JP2018535106A - 液体ジェットによって食品を分割するための装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、1つの液体ジェット(4)によって食品(1)を分割するための装置に関する。装置は、送り方向(V)に食品(1)を搬送するための送り装置(2)を備える。送り装置(2)は、分割される食品(1)を支持する加工部(5)を備える。加工部(5)において液体ジェット(4)が食品(1)に向けられる。装置は、加工部(5)の領域に配置された出口ノズル(3)を備える。出口ノズル(3)は、液体ジェット(4)を流出させる。食品(1)の下方の加工部(5)は、食品(1)から流出する液体ジェット(4)のためのジェット通過開口を備える。液体ジェット(4)のためのジェット受け(6)および排出口が、ジェット通過開口の下方に設けられる。既知の装置は、食品によっては切断結果が最適ではないという欠点を有する。本発明は、ジェット通過開口(10)の下方に下部吸込み装置(7)が設けられ、液体ジェット(4)によって浮遊状態で運ばれる粒子のため、および/または、特にジェット通過開口に収集されるか、液体ジェット(4)から分離される液体量のための付加的な上部吸込み装置(8)が随意に設けられていることによって、既知の装置の欠点を改善する。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の食品を分割するための装置に関する。この装置は、少なくとも1つの液体ジェットによって食品を分割することができ、食品は、送り装置によって少なくとも1つの送り方向に、加工部を備える装置を通って搬送される。この場合、分割される食品は加工部に載置されており、液体ジェットは食品に向けられている。加工部の領域において高圧をかけられ、集束された液体ジェットが出口ノズルから流出され、カットが入れられる。代替的には、食品を備える加工部を固定し、出口ノズルを装置によって移動してもよい。
このような形式の食品を分割するための装置が欧州特許出願公開第1990144号により既知である。既知の装置では、食品、特に生地からなる食品がウォータジェット切断によってカットされる。この場合、欧州特許出願公開第1990144号は、例えばケーキとして形成された食品がコンベヤベルトに載せられ、食品の位置が光学的に検出され、続いて所望のカットパターンが生成されることを記載している。このようにして、例えば既知のケーキピースがカットされる。カットを入れるためには、ウォータジェットを備える出口ノズルがコンベヤベルトの送り方向に対して横方向に移動され、これにより、コンベヤベルトの動きに伴い前方および後方に向けられた方向に所望の角度でカットすることができる。同様にして、米国特許第5365816号により既知の装置も、例えばケーキなどの丸い食品にカットを入れる。
しかしながら、食品を分割するための既知の装置では食品を確実にカットすることはできるが、装置を通って食品をガイドする台が時間の経過に伴ってウォータジェットによって損傷されることが欠点である。別の欠点は、高圧ジェットにより水および食品の粒子が周辺に到達することがあり、これにより食品が損なわれ、装置が汚染されるだけでなく、食品加工時に病原菌が発生する恐れもあることである。
国際公開第2015/198062号により、類似の装置が既知である。この装置では、食品の下方の加工部が、食品から流出した液体ジェットのためのジェット通過開口を備え、ジェット通過開口の下方にはジェット受けが配置されており、ジェット受けには液体ジェットが入り込み、切断液が収集され、ジェット受けは切断液のための排出口を備える。
この装置は、ジェットを捕集することができ、水またはその他の切断媒体を排出し、再利用できるという利点を有する。これにより、さらに加工部の下方に飛散する切断媒体を低減することもできる。
しかしながら、この既知の装置は、ジェット受けの側方へ飛散する粒子がジェット受けに到達しないという欠点を依然として有している。このことは、均質ではない食品の加工に関しては特に不利である。なぜなら、食品のより多くの量が下側で剥離してしまう散乱作用が生じる恐れがあるからである。さらに、これにより食品粒子が装置の隣接領域に付着し、これにより、特に衛生上、例えばサルモネラ菌に関して有害となる場合もある。
欧州特許出願公開第1990144号 米国特許第5365816号 国際公開第2015/198062号
本発明の課題は、食品を分割するための装置において、できるだけ摩耗なしに確実に機能し、同時に汚染物および環境汚染ができるだけ少ないことを保証する装置を提供することである。
この課題は、本発明によれば、液体ジェットによって浮遊状態で運ばれる粒子のため、および/または、特にジェット通過開口で収集されるか、または液体ジェットから分離された液体量のための下部吸取り装置がジェット通過開口の下方に設けられていることによって解決される。
