JP2018533984A - 歯科用牽引装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、被施術者の口腔内イメージを正確に得るために、口腔内の上下顎のうちの少なくとも一方の歯茎の内側を囲むようにアーチ形プロファイルに延び、外周面に舌が収容されるように加圧拘束部が形成された内側牽引部、および該内側牽引部の両端から一体に延び、歯茎の外側を囲むようにアーチ形プロファイルに延びた外側牽引部を含む牽引ベース部と、該牽引ベース部から外側に連結されたグリップ部が形成されたハンドルとを含む歯科用牽引装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は歯科用牽引装置に関し、より詳しくは、被施術者の口腔内イメージを正確に得るための歯科用牽引装置に関する。
一般的にインプラントは、元々の人体組織が喪失された時、人体組織の代わりとなる代替物を意味するが、歯科では人工的に作られた歯牙を移植することを意味する。
インプラント施術では、まず歯槽骨をドリルで穿孔し、該穿孔された部位にフィクスチャーを植立するが、この穿孔の形成およびフィクスチャーの植立は被施術者によって異なる。これは被施術者の歯牙の状態、インプラント施術が要される歯牙の位置、被施術者の歯槽骨の状態などの様々な要因を考慮したうえでインプラントの植立位置、深さおよび方向を決定しなければならないためである。
このような穿孔の形成のためのドリル作業は、施術経験が足りない初心者は勿論、経験者にとっても施術の深さおよび方向を正確に測ることが非常に難しい。さらに、初心者が別の測定段階を経ずドリルによる穿孔の深さを予想することは非常に難しい。よって、穿孔の正確な深さ、位置および方向を案内する手術ガイド(surgical guide)という補助器具が用いられている。
従来では以下のような過程により手術ガイドを製造した。まず、CT撮影により被施術者の口腔内の3次元イメージを得、口腔スキャンにより被施術者の口腔内の3次元外部形状イメージを得る。ここで、3次元イメージには、口腔内の歯冠、歯根および歯槽骨の形状、骨密度に関する情報が含まれ、3次元外部形状イメージには、口腔内の歯冠および歯茎の形状に関する外形情報が含まれている。
夫々のイメージが得られた後、歯牙の特異点など口腔内の所定の箇所を基準として2つのイメージが映像整合される。この整合の結果によりインプラントの植立計画を立ち、該植立計画に基づいて手術ガイドが製造される。
一方、3次元外部形状イメージは口腔スキャナーを用いて被施術者の口腔を直接スキャンして得るが、舌、唇および頬の内側のような軟組織の流動によりイメージが正確に得られない場合がある。
すなわち、舌の流動が口腔スキャナーのスキャン経路に邪魔になって正確なスキャンが困難であり、得られた3次元外部形状イメージに対する補正段階および補正時間が所要されるので、インプラントの植立期間が長くなり、経済性が低くなる問題がある。また被施術者が無意識的に唇を動いたりして施術者が被施術者の口腔内を正確に確認し難く、口腔スキャナーが移動する空間および経路が十分に確保されないため、得られるイメージの正確性が低下する。
また頬粘膜のような軟組織は歯茎の外側を実質的に囲んで密着した状態であるので、口腔スキャナーを入り込むことが難しく、3次元外部形状イメージに不必要な軟組織のイメージが含まれてしまう。3次元外部形状イメージに軟組織の外部形状が含まれると、映像整合のためのデータとして活用できず、反復的な口腔スキャンにより被施術者が不便さを感じる問題がある。
一方、舌、唇などの流動を防止するために夫々の軟組織を拘束する牽引道具がさらに備えられるが、それにより施術者の操作が難しくなり、補助施術者が必要であるので、スキャン作業の効率性が低下する問題がある。
なお、3次元外部形状イメージはインプラントの植立だけではなく、無歯顎或いは部分無歯顎の被施術者の義歯を製造するときにも必要である。
詳しくは、口腔内に義歯がしっかり固定されるように形成される固定溝部は、3次元外部形状イメージに含まれている歯茎の外面プロファイルに基づいて設計される。このとき、3次元外部形状イメージに軟組織の外部形状が含まれると、固定溝部の設計精密度が低下する。これにより、製造された義歯が被施術者の口腔内にしっかり固定されず、義歯の信頼度が落ち、咬合時に歯茎に痛みを引き起こして被施術者の不便さが増大する問題がある。
上記問題を解決するために、本発明は被施術者の口腔内イメージを正確に得るための歯科用牽引装置を提供することを目的としている。
上記問題を解決するために、本発明は、口腔内の上下顎のうちの少なくとも一方の歯茎の内側を囲むようにアーチ形プロファイルに延び、外周面に舌が収容されるように加圧拘束部が形成された内側牽引部、および該内側牽引部の両端から一体に延び、歯茎の外側を囲むようにアーチ形プロファイルに延びた外側牽引部を含む牽引ベース部と、該牽引ベース部から外側に連結されたグリップ部が形成されたハンドルとを含む歯科用牽引装置を提供する。
また、口腔内の軟組織が外側方向に牽引拘束されて歯茎の全体的な外面が露出するように歯茎の外側と唇の内側との間に挿入され、歯茎の外側に対応するアーチ形プロファイルに延びる牽引ベース部と、該牽引ベース部の中央部を中心として両端のうちいずれか一方に離隔した連結領域から半径方向の外側に延びたハンドルとを含む歯科用牽引装置を提供する。
本発明による歯科用牽引装置は、以下のような効果を奏する。
第一に、内側牽引部に形成された加圧拘束部に舌が拘束牽引されると同時に、外側牽引部の外周面に唇および頬の内側が外側に加圧牽引されて歯茎が一度に全体的に露出された状態を安定的に維持することができる。これにより、スキャンするとき、口腔内の軟組織による邪魔を最小限にすることができ、得られるスキャンイメージの信頼度が格段に向上する。
