JP2019001219A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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健彦 菊池
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Abstract

【課題】車体の左右に設けたパニアボックスを車体から取り外したとき、自立させて使用することを可能にする。【解決手段】シート5の左右下方にて車体へ着脱自在に取付けられた第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を、それぞれ車体から取り外したとき、各内側側面17b、18bを向かい合わせにし、第1のパニアボックス17の内側側面17bに設けられている第1の連結部材80と、第2のパニアボックス18の内側側面18bに設けられている第2の連結部材82とを連結する。このとき、第1の連結部材80には上下方向を指向する係合穴81が設られ、第2の連結部材82には上下方向を指向する係合突起83が設けられているので、これらを上下方向から係合させる。これにより、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18は連結一体化されて自立できるようになる。【選択図】図16

Description

この発明は、車体の後側部左右にパニアボックスを備えた鞍乗り型車両に係り、特に、左右のパニアボックスを車体から取り外し、自立させて使用できるようにしたものに関する。
パニアボックスは車載用の物入れボックスであり、車体の後側部左右に一対で設けられている。また、左右のパニアボックスのいずれか一方で、マフラーが配置されている側のパニアボックスについて、その内側側面(車体側の面)にマフラーを逃げる凹部を設けたものがある(特許文献1参照)。
特開2011−51438号公報
ところで、左右のパニアボックスを車体から取り外して、地上等に置いて椅子やテーブル等として使用したいことがある。しかし、この場合のパニアボックスには自立することが求められるが、車載目的で設計されているため、地上等に置いたとき自立しにくいことがあった。特に、マフラーの逃げ部を設けた場合は、逃げ部が直方体の下部をえぐったような形状で設けられるため、座りが悪く、自立が難しくなった。
そこで、本願発明は、車体から取り外したパニアボックスが自立し易くなるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため鞍乗り型車両に係る第1の発明は、車体フレームと、車体フレームの後部に配置されるシート(15)と、前記シートの左右の側方へ着脱自在に配置される第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)とを備えた鞍乗り型車両において、
前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)を車体から取り外したとき、
これら第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)を連結する連結部材(80、82)を、前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)に設けたことを特徴とする。
このようにすると、第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)を車体から取り外したとき、双方を連結部材(80、82)で連結することにより、これらを地上等へ置いても自立しやすくなる。
第2の発明は、前記連結部材が、前記第1のパニアボックス(17)に設けられる第1の連結部材(80)と、前記第2のパニアボックス(18)に設けられる第2の連結部材(82)とを備え、前記第1の連結部材(80)及び第2の連結部材(82)のうち、一方に上下方向を指向する係合穴(81)を設け、他方に上下方向を指向して前記係合穴(81)に係脱する係合突起(83)を備えたことを特徴とする。
このようにすると、第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)を連結する連結部材(80、82)を、上下方向を指向する係合穴(81)と係合突起(83)で構成したので、2つの連結部材(80、82)を上下方向の係合により連結できる。したがって連結作業が容易になる。
第3の発明は、前記連結部材(80、82)が、前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)の各内側側面(17b、18b)に設けられ、
前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)は、前記各内側側面(17b、18b)を向かい合わせにした状態で連結されることを特徴とする。
このようにすると、第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)の各内側側面(17b、18b)に連結部材を設けるとともに、各内側側面(17b、18b)を向かい合わせにして第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)を連結するので、各連結部材を両内側側面(17b、18b)の間に収容できる。このため連結部材のような突起物を両パニアボックスの間に収容し、周囲をすっきりさせて、椅子やテーブル等への使用を容易にし、連結時における外観を良好にできる。
第4の発明は、前記シート(15)下方の車体の一側にマフラー(28)が備えられ、前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)のうち、前記のマフラーが設けられている側に配置される前記パニアボックス(18)の前記内側側面(18b)には、前記マフラー(28)を逃げるための凹部(18d)が設けられていることを特徴とする。
このようにすると、下部にマフラーの逃げ凹部(18d)を設けたパニアボックス(18)は、単独では自立しにくくなる。しかし、第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)を連結一体化することにより、このような自立しにくいパニアボックス(18)でも自立させて使用することが可能になる。
第5の発明は、前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)が、それぞれ上部に上方へ開放された開口と、この開口を上方に開閉するリッド(17a、18a)を備えたことを特徴とする。
このようにすると、第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)を連結させて自立し易くしたので、各パニアボックスの上部に開口とこれを開閉するリッド(17a,18a)を設け、上方から物品の出し入れが可能になる。したがって、物品の出し入れが簡単になり、使い易いものになる。
本願発明によれば、第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)を車体から取り外したとき、双方を連結部材(80、82)で連結して一体化できる。このため、これら連結一体化したパニアボックス(17、18)を地上等へ置いたとき自立し易くなる。したがって、左右一対のパニアボックス(17、18)を車体から取り外したとき、自立した椅子やテーブル等として使用できるようになった。