本発明によれば、冷凍された状態であってもきれいにカットができるように多くの場合に台が必要とされる比較的柔らかい食品をカットすることも可能である。食品にも作用する吸取り装置の負圧によって食品を加工部に吸い寄せて固定し、これにより、食品が滑る危険性を低減できるという特別な利点が下部吸取り装置により得られる。同時に、液体ジェットと並んで食品から側方に剥離された、食品から流出した粒子が吸い取られる。最終的に、吸取り装置は、カットされた部分の下縁部に位置するか、または微小な霧状の液体として食品の下方に位置する液体量を吸い取ることもでき、これにより、一方では、例えばサルモネラ菌による環境汚染を防止し、他方では食品の軟化を防止できる。
本発明による装置を使用する場合には、食品は一般に冷凍された状態で、好ましくは急速冷凍された状態でカットされる。急送冷凍は、本出願の範囲では、必ずしも−18℃未満の温度ではなく、−10℃またはこれよりも高い温度としても理解されることが望ましい。しかしながら、さらに以下に説明するように、液体ジェットの温度および圧力は、最良のカット結果が得られるように最適化される。
一態様は、食品または加工部から流出する液体ジェットの捕捉に関する。装置の加工部は台を備え、この台は、液体ジェットの下方にジェットのためのジェット通過開口を有する。加工部は、送り装置の基本的な部分であってもよく、したがってコンベヤベルトと共に装置を通ってガイドされてもよい。しかしながら、好ましくは、加工部は定置式に構成され、食品は送り装置によって加工部に引き渡され、加工後に送り装置によって再び運び出される。このために、定置の加工部へ食品を移動し、後に搬送ベルトへ移動して運び出す適宜な手段が設けられている。
定置の加工部の場合には送り装置は加工部の前方および後方にそれぞれコンベヤベルトを備え、前方のコンベヤベルトは食品を加工部へ移動し、後方のコンベヤベルトはカットされた食品を受け取り、さらなる加工部または包装部に供給する。食品が変形されることなしに引渡しを行うことができるように、好ましくは、食品は未加工品担体に位置決めされていてもよいし、または食品を前方のコンベヤベルトから定置の加工部へガイドし、続いて後方のコンベヤベルトへガイドする移動装置が設けられていてもよい。このような移動装置は、例えば把持アームまたは移動要素であってもよい。把持アームは、例えば液圧、空気圧またはモータによって作動するように装置に配置されていてもよい。
別の可能な構成では、加工部の外縁部にコンベヤベルトが設けられており、これらのコンベヤベルトは、前方に配置されているコンベヤベルトから食品を受け取り、加工部へ搬送することができる。このようにして、食品をカットした後にさらなる加工または包装を行うためにこれらのコンベヤベルトから後続のコンベヤベルトへ食品を引き渡すことができる。
既知のウォータジェット式切断装置の場合と同様に、本発明は切断工具としてのウォージェットに関連して使用することができる。しかしながら、他の液状媒体を使用することもでき、ガス状媒体を使用することもできる。特に液状の切断媒体の氷点を塩または他の添加剤の添加によって変更することが有効な場合もある。既知のウォータジェット式切断装置では、未加工品、すなわち食品は一般に格子に載置されているが、好ましくは、液体ジェットの作用点の下方にジェット通過開口を備える台が使用され、液体ジェットは、全切断経路を通過し、ジェット通過開口を通って食品から流出した後に、加工部において周辺の台に接触することなしに流出することができる。
食品の加工時に液体ジェットと液体ジェットの下方に配置された加工部の一部とが接触することにより不都合な作用がもたらされることが示されている。まず、加工部によって形成された支持部によって液体ジェットの一部が食品の方向に跳ね返され、これにより、柔らかい食品の場合には下側に不清潔なカッティングエッジが生じ、水が吸収されることにより食品の汚染が生じる恐れがある。
さらに、食品に含まれる粒子が液体ジェットと共に切断ギャップを通って下方へ押し出される場合もある。これは、例えばケーキにラズベリーまたはイチゴが入っており、これらの種が液体ジェットと共に下方へ押し出される場合である。食品から流出する液体ジェットの出口の下方に支持部が設けられる可能性がある場合には、カット時に食品が載置される格子の狭幅なウェブのみによって形成された支持部であっても、ジェットパターンが妨害され、ひいては劣悪な切断パターンが生じる場合もある。
食品の加工に関連してさらに問題があり、液体ジェットはできるだけ加工部または装置のその他の部分の材料を剥離しないことが望ましい。このような材料剥離が生じた場合には、剥離された材料が食品に到達しないことを確保する必要がある。剥離された材料が食品に到達していないことを証明することは困難な場合が多く、したがって、食品のカットに関連して、液体ジェットと加工部および装置の他の部分との接触をできるだけ防止することが望ましい。