第二に、牽引ベース部は、外力により3次元塑性変形する金属材のワイヤ部を含み、被施術者の個人差に合わせて形状を容易に調節することができる。また不透明な合成樹脂材質の外皮部でカバーされているので、スキャンするときの光の散乱によるイメージの欠陥を防止することができる。
第三に、ハンドルが牽引ベース部の中央部から一側に偏心して腕の自然な運動半径に対応するように斜線外側方向に延びているので、把持時の手首の過度した折れを防止でき、ハンドルの対向側に口腔スキャナーなどが入り込む空間を最大限確保して作業の便宜性が増大する。
第四に、牽引ベース部の中央部に形成された整列基準部が口腔内の正中線に整列配置される簡単な方法により正確な位置に配置することができ、スキャンイメージに含まれる整列基準部の情報に基づいて被施術者の正確な正中線の情報が算出されるので、インプラントの植立計画の信頼度が格段に向上する。
本発明の第1の実施形態による歯科用牽引装置を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態による歯科用牽引装置の使用状態を示す例示図である。 本発明の第2の実施形態による歯科用牽引装置を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態による歯科用牽引装置を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態による歯科用牽引装置の把持状態を示す例示図である。 本発明の第4の実施形態による歯科用牽引装置を示す平面図である。 本発明の第5の実施形態による歯科用牽引装置を示す平面図である。 本発明の第5の実施形態による歯科用牽引装置が設けられた口腔内を示す例示図である。 本発明の第5の実施形態による歯科用牽引装置が設けられた口腔内をスキャンする状態を示す例示図である。 本発明の第6の実施形態による歯科用牽引装置を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態による歯科用牽引装置について詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態による歯科用牽引装置を示す平面図であり、図2は本発明の第1の実施形態による歯科用牽引装置の使用状態を示す例示図である。これらの図において、牽引ベース部内側の点線1(図7における4)は、歯茎の全体的な外面プロファイルを示すものと理解できる。また歯茎1(図7における4)の外側1b(図7における4a)は、唇側(labial)および頬側(buccal)の内面に対応し、歯茎1(図7における4)の内側1a(図7における4b)は、舌根側(lingual root)または口蓋(図7における6)に対応する部分であると理解できる。
図1および図2に示すように、本発明の第1の実施形態による歯科用牽引装置100は、牽引ベース部10と、ハンドル20とを含む。歯科用牽引装置100は、口腔スキャナーを用いて歯茎の明確な外形イメージを得るために、一側が口腔内に配置されて舌、唇および頬の内側のような軟組織の流動を拘束牽引する装置である。
詳しくは、牽引ベース部10は、口腔内の上下顎のうちのいずれか一方の歯茎1の内側1aおよび外側1bを全体的に囲むように設けられ、内側牽引部11および外側牽引部12を備える。
ここで、内側牽引部11は、歯茎1の内側1aを囲むようにアーチ形プロファイルに延び、外周面には舌3が収容されるように加圧拘束部15が凹状に形成されることが好ましい。このとき内側牽引部11の外周面11bは舌根側の外面であると理解できる。なお、外側牽引部12は、内側牽引部11の両端から一体に延び、歯茎1の外側1bを囲むようにアーチ形プロファイルに形成される。
このとき、内側牽引部11と外側牽引部12の間には、歯茎1の内外側1a,1bが全体的に囲まれて収容される収容空間13が形成される。
より詳しくは、収容空間13は、内側牽引部11の内周面11aが歯茎1の内側1aと離隔するように所定の第1間隔g1を有して設定されることが好ましい。また外側牽引部12の内周面12aは歯茎1の外側1bと離隔するように所定の第2間隔g2を有して設定されることにより、収容空間13を歯茎1の内外側1a,1bのプロファイルよりも実質的に大きく形成することができる。
第1間隔g1および第2間隔g2は、性別・年齢による歯茎プロファイルの個人差を包括するように設定される。したがって、1つの歯科用牽引装置をもって様々な被施術者に互換して使用することができ、経済性および使用便宜性が格段に向上する。場合によっては、牽引ベース部は各々の偏差を代表するように複数個に規格化して製造することもできる。
ここで、牽引ベース部10が口腔内に挿入され、収容空間13に歯茎1が収容されて配置されると、加圧拘束部15に舌3の外側が密着拘束されながら、口腔内の遠心側(distal)に牽引される。また外側牽引部12の外周面12bが唇2および頬の内側を外側方向に加圧・牽引することにより、歯茎1の外側1bから唇2および頬の内側が離隔される。
したがって、口腔内において口腔スキャナーが移動可能な空間を十分に確保でき、被施術者が無意識的に口あるいは舌を動いても、その干渉により口腔スキャナーのスキャン経路が離脱することを防止することができる。また歯茎1の内外側1a,1bから軟組織が実質的に離隔するので、歯茎1の全体的な外面形状がより明確に露出される。これにより、施術者が被施術者の口腔内を可視的に明確に認識することができ、口腔スキャナーを用いた正確なスキャンイメージが得られてスキャンイメージの信頼度が向上する。
このとき、牽引ベース部10が口腔内に設けられると、舌3が口腔の遠心側に牽引されると同時に、唇および頬が口腔の外側方向に加圧・牽引されることができる。したがって、一つの道具を用いて牽引方向の異なる軟組織が全体的に歯茎1の内外側1a,1bから離隔するので、操作の便宜性がさらに改善される。また殆どの歯牙が消失された無歯顎或いは部分無歯顎のように軟組織である歯茎量が多い場合にも、牽引ベース部10が歯茎1を加圧しながら固定されるので、歯茎の外面形状がもっと確実に露出される。
