JP2019006578A - 画像形成システムおよびシート後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、回収容器内の針屑を廃棄するように所定のタイミングで確実に通知することが可能な画像形成システムおよびシート後処理装置を提供する。
【解決手段】この画像形成システムは、ステープル装置80と、カットされたステープル針89の針屑を回収する回収容器61と、ステープル装置80内のステープル針89の有無を検知する針検知部81aと、通知部12と、を備える。本体制御部100および後処理制御部101は、針検知部81aが針有りを検知した場合に、ステープル針89を補給できない非補給位置P1、P2またはP3にステープル装置80を配置し、針検知部81aが針無しを検知した場合に、ステープル針89を補給可能な補給位置P4にステープル装置80を配置するとともに、回収容器61内の針屑を廃棄するように通知部12に通知させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンター等の画像形成装置によって画像形成された用紙等のシートに綴じ処理等の後処理を行う画像形成システムおよびシート後処理装置に関する。
従来、複写機、プリンター等の画像形成装置によって画像が形成された用紙(シート)を複数枚スタックして、スタックされた用紙束をまとめてステープルで綴じる綴じ処理、及びパンチ穴形成装置でパンチ穴(穿孔)を空けるパンチ穴形成処理等の後処理を実行可能な用紙後処理装置が利用されている。
このような用紙後処理装置として、用紙束をステープル針により綴じるステープル装置と、綴じ処理時に綴じる用紙束の厚みに応じてステープル針の余剰の先端部をカットするカッター部と、カッター部によりカットされた針屑を回収する回収容器と、回収容器の満杯検知を行う満杯検知部と、を備えた用紙後処理装置が知られている。満杯検知部により回収容器の満杯が検知されると、回収容器が満杯になったことが通知され、ユーザーによって回収容器内の針屑が廃棄される。
満杯検知部としては、回収容器内の針屑の堆積高さを検知する光反射型センサーを用いるものや、針屑の数を用紙束の厚み又は枚数に応じて増減させながらカウントする針屑カウンターを用いるものが知られている。
なお、満杯検知部として光反射型センサーを用いた用紙後処理装置は、例えば特許文献1に開示されている。また、満杯検知部として針屑カウンターを用いた用紙後処理装置は、例えば特許文献2に開示されている。
特開2007−186299号公報 特開2006−35452号公報
しかしながら、満杯検知部として光反射型センサーを用いた従来の用紙後処理装置では、回収容器の満杯検知を精度良く検知することが困難である。すなわち、金属で棒状の針屑はパンチ穴形成で生じるパンチ屑とは異なり、光反射型センサーで検知する際に針屑の隙間を光が通過するため、堆積した針屑の最上位置を光反射型センサーで精度良く検知することは困難である。このため、回収容器が満杯になっても光反射型センサーで満杯検知されず、回収容器が満杯になったことが通知されない場合がある。
また、満杯検知部として針屑カウンターを用いた従来の用紙後処理装置では、針屑の数を用紙束の厚み又は枚数に応じて増減させながらカウントするので、針屑のカウント制御が複雑になる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、簡単な構成で、回収容器内の針屑を廃棄するように所定のタイミングで確実に通知することが可能な画像形成システムおよびシート後処理装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成の画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成装置と、画像形成装置で画像が形成されたシートに後処理を行うシート後処理装置と、により構成される。画像形成システムは、シート束をステープル針により綴じるステープル装置と、綴じ処理時に綴じるシート束の厚みに応じてステープル針の余剰の先端部をカットするカッター部と、カッター部によりカットされた針屑を回収する回収容器と、ステープル装置を、ステープル針を補給可能な補給位置と、ステープル針を補給できない非補給位置と、に選択配置する位置変更機構と、ステープル装置内のステープル針の有無を検知する針検知部と、所定の通知を行う通知部と、位置変更機構および通知部を制御する制御部と、を備える。制御部は、針検知部が針有りを検知した場合に、ステープル装置を非補給位置に配置し、針検知部が針無しを検知した場合に、ステープル装置を補給位置に配置するとともに、回収容器内の針屑を廃棄するように通知部に通知させる。
本発明の第1の構成の画像形成システムによれば、制御部は、針検知部が針有りを検知した場合に、ステープル装置を非補給位置に配置し、針検知部が針無しを検知した場合に、ステープル装置を補給位置に配置する。これにより、ユーザーは、針検知部が針無しを検知するまでステープル装置にステープル針を補給できない。そして、制御部は、針検知部が針無しを検知した場合に、回収容器内の針屑を廃棄するように通知部に通知させる。このため、ステープル針を補給するタイミングで、回収容器内の針屑を廃棄するように確実に通知することができる。
