JP2018515630A - 硬化性組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
[Ar3S]+[Z(Q)N+1]
(式中、[Ar3S]+は、トリアリールスルホニウムカチオンであり、[Z(Q)N+1]は、非酸化性弱配位アニオンであり、Zは、第3a族、第4a族、または第5a族原子であり、Qは、フッ素(F)、有機フッ素ラジカル、またはそれらの混合物であり、Nは、元素Zの原子番号であり、Zに直接結合される第Q族の数は、第5a族に対して(N+1)/2以下である)を有するトリアリールスルホニウム塩である。少なくとも1つの顔料は、(i)シアン色顔料、または(ii)マゼンタ色顔料であり、エージング前の熱安定性硬化性エポキシ樹脂組成物の粘度が25℃で約50mPa−s未満である。シアン色インクの場合、60℃でのエージング後25℃で測定される、組成物の粘度における短期変化は、約80パーセント未満であり、粘度における長期変化は、約90パーセント未満である。マゼンタ色インクの場合、60℃でのエージング後25℃で測定される、組成物の粘度における短期変化は、約50パーセント未満であり、粘度における長期変化は、約50パーセント未満である。
一態様において、エポキシ樹脂組成物は、熱安定性である。一般に、熱安定性放射線硬化性エポキシ樹脂組成物は、硬化性組成物である。
硬化性エポキシ樹脂組成物の本発明において有用である、ジビニルアレーンジオキシド化合物、構成成分(a)は、少なくとも1つのジビニルアレーンジオキシド化合物を含む。ジビニルアレーンジオキシドは、例えば、任意の環位置に1つ以上のビニル基を担持する任意の置換または非置換アレーン核を含んでもよい。例えば、ジビニルアレーンジオキシドのアレーン位置は、ベンゼン、置換ベンゼン、(置換)渡環ベンゼン、もしくは同族結合(置換)ベンゼン、またはこれらの混合物からなり得る。ジビニルアレーンジオキシドのジビニルベンゼン部分は、オルト、メタ、もしくはパラ異性体、またはこれらの任意の混合物であってもよい。追加の置換基は、飽和アルキル、アリール、ハロゲン、ニトロ、イソシアネート、またはRO−(式中、Rは、飽和アルキルもしくはアリールであり得る)を含む、H2O2耐性基からなり得る。渡環ベンゼンは、ナフタレン、テトラヒドロナフタレンなどからなり得る。同族結合(置換)ベンゼンは、ビフェニル、ジフェニルエーテルなどからなり得る。ジビニルアレーンジオキシドの非限定的な例としては、1つ以上の置換ジビニルベンゼンジオキシド、ジビニルナフタレンジオキシド、ジビニルビフェニルジオキシド、ジビニルジフェニルエーテルジオキシド、及びこれらの混合物を挙げることができる。好ましい一実施形態において、ジビニルアレーンジオキシド化合物は、ジビニルベンゼンジオキシド(DVBDO)であってもよい。別の実施形態において、本硬化性配合物は、2つ以上の従来のエポキシ樹脂化合物を含んでもよく、エポキシ樹脂化合物のうちの少なくとも1つは、ジビニルアレーンジオキシド化合物である。例えば、本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物中で有用であるジビニルアレーンジオキシドは、米国特許特許第8,497,387号に説明されるジビニルアレーンジオキシドのうちのいずれを含んでもよい。
本発明の硬化性組成物を調製するのに有用な少なくとも1つの光開始剤化合物である構成成分(b)は、硬化性組成物中の顔料の分散を不安定化しない光開始剤化合物を含む。加えて、少なくとも1つの光開始剤は、短期間における硬化乾固に影響を及ぼす。一般に、硬化乾固に対する時間は、約400mJ未満、好ましくは約300mJ未満、及び最も好ましくは約200未満mJの光に曝露されるとき、600秒未満、300秒未満、及び好ましくは約120秒未満であってもよい。
[Ar3S]+[Z(Q)N+1]−
(式中、[Ar3S]+は、トリアリールスルホニウムカチオンであり、[Z(Q)N+1]は、非酸化性弱配位アニオンであり、Zは、第3a族、第4a族、または第5a族原子であり、Qは、フッ素(F)、有機フッ素ラジカル、またはそれらの混合物であり、Nは、元素Zの原子価であり、Zに直接結合される第Q族の数は、第5a族に対して(N+1)/2以下である)を有する少なくとも1つのトリアリールスルホニウム塩を含む。