一方、ハンドル20は、牽引ベース部10から外側方向に延び、グリップ部22を含むことが好ましい。ここで、グリップ部22は延長折切部21から外側方向に延び、把持が容易な長さに延長されることが好ましい。
詳しくは、牽引ベース部10の外側端とグリップ部22との間を上方に傾いて連結するように延長折切部21が備えられることが好ましい。ここで、外側牽引部12の外側端は、外側牽引部12が外側に凸状にラウンドした部分であり、口腔の唇側に対応する中央部側であると理解できる。
したがって、牽引ベース部10とグリップ部22とは実質的に段差を有して連結される。これにより、歯科用牽引装置100に伝達される加圧力が、唇2の上面より内側に形成された歯茎1の下端側プロファイルに対応して均一に加えられる。このとき、歯茎の下端側とは、歯茎1の内側1aと舌3との連結部および歯茎1の外側1bと唇2との連結部側である。
ここで、延長折切部21は一対が設けられ、所定の間隔で離隔して対称的に設けられる。一対の延長折切部21は、上下顎のうちのいずれか一方の左右側犬歯或いは第1小臼歯側にそれぞれ連結される。これにより、牽引ベース部10が口腔内に挿入された状態で一対の延長折切部21の下面が唇2の上面に密着すると、牽引ベース部10が歯茎1の下端側に加圧される。内側牽引部11および外側牽引部12の夫々の外周面に軟組織が接して牽引されると、歯茎1の内外側1a,1bが確実に露出されつつ、口腔スキャナーが移動可能な十分な空間が確保される。また、唇2は一対の延長折切部21の傾いた下面に対応して口腔の外側方向に加圧牽引されることができる。これにより、唇2の内側が歯茎1の外側1bから離隔して流動が制限されることにより、スキャン過程において唇2による干渉を最小限に抑えることができる。
このとき、延長折切部21は一個を設けて連結することもできるが、一対に設けて左右側犬歯或いは第1小臼歯の間の間隔に対応するように離隔することにより唇2が均一な間隔で加圧されることができる。したがって、犬歯および小臼歯だけではなく、前歯側の唇が全体的に歯茎1の外側1bから離隔することができ、唇2の流動による口腔スキャナーの干渉を防止できる。またスキャンイメージに不必要な唇のイメージが含まれないので、スキャンイメージの正確度がさらに向上する。
また、延長折切部21は外側牽引部12に対して所定の角度で上方向に傾斜し、グリップ部22は延長折切部21に対して所定の角度で下方向に傾斜して形成される。したがって、外側牽引部12とグリップ部22とは実質的に互いに対応する方向に備えられ、延長折切部21により段差を有して形成される。これにより、口腔の開口側がグリップ部22により遮られることを防止して、口腔スキャナーを用いるスキャン経路が安定的に確保される。
また施術者がグリップ部22を把持した状態で歯科用牽引装置100を口腔内に加圧すると、牽引ベース部10の下面が歯茎1の下端側に密着されながら加圧される。したがって、内側牽引部11により舌3が遠心側に加圧され、外側牽引部12により唇2および頬が口腔の内外側に同時に加圧される。
これにより、口腔内の軟組織の全体的な流動が防止されて口腔スキャナーが口腔内で安定的に移動するので、スキャンイメージの信頼度がさらに向上する。また歯茎1の外面に映像整合の基準となるマーカー(図示せず)を付けても、口腔内の軟組織の流動により分離されることを防止することができる。したがって、CT撮影により得られるCTイメージとスキャンイメージとの正確な映像整合によるインプラントの植立計画の正確度が格段に向上する。
このとき、外側牽引部の外側端は、一対の延長折切部の間の間隔に対応するように断絶され、一対の延長折切部の夫々の端部は、外側牽引部の外側端の断絶された端部から夫々延びることができる。これにより、夫々の延長折切部の端部から一体に延びるグリップ部を握る力によりグリップ部の間の間隔が狭くなると、延長折切部の間の間隔および外側牽引部の断絶した両端の間の間隔も狭くなる。したがって、施術者の握力により歯茎の外側と外側牽引部の内周面の間の間隔を弾力的に設定することができる。また延長折切部は外側牽引部の断絶した両端から一体に折切して延びることができ、ハンドルと牽引ベース部は別々に備えられ、延長折切部の端部が外側牽引部の外側端に連結されることもできる。
内側牽引部11および外側牽引部12は夫々の両端部が連結部14により一体に連結されることが好ましい。すなわち、外側牽引部12が内側牽引部11の両端から一体に延びるとは、連結部14により一体に連結されていることと理解できる。したがって、内側牽引部11、連結部14および外側牽引部12は実質的に一つのワイヤ部として形成され、夫々の機能によって区分されていると理解できる。
より詳しくは、連結部14は、牽引ベース部10の両端の外側、好ましくは後臼三角(retromolar trigone)側のプロファイルに対応して凸状にラウンドして形成されることが望ましい。連結部14は延長折切部21の外面に対向するように傾いて上方向に折切される。したがった、連結部14の外側にラウンドした端部に他側の歯茎の外面部c1が安着して上下顎が離隔した状態が支持されながらも、牽引ベース部10の下面が口腔内のプロファイルに干渉せず安定的に配置されることができる。これにより、口腔内をスキャンする過程において、被施術者の上下顎が任意に咬合することを防止してスキャン過程がより安定的となり、得られるスキャンイメージの明確性が向上する。
なお、牽引ベース部10は、外力により3次元焼成変形された形状が維持される軟性のワイヤ部10aと、ワイヤ部10aの外側を囲む合成樹脂材質の外皮部10bとを含むことが好ましい。