以上のように、簡単な構成で、回収容器内の針屑を廃棄するようにステープル針を補給するタイミングで確実に通知することができる。
本発明の第1実施形態の画像形成システムの構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置が連結される画像形成装置の構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置の構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置のステープル装置周辺の構造を示す図である。 本発明の第1実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置のステープル装置により用紙束にステープル針を突き刺した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置のステープル装置の構造を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置のステープル装置を非補給位置および補給位置に移動させた状態を示す図である。 本発明の第1実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置の構造を示す斜視図であり、ステープル装置を非補給位置に配置した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置の構造を示す斜視図であり、ステープル装置を補給位置に配置した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置の構造を示す斜視図であり、ステープル装置を補給位置に配置し、カートリッジをステープル本体部から引き出した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置の構造を示す斜視図であり、ステープル装置を補給位置に配置し、且つ、回収容器を収容部から取り出す途中の状態を示す図である。 本発明の第2実施形態の画像形成システムの用紙後処理装置の構造を示す斜視図であり、ステープル装置を補給位置に配置した状態を示す図である。 本発明の変形例の画像形成システムの構成を示す概略図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1〜図11を参照して、用紙後処理装置(シート後処理装置)30、及び用紙後処理装置30が連結される画像形成装置10から構成される本発明の第1実施形態の画像形成システムについて説明する。なお、本実施形態においては画像形成装置10の一例として複合機を例示しているが、本発明の用紙後処理装置30は、複合機以外の、例えばプリンター、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置にも同様に連結可能である。
図1に示すように、画像形成装置10は、用紙後処理装置30と連結されて用いられる。画像形成装置10は、不図示のネットワーク通信部を介して外部から入力された画像データや、画像形成装置10の上部に配置された画像読取部11によって読み取られた画像データに基づいて、用紙(シート)に画像を印刷する。図2に示すように、画像形成装置10は、用紙を給紙する給紙部15と、用紙上にトナー画像を形成する画像形成部18と、用紙上のトナー画像を定着するための定着部19と、定着後の用紙を搬送して排紙部21および用紙後処理装置30にそれぞれ排出する排出ローラー対23および24と、本体制御部(制御部)100と、を備える。なお、本体制御部100は、画像形成装置10の動作を制御するとともに、用紙後処理装置30の後述する後処理制御部(制御部)101との間で通信可能に構成されており後処理制御部101を制御する。
用紙後処理装置30は、画像形成装置10から搬送された用紙に対してパンチ穴形成処理や綴じ処理、中折り処理などの後処理を行う。なお、用紙後処理装置30は、画像形成装置10から自動搬送された用紙に後処理を行うものに限られず、ユーザーによって不図示のトレイにセットされた用紙を自ら後処理可能な位置まで搬送して、当該用紙に後処理を行うものであってもかまわない。
図3に示すように、用紙後処理装置30は、用紙後処理装置30の上側を構成する上部本体31と、下側を構成する下部本体32とを備える。また、用紙後処理装置30は、用紙後処理装置30を統括的に制御する後処理制御部101を備える。
上部本体31は、下部本体32の上側に設けられており、パンチ穴形成装置33と、収容容器34と、ステープルユニット35と、レジストローラー対37と、複数の搬送ローラー対38と、上段トレイ36Aと、下段トレイ36Bとを備える。これらは、用紙後処理装置30のケーシングや内部フレームを構成する筐体に設けられている。レジストローラー対37および搬送ローラー対38の各々は、駆動ローラー及び従動ローラーから構成されており、画像形成装置10から搬送された用紙を搬送する。パンチ穴形成装置33は、画像形成装置10から搬送された用紙に対してパンチ穴形成処理を行う。ステープルユニット35は、用紙に対して綴じ処理を行う。上段トレイ36A及び下段トレイ36Bは、用紙後処理装置30から排出された用紙を保持する。