そこで本発明の一態様によれば、材料剥離なしにジェットを通過させるために十分に大きいジェット通過開口が使用される。したがって食品の下方のジェットは、場合によっては流出した粒子と共に食品の下方に配置されたジェット受けに入り込むことができる。この場合、このジェット受けは、上述の負の作用が生じることなしにジェットを捕捉することができるように構成されている。
したがって、ジェット受けは液体ジェットのためのブレーキおよび吸取り装置の役割を果たす。これは様々な形式で実施することができる。可能な構成では、ジェット受けは管または縦孔の形態で形成されており、壁から材料が剥離された場合であっても材料がもはや上方に向かって食品に到達することができないように幾何学的に構成および配置されており、十分な安全性が得られる。しかしながら、出口ノズルからの距離が増大するにつれてジェット速度およびジェット集束が弱まるので、ジェット受けにおける材料剥離を防止することもできる。
本発明による下部吸込み装置によって、液体粒子だけでなく、流出するジェットの周囲に生じる粒子および液体量を吸い取ることができる。このことは、カッティングエッジに付着した液滴による食品の軟化を防止できるという上記利点を有するだけではなく、例えば切断液がトルテ内の果肉によって変色した場合に底部の変色を低減または防止することもできる。上部吸込み部に関連して、さらにカットによって分離された粒子による食品の汚染を防止することができる。例えばトルテのカット時に粉砂糖が舞い上がり、視覚的に望ましくない場所に舞い降りることもある。上部吸取り装置は、これを防止することができる。同時に吸取り装置は加工部の周辺に食品残留物が堆積しないようにする役割を果たすこともでき、これにより衛生の向上に貢献する。
ジェット受けの別の可能な構成では、ジェット受けが加工部から所定の間隔をおいて僅かに湾曲した壁部を備える。この壁部には液体ジェットが密着し、これにより壁部のカーブの半径により液体ジェットを偏向し、細い流れに変えることができる。これに伴う流体抵抗により液体ジェットが減速され、続いて液体を収集し、廃棄するか、または再処理することができる。
液体の再処理は、好ましくは、食品に由来しない材料が剥離されて液体に入り込んだ場合にこの材料を濾過するためのフィルタ処理を含む。この場合には当然ながら食品のカット残留物を濾過することもできる。この場合に、さらに液体を滅菌のために加熱するか、または紫外線にさらすこともできる。
ジェット受けは、液体ジェットを付加的に減速する他の手段を備えていてもよい。この場合、例えば、気流または液流を液体ジェットに向ける対流ノズルが考慮される。これにより液体ジェットを効果的に減速および拡大し、材料が剥離されることなしに排出することができる。この場合、流体案内輪郭を使用することもでき、方向変化を小さく抑えることにより案内輪郭を摩耗から保護することができる。
ジェット受け自体の形状は切断プロセスの具体的な構成に適合されている。このような適合は、特に食品にカットを入れるために液体ジェットに対して食品が移動される形式に応じて行われる。このためには複数の代替的な可能性がある。
定置の液体ジェットを通って食品を移動することもできる。この場合には、加工部は少なくとも1方向に食品を往復移動し、可能であれば食品を付加的に回動させることもできるように構成されている。このような構成では、食品と共に加工部を液体ジェットに対して移動してもよいし、または移動装置によって加工部に対して食品を回動および/または往復移動させてもよい。第1の場合には、ジェット通過開口は楕円形、矩形または円形の開口として構成されていてもよい。なぜなら、この場合にはジェット通過開口は液体ジェットに対して定置だからである。これに対して、加工部が液体ジェットに対して移動される第2の場合には、ジェット通過開口はスリットまたは長孔として構成されている。
切断プロセスの別の構成では、定置の加工部および定置の食品に対して液体ジェットが移動してもよい。この場合にもジェット通過開口は好ましくはスリットとして構成されている。
当然ながら液体ジェットに対する食品の両方の動きを組み合わせることもでき、一方では食品が加工部と共に移動されるか、または加工部に対して移動され、他方では液体ジェットが移動される。
液体ジェットは送り方向に対して直角に下方に向けられていてもよいが、しかしながら、他の角度位置も可能である。さらに、特に急速冷凍された食品の場合には液体ジェットは完全に真っ直ぐに食品をカットせずに、送り方向に向かってわずかにドリフトする。したがって好ましくは、ジェット通過開口の空間的な位置はこのずれを考慮している。このために、ジェット通過開口は、送り方向に見てそれぞれの距離だけ、食品の上側における液体ジェットの上部衝突点の後方に配置されている。
