JP2018538480A - 燃焼力駆動打ち込み装置、及び、そのような打ち込み装置の作動方法 - Google Patents

燃焼力駆動打ち込み装置、及び、そのような打ち込み装置の作動方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、燃料のための少なくとも1つの主燃焼室(6)と、主燃焼室(6)からの膨張可能なガスによって打ち込み方向(15)に駆動され得る駆動ピストン(10)と、点火装置(26)が取り付けられていると共に、主燃焼室(6)内での燃料と空気の混合気の点火に先立って、主燃焼室(6)に影響を及ぼす圧力を内部で生成し得る前室(25)と、を備える、固定要素を基盤内へ打ち込むための燃焼力駆動打ち込み装置(1)に関する。固定要素を打ち込む際の効率及び/又は機能性を改善するために、駆動ピストン(10)に検出装置(180)が取り付けられており、当該検出装置(180)は、打ち込み前における駆動ピストン(10)の開始位置を把握するために、電子制御装置(184)と制御的に接続されている。
【選択図】図12

Description

本発明は、燃料のための少なくとも1つの主燃焼室と、主燃焼室からの膨張可能なガスによって打ち込み方向に駆動され得る駆動ピストンと、点火装置が取り付けられていると共に、主燃焼室内での燃料と空気の混合気の点火に先立って、主燃焼室に影響を及ぼす圧力を内部で生成し得る前室と、を備える、固定要素を基盤内へ打ち込むための燃焼力駆動打ち込み装置に関する。
特許文献1から、持ち運び可能な燃焼力駆動作業装置、特に固定要素のための打ち込み装置が知られており、当該装置は、空気と燃料の混合気の燃焼のための円筒形の燃焼室を備え、それにより燃焼室シリンダーを貫いて案内されるピストンによってタペットを駆動可能であり、ピストンの燃焼室とは反対側の下面と接続された状態にある前室が設けられており、当該前室内では、燃焼室内での空気と燃料の混合気の本質的に等エントロピー的な圧縮のために、空気と燃料の混合気の点火によって誘導される燃焼プロセスが引き起こされ得る。
独国特許出願公開第42433617号明細書
本発明の課題は、燃料のための少なくとも1つの主燃焼室と、主燃焼室からの膨張可能なガスによって打ち込み方向に駆動され得る駆動ピストンと、点火装置が取り付けられていると共に、主燃焼室内での燃料と空気の混合気の点火に先立って、主燃焼室に影響を及ぼす圧力を内部で生成し得る前室と、を備える燃焼力駆動打ち込み装置を用いて固定要素を打ち込む際の効率及び/又は機能性を改善することである。
当該課題は、燃料のための少なくとも1つの主燃焼室と、主燃焼室からの膨張可能なガスによって打ち込み方向に駆動され得る駆動ピストンと、点火装置が取り付けられていると共に、主燃焼室内での燃料と空気の混合気の点火に先立って、主燃焼室に影響を及ぼす圧力を内部で生成し得る前室と、を備える、固定要素を基盤内へ打ち込むための燃焼力駆動打ち込み機において、打ち込み前における駆動ピストンの開始位置を把握するため電子制御装置と制御的に接続された検出装置が駆動ピストンに取り付けられていることによって解決される。検出装置を用いて、駆動ピストンが規定の開始位置に正確に位置していない場合に、当該駆動ピストンの不正状態が容易に把握され得る。検出装置と電子制御装置の間の制御的な接続によって、センサー信号及び/又は制御信号の伝達が可能となる。制御的な接続は、場合によっては無線によって具現され得る。電子制御装置を用いて、駆動ピストンの現在の位置、または、ピストン状態、場合によってはピストン不正状態に応じて、燃焼力駆動打ち込み機の作動中に噴射量が適合され得る。
燃焼力駆動打ち込み機の有利な実施例は、駆動ピストンに取り付けられた検出装置がピストン端位置センサーを含むことを特徴とする。ピストン端位置センサーは、打ち込み機の打ち込み端部の領域、すなわち、いわゆる工具先端に、配置され得る。しかしながら、ピストン端位置センサーは、駆動ピストンのための磁力による保持を具現するために用いられる磁気装置の領域にも配置され得る。検出装置は、打ち込み機の打ち込み端部または工具先端のピストン行程センサーをも含み得る。