上部本体31は、画像形成装置10との連結面44(図3において右側面)に、画像形成装置10から搬送された画像形成後の用紙を受け入れる入り口となる用紙搬入口46を有する。上部本体31の上面近傍には、用紙後処理装置30から用紙を外部に排出するための排出口47が設けられている。排出口47に連続するように上段トレイ36Aが設けられている。また、上部本体31の側面45(図3において左側面)には、用紙後処理装置30から用紙を外部に排出するための排出口48が設けられている。排出口48に連続するように下段トレイ36Bが設けられている。
上部本体31の内部には、用紙搬入口46から水平に延びる用紙搬送路50が形成されている。用紙搬送路50には、パンチ穴形成装置33が設けられており、パンチ穴形成装置33の用紙搬送方向下流側には、レジストローラー対37が設けられている。
パンチ穴形成装置33は、用紙搬送路50を搬送される用紙に対してパンチ穴形成を行うことが可能である。用紙搬送路50における所定位置に用紙が搬送されると、パンチ穴形成装置33によって用紙の端部にパンチ穴が形成される。収容容器34は、パンチ穴形成装置33の下方に設けられており、パンチ穴形成装置33によるパンチ穴形成によって生じた用紙の切れ端(パンチ屑)を回収して収容する。
用紙搬送路50は、側面45へ向かう用紙搬送路52に繋がっている。用紙搬送路52の所定位置から、上部本体31の上面側へ向かう用紙搬送路51と、下部本体32へ向かう用紙搬送路53と、が分岐している。用紙搬送路51は、排出口47に至っており、用紙搬送路52は、ステープルユニット35を経て排出口48に至っている。用紙搬送路53は、下部本体32が備える後述する中折りユニット72に至っている。
用紙搬送路52と用紙搬送路51との分岐部には、モーターやソレノイドなどの不図示の駆動部によって回動される分岐部材55が設けられている。分岐部材55が適宜の位置に回動されることによって、用紙が用紙搬送路52の下流側または用紙搬送路51へ搬送される。同様に、用紙搬送路52と用紙搬送路53との分岐部には、モーターやソレノイドなどの不図示の駆動部によって回動される分岐部材56が設けられている。分岐部材56が適宜の位置に回動されることによって、用紙が用紙搬送路52の下流側または用紙搬送路53へ搬送される。
ステープルユニット35は、パンチ穴形成装置33よりも用紙搬送方向の下流側であって、用紙搬送路52の近傍に設けられている。ステープルユニット35は、処理トレイ57と、ステープル装置80とを備えている。
用紙搬送路52を下流側へ搬送された用紙は、順次処理トレイ57に積載される。ステープル装置80は、処理トレイ57に積載された所定枚数の用紙(用紙束)に対して、綴じ処理を行う。綴じ処理が行われた用紙束(シート束)は、搬送ローラー対38によって下段トレイ36Bへ排出される。なお、ステープル装置80周辺の詳細な構成については後述する。
下部本体32は、中折りユニット72と、外部トレイ78と、複数の搬送ローラー対74とを備える。これらは、用紙後処理装置30のケーシングや内部フレームを構成する筐体に設けられている。
用紙搬送路53は、側面65側(図3の左側)へ曲げられて、中折りユニット72に至っている。また、下部本体32の下側部分に中折りユニット72及び外部トレイ78が設けられている。下部本体32の側面65(図3の左側面)には、中折りユニット72によって中折りされた用紙を排出するための排出口75が設けられている。また、排出口75近傍には、排出口75から排出された用紙を下方へ押さえ付ける用紙押さえ76が設けられている。
後処理制御部(制御部)101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)などによって構成されている。また、後処理制御部101は、パンチ穴形成装置33、ステープルユニット35、中折りユニット72および各ローラー対に対して制御可能に構成されており、パンチ穴形成処理、綴じ処理、中折り処理、用紙搬送動作等を実行する。
次に、ステープル装置80周辺の詳細構造について説明する。
図4に示すように、処理トレイ57は、積載される用紙束の後端側(図4の右側)に向かって下向きに傾斜するように設けられている。処理トレイ57の用紙排出方向の上流端(図4の右端)には、用紙束の後端を揃える上流端支持部材57aが設けられている。
ステープル装置80は、処理トレイ57の上流端(図4の右端)近傍に設けられており、用紙束の後端に綴じ処理を行う。
ステープル装置80は図5に示すように、コの字状に折り曲げられたステープル針89を用紙束Qの下面に突き刺し、用紙束Qの上面から突出したステープル針89の先端部を折り曲げることによって、綴じ処理を行う。
具体的には、ステープル装置80は図6に示すように、ステープル本体部81と、ステープル本体部81に対して上下方向に移動する可動部82と、ステープル本体部81に対して引き出し可能なカートリッジ83と、を備えている。