切断装置は常に個々の食品タイプのために特別に構成されているわけではないので、ジェット受けの位置はジェット通過開口と共に変位可能に構成されていてもよいし、または、液体ジェットの出口ノズルは移動可能に装置に設けられていてもよく、ジェット通過開口およびジェット受けに対して調節可能に支承されており、切断される材料の抵抗に基づいたジェットドリフトを考慮することができる。
切断される食品の性質に応じて、食品は未加工品担体に位置決めされていてもよいし、または、そのような未加工品担体なしに送り装置によって装置内を搬送されてもよい。未加工品担体を使用した場合には、食品は未加工品担体に固定されていてもよい。このような固定はクランプ手段によって行ってもよいし、または、縁部境界を設け、これらの縁部境界の間に食品を挿入することによって行ってもよい。さらに固定装置は、例えば切断プロセスの開始直前に、側方から外周に沿って、および/または、上方から食品を固定する外部のクランプ手段として加工部の領域に配置されていてもよい。未加工品担体は、同様にジェット通路を備えていてもよい。
本発明の典型的な用途は、例えばトルテのカットである。例えば、トルテは異なる層を備えていることも多く、さらにこれらの層は異なる堅さを有するという特性がある。したがって、例えば焼いた生地層の他に、生クリーム層、果物または果肉がトルテに含まれている場合もある。特に白い生クリーム層およびその上部に色のついた果肉層が設けられている場合には、例えば赤い果肉層がカッティングエッジに沿って汚れ、見栄えが悪くなることのないように、トルテの温度、送り速度、およびジェット圧を最適化する必要がある。
したがって、好ましくは冷凍されたケーキ、すなわち、−10℃よりも冷たい、特に−15℃よりも冷たいケーキがカットされるか、または、食品法的な意味で急速冷凍されたケーキ、すなわち、−18℃から好ましくは−25℃までのケーキがカットされる。このことは、果肉層が汚れないという利点の他に、ケーキの形状が安定しており、容易に固定できるという利点を有する。さらに、次にカットしたケーキピースを他のケーキピースから容易に分離することができ、例えば、各種取り合わせとしてまとめることができる。すなわち、一般的な用途として、異なるトルテピースの取り合わせが1つのパッケージにまとめられる。このためには、通常は丸ごと販売されるように生産されたトルテが使用される。トルテはカットされ、選別される。
さらに急速冷凍された状態でカットすることにより、一般にナイフによって切断する場合のように、ケーキをカットするために再び解凍する必要性が回避される。出来上がったケーキは、一般に急速冷凍して発送される。各種取り合わせを製造するためには、従来の切断方法では超音波励起式ナイフによって、生産後にまず冷凍されたケーキは切断のために再び解凍され、選別および発送のために再び冷凍される。しかしながら、このように途中で解凍した場合には、解凍のために不可欠な時間が生じるだけでなく、品質が低下することもある。このような品質の低下は本発明により付加的に回避される。
急速冷凍されたトルテは、例えば2m/秒の送り速度でカットされる。ケーキ内に例えばラズベリーまたはイチゴの種などの固体が入っている場合には、液体ジェットの一般的なジェット圧は3,500barであるが、5,000barよりも大きい圧力、好ましくは5,500bar〜6,000barの圧力を使用してもよい。
本発明の可能な用途は既に説明したケーキの加工である。しかしながら、本発明は他のあらゆる食品、特に肉や魚、調理済料理(例えば、バゲット、タルトフランベ、ピザ)またはクッキーに使用することもできる。特に、切断線に沿って厚さが異なる食品を加工する場合には、食品を急速冷凍前にあらかじめ成形するか、または、送り速度を厚さに適合させることができ、したがって、厚さが小さい場合には送りはより早く行われ、厚さが大きい場合には送りはより遅く行われる。
急速冷凍前の成形は、空洞を備える食品では空洞が急速冷凍前に押しつぶされ、したがって液体ジェットがこのような空洞を通過する場合の不都合な作用を防止できるという別の利点を有する。このような問題は、例えばイカチューブをカットする場合に生じる。イカチューブが平坦に押しつぶされ、続いて冷凍される場合には、均一な二重のイカ層が生じ、このようなイカ層は食品としては比較的堅く弾力性のある肉質であるにも関わらず、容易にカットすることができる。
カッティングエッジの解凍率を減じるために、カットに使用される液体を、例えば数℃の温度に付加的に冷却することもできる。氷点が0℃未満の液体を使用する場合には、液体の温度は0℃未満であってもよい。当然ながら食品に適している必要があるが、さらに付加的な研磨粒子を混合してもよい。研磨粒子は、例えば砂糖結晶もしくは食塩結晶、または、享受できる食品のかけら、例えばすり砕いたナッツなどであってもよい。この場合、液体としては、好ましくは水、油、または水および油を分散させたものが使用される。
本発明の他の特徴および利点が図面に基づいた次の好ましい実施例の説明に記載されている。