詳しくは、ワイヤ部10aは、内側牽引部11、外側牽引部12および連結部14が歯茎1の内外側1a,1bを全体的に囲むように収容空間13が形成されたアーチ形プロファイルに対応して形成される。このとき、ワイヤ部10aは、被施術者の個人差に対応するように外力により3次元的な変形が容易でかつ変形完了状態では他の外力が加えられるまでには変形が防止できる材質で形成される。例えば、ワイヤ部10aは外力により曲げたり伸ばしたりできる金属材質の針金などである。したがって、内側牽引部11および外側牽引部12の間の間隔または連結部14の角度を被施術者の様々な口腔環境に対応して直覚的かつ弾力的に変更できるので、活用性および経済性が改善される。
ワイヤ部10aの外側は外皮部10bによりカバーされる。このとき、外皮部10bはシリコンまたはポリエチレン(PE)などのように、ワイヤ部10aの焼成変形時に一緒に弾性的に変形可能でありかつ医療器具としても使用可能な合成樹脂材質で形成される。また外皮部10bは、金属材質のワイヤ部10aが実質的に遮蔽される不透明材質で形成されることが望ましい。したがって、スキャンするときにワイヤ部10aによる光の散乱を防止でき、被施術者の口腔内に接触したときに不便さや拒否感を最小限にすることができる。
もちろん、ハンドル20も牽引ベース部10と同様に、金属材質のワイヤ部の外側に合成樹脂材質の外皮部がカバーされて形成される。このとき、ハンドル20を構成するワイヤ部は、軟組織を牽引するための加圧力にも実質的に変形しない剛性の材質で形成されることが望ましい。すなわち、牽引ベース部10は外力による変形が可能であり、ハンドル20は外力を支持する強度で形成されることにより、軟組織の加圧を通じた牽引力が顕著に改善される。
このとき、牽引ベース部側のワイヤ部とハンドル側のワイヤ部は、剛性の異なる別々の金属材ワイヤで形成され、連結される部分が互いに溶接または締結された状態で外面に外皮部が一体でカバーされる。または牽引ベース部とハンドルは夫々ワイヤ部および外皮部を含んで別々に製造され、連結部分が溶接、付着または締結されることもできる。さらに牽引ベース部側のワイヤ部とハンドル側のワイヤ部は、同一の金属材ワイヤを複数個重畳して形成し、両方の重畳の厚さを別々にすることにより強度を調節することができる。
なお、図3は本発明の第2の実施形態による歯科用牽引装置を示す斜視図である。この実施形態においては、ハンドル220を除いた基本的な構成は上述した第1の実施形態と同様であるので、同じ構成についての具体的な説明は省略する。
図3に示したように、施術者がハンドル220を把持したときに指が支持されるようにグリップ部222の間を所定の幅で連結した加圧支持部223が形成される。このとき、加圧支持部223は、グリップ部222の間に施術者の加圧力が加えられる方向に凹んだ溝形状である。
例えば、施術者の親指が加圧支持部223の凹んだ溝に安着し、人差し指が加圧支持部223の凸状の外面(下面)に支持された状態で把持される。このように把持された状態で力を加えると、施術者が歯科用牽引装置200を用いて口腔内の軟組織を牽引した状態が安定的に維持されるので、迅速かつ正確なスキャン作業が可能である。
また内側牽引部には、口腔スキャナーのスキャン経路をガイドするガイド部が形成される。このとき、ガイド部は、口腔スキャナーの端部が係止拘束されるように内側牽引部のプロファイルに対応するアーチ状の溝で形成される。すなわち、口腔スキャナーがガイド部に沿って移動すると、スキャンイメージの間の歪曲を最小限にすることができ、イメージの補正作業が容易となって作業時間を短縮することができる。
図4は本発明の第3の実施形態による歯科用牽引装置を示す平面図であり、図5は本発明の第3の実施形態による歯科用牽引装置の把持状態を示す例示図である。この実施形態においては、ハンドル320を除いた基本的な構成は上述した第1の実施形態と同様であるので、同じ構成についての具体的な説明は省略する。
図4および図5に示したように、ハンドル320は牽引ベース部310の中央部310cを中心として両端310dのうちのいずれか一方に離隔した連結領域a(ハッチング部分)から偏心して延びている。このとき、ハンドル320は、牽引ベース部310の上方向に段差を有するグリップ部322を含む。
ここで、牽引ベース部310の両端310dは連結部314に対応する部分であると理解できる。ハンドル320が偏心して延びるとは、ハンドル320が牽引ベース部310の中央部310cから両端310dのうちいずれか一方に偏った領域から延びることと理解できる。
詳しくは、連結領域aは、牽引ベース部310の両端310dのうちのいずれか一方と中央部310cとの間に形成されることが望ましく、左側または右側の犬歯および小臼歯側に対応する部分に形成される。
すなわち、ハンドル320が口腔内の正中線を基準として左側または右側に偏心して備えられることにより、口腔内においてハンドル320の他側に歯科用器具などが入り込み可能な空間が相対的に大きくなる。これにより、口腔スキャナーおよび歯科用器具のハンドリング半径が大きくなり、作用便宜性が顕著に改善される。また口腔スキャナーおよび歯科用器具のハンドリング作業時にハンドル320との干渉が最小限に抑えられて作業の便宜性が一層向上される。
このとき、外側牽引部312は歯茎1の外側1bに対応し、所定の半径を有するアーチ形に形成される。ハンドル320は外側牽引部312のアーチ形の延長方向e1に対して垂直に交差する方向e2に延びる。したがってハンドル320は施術者の両手の自然な運動半径に対応して牽引ベース部310から斜線外側方向に延びることができる。これによりハンドル320を把持するときに、手首あるいは腕首が過渡に折られることを防止でき、スキャンするときの疲労感を軽減し、作業の便宜性がより向上される。