カートリッジ83には、ステープル針89を収容する針ホルダー84が着脱可能に装着されている。ステープル針89は、例えば普通紙100枚からなる用紙束Qを綴じることが可能な長さを有している。針ホルダー84には、例えばステープル針89が5000本収容されている。
ステープル本体部81には、針ホルダー84からステープル針89を1本ずつ取り出し、取り出したステープル針89をコの字状に形成するフォーミング部(図示せず)が設けられている。また、ステープル本体部81には、針ホルダー84内のステープル針89の有無を検知する針検知部81a(図4参照)が設けられている。
可動部82には、用紙束Qの厚みに応じてステープル針89の余剰の先端部をカットするカッター部85(図5参照)と、用紙束Qの上面から突出したステープル針89の先端部を折り曲げて用紙束Qを綴じるクリンチ部86(図5参照)と、が設けられている。カッター部85は、可動部82と一体で上下方向に移動するように構成されており、可動部82が用紙束Qの上面を押圧した状態でステープル針89のうちの用紙束Qの上面から所定量だけ離れた位置をカットする。これにより、カット後のステープル針89の突出量が一定になる。
ステープル本体部81には図6に示すように、カッター部85(図5参照)によりカットされた針屑を排出口81bまで案内する2つの排出経路81cが設けられている。ステープル装置80の下方には図4に示すように、針屑を回収する回収容器61が設けられている。排出口81bの下方には、針屑を回収容器61まで案内する第1ガイド部材62および第2ガイド部材63が設けられている。なお、回収容器61の容量は、2枚(最小綴じ枚数)の用紙束Qを綴じる際に生じる針屑の最大長さと、1回の補給で補給可能なステープル針89の本数(ここでは5000本)と、から導かれる量以上である。すなわち、回収容器61は、2枚の用紙束Qに対して5000本の綴じ処理を行った場合に生じる針屑を収容できる大きさに形成されている。
ステープル装置80は、位置変更機構90によって用紙幅方向(図4の紙面に対して垂直方向)に移動可能であり、綴じ処理の内容に応じて処理トレイ57の下端部(上流端)に沿って所定位置に移動する。
具体的には、位置変更機構90は図4および図7に示すように、用紙幅方向に延びるレール部材91と、レール部材91に沿ってステープル装置80を移動させる駆動部92と、によって構成されている。また、位置変更機構90は、ステープル装置80を用紙排出方向(図7の左方向)に対して所定角度傾斜するように回動させることが可能である。具体的には、ステープル装置80は、用紙束Qの手前側(図7の下側)のコーナー部を綴じる場合は図7のP1の位置に移動されるとともに、カートリッジ83が装置手前側を向くように配置される。また、ステープル装置80は、用紙束Qの幅方向中央部の2カ所を綴じる場合は図7のP2の位置に移動されるとともに、カートリッジ83が用紙排出方向とは逆方向(図7の右方向)を向くように配置される。また、ステープル装置80は、用紙束Qの奥側(図7の上側)のコーナー部を綴じる場合は図7のP3の位置に移動されるとともに、カートリッジ83が装置奥側を向くように配置される。
また、ステープル装置80は、位置変更機構90によって、ユーザーによりステープル針89を補給できない非補給位置P1、P2、P3(図7参照)と、ユーザーによりステープル針89を補給可能な補給位置P4(図7参照置)と、に選択配置される。
具体的には、図8に示すように、用紙後処理装置30の前面には、用紙後処理装置30の外装面の一部を構成する外装カバー40が開閉可能に設けられている。外装カバー40の内側には、用紙後処理装置30の筐体に固定されたカバー部材41が設けられている。カバー部材41は、非補給位置P1、P2、P3(図7参照)に対して補給位置P4(図7参照)側(装置外側)に配置されている。なお、図8は、ステープル装置80が非補給位置P1に配置された状態を示している。
針検知部81a(図4参照)が針有りを検知した場合(針ホルダー84が空になっていない場合)には、ステープル装置80は、位置変更機構90(図4参照)により、図7のP1、P2またはP3の位置(非補給位置)に配置される。これらの位置では、図8に示すように、カートリッジ83をステープル本体部81から引き出すことができず、針ホルダー84を交換できない。すなわち、ステープル装置80にステープル針89を補給できない。
その一方、針検知部81a(図4参照)が針無しを検知した場合(針ホルダー84が空になった場合)には、ステープル装置80は、位置変更機構90により、図7のP4の位置(図9の位置)に配置される。この位置では、図10に示すように、カートリッジ83をステープル本体部81から引き出すことにより、カートリッジ83がカバー部材41の開口部41aを介してカバー部材41の外側に配置されるため、針ホルダー84を交換することができる。すなわち、ステープル装置80にステープル針89を補給可能となる。
