸方向の中央部313よりも軸方向の一端側に設けられ、軸方向他端側ギヤ部312は、中央部313よりも軸方向の他端側に設けられている。すなわち、第1のピニオンギヤ31は、第1のサイドギヤ21に噛み合う範囲と第2のピニオンギヤ32に噛み合う範囲とが軸方向に分かれている。第1のピニオンギヤ31の中央部313は、第1のピニオンギヤ31と第2のピニオンギヤ32との間に配置された一対のワッシャ51,51の外周側にあたる位置に配置されている。
軸方向一端側ギヤ部311は、軸方向他端側ギヤ部312よりも外径が大きく形成されている。軸方向一端側ギヤ部311のピッチ円直径をPとし、軸方向他端側ギヤ部312のピッチ円直径をPとすると、PはPよりも大きく、Pに対するPの比率(P/P)は例えば1.05〜1.15である。図5の図示例では、この比率が約1.1に設定されている。また、軸方向一端側ギヤ部311における歯筋31aの捩れ角をθとし、軸方向他端側ギヤ部312における歯筋31aの捩れ角をθとすると、θはθよりも大きく、その比率は例えば両ギヤ部311,312のピッチ円直径の比率と同じである。第1のピニオンギヤ31の中央部313では、応力が集中しないように、軸方向一端側ギヤ部311から軸方向他端側ギヤ部312にかけてピッチ円直径及び捩れ角が徐々に小さくなっている。
このように、軸方向他端側ギヤ部312のピッチ円直径Pが軸方向一端側ギヤ部311のピッチ円直径Pよりも小さく、かつ軸方向他端側ギヤ部312における歯筋の捩れ角θが軸方向一端側ギヤ部311における歯筋の捩れ角θよりも小さいことにより、第1のサイドギヤ21が第2のサイドギヤ22よりも速く回転する場合のTBR(トルクバイアスレシオ)と、第2のサイドギヤ22が第1のサイドギヤ21よりも速く回転する場合のTBRとが均等化されている。つまり、本実施の形態では、第1のサイドギヤ21のピッチ円直径P21が第2のサイドギヤ22のピッチ円直径P22よりも大きいので、仮に軸方向一端側ギヤ部311の歯筋の捩れ角θと軸方向他端側ギヤ部312の歯筋の捩れ角θとが等しいと、第1のサイドギヤ21と第2のサイドギヤ22との径差に起因して、車両の右旋回時と左旋回時とで両サイドギヤ21,22の差動回転を制限する差動制限力に差が生じてしまうが、本実施の形態では、第1のピニオンギヤ31が上記のように構成されていることにより、このようなTBRのアンバランスが抑制されている。
ピニオンギヤ組3における2つの第2のピニオンギヤ32は、第2のサイドギヤ22の周方向に並んで配置され、第1のピニオンギヤ31の軸方向他端側ギヤ部312に共に噛み合っている。また、これら2つの第2のピニオンギヤ32は、第2のサイドギヤ22の周方向に離れた位置で第2のサイドギヤ22にそれぞれ噛み合っている。すなわち、第2のピニオンギヤ32は、周方向の一部において第1のピニオンギヤ31の軸方向他端側ギヤ部312に噛み合うと共に、周方向の他の一部において第2のサイドギヤ22に噛み合う両振り噛み合いとなっている。
なお、第2のピニオンギヤ32は、ピッチ円直径及び歯筋の捩れ角が軸方向の全体にわたって均一である。また、第2のピニオンギヤ32は、その軸方向長さが第1のピニオンギヤ31の軸方向他端側ギヤ部312の軸方向長さに相当する長さであり、第1のサイドギヤ21の外周側には第2のピニオンギヤ32が位置していない。第1のピニオンギヤ31の軸方向他端側ギヤ部312は、第2のサイドギヤ22の径方向外側にあたる位置で一対の第2のピニオンギヤ32に噛み合っている。第1のピニオンギヤ31の軸方向他端側ギヤ部312と第2のサイドギヤ22との間には、他の部材が介在することなく、隙間が形成されている。
