JP2019001217A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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弥奈 福田
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弥奈 福田
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Abstract

【課題】ストーンドリリングの発生を抑制できる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】タイヤ回転軸を中心に回転する空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在する周方向主溝が形成されたトレッド部と、周方向主溝の溝底に設けられ溝底からタイヤ径方向外側に突出する突起体と、を備える。突起体は、溝底と接続される第1部分と、第1部分よりもタイヤ径方向外側に配置される第2部分と、を含む。タイヤ幅方向において、第1部分の寸法をW1、第2部分の寸法をW2としたとき、W1<W2、の条件を満足する。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤのトレッド部にはタイヤ周方向に延在する周方向主溝が形成される。周方向主溝に石が入り込んで石噛みが発生すると、石により溝底に亀裂が発生したり石がベルト層まで到達してベルト層が損傷してしまったりする可能性がある。石噛みに起因して溝底に亀裂が発生したりベルト層が損傷したりする現象は、ストーンドリリング(stone drilling)と呼ばれる。ストーンドリリングが発生すると、空気入りタイヤの耐久性が低下したり空気入りタイヤの更生が困難となったりする可能性がある。そのため、周方向主溝の溝底に突起体を設けてストーンドリリングの発生を抑制する技術が案出されている。
特開平4−274906号公報 特開2006−264480号公報
溝底に突起体が設けられることによりストーンドリリングの発生が抑制される。しかし、突起体の形状によってはストーンドリリングの発生抑制効果が十分に発揮されない可能性がある。
本発明の態様は、ストーンドリリングの発生を抑制できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の態様によれば、タイヤ回転軸を中心に回転する空気入りタイヤであって、タイヤ周方向に延在する周方向主溝が形成されたトレッド部と、前記周方向主溝の溝底に設けられ前記溝底からタイヤ径方向外側に突出する突起体と、を備え、前記突起体は、前記溝底と接続される第1部分と、前記第1部分よりもタイヤ径方向外側に配置される第2部分と、を含み、タイヤ幅方向において、前記第1部分の寸法をW1、前記第2部分の寸法をW2としたとき、
W1<W2 …(1)
の条件を満足する、空気入りタイヤが提供される。
本発明の態様によれば、周方向主溝の開口から溝底の端に向かって石が進入しても、タイヤ幅方向の寸法が大きい第2部分によって石が溝底に到達することが抑制される。これにより、ストーンドリリングの発生が抑制される。また、溝底と接続される第1部分の寸法が小さいので、突起体は十分に撓むことができる。突起体が撓むことにより、石が溝底に到達することが阻止される。また、第1部分の寸法が小さいので、突起体に使用されるゴム量が軽減される。使用されるゴム量が軽減されることにより、コストの増加が抑制されるとともに、トレッド部の放熱性能の悪化が抑制される。また、第1部分の寸法が小さいので、周方向主溝の排水性能の悪化が抑制される。
本発明の態様において、前記第2部分は、前記タイヤ回転軸を通る子午断面において平坦な端面を含んでもよい。
これにより、周方向主溝の開口から溝底の中心に向かって石が進入しても、端面によって石が溝底に到達することが効果的に抑制される。
本発明の態様において、前記第2部分は、谷部を介してタイヤ幅方向に隣り合う一対の先端部を含んでもよい。
これにより、第2部分の剛性が適正化され、先端部は適度に撓むことができる。先端部が撓むことにより、周方向主溝の開口から溝底の端に向かって石が進入しても、先端部によって石が溝底に到達することが効果的に抑制される。
本発明の態様において、タイヤ径方向において、前記溝底と前記谷部との距離をhb、前記溝底と前記周方向主溝の開口との距離をHとしたとき、
0.1≦hb/H≦0.5 …(2)
の条件を満足してもよい。
これにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。hb/Hが0.1よりも小さいことは、距離hbが小さく突起体の高さが不足していることを意味する。hb/Hが0.1よりも小さい場合、石によって突起体に亀裂が発生し、石が溝底に到達してしまう可能性が高くなる。一方、hb/Hが0.5よりも大きいことは、距離hbが大きく突起体の高さが過度であることを意味する。hb/Hが0.5よりも大きい場合、突起体に使用されるゴム量が増加する。使用されるゴム量が増加すると、コストの増加及びトレッド部の放熱性能の悪化がもたらされる。(2)式の条件が満足されることにより、ゴム量の増加を抑制しつつ、石が溝底に到達することを効果的に抑制することができる。
本発明の態様において、タイヤ幅方向において、前記溝底と前記第1部分との境界と前記周方向主溝の溝壁との距離をd、前記境界と前記先端部との距離をeとしたとき、
0.50≦e/d≦0.95 …(3)
の条件を満足してもよい。
これにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。e/dが0.50よりも小さいことは、距離eが小さ過ぎること又は距離dが大き過ぎることを意味する。e/dが0.50よりも小さい場合、突起体は溝底の端に向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。e/dが0.95よりも大きいことは、距離eが大き過ぎること又は距離dが小さ過ぎることを意味する。e/dが0.95よりも大きい場合、谷部における突起体の剛性が低くなり過ぎて、突起体は溝底の端に向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。(3)式の条件が満足されることにより、突起体は溝底の端に向かって進入する石を捕捉することができる。そのため、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。
本発明の態様において、タイヤ幅方向において、前記溝底との境界における前記第1部分の寸法をf、前記周方向主溝の開口の寸法をgとしたとき、
0.1≦f/g≦0.8 …(4)
の条件を満足してもよい。
これにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。f/gが0.1よりも小さいことは、寸法fが小さ過ぎること又は寸法gが大き過ぎることを意味する。f/gが0.1よりも小さい場合、第1部分における突起体の剛性が低くなり過ぎて、突起体は溝底の端に向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。f/gが0.8よりも大きいことは、寸法fが大き過ぎること又は寸法gが小さ過ぎることを意味する。f/gが0.8よりも大きい場合、第1部分における突起体の剛性が高くなり過ぎて、突起体は十分に撓むことが困難となり、溝底の端に向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。(4)式の条件が満足されることにより、突起体は溝底の端に向かって進入する石を捕捉することができる。そのため、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。
本発明の態様において、前記タイヤ回転軸を通る子午断面において、前記谷部と前記先端部とを結ぶ第1線と、前記タイヤ回転軸と平行な第2線とがなす角度をθとしたとき、
5[°]≦θ≦60[°] …(5)
の条件を満足してもよい。
これにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。角度θが5[°]よりも小さいことは、谷部が過度に拡がっていることを意味する。角度θが5[°]よりも小さい場合、谷部における突起体の剛性が低くなり過ぎて、突起体は溝底の端に向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。角度θが60[°]よりも大きいことは、谷部が過度に狭くなっていることを意味する。角度θが60[°]よりも大きい場合、谷部における突起体の剛性が高くなり過ぎて、突起体は十分に撓むことが困難となり、溝底の端に向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。(5)式の条件が満足されることにより、突起体は溝底の端に向かって進入する石を捕捉することができる。そのため、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。
本発明の態様において、前記第2部分は、タイヤ幅方向の中央部において、タイヤ径方向外側に突出する山部を含んでもよい。
これにより、突起体の剛性が確保される。そのため、石が当たっても、突起体の損傷が十分に抑制される。
本発明の態様において、前記第2部分は、角部を介して前記第1部分と接続され、前記第1部分からタイヤ幅方向外側に張り出すオーバーハング部を含んでもよい。