少なくとも1つの顔料化合物である構成成分(c)は、顔料分散体を含み、この分散体は、顔料化合物、ならびに任意で、反応性担体中の共力剤及び/または分散剤からなってもよい。顔料は、例えば、シアン色顔料、マゼンタ色顔料、またはそれらの混合物を含んでもよい。本発明に有用なシアン色及びマゼンタ色顔料化合物は、顔料化合物に関する業界標準であるカラーインデックス(C.I.)に記載されているものを含む。
様々な実施形態において、硬化性エポキシ樹脂組成物は、ジビニルアレーンジオキシド以外の別のエポキシ化合物から選択される少なくとも1つの添加剤、オキセタン、充填剤、反応希釈剤、可撓性付与剤、加工剤、及び強化剤を更に含んでもよい。
一般に、硬化前の熱安定性エポキシ樹脂硬化性組成物は、液体である。硬化性組成物は、低粘度(25℃で50mPa・s未満)を呈する。低粘度である組成物は、特に配合物がインクジェットインク用途で使用されるとき、低粘度配合物の加工を容易にする。様々な実施形態において、本発明の低粘度インク配合物は一般に、25℃で約50mPa・s以下、約40mPa・s未満、約30mPa・s未満、約20mPa・s未満、約10mPa・s未満の粘度を呈し得る。他の実施形態において、本発明の低粘度組成物は、約2mPa・s超、約4mPa・s超、及び約5mPa・s超の粘度を呈し得る。更に別の実施形態において、本硬化性組成物の粘度は、2mPa・s〜約50mPa・s、4mPa・s〜約40mPa・s、及び5mPa・s〜約30mPa・sの粘度を呈し得る。
熱安定性UV硬化性エポキシ樹脂組成物を調製するためのプロセスは、(a)少なくとも1つのジビニルアレーンジオキシド化合物と、(b)少なくとも1つの光開始剤化合物と、(c)少なくとも1つの顔料化合物と、(d)必要に応じて、他の任意添加剤とを混合することを含む。例えば、硬化性エポキシ樹脂組成物の調製は、既知の混合機器において、ジビニルアレーンジオキシド化合物、光開始剤化合物、顔料、及び任意で、任意の他の望ましい添加剤を任意の順でブレンドすることによって実現されてもよい。上述の任意添加剤のいずれか、例えば第2のエポキシ樹脂またはビニルエーテルを混合中または混合前に組成物に添加して、組成物を形成してもよい。
本開示の別の態様は、硬化エポキシ樹脂コーティングを調製するためのプロセスを提供する。プロセスは、上で詳述された硬化性熱安定エポキシ樹脂組成物を提供すること、硬化性エポキシ樹脂組成物を硬化エネルギー源に曝露して、硬化エポキシ樹脂コーティングを形成することを含む。一般に、硬化性熱安定エポキシ樹脂組成物は、それを硬化させるためにエネルギー源に供する前に、コーティングされる物品の表面の少なくとも一部に適用される。
好適な熱安定性硬化性エポキシ樹脂組成物が上に記載されている。
本開示の別の態様は、基材の少なくとも1つの部分に接着する硬化または未硬化の低粘度エポキシ樹脂組成物を含む物品を包含する。広義語での物品は、熱安定性硬化性エポキシ樹脂組成物が最初に塗布される材料として定義されてもよい。その後、組成物は、基材の少なくとも1つの表面の少なくとも一部に接着する。本硬化性エポキシ樹脂組成物は、本組成物を硬化エネルギー源に曝露することで硬化されて、熱硬化性組成物または硬化組成物を形成し得るため、コーティングが基材に結合するようになる。物品は、硬化エネルギーに耐えて、硬化コーティングを形成することができる任意の材料であり得る。
本プロセスは、本硬化性エポキシ樹脂組成物を、物品の少なくとも1つの表面のうちの一部分に適用することを更に含む。好適な物品は、上記に詳述される。本硬化性コーティング組成物の適用は、様々な手段を通して適用され得る。例えば、本コーティング組成物は、ドローダウンバー、ローラ、ナイフ、塗料ブラシ、噴霧器、浸漬、インクジェットデバイス、または当業者にとって既知である他の方法を使用して適用することができる。また、1回を超えるコーティング組成物の適用が、多層コーティングを形成するために適用されてもよい。上記に詳述されるように、本硬化性コーティング組成物は、コーティングされる物品の1つ以上の表面に適用することができる。これらの硬化性エポキシ樹脂組成物の1つの好ましい用途は、インクジェットまたはインクジェットデバイスであり得る。本組成物は、インクジェットカートリッジ内に充填され、その後、物品に適用され得る。