燃焼力駆動打ち込み機の別の有利な実施例は、ピストン端位置センサーが、近接スイッチ、接触スイッチ及び/又は誘導スイッチを含むことを特徴とする。実施に応じて、電子制御装置と協働して打ち込み機の作動中における噴射量を適合させるために、打ち込み機に既に設けられたピストン端位置センサーも用いられ得る。
燃焼力駆動打ち込み機の別の有利な実施例は、駆動ピストンに取り付けられた検出装置がピストン位置センサーを含むことを特徴とする。ピストン位置センサーは、それを用いることにより、駆動ピストンがその端位置のうち一方の近傍にあるか、あるいは、そこから遠く離れているかに関わりなく、駆動ピストンの現在の位置が把握され得るという利点を提供する。その際、ピストン位置センサーは、必ずしもピストン移動行程の全てを検出し得る必要はない。事情によっては、ピストンの臨界的な位置を検出すれば十分である。
燃焼力駆動打ち込み機の別の有利な実施例は、ピストン位置センサーがホールセンサーを含み、当該ホールセンサーには駆動ピストンの溝が割り当てられていることを特徴とする。溝は、好ましくは、駆動ピストンのピストンヘッドまたはピストンディスクから突き出る駆動ピストンのピストンロッドに設けられている。ホールセンサーは、好ましくは、打ち込み端部または打ち込み機の工具先端の領域に配置されている。
燃焼力駆動打ち込み機の別の有利な実施例は、打ち込み機が制御装置を含み、当該制御装置によって、主燃焼室と周囲圧力との圧力差に起因する打ち込みエネルギーが決定されることを特徴とする。前室は、制御装置によって閉鎖され得る少なくとも1つの貫通開口を含む。開かれた貫通開口を経て、前室は周囲と接続され得る。それに加えて、制御装置は、制御圧力を介して主燃焼室と接続されている。制御圧力を介した接続によって、制御装置は、打ち込み機の作動中、主燃焼室圧力によって駆動される。主燃焼室内の圧力が所定の圧力レベルに達すると、前室の少なくとも1つの貫通開口が自動的に開かれる。
燃焼力駆動打ち込み機の別の有利な実施例は、電子制御装置が、打ち込み機の環境条件を把握するためのセンサー装置と制御的に接続されていることを特徴とする。センサー装置は、例えば、温度センサー、圧力センサー、加速度センサー、速度センサー、及び/又は、ボルト打ち込み機の現在の高さを把握するためのセンサーを含む。
既に説明した燃焼力駆動打ち込み機の作動方法において、上述した課題は、代替的にまたは追加的に、前室及び/又は主燃焼室の内部への燃料ガスの噴射量が、駆動ピストンの開始位置に依存して制御されることによって解決される。検出装置によって把握された駆動ピストンのピストン不正状態が十分に小さい場合、すなわち、ピストン不正状態が、打ち込み機を通常の方法で操作するための所定の限界値を超えていない場合、前室及び主燃焼室の内部へ全く通常どおりに噴射が行われる。検出装置によって把握された駆動ピストンのピストン不正状態が、打ち込み機を通常の方法で操作するためには十分に小さいものの、所定の臨界的限界値を超えている場合、両室のうち少なくとも一方、すなわち前室及び/又は主燃焼室の内部への噴射量が調整される。
方法の別の有利な実施例は、ピストン不正状態が予め与えられた限界値を超えている場合、主燃焼室の内部へのみ燃料ガスが噴射され点火されることを特徴とする。検出装置によって、駆動ピストンのピストン不正状態が過大であることが把握された場合、計量された量のガスが主燃焼室の内部へのみ噴射される。次いで、前室の内部へは噴射されない。実施された噴射の後、主燃焼室内に存在する燃料と空気の混合気は、より少ないエネルギーでの打ち込みを実行するために点火される。より少ないエネルギーでの打ち込みは、有利には、例えば熱的なピストン復帰によって、駆動ピストンを再び規定の開始位置へ戻すために用いられる。熱的なピストン復帰においては、打ち込みの後の燃料ガスの冷却によって、ピストンを引き戻す負圧が生じる。その後、通常の打ち込みプロセスが実行され得る。