本願に係る自動二輪車の側面図 上記自動二輪車の背面図 上記自動二輪車の後部における平面図 図3相当部位におけるリアキャリア及びリアフレームの斜視図 パニアステーに取付けた左右のパニアボックスの斜視図 図5に示すパニアボックスとパニアステーの分解斜視図 第1のパニアボックスにおける支持部構造の分解斜視図 第2のパニアボックス近傍部を斜め上方から示す斜視図 第2のパニアボックスの支持部を斜め下方から示す斜視図 第2の右側パニアボックスのロック機構近傍部を車体内側から示す図 図10からパニアステーを除いた状態の図 図10の12−12線断面図 ロックプレートの延長部とロックレバーの動作説明図 キーシリンダのキー操作と、対応するロック部の動作との説明図 ロック部の動作説明図 左右のパニアボックスを連結一体化した状態の斜視図 パニアボックスに対する連結部材の取付けを説明する斜視図 連結部材のバリエーションを示す図 連結部材の別のバリエーションを示す図 連結部材のさらに別のバリエーションを示す図 左右方向に差し込み係合する連結部材の斜視図
以下、図面に基づいて一実施の形態を説明する。なお、前後、左右等の方向は、本願発明を適用する車両における各方向を基準とする。また、必要により適宜な図中に、前方を矢示Fr、後方を矢示Rr、左方を矢示LH、右方を矢示RHとして示す。また、内方(内側)をIN、外方(外側)をOUTと矢示することもある。
図1において、この自動二輪車は、車体フレーム1の前端部にフロントフォーク2を介して前輪3を支持し、後部にはリヤスイングアーム4を介して後輪5を支持する。前輪3はハンドル6にて操向し、後輪5は車体フレーム1に支持されたエンジン7にて駆動される。
車体フレーム1は、エンジン7の上方を斜め下がりに後方へ延びるメインフレーム10と、その後端部からエンジン7の後方を下方へ延び、リヤスイングアーム4の前端部を支持するセンターフレーム11と、センターフレーム11の上部から斜め上がりに後方へ延出する左右一対のシートレール12と、エンジン7の下部及びシートレール12の後部を連結するバックステー13とを備える。シートレール12とバックステー13は、車体フレームの後部をなすリアフレームを構成している。
メインフレーム10上には燃料タンク14が支持され、燃料タンク14の後方にはシート15がシートレール12上に支持されている。
シート15はタンデム型であり、ライダー用のフロントシート15a及び同乗者用のリアシート15bを有する。
シート15の後方にはリアキャリア16が配置されている。また、リアシート15bの下方左側には第1のパニアボックス17が、右側には第2のパニアボックス18がそれぞれ支持されている。第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18は、上部の開口で上方に開放されたボックス形状をなす車載用の物入れボックスである。アルミ合金等の軽合金製で軽量かつ頑丈な構造をなしている。他に、パニアケース、サイドボックス、サイドバッグ、サイドトランク等の名称もある。
図2に示すように、シート15の下方の車体左右はサイドカバー19で覆われ、後輪5の上方はリアフェンダ20で覆われる。
リアフェンダ20の後端部にはテールランプ21が設けられている。テールランプ21の左右にはリアウインカ29が配置されている。
第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18は、リアキャリア16を挟んで左右へ振り分け支持されている。
各パニアボックスは、車幅方向への張り出しを押さえられつつも大容量化を求められるため、縦長の略直方体形状をなし、それぞれ開口部を上方へ開閉自在とするリッド17a、18aを有する。各リッド17a、18aはバックル17c、18cにてパニアボックスの本体側へ固定又は固定解除される。バックル17c、18cは、後述するロック機構50のキー操作に用いるキー74により施錠及び解錠される。
後輪5の右側にはマフラー28が配置されている。マフラー28は後方へ向かって斜め上がりに後輪5の側方を横切っている。このため、第2のパニアボックス18の内側側面は、マフラー28を逃げるため、略下半部側の左右幅が薄くなった逃げ部凹部18dになっている。
図3はリアキャリア16部分を主体に示す車体後部の平面図である。
リアキャリア16は樹脂製のキャリアブラケット22(図4参照)と金属製のキャリア本体部23とで構成される。
キャリア本体部23は、キャリアブラケット22より一回り大きく、その後部外側に沿う上方視略U字状の部材である。
キャリア本体部23のうち、リアシート15bの左右両側に配置される部分は、リアグリップ23aをなす。後部はリアシート15bよりも後方へ延出し、ここに金属板製の荷受部23bが一体化されている。
シート15側方となるサイドカバー19の上部には、窓穴19aが前後に形成されている。各窓穴19aには上側係止凹部24(図4参照)が臨んでいる。上側係止凹部24はキャリアブラケット22の外側面上部における前後に設けられ、それぞれに第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を支持するパニアステー30、31の上部に設けられた上側フック32a、32b及び33a、33bが係止されている。
図4は、図3相当部位における、リアキャリア16及びリアフレームの斜視図である。
キャリアブラケット22は、左右のシートレール12に重なる左右部分を有する上方視で略U字状をなす部材であり、左右部分がシートレール12へボルト止めされている。キャリア本体部23はキャリアブラケット22へボルト止めされ、シートレール12へ間接的に取付けられることにより、車体フレームが好ましい程度のしなやかさを有するよう、車体フレームに適度な剛性を与えている。
キャリアブラケット22の左右部分には、それぞれ上側係止凹部24が前後に離れて一体に形成されている。
上側係止凹部24は、図示しないサイドカバー19の窓穴19a(図3)と一致し、上側フック32a及び32b並びに上側フック33a及び33bの間隔で設けられ、上方へ開放された角形の穴形状として設けられている。上側係止凹部24の開口形状は、略長方形もしくは台形であり、比較的大きな開口になっている。
ここへ密に嵌合される例えば上側フック32a(他の上側フックも同じ)は、樹脂により同形でほぼ同寸の外形を有するように形成されている。但し、周囲の壁面は嵌合方向に傾斜するテーパー状をなしている。また、一部の壁面には嵌合方向に平行な割溝が形成されている(図12参照)。これにより、上側フック32aの上側係止凹部24に対する嵌合を容易にしている。
キャリアブラケット22には、前後の上側係止凹部24の間にリアグリップ23aの前端部が取付けられる。キャリア本体部23の後部はキャリアブラケット22の後端部へ取付けられている。また、キャリアブラケット22の下部で、前後の上側係止凹部24の間における中間部分22aは、後述する下側係止凹部25(図9参照)が設けられている。
次に、パニアボックスの車体(リアキャリア16)に対する支持について説明する。図3に示すように、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18は、それぞれパニアステー30、31に支持され、各パニアステー30、31はそれぞれの上部から車体内側へ突出する上側フック32a、32b及び33a、33bにて、キャリアブラケット22に設けられている前後一対の上側係止凹部24に係止されている。
図5は、車載時において左右のパニアステー30、31を介して第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を連結一体化した状態を示す斜視図、図6は第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を分離した状態で示す斜視図である。これらの図に示すように、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18は車体フレーム側に支持されたパニアステー30、31に係合支持される。左右のパニアステー30、31はクロスパイプ34a、34bで連結一体化されている。