これにより、第1部分が僅かに撓むだけで、オーバーハング部と溝壁とが接触する。これにより、溝底への進入経路が塞がれるので、石が溝底に到達することが阻止される。
本発明の態様において、前記周方向主溝は、タイヤ幅方向に複数形成され、前記突起体が設けられる前記周方向主溝は、前記トレッド部のタイヤ幅方向の中心に位置する周方向主溝又は複数の前記周方向主溝のうち前記トレッド部のタイヤ幅方向の中心に最も近い周方向主溝でもよい。
これにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。石噛みはタイヤ幅方向の中心に位置する周方向主溝又はタイヤ幅方向の中心に最も近い周方向主溝において発生する可能性が高い。石噛みが発生する可能性が高い周方向主溝に突起体が設けられることにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。
本発明の態様によれば、ストーンドリリングの発生を抑制できる空気入りタイヤが提供される。
図1は、第1実施形態に係る空気入りタイヤの要部を示す子午断面図である。 図2は、第1実施形態に係る突起体の一例を示す子午断面図である。 図3は、第1実施形態に係る突起体の作用の一例を示す図である。 図4は、比較例に係る突起体の一例を示す図である 図5は、第2実施形態に係る突起体の一例を示す子午断面図である。 図6は、第2実施形態に係る突起体の一例を拡大した子午断面図である。 図7は、第3実施形態に係る突起体の一例を拡大した子午断面図である。 図8は、第4実施形態に係る突起体の一例を拡大した子午断面図である。 図9は、突起体を有する空気入りタイヤの評価試験結果の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下の実施形態で説明する構成要素は組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いないこともできる。
以下の説明において、タイヤ幅方向とは、空気入りタイヤのタイヤ回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面に向かう方向をいい、タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面から離れる方向をいう。また、タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とは、タイヤ径方向においてタイヤ回転軸に向かう方向をいい、タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向においてタイヤ回転軸から離れる方向をいう。また、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸を中心として回転する方向をいう。
タイヤ赤道面とは、タイヤ回転軸と直交しタイヤ幅方向の中心を通る平面をいい、タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面と空気入りタイヤのトレッド部の表面とが交差するセンターラインをいう。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係るタイヤ1の要部を示す子午断面図である。子午断面とは、タイヤ回転軸AXを通る断面をいう。タイヤ1は、空気入りタイヤであり、チューブレスタイヤである。タイヤ1は、車両に装着された状態でタイヤ回転軸AXを中心に回転する。
本実施形態において、タイヤ1は、トラック及びバスに装着される重荷重用タイヤである。トラック及びバス用タイヤ(重荷重用タイヤ)とは、日本自動車タイヤ協会(japan automobile tire manufacturers association:JATMA)から発行されている「日本自動車タイヤ協会規格(JATMA YEAR BOOK)」のC章に定められるタイヤをいう。なお、タイヤ1は、乗用車に装着されてもよいし、小型トラックに装着されてもよい。
図1に示すように、タイヤ1は、トレッドゴムを含むトレッド部2と、サイドゴムを含むサイド部3とを備える。トレッド部2は、タイヤ1が装着される車両の走行時において路面と接触するトレッド面2Sを有する。サイド部3は、タイヤ幅方向においてトレッド部2の両側に配置される。
また、タイヤ1は、サイド部3のタイヤ径方向内側に設けられるビード部4と、トレッド部2のタイヤ径方向内側に設けられるベルト層5と、トレッド部2及びサイド部3を支持するカーカス6と、タイヤ1の内部空間に面するインナーライナ7とを備える。
ビード部4は、車両のリムに装着される。本実施形態において、ビード部4は、15[°]テーパの規定リムに装着される。規定リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、及びETRTOに規定される「Measuring Rim」の少なくとも一つを含む。