第2のサイドギヤ22は、その軸方向長さが第1のサイドギヤ21の軸方向長さよりも短い。また、軸方向における第2のサイドギヤ22と第2のピニオンギヤ32との噛み合い長さは、同方向における第1のサイドギヤ21と第1のピニオンギヤ31との噛み合い長さよりも短い。この構成は、第2のサイドギヤ22が各ピニオンギヤ組3の2つの第2のピニオンギヤ32に噛み合うことにより具現化された構成である。すなわち、第2のサイドギヤ22が2つの第2のピニオンギヤ32に噛み合うため、第2のサイドギヤ22の軸方向長さを第1のサイドギヤ21の軸方向長さより短くしても、第2のサイドギヤ22に十分な駆動力を伝達することが可能となっている。
また、第2のピニオンギヤ32の軸方向長さ、及び第1のピニオンギヤ31の軸方向他端側ギヤ部312の軸方向長さは、第2のサイドギヤ22の軸方向長さよりも長く、第2のピニオンギヤ32と第1のピニオンギヤ31の軸方向他端側ギヤ部312とは、第2のサイドギヤ22よりも第1のハウジング部材41の開口側にあたる位置でも噛み合っている。つまり、第2のピニオンギヤ32は、軸方向の全体が第1のピニオンギヤ31の軸方向他端側ギヤ部312に噛み合い、軸方向の一部において第2のサイドギヤ22と噛み合っている。
ハウジング4は、有底円筒状の第1のハウジング部材41と、第1のハウジング部材41の開口側に固定された第2のハウジング部材42とを有している。第1のハウジング部材41は、第1及び第2のサイドギヤ21,22を収容すると共に、第1のピニオンギヤ31及び2つの第2のピニオンギヤ32を保持するピニオンギヤ収容空間としてのボア40が形成されている。本実施の形態では、差動装置1が3組のピニオンギヤ組3を有しているので、第1のハウジング部材41には3つのボア40が形成されている。ボア40は、第1のハウジング部材41の開口側に開放されている。
ボア40は、第1のピニオンギヤ31を収容する第1の収容空間401と、2つの第2のピニオンギヤ32をそれぞれ収容する2つの第2の収容空間402とが互いに連通している。2つの第2の収容空間402は、第1のハウジング部材41の周方向において、ボア40の周方向両端部に形成されている。第1の収容空間401は、2つの第2の収容空間402の間に形成されている。第1の収容空間401及び2つの第2の収容空間402は、共に第1のハウジング部材41の開口側の端部が開放されている。
第1のピニオンギヤ31がボア40内で回転するとき、第1のピニオンギヤ31の歯先面31cは第1の収容空間401の内面401aを摺動する。また、第2のピニオンギヤ32がボア40内で回転するとき、第2のピニオンギヤ31の歯先面32cは第2の収容空間402の内面402aを摺動する。これらの摺動により第1及び第2のピニオンギヤ31,32の歯先面31c,32cに発生する摩擦抵抗は、第1及び第2のサイドギヤ21,22の差動回転を制限する差動制限力となり、左右何れか一方の車輪がスリップした際にも、他方の車輪にこの差動制限力に応じた駆動力が伝達される。
第1のハウジング部材41は、3つのボア40が形成された円筒部411と、円筒部411の一端部から内方に突出して形成された底部412と、円筒部411の他端部から外方に突出して形成されたフランジ部413と、底部412の中央部から軸方向に突出して一方のドライブシャフトの連結部(等速ジョイントのステム部)を挿通させる導管部414とを一体に有している。導管部414の内面には、潤滑油を流動させる油溝414aが形成されている。
第1の収容空間401及び第2の収容空間402は、円筒部411における第1のハウジング部材41の開口側の端部から底部412に向かって軸方向に延在している。第2の収容空間402の軸方向長さは、第1の収容空間401の軸方向長さよりも短く形成されている。底部412には、第1の収容空間401とハウジング4の外部との間で潤滑油を流通させるための油孔412aが軸方向に貫通して形成されている。