クロスパイプ34a、34bは、それぞれフェンダ後部20bの下方を通って左右のパニアステー30、31を連結している。
第1のパニアボックス17は、内側側面17bにてパニアステー30へ係止されている。
第2のパニアボックス18も同様に、内側側面18bにてパニアステー31へ係止されている。
第2のパニアボックス18の内側側面18bは、マフラーとの干渉を避けるための逃げ部凹部18dになっている。この逃げ部凹部18dは、第2のパニアボックス18における内側側面18bの下半部側が外方へ引き込んで底部側の左右幅が上部よりも狭くなっている逃げ形状をなしている。
但し、上面視では第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18は同大であり(図3参照)、左右幅及び前後幅が一致し、かつ底部から上部までの高さも一致し、この意味で外回り部分が対称構造をなしている。すなわち、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18は、左右、前後への各張り出し量、並びに高さ方向における突出量もそれぞれ同じになっている。
図7は、車体左側に配置される第1のパニアボックス17の内側側面17bと、パニアステー30を分離した状態で示す斜視図である。なお、車体右側へ配置される第2のパニアボックス18側も同様に構成される。したがって、車体左側に配置される第1のパニアボックス17側における共通部にについては、車体右側に配置される第2のパニアボックス18側についても共通符号を用いる。
第1のパニアボックス17の内側側面17bには、上部にロック機構50が設けられている。ロック機構50はロックレバー51と、これに設けられたキーシリンダ52と、ロックプレート53とを備える。
ロックプレート53は内側側面17bの上部に設けられ、ロックレバー51は回動支軸54にてロックプレート53へ回動自在に取付けられている。第1のパニアボックス17をパニアステー30に係止した状態で、キーシリンダ52でロックすることにより、第1のパニアボックス17をパニアステー30から取り外し不能にロックできる。ロック機構50の詳細は後述する。
第2のパニアボックス18側も同様である。左右のロック機構50も共通符号を用いる。
内側側面17bにおける上下方向中間部の前後には、ガイド44が設けられている。
ガイド44には略U字状断面で上下方向へ延びる縦溝45が設けられ、この縦溝45に側辺36a、36bが嵌合される。
内側側面17bの下部前後には、下部フック46a、46bが設けられている。これらの下部フック46a、46bは下方に開放されたコ字状断面をなし、下辺37の前後に設けられた台座37a、37bに上方から係合する。下部フック46a、46bを下辺37へ係止させることにより、パニアボックス17の下部が下辺37へ係止される。
パニアステー30は、金属パイプ製の略矩形状をなし、上辺35、側辺36a、36b及び下辺37にて略四辺形状をなす。また、前後の側辺36a、36b間は中間ステー38で連結されている。なお、右側のパニアステー31は中間ステー38の形状が異なり、上辺35の前後方向中間部と前側の側辺36aを略L字状に連結する形状になっている。
中間ステー38の前後方向中間部にはサブステー47がボルト止めされている。サブステー後側の側辺36bには、ブラケット39a、39bが設けられ、このブラケット39a、39bには、クロスパイプ34a、34bの各左側端部がボルト止めされる。クロスパイプ34a、34bはパニアステー30、31へ着脱自在になっている。
下辺37の前後には、肥大した角形断面をなす台座37a、37bが設けられている。
下辺37の前端部には下方に開放されたコ字状断面をなすジョイント40が設けられ、このジョイント40により、ホルダ延出部41に連結されている。ホルダ延出部41はフットレストホルダ42から後方へ延出する部分であり、ジョイント40を上方からホルダ延出部41へ外嵌することにより一体化される。ホルダ延出部41はフットレストホルダ42から後方へ延出している。
なお、右側のパニアステー31におけるジョイント40は、パニアステー31における側前の側辺36aの下部よりに設けられている(図6参照)。
フットレストホルダ42は図5に示すように略V字形をなし、上端部がバックステー13へ連結され(図1参照)、下方へ延出している。下端部に同乗者用のフットレストであるピリオンステップ43が取付けられている。フットレストホルダ42はバックステー13へ締結固定することにより、車体フレーム(バックステー13)の一部をなし、その結果、ホルダ延出部41も車体フレームの一部をなしている。
図8は車載状態における第2のパニアボックス18とその近傍部を上方から示す図である。図9は車載状態における第2のパニアボックス18とその近傍部を斜め下方から示す図であり、図中の丸囲み部Aにサブステー47の係止状態を拡大して示す。
図8に示すように、第2のパニアボックス18もパニアステー31に支持され、かつパニアステー31の上部は上側フック33a、33bでキャリアブラケット22の上側係止凹部24へ係止される。
リアグリップ23aはパニアステー31の上方に重なり、かつ後方へ向かって車体中心線CLへ接近するように傾いているので、リアグリップ23aの前部とパニアボックス18との間に隙間が形成される。ロックレバー51はこの隙間を利用して、シート15と第2のパニアボックス18との間、より正確には、リアグリップ23aの前部とパニアボックス18との間に効率よく収容されている。しかも、ロックレバー51はこの隙間に埋め込むように収容されるため、上方視ではこの隙間が無い状態となり、外観性を向上させている。
サブステー47は、第2のパニアボックス18でも同様なので、図9により説明する。この図の丸囲み部に拡大して示すように、サブステー47は、中間ステー38aから車体内側へ向けて斜め上方に延出し、その先端部が上方へ屈曲し、さらにその先端側が下向きに屈曲することにより、略逆U字状断面のヒューズフック48となっている。このヒューズフック48はキャリアブラケット22の下部22a(図4参照)に下方へ開放されて形成された下側係止凹部25に差し込んで係止されている。
ヒューズフック48は下側係止凹部25へ係合することにより、パニアステーの車体側に対する固定をより強固にするとともに、車体が転倒したときの衝撃吸収構造をなしている。すなわち、車体が転倒してパニアボックスへ大きな力が加わると、ヒューズフック48の略U字状断面部が変形してこの力を吸収する。したがって、ヒューズフック48は衝撃吸収構造をなし、サブステー47のみを変形させ、他の部分(例えば、パニアステーやキャリアブラケット22など)の変形を防止できる。したがって、転倒によりサブステー47が変形しても、サブステー47の交換だけで済むことになり、修復を容易にし、修復コストも低減できる。
サブステー47の基部は、中間ステー38aに対してボルト49a及びナット49bにより締結されている。ヒューズフック48を下側係止凹部25に差し込んでから、サブステー47の基部に対して外側(パニアボックス側)からボルト49aを車体内側に配置されたナット49bへ締結する。これにより、パニアボックスをパニアステー31へ取付けた状態では、ボルト49aがパニアボックス18に覆われるので取り外せなくなる。
左側のパニアステー30におけるサブステー47も同様であって、中間ステー38に基部が固定されヒューズフック48がキャリアブラケット22の下側係止凹部25に差し込んで係止される。
左右のパニアステー30、31は、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18の取付けに先立って車体側へ取付けられる。左側のパニアステー30について説明すると、上側フック32a及び32bを、上側係止凹部24に合わせ、さらにジョイント40をフットレストホルダ42ホルダの延出部41上に置き、全体を下方へ押す。これにより、上側フック32a及び32bが上側係止凹部24に差し込みにより係合され、ジョイント40がホルダ延出部41に嵌合される。