また、カバー部材41の内側には、回収容器61が着脱可能に配置される収容部42が設けられている。収容部42には、回収容器61の収容部42に対する着脱状態を検知する容器検知部43が設けられている。容器検知部43は、収容部42の回収容器取り出し方向下流側(装置手前側)の端部に配置されている。
画像形成装置10には、表示部や操作キーを有する操作パネル(通知部)12(図2参照)が設けられている。画像形成装置100は、操作パネル12を用いて、ユーザーに対して所定の通知を行う。
例えば、針検知部81a(図4参照)が針無しを検知した場合、後処理制御部101は、本体制御部100に針無し信号を送信する。これにより、本体制御部100は、ユーザーに対して回収容器61内の針屑を廃棄するとともに針ホルダー84を交換するように、操作パネル12に通知させる。また、容器検知部43が回収容器無しを検知した場合、後処理制御部101は、本体制御部100に回収容器無し信号を送信する。これにより、本体制御部100は、操作パネル12による針屑の廃棄の通知を解除する。なお、操作パネル12による通知とは、表示部に通知内容を表示することだけでなく、LEDランプの点灯や、音声による通知等を含む概念である。
次に、ステープル装置80に対するステープル針89の補給方法について説明する。
後処理制御部101は、針ホルダー84が空になっていない場合(針検知部81aが針有りを検知した場合)、ステープル装置80を位置変更機構90によって非補給位置P1、P2またはP3(図7参照)に配置し、用紙束Qに対して綴じ処理を行う。
その一方、後処理制御部101は、針ホルダー84が空になった場合(針検知部81aが針無しを検知した場合)、ステープル装置80を位置変更機構90によって補給位置P4(図7参照)に配置する。また、後処理制御部101は、本体制御部100に針無し信号を送信する。これにより、本体制御部100は、ユーザーに対して回収容器61内の針屑を廃棄するとともに針ホルダー84を交換するように操作パネル12に通知させる。
そして、ユーザーにより外装カバー40が開かれる。その後、ユーザーにより、図10に示すように、カートリッジ83がステープル本体部81から引き出され、針ホルダー84が交換された後、カートリッジ83がステープル本体部81に挿入される。これにより、針検知部81aは針有りを検知し、後処理制御部101は、ステープル装置80を位置変更機構90によって非補給位置P1、P2またはP3(図7参照)に配置する。そして、後処理制御部101は、本体制御部100に針有り信号を送信する。これにより、本体制御部100は、操作パネル12による針ホルダー84の交換の通知を解除する。
また、ユーザーにより、図11に示すように、回収容器61が収容部42から取り出される。これにより、容器検知部43は回収容器無しを検知し、後処理制御部101は、本体制御部100に回収容器無し信号を送信する。これにより、本体制御部100は、操作パネル12による針屑の廃棄の通知を解除する。そして、ユーザーにより、回収容器61内の針屑が廃棄された後、回収容器61が収容部42に装着される。このとき、容器検知部43は容器有りを検知する。その後、ユーザーにより外装カバー40が閉じられる。このようにして、ステープル針89の補給が終了する。
本実施形態では、上記のように、後処理制御部101は、針検知部81aが針有りを検知した場合に、ステープル装置80を非補給位置P1、P2またはP3に配置し、針検知部81aが針無しを検知した場合に、ステープル装置80を補給位置P4に配置する。これにより、ユーザーは、針検知部81aが針無しを検知するまでステープル装置80にステープル針89を補給できない。そして、本体制御部100および後処理制御部101は、針検知部81aが針無しを検知した場合に、回収容器61内の針屑を廃棄するように通知部12に通知させる。このため、ステープル針89を補給するタイミングで、回収容器61内の針屑を廃棄するように確実に通知することができる。
以上のように、簡単な構成で、回収容器61内の針屑を廃棄するようにステープル針89を補給するタイミングで確実に通知することができる。
また、上記のように、本体制御部100および後処理制御部101は、容器検知部43が回収容器無しを検知した場合に、通知部12による針屑の廃棄の通知を解除させる。これにより、針屑の廃棄に合わせて、針屑の廃棄の通知を解除することができる。
また、上記のように、容器検知部43は、収容部42の回収容器取り出し方向下流側の端部に設けられている。これにより、容器検知部43が収容部42の例えば回収容器取り出し方向上流側(装置奥側)の端部に設けられている場合と異なり、回収容器61が収容部42から完全に取り出されたとき(又はその直前)で容器検知部43は回収容器無しを検知することができる。このため、回収容器61が取り出しの途中で再度収容部42に装着された場合に、針屑の廃棄の通知が誤って解除されるのを抑制することができる。
また、上記のように、回収容器61の容量は、2枚の用紙束Qを綴じる際に生じる針屑の最大長さと、1回の補給で補給可能なステープル針89の本数と、から導かれる量以上である。これにより、回収容器61から針屑が溢れるのを確実に防止することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る画像形成システムの用紙後処理装置30では、図12に示すように、外装カバー40の所定位置には、ステープル装置80が補給位置P4(図7参照)に配置された状態で用紙後処理装置30の外部からステープル装置80を視認可能な視認窓40aが設けられている。視認窓40aには、透明樹脂からなる窓部材(図示せず)が取り付けられている。
