JPH0327037Y2 - - Google Patents

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JPH0327037Y2
JPH0327037Y2 JP1985107027U JP10702785U JPH0327037Y2 JP H0327037 Y2 JPH0327037 Y2 JP H0327037Y2 JP 1985107027 U JP1985107027 U JP 1985107027U JP 10702785 U JP10702785 U JP 10702785U JP H0327037 Y2 JPH0327037 Y2 JP H0327037Y2
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lever
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は引船などの作業船の機能の高度化をは
かつた補機操縦装置に関する。
(従来技術) 近時、引船などの作業船の機能の高度化を期す
るべく、たとえば、引船に消防ポンプ、放水ノズ
ルを装備して消防船としての機能を具備させたも
のがある。
この場合、この放水ノズルの方向操作や引船が
本来、装備しているトウイングウインチによる曳
船ロープの巻出しや巻込みおよびブレーキなどの
補機操作は両者が同時に使用されることはない
が、いずれの補機操作も自船の操船と密接な関係
がある。しかし、これら補機機能は操船装置とは
独立に操作され一元化されていない。
(考案が解決しようとする問題点) したがつて、上記のように補機機能が操船装置
と一元化されていない場合においては、操船装置
の操作と補機操作装置の操作とを同一人が同時に
操作することは不可能であり、このことは補機操
縦装置の操作が自船の操船ときわめて密接な関係
があることにかんがみれば、きわめて不都合なも
のであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述の問題点にかんがみ、考案された
ものであつて、補機操作装置と自船の操船装置と
を一元化することによつて操作者が一人でも能率
よく操作せしめることができ、しかも、各装置の
機能を充分に発揮せしめようとするものである。
以下、本考案の構成について説明する。
すなわち、本考案の構成要旨とするところは、
作業船の操船を行うための片手操作可能な操船装
置用2次元傾倒レバーと、該作業船が有する時分
割可能な作業対象のうち任意の一種類の作業を選
択するための切替スイツチと、この切替スイツチ
により作業対象を切換えながら時分割可能な補機
の操作を行うための片手操作可能な補機操縦装置
用2次元傾倒レバーとを設け、前記2つの2次元
傾倒レバーを同一操作者の両手で同時操作しうる
ような間隔で併設配置して操船装置と補機操縦装
置の操作を一元化したことを特徴とする作業船の
補機操縦装置、にある。
つぎに、本考案の実施例を添付図面により説明
する。
(実施例) 第1図は本考案の適用対象とした引船の側面図
であつて、符号1は船体、2は主機関、3は旋回
式スラスタ(主機関と旋回式スラスタとは図面上
ではそれぞれ、1基しか示されていないが、通常
2基具備されている。)、4は操縦装置、5は船首
側トウイングウインチ、6は船尾側トウイングウ
インチ、7はマスト8上に設けられた消火用放水
ノズルである。
第2図は本考案操縦装置の要部斜視図を示した
ものであり、9は操船装置(あるいは推進装置操
縦装置ともいう)を操作せしめるための2次元傾
倒レバー(操作杆)であり、この2次元傾斜レバ
ーによつて2基の主機関の回転数および2基の旋
回式スラスタの推力の方向を制御し、引船の必要
な操船を入力できるようになつている。そして、
10は本考案による重要補機の時分割操縦装置を
操作せしめるための2次元傾倒レバー(操作杆)
であつて、補機としての船首側トウイングウイン
チ、船尾側トウイングウインチおよび消防放水ノ
ズルを操縦対象としたものであり、通常の引船作
業では船首側トウイングウインチが主に使用され
るものである。そして、いずれの補機が操作され
る場合も2次元傾倒レバー9との相対位置が変わ
らず、かつ2次元傾倒レバー9と2次元傾倒レバ
ー10との間隔は一人の人間が両手で両者の2次
元傾倒レバーを握つていずれのレバーをも容易に
操作できるような間隔で同一盤面上に併設配置す
る。なお、11は切替スイツチであり、操作対象
の選択を行う際に使用するものであり、12は切
替スイツチの切替選択に対応して表示される表示
装置であつて、図示しないが、たとえば、切替選
択による表示がランプなどによつて点滅表示する
ようになつている。第3図は補機の2次元傾倒レ
バー10を傾倒して各方位に傾倒することにより
各機能を発揮するように区分け表示された切替表
示盤15を示すものであり、aは船首側トウイン
グウインチを操縦する場合の切替表示盤の説明
図、bは船尾側トウイングウインチを操縦する場
合の切替表示盤の説明図、cは消防用放水ノズル
を操縦する場合の切替表示盤の説明図である。す
なわち、第3図aの場合について説明すると、ト
ウイングウインチでは巻出し(Wind off)・巻込
み(Wind up)およびブレーキ(Brake)の3つ
の操作要素があるが図において中央サークル部N
と表示しているところは中立位置で何も操作され
ないところである。この状態からレバーを前方に
倒すと(図におけるWind offへ傾倒レバーを傾
倒する)巻出しがおこなわれ、後方に倒すと
(Wind up へ傾倒レバーを傾倒する)巻込みが
行われる。中立位置近傍でレバーを右ないし左に
倒すと(Brakeへ傾倒レバーを傾倒する)ブレー
キが作用するように構成される。また、巻出し・
巻込みが可変式になつておれば可変量をレバーの
傾倒量に対応させればよいが、可変式でなければ
レバーは単にスイツチ操作の機能を果たすことに
なる。
つぎに、第3図bの場合について説明すると、
船尾トウイングウインチに関するものであつて、
基本的にはaと同一であるが、巻出し・巻込みの
方向を反対にして操作者の感覚とウインチの動作
の一致をはかつている。
さらに、第3図cの場合について説明すると、