第1のハウジング部材41における円筒部411の中心部には、第1のサイドギヤ21を収容する収容空間である第1中空部403、及び第2のサイドギヤ22を収容する収容空間である第2中空部404が軸方向に並んで形成されている。第1中空部403は、第1のハウジング部材41の奥側(底部412側)に設けられ、第2中空部404は、第1のハウジング部材41の開口側に設けられている。第1中空部403は、ボア40の第1の収容空間401に連通し、第2の収容空間402には連通していない。第2中空部404は、ボア40の第1の収容空間401及び第2の収容空間402に連通している。第1中空部403において、第1のハウジング部材41の底部412と第1のサイドギヤ21との間には、一対のワッシャ52,52が配置されている。
第1の収容空間401には、第1のピニオンギヤ31が、軸方向一端側ギヤ部311を奥側とし、軸方向他端側ギヤ部312を開口側として収容されている。また、第1のハウジング部材41には、第1及び第2のサイドギヤ21,22のうちピッチ円直径が小さい第2のサイドギヤ22が開口側に配置されている。これにより、第1のピニオンギヤ3の軸方向他端側ギヤ部312と第2のサイドギヤ22との間に隙間が形成されている。
第1のハウジング部材41の円筒部411には、その外周面から第1中空部403に向かって凹陥部410が凹設されている。凹陥部410は、例えば切削によって形成され、円筒部411の周方向において3つのボア40のそれぞれの第1の収容空間401の間にあたる位置に設けられている。すなわち、本実施の形態では、円筒部411に3つの凹陥部410が形成されている。図4では、凹陥部410の輪郭を破線で示している。
また、凹陥部410は、第2の収容空間402よりも底部412側に設けられており、第1のハウジング部材41を軸方向に見た場合に、第2のピニオンギヤ32が収容された第2の収容空間402と凹陥部410とが一部においてオーバーラップしている。換言すれば、第2の収容空間402の少なくとも一部と凹陥部410の少なくとも一部とが、円筒部411の軸方向に並んで形成されている。
凹陥部410は、ボア40とは連通せず、第1のサイドギヤ21を収容する収容空間である第1中空部403と連通している。凹陥部410の最深部には、第1中空部403との連通孔410a(図1(a)参照)が開口している。これにより、第1中空部403に十分な量の潤滑油を供給することが可能である。
第2のハウジング部材42は、第1のハウジング部材41の開口側におけるボア40の一端を閉塞する環板部421と、第1のハウジング部材41のフランジ部413に付き合てられるフランジ部422と、環板部421から軸方向に突出して他方のドライブシャフトの連結部を挿通させる導管部423とを一体に有している。環板部421には、潤滑油を流通させるための油孔421a(図2参照)が軸方向に貫通して形成されている。
導管部423の内面には、潤滑油を流動させる油溝423aが形成されている。導管部423は、主として環板部421から軸方向の外方に突出し、一部が環板部421から軸方向の内方に突出している。環板部421から軸方向の内方に突出した導管部423の先端部と第2のサイドギヤ22との間には、一対のワッシャ53,53が配置されている。
第1のハウジング部材41のフランジ部413と、第2のハウジング部材42のフランジ部422とは、複数のボルト43(図2参照)によって締結されている。ハウジング4は、図略の軸受によってデフキャリアに回転可能に支持され、図3に仮想線(二点鎖線)で示すリングギヤ61から入力される駆動力により回転軸線O周りに回転する。第1及び第2のハウジング部材41,42のフランジ部413,422には、リングギヤ61を固定するためのボルト62の軸部を挿通させるボルト挿通孔413a,422aがそれぞれ形成されている。また、第1のハウジング部材41のフランジ部413には、第2のハウジング部材42との締結のためのボルト43が螺合するねじ孔413b(図1(a)参照)が形成されている。
