JP2018516669A5

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Publication number: JP2018516669A5
Application number: JP2017561391A
Authority: JP
Filing date: 2016-05-26
Publication date: 2019-06-27
Anticipated expiration: 2036-05-26

Claims

展開ツール（３０）内の拘束状態において心臓組織の壁を通して送達するための装置であって、当該装置は組織アンカー（２９０）を有し、該組織アンカー（２９０）は、
長手方向中心軸（１３４）を有するアンカーシャフト（１２２）と、
前記展開ツールによって拘束されていないときに所定の形状を有し、かつ、前記展開ツール（３０）による拘束から解放されたときに前記所定の形状に自動的に移行するように構成されており、かつ、（ａ）前記アンカーシャフト（１２２）の遠位端（１３０）から延び、かつ（ｂ）ワイヤ（１５０）を有する組織連結用要素（１２８）であって、前記組織アンカー（２９０）が前記展開ツール（３０）によって拘束されていないときは、（ａ）前記ワイヤ（１５０）が開いた形状（２９１）の形になっており、かつ（ｂ）仮に前記組織連結用要素（１２８）を前記長手方向中心軸（１３４）に垂直な平面（１３６）上に投影したとすると、前記開いた形状（２９１）が前記平面（１３６）における点（２９２）の１７０度〜３５５度を囲んでいる、前記組織連結用要素（１２８）と、
可撓性の細長い引張り部材（２０２）とを有し、該可撓性の細長い引張り部材（２０２）は、（ａ）前記ワイヤ（１５０）上の部位（２０６）に固定されている遠位部（２０４）と、（ｂ）前記アンカーシャフト（１２２）の少なくとも一部（２１０）に沿って延びる長手方向セグメント（２０９）を有する近位部（２０８）と、（ｃ）交差部（２１２）とを含み、該交差部（２１２）は、（ｉ）前記可撓性の細長い引張り部材（２０２）に沿って前記遠位部（２０４）と前記近位部（２０８）との間に配置され、かつ、（ｉｉ）前記組織アンカー（２９０）が前記展開ツール（３０）によって拘束されていないときは、前記開いた形状（２９１）の少なくとも一部と交差するものであって、
前記組織アンカー（２９０）が、前記組織アンカー（２９０）が前記展開ツール（３０）によって拘束されていないときは、前記アンカーシャフト（１２２）の前記少なくとも一部（２１０）と前記可撓性の細長い引張り部材（２０２）の前記近位部（２０８）の前記長手方向セグメント（２０９）との間で相対的な軸方向運動を許容するように構成されており、
その特徴は、前記組織アンカー（２９０）が前記展開ツール（３０）によって拘束されていないときは、前記点（２９２）が、（ａ）前記ワイヤ（１５０）上の前記部位（２０６）および（ｂ）前記ワイヤ（１５０）の近位端（３８２）で終端するラインセグメントの前記平面（１３６）上への投影に位置することである、
前記装置。
前記組織アンカー（２９０）が、前記アンカーシャフト（１２２）の近位部（２０８）に接続されているアンカーヘッド（１２４）を有しており、
前記アンカーヘッド（１２４）が通路（２７２）を規定する形状をしており、該通路（２７２）内には前記可撓性の細長い引張り部材（２０２）の前記近位部（２０８）がスライド可能に配置されており、
前記可撓性の細長い引張り部材（２０２）が、前記可撓性の細長い引張り部材（２０２）の前記近位部（２０８）または前記交差部（２１２）に軸方向に固定されているロック用ストッパ（２７０）を有するものであり、かつ、
前記ロック用ストッパ（２７０）と前記通路（２７２）とは、前記通路（２７２）を通り越した前記ロック用ストッパ（２７０）の近位の運動を前記通路（２７２）の大きさと形状によって防止する大きさと形状をしている、
請求項１に記載の装置。
前記組織アンカー（２９０）が前記展開ツール（３０）によって拘束されていないときは、前記開いた形状（２９１）が、円の一部または楕円の一部の形状である、請求項１に記載の装置。
前記組織連結用要素（１２８）の少なくとも一部が湾曲状である、請求項１に記載の装置。
前記ワイヤ（１５０）上の前記部位（２０６）が、前記開いた形状（２９１）の遠位端（２９４）から７ｍｍ以内に配置される、請求項１に記載の装置。
前記ワイヤ（１５０）上の前記部位（２０６）が、前記ワイヤ（１５０）の遠位端（２９４）にある、請求項１に記載の装置。
前記ワイヤ（１５０）が、チャネルを規定する形状をしており、前記可撓性の細長い引張り部材（２０２）の一部が前記チャネルを通過し、かつ、前記ワイヤ（１５０）の前記遠位端（２９４）において前記ワイヤ（１５０）から外に出る、請求項６に記載の装置。
前記可撓性の細長い引張り部材（２０２）の半径が前記ワイヤ（１５０）の半径より小さい、請求項１に記載の装置。
前記可撓性の細長い引張り部材（２０２）の前記半径が前記ワイヤ（１５０）の前記半径の５０％未満である、請求項８に記載の装置。
前記組織アンカー（２９０）が前記展開ツール（３０）によって拘束されていないときは、（ａ）ラインセグメントであって、（ｉ）前記ワイヤ（１５０）上の前記部位（２０６）および（ｉｉ）前記組織連結用要素（１２８）の近位端で終端する前記ラインセグメントが、（ｂ）前記組織連結用要素（１２８）に沿って測定された前記組織連結用要素（１２８）の全長の比率に等しい全長を有し、該比率が２５％〜７５％である、請求項１〜９のいずれか１項に記載の装置。
前記組織アンカー（２９０）が前記展開ツール（３０）によって拘束されていないときは、
前記アンカーシャフト（１２２）の長手方向中心軸（１３４）に平行に測定された、前記開いた形状（２９１）の最大の長手方向寸法が０．２５ｍｍ〜５ｍｍであり、かつ、
前記長手方向中心軸（１３４）に垂直に測定された、前記開いた形状（１３４）の最大の横方向寸法が４ｍｍ〜２０ｍｍである、
請求項１〜９のいずれか１項に記載の装置。
前記組織アンカー（２９０）が、前記組織連結用要素（１２８）と前記アンカーシャフト（１２２）との間の接点における曲げ（４８０）を規定する形状である、請求項１に記載の装置。
前記曲げ（４８０）が、４５度〜１３５度の角度を有する、請求項１２に記載の装置。
前記角度が、６０度〜１２０度である、請求項１３に記載の装置。
前記組織連結用要素（１２８）が先端部（３０８）を有し、該先端部（３０８）は、前記ワイヤ（１５０）の遠位端（２９４）に固定され、かつ、前記先端部（３０８）に沿う最も幅の広い長手方向部位（３１２）において、前記ワイヤ（１５０）の平均ワイヤ断面積の少なくとも１５０％に等しい最大の先端部外側断面積を有する、請求項１に記載の装置。
前記アンカーシャフト（１２２）と前記組織連結用要素（１２８）とが、相互に一体的であり、かつ、前記ワイヤ（１５０）を一緒に有する、請求項１に記載の装置。