方法の代替的な実施例は、ピストン不正状態が予め与えられた限界値を超えている場合、前室の内部へのみ燃料ガスが噴射され点火されることを特徴とする。検出装置によって、駆動ピストンのピストン不正状態が過大であることが把握された場合、計量された量のガスが前室の内部へのみ噴射される。次いで、主燃焼室の内部へは噴射されない。実施された噴射の後、前室内に存在する燃料と空気の混合気は、駆動ピストンを再び規定の開始位置へ戻すために点火される。その後、通常の打ち込みプロセスが実行され得る。
方法の代替的な実施例は、前室及び主燃焼室の内部へ燃料ガスが噴射され、センサー信号に基づいて算出される時間差をもって点火されることを特徴とする。その後、通常の打ち込みプロセスが実行され得る。
本発明は、また、特に打ち込み機の制御装置内にプログラムが実装されている場合における、既に説明した方法を実行するためのプログラムコードを備えたコンピュータープログラム製品に関する。
本発明のさらなる利点、特徴及び詳細は、図面に関連して様々な実施例が個々に記述されている以下の記載から明らかになる。
主燃焼室のパージの際の押し付けられていない開始状態にある燃焼力駆動ボルト打ち込み装置の平面図である。 図1のボルト打ち込み装置の縦断面図である。 主燃焼室が閉鎖され押し付けられた状態にある、図1及び2のボルト打ち込み装置の平面図である。 図3のボルト打ち込み装置の縦断面図である。 図3及び4のボルト打ち込み装置の透視図である。 主燃焼室内での点火の際の、排気通路が開いた状態の図1〜5のボルト打ち込み装置の縦断面図である。 駆動ピストンが熱的に元に戻る際の、排気通路が閉じた状態の図1〜6のボルト打ち込み装置の縦断面図である。 図1〜6のボルト打ち込み装置の制御装置の透視図である。 図8の制御装置の平面図である。 図8及び9の制御装置に一体化された逆止弁装置の透視図である。 図10に単独で示された逆止弁装置がない状態の、図8及び9の制御装置の透視図である。 駆動ピストンに取り付けられた計量適合のための検出装置を備える、図2と同一の図である。
図1〜7には、打ち込み機1が、様々な作動状態及びビューにおいて、大幅に簡略化されて縦断面で示されている。図1〜7に示された打ち込み機1は、燃料ガス、または、気化可能な液体燃料を用いて駆動され得る。打ち込み機1は、主燃焼室6を包囲する主シリンダー5を備えたハウジング3を含んでいる。主燃焼室6は、流入装置8を経て、ガス及び/又は空気を供給され得る。それに加えて、主燃焼室6には、点火装置9が取り付けられている。
打ち込み機1のハウジング3内では、駆動ピストン10が、図1〜7において往復移動可能に案内される。駆動ピストン10は、ピストンヘッド12から突き出るピストンロッド11を含んでいる。ピストンロッド11のピストンヘッドまたはピストンディスク12とは反対側の打ち込み端部14が、ボルトとも称される固定要素の案内に用いられるボルトガイドの内部に配置されている。図7には、駆動ピストン10のピストンロッド11の打ち込み端部14が、切り取られた状態で示されている。
その内部に駆動ピストン10のピストンロッド11が配置されたボルトガイドは、打ち込み装置とも称される。打ち込み装置によって、鋲、ボルト等々といった固定要素が、(図示されていない)基盤の内部へと打ち込まれ得る。固定要素の打ち込みに先立って、打ち込み機1は、そのボルトガイドを用いて基盤に押し付けられ作動せしめられる。打ち込みプロセスを作動させるために、例えば、トリガー回路とも称される(図示されていない)回路が用いられる。回路は、例えば、鋲打機1の(同様に図示されていない)ハンドグリップに設けられている。
図1〜7においては、矢印15によって打ち込み方向が示されている。固定要素を打ち込む際、当該固定要素を基盤の内部へと打ち込むために、駆動ピストン10がピストンロッド11と共に強く加速される。打ち込みプロセスにおいて、駆動ピストン10は、図1に示された上方または後方の死点に相当する開始状態から、下方または前方の死点に相当する終了状態へと移動される。