リングギヤ61から入力される駆動力によってハウジング4が回転すると、その駆動力が第1のハウジング41の円筒部411に保持されたピニオンギヤ組3に伝達され、第1のピニオンギヤ31から第1のサイドギヤ21に、また第2のピニオンギヤ32から第2のサイドギヤ22に、それぞれ駆動力が配分される。第1のサイドギヤ21と第2のサイドギヤ22とが同じ速度で回転する場合には、第1のピニオンギヤ31及び第2のピニオンギヤ32がボア40内で回転(自転)しない。
一方、例えば旋回時等において第1のサイドギヤ21と第2のサイドギヤ22との間に回転速差が生じると、その回転速差に応じた速度で第1のピニオンギヤ31及び第2のピニオンギヤ32がボア40内で回転する。図4では、第2のサイドギヤ22が第1のハウジング部材41に対して時計回りに回転する場合の第1及び第2のピニオンギヤ31,32の回転方向ならびに第2のサイドギヤ22の回転方向を矢印で示している。
第1のピニオンギヤ31と2つの第2のピニオンギヤ32がボア40内で回転する際、第1のピニオンギヤ31は、2つの第2のピニオンギヤ32のうち一方の第2のピニオンギヤ32から第1のハウジング部材41の径方向内方に向かう力を受けるが、他方の第2のピニオンギヤ32からは第1のハウジング部材41の径方向外方に向かう力を受ける。この力の釣り合いにより、第1のピニオンギヤ31が径方向に傾くことが抑制され、第1のピニオンギヤ31と第2のサイドギヤ22との干渉が回避されている。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した実施の形態によれば、第1のピニオンギヤ31と第2のピニオンギヤ32とが第2のサイドギヤ22の外周側で噛み合うので、例えば特許文献1に記載のもののように両ピニオンギヤが一対のサイドギヤよりも軸方向の外側で噛み合う場合に比較して、装置サイズを軸方向に小型化することができる。また、特許文献2の差動装置において必要であったギヤ支持部20Fに相当する構成(第1のピニオンギヤ31と第2のサイドギヤ22との間に介在する部材)を要することなく、第1のピニオンギヤ31と第2のサイドギヤ22との干渉を回避することができるので、ハウジング4の加工工数の増大を抑制することができる。これにより、加工工数の増大を抑制しながら装置サイズの小型化を図ることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、第2のサイドギヤ22と第2のピニオンギヤ32との噛み合い長さを第1のサイドギヤ21と第1のピニオンギヤ31との噛み合い長さよりも短くすることができるので、第2のサイドギヤ22の小型化により、さらなる装置サイズの小型化を図ることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、第2のサイドギヤ22が第1のハウジング部材41の開口側に配置されているので、第2のサイドギヤ22に噛み合う第2のピニオンギヤ32を第1のハウジング部材41の開口付近に配置することができ、第2のピニオンギヤ32を収容する第2の収容空間402の軸方向長さを第1の収容空間401よりも短くすることができる。これにより、例えば特許文献2の差動装置の凸部21Cに相当する構成(第2のピニオンギヤ32の片側端面を支持する部材)が不要となり、ハウジング4の加工工数の増大をさらに抑制することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、第2の収容空間402の軸方向長さを短くすることにより形成された第1のハウジング部材41の円筒部411の駄肉部分(余分な肉厚の部分)に凹陥部410が形成され、肉抜きがされているので、第1のハウジング部材41を強度を損なうことなく軽量化することができる。