本発明による食品をカットするための装置の加工部を示す図である。 下部吸取り装置を備えるジェット受けの可能な構成を示す図である。 ジェット受けの第2の構成を示す図である。 加工部の第1の構成を示す上面図である。 加工部の第2の構成を示す上面図である。 加工部の第3の構成を示す図である。 ジェット受けおよび下部吸取り装置の可能な第3の構成を示す図である。 図7に示したジェット受けまたは下部吸取り装置を示す上面図である。 ジェット受けおよび下部吸取り装置の第4の構成を示す図である。 ジェット受けおよび下部吸取り装置の第5の構成を示す図である。 ジェット受けおよび下部吸取り装置の第6の構成を示す側方断面図である。 本発明の別の構成の下部吸取り装置を備えるジェット受けおよび出口ノズルを示す図である。 図12に示した構成の上面図である。 図12に示した構成の側面図である。 図13のA−A線に沿った図である。 上部吸取り装置を備える出口ノズルおよび本発明の最後の構成の下部吸取り装置を備えるジェット受けを示す図である。 図16の構成を示す上面図である。 図16の構成を示す側面図である。 図17のB−B線に沿った断面図である。
図1は、食品を分割するための装置の重要な部分を示す。中央部に定置の加工部5を備える送り装置2が図式的に示されている。食品1は、送り装置2によって送り方向Vに、まず加工部5へ搬送され、次いで加工部5から再び離れて別の加工のために搬送される。出口ノズル3を通って液体ジェット4が加工部5において食品1に向けられる。
出口ノズル3の下端の範囲には、跳ね返った食品1の粒子および残留液を吸い取ることができる上部吸取り装置8が設けられている。加工部5の下方には、ジェット受け6および下部吸取り装置7が設けられており、下部吸取り装置7によって同様に残留粒子および液体部分を吸い取ることができる。
ジェット受け6は、下方へ放出された液体ジェット4を受け、液体を集め、廃棄または再処理できるようにする。上部吸取り装置8および下部吸取り装置7によって、清潔さが増し、食品1の汚染が防止されることの他に、食品衛生を向上させることができるという利点が得られる。
図示の装置の特徴は、搬送装置とは別に形成された加工部5へ食品1が搬送されることである。食品1は一般に適度に柔らかいので、多くの場合には堅い材料とは反対に、台に載っている場合にのみ液体ジェット4によってカットすることができる。しかしながら、このような台は、台の一部が液体ジェット4に入り込んだ場合に切断液が跳ね返り、材料が剥離されるという欠点を有する。材料の剥離は台を摩耗させるだけでなく、食品加工時に問題となる場合がある。なぜなら、液体ジェット4によって台から剥離された粒子が食品1に堆積することは不都合だからである。
上記理由により、台は加工部5の内部に少なくとも1つのジェット通過開口10を備える。このジェット通過開口10がどのように構成されているかは、どのような移動順序により食品1にカットが入れられるかに実質的に依存している。この場合、食品1は出口ノズル3に対して相対的に移動される。この相対移動は、食品1の移動または移動可能な出口ノズル3によって行われる。両方の移動を組み合わせることももちろん可能である。
図4、図5および図6は、食品1および液体ジェット4の一般的な動きを示す。図1には、トルテのカットを例に未加工品処理の第1の可能性が概略的に示されている。図4に示す実施形態では、移動装置11が円形のジョーを備えるクリップによって形成されており、急速冷凍されたトルテが、加工部5に載置された状態でこの移動装置11によって移動される。この場合、加工部5は定置式に構成されているので、ジェット通過開口10としては加工部5に単純な孔があれば十分である。散乱作用を防止するために、当然ながらこの孔は液体ジェット4の直径よりも大きい。ジェット通過開口の寸法は、ジェット直径よりも数倍、一般的には少なくとも10倍だけ大きい。
移動装置11によってケーキが回動され、加工部5の平面内で回動される。この場合、移動装置11のクリップジョーは、半径方向圧力が大きくなり過ぎないようにケーキを把持することができ、このことは、ケーキのエッジに外側のデコレーションが施されている場合には特に有効である。代替的には、もちろん加工部5は、トルテが加工部5を超えて側方にはみ出すことがないように、トルテを横方向に移動することができる大きさに構成されていてもよい。
上記構成においても出口ノズル3は移動可能に構成されていてもよい。図5は、この構成のための加工部5を示す。この場合、ジェット通過開口10はスリット状に構成されており、出口ノズル3は液体ジェット4と共に送り方向Vに往復移動させることができる。したがって、この構成では、まず送り方向Vに対して平行にケーキにカットが入れられる。続いてケーキは回動され、同じ動作により所望の角度でずらされた別のカットを入れることができる。この回動は、加工部5を回動可能に構成することによって行うか、または、図4に示すように移動装置11によって行うことができる。