駆動ピストン10の図1〜7において右方への移動は、ハウジングに固定されたピストンストッパー16によって制限される。ピストンストッパー16によって、駆動ピストン10の上方の死点が定義される。ピストンストッパー16は、磁気装置17と組み合わせられ得る。磁気装置17は、例えば、駆動ピストン10を、予め定められた保持力で、図1に示された開始状態において保持するために用いられる。
駆動ピストン10の左方への移動は、ストッパー及び/又は緩衝要素28,29によって制限される。ストッパー及び/又は緩衝要素28は、緩衝器110である。
ピストンヘッド12は、主燃焼室6と対向する第1ピストン面21を含んでいる。主燃焼室6とは反対側の第2ピストン面22は、前室シリンダー24内の前室25を包囲している。
前室25は予燃焼室であり、そこには点火装置26及び流入装置27が取り付けられている。それに加えて、ストッパー及び/又は緩衝要素28,29が前室25内に配置されている。流入装置27を通じて前室または予燃焼室25に燃料ガスと空気の混合気が供給され、当該混合気は前室25内の点火装置26を用いて点火される。
前室シリンダー24は、例えば排ガスが前室25から流出することを可能にする貫通開口31,32を含んでいる。貫通開口31,32は、制御装置30により、必要に応じて閉鎖可能である。制御装置30は、貫通開口37,38を備える制御スリーブ34を含んでいる。
制御スリーブ34の貫通開口37,38が貫通開口31,32を覆う位置に移動されると、貫通開口31,32は、図6に見られるように、開かれる。図1〜5及び7において、貫通開口31,32は、制御スリーブ34によって閉じられている。制御スリーブ34は、本質的に真っ直ぐな円筒カバーの形状を有しており、図11に詳細に示されている。
前室25と主燃焼室6の間には、流出開口41,42が設けられている。流出開口41,42には、それぞれバルブ装置43,44が取り付けられている。バルブ装置43,44は例えばバルブフラップであり、点火された空気と燃料の混合気が前室25から主燃焼室6へ流出することを可能にする。
制御装置30は、制御圧力によって主燃焼室6と結合された制御圧力面45を含んでいる。制御圧力面45は環状面46として具現されており、当該環状面46は、径方向において前室シリンダー24の外側で主燃焼室6と対向している。制御圧力面45は、結合要素48を介して機械的に制御スリーブ34と結合されている。
結合要素48はスライダー50として具現されており、当該スライダー50は、図1〜7において水平方向に往復移動可能に前室シリンダー24に接して案内される。スライダー50の図1〜7において右側の端部51には、環状面46として具現された制御圧力面45が設けられている。スライダー50の図1〜7において左側の端部52には、制御スリーブ34が固定されている。
制御装置30は、さらに、例えば圧縮コイルばねとして具現されたばね装置54,55を含んでいる。ばね装置54,55の図1〜7において左側の端部には、それぞれ、ハウジングに固定されたストッパー56,57が取り付けられている。ハウジングに固定されたストッパー56,57は、前室シリンダー24に接して設けられている。
ばね装置54,55は、ハウジングに固定されたストッパー56,57と、制御圧力面45を備えるスライダー50の右側の端部51との間に挟み込まれている。それによって、スライダー50は、ばね装置54,55を介して、ハウジングに固定されたストッパー56,57に支持されている。
図1及び2には、ボルト打ち込み機1が、押し付けられていない状態で示されている。押し付けられていない状態とは、駆動ピストン10の打ち込み端部14が、基盤内へ打ち込まれるべきボルトまたは固定要素が、圧縮力によって打ち付けられていないことを意味する。押し付けの際、ボルト打ち込み機1は、ボルト打ち込み機1の先端によって基盤に対し押し付けられる。