(付記)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、この実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、差動装置1が3組のピニオンギヤ組3を有する場合について説明したが、これに限らず、差動装置1が2組又は4組以上のピニオンギヤ組3を有していてもよい。また、各ピニオンギヤ組3における2つの第2のピニオンギヤ32の諸元は同じでなくともよく、例えば車両の前進走行時において荷重負担が大きくなる側の第2のピニオンギヤ32のピッチ円直径を他方の第2のピニオンギヤ32のピッチ円直径よりもよりも大きくしてもよい。
また、凹陥部410は必ずしも第1中空部403に連通していなくともよい。またさらに、第1のハウジング部材41の円筒部411には必ずしも凹陥部410を設けなくともよく、第1のサイドギヤ21の外側における円筒部411の外径を全周にわたって均一にしてもよい。
また、第1のピニオンギヤ31と第2のサイドギヤ22との干渉を回避できるのであれば、第2のサイドギヤ22のピッチ円直径を第1のサイドギヤ21のピッチ円直径と同じにしてもよく、あるいは第1のサイドギヤ21における軸方向他端側ギヤ部312のピッチ円直径を軸方向一端側ギヤ部311のピッチ円直径と同じにしてもよい。
(別例)
次に、上記実施の形態から把握される技術思想の別例について、効果と共に記載する。
[1]回転軸方向に並んで配置された第1及び第2のサイドギヤと、複数のピニオンギヤを互いに噛み合わせてなるピニオンギヤ組と、前記複数のピニオンギヤを保持するハウジングとを備え、前記第1及び第2のサイドギヤが前記ピニオンギヤ組によって差動回転するように連結された差動装置であって、
前記ピニオンギヤ組は、前記第1のサイドギヤに噛み合う第1のピニオンギヤと、前記第2のサイドギヤに噛み合う第2のピニオンギヤとを有し、前記第1のピニオンギヤ及び前記複数の第2ピニオンギヤが互い平行に前記ハウジングに保持され、
前記第1のピニオンギヤは、前記第1のサイドギヤに噛み合う軸方向一端側ギヤ部と、前記複数の第2のピニオンギヤに噛み合う軸方向他端側ギヤ部とを一体に有し、
前記第1のピニオンギヤの前記軸方向他端側ギヤ部が前記第2のサイドギヤの径方向外側にあたる位置で前記複数の第2のピニオンギヤに噛み合い、
前記ハウジングは、前記第1及び第2のサイドギヤを収容すると共に前記第1のピニオンギヤ及び前記第2のピニオンギヤを保持するピニオンギヤ収容空間が形成された有底円筒状の第1のハウジング部材と、前記第1のハウジング部材の開口側に固定された第2のハウジング部材とを有し、
前記ピニオンギヤ収容空間は、前記第1のハウジング部材の開口側に開放され、かつ第1のピニオンギヤを収容する第1の収容空間と前記の第2のピニオンギヤを収容する第2の収容空間とが互いに連通し、
前記第2の収容空間の軸方向長さが前記第1の収容空間の軸方向長さよりも短い、
差動装置。
この差動装置によれば、第1のハウジング部材の開口側からドリルやエンドミル等の穿孔工具によって第1及び第2の収容空間を形成する際、第2の収容空間の加工時間を第1の収容空間の加工時間よりも短縮できる。
[2]前記第1のハウジング部材には、その外周面から前記第1のサイドギヤの収容空間に向かって凹陥部が凹設されており、
前記第1のハウジング部材を軸方向に見た場合に、前記第2の収容空間と前記凹陥部とがオーバーラップしている。
上記[1]に記載の差動装置。
この差動装置によれば、第1のハウジング部材の強度低下を抑制しながら、第1のハウジング部材の軽量化を図ることができる。