図6は、加工部5を移動することなしに出口ノズル3の移動のみによって、ケーキを分割するための全てのカットを入れることができる加工部5の構成を示す。
図2および図3は、下部ジェット受け6の可能な2つの構成を示す。図2では、ジェット受け6は管状に形成されており、上部の流入部はわずかに漏斗状になっている。ジェット受け6は上部に下部吸込み装置7を備える。下部吸込み装置7は、ジェット受け6を包囲する吸引口を有し、吸引口は上方に向けられており、吸引口を介して、液体ジェット4と共に下方に浮遊状態で運ばれる粒子および液体量を吸引することができる。同時に、下部吸込み装置7は、ジェット通過開口10の下側に液滴が形成されることを防止することもできる。
ジェット受け6の漏斗は、下部で後方に向けて角度付けされており、排出管路に移行する。液体ジェット4は、角度付けされた部分の外壁に密着し、材料を保護しながら偏向される。壁の腐食を防止するために、ジェット受け6の漏斗は、液体ジェット4が拡大し、流れが緩やかになるように適宜な長さに構成することができる。漏斗の下部の直径および排出管路は、当然ながら所望の拡大に適合させる必要がある。
腐食現象を防止するための上記措置が十分ではない場合には、付加的な措置を講じることができる。図3は、そのような可能性を例示している。この場合、対流ノズル9がジェット受け6の流入漏斗の内部に配置されており、この対流ノズルを介してガス状の媒体、特に空気を液体ジェット4に向けて吹き付けることができる。これにより、液体ジェット4の流れに対して滞留効果が生じ、このような滞留効果は、ジェット受け6の流入漏斗の拡大した部分でさらにジェットを拡大する。付加的に、ジェット受け6の内部で対流ノズル9の周囲の液体を吸い取る負圧を放出管路に印可することもできる。全ての構成において適切な材料選択によって腐食の危険性が低減されることは自明である。
対流ノズル9に対して代替的に、容易に交換可能な流体案内輪郭をジェット受け6の内部に設けてもよい。このような流体案内輪郭は、乱流を誘起するジェット抵抗を形成するために、例えば格子状またはロッド状に形成されていてもよい。
下部吸取り装置7および/または上部吸取り装置8を使用することにより、特にジェット受け6に関連して、液体切断による騒音発生を低減することができ、したがって、手間のかかる音響減衰手段または閉じられたキャビネットは不要となり、装置を操作する従業員は、必要に応じて装置のすぐ近くではイヤープロテクターを装着すれば済むという利点が得られる。上部吸い取り装置8および下部吸取り装置7は、出口ノズル3と同様に、食品1との間隔を最小限にすることができるように食品1と整列して支承されていてもよい。
図7は、下部吸取り装置7およびジェット受け6のための例示的な解決手段を示す。ジェット受け6は、この場合には切削によって(例えばフライス加工またはホーニング処理によって)形成された金属からなる管状のボディによって形成されている。好ましくは、ジェット受け6は、例えば腐食の発生を促進し得る不都合な流体効果を防止するために平滑な表面を有する。付加的に、ジェット受け6の内側は研磨または硬化されていてもよい。特にジェット受け6の上部ではこのことは利点であり、経験に基づいて下部は通常の金属管によって形成されていてもよく、例えばジェット受け6の上部開口よりも約50mmだけ下方に配置された部分を下部とみなすことができる。
この場合、下部吸取り装置7の上部は楕円形に構成されており、このことは図8の上面図に示されている。ジェット受け6は楕円形の部分の前部に設けられている。なぜなら、送り方向に見て液体ジェット4の衝突点の前方よりも後方において食品1からの粒子が多くみられるからである。このような傾向は、切断抵抗に基づいて、特に冷凍された食品1の場合には液体ジェットがわずかに傾斜することにより強まる。
図9はジェット受け6の別の構成を示し、このジェット受け6は、送り方向に対して横方向に実質的に狭幅に形成されている。このような構成は、流出通路が狭いことによってジェット受け6からの液体の跳ね返りを低減することができるという利点を有する。図10は、同様の構成を示すが、この場合には下部吸取り装置7は、ジェット受け6の形状に適合されている。
図11は、ジェット受け6が同様に管として形成されている本発明の別の実施形態を示す。しかしながら、このジェット受けは、流れ加速ノズルを形成するために狭隘部を備える。この狭隘部では、下部吸取り装置に比べて流れに基づいて圧力が低減されており、両方の圧力領域を相互に短絡する狭隘部の吸引開口12によって、ポンプを必要とすることなしにジェット受け6の負圧による吸引効果が生じる。
図12、図13、図14および図15は、装置の重要な機能部分の例示的な構成を示す。この場合、ジェット受け6の下部が下部吸取り装置7によって包囲されていることがわかる。装置の上部は出口ノズル3を備え、出口ノズル3を介して液体ジェット4は加工部5(図示しない)に向けられる。図13は、この装置を上方から示し、図14は、この装置の側面図を示す。図15は、図13のA−A線に沿った断面を示す。