主燃焼室6は、燃焼空間スリーブ84によって包囲されており、当該燃焼空間スリーブ84は、主燃焼室6のパージを可能とするために、軸方向において制限された態様で移動可能である。主燃焼室6内には、換気装置80が配置されている。
図2において、燃焼空間スリーブ84の位置は、換気装置80が、打ち込み機背面すなわち図2において右側から主燃焼室6を経て周囲へ至る、矢印で示された空気流81,82を生ぜしめる位置である。空気流81,82によって、打ち込みプロセスの後、排ガスが主燃焼室6から外部へ移送される。それに加えて、空気流81,82は、主燃焼室6の冷却をもたらす。
図3〜6には、ボルト打ち込み機1が、押し付けられた状態で示されている。押し付けられた状態において、工具先端とも称される打ち込み端部14は、固定要素に対して押し付けられる。押し付け運動によって、燃焼空間スリーブ84は後方へ、すなわち図4において右方へ、図4において矢印83で示されているように移動される。燃焼空間スリーブ84の後方への移動83によって、主燃焼室6は周囲から隔離される。
続いて、燃料ガスが、流入装置27を経て前室25内へ、そして、流入装置8を経て主燃焼室6内へ、注入される。前室25及び主燃焼室6内への燃料ガスの注入の際、主燃焼室6内の換気装置80が回転する。
混合気の点火は、前室25に取り付けられた点火装置26によって、緩衝器110の近傍で開始される。前室25内での混合気の点火の後、緩衝器110側から主燃焼室6の方向へ、すなわち図4において右方へ移動する層状の火炎前面が伝播する。その際、伝播する層状の火炎前面は、高圧の未燃の空気/燃料混合気を主燃焼室6内へと押しやる。
前室25から主燃焼室6内への流出が、開かれたバルブ装置43,44の下で、流出開口41,42を経て行われる。バルブ装置43,44は例えば逆止弁として具現されており、それらは、層状の火炎前面が伝播する際に、移行点火開口(Uberzundoffnungen)とも称される流出開口41,42を開放する。
火炎前面がバルブ装置43,44の逆止弁に達すると、火炎は逆止弁を経て主燃焼室6内へ移行点火(uberzunden)することができ、それによって主燃焼室6内での主室燃焼が開始される。図6では、シンボル86によって、主燃焼室6内における主室点火が示されている。
主室点火86の際、主燃焼室6内の圧力は上昇し、制御スリーブ34は、ハウジングに固定されたストッパー56,57に支持されているばね装置54,55の力に抗して、前方へ、すなわち図6において左方へ、矢印87,88によって示されているように移動される。制御スリーブ34の前方への移動87,88によって、前室25の2つの圧力解放通路108,109が開かれる。
前室25から、開かれた排気通路108,109を経て脱け出る前室圧力は、図6において矢印91〜94で示されている。圧力解放通路108,109は、排気開口とも称される。圧力解放通路または排気開口108,109を経て、主室点火86の際の前室圧力が脱け出ることができる。駆動ピストン10は、主室点火86の際、高速で移動し、打ち込みを実施する。
図7には、駆動ピストン10が熱的に元に戻る際のボルト打ち込み機1が、縦断面図で示されている。駆動ピストン10が緩衝器110のそばの下方または前方のピストン反転点に達した後、主室残余圧力が圧力解放通路109を経て放出される。その結果、主燃焼室6内の主燃焼室圧力は周囲圧力に低下し、制御スリーブ34は排気開口または圧力解放通路108,109を圧力制御により再び閉じる。
打ち込みの後のボルト打ち込み機1の冷却によって、主燃焼室6内で負圧が生じる。主燃焼室6内のこの負圧によって、駆動ピストン10は、その開始位置へと引き戻される。その際、前室シリンダー24の図7において左端の前室入口140を経て、新鮮な空気が、ボルト打ち込み機1の前室25内へと吸い込まれる。新鮮な空気の吸入は、図7において矢印141によって示されている。
前室入口140には、有利には、一方向に作用する逆止弁が取り付けられている。逆止弁は、例えば、比較的大きな板ばねを含んでいる。当該板ばねは、前室25内への新鮮な空気の吸入を可能にするものの、逆方向においては、圧力によって押しやられた燃料空気混合気の前室25から周囲への望ましくない流出を阻止する。