続いてサブステー47のヒューズフック48を下側係止凹部25に嵌合し、サブステー47の基部をボルト49a及びナット49bにて中間ステー38へ締結固定する。これにより、4カ所の係合により車体側へ支持される。
右側のパニアステー31も同様にして車体へ取付けできる。
これら車体側へ支持された状態のパニアステー30、31に対して、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を係合で支持させる。この係合は、各パニアボックスの下部に設けられた下部フック46a、46bを、各パニアステーの下辺37に設けられた台座37a、37bに上方から差し込みで係合し、各上辺35を、各ロックプレートに設けられた係合レバー(後述)へ係止することによる。その後、ロック機構50により、係合レバーをロックすることにより、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18をパニアステー30、31から取り外し不能になる。
次に、ロック機構50の詳細を説明する。図10は第2のパニアボックス18のロック機構50近傍部を車体内側から示す図、図11は図10からパニアステー31を除いた状態の図であり、図中の丸囲み部Bにロックレバー51をそのアンロック位置へ回動した状態を示す。図12は図10の12−12線に沿う断面図である。
なお、ロックレバーのロック位置とは、後述するキーシリンダ52のカム75がロックプレート53に設けられている第1のロック穴57と一致して係合可能になる回動位置である(図13のA参照)。
また、ロックレバー51のアンロック位置とは、カム75が、が第1のロック穴57からずれて係合不能になる回動位置である(図13のB参照)
以下、第2のパニアボックス18のロック機構について説明する。図10及び11において、ロックプレート53は上辺35と平行するように前後方向へ長く配置され、周囲をビス55で内側側面18bへ締結されている。上部は上辺35より上方へ出ており、さらにその一部でロックレバー51へ重なる位置には、上方へ突出するロック壁56と支持壁58がロックレバー51の内側へ入り込むように上方へ突出して設けられている。
ロック壁56には第1のロック穴57が設けられ、ロックレバー51がロック位置へ回動したとき、その内側壁59の後端下部に設けられている第2のロック穴60が重なるようになっている(図11の丸囲み部B参照)。内側壁59はロックレバー51の外周壁の一部をなし、車体内側へ向く側面である。
また、内側壁59の前側上部は左右方向の回動支軸54で支持壁58へ取付けられ、ロックレバー51は回動支軸54を中心に回動自在になっている。
なお、この例では、ロックレバーのアンロック位置において、第2のロック穴60が第1のロック穴57からずれる。ロックレバーのロック位置では、第2のロック穴60がロック壁56の第1のロック穴57に重なり、カム75が係合可能になる。
ロックプレート53の下部は前後方向中間部が切り欠かれており、この切り欠き部に沿って前後方向へ長く係合レバー61が配置されている。係合レバー61は長さ方向両端を、ロックプレート53の切り起こし部62へ前後方向の軸63で回動自在に支持されている。係合レバー61のロックレバー51近傍部には、断面略U字状のロック部65が設けられている。
このロック部65の上方開放部を上方に向けた状態が係合レバー61の起立状態であり(図12の実線状態を参照)、上方開放部が例えば、約45°程度横向きになった状態が係合レバー61の倒伏状態である(図12の仮想線状態を参照)。係合レバー61は、バネ64により倒伏方向に回動付勢されている。倒伏角度は自由に設定できる。
なお、図12は、中間ステーやサブステー等を省略してロック部65を見せている。
図12に示すように、ロック部65にはパニアステー31の上辺35が嵌合している。上辺35の下面側は、スペーサー66に支持されている。この部分のスペーサー66は表面側に略半円弧状の凹部をなし、このスペーサー66により、上辺35が上方開放部近傍に位置するようになっている。より詳細には、スペーサー66はロック部65のみならず、ほぼ係合レバー61の全長に渡って設けられ、緩衝材67を介して係合レバー61の底面から締結部材68により固定されている。なお、スペーサー66の内側面(車体側の面)の高さは長さ方向に変化し、両端が最も高くなっている。
図12に示す断面において、ロック部65の対向する一対の起立壁のうち、内側壁69(車体側)は、上辺35の頂部よりも若干低い程度であり、外側壁70(パニアボックス18側)は、上辺35の頂部よりも若干高くなっている。
ロックプレート53のうちロック部65に重なる部分は切り欠き71が設けられ、ここに起立時の外側壁70が入り込んでいる。
また、ロックプレート53の上部のうち、起立時における外側壁70の上端近傍で、かつロック状態にあるロックレバー51(図10、11、13Aの図示状態)のほぼ下方となる部分は、切り欠き71を含んでロック壁56をなして上方へ延び、ロックレバー51の下端部近傍で内方へ曲がって外方へ延びる水平部72をなし、その後再び上方へ屈曲してロック壁56をなす。ロック壁56はロックレバー51の内側壁59の内面に沿って上方へ長く突出している。
ロックレバー51の上部は段部73から幅狭になり、ここにキーシリンダ52の上部が固定されている。
キーシリンダ52の下半部は、ロックレバー51の段部73から下方の部分に設けられたカム室51a内へ突出し、その下端にカム75が回動自在に設けられている。カム75はキーシリンダ52に差し込んだキー74(図14参照)で操作することにより回動する。
キー74をキーシリンダのロック位置(図14参照)にしたとき、ロックレバー51もロック位置にあれば、カム75が第1のロック穴57及び第2のロック穴60へ入り、ロックレバー51を回動不能なロック状態にする。なお、キー74は確実にロックすることを促すため、キー74をロック側へ回動操作したとき、キーシリンダのロック位置まで回動したときのみ抜き取ることが可能になり、これ以外の位置では抜き取り不能になっている。
ロック壁56は第1のロック穴57を越えて上方へ段部73近傍まで長く延びており、この第1のロック穴57より上方部分が延長部78をなしている。延長部78は、ロック壁56の第1のロック穴57と、ロックレバー51における内側壁59の第2のロック穴60が一致したときのみカム75のロック方向における回動を許容し、ロック壁56の第1のロック穴57が内側壁59の第2のロック穴60とずれているときは、カム75が第2のロック穴60へ入らないように回動を規制するためのものである。
したがって、延長部78はロック壁56のうち第1のロック穴57よりも上方の部分であって、第2のロック穴60を塞ぐ部分である。
第1のロック穴57と第2のロック穴60が一致しないとき、延長部78がカム75の回動軌跡内へ延びて第2のロック穴60へ入り込むことを阻止し、キー74を抜き取りできないようにする。
このため延長部78は、ロックの誤認(実際にはロックレバー51がロック部65と係合するロック位置になっていないにもかかわらず、ロック位置になっていると誤認してしまうこと)を防止する部分である。
このカム75に対して回動規制する範囲、すなわちロックレバー51の回動角θ(図11のB)は、延長部78の大きさを調整することにより任意に設定できる。但し、第1のロック穴57と回動支軸54とを結ぶ直線を基準とし、これからずれた状態にある第2のロック穴60と回動支軸54とを結ぶ直線とのなす角とすれば、その角θは目視で簡単に気づきにくく、不完全なロックをロック完了と誤認してしまうような比較的小さなものに設定することが好ましく、その結果、延長部78を比較的小面積にすることができる。