図16、図17、図18および図19は、類似の装置を示し、装置の下部については図12〜15に示した構成と異なるところはない。しかしながら、上部には、食品1の上方においても粒子および霧状液体を吸い取ることができる上部吸取り装置8が設けられている。これにより、例えば、舞い上がった粉砂糖、跳ね返された切断液、または、類似の粒子が、食品1を汚染すること、表面を損なうこと、または、他の不都合な効果を引き起こすことがないように、これらを吸い取ることができるという利点が得られる。
出口ノズル3、および、もしあれば上部吸取り装置8を備える装置の上部は、高さ調節可能に形成されていてもよく、装置は、出口ノズル3と食品1との間隔を自動設定することができる高さセンサを備えていてもよい。これにより、出口ノズル3と食品1との間の間隔が大きくなりすぎることを防止することができる。
1 食品
2 送り装置
3 出口ノズル
4 液体ジェット
5 加工部
6 ジェット受け
7 下部吸取り装置
8 上部吸取り装置
9 対流ノズル
10 ジェット通過開口
11 移動装置
12 吸引開口
V 送り方向

Claims (17)

  1. 少なくとも1つの液体ジェット(4)によって食品(1)を分割するための装置であって、
    前記装置を通って少なくとも1つの送り方向(V)に前記食品(1)を搬送するための送り装置(2)であって、分割される前記食品(1)を載置する加工部(5)を備え、該加工部(5)において前記液体ジェット(4)が前記食品(1)に向けられる送り装置(2)と、
    前記加工部(5)の領域に配置された少なくとも1つの出口ノズル(3)であって、高圧をかけられ、集束された前記液体ジェット(4)を流出させる出口ノズル(3)と
    を備え、
    前記食品(1)の下方の前記加工部(5)は、前記食品(1)から流出する前記液体ジェット(4)のためのジェット通過開口(10)を備え、
    前記ジェット通過開口(10)の下方にジェット受け(6)が配置されており、
    前記ジェット受け(6)に前記液体ジェット(4)が入り込み、切断液が収集され、
    前記ジェット受け(6)は、前記切断液のための排出口を備え、
    前記液体ジェット(4)によって浮遊状態で運ばれる粒子のため、および/または、特に前記ジェット通過開口で収集されるか、前記液体ジェット(4)から分離された液体量のための下部吸込み装置(7)が、前記ジェット通過開口(10)の下方に設けられている
    液体ジェット(4)によって食品(1)を分割する装置。
  2. 請求項1に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記ジェット受け(6)は、管または漏斗によって形成されており、
    前記下部吸取り装置(7)は、吸取り通路によって形成されており、
    前記ジェット受け(6)は、前記吸取り通路に配置されており、
    前記ジェット受け(6)の周辺に吸取りギャップが設けられており、
    前記浮遊状態で運ばれる粒子および/または前記液体量は、前記吸取りギャップを通って吸い取られることができる
    食品(1)を分割するための装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記ジェット受け(6)の少なくとも上部は、楕円形の横断面を備え、
    前記ジェット受け(6)は、前記送り方向に対して直交する方向よりも、前記送り方向において広幅である
    食品(1)を分割するための装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記ジェット受け(6)の少なくとも上部は、滴状の横断面を備え、
    前記横断面は、中心が前記ジェット通過開口(10)の下方に配置された半円形の前部と、前記送り方向とは反対方向にテーパする後部と、を備える
    食品(1)を分割するための装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の食品(1)を分割するための装置において、
    前記食品(1)から跳ね返った液体または粒子を吸い取ることができる上部吸取り装置(8)が前記加工部(5)の上方に設けられている
    食品(1)を分割するための装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の食品(1)を分割するための装置において、
    上部吸取り装置(8)は、中央部に配置された通過開口を有する環状ノズルを備え、
    前記液体ジェット(4)は、前記環状ノズルを通って案内され、
    前記状ノズルの下側に吸取り開口が設けられている