消防用放水ノズルの方向制御で2次元傾倒レバー
の傾倒方向がその方向を傾倒量が前記ノズルの仰
角に対応するように制御される。
なお、第3図a〜cの切替表示盤は図示しない
が、切替スイツチ11の切替より表示される表示
盤の表示と同時に切替点滅するように構成された
ものが好ましいが、そのような表示が切替表示盤
になされていなくとも、実質的に2次元傾倒レバ
ーを各操作対象の操作が行なえるように構成され
ていれば足りる。
また、第4図は以上のような制御系統をダイヤ
グラム式に表示したもので、13は函数発生器で
第3図の各操作態様を満足するように機能するも
のであり、14は各操作対象に付属した制御器で
13の信号を受けてこれを動作するように構成し
てある。従つて、本船が有する時分割可能(同時
使用されることがない)な作業対象、例えば船首
側トウイングウインチ5、船尾側トウイングウイ
ンチ6の巻き込み、巻き出し操作、また、しばし
ば引船に搭載されている消防ポンプの放水ノズル
7の方向制御等の操作を同一の2次元傾倒レバー
10で切替スイツチ11で作業対象を切換えなが
ら操作することができるようになつている。
(効果) 以上のように構成される本考案はつぎのような
効果を奏する。
(1) 本考案は操縦装置全体を単純化し、引船全体
を完全に一つの意思表示に基づいて一元的に操
作できるようにしているため、引船の機能を高
めることができる。
(2) 従来、別の操作者によつて操作されていたも
のを一元化し、しかも操船装置の2次元傾倒レ
バーと補機操縦装置の2次元傾倒レバーとを同
一盤上でかつ同一人が両手で握つて同時に操作
しうるような間隔に併設したので操作者を削減
できて引船の省力化に寄与することができる。
(3) このように、操船装置の操作と補機操縦装置
の操作とが一元化でき、一人の操作者により両
装置の操作できるようになつたので、将来、引
船の遠隔ないし無線操縦(たとえば、危険船火
災時の消防活動などが生じた場合)の必要が生
じた時には遠隔もしくは無線操縦機能の付加な
どの若干の改良を加えるだけでこれを実現でき
るなどの利点をも内在している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の適用対象とした引船の側面
図、第2図は本考案を適用した操縦装置の要部斜
視図、第3図は補機の2次元傾倒レバー10を傾
倒して各方位に傾倒することにより各機能を発揮
するように区分け表示された切替表示盤を示すも
のであり、aは船首側トウイングウインチを操縦
する場合の切替表示盤の説明図、bは船尾側トウ
イングウインチを操縦する場合の切替表示盤の説
明図、cは消防用放水ノズルを操縦する場合の切
替表示盤の説明図、第4図は本考案のダイヤグラ
ムである。 1……船体、2……主機関、3……旋回式スラ
スタ、4……操縦装置、5……船首側トウイング
ウインチ、6……船尾側トウイングウインチ、7
……消防用放水ノズル、8……マスト、9……推
進装置操縦装置、10……重要補機の時分割操縦
装置、11……切替スイツチ、12……表示装
置、13……函数発生器、14……各操作対象に
付属した制御器、15……切替表示盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作業船の操船を行うための片手操作可能な操船
    装置用2次元傾倒レバーと、該作業船が有する時
    分割可能な作業対象のうち任意の一種類の作業を
    選択するための切替スイツチと、この切替スイツ
    チにより作業対象を切替えながら時分割可能な補
    機の操作を行うための片手操作可能な補機操縦装
    置用2次元傾倒レバーとを設け、前記2つの2次
    元傾倒レバーを同一操作者の両手で同時操作しう
    るような間隔で併設配置して操船装置と補機操縦
    装置の操作を一元化したことを特徴とする作業船
    の補機操縦装置。
JP1985107027U 1985-07-12 1985-07-12 Expired JPH0327037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985107027U JPH0327037Y2 (ja) 1985-07-12 1985-07-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985107027U JPH0327037Y2 (ja) 1985-07-12 1985-07-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6215099U JPS6215099U (ja) 1987-01-29
JPH0327037Y2 true JPH0327037Y2 (ja) 1991-06-11

Family

ID=30982923

Family Applications (1)

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JP1985107027U Expired JPH0327037Y2 (ja) 1985-07-12 1985-07-12

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07243476A (ja) * 1992-11-26 1995-09-19 Keisuke Fukunaga 弾性装置
DE102015118610A1 (de) 2015-10-30 2017-05-04 Nienstedt Gmbh Vorrichtung zum Zerteilen von Lebensmitteln

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58192200U (ja) * 1982-06-17 1983-12-21 川崎重工業株式会社 作業船の動力装置

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JPS6215099U (ja) 1987-01-29

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