本プロセスは、本硬化性エポキシ樹脂組成物を、物品の少なくとも1つの表面のうちの一部分に硬化させることを更に含む。熱安定性硬化性組成物は、硬化エネルギー源に組成物を曝露することによって、硬化されて、硬化組成物または熱硬化性樹脂を形成してもよい。これらの硬化性組成物は、様々なコーティング、より具体的には、インクジェットインクコーティングを含んでもよい。「硬化エネルギー」により、組成物は、様々なエネルギー手段によって、硬化されてもよい。例えば、様々なエネルギー手段としては、熱手段、電子線手段、及びUV手段を挙げることができる。インクジェットインク用途において、例えば、UV硬化性インクジェットインク配合物は、Hudd,Alan,p.5,Chemistry of Inkjet inks Edited by:Magdassi,Shlomo(著作権)2010 World Scientificに説明される手順に従って処理され得る。
本開示の別の態様は、硬化エポキシ樹脂組成物を提供する。本発明のUV硬化製品(すなわち、本硬化性組成物から作製された架橋製品)は、従来のUVエポキシ硬化樹脂に対するいくつかの改善された特性を示す。例えば、本発明の硬化製品は有利に、増加した顔料含有量、増加した耐腐食性、耐水性、及び物品に対するより大きな接着性を有し得る。インクジェットインク配合物の特定の一用途において、インクが紙製品などの基材の表面上に配置されるときに、インクジェットインク配合物が硬化される場合、本硬化製品は、以下の特性、指触乾燥、スミア耐擦性、接着性、及び鮮やかな色彩などを有する。
本明細書に記載される実施形態の要素を導入するとき、「a」、「an」、「the」、及び「said」という冠詞は、1つ以上の要素が存在することを意味することが意図される。「comprising(含む)」、「including(含む)」、及び「having(有する)」という用語は、包括的であることが意図され、列挙される要素以外の追加の要素が存在し得ることを意味する。
1.シアン色:Pigment Blue15:4:銅フタロシアニン(「PB15:4」)。
2.シアン色:Pigment Blue15:3:銅フタロシアニン(「PB15:3」)。
3.マゼンタ色:Pigment Red122:ジメチルキナクリドン(「PR122」)。
4.マゼンタ色:Pigment Violet 19:キナクリドン(「PV19」)
直径60ミリメートル(mm)の平面ステンレス鋼上部プレート、ならびに液体試料の温度及びペルチェプレートの表面に作用する法線力の両方を制御する底部のペルチェプレートアセンブリを装着した応力制御レオメータであるTA Instruments AR2000で配合物の粘度を測定した。頂部プレートを液体配合物上に下げる前に、2つのプレート間の100ミクロン(p)の隙間が実現されるまで、底部プレート上に約0.5ミリリットル(mL)の配合物を堆積させた。その後、底部プレートの温度を25℃に維持しながら、頂部プレートを10秒−1の剪断速度で回転させた。TA Instrumentsによりソフトウェアを使用して、粘度を自動的に算出し、ミリパスカル秒(mPa−s)で報告した。
乾燥光開始剤をDVBDOまたは他のエポキシへ秤量することによって、インク組成物を調製した。光開始剤をDVBDO中に溶解した後、ビニルエーテル及び脂環式エポキシを光開始剤及びDVBDOの溶液に添加し、溶液を振盪によって混合した。その後、結果として得られる混合物に顔料分散体を添加し、この混合物を、数分間振盪または回転のいずれかによって均一にした。光開始剤が、プロピレンカーボネートなどの担体中の液体として供給されるとき、及びその場合、光開始剤/担体は、他の構成成分の後、しかし顔料分散体の前に、上記の混合物に添加した。光増感剤を使用した場合、最初に乾燥光増感剤を秤量し、ビニルエーテル中に溶解した。次いで、インクを1tのガラス繊維フィルタで濾過し、不透明な容器中に保存した。以下の表において、各インク配合物の構成成分をそれらの重量%として表す。
インク組成物を60℃で保存し、25℃でのその粘度を本明細書において「短期」と呼ばれる24〜72時間(hr)後に定期的に測定し、その後、本明細書において「長期」と呼ばれる少なくとも100hrかつ最大483hrの間、定期的に測定した。初期粘度に対する短期試験及び/または長期試験後の粘度における変化によって、ならびに初期粘度に対する短期試験及び/または長期試験間の粘度における増加割合によって、インクの熱安定度を測定する。より低い粘度変化及びより低い粘度変化%は、インクのより良好な熱安定度を表す。
上記のように「一般的なインク調製手順」を使用し、フタロシアニン型シアン色顔料PB15:4及びトリアリールスルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート光開始剤Irgacure 290を使用して、表IVに記載される実施例1〜6を調製した。