ロックレバー51の外側壁76は長く下方へ突出し、先端部はロック爪77をなし、ロックレバー51をロック位置へ回動させると、予め係合レバー61を回動させて起立させたロック部65の外側壁70上部へ重なり、ロック部65を倒伏位置へ回動不能とする。この状態のロックレバー51をキーシリンダ52によりロックすれば、ロック機構50のロック状態となり、パニアボックス18をパニアステー31から取り外せなくなる。
このロック状態にて、キー操作でカム75を回動させて第1のロック穴57及び第2のロック穴60から抜け出させると、ロックレバー51はキーシリンダ52によるロックが解かれ、ロック機構50はアンロックとなる。そこでロックレバー51を図11の丸囲み部Bにおけるように時計回り方向へ回動させて、ロック爪77をロック部65の外側壁70から外すと、係合レバー61がバネ64により倒伏方向へ回動付勢されているので、ロック部65が軸63の回りに回動して倒伏位置になり、パニアボックス18をパニアステー31から取り外すことができる。
図13は、図11に示されている状態のロックレバーを参考にして、ロックレバー51のロック位置とアンロック位置における、ロック壁56との関係を説明する図である。図13のAにロックレバー51のロック位置、図13のBにロックレバー51のアンロック位置を示す。なお、ロックレバー51は仮想線で示してある。
図13のAにおいて、ロックレバー51はロック位置に回動している。このときロックレバー51は回動支軸54を中心に図の時計回り方向に回動して下端部が図示状態にて略水平になり、第2のロック穴60がロック壁56の第1のロック穴57に重なる。同時に、ロック爪77がロック部65の外側壁70の上に重なって係合し、外側壁70が紙面上方へ回動することを規制する。
外側壁70はロック部65が起立することにより、ロックプレート53の切り欠き71内に入っている。この状態でキーシリンダ52をロック位置にすれば、カム75が第1のロック穴57及び第2のロック穴60の双方へ係合してロックレバー51の回動を規制する。
図13のBにおいて、ロックレバー51はアンロック位置に回動している。このときロックレバー51は回動支軸54を中心に図の反時計回り方向に回動して下端部が図の向かって右側へ斜め上がりに傾斜し、第2のロック穴60がロック壁56の第1のロック穴57の上方へずれる。同時に、ロック爪77がロック部65の外側壁70から外れて外側壁70を開放し、外側壁70が紙面上方へ回動することを許容する。
ロックレバー51の回動に先だって、キーシリンダ52はアンロック位置にされ、カム75は予め第1のロック穴57及び第2のロック穴60の双方から抜け出している。
しかも、ロックレバー51の回動中における第2のロック穴60とカム75の位置関係は不変であるが、延長部78のため、第2のロック穴60が延長部78の上にある限り、カム75と第2のロック穴60の間に延長部78が存在し、カム75は第2のロック穴60に係合する方向への回動を規制され(図14のB1参照)、キーシリンダ52はロック位置への回動を規制される(図14のB2参照)。
延長部78は、第1のロック穴57より上方において、第2のロック穴60の移動軌跡に重なる範囲だけに設ければ足り、しかもこの範囲は、ロックレバー51の回動範囲のうち、カム75の移動を規制したい範囲だけですむから、略山型の比較的小さな突出面積で足りることになる。
図14は、キーシリンダ52のキー操作を説明する図である。上段はキーシリンダ52を上方から示す図、下段はキー操作に対応する状態の図12と同様部位の断面図である。また、A1及びA2はアンロック位置でロック部65が倒伏位置である状態、B1及びB2はアンロック位置でロック部65が起立位置である状態、C1及びC2はロック位置の状態を示す。なお、下段の各図は図12に対して簡略化及び模式化してある。
まず、図14のA1において、キーシリンダ52の上面中央には、キー溝52aが設けられており、これにキー74を挿入すると、中心のローター部52bが回動し、これと一緒にキー溝52aも回動する。
キーシリンダ52の上面でローター部52bの外周側における特定位置には、「LOCK」の文字と合わせマーク(例えば三角のマーク)が刻印され、合わせマークにキー溝52aの端部が一致すると、キーシリンダのロック位置になる。
なお、キーシリンダのロックの位置ではキー74の抜き差しが可能になる。キーシリンダのロック位置は1カ所のみであり、キーシリンダ52の上面におけるロック位置以外の他の部分は全てアンロック位置となり、キー74の抜き取りができなくなっている。
図14のA1及びA2は、ロックレバー51及びキーシリンダ52がそれぞれアンロック位置にある状態であり、第1のロック穴57が第2のロック穴60からずれて、延長部78が第2のロック穴60を塞いでいる。この状態はキー74を回し始めた状態でありカム75は第2のロック穴60から遠い位置にある。
なお、図14のA2において、便宜的にキー74をアンロック位置で差し込むように見せているが、実際にはキーシリンダのロック位置においてのみ、キー74の抜き差しが可能であり、アンロック位置におけるキー74はキーシリンダ52へ差し込まれたままになっている。このときロックレバー51は図14のA2に示すように、アンロック位置にあり、ロック爪77はロック部65を解放し、ロック部65は倒伏状態になっている。
図14のB1及びB2は、ロックレバー51及びキーシリンダ52がそれぞれアンロック位置にあるが、カム75が延長部78に当接するまで回動するとともに、ロック部65が起立状態になっているがロック爪77が係合しない不完全なロック状態である。この場合は、あたかもロックしたような誤認識を与えやすい状態であるが、キーシリンダ52は延長部78に回動規制されて、ロック位置まで回動できない。この状態ではキー74が抜き取れないことにより、ロック機構50におけるロックが完了していないことを確認でき、ロックを完了させることを促すことができる。
図14のC1及びC2は、ロックレバー51及びキーシリンダ52がそれぞれロック位置にある状態である。第1のロック穴57は第2のロック穴60と一致し、双方へカム75が入り込むので、キーシリンダ52はロック位置まで回動できる。また、ロック爪77がロック部65に係合して倒伏側への回動を規制する。その結果、ロック機構50のロックが完了し、これをキー74の抜き取りにより確認できる。
図15は、ロック部65の動作とパニアステー31の上辺35との関係を説明する図である。なお、各図は図12と同様の断面部位を簡略化及び模式化してある。また、以下の説明は第2のパニアボックス18についておこなうが、左側も同様である。
図15のAはパニアボックス(内側側面18bを示す、以下同)をパニアステー31へ取付ける初期の状態である。ロック部65は倒伏状態にあるが、パニアボックスは下部を下辺37に対して先に係合し、この係合部を支点として上部側を上辺35に向かって回動させる状態である(図7参照)。
このとき、ロック部65は倒伏位置にあるが、パニアボックスの内側側面18bが上辺35から離隔側へ傾いているため、ロック部65の先端が上辺35の近傍にあり、パニアボックスの内側側面18bをa矢示のように上辺35側へ回動させれば、上辺35がb矢示のようにロック部65内へ入り込む。
図15のBは図15のAよりもさらにパニアボックスを起立方向に回動させた状態であり、パニアボックスの内側側面18bをc矢示のように上辺35側へさらに回動させれば、上辺35がロック部65をd矢示のように押して、バネ64(図10)に抗してロック部65を起立させる。
したがって、パニアボックスを直立させれば、ロック部65が起立位置となり、さらにロック部65をロック爪77で係止すれば、ロック部65が回動不能になって、パニアボックスはパニアステー31へ係止される。
その後、キーシリンダ52をロック位置にすれば、図12に示すロック状態になる。