ビード部4は、ビードコア4Cを有する。ビードコア4Cは、リング状に巻かれたスチールワイヤを含む。
ベルト層5は、積層された複数のベルトを有する。ベルトは、スチールワイヤ製又は有機繊維製のベルトコードと、ベルトコードを被覆するコートゴムとを有する。複数のベルトは、ベルトコードの角度が異なるように積層される。
カーカス6は、ベルト層5よりもタイヤ径方向内側に配置される。また、カーカス6は、サイド部3のタイヤ幅方向内側に配置される。カーカス6は、タイヤ幅方向両側に配置される一対のビードコア4Cに支持される。カーカス6は、一対のビードコア4Cの間においてトロイダル状に架け渡される。
トレッド部2に周方向主溝8が形成される。周方向主溝8は、タイヤ周方向に延在する。周方向主溝8は、タイヤ幅方向に複数形成される。本実施形態において、周方向主溝8は、タイヤ幅方向に5本形成される。周方向主溝8には、トレッド部2の摩耗状態を目視により判別するための突起物であるウェアインジケータが設けられる。
5本の周方向主溝8のうちタイヤ幅方向において中央に形成されている周方向主溝8は、トレッド部2のタイヤ幅方向の中心であるタイヤ赤道面CLに位置する。
タイヤ赤道面CLに位置する周方向主溝8の溝底81に突起体10が設けられる。突起体10は、周方向主溝8の溝底81からタイヤ径方向外側に突出する。
本実施形態において、突起体10は、タイヤ赤道面CLに位置する1本の周方向主溝8に設けられる。突起体10は、タイヤ赤道面CLに位置しない4本の周方向主溝8には設けられない。
図2は、本実施形態に係る突起体10の一例を示す子午断面図である。図2に示すように、突起体10は、周方向主溝8の溝底81に設けられ、溝底81からタイヤ径方向外側に突出する。周方向主溝8は、溝底81と、タイヤ幅方向において溝底81の両側に配置される溝壁82と、開口83とを有する。溝壁82のタイヤ径方向内側の端部と溝底81のタイヤ幅方向の端部とが接続される。溝壁82のタイヤ径方向外側の端部によって開口83が規定される。
突起体10は、トレッド部2と同一のゴム(トレッドゴム)によって形成される。トレッド部2と突起体10とは一体である。
突起体10は、溝底81と接続される第1部分11と、第1部分11よりもタイヤ径方向外側に配置される第2部分12とを含む。
タイヤ幅方向において、第1部分11の寸法をW1、第2部分12の寸法をW2としたとき、
W1<W2 …(1)
の条件を満足するように、突起体10が設けられる。
第1部分11は、溝底81と接続される突起体10の付根13を含む。第2部分12は、子午断面において平坦な端面14を含む。すなわち、端面14は、子午断面において直線状である。子午断面において、端面14と回転軸AXとは平行である。タイヤ幅方向において、付根13の寸法が最も小さく、端面14の寸法が最も大きい。
突起体10は、端面14のタイヤ幅方向の端部と付根13とを繋ぐ側面15を有する。側面15は、子午断面において湾曲する。本実施形態において、側面15は、タイヤ赤道面CLに近付くように凹む。なお、側面15は、タイヤ赤道面CLから離れるように突出してもよいし、子午断面において直線状でもよい。
突起体10と溝壁82とは離れている。また、端面14は、開口83よりもタイヤ径方向内側に配置される。
タイヤ径方向において、溝底81と開口83との距離Hは、10[mm]以上25[mm]以下である。距離Hは、周方向主溝8の溝深さである。タイヤ径方向において、溝底81と端面14との距離haは、少なくとも2[mm]である。なお、端面14は、開口83よりもタイヤ径方向内側に配置されていればよい。すなわち、距離haは、距離Hよりも小さければよい。
タイヤ幅方向において、開口83の寸法gは、8[mm]以上15[mm]以下である。寸法gは、周方向主溝8の溝幅である。タイヤ幅方向において、溝底81の寸法kは、4[mm]以上15[mm]以下である。
本実施形態において、突起体10は、タイヤ周方向に連なっている。換言すれば、回転軸AXと直交する断面において、突起体10は、円環状である。なお、突起体10は、タイヤ周方向に複数設けられてもよい。換言すれば、突起体10は、タイヤ周方向に断続的に設けられてもよい。
図3は、本実施形態に係る突起体10の作用の一例を示す図である。タイヤ幅方向の寸法W2が大きい第2部分12は、溝底81を覆うように配置されている。そのため、図3に示すように、周方向主溝8の開口83から溝底81に向かって石が進入した場合、突起体10によって石が溝底10に到達することが阻止される。例えば、開口83から溝底81のタイヤ幅方向の端81Eに向かって石が進入しても、第2部分12によって石が溝底81に到達することが抑制される。