図7において切り取られた状態で示された打ち込み端部14を備えるボルト打ち込み機1を基盤から取り外す際、図2において矢印81及び82で示されているように、燃焼空間スリーブ84が、主燃焼室6が周囲空気によってパージされ得るよう再び移動される。それに続いて、新たな打ち込みサイクルが開始され得る。
図8〜11には、制御装置30のみが、様々なビューで示されている。制御装置30は、結合要素48を介して結合スリーブ100と結合された制御スリーブ34を含んでいる。結合スリーブ100の自由端、すなわち結合スリーブ100の図9において右端には、環状面46として具現された制御圧力面45が設けられている。
結合スリーブ100は、スライダー50の一部であるスライダーロッド101,102,103を介して、結合フランジ105と堅固に結合されている。結合フランジ105は、制御スリーブ34をスライダーロッド101〜103と結合している。反対側においては、スライダーロッド101〜103が、結合フランジ98を介して結合スリーブ100と結合されている。
スライダーロッド101〜103のそれぞれには、圧縮ばねとして具現されたばね装置54,55が取り付けられている。ばね装置54,55は、制御装置30の組み込み状態において、結合フランジ98と前室シリンダー24のハウジングに固定されたストッパー56,57の間に挟み込まれている。
制御スリーブ34は、図6において矢印91〜94によって示されているように、前室シリンダー48内の貫通開口31,32;117,118を必要に応じて開放するために用いられる。この目的のために、制御スリーブ34は貫通開口37,38;117,118を備え、これらの開口は、排気通路108,109を開くために、前室シリンダー24の貫通開口31,32;111,112と一致した位置へ移動される。
図10では、逆止弁装置120が、1つの結合環状体124を介して互いに結合されたバルブ要素121〜123を含んでいることが見て取れる。バルブ要素121〜123のそれぞれは、2つの圧力解放通路108;109の貫通開口37;118に割り当てられた2つの閉鎖要素127,128を含んでいる。
閉鎖要素127,128を備えるバルブ要素121〜123は、ばね鋼から一体に形成されている。閉鎖要素127,128を備える弁要素121〜123の製作は、例えばレーザービーム切断によって行われる。結合環状体124も同様に、レーザービーム切断によってばね鋼材料から製作され得る。
図12に示されたボルト打ち込み機1には、位置、開始位置、若しくは、打ち込み前における駆動ピストン10のピストン不正状態を把握するために用いられる検出装置180が、追加的に備え付けられている。検出装置180は、矩形によってのみ示されているが、例えば打ち込み機1の内側ハウジングと外側ハウジングの間に配置されている。
検出装置180は、ピストン端位置センサー181,182を含むと共に、電子制御装置184と制御的に(steuerungsmasig)接続されている。制御的な接続は、破線によって示されている。
ピストン端位置センサー181は、前室シリンダー24の主燃焼室6とは反対側の端部に配置されている。ピストン端位置センサー182は、磁気装置17と組み合わされており、当該磁気装置17は、駆動ピストン10を図12に示された開始位置に磁力によって保持している。
それに加えて、打ち込み機1には、センサー装置185が備え付けられている。センサー装置185は、例えば周囲温度または周囲圧力といった環境の影響を把握するために用いられる。センサー装置185は、同様に、電子制御装置184と制御的に接続されている。
電子制御装置184は、制御配線186を介して、制御的に噴射装置187とも接続されている。噴射装置187は流入装置27の一部であり、当該流入装置27を経て燃料ガスが前室25内へと噴射される。それに加えて、電子制御装置184は、制御配線188を介して、制御的に噴射装置189とも接続されている。噴射装置189は流入装置8の一部であり、当該流入装置8を経て燃料ガスが主燃焼室6内へと噴射される。