次に、パニアボックスの車載手順を説明する。まず、左右のパニアステー30及び31をそれぞれ車体の左右へ取付ける。左側のパニアステー30は、上辺35に設けた前後の上側フック32a、32bをそれぞれ対応する上側係止凹部24の上に合わせ、下辺37のジョイント40をホルダ延出部41の上に重ね、全体を下方へ押し込んで、3点で係合させる。さらに予め先端のヒューズフック48を下側係止凹部25へ嵌合したサブステー47を中間ステー38へ締結する。これにより左側のパニアステー30が車体側へ取付けられる。右側のパニアステー31も同様に車体の右側へ取付けられる。
その後、左右のパニアステー30、31の後ろ側の側辺36bをクロスパイプ34a及び34bで連結する。
続いて、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を左右のパニアステー30及び31へそれぞれ取付ける。第1のパニアボックス17は手前へ若干傾けた状態で下部の下部フック46a、46bをパニアステー30の下辺37に設けられている台座37a、37bへ合わせて上方から押し込んで係合させる。
さらに、下辺37との係合部を支点としてパニアボックス17を起立させるように回動させると、ロック部65に上辺35を嵌合した状態となり、全体としてパニアボックス17がパニアステー30に係止される。そこでロックレバー51をロック位置にし、キーシリンダ52をロック位置にすれば、ロックレバー51がロック位置でロックされ、パニアボックス17が車体側(パニアステー30側)へ支持された状態でロックされる。
第2のパニアボックス18も同様である。また、取り外しは逆手順でおこなう。
このようにロック機構50を構成したので、図12に示すように、予め車体側に取り付けられているパニアステー31へ第2のパニアボックス18を係止してロック機構50によりロックするとき、ロックレバー51がロック位置にあり、キーシリンダ52のカム75が第1及び第2の第1のロック穴57、60へ同時に係合した確実なロック状態のときのみ、キー74を抜けるようにし、それ以外のロックレバー51がアンロック位置にあるときは、延長部78により、カム75が第2のロック穴60へ係合することを阻止し、キーシリンダ52が回らないようにして、キー74を抜けないようにした。
このため、ユーザーは、キー74が抜けないことにより、不完全なロック状態を認識できるので、不完全なロック状態において、ロック完了を誤認することを回避することができる。
すなわち、パニアボックス18をパニアステー31に係止させ、ロックレバー51をロック位置に回動し、キーシリンダ52をキー74により回動させて、カム75を第1のロック穴57と第2のロック穴60へ同時に係合すると、ロック機構50により、パニアボックス18のパニアステー31に係止した状態をロックできる。
同時に、キーシリンダ52はロック位置になり、キー74を抜き取ることができるので、ロックの完了を認識できる。
一方、ロックレバー51がアンロック位置のとき、キーシリンダ52をキー74により回動させても、カム75が延長部78に当接して第2のロック穴60へ係合できないので、キーシリンダ52はロック位置まで回動できず、キー74を抜き取ることができない。
このため、ロックレバー51がアンロック位置のときにロック機構50のロックが完了したと誤認することを防止し易くなる。
また、ロックプレート53が、パニアボックス18に固定され、ロックプレート53にロックレバー51が回動支軸54(図13)により回動自在に軸支され、さらにロックプレート53には、パニアステー31を係合するロック部65(係止片)を有する係合レバー61が回動自在に支持され、ロックレバー51がロック位置のとき、ロックレバー51のロック爪77がロック部65に係合するようになっている。
このようにすると、係合レバー61を回動させて、ロック部65にパニアステー31の上辺35を係合させるとともに、ロックレバー51をロック位置にすると、ロックレバー51のロック爪77がロック部65に係合し、その回動を阻止するため、パニアステー31は、ロック部65に係合した状態を維持するので、パニアボックス18をパニアステー31へ係止することができる。
また、図8に示すように、ロック機構50は、パニアステー31とパニアボックス18の上部を連結し、シート15とパニアボックス18の間に配置されている。
このようにすると、ロック機構50をパニアボックス18とシート15との間に形成される空間内へ収容配置できるので、ロック機構50の省スペース的配置が可能になる。
さらに図7に示すように、パニアボックス17の下部に、パニアステー30の下部である下辺37との下部フック46aを設け、この嵌合部を中心にパニアボックス17が左右方向に回動自在になっている。
このようにすると、パニアボックス17をパニアステー30へ取付けるとき、まずパニアボックス17の下部をパニアステー30の下辺37に嵌合し、この状態で下部の嵌合部を支点にしてパニアボックス17の上部側を回動させると、パニアボックス17を容易に直立させて、ロック機構50でロックすることができる。
取り外しは逆手順となるが、この場合も、パニアボックス17の下部を支点にしてパニアボックス17の上部側を回動させることにより、容易に取り外しができる。したがって、パニアボックス17を省力化した状態で容易に着脱することができる。
また、図3及び図4に示すように、リアフレームの側方にパニアボックス(17、18)を支持するとき、キャリアブラケット22の外側面上部に上側係止凹部24を設け、ここにパニアボックス(17、18)を係止したので、キャリアブラケット22を利用してパニアボックス(17、18)を支持することができる。しかも、キャリアブラケット22が樹脂製のため、上側係止凹部24を容易に形成できる。
そのうえ、キャリアブラケット22の外側をサイドカバー19で覆うので外観を良好にすることができるとともに、窓穴19aを設けて上側係止凹部24を露出させたので、サイドカバー19でキャリアブラケット22が覆われても、パニアボックスを上側係止凹部24へ係止させることができる。
なお、このロック機構50は車体の左右に設けられるパニアボックス(17、18)だけでなく、リアシート15bの後方に搭載されるトップボックスなど、シート15の周囲に設けられる各種の車載用収納ボックスに対しても設けることができる。
例えば、図1において仮想線で示すトップボックス90に対しても設けることができる。このトップボックス90は、上部に開口を設け、リッド91で上方から開閉され、底部92がボックスステー93を介してリアキャリア16へ支持されている。
ボックスステー93は、パニアステー30と同様の枠状部材であり、リアキャリア16の上面と略平行にして前部をリアキャリア16の後部上面へ重ねて固定し、後部側をリアキャリア16から後方へ延出させてある。
トップボックス90は底部92をこのボックスステー93の上へ置いて係合により支持され、後部は後輪5よりも後方へ出ている。
トップボックス90の底部92は、前部側がボックスステー93へ上方から係合されるとともに、後端部側がロック機構50によりボックスステー93の後端部へロックされる。ロック機構50はパニアボックスに用いたものと共通であるので同じ符号を用いる。
このロック機構50は、上述したパニアボックスのロック機構50と実質的に同じ構成であり、この図からは明らかでないが、図12等に示したものと同様のロックレバー51及びキーシリンダ52、さらには係合レバー61及びロック部65、並びにロック爪77を有し、それぞれ同様に機能する。なお図1には、構成各部の符号を図示していない。
ロックレバー51はキーシリンダ52のキー溝を後方へ向けて横向きに配置され、底部92の後端部下方から取付けられる回動支軸を中心にして回動され、キーシリンダ52は後方からキー操作される。