また、本実施形態においては、溝底81と接続される第1部分11の寸法W1が小さいので、図3に示すように、石と接触した突起体10の第1部分11は十分に撓むことができる。突起体10が撓み、第2部分12が溝壁82と接触することにより、溝底81への進入経路が塞がれるので、石が溝底81に到達することが阻止される。
以上説明したように、本実施形態によれば、突起体10は、溝底81と接続される第1部分11と、第1部分11よりもタイヤ径方向外側に配置される第2部分12とを含む。第1部分11のタイヤ幅方向の寸法W1及び第2部分12のタイヤ幅方向の寸法W2において、(1)式の条件が成立するように突起体10が形成される。これにより、周方向主溝8の開口83から溝底81の端81Eに向かって石が進入しても、タイヤ幅方向の寸法W2が大きい第2部分12によって石が溝底81に到達することが抑制される。これにより、ストーンドリリングの発生が抑制される。また、溝底81と接続される第1部分11の寸法W1が小さいので、突起体10は十分に撓むことができる。突起体10が撓むことにより、溝底81への進入経路が塞がれるので、石が溝底81に到達することが阻止される。
図4は、比較例に係る突起体10Jの一例を示す図である。図4(A)に示すように、タイヤ幅方向において、突起体10Jの第1部分11Jの寸法W1と、突起体10Jの第2部分12Jの寸法W2とは、等しい。すなわち、突起体10Jのタイヤ幅方向の寸法は、タイヤ径方向において均一である。
図4(A)に示すように、突起体10Jは、端81Eを含む溝底81の一部を覆うことができない。そのため、周方向主溝8の開口83から溝底81の端81Eに向かって石が進入すると、図4(B)に示すように、石は突起体10Jと溝壁82との間に入り込み、溝底81に到達する可能性が高くなる。
タイヤ幅方向の突起体10Jの寸法を大きくすることにより、突起体10Jと溝壁82との間隙の寸法が小さくなるため、石が突起体10Jと溝壁82との間に入り込むことが抑制される。しかし、タイヤ幅方向の突起体10Jの寸法を単に大きくした場合、突起体10Jに使用されるゴム量が増加する。使用されるゴム量が増加すると、コストの増加がもたらされるとともに、トレッド部2の放熱性能の悪化がもたらされる。また、タイヤ幅方向の突起体10Jの寸法を大きくした場合、周方向主溝8の排水性能の悪化がもたらされる。
本実施形態によれば、付根13を含む第1部分11の寸法W1が小さいので、突起体10に使用されるゴム量が軽減される。使用されるゴム量が軽減されることにより、コストの増加が抑制されるとともに、トレッド部2の放熱性能の悪化が抑制される。また、第1部分11の寸法W1が小さいので、周方向主溝8の排水性能の悪化が抑制される。
また、本実施形態においては、第2部分12は、タイヤ回転軸AXを通る子午断面において平坦な端面14を含む。これにより、周方向主溝8の開口83から溝底81のタイヤ幅方向の中心に向かって石が進入しても、端面14によって石が溝底81に到達することが効果的に抑制される。
また、本実施形態においては、周方向主溝8は、タイヤ幅方向に複数形成される。突起体10が設けられる周方向主溝8は、トレッド部2のタイヤ幅方向の中心を示すタイヤ赤道面CLに位置する周方向主溝8である。
これにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。石噛みはタイヤ赤道面CLに位置する周方向主溝8に最も近い周方向主溝8において発生する可能性が高い。石噛みが発生する可能性が高い周方向主溝8に突起体10が設けられることにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図5は、本実施形態に係る突起体10の一例を示す子午断面図である。図6は、本実施形態に係る突起体10の一例を拡大した子午断面図である。図5及び図6に示すように、突起体10は、溝底81と接続される第1部分11と、第1部分11よりもタイヤ径方向外側に配置される第2部分12とを含む。タイヤ幅方向において、第1部分11の寸法をW1、第2部分12の寸法をW2としたとき、本実施形態においても、上述の(1)式の条件が満足される。
本実施形態において、第2部分12は、谷部20を介してタイヤ幅方向に隣り合う一対の先端部21を含む。子午断面において、一対の先端部21の外形及び寸法は、実質的に同一である。換言すれば、子午断面において、谷部20を通りタイヤ回転軸AXと直交する基準線に対して、一方の先端部21と他方の先端部21とは線対称の関係にある。
タイヤ径方向において、溝底81と谷部20との距離をhb、溝底81と周方向主溝8の開口83との距離をHとしたとき、
0.1≦hb/H≦0.5 …(2)
の条件が満足されるように、突起体10が形成される。
タイヤ幅方向において、溝底81と第1部分11との境界である付根13と周方向主溝8の溝壁82との距離をd、境界である付根13と先端部21との距離をeとしたとき、
0.50≦e/d≦0.95 …(3)
の条件が満足されるように、突起体10が形成される。