本実施形態では、後処理制御部101は、針ホルダー84が空になった場合(針検知部81aが針無しを検知した場合)、ステープル装置80を位置変更機構90によって図12の位置(補給位置P4)に配置する。これにより、ユーザーは、ステープル装置80が補給位置P4に配置されていることを視認窓40aを介して視認し、針ホルダー84を交換する必要があること、及び回収容器61内の針屑を廃棄する必要があることを認識する。
なお、これに加えて、上記第1実施形態と同様に、後処理制御部101は本体制御部100に針無し信号を送信し、本体制御部100は、回収容器61内の針屑を廃棄するとともに針ホルダー84を交換するように操作パネル12に通知させてもよい。
第2実施形態のその他の構造およびステープル針89の補給方法は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、外装カバー40には、ステープル装置80が補給位置P4に配置された状態で、ステープル装置80を視認可能な視認窓40aが設けられている。これにより、針検知部81aにより針無しが検知され、ステープル装置80が補給位置P4に配置された場合、ユーザーは、ステープル装置80が補給位置P4に配置されていることを視認窓40aを介して視認し、回収容器61内の針屑を廃棄する必要があることを認識する。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態においては、画像形成装置10と用紙後処理装置30とを直接接続した構成を例に挙げて説明したが、画像形成装置10と用紙後処理装置30との間に合紙を挿入するインサート装置が搭載された構成においても本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、回収容器61内の針屑を廃棄するように通知する操作パネル等の通知部を用紙後処理装置30に設けない例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば図13に示した本発明の変形例の画像形成システムの用紙後処理装置30のように、操作パネル、表示パネル、LEDランプまたはスピーカー等からなる通知部12aを設け、後処理制御部101は、針検知部81aが針無しを検知した場合に、回収容器61内の針屑を廃棄するように通知部12aに通知させてもよい。この場合、後処理制御部101は、容器検知部43が回収容器無しを検知した場合に、通知部12aによる針屑の廃棄の通知を解除させてもよい。
また、上記実施形態では、カッター部85を、可動部82と一体で上下方向に移動するとともに、可動部82が用紙束Qの上面を押圧した状態でステープル針89のうちの用紙束Qの上面から所定量だけ離れた位置をカットするように、構成する例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば、用紙束Qの厚みに関する情報を取得し、その情報に基づいてカッター部85を上下方向に移動させることによって、ステープル針89のカット位置を設定してもよい。この場合、用紙束Qの厚みを検知する厚みセンサーを設けたり、操作パネル12への入力情報から用紙束Qの厚みを算出したりすることによって、用紙束Qの厚みに関する情報を取得してもよい。
また、上述した実施形態および変形例の構成を適宜組み合わせて得られる構成についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
10 画像形成装置
12 操作パネル(通知部)
30 用紙後処理装置(シート後処理装置)
40 外装カバー
40a 視認窓
41 カバー部材
41a 開口部
42 収容部
43 容器検知部
61 回収容器
80 ステープル装置
81 ステープル本体部
81a 針検知部
83 カートリッジ
84 針ホルダー
85 カッター部
89 ステープル針
90 位置変更機構
100 本体制御部(制御部)
101 後処理制御部(制御部)
P1、P2、P3 非補給位置
P4 補給位置
Q 用紙束(シート束)

Claims (12)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置で画像が形成されたシートに後処理を行うシート後処理装置と、により構成される画像形成システムであって、
    シート束をステープル針により綴じるステープル装置と、
    綴じ処理時に綴じるシート束の厚みに応じてステープル針の余剰の先端部をカットするカッター部と、
    前記カッター部によりカットされた針屑を回収する回収容器と、
    前記ステープル装置を、ステープル針を補給可能な補給位置と、ステープル針を補給できない非補給位置と、に選択配置する位置変更機構と、
    前記ステープル装置内のステープル針の有無を検知する針検知部と、