ロックレバー51近傍の底部92には、係合レバー61と同様の部材が設けられ、底部92に対して回動自在でかつボックスステー93の後端部と係脱するとともに、ボックスステー93の後端部と係合した状態でロックレバー51により、回動不能にロックされる。
したがって、このロック機構50を、パニアボックスだけでなく、トップボックス90など、シート15の周囲に設けられる各種の車載用収納ボックスをロックするために用いることができ、ロックレバーの誤操作を防止できる。
次に、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18の連結について説明する。これまでは車載時における第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18について説明したが、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18はパニアステー30、31から取り外すことにより、車体から分離して携行したり、椅子等にして使用することができる。
図16はこの車体から取り外したときにおける第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を連結一体化した構造の一例である。
図17は、図17のAに第1のパニアボックス17だけに第1の連結部材80を設けた状態、図17のBに第2のパニアボックス18だけに第2の連結部材82を設けた状態を示す。
これらの図において、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18の各頂面における内側側面17b、18bに臨む辺の前後に、第1の連結部材80と第2の連結部材82とが、互いに相手側へ向かって突出するように設けられる。
図16中の丸囲み部C及びDに、各連結部材80と82の斜視形状を拡大して示すように、この例では第1の連結部材80に係合穴81が設けられ、第2の連結部材82には係合穴81へ係合する係合突起83が設けられている。係合穴81と係合突起83はそれぞれ上下方向を指向して形成されている。
内側側面17b、18bを対向させた状態で、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を並べて接近させ、係合突起83を係合穴81へ係合すると、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18が連結一体化される。このとき、係合穴81と係合突起83は上下方向にて係合される。したがって、連結が容易になる。
このとき、図17に示すように、第1の連結部材80は、リッド17aの各コーナー部の補強に設けられているコーナー金具86のうち、内側側面17bに臨む2つのコーナー金具86に取付けられている。各第1の連結部材80は、コーナー金具86の上に重なる取付腕部80aを備え、この取付腕部80aをコーナー金具86の上に重ねて長ネジ80bにてコーナー金具86へ取付けられる。
コーナー金具86は予め短ネジ85でリッド17aへ取付けられているため、この短ネジ85を長ネジ80bに代えることで、第1の連結部材80をコーナー金具86と一緒に長ネジ80bでリッド17aへ共締めできる。また、第1の連結部材80は、キーシリンダ52の横幅(取付け状態における左右方向の幅)程度の突出量で、内側側面17b側におけるリッド17aの側面に設けられている(図17のA参照)。
第2の連結部材82は、リッド18aの各コーナー部の補強に設けられているコーナー金具86のうち、内側側面18bに臨む2つのコーナー金具86に取付けられている。各第2の連結部材82は、コーナー金具86の上に重なる取付腕部82aを備え、この取付腕部82aをコーナー金具86の上に重ねて長ネジ82bにて、コーナー金具86と一緒にリッド18aへ共締めされている。また、第2の連結部材82は、キーシリンダ52の幅(取付け状態における左右方向の幅)程度の突出量で、内側側面18b側におけるリッド18aの側面に設けられている(図17のB参照)。
したがって、対向する第1の連結部材80と第2の連結部材82とを、係合突起83と係合穴81の上下方向における係合により、内側側面17bと18bとが対面する状態で、第1の連結部材80と第2の連結部材82の各突出量を合わせたものに相当する間隔をもって連結一体化される。この間隔には、各内側側面17bと18bに取付けられているキーシリンダ52が左右方向へ2つ並んだ状態で収容されている。
このようにすると、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を連結一体化することにより、車体から取り外したとき、それぞれのリッド17a及び18aの各頂面に設けられているハンドル84を持って一体に携行でき、取り扱いが容易になる。
また、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を連結することにより、単一化した椅子やテーブルとして利用できる。
このとき、第2のパニアボックス18は、リッド18aの縦及び横の寸法並びに全体の高さを、第1のパニアボックス17に一致させたので、連結状態におけるリッド18aの上面は、リッド17aの上面と、高さの相違による凹凸などが生じない、ほぼ連続した平坦面状になる。そのうえ、各パニアボックスのリッド17a及び18aはそれぞれ、同形、同大の上方略視長方形をなすので、連結により、上方視が一方の略2倍に拡大された整った形状の略長方形になる。したがって、テーブルなどとしての利用が容易かつ便利になる。
さらに、第1のパニアボックス17は略直方体形状をなし、車両から取り外して地面等の上へ置いたとき、自立して使用できる。特に、本実施の形態のパニアボックスが縦長の略直方体形状をなすため、自立しにくい形状をなすが、このようなものでも連結により安定した自立が可能になる。
一方、第2のパニアボックス18は、マフラー28の逃げ部凹部18dが設けられている。
この逃げ部凹部18dは、あたかも第1のパニアボックス17における略直方体形状の内側下部を一部えぐり取って形成された状態に相当するので、下部側が幅狭になっている。
このため、地面等へ置いたとき倒伏し易く、自立させて単独で使用することが難しかった。
しかし、このような自立しにくい第2のパニアボックス18でも、第1のパニアボックス17と連結することにより、連結した両パニアボックス17及び18は一体化構造体となり自立できる。その結果、倒伏し易い第2のパニアボックス18も、他のパニアボックスとの連結を要するものの、安定的に自立させて使用することが可能になった。
なお仮に、左右のパニアボックスが両方とも第2のパニアボックス18のような自立しにくい形状になっている場合でも、双方のパニアボックスを連結することにより、それぞれを自立的に使用できる。
なお、第1の連結部材80及び第2の連結部材82は上記のものに限定されず、種々なバリエーションが可能である。図18〜図20はこのバリエーションを示し、連結する状態にある第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18の各上方視を簡略化して示す図であり、左右の連結部材80、82も略記してある。
図18は、第1の連結部材80に係合突起83を設け、第2の連結部材82に係合穴81を設けた例である。このようにしても、図16及び図17の場合と同様に上下方向の係合で連結できる。
図19は、前後一対をなす第1の連結部材80のうち、一方側に係合穴81を設け、他方側に係合突起83を設けるとともに、係合穴81を設けた第1の連結部材80に対向する第2の連結部材82に係合突起83を設け、係合突起83を設けた第1の連結部材80に対向する第2の連結部材82に係合穴81を設けた例である。このようにしても、対向する第1の連結部材80と第2の連結部材82を上下方向の係合により連結できる。