タイヤ幅方向において、溝底81と第1部分11との境界である付根13における第1部分11の寸法をf、周方向主溝8の開口83の寸法をgとしたとき、
0.1≦f/g≦0.8 …(4)
の条件が満足されるように、突起体10が形成される。
子午断面において、谷部20と先端部21とを結ぶ第1線L1と、谷部20を通りタイヤ回転軸AXと平行な第2線L2とがなす角度をθとしたとき、
5[°]≦θ≦60[°] …(5)
の条件が満足されるように、突起体10が形成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、第2部分12は、谷部20を介してタイヤ幅方向に隣り合う一対の先端部21を含む。
これにより、第2部分12の剛性が適正化され、先端部21は適度に撓むことができる。先端部21が撓んで、先端部21と溝壁82との距離が短くなることにより、周方向主溝8の開口83から溝底81の端81Eに向かって石が進入しても、溝底81への進入経路が塞がれるので、先端部21によって石が溝底81に到達することが効果的に抑制される。
また、本実施形態においては、タイヤ径方向において、溝底81と谷部20との距離をhb、溝底81と周方向主溝8の開口83との距離をHとしたとき、(2)式の条件が満足されるように、突起体10が形成される。
これにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。hb/Hが0.1よりも小さいことは、距離hbが小さく突起体10の高さ(タイヤ径方向の寸法)が不足していることを意味する。hb/Hが0.1よりも小さい場合、石によって突起体10に亀裂が発生し、石が溝底81に到達してしまう可能性が高くなる。一方、hb/Hが0.5よりも大きいことは、距離hbが大きく突起体10の高さが過度であることを意味する。hb/Hが0.5よりも大きい場合、突起体10に使用されるゴム量が増加する。使用されるゴム量が増加すると、コストの増加及びトレッド部2の放熱性能の悪化がもたらされる。(2)式の条件が満足されることにより、ゴム量の増加を抑制しつつ、石が溝底81に到達することを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態においては、タイヤ幅方向において、溝底81と第1部分11との境界である付根13と周方向主溝8の溝壁82との距離をd、付根13と先端部21との距離をeとしたとき、(3)式の条件が満足されるように、突起体10が形成される。
これにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。e/dが0.50よりも小さいことは、距離eが小さ過ぎること又は距離dが大き過ぎることを意味する。e/dが0.50よりも小さい場合、突起体10は溝底81の端81Eに向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。e/dが0.95よりも大きいことは、距離eが大き過ぎること又は距離dが小さ過ぎることを意味する。e/dが0.95よりも大きい場合、谷部20における突起体10の剛性が低くなり過ぎて、突起体10は溝底81の端81Eに向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。(3)式の条件が満足されることにより、突起体10は溝底81の端81Eに向かって進入する石を捕捉することができる。そのため、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。
また、本実施形態においては、タイヤ幅方向において、溝底81との境界である付根13における第1部分11の寸法をf、周方向主溝8の開口83の寸法をgとしたとき、(4)式の条件が満足されるように、突起体10が形成される。
これにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。f/gが0.1よりも小さいことは、寸法fが小さ過ぎること又は寸法gが大き過ぎることを意味する。f/gが0.1よりも小さい場合、第1部分11における突起体10の剛性が低くなり過ぎて、突起体10は溝底81の端81Eに向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。f/gが0.8よりも大きいことは、寸法fが大き過ぎること又は寸法gが小さ過ぎることを意味する。f/gが0.8よりも大きい場合、第1部分11における突起体10の剛性が高くなり過ぎて、突起体10は十分に撓むことが困難となり、溝底81の端81Eに向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。(4)式の条件が満足されることにより、突起体10は溝底81の端81Eに向かって進入する石を捕捉することができる。そのため、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。