    所定の通知を行う通知部と、
    前記位置変更機構および前記通知部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記針検知部が針有りを検知した場合に、前記ステープル装置を前記非補給位置に配置し、
    前記針検知部が針無しを検知した場合に、前記ステープル装置を前記補給位置に配置するとともに、前記回収容器内の針屑を廃棄するように前記通知部に通知させることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記シート後処理装置は、
    前記回収容器が着脱可能に配置される収容部と、
    前記回収容器の前記収容部に対する着脱状態を検知する容器検知部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記容器検知部が回収容器無しを検知した場合に、前記通知部による針屑の廃棄の通知を解除させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記容器検知部は、前記収容部の回収容器取り出し方向下流側の端部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記補給位置に対して前記非補給位置とは反対側に配置され、前記シート後処理装置の外装面の一部を構成する外装カバーをさらに備え、
    前記外装カバーには、前記ステープル装置が前記補給位置に配置された状態で、前記ステープル装置を視認可能な視認窓が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記回収容器の容量は、2枚のシート束を綴じる際に生じる針屑の最大長さと、1回の補給で補給可能なステープル針の本数と、から導かれる量以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  6. 画像が形成されたシート束をステープル針により綴じるステープル装置と、
    綴じ処理時に綴じるシート束の厚みに応じてステープル針の余剰の先端部をカットするカッター部と、
    前記カッター部によりカットされた針屑を回収する回収容器と、
    前記ステープル装置を、ステープル針を補給可能な補給位置と、ステープル針を補給できない非補給位置と、に選択配置する位置変更機構と、
    前記ステープル装置内のステープル針の有無を検知する針検知部と、
    前記位置変更機構を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記針検知部が針有りを検知した場合に、前記ステープル装置を前記非補給位置に配置し、
    前記針検知部が針無しを検知した場合に、前記ステープル装置を前記補給位置に配置するとともに、前記回収容器内の針屑を廃棄するように通知することを特徴とするシート後処理装置。
  7. 所定の通知を行う通知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記針検知部が針無しを検知した場合に、前記回収容器内の針屑を廃棄するように前記通知部に通知させることを特徴とする請求項6に記載のシート後処理装置。
  8. 前記回収容器が着脱可能に配置される収容部と、
    前記回収容器の前記収容部に対する着脱状態を検知する容器検知部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記容器検知部が回収容器無しを検知した場合に、前記通知部による針屑の廃棄の通知を解除させることを特徴とする請求項7に記載のシート後処理装置。
  9. 前記容器検知部は、前記収容部の回収容器取り出し方向下流側の端部に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のシート後処理装置。
  10. 前記補給位置に対して前記非補給位置とは反対側に配置され、シート後処理装置の外装面の一部を構成する外装カバーをさらに備え、
    前記外装カバーには、前記ステープル装置が前記補給位置に配置された状態で、前記ステープル装置を視認可能な視認窓が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のシート後処理装置。
  11. 前記回収容器の容量は、2枚のシート束を綴じる際に生じる針屑の最大長さと、1回の補給で補給可能なステープル針の本数と、から導かれる量以上であることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載のシート後処理装置。
  12. 請求項6〜11のいずれか1項に記載のシート後処理装置と、
    前記シート後処理装置に連結され、シートに画像を形成するとともに画像が形成されたシートを前記シート後処理装置に搬送する画像形成装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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