またハンドル320が牽引ベース部310に連結される一端320aには、連結領域aから上方向に勾配した加圧支持延長部321が備えられる。加圧支持延長部321は、把持時に上側に位置する指、たとえば親指f1が加圧支持されるように上面側に凸状にラウンドして形成される。またグリップ部322は加圧支持延長部321から外側方向に連結され、把持時に下側に位置する指、たとえば人差し指f2に安着支持されるように下面側に凹状の支持溝部322aが形成されている。このとき、支持溝部322aは実質的に上側に凸状に突設された加圧支持延長部321の対向面(下面)であると理解できる。
ハンドル320を把持するとき、グリップ部322の下面に凹状に形成された支持溝部322aが人差し指f2の上面側に安着支持される。これと同時に、支持溝部322aの対向面側に凸状に突設された加圧支持延長部321の上面に親指f1が加圧支持されながら、ハンドル320が指f1、f2の間に堅固にクランプ固定される。したがって、施術者がハンドル320を把持した状態で歯科用牽引装置300の流動または位置変更が最小限に抑えられるので、軟組織を牽引拘束した状態が安定的に維持される。これにより、軟組織が牽引拘束された状態でスキャンイメージが迅速かつ明確に得られ、得られたイメージの信頼度が向上される。
支持溝部322aが人差し指f2に安着支持された状態で加圧支持延長部321の凸状に突設した上面が指親f1により加圧支持されると、レバー作用によって牽引ベース部310が被施術者の口腔内に安定的に加圧される。これにより歯科用牽引装置300を把持するときに、最小限の加圧力だけでもスキャンイメージを得ようとする歯茎側の軟組織を容易に牽引拘束することができ、操作の便宜性が高くなる。また加圧支持延長部321が上面側に凸状に突設されることにより、施術者のハンドリング時に加えられる加圧力が牽引ベース部310に集中的に伝達されて歯科用牽引装置300による牽引安定性がより改善される。
またグリップ部322の端部にはさらに把持時に施術者の掌側に密着支持されるように両側方向に拡張して所定の面積を有する支持ガイド面部323が形成される。したがって、ハンドル320は、把持時に実質的にこぶしを握った状態の手のプロファイルに自然に対応する形状に形成されるので、グリップ感が顕著に改善される。またハンドル320が把持された状態がより安定的に維持されるので、牽引ベース部310の位置が堅固に固定される。
もちろん、場合によって加圧支持延長部321、支持溝部322aおよび支持ガイド面部323には把持時に指または掌が滑ることを防止するために、さらに凸凹形状のノンスリップ部(図示せず)が形成されることができる。
図6は本発明の第4の実施形態による歯科用牽引装置を示す平面図である。この実施形態においては、拘束部416および拘束溝部426を除いた基本的な構成は上述した第3の実施形態と同様であるので、同じ構成についての具体的な説明は省略する。
図6に示したように、ハンドル420は牽引ベース部410に選択的に着脱可能に形成される。このために、ハンドル420の一端と外側牽引部412における対向する箇所には、拘束部416と、拘束部416が嵌合する拘束溝部426とが形成される。このとき、拘束部416および拘束溝部426には、互いに嵌合締結された状態では回動および流動を防止できる1つ以上の非連続整列部が形成される。
詳しくは、拘束部416は、外側牽引部412の中央部を中心として両側に対称して形成される。拘束溝部426は、拘束部416の外面に互いに嵌合する溝状に形成される。これにより、ハンドル420の分離後、外側牽引部412の一側または他側に形成された拘束部416に嵌合するだけで、施術者の右手または左手で操作可能である。よってハンドル420が牽引ベース部410の中央部から偏って延長されても把持方向の制限が最小限になり、活用度が高くなる。
このとき、拘束部416および拘束溝部426の外面および内面プロファイルに非連続的に延長した段差部で形成された非連続整列部により回動または流動が制限されるので、ハンドル420の締結角度および位置が固定される。ここで、拘束部416および拘束溝部426は、夫々の面の連続方向が異なる多角形状に形成でき、場合によってはDカット部(D−cut)または別の突起/溝状に形成することもできる。また拘束部は、外側牽引部の両側に部分的に対称形成されるか、外側牽引部の中央部および両側の全体的な領域に形成されるか、あるいは拘束部がハンドルの一端に形成されることができる。もちろん、場合によっては、ハンドルの一端にはニッパーまたはクランプ状の拘束部材が備えられ、ハンドルは拘束部材により牽引ベース部にクランプ固定されることもできる。
図7は本発明の第5の実施形態による歯科用牽引装置を示す平面図であり、図8は本発明の第5の実施形態による歯科用牽引装置が設けられた口腔内を示す例示図であり、図9は本発明の第5の実施形態による歯科用牽引装置が設けられた口腔内をスキャンする状態を示す例示図である。この実施形態においては、牽引ベース部510を除いた基本的な構成は上述した第3の実施形態と同様であるので、同じ構成についての具体的な説明は省略する。なお、後述する歯茎4の上端は実質的に自然歯牙または人工歯牙が植立される歯槽部であると理解できる。またこの実施形態において歯茎4は実質的に上顎であると理解できる。
図7ないし図9に示したように、牽引ベース部510は、軟組織が外側方向に牽引拘束されるように歯茎4の外側4aと唇5の内側の間に挿入される。牽引ベース部510が挿入された状態で歯茎4の下端4c側に加圧されると、牽引ベース部510の厚さに対応して軟組織が歯茎4の外側4aから分離され、口腔の外側方向に外力が加えられることにより軟組織が歯茎4の外側4aから離隔される。
すなわち、牽引ベース部510の内周面511bが歯茎4の外側4aと離隔しながら、牽引ベース部510の外周面511aに密着した軟組織が歯茎4から離隔分離される。これにより、歯茎4の近心側(mesial)および遠心側までの全体的な外面形状が一度に明確に露出されて歯茎4をスキャンして得るスキャンイメージの正確度が改善される。