また、本実施形態によれば、タイヤ回転軸AXを通る子午断面において、谷部20と先端部21とを結ぶ第1線L1と、タイヤ回転軸AXと平行な第2線L2とがなす角度をθとしたとき、(5)式の条件が満足されるように、突起体10が形成される。
これにより、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。角度θが5[°]よりも小さいことは、谷部20が過度に拡がっていることを意味する。角度θが5[°]よりも小さい場合、谷部20における突起体10の剛性が低くなり過ぎて、突起体10は溝底81の端81Eに向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。角度θが60[°]よりも大きいことは、谷部20が過度に狭くなっていることを意味する。角度θが60[°]よりも大きい場合、谷部20における突起体10の剛性が高くなり過ぎて、突起体10は十分に撓むことが困難となり、溝底81の端81Eに向かって進入する石を捕捉することが困難となる可能性が高くなる。(5)式の条件が満足されることにより、突起体10は溝底81の端81Eに向かって進入する石を捕捉することができる。そのため、ストーンドリリングの発生が効果的に抑制される。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図7は、本実施形態に係る突起体10の一例を拡大した子午断面図である。図7に示すように、本実施形態において、第2部分12は、タイヤ幅方向の中央部において、タイヤ径方向外側に突出する山部22を含む。山部22は、一対の側面15の間に配置される。
本実施形態によれば、タイヤ幅方向において、突起体10の中央部の高さ(タイヤ径方向の寸法)が高くなるので、突起体10の剛性が確保される。そのため、石が当たっても、突起体10の損傷が十分に抑制される。
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図8は、本実施形態に係る突起体10の一例を拡大した子午断面図である。図8に示すように、本実施形態において、突起体10は、側面15に角部16を有する。角部16よりもタイヤ径方向内側に第1部分11が配置される。角部16よりもタイヤ径方向外側に第2部分12が配置される。第2部分12は、角部16を介して第1部分11と接続される。第2部分12は、第1部分11からタイヤ幅方向外側に張り出すオーバーハング部17を含む。
本実施形態によれば、オーバーハング部17が設けられるため、第1部分11が僅かに撓むだけで、オーバーハング部17と溝壁82とが接触する。これにより、溝底81への進入経路が塞がれるので、石が溝底81に到達することが阻止される。
なお、上述の各実施形態においては、突起体10が設けられる周方向主溝8は、トレッド部2のタイヤ赤道面CLに位置する周方向主溝8であることとした。タイヤ幅方向に形成される複数の周方向主溝8のいずれもがタイヤ赤道面CLに位置しない場合、複数の周方向主溝8のうちタイヤ赤道面CLに最も近い周方向主溝8に突起体10が設けられることが好ましい。
[評価試験]
図9は、突起体10を有するタイヤ1の評価試験結果の一例を示す図である。以下、比較例に係るタイヤと本発明に係るタイヤ1とについて行なった耐ストーンドリリング性の評価試験について説明する。評価試験においては、タイヤが装着されたトラックを砕石場において時速20[km/h]で一定コースを10周だけ走行させ、走行後において周方向主溝の溝底に到達している石の個数をカウントした。評価試験においては、295/75R22.5サイズのタイヤをJATMAで規定される15[°]テーパの規定リムのリムホイールにリム組みし、空気圧をJATMAで規定される規定空気圧とし、荷重をJATMAで規定される規定荷重とした。
周方向主溝の溝底に到達している石の個数が少ないほど耐ストーンドリリング性が優れている。評価試験においては、比較例1を基準(100)とした指数評価が行われ、その数値が大きいほど耐ストーンドリリング性が優れている。
図9に示すように、評価試験は、比較例1−2に係るタイヤと、本発明に係るタイヤ1である実施例1−14のタイヤ1とについて実施した。これらのタイヤの全ての周方向主溝に突起体が設けられる。図9に示すように、比較例1−2に係るタイヤは、寸法W1と寸法W2との関係が本発明の技術的範囲に属さない。
実施例1−14は、寸法W1と寸法W2との関係が本発明の技術的範囲に属する。実施例1に係る突起体10は、上述の第1実施形態で説明したような平坦な端面14を有する。実施例2−14に係る突起体10は、上述の第2実施形態で説明したような平坦な谷部20を有する。
実施例1−2に係る突起体10は、上述の(2)式の条件を満たさない。実施例3−14に係る突起体10は、上述の(2)式の条件を満たす。