[3]前記ピニオンギヤ組は、前記第1のピニオンギヤに2つの前記第2のピニオンギヤを噛み合せてなり、これら2つの前記第2のピニオンギヤが前記第2のサイドギヤの周方向に離れた位置で前記第2のサイドギヤにそれぞれ噛み合っている、
上記[1]又は[2]に記載の差動装置。
この差動装置によれば、第1のピニオンギヤが第2のサイドギヤの周方向に並ぶ2つの第2のサイドギヤに噛み合うことで、第1のピニオンギヤがその径方向に傾くことが抑制される。
1…差動装置 21…第1のサイドギヤ
22…第2のサイドギヤ 3…ピニオンギヤ組
31…第1のピニオンギヤ 311…軸方向一端側ギヤ部
312…軸方向他端側ギヤ部 32…第2のピニオンギヤ
4…ハウジング 40…ボア(ピニオンギヤ収容空間)
401…第1の収容空間 402…第2の収容空間
41…第1のハウジング部材 42…第2のハウジング部材
410…凹陥部

Claims (5)

  1. 回転軸方向に並んで配置された第1及び第2のサイドギヤと、複数のピニオンギヤを互いに噛み合わせてなるピニオンギヤ組と、前記複数のピニオンギヤを保持するハウジングとを備え、前記第1及び第2のサイドギヤが前記ピニオンギヤ組によって差動回転するように連結された差動装置であって、
    前記ピニオンギヤ組は、前記第1のサイドギヤに噛み合う第1のピニオンギヤと、前記第2のサイドギヤに噛み合う複数の第2のピニオンギヤとを有し、前記第1のピニオンギヤ及び前記複数の第2ピニオンギヤが互い平行に前記ハウジングに保持され、
    前記第1のピニオンギヤは、前記第1のサイドギヤに噛み合う軸方向一端側ギヤ部と、前記複数の第2のピニオンギヤに噛み合う軸方向他端側ギヤ部とを一体に有し、
    前記複数の第2のピニオンギヤは、前記第2のサイドギヤの周方向に離れた位置で前記第2のサイドギヤにそれぞれ噛み合い、
    前記第1のピニオンギヤの前記軸方向他端側ギヤ部が前記第2のサイドギヤの径方向外側にあたる位置で前記複数の第2のピニオンギヤに噛み合っている、
    差動装置。
  2. 前記ハウジングは、前記第1及び第2のサイドギヤを収容すると共に前記第1のピニオンギヤ及び前記複数の第2のピニオンギヤを保持するピニオンギヤ収容空間が形成された有底円筒状の第1のハウジング部材と、前記第1のハウジング部材の開口側に固定された第2のハウジング部材とを有し、
    前記第2のサイドギヤは、そのピッチ円直径が前記第1のサイドギヤのピッチ円直径よりも小さく、かつ前記第1のサイドギヤよりも前記第1のハウジング部材の前記開口側に配置されている、
    請求項1に記載の差動装置。
  3. 前記ハウジングの前記ピニオンギヤ収容空間は、前記第1のハウジング部材の開口側に開放され、かつ第1のピニオンギヤを収容する第1の収容空間と前記の第2のピニオンギヤを収容する第2の収容空間とが互いに連通し、
    前記第2の収容空間の軸方向長さが前記第1の収容空間の軸方向長さよりも短い、
    請求項2に記載の差動装置。
  4. 前記第1のハウジング部材には、その外周面から前記第1のサイドギヤの収容空間に向かって凹陥部が凹設されており、
    前記第1のハウジング部材を軸方向に見た場合に、前記第2の収容空間と前記凹陥部とがオーバーラップしている、
    請求項3に記載の差動装置。
  5. 前記第1及び第2のサイドギヤならびに前記第1及び第2のピニオンギヤは斜歯歯車からなり、
    前記第1のピニオンギヤは、前記軸方向他端側ギヤ部のピッチ円直径が前記軸方向一端側ギヤ部のピッチ円直径よりも小さく、かつ前記軸方向他端側ギヤ部における歯筋の捩れ角が前記軸方向一端側ギヤ部における歯筋の捩れ角よりも小さい、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の差動装置。
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