このとき、牽引ベース部510は、歯茎4の前歯側に対応する近心側から両側の大臼歯側に対応する遠心側4dまでの外側4aの全体的なアーチ形プロファイルに対応してラウンドしたワイヤ胴体で形成される。したがって、牽引ベース部510が口腔内に挿入されると、前歯側に対応する唇側の軟組織から大臼歯側に対応する遠心側の軟組織まで同時に歯茎4の外側4aから離隔分離される。これにより、被施術者の口腔内に口腔スキャナーsが挿入された状態で一度に歯茎4の全体的な外面形状をスキャンできるので、作業の便宜性が顕著に向上される。また得られるスキャンイメージの歪曲が最小限になって情報の信頼度が高くなり、歪曲イメージの補正にかかる時間および工程を最小限に抑えて作業の便宜性が向上する。
牽引ベース部510が実質的に小断面直径を有するワイヤ胴体で形成されることにより、軟組織が堅固に牽引されながら牽引ベース部510により歯茎4の外側4aが遮られる部分が最小限になる。これにより、歯茎4の外側4a、すなわち上顎突起の実質的な外面が全体的に露出されるので、口腔スキャンsによるスキャン面積を最大限に確保できる。また得られたスキャンイメージから得られる情報の量が最大になり、情報の信頼度も顕著に向上される。
ここで、牽引ベース部510の中央部には、口腔内の正中線に対応して整列配置をガイドする整列基準部518が備えられる。
詳しくは、整列基準部518が正中線に対応するように配置されると、牽引ベース部510の内周面511bが歯茎4の全体的な外側4aと均一の間隔で離隔して備えられる。これにより、歯茎4の外側4aが全体的に露出されることによりスキャン面積を最大限に確保できるので、スキャンイメージの精密度および信頼度が顕著に向上する。また牽引ベース部510の外面が歯茎4とともにスキャンされるので、スキャンイメージには整列基準部518が正中線に対応して配置された状態のイメージ情報が含まれる。したがって、無歯顎或いは部分無歯顎のように口腔内の正中線を算出し難い場合にもスキャンイメージに含まれた整列基準部518のイメージに基づいて正中線に関する情報を容易に算出することができる。
このとき、整列基準部518は唇小帯5aに対応して整列配置される。
詳しくは、歯茎4の下端4cには、歯茎4の外側4aおよび唇5の内面を連結し、正中線に沿って形成されて唇5の流動範囲を制限するしわ組織である唇小帯5aが形成される。すなわち、無歯顎或いは部分無歯顎である場合にも、整列基準部518が唇小帯5aを基準として整列配置される。したがって、歯科用牽引装置500が設けられた状態の口腔内をスキャンして得たスキャンイメージから正確な正中線の位置情報が算出されるので、それに基づいて立てられるインプラントの植立計画の精密度が顕著に改善される。
ここで、整列基準部518は、歯茎4の下端4c側に対応する牽引ベース部510の一面が凹状に凹んで形成される。
詳しくは、牽引ベース部510が歯茎4の外側4a、唇5の内側および頬の内側5bの間に挿入されると、一側が歯茎4の下端4cに対応して配置される。このとき、唇小帯5aが整列基準部518の凹状の内側空間518bに挿入される簡単な方法により、牽引ベース部510が正中線に対応して正確に整列配置される。
すなわち、唇小帯5aを基準として牽引ベース部510が口腔内の正中線に対応して容易かつ正確に整列される。牽引ベース部510が歯茎4の下端4c側に加圧されると、牽引ベース部510の内周面511bが歯茎4の外側4aから離隔される。これにより、唇5の内側および頬の内側5bの軟組織が歯茎4の外側4aから離隔して歯茎4が全体的に露出される。また整列基準部518の内側空間518bに唇小帯5aが挿入された状態で牽引ベース部510の左右流動が拘束されるので、スキャン時に別途の固定手段がなくても牽引ベース部510の位置を実質的に固定できる。
また被施術者の歯茎4に前歯側の残存歯牙が存在する場合は、整列基準部518は正中線に対応する一対の前歯の間の歯牙配列面に対応して配置されることができる。このとき、整列基準部518の他面側に凸状の突出部518cが一対の前歯間の歯牙配列面に整列配置されることにより、牽引ベース部510が正中線に対応して正確に配置されることができる。
なお、整列基準部518の中央部には、さらに外周面の円周方向に沿って囲むように基準標識部518aが備えられる。すなわち、整列基準部518の一面側の凹状の内側空間518bおよび他面側の突出部518cのプロファイルが緩やかに形成されても基準標識部518aが明確な正中線の基準指標として活用されることができる。
もちろん、場合によっては、整列基準部は牽引ベース部の一面が凸状に突出して形成されることができ、牽引ベース部の中央部に基準標識部のみで表示することができる。また整列基準部は牽引ベース部の中央部に円周方向に沿って全体的に凹状の溝或いは凸状の突起形状に設けられる。また基準標識部は牽引ベース部の一面または他面方向に狭小な矢印形状にも形成でき、明確な基準指標であれば様々な標識であることができる。
牽引ベース部510の両端には、末端517aに行くほど断面横幅d3が断面縦幅d2より漸進的に狭くなる可変拘束部517が一体に形成される。このとき、可変拘束部517は歯茎4のアーチ形に延びた両端部プロファイルに対応して外力によって選択的に変形できる。ここで、可変拘束部517の形状が変形されるとは、牽引ベース部510の両端の一対の可変拘束部517の間の間隔および牽引ベース部510の中央部との延長角度、曲率などが外力によって変形することと理解できる。
したがって、被施術者の個人差による様々な歯茎4のプロファイルに対応して、牽引ベース部510の内周面511bと歯茎4の外側4aとの間の間隔が弾力的に調節される。