ピストン端位置センサー182は、例えば近接スイッチまたは接触スイッチとして具現されている。ピストン端位置センサー182によって、駆動ピストン10が図12に示された所定の開始位置にあるか否かが容易に把握され得る。
ピストン端位置センサー181は、有利には、ピストン位置センサーまたは駆動ピストン10のピストン行程を把握するためのセンサーとしても具現され得る。ピストン位置センサーとしてのセンサー181は、駆動ピストン10の不正状態が所定の不正状態より多いか少ないかを検出し得る。このようにして、センサー181により、例えば、駆動ピストン10の不正状態が例えば30%より多いか少ないかが把握され得る。
センサー181がピストン行程を把握するためのセンサーとして具現されている場合、センサー181によってピストンの開始位置が検出され得る。この目的のためにセンサー181は例えばホールセンサーとして具現されており、駆動ピストン10のピストンロッド11に設けられた溝とセンサー的に(sensormasig)協働する。
電子制御装置184を用いて、検出装置180によって把握されたピストン不正状態がどの程度大きいかが判別される。ピストン不正状態が、打ち込み機1を通常の方法で操作するためには十分に小さい場合、両室25,6の内部への噴射が行われ、まず前室25内でのみ点火が行われる。前室25内での点火は、前室25に取り付けられた点火装置26によって引き起こされる。
検出装置180によって把握されたピストン不正状態が打ち込み機1を通常の方法で操作するためには十分に小さいものの、所定の第1の限界値を超えている場合、室25,6のうち少なくとも一方の内部への噴射量が調整される。例えば、ピストン不正状態が、駆動ピストン10が後方のピストンストッパーから所定の距離の範囲内に留まる程度に小さい場合、幾分多めの燃料ガスが主燃焼室6の内部へ噴射され、これに対応して、幾分少なめのガスが前室25の内部へ噴射される。この措置によって、燃料と空気の混合気は、両室25,6内において、近似的に化学量論的に良好に点火される。
検出装置180によって把握されたピストン不正状態が過大である場合、すなわち第1の限界値よりも大きい予め与えられた第2の限界値を超えている場合、打ち込み機1は主燃焼室6内においてのみ点火される。予め計量された量の燃料ガスが、主燃焼室6の内部へ噴射される。ピストン不正状態が過大である場合、前室25の内部へは噴射されない。
主燃焼室6の内部への噴射に引き続いて、主燃焼室6のみが、当該主燃焼室6に取り付けられた点火装置9によって点火される。次いで、打ち込み機1はより少ないエネルギーで駆動されるが、駆動ピストン10は、より少ないエネルギーでの打ち込みの後、図12に示された既定の開始位置へ戻る。その後、両室25,6の内部への噴射を伴う通常の打ち込みサイクルが行われ得る。
図12に示された打ち込み機1は、公知の従来技術に対して、より高い信頼性という利点を提供する。なぜなら、図12に示された打ち込み機は、化学量論的な混合気が準備されることにより、前室燃焼及び主室燃焼の信頼性が高いことを保障するからである。最終的に過少なエネルギーにつながる点火不良または弱すぎる燃焼に至ることはない。図12の打ち込み機1では、噴射量の制御を通じて機器のエネルギーが一定に保たれることが保障される。これは、ピストン不正状態の是正のために主燃焼室6の内部でのみ点火される場合には、当然に当てはまらない。
それに加えて、図12に示された打ち込み機1は、比較的大きなピストン不正状態が自動的に検出されるという利点を提供する。そのため、より少ないエネルギーでの、主室点火のみを伴う打ち込みが、自動的に引き起こされ得る。それによって、駆動ピストン10は既定の開始位置へ移動し、次の打ち込みサイクルにおいて、打ち込み機1は再び正常に機能する。

Claims (13)

  1. 燃料のための少なくとも1つの主燃焼室(6)と、