フタロシアニン型シアン色顔料PB15:4及びトリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェート光開始剤CPI 6992を使用して、実施例1〜6において、上記されるように表Vに記載される比較例A及びBを調製した。
フタロシアニン型シアン色顔料PB15:4、及びトリアリールスルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート光開始剤Irgacure 290またはトリアリールスルホニウムトリフルオロトリス(ペンタフルオロエチル)ホスフェート光開始剤CPI 210Sのいずれかを使用して、実施例1〜6において、上記のように表VIに記載される実施例7〜14を調製した。
フタロシアニン型シアン色顔料PB15:4、及びトリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェート光開始剤、例えばCPI 6992もしくはCPI100P、または架橋トリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェイト光開始剤、例えばEsacure 1187もしくはOmnicat 650、またはトリアリールスルホニウムトリフレートのいずれかを使用して、実施例1〜6において、上記のように表VIIに記載される比較例C〜Gを調製した。
キナクリドン型マゼンタ色顔料PR122及びPV19、ならびにトリアリールスルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート光開始剤Irgacure 290を使用して、実施例1〜6において、上記のように表VIIIに記載される実施例15〜17を調製した。
キナクリドン型マゼンタ色顔料PR122、及びCPI 6992、Esacure 1187、Double Cure 1190、Double Cure 1176、Irgacure 270、またはNingboトリアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネートとしてのトリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェート光開始剤のいずれかを使用して、実施例1〜6において、上記のように表IXに記載される比較例H〜Lを調製した。
キナクリドン型マゼンタ色顔料PR122及びPV19、ならびにトリアリールスルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート光開始剤Irgacure 290またはトリアリールスルホニウムトリフルオロ−トリス(ペンタフルオロエチル)ホスフェート光開始剤CPI 210Sのいずれかを使用して、実施例1〜6において、上記のように表Xに記載される実施例18〜21を調製した。
キナクリドン型マゼンタ色顔料PR122またはPV19、及びトリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェート光開始剤、例えば、CPI 6992、Esacure 1187、またはCPI 100Pのいずれかを使用して、実施例1〜6において、上記のように表XIに記載される比較例H〜Lを調製した。
Claims (29)
- インク組成物を調製するための熱安定性放射線硬化性エポキシ樹脂組成物であって、
(a)少なくとも1つのジビニルアレーンジオキシド化合物と、
(b)少なくとも1つの光開始剤化合物と、
(c)少なくとも1つの顔料と、
(d)少なくとも1つの任意添加剤と、を含み、
前記少なくとも1つの光開始剤化合物が、以下の構造:
[Ar3S]+[Z(Q)N+1]
(式中、[Ar3S]+は、トリアリールスルホニウムカチオンであり、[Z(Q)N+1]は、非酸化性弱配位アニオンであり、Zは、第3a族、第4a族、または第5a族原子であり、Qは、フッ素(F)、有機フッ素ラジカル、またはそれらの混合物であり、Nは、元素Zの原子番号であり、Zに直接結合される第Q族は、第5a族に対して(N+1)/2以下である)を有するトリアリールスルホニウム塩であり、
前記少なくとも1つの顔料が、(i)シアン色顔料、または(ii)マゼンタ色顔料であり、
エージング前の前記熱安定性硬化性エポキシ樹脂組成物の粘度が、25℃で約50mPa−s未満であり、
60℃で約24時間〜約72時間のエージング後、25℃で測定されるシアン色インクの粘度における短期変化が、約80パーセント未満であり、60℃で少なくとも約170時間のエージング後、25℃で測定される前記シアン色インクの粘度における長期変化が、約90パーセント未満であり、