    食品(1)を分割するための装置。
  7. 請求項2、または、請求項2を引用元に含む請求項3ないし請求項6のいずれか一項に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    管または漏斗の形態で前記ジェット受け(6)を形成する構成部材が、ベンチュリノズルを形成するために側壁に吸引開口を備え、
    前記吸引開口は、外周にわたって分散配置されており、前記下部吸取り装置(7)を形成するために前記吸取り通路において負圧を生成することができる
    食品(1)を分割するための装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の食品(1)を分割するための装置にであって、
    管または漏斗の形態でジェット受け(6)を形成する構成部材が、前記加工部(5)から見てまず狭まり、次いで再び広がる横断面を備え、
    前記狭まった横断面部分に前記吸引開口が配置されている
    食品(1)を分割するための装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の食品(1)を分割するための装置にであって、
    前記装置は、前記液体ジェット(4)のためのジェット拡大装置を備え、
    前記ジェット拡大装置は、前記ジェット受け(6)内に配置されており、前記ジェット通過開口を通過する前記液体ジェット(4)を準備および/または減速することができる
    食品(1)を分割するための装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記ジェット拡大装置は、前記ジェット受け(6)内に配置された少なくとも1つの対流ノズル(9)によって形成されており、
    前記少なくとも1つの対流ノズルは、流体流、特に気流を前記液体ジェット(4)に向けることができる
    食品(1)を分割するための装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記ジェット拡大装置は、前記液体ジェット(4)の流路に配置された格子を備え、
    前記格子のフィンが、前記液体ジェット(4)の流れ方向に対して内側または外側に傾斜している
    食品(1)を分割するための装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記送り装置(2)は、前記食品を前記加工部(5)へ周期的に移動させることができ、
    前記送り装置(2)は、前記食品が、前記加工部(5)へ移動された後にカットされる際に前記食品が固定され、前記加工部(5)内においてのみ前記食品が移動可能であるように構成される
    食品(1)を分割するための装置。
  13. 請求項12に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記装置は、移動装置(11)を備え、
    前記移動装置(11)は、前記食品(1)を把持し、該食品(1)を前記加工部(5)においてずらすか、または、回動させることができる
    食品(1)を分割するための装置。
  14. 請求項12または請求項13に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記出口ノズル(3)および前記ジェット受け(6)は、前記送り方向(V)に、および/または、前記送り方向(V)に対して角度をなして、前記食品(1)に対して移動可能である
    食品(1)を分割するための装置。
  15. 請求項12または請求項13に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記出口ノズル(3)は、定置式に構成されている
    食品(1)を分割するための装置。
  16. 請求項9に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記ジェット通過開口(10)は、互いに角度をなして配置された交差する1つ以上の長孔によってスリット状に形成されている
    食品(1)を分割するための装置。
  17. 請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の食品(1)を分割するための装置であって、
    前記装置は、前記液体ジェット(4)を生成するために、少なくとも3,500barの圧力、好ましくは5,000barを超える圧力を使用するように構成されており、
    前記装置は、前記液体ジェット(4)の異なるジェット直径および/または圧力によって作動することができるように構成されている
    食品(1)を分割するための装置。
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