    前記主燃焼室(6)からの膨張可能なガスによって打ち込み方向(15)に駆動され得る駆動ピストン(10)と、
    点火装置(26)が取り付けられていると共に、前記主燃焼室(6)内での燃料と空気の混合気の点火に先立って、前記主燃焼室(6)に影響を及ぼす圧力を内部で生成し得る前室(25)と、を備え、
    前記駆動ピストン(10)に検出装置(180)が取り付けられており、
    前記検出装置(180)は、打ち込み前における前記駆動ピストン(10)の開始位置を把握するために、電子制御装置(184)と制御的に接続されていることを特徴とする、固定要素を基盤内へ打ち込むための燃焼力駆動打ち込み機(1)。
  2. 前記駆動ピストン(10)に取り付けられた前記検出装置(180)が、ピストン端位置センサー(182)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の燃焼力駆動打ち込み機。
  3. 前記ピストン端位置センサー(182)が、近接スイッチ、接触スイッチ及び/又は誘導スイッチを含むことを特徴とする、請求項2に記載の燃焼力駆動打ち込み機。
  4. 前記駆動ピストン(10)に取り付けられた前記検出装置(180)が、ピストン位置センサー(181)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃焼力駆動打ち込み機。
  5. 前記ピストン位置センサー(181)がホールセンサーを含み、当該ホールセンサーには前記駆動ピストン(10)の溝が割り当てられていることを特徴とする、請求項4に記載の燃焼力駆動打ち込み機。
  6. 前記打ち込み機(1)が制御装置(30)を含み、前記制御装置(30)によって、前記主燃焼室(6)と周囲圧力との圧力差に起因する打ち込みエネルギーが決定されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃焼力駆動打ち込み機。
  7. 前記電子制御装置(184)が、前記打ち込み機(1)の環境条件を把握するためのセンサー装置(185)と制御的に接続されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃焼力駆動打ち込み機。
  8. 前記前室及び/又は前記主燃焼室の内部には、点火装置が配置されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の燃焼力駆動打ち込み機。
  9. 前記前室(25)及び/又は前記主燃焼室(6)の内部への燃料ガスの噴射量が、前記駆動ピストン(10)の開始位置に依存して制御されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃焼力駆動打ち込み機の作動方法。
  10. ピストン不正状態が予め与えられた限界値を超えている場合、前記主燃焼室(6)の内部へのみ燃料ガスが噴射され点火されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. ピストン不正状態が予め与えられた限界値を超えている場合、前記前室(25)の内部へのみ燃料ガスが噴射され点火されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  12. 前記前室(25)及び前記主燃焼室(6)の内部へ燃料ガスが噴射され、センサー信号に基づいて算出される時間差をもって点火されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  13. 特に前記打ち込み機(1)の前記電子制御装置内にプログラムが実装されている場合における、請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法を実行するためのプログラムコードを備えたコンピュータープログラム製品。
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