このとき、牽引ベース部510の中央部側は、断面縦幅d2および断面横幅d1が実質的に対応するように形成される。したがって、施術者がハンドル520を把持した状態で牽引ベース部510側に外力が加えられても任意に変形されないので、軟組織が牽引された状態が堅固に支持される。また可変拘束部517は末端517aに行くほど断面横幅d3が漸進的に狭くなるように形成されたことにより、実質的に楕円形の断面形状に形成される。したがって、可変拘束部517が歯茎4の外側4aおよび唇5の内側が密着した狭い間隙に容易に挿入されることができる。また可変拘束部517の末端517a側が相対的に薄く形成されるので、口腔内への挿入時に異物感を最小限に抑え、被施術者の不便さが顕著に減少する。このとき、可変拘束部517の末端517aに行くほど断面横幅d3は狭くなるが、断面縦幅d2は実質的に牽引ベース部510の中央部側の断面縦幅d2に対応して形成されている。これにより、頬の内側5bの軟組織を牽引拘束する外側面積は維持されながら、歯茎4の外側4aと頬の内側5bの軟組織の間の離隔間隔が最大になる。
ここで、牽引ベース部510は、外力により歯茎4の外側4aのプロファイルに対応して3次元焼成変形した状態で形状が維持される軟性のワイヤ部510aと、ワイヤ部510aの外側を囲む合成樹脂材質の外皮部510bとを含む。すなわち、可変拘束部517の末端側の断面横幅d3が断面縦幅d2より狭いことは、ワイヤ部510aの両端の断面横幅d3が断面縦幅d2より狭い楕円形に形成されることと理解できる。このとき、ワイヤ部510aおよび外皮部510bは第1の実施形態においてのワイヤ部(図1における10a)および外皮部(図1における10b)に対応するので、材質および機能に関する詳しい説明は省略する。
可変拘束部517の末端517aは外面がラウンドして形成される。したがって、互いに密着した歯茎4の外側4aおよび唇5の内側の間に可変拘束部517の末端517aが柔らかく挿入されるので、口腔内の軟組織が掻かれたり刺されたりして痛み、傷などが発生することを防止できる。
可変拘束部517の末端517a側には、さらに牽引ベース部510の他面側に傾いて折り切られた牽引延長部が備えられる。すなわち、唇側よりも相対的に軟組織の分布量が多い頬側の軟組織、特に大臼歯側の軟組織が、牽引延長部により歯茎4の下端4c側から口腔内にもっと加圧牽引されることができる。したがって、歯茎4の唇側だけではなく頬側および後臼歯三角側の外側まで全体的な外面形状が明確に露出されるので、スキャンイメージの精密度および正確度が一層向上する。
このとき、歯科用牽引装置500は、上顎側の唇5、唇5および頬の内側5aの軟組織が歯茎4の外側4aから離隔するように牽引しながら、歯茎4の内側4bに連続的な口蓋6の外面が明確に露出されるようにする。したがって、上顎側義歯の設計および製造のように口蓋6の外面形状情報が必要な補綴物の製造時にも、上顎の全体的な外面形状を精密に得ることができる。これにより、製造された補綴物および被施術者の口腔内との嵌合度が向上し、被施術者の咀嚼信頼度および使用満足度が顕著に改善される。
なお、施術者がハンドル520を把持するとき、ハンドル520の他側に位置する指に加圧支持されるように、ハンドル520の一端には、他面側に膨らんだ形状に選択的に変形される可変支持延長部521が備えられる。ここで、可変支持延長部521は上述した第3の実施形態の加圧支持延長部(図5における321)に対応するものと理解できる。
すなわち、施術者がハンドル520を把持した状態で牽引ベース部510が歯茎4の外側4aおよび唇5の内側の間に挿入されると、可変支持延長部521の一側が被施術者の唇5の外側に配置される。したがって、可変支持延長部521の一側が人差し指に安着した状態で他側の凸状の外面が親指によって加圧されると、口腔内に設けられた牽引ベース部510が歯茎4の下端4c側に加圧される。また口腔の外側方向に牽引する牽引力が加えられると、歯茎4の外側4aと唇5の内側とが離隔される。
可変支持延長部521の一面が唇5に密着するように配置されることにより唇5が口腔の外側方向に牽引されるので、歯茎4の外側4aが一層明確に露出される。また被施術者の無意識的な動きにも唇5の流動が防止されるので、口腔スキャナーsの移動時に唇5との干渉が防止されて、スキャンにより得られるスキャンイメージの信頼度が顕著に向上される。
なお、図10は本発明の第6の実施形態による歯科用牽引装置を示す平面図である。この実施形態においては、内側牽引部612を除いた基本的な構成は上述した第5の実施形態と同様であるので、同じ構成についての具体的な説明は省略する。
図10に示したように、牽引ベース部610には、さらに歯茎4の内側プロファイルに対応するアーチ形の内側牽引部612が備えられる。ここで、内側牽引部612の両端は牽引ベース部610の両端と選択的に締結されることができる。
詳しくは、内側牽引部612は内周面が歯茎4の内側に対応するように形成され、凹状の外周面に舌が収容されて拘束される加圧拘束部615が形成される。内側牽引部612の両端には、歯茎4の遠心側の外側を囲み、牽引ベース部610と選択的に締結される締結部612dが形成された延長連結部614が形成される。
牽引ベース部610に内側牽引部612が締結されると、加圧拘束部615に舌が収容されて拘束されることができる。牽引ベース部610、内側牽引部612および延長連結部614が全体的に連結されることにより、歯茎4の全体的な外面が収容される収容空間が形成される。すなわち、内側牽引部612が選択的に締結されることにより歯茎4の外側に隣接した軟組織だけではなく、歯茎の内側に隣接した舌を同時に拘束することができる。したがって、内側牽引部612を着脱する簡単な操作で一つの歯科用牽引装置を用いて上顎または下顎に弾力的に適用できるので、使用便宜性および経済性が顕著に改善される。
このとき、牽引ベース部610と内側牽引部612の両端に形成された夫々の締結部611d,612dは、一側に形成された突出部が対向側に形成された溝に嵌合される構造で形成できる。このとき、内側牽引部612の両端は実質的に延長連結部614の末端である。