実施例1−5に係る突起体10は、上述の(3)式の条件を満たさない。実施例6−14に係る突起体10は、上述の(3)式の条件を満たす。
実施例1−8に係る突起体10は、上述の(4)式の条件を満たさない。実施例9−14に係る突起体10は、上述の(4)式の条件を満たす。
実施例1−11に係る突起体10は、上述の(5)式の条件を満たさない。実施例12−14に係る突起体10は、上述の(5)式の条件を満たす。
図9に示すように、実施例1−14に係るタイヤ1は、比較例1−2に係るタイヤよりも耐ストーンドリリング性が優れていることが分かる。また、(2)式、(3)式、(4)式、及び(5)式の条件を満足することにより、耐ストーンドリリング性が良化することが分かる。
1…タイヤ(空気入りタイヤ)、2…トレッド部、2S…トレッド面、3…サイド部、4…ビード部、4C…ビードコア、5…ベルト層、6…カーカス、7…インナーライナ、8…周方向主溝、10…突起体、11…第1部分、12…第2部分、13…付根、14…端面、15…側面、16…角部、17…オーバーハング部、20…谷部、21…先端部、22…山部、81…溝底、81E…端、82…溝壁、83…開口、AX…回転軸、d…距離、e…距離、g…寸法、H…距離、ha…距離、hb…距離、k…寸法、W1…寸法、W2…寸法。

Claims (10)

  1. タイヤ回転軸を中心に回転する空気入りタイヤであって、
    タイヤ周方向に延在する周方向主溝が形成されたトレッド部と、
    前記周方向主溝の溝底に設けられ前記溝底からタイヤ径方向外側に突出する突起体と、を備え、
    前記突起体は、前記溝底と接続される第1部分と、前記第1部分よりもタイヤ径方向外側に配置される第2部分と、を含み、
    タイヤ幅方向において、前記第1部分の寸法をW1、前記第2部分の寸法をW2としたとき、
    W1<W2、
    の条件を満足する、
    空気入りタイヤ。
  2. 前記第2部分は、前記タイヤ回転軸を通る子午断面において平坦な端面を含む、
    請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第2部分は、谷部を介してタイヤ幅方向に隣り合う一対の先端部を含む、
    請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  4. タイヤ径方向において、前記溝底と前記谷部との距離をhb、前記溝底と前記周方向主溝の開口との距離をHとしたとき、
    0.1≦hb/H≦0.5、
    の条件を満足する、
    請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. タイヤ幅方向において、前記溝底と前記第1部分との境界と前記周方向主溝の溝壁との距離をd、前記境界と前記先端部との距離をeとしたとき、
    0.50≦e/d≦0.95、
    の条件を満足する、
    請求項3又は請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. タイヤ幅方向において、前記溝底との境界における前記第1部分の寸法をf、前記周方向主溝の開口の寸法をgとしたとき、
    0.1≦f/g≦0.8、
    の条件を満足する、
    請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記タイヤ回転軸を通る子午断面において、前記谷部と前記先端部とを結ぶ第1線と、前記タイヤ回転軸と平行な第2線とがなす角度をθとしたとき、
    5[°]≦θ≦60[°]、
    の条件を満足する、
    請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記第2部分は、タイヤ幅方向の中央部において、タイヤ径方向外側に突出する山部を含む、
    請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記第2部分は、角部を介して前記第1部分と接続され、前記第1部分からタイヤ幅方向外側に張り出すオーバーハング部を含む、
    請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記周方向主溝は、タイヤ幅方向に複数形成され、
    前記突起体が設けられる前記周方向主溝は、前記トレッド部のタイヤ幅方向の中心に位置する周方向主溝又は複数の前記周方向主溝のうち前記トレッド部のタイヤ幅方向の中心に最も近い周方向主溝である、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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