60℃で約24時間〜約72時間のエージング後、25℃で測定されるマゼンタ色インクの粘度における短期変化が、約50パーセント未満であり、
60℃で少なくとも約105時間のエージング後、25℃で測定される前記マゼンタ色インクの粘度における長期変化が、約50パーセント未満である、前記組成物。 - 25℃で測定される前記熱安定性硬化性エポキシ樹脂組成物の粘度が、約2mPa−s〜約50mPa−s未満であり、
60℃で約24時間〜約72時間のエージング後、25℃で測定される前記シアン色インクの粘度における前記短期変化が、約70パーセント未満であり、60℃で少なくとも約170時間のエージング後、25℃で測定される前記シアン色インクの粘度における前記長期変化が、約70パーセント未満であり、
60℃で約24時間〜約72時間のエージング後、25℃で測定される前記マゼンタ色インクの粘度における前記短期変化が、約10パーセント未満であり、60℃で少なくとも約105時間のエージング後、25℃で測定される前記マゼンタ色インクの粘度における前記長期変化が、約10パーセント未満である、請求項1に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。 - 25℃で測定される前記硬化性組成物の粘度が、約2mPa−s〜約25mPa−sである、請求項1または2に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 25℃で測定される前記硬化性組成物の粘度が、約2mPa−s〜約10mPa−sである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 25℃で測定される前記硬化性組成物の粘度が、約4mPa−s〜約10mPa−sである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記少なくとも1つのジビニルアレーンジオキシド化合物が、置換ジビニルベンゼンジオキシド、ジビニルナフタレンジオキシド、ジビニルビフェニルジオキシド、ジビニルジフェニルエーテルジオキシド、及びこれらの組み合わせを含む群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記少なくとも1つのジビニルアレーンジオキシド化合物が、ジビニルベンゼンジオキシド樹脂である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記ジビニルベンゼンジオキシドが、1,3−異性体、1,4−異性体、またはこれらの組み合わせを含む、請求項7に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記少なくとも1つのカチオン性光開始剤が、スルホニウム系光開始剤である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記少なくとも1つの光開始剤化合物が、スルホニウムテトラキス(ペルフルオロフェニル)ボレートである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記少なくとも1つの顔料化合物が、シアン色顔料、マゼンタ色顔料、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜10に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記少なくとも1つの顔料化合物が、PB15:4、PR122、PV19、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記組成物が、少なくとも1つのビニルエーテル化合物を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記少なくとも1つのビニルエーテル化合物が、モノビニルエーテル、ジビニルエーテル、トリビニルエーテル、またはこれらの組み合わせを含む群から選択される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記ビニルエーテルが、ブタンジオールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、またはそれらの混合物である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