図20は、左右方向から差し込みによる係合で連結する例である。この例における第1の連結部材80及び第2の連結部材82は図21に示されている。この図21を参照して説明する。第1の連結部材80には、対向する第2の連結部材82へ向かって水平に突出する係合突起83が先端部側に設けられている。一方、第2の連結部材82には係合突起83が水平に差し込まれる係合穴81が設けられ、第1の連結部材80に向かって開放されている。
そこで、第1の連結部材80と第2の連結部材82を向かい合わせ、水平方向から係合突起83を係合穴81へ差し込めば、第1の連結部材80と第2の連結部材82を左右方向から差し込みにより係合できる。係合時に上下方向へ移動させないから、パニアボックスが重量のあるときでも連結が容易になる。
また、この例においても、図18及び図19と同様なバリエーションが可能である。
次に、本実施の形態における作用を説明する。
図16及び図17に示すように、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を車体から取り外したとき、これら第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を連結する第1の連結部材80及び第2の連結部材82を、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18に設けたので、
第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を車体から取り外したとき、双方を第1の連結部材80及び第2の連結部材82で連結することにより、これらを地上等へ置いても自立しやすくなる。
そのうえ、図16、図18及び図19に示すように、第1のパニアボックス17に設けられる第1の連結部材80と、第2のパニアボックス18に設けられる第2の連結部材82のうち、一方に上下方向を指向する係合穴81を設け、他方に上下方向を指向して前記係合穴81に係脱する係合突起83を備えたので、第1の連結部材80及び第2の連結部材82を上下方向の係合により連結できる。したがって連結作業が容易になる。
さらに、図16〜図20に示すように、第1の連結部材80及び第2の連結部材82は、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18の各内側に設けられ、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18は各内側側面17b、18bを向かい合わせにした状態で連結されるので、第1の連結部材80及び第2の連結部材82を両内側側面17b、18bの間に収容できる。このため連結部材のような突起物を両パニアボックスの間に収容し、周囲をすっきりさせて、椅子やテーブル等への使用を容易にし、連結時における外観を良好にできる。
図2及び図16に示すように、シート15下方の車体一側にマフラー28が備えられ、このマフラーが設けられている側に配置されるパニアボックスの内側側面(この例では第2のパニアボックス18の内側側面18b)に、マフラー28を逃げるための逃げ部凹部18dが設けられている。
このため、マフラーの逃げ部凹部18dを設けたパニアボックス18は、下部が幅狭になって単独では自立しにくくなる。しかし、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を連結一体化することにより、このような自立しにくいパニアボックス18でも自立させて使用することが可能になる。
また、図16等に示すように、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18は、それぞれ上部に上方へ開放された開口と、この開口を上方に開閉するリッド17a、18aを備えている。このため、第1のパニアボックス17及び第2のパニアボックス18を連結させて自立し易くしたので、各パニアボックスの上部に開口とこれを開閉するリッド17a,18aを設けて、上方から物品の出し入れが可能になる。したがって、物品の出し入れが簡単になり、使い易いものになる。
なお、上記実施の形態の説明は一例を示すものである。本願発明は上記に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。
例えば、本願発明を適用する鞍乗り型車両は、自動3輪車又は自動4輪車など、種々な車両が可能である。
15:シート、16:リアキャリア、17:第1のパニアボックス、18:第2のパニアボックス、22:キャリアブラケット、23a:リアグリップ、24:上側係止凹部、25:下側係止凹部、28:マフラー、30: パニアステー、31:パニアステー、32a・32b:上側フック、33a・33b:上側フック、48:ヒューズフック、50:ロック機構、51:ロックレバー、52:キーシリンダ、53:ロックプレート、61:係合レバー、65:ロック部、74:キー、75:カム、78:延長部、80:第1の連結突部、81:係合穴、82:第2の連結突部、83:係合突起

Claims (5)

  1. 車体フレームと、車体フレームの後部に配置されるシート(15)と、前記シートの左右の側方へ着脱自在に配置される第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)とを備えた鞍乗り型車両において、
    前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)を車体から取り外したとき、
    これら第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)を連結する連結部材(80、82)を、前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)に設けたことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記連結部材は、前記第1のパニアボックス(17)に設けられる第1の連結部材(80)と、前記第2のパニアボックス(18)に設けられる第2の連結部材(82)とを備え、前記第1の連結部材(80)及び第2の連結部材(82)のうち、一方に上下方向を指向する係合穴(81)を設け、他方に上下方向を指向して前記係合穴(81)に係脱する係合突起(83)を備えたことを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記連結部材は、前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)の各内側側面(17b、18b)に設けられ、
    前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)は、前記各内側側面(17b、18b)を向かい合わせにした状態で連結されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記シート(15)下方の車体の一側にマフラー(28)が備えられ、前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)のうち、前記のマフラーが設けられている側に配置される前記パニアボックス(18)の前記内側側面(18b)には、前記マフラー(28)を逃げるための凹部(18d)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記第1のパニアボックス(17)及び第2のパニアボックス(18)は、それぞれ上部に上方へ開放された開口と、この開口を上方に開閉するリッド(17a、18a)を備えたことを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
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