一方、牽引ベース部610および内側牽引部612の両端が互いに重畳し、内側牽引部612の両端が歯茎4の下端に配置されるように締結されることができる。したがって、牽引ベース部610が歯茎4の下端側に加圧されるように加えられる外力が内側牽引部612の両端を加圧するように伝達される。これにより、内側牽引部612の両端が歯茎4の下端および牽引ベース部610の両端の間にクランプ固定されることによりスキャン作業中に内側牽引部612が任意に分離されることを防止できる。
これらの歯科用牽引装置100,200,300,400,500,600は、インプラントの植立計画だけではなく、様々な補綴物の植立および矯正治療など口腔内の明確なスキャンイメージが必要な多様な歯科治療に広範囲に使用できる。またこれらの歯科用牽引装置100,200,300,400,500,600は、口腔内のスキャン作業以外にも、歯周疾患などの治療時に舌および唇などの軟組織を牽引拘束するためにも使用できる。
本発明は歯科インプラント製品の製造産業に適用することができる。

Claims (13)

  1. 口腔内の上下顎のうちの少なくとも一方の歯茎の内側を囲むようにアーチ形プロファイルに延び、外周面に舌が収容されるように加圧拘束部が形成された内側牽引部、および前記内側牽引部の両端から一体に延び、前記歯茎の外側を囲むようにアーチ形プロファイルに延びた外側牽引部を含む牽引ベース部と、
    前記牽引ベース部から外側に連結されたグリップ部が形成されたハンドルとを含む歯科用牽引装置。
  2. 前記内側牽引部と前記外側牽引部の間には、前記歯茎の内外側が収容される収容空間が形成され、
    前記収容空間は、前記内側牽引部の内周面が前記歯茎の内側と離隔するように設定された所定の第1間隔と、前記外側牽引部の内周面が前記歯茎の外側と離隔するように設定された所定の第2間隔とを含んで設定されることを特徴とする請求項1記載の歯科用牽引装置。
  3. 前記ハンドルは前記牽引ベース部の外側端から連結され、
    前記牽引ベース部の外側端と前記グリップ部の端部の間は、上方に傾いて延びた延長折切部により連結され、前記内側牽引部および前記外側牽引部は外側にラウンドした連結部により一体に連結され、
    前記連結部は、端部が他側歯茎の外面部が安着されて上下顎が離隔した状態を支持するように前記延長折切部の外面に対向するように上方向に折切されたことを特徴とする請求項1記載の歯科用牽引装置。
  4. 前記延長折切部は唇を外側方向に牽引するように前記外側牽引部の外側に所定の間隔で離隔して一対が形成され、前記グリップ部は前記一対の延長折切部から夫々延長した端部が互いに隣接して形成され、
    把持したときに指が支持されるように前記グリップ部の間を所定の幅で連結する加圧支持部が形成されることを特徴とする請求項3記載の歯科用牽引装置。
  5. 前記ハンドルは前記牽引ベース部の中央部を中心として両端のうちのいずれか一方に離隔した連結領域から延び、前記グリップ部は前記牽引ベース部の上方向に段差を有して形成されることを特徴とする請求項1記載の歯科用牽引装置。
  6. 前記ハンドルは前記外側牽引部のアーチ形の延長方向に対して垂直に交差するように前記連結領域から斜線外側方向に延びることを特徴とする請求項5記載の歯科用牽引装置。
  7. 前記ハンドルの一端には、前記連結領域から上方向に勾配し、把持時に上側に位置する指が加圧支持されるように上面側に凸状にラウンドした加圧支持延長部が形成され、
    前記グリップ部は、前記加圧支持延長部から外側方向に延び、把持時に下側に位置する指が安着支持されるように下面側に凹状の支持溝部が形成されることを特徴とする請求項5記載の歯科用牽引装置。
  8. 前記グリップ部の端部には、さらに把持時に掌に密着支持されるように両側方向に拡張して所定の面積を有する支持ガイド面部が形成され、
    前記ハンドルが前記牽引ベース部と選択的に着脱するように、前記ハンドルの一端と前記外側牽引部の相互対向側には、一つ以上の非連続整列部が形成された拘束部と前記拘束部が嵌合して締結される拘束溝部とが形成されることを特徴とする請求項5記載の歯科用牽引装置。
  9. 口腔内の軟組織が外側方向に牽引拘束されて歯茎の全体的な外面が露出するように前記歯茎の外側と唇の内側との間に挿入され、前記歯茎の外側に対応するアーチ形プロファイルに延びる牽引ベース部と、
    前記牽引ベース部の中央部を中心として両端のうちいずれか一方に離隔した連結領域から半径方向の外側に延びたハンドルとを含む歯科用牽引装置。
  10. 前記牽引ベース部の中央部には、口腔内の正中線に対応して整列配置されるように整列基準部が備えられ、
    前記整列基準部は、前記歯茎の下端側に対応する前記牽引ベース部の一面が凹状に凹んで形成されることを特徴とする請求項9記載の歯科用牽引装置。
  11. 前記牽引ベース部の両端には、末端に行くほど断面横幅が断面縦幅より漸進的に狭くなり、前記歯茎のアーチ形両端のプロファイルに対応して外力によって選択的に変形する可変拘束部が形成され、
    前記可変拘束部の末端は外面がラウンドして形成されることを特徴とする請求項1記載の歯科用牽引装置。
  12. 前記ハンドルは、前記牽引ベース部のアーチ形延長方向に対して垂直に交差するように前記連結領域から斜線外側方向に延び、
    把持するとき、前記ハンドルの他側に位置する指に加圧支持されるように、前記ハンドルの一端には、他面側に膨らんだ形状に選択的に変形される可変支持延長部が備えられることを特徴とする請求項5または9に記載の歯科用牽引装置。
  13. 前記牽引ベース部は、
    外力により3次元焼成変形した状態で形状が維持される軟性のワイヤ部と、
    前記ワイヤ部の外側を囲む合成樹脂材質の外皮部と、を含むことを特徴とする請求項1または請求項9記載の歯科用牽引装置。
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