記組成物が、前記ジビニルアレーンジオキシド以外の、少なくとも1つのエポキシド化合物を含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記組成物が、少なくとも1つの光増感剤を含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記少なくとも1つの光増感剤が、置換及び非置換の多環式芳香族化合物、置換及び非置換の芳香族複素環式化合物、ならびにこれらの組み合わせを含む群から選択される、請求項1〜17のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記少なくとも1つの光増感剤が、ジブトキシアントラセン、ジプロポキシアントラセン、ジエトキシアントラセン、ヒドロキシメチルアントラセン、ジメトキシアントラセン、またはそれらの混合物である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 熱安定性インクジェットインク硬化性組成物を含む、請求項1〜19のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- インク組成物を調製するための熱安定性UV硬化性エポキシ樹脂組成物を調製するための方法であって、
(a)少なくとも1つのジビニルアレーンジオキシド化合物と、
(b)少なくとも1つの光開始剤化合物と、
(c)少なくとも1つの顔料と、
(d)少なくとも1つの任意添加剤と、を混合し、
前記少なくとも1つの光開始剤化合物が、以下の構造:
[Ar3S]+[Z(Q)N+1]−
(式中、[Ar3S]+は、トリアリールスルホニウムカチオンであり、[Z(Q)N+1]−は、非酸化性弱配位アニオンであり、Zは、第3a族、第4a族、または第5a族原子であり、Qは、フッ素(F)、有機フッ素ラジカル、またはそれらの混合物であり、Nは、元素Zの原子番号であり、Zに直接結合される第Q族は、第5a族に対して(N+1)/2以下である)を有するトリアリールスルホニウム塩であり、
前記少なくとも1つの顔料が、(i)フタロシアニン化合物に基づくシアン色顔料、または(ii)アミノN−H基を担持する環式有機化合物に基づくマゼンタ色顔料であり、
エージング前の前記熱安定性硬化性エポキシ樹脂組成物の粘度が、25℃で約50mPa−s未満であり、
60℃で約24時間〜約72時間のエージング後、25℃で測定される前記シアン色インクの粘度における前記短期変化が、約80パーセント未満であり、60℃で少なくとも約170時間のエージング後、25℃で測定される前記シアン色インクの粘度における前記長期変化が、約90パーセント未満であり、
60℃で約24時間〜約72時間のエージング後、25℃で測定される前記マゼンタ色インクの粘度における前記短期変化が、約50パーセント未満であり、60℃で少なくとも約105時間のエージング後、25℃で測定される前記マゼンタ色インクの粘度における前記長期変化が、約50パーセント未満である、前記方法。 - 任意で他の所望の添加剤が、充填剤、反応希釈剤、可撓性付与剤、加工助剤、強化剤、及びそれらの混合物を含む群を含む、請求項21に記載の方法。
- 前記構成成分が、0℃〜50℃で混合される、請求項21または22に記載の方法。
- 前記熱安定性エネルギー硬化性エポキシ樹脂組成物が、バッチまたは連続機器において混合される、請求項21〜23のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1〜24のいずれか一項に従って、前記硬化性エポキシ樹脂組成物を硬化させることによって調製される、硬化生成物。
- 前記生成物が、インクジェットインクコーティングを含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載の硬化生成物。
- 前記生成物が、塗料を含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載の硬化生成物。
- 前記生成物が、コーティングを含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載の硬化生成物。
- 前記生成物が、熱硬化性樹脂生成物を含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載